JP2009207656A - 便座シート - Google Patents

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川 由 美 磯
Yasushi Okada
田 泰 岡
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Abstract

【課題】着座したときに、良好な肌触りを得ることができ、加えて速乾性に優れた便座シートを提供する。
【解決手段】本発明の便座シートAは、便座bの上面に取り付けられる便座シートであって、基布1と、この基布1に設けられ、多数の繊維21、21、・・・を該基布1の一方の面の側に起立するように形成された立毛繊維群2と、繊維21は、マイクロファイバーで形成され、基布1の立毛繊維群2と反対側に設けられ、基布1を便座bに取り付ける取付手段3とを備えているものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、便座の上面に設けられる便座シートに係り、特に、肌触りが良く、しかも、速乾性に優れた便座シートに関する。
便座の上に取り付けて用いる便座シートにあっては、着座したときの肌触りの良さや速乾性などが求められており、前者の肌触りの良さを向上させる点では、繊維を基布上に起立するように形成したものが考えられていた。
しかしながら、上述したような便座シートにあっては、良好な肌触りを得ることはできるものの、速乾性の点では必ずしも十分とはいえず、例えば、濡れたときの乾燥が遅かったり、洗濯後の乾燥に時間を要し、すぐに再使用することができないという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものである。
請求項1に係る発明は、便座の上面に取り付けられる便座シートであって、基布と、この基布に設けられ、多数の繊維を該基布の一方の面の側に起立するように形成された立毛繊維群と、前記繊維は、マイクロファイバーで形成され、前記基布の前記立毛繊維群と反対側に設けられ、前記基布を前記便座に取り付ける取付手段とを備えている便座シートである。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の便座シートにおいて、マイクロファイバーは、長手方向に垂直な断面が、角部を有しない形状であるものである。
請求項1記載の便座シートによれば、便座の上面に取り付けられる便座シートであって、基布と、この基布に設けられ、多数の繊維を該基布の一方の面の側に起立するように形成された立毛繊維群と、前記繊維は、マイクロファイバーで形成され、前記基布の前記立毛繊維群と反対側に設けられ、前記基布を前記便座に取り付ける取付手段とを備えているため、着座したとき、立毛繊維群の弾力性とマイクロファイバーの細かな繊維のしなやかさとが相俟って、より一層良好な肌触りを得ることができ、しかも、繊維となるマイクロファイバーの径が細い分、繊維単位体積当たりの表面積を大きくすることができ、速乾性を高めることができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載の便座シートの効果に加え、マイクロファイバーは、長手方向に垂直な断面が、角部を有しない形状であるため、皮膚への刺激を低減し、より一層良好な肌触りを得ることができる。
本発明の一実施例を、図1〜5を参照して説明する。図1〜5において、Aは便座シートであり、便座シートAは、洋式便器などの便座bの上面に取り付けられるもので、図2に示したように、概略的に、基布1と、立毛繊維群2と、取付手段3とにより構成されている。
基布1は、図3(a)、(b)に示したように、後述する繊維21がタフトされ、この繊維21を保持すると共に、便座シートAの構体となるの部材であり、綿、絹、麻などの天然繊維や、ポリエステル、ナイロン、アクリル、ポリプロピレンなどの合成繊維で形成された織布または不織布の布地が用いられる。
立毛繊維群2は、前述の基布1に設けられ、多数の繊維21、21、・・・を該基布1の一方の面の側に起立するように形成されたものであり、繊維21は、マイクロファイバーで形成されている。この立毛繊維群2は、マイクロファイバーを用いて公知の技術により形成されるもので、例えば、パイル糸をタフトして公知のパイル加工を施し、図3(a)に示したように、ループ状の輪奈Wを形成してループパイルにしたり、図3(b)に示したように、形成した輪奈Wの先端部を刃物などで切断してカットパイルにしてもよく、繊維21の先端部21aに異物が引っ掛かり難くなってマイクロファイバー自身が受傷するのを防止することができる点ではカットパイルにするのがより好ましい。カットパイルにすることにより、例えば、洗濯の繰り返しにより、ほつれや毛羽立ちが発生するのを防止することができる。
なお、上述した実施例では、マイクロファイバーを、立毛繊維群2を構成する繊維21に用いる例について示したが、立毛繊維群2を有さない平織りや柄編みを構成する繊維として、あるいは、織物だけではなく編み物を構成する繊維として用いてもよい。
ところで、前述のマイクロファイバーとは、1デニール(d)以下の繊度を有するものをいう。このマイクロファイバーは、アクリルや、ポリエステル、ナイロンなどの合成繊維を単独で、あるいは、これらを混紡にした繊維で形成され、公知のもの(例えば、特開2007−262588号公報に記載のマイクロファイバー)が用いられるが、便座bに着座したときに、皮膚への刺激を低減し、良好な肌触りを得るため、マイクロファイバーの長手方向に垂直な断面が、図4(a)〜(c)に示したように、角部を有しない形状であるものが好ましく、特に、長手方向に垂直な方向の断面形状が略円形であるのが好ましい(図4(c)参照)。
前述の取付手段3は、基布1の立毛繊維群2と反対側に、例えば、接着剤により接着して設けられ、基布1を便座bに取り付けるものである。また、この取付手段3は、具体的には、基布1を便座bに接着する接着部材や、便座bに粘着して取り付ける粘着部材、便座bに吸着して取り付ける吸着体、あるいは、便座bに巻き留めて取り付ける紐部材などが挙げられるが、これらの内、以下に記載の吸着体を用いるのが好ましい。
ここで、吸着体について説明すると、図5に示したように、吸着体31は、例えば、基材311と、この基材311の片面に、例えば接着剤などにより接着して設けられ、少なくとも表面に真空吸着力を有する多数の気孔p、p、・・・を備えさせた吸着層312とを有するものである。
この吸着層312は、例えば、公知の技術を用い、合成樹脂組成物を発泡剤により発泡させて気孔pを形成したもの(例えば、特開平3−7778号公報の第3頁左下欄第2行目〜第3頁右下欄第17行目に記載の、エチレンオキサイドープロピレンオキサイドランダムコポリマーを含む合成樹脂エマルジョンを発泡させ、塗布して熱処理したもの)であり、便座シートAを便座bへ押圧することにより気孔p内の空気が排出され、これらの気孔p内が負圧になって吸着力が生じるもので、この吸着力により便座シートAを便座bに吸着させることができる。この吸着体31によれば、便座bに容易に着脱することができ、吸着面312aを洗浄して清浄に保てば何度も繰り返し使用が可能である。
この吸着体31は、例えば、図6(a)に示したように、基材311と基布1とを当接させて、この当接面の一部または全部を接着剤により接着して直接接合したり、図6(b)に示したように、基材311と基布1との間に溶着シート4を介在させ、加熱した刃物cによる便座シートAの裁断と同時に切断する部位の周囲(便座シートAの周縁部)を加熱溶着して接合してもよい。
以下に、本発明の実施例1および比較例2、並びに、速乾性試験の試験方法とその結果を示した。
[実施例1]
ポリエステル製の基布に、繊維として100%ポリエステル製、繊度0.4デニールのマイクロファイバーを用いてカットパイル加工により立毛繊維群を形成し、基布の立毛繊維群と反対側に合成樹脂組成物を発泡させた吸着体を、溶着シートを介して溶着により取り付けて便座シートを作製した。
[比較例1]
繊維を100%ポリエステル製、繊度200デニールとした以外は実施例1のものと同じ構成および同じ方法で便座シートを作製した。
(試験方法)
実施例1および比較例1の便座シートから大きさ10cm×10cmの試験片を切り出し、各試験片の立毛繊維群に20ccの水を含ませ、温度24℃、湿度40%の環境下で6時間乾燥させた後、試験片の質量を測定して速乾性を比較した。
その結果、実施例1については試験片の残留水分量が1.5gであったのに対し、比較例1のものは2.6gであった。
本発明の便座シートを便座に取り付ける状態を示した概略的斜視図である。 図1のX−X線で切断した概略的断面図である。 図2のK部を拡大した概略的断面図であり、図3(a)はループパイルの図を、図3(b)はカットパイルの図をそれぞれ示している。 図2の繊維(マイクロファイバー)の長手方向に垂直な方向の断面概略形状である。 図2のK部を拡大した概略的断面図であり、取付手段を吸着体としたときの図を示している。 図2の基布と取付手段との接合を示した概略的断面図であり、図6(a)は基布と取付手段とを直接接合したときの図を、図6(b)は基材と基布との間に溶着シートを介在させて接合したときの図をそれぞれ示している。
符号の説明
A 便座シート
1 基布
2 立毛繊維群
21 繊維
3 取付手段
31 吸着体
4 溶着シート

Claims (2)

  1. 便座の上面に取り付けられる便座シートであって、
    基布と、この基布に設けられ、多数の繊維を該基布の一方の面の側に起立するように形成された立毛繊維群と、
    前記繊維は、マイクロファイバーで形成され、
    前記基布の前記立毛繊維群と反対側に設けられ、前記基布を前記便座に取り付ける取付手段とを備えていることを特徴とする便座シート。
  2. マイクロファイバーは、長手方向に垂直な断面が、角部を有しない形状であることを特徴とする請求項1記載の便座シート。
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