JP3876864B2 - 空気調和装置の室内ユニット - Google Patents

空気調和装置の室内ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP3876864B2
JP3876864B2 JP2003299858A JP2003299858A JP3876864B2 JP 3876864 B2 JP3876864 B2 JP 3876864B2 JP 2003299858 A JP2003299858 A JP 2003299858A JP 2003299858 A JP2003299858 A JP 2003299858A JP 3876864 B2 JP3876864 B2 JP 3876864B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
indoor unit
ion generator
casing
electrical component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003299858A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005069565A (ja
Inventor
伸二 長岡
祐一 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2003299858A priority Critical patent/JP3876864B2/ja
Publication of JP2005069565A publication Critical patent/JP2005069565A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3876864B2 publication Critical patent/JP3876864B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

本発明は、空気調和装置の室内ユニット、特に、空調室内の壁面に取り付けられた空気調和装置の室内ユニットに関する。
壁掛け形の空気調和装置の室内ユニットとして、空調室内にマイナスイオンを供給するためのイオン発生装置を備えたものがある。イオン発生装置は、主として、放電電極や対向電極等を含むイオン発生部と、イオン発生部に所定の電圧を供給する高電圧供給部とから構成されている。また、壁掛け形の室内ユニットは、少なくとも前面上部に形成された吸入口と、前面下部に形成された吹出口と、室内ユニット内に形成され吸入口と吹出口とを接続する通風路とを有する横長の略箱状のケーシングと、通風路に配置された熱交換器及び送風ファンとから構成されている。そして、イオン発生装置のイオン発生部は、イオン発生部において発生したマイナスイオンを、通風路を通って吹出口から空調室内に吹き出される空気流に同伴させるために、通風路や吹出口に配置されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、イオン発生部を通風路や吹出口のような空気流の影響の大きい場所に配置すると、イオン発生部に埃等の異物が付着しやすくなる。また、空調運転負荷や運転制御によって通風路を通過し吹出口から吹き出される空気量が変化するため、これに起因して、イオン発生部におけるイオンの発生量が安定しなくなる。
特開2003−156228号公報
本発明の課題は、イオン発生装置を備えた壁掛け形の空気調和装置の室内ユニットにおいて、イオンの発生量を安定させることにある。
請求項1に記載の空気調和装置の室内ユニットは、空調室内の壁面に取り付けられた空気調和装置の室内ユニットであって、略箱状のケーシングと、送風ファンと、イオン発生装置とを備えている。ケーシングは、少なくとも前面上部に形成された吸入口と、前面下部に形成された吹出口と、内部に吸入口と吹出口とを接続する通風路とを有している。送風ファンは、通風路に配置され、吸入口から室内空気を吸入して吹出口から吹き出す。イオン発生装置は、通風路及び吹出口以外の位置で、かつ、前記吸入口からイオンを放出するように配置されたイオン発生部を有している。
この空気調和装置の室内ユニットでは、通風路及び吹出口以外の位置にイオン発生部が配置されているため、通風路及び吹出口を流れる空気流の影響を受けることなく、イオン発生部にイオンの発生を行わせることができるようになる。これにより、イオンの発生量を安定させることができる。
請求項2に記載の空気調和装置の室内ユニットは、請求項1において、イオン発生部は、吹出口から離れた位置に配置されている。
この空気調和装置の室内ユニットでは、吹出口近傍の位置も避けてイオン発生部が配置されているため、吹出口から空調室内に吹き出された空気流の影響も受けることなく、イオン発生部にイオンの発生を行わせることができるようになる。これにより、イオンの発生量をさらに安定させることができる。
請求項3に記載の空気調和装置の室内ユニットは、請求項2において、ケーシング内の一側面側に配置され、各種電気部品が実装された電装品箱をさらに備えている。イオン発生部は、電装品箱の上部又は前部に取り付けられている。
この空気調和装置の室内ユニットでは、イオン発生部が、ケーシング内の一側面側に配置された電装品箱の上部又は前部に取り付けられているため、イオン発生部に電圧供給するための電気配線の長さを短くできるようになり、イオン発生部の取り付けの作業性の向上やコストダウンが実現できる。
請求項4に記載の空気調和装置の室内ユニットは、請求項3において、イオン発生装置は、イオン発生部に所定の電圧を供給する高電圧出力部をさらに備えている。高電圧出力部は、電装品箱に設けられている。
この空気調和装置の室内ユニットでは、高電圧出力部が電装品箱に設けられているため、イオン発生装置全体を電装品箱に一体化させることができるようになり、イオン発生部のみならず、イオン発生装置の取り付けの作業性の向上やコストダウンが実現できる。
請求項5に記載の空気調和装置の室内ユニットは、請求項3又は4において、吸入口は、ケーシングを前面側から見た際に、ケーシング内の一側面側に配置された電装品箱の位置まで側方に延びている。イオン発生部において発生したイオンは、吸入口の一側面側の部分から空調室内に放出されている。
この空気調和装置の室内ユニットでは、イオン発生部において発生されたイオンが吸入口の一部を利用して空調室内に供給されるようになっているため、室内ユニットの外観上、イオンの放出口が目立たず、意匠性が向上している。しかも、イオン発生部に埃等の異物も付着しにくい。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
請求項1にかかる発明では、通風路及び吹出口以外の位置にイオン発生部が配置されているため、通風路及び吹出口を流れる空気流の影響を受けることなく、イオン発生部にイオンの発生を行わせることができるようになる。これにより、イオンの発生量を安定させることができる。
請求項2にかかる発明では、吹出口近傍の位置も避けてイオン発生部が配置されているため、吹出口から空調室内に吹き出された空気流の影響も受けることなく、イオン発生部にイオンの発生を行わせることができるようになる。これにより、イオンの発生量をさらに安定させることができる。
請求項3にかかる発明では、イオン発生部が、ケーシング内の一側面側に配置された電装品箱の上部又は前部に取り付けられているため、イオン発生部に電圧供給するためのハーネスの長さを短くできるようになり、イオン発生部の取り付けの作業性の向上やコストダウンが実現できる。
請求項4にかかる発明では、高電圧出力部が電装品箱に実装されているため、イオン発生装置全体を電装品箱に一体化させることができるようになり、イオン発生部のみならず、イオン発生装置の取り付けの作業性の向上やコストダウンが実現できる。
請求項5にかかる発明では、イオン発生部において発生されたイオンが吸入口の一部を利用して空調室内に供給されるようになっているため、室内ユニットの外観上、イオンの放出口が目立たず、意匠性が向上している。しかも、イオン発生部に埃等の異物も付着しにくい。
以下、本発明の空気調和装置の室内ユニットの実施形態について、図面に基づいて説明する。
(1)空気調和装置の外観
図1は、本発明にかかる空気調和装置の室内ユニットの一実施形態が採用された空気調和装置1の外観を示す図である。
この空気調和装置1は、空調室内の壁面に取り付けられる室内ユニット2と、室外に設置される室外ユニット3と、室内ユニット2と室外ユニット3とを接続する冷媒配管4とを備えており、各ユニット2、3内に収納された機器・弁類と冷媒配管4とが接続されて冷媒回路を構成している。
(2)空気調和装置の冷媒回路
図2は、空気調和装置1の概略冷媒回路を示す図である。この冷媒回路は、主として、室内熱交換器21、アキュムレータ31、圧縮機32、四路切換弁33、室外熱交換器34及び膨張弁35から構成されている。
室内ユニット2は、主に、室内熱交換器21を有しており、室内空気との間で熱交換を行う。また、室内ユニット2には、室内空気を吸入して室内熱交換器21との間で熱交換を行わせた後に室内に吹き出すための室内ファン22が設けられている。室内ファン22は、外周部に複数の翼が設けられた細長い円筒形状の羽根車22aと、羽根車22aを回転駆動するファンモータ22bとを有しており、その回転軸と交わる方向に空気を吹き出すクロスフローファンである。室内ユニット2の詳細な構成については後述する。
室外ユニット3は、主に、圧縮機32と、圧縮機32の吐出側に接続された四路切換弁33と、圧縮機32の吸入側に接続されたアキュムレータ31と、四路切換弁33に接続された室外熱交換器34と、室外熱交換器34に接続された膨張弁35とを有している。膨張弁35は、液側閉鎖弁36を介して液冷媒配管41に接続されており、この液冷媒配管41を介して室内熱交換器21の一端と接続されている。また、四路切換弁33は、ガス側閉鎖弁37を介してガス冷媒配管42に接続されており、このガス冷媒配管42を介して室内熱交換器21の他端と接続されている。尚、冷媒配管41、42は、図1の冷媒配管4に相当する。また、室外ユニット3には、熱源としての室外空気を室外から吸入して室外熱交換器34との間で熱交換を行わせた後に室外に吹き出すための室外ファン38が設けられている。室外ファン38は、プロペラ形状の翼を有する羽根車38aと、羽根車38aを回転駆動するファンモータ38bとを有しており、その回転軸方向に空気を吹き出すプロペラファンである。
(3)室内ユニットの構成
<室内ユニットの全体構成>
室内ユニット2は、図1に示されるように、正面視において横方向に長い略箱状のユニットケーシング23を備えており、前述の室内熱交換器21や室内ファン22は、室内ユニット2のユニットケーシング23内に収容されている。このユニットケーシング23は、据付板53を介して空調室内の壁面に取り付けられている。尚、下記における「左」及び「右」とは、それぞれ、室内ユニット2の正面視における「左」及び「右」を意味するものとする。そして、室内ユニット2は、冷媒回路を構成する機器類の他に、室内ユニット2を構成する各種電気部品が実装された電装品箱81と、空気をイオン化させることによって空調室内にマイナスイオンを供給するマイナスイオン発生装置71とをさらに備えている。
<ユニットケーシング>
ユニットケーシング23は、図1及び図3〜6に示されるように、主として、ケーシング本体51と、前面パネル52とから構成されている。ここで、図3は、室内ユニット2の側面図である。図4は、室内ユニット2の側面断面図である。図5は、図1のA矢視図である。図6は、図5において前面パネルを取り外した状態を示す図である。
ケーシング本体51は、上部ケーシング54と下部ケーシング55とが上下に組み合わされて構成されている。上部ケーシング54は、図3及び図4に示されるように、側面視が略逆V字形の断面形状を有する室内熱交換器21の上部、前部及び側部を覆うように配置されており、ユニットケーシング23の上側部分を構成している。下部ケーシング55は、室内熱交換器21の下側に配置された室内ファン22及び室内熱交換器21の右側に配置された電装品箱81を支持するとともに、室内ファン22及び電装品箱81を支持した状態で室内熱交換器21が固定されており、ユニットケーシング23の下側部分を構成している。
上部ケーシング54は、下面側と後面側とが開口しており、下面側が下部ケーシング55によって閉じられ、後面側が据付板53によって閉じられている。上部ケーシング54の前面54aには、複数の格子状の開口からなる開口54bに設けられている。この開口54bの前方は、前面パネル52によって覆われており、前面パネル52の上部に設けられた吸入口52aから吸い込まれた空調室内の空気が開口54bを通ってユニットケーシング23内に取り込まれるようになっている。また、上部ケーシング54の天面54cには、複数のスリット状の開口からなる吸入口54dが設けられている。これにより、室内ユニット2の天面54cからも空調室内の空気が吸入されるようになっている。尚、開口54b及び吸入口54dには、空調室内の空気をユニットケーシング23内に吸入する際に、空気中に含まれる埃等を除去するための吸入フィルタ(図示せず)が設けられている。また、上部ケーシング54の前面54aには、開口54bの右側のユニットケーシング23内に格納された電装品箱81の位置に対応するように、複数のスリット状の開口からなるイオン放出口54eが形成されている。しかも、イオン放出口54eは、開口54bの近傍ではなく、開口54bの右端から右方に間隔を空けて配置されている。具体的には、イオン放出口54eは、その左右方向の長さL1以上の間隔L2を空けて配置されている。イオン放出口54eは、マイナスイオン発生装置71から供給されるマイナスイオンを吸入口52aの右端の部分を通じて空調室内に放出するための開口である。
下部ケーシング55は、天面側と後面側とが開口しており、天面側が上部ケーシング54によって閉じられ、後面側の一部が据付板53によって閉じられている。下部ケーシング55の前面55aには、左右に細長い開口からなる吹出口55bが設けられている。吹出口55bは、ユニットケーシング23内に形成され、室内熱交換器21及び室内ファン22が収納されている空間からなる通風路Sを介して吸入口52a、54dに接続されている。これにより、吸入口52a、54dから吸入された空調室内の空気は、通風路Sに導入されて室内熱交換器21を通過した後、室内ファン22によって昇圧されて、吹出口55bを通って空調室内へと吹き出されるようになっている。尚、吹出口55bには、空調室内に吹き出される空気の風向を変更するためのルーバー55cが設けられている。そして、下部ケーシング55は、室内熱交換器21、室内ファン22や電装品箱81を含む各種機器や配管類とともに下部ユニット56としてモジュール化されている。
前面パネル52は、正面視において下部ケーシング55の上方に位置するように、ケーシング本体51の前面側に取り付けられており、室内ユニット2の前面上部を構成している。吸入口52aは、前面パネル52の上部に設けられており、左右に細長い開口からなる。ここで、吸入口52aは、上部ケーシング54のイオン放出口54eが形成された位置まで右方に延びている。すなわち、吸入口52aの左右方向の長さL3は、上部ケーシング54の前面54aに形成された開口54bの左右方向の長さL4よりも長くなっている。
<電装品箱>
電装品箱81は、図3、図6及び図7に示されるように、室内ユニット2を構成する各種電気部品が実装された箱体である。ここで、図7は、電装品箱81及びマイナスイオン発生装置71を示す斜視図である。電装品箱81は、本実施形態において、室内ユニット2の側面視における形状が略長方形状の下箱部82aに、室内ユニット2の側面視における形状が略L字形状の上箱部82bを装着することによって構成された箱本体82を有している。下箱部82aの下部ケーシング55の前面55a近傍の部分は、前面55aの形状に沿って面取りされている。また、上箱部82bの前面側には、平坦面82cが形成されている。この平坦面82cは、上部ケーシング54のイオン放出口54eに対応するように形成されている。そして、この箱本体82の内部には、各種電気部品が実装されている。
<マイナスイオン発生装置>
マイナスイオン発生装置71は、主として、マイナスイオン発生部71aと、マイナスイオン発生部71aに所定の電圧を供給する高電圧出力部71bとを有している。マイナスイオン発生部71aは、放電電極や対向電極等を含む装置であり、平坦部82c上に配置されている。高電圧出力部71bは、電装品箱81に実装された制御P板等から入力される電源を所定の電圧に変換してマイナスイオン発生部71aに供給する装置であり、平坦部82cのマイナスイオン発生部71aの後面側に配置されている。マイナスイオン発生部71aと高電圧出力部71bとは、リード線やアース線等を含む電気配線71cを介して接続されている。また、高電圧出力部71bは、電装品箱81に実装された制御P板等と図示しない電気配線によって接続されている。
このように、本実施形態の室内ユニット2では、マイナスイオン発生部71aが、通風路Sや吹出口55bのような空気流の存在する場所ではなく、ユニットケーシング23内の電装品箱81の前部(具体的には、平坦部82c)のような空気流の存在しない場所に配置されている。しかも、マイナスイオン発生部71aは、電装品箱81の近傍に配置されているため、高電圧出力部71bとの電気配線71cの距離が短くなっている。さらに、高電圧出力部71bが電装品箱81設けられており、マイナスイオン発生装置71全体が電装品箱81に一体化されている。
(4)空気調和装置の動作
次に、空気調和装置1の動作について説明する。空調運転を開始すると、冷房運転や暖房運転等の運転モードに応じて四路切換弁33等が適切に作動して、圧縮機32、室内ファン22及び室外ファン38が起動される。これにより、冷媒が冷媒回路内を循環し、空調室内の空気が吸入口52a、54dから室内熱交換器21及び室内ファン22が配置されたユニットケーシング23内の通風路Sに導かれる。そして、通風路Sに導かれた空気は、室内熱交換器21において熱交換が行われた後、室内ファン22によって昇圧されて、吹出口55bから空調室内に吹き出される。ここで、吸入口52aから吸入される空気は、開口54bを通過した後、通風路Sに導かれるようになっている。
上記のような空調運転の際に、マイナスイオン発生装置71を作動させると、高電圧出力部71bからマイナスイオン発生部71aに所定の電圧が供給されて、マイナスイオン発生部71aの電極において放電が生じる。この放電により、マイナスイオン発生部71a近傍の空気がイオン化されてマイナスイオンが発生する。マイナスイオン発生部71aにおいて発生したマイナスイオンは、イオン放出口54eを介して吸入口52aの右端の部分から空調室内に供給される。すなわち、吸入口52aは、その大部分が通風路Sに導かれる室内空気の吸入口として使用され、右端の部分のみがマイナスイオンの供給口として使用されている。
このように、マイナスイオン発生部71aは、通風路Sや吹出口55bのような空気流の存在する場所ではなく、電装品箱81の前面側という空気流の存在しない場所に配置されている。さらに言えば、このマイナスイオン発生部71aが配置されている場所は、吹出口55bの近傍のように、空調室内に吹き出された空気流の影響も受けない場所である。このため、マイナスイオン発生部71aにおいて、通風路Sや吹出口55bのような空気流や空調室内に吹き出された空気流の影響を受けることなく、マイナスイオンを発生させることができるため、マイナスイオンの発生量が安定している。
(5)室内ユニットの特徴
本実施形態の室内ユニットには、以下のような特徴がある。
(A)
本実施形態の空気調和装置1の室内ユニット2では、通風路S及び吹出口55b以外の位置(具体的には、電装品箱81の前部の平坦部82c)にマイナスイオン発生装置71のマイナスイオン発生部71aが配置されているため、通風路S及び吹出口55bを流れる空気流の影響を受けることなく、マイナスイオン発生部71aにマイナスイオンの発生を行わせることができるようになっている。しかも、マイナスイオン発生部71aは、吹出口55bから離れた位置に配置されているため、吹出口55bから空調室内に吹き出された空気流の影響を受けることなく、マイナスイオン発生部71aにマイナスイオンの発生を行わせることができる。これにより、イオンの発生量を安定させることができる。
(B)
本実施形態の空気調和装置1の室内ユニット2では、マイナスイオン発生装置71のマイナスイオン発生部71aが、ユニットケーシング23内の一側面側(本実施形態では、右側)に配置された電装品箱81の前部に取り付けられているため、マイナスイオン発生部71aに電圧供給するための電気配線71cの長さを短くできるようになり、マイナスイオン発生部71aの取り付けの作業性の向上やコストダウンが実現できる。
また、マイナスイオン発生装置71の高電圧出力部71bが電装品箱81に設けられているため、マイナスイオン発生装置71全体を電装品箱81に一体化させることができるようになり、マイナスイオン発生部71aのみならず、マイナスイオン発生装置71の取り付けの作業性の向上やコストダウンが実現できる。
(C)
本実施形態の空気調和装置1の室内ユニット2では、イオン放出口54eが吸入口52aの一部(本実施形態では、吸入口52aの右側端部)に対応するように配置されており、マイナスイオン発生部71aにおいて発生されたマイナスイオンが吸入口52aの一部を利用して空調室内に供給されるようになっているため、室内ユニット2の外観上、イオン放出口54eが目立たず、意匠性が向上している。しかも、マイナスイオン発生部71aに埃等の異物も付着しにくくなっている。
(6)他の実施形態
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、前記実施形態の電装品箱81は、上箱部82bを有する背の高い箱体であるため、マイナスイオン発生部71aを電装品箱81の前部に配置するようにしているが、背の低い電装品箱を使用する場合には、電装品箱の上部に配置するようにしてもよい。この場合でも、マイナスイオン発生部71aにおけるマイナスイオンの発生量を安定させることができる。
また、前記実施形態のような背の高い電装品箱81を使用する場合において、上箱部82bの上部にマイナスイオン発生部71aを配置するようにしてもよい。この場合も、吸入口54dの一側面側に吸入口54dと同形状のイオン放出口を設ける等により、通風路Sや吹出口55bを避けて配置することが可能となるため、マイナスイオン発生部71aにおけるマイナスイオンの発生量を安定させることができる。
本発明を利用すれば、イオン発生装置を備えた壁掛け形の空気調和装置の室内ユニットにおいて、イオンの発生量を安定させることができる。
本発明にかかる室内ユニットの壁面取付構造の一実施形態が採用された空気調和装置の外観を示す図である。 空気調和装置の概略冷媒回路を示す図である。 室内ユニットの側面図である。 室内ユニットの側面断面図である。 図1のA矢視図である。 図5において前面パネルを取り外した状態を示す図である。 電装品箱及びマイナスイオン発生装置を示す斜視図である。
符号の説明
2 室内ユニット
22 室内ファン
23 ユニットケーシング
52a 吸入口
55b 吹出口
71 マイナスイオン発生装置
71a マイナスイオン発生部
71b 高電圧出力部
81 電装品箱
S 通風路

Claims (5)

  1. 空調室内の壁面に取り付けられた空気調和装置の室内ユニット(2)であって、
    少なくとも前面上部に形成された吸入口(52a)と、前面下部に形成された吹出口(55b)と、内部に前記吸入口と前記吹出口とを接続する通風路(S)とを有する略箱状のケーシング(23)と、
    前記通風路に配置され、前記吸入口から室内空気を吸入して前記吹出口から吹き出す送風ファン(22)と、
    前記通風路及び前記吹出口以外の位置で、かつ、前記吸入口からイオンを放出するように配置されたイオン発生部(71a)を有するイオン発生装置(71)と、
    を備えた空気調和装置の室内ユニット(2)。
  2. 前記イオン発生部(71a)は、前記吹出口(55b)から離れた位置に配置されている、請求項1に記載の空気調和装置の室内ユニット(2)。
  3. 前記ケーシング(23)内の一側面側に配置され、各種電気部品が実装された電装品箱(81)をさらに備えており、
    前記イオン発生部(71a)は、前記電装品箱の上部又は前部に取り付けられている、
    請求項2に記載の空気調和装置の室内ユニット(2)。
  4. 前記イオン発生装置(71)は、前記イオン発生部(71a)に所定の電圧を供給する高電圧出力部(71b)をさらに備えており、
    前記高電圧出力部は、前記電装品箱(81)に設けられている、
    請求項3に記載の空気調和装置の室内ユニット(2)。
  5. 前記吸入口(52a)は、前記ケーシング(23)を前面側から見た際に、前記ケーシング内の一側面側に配置された前記電装品箱(81)の位置まで側方に延びており、
    前記イオン発生部(71a)において発生したイオンは、前記吸入口の前記一側面側の部分から空調室内に供給されている、
    請求項3又は4に記載の空気調和装置の室内ユニット(2)。
JP2003299858A 2003-08-25 2003-08-25 空気調和装置の室内ユニット Expired - Fee Related JP3876864B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003299858A JP3876864B2 (ja) 2003-08-25 2003-08-25 空気調和装置の室内ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003299858A JP3876864B2 (ja) 2003-08-25 2003-08-25 空気調和装置の室内ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005069565A JP2005069565A (ja) 2005-03-17
JP3876864B2 true JP3876864B2 (ja) 2007-02-07

Family

ID=34404966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003299858A Expired - Fee Related JP3876864B2 (ja) 2003-08-25 2003-08-25 空気調和装置の室内ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3876864B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020034370A1 (zh) * 2018-08-15 2020-02-20 广东美的制冷设备有限公司 负离子发生器组件和空气调节器

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008116103A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置
JP5300730B2 (ja) 2007-09-28 2013-09-25 パナソニック株式会社 表示装置
CN107166512B (zh) * 2016-03-07 2020-08-25 青岛海尔空调器有限总公司 空调室内机
CN107166511B (zh) * 2016-03-07 2020-08-25 青岛海尔空调器有限总公司 空调室内机
CN107869759B (zh) * 2016-09-23 2020-05-29 青岛海尔空调器有限总公司 空调室内机
CN107869758B (zh) * 2016-09-23 2020-05-29 青岛海尔空调器有限总公司 空调室内机

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0723777B2 (ja) * 1989-08-29 1995-03-15 松下電器産業株式会社 イオン発生装置を備えた空気調和機
JPH0490428A (ja) * 1990-08-02 1992-03-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd イオン発生装置を備えた空気調和機
JP3863360B2 (ja) * 2000-09-25 2006-12-27 シャープ株式会社 空気調和機
JP2002238993A (ja) * 2001-02-13 2002-08-27 Sharp Corp イオン発生装置及び空気調和機
JP3415108B2 (ja) * 2000-09-20 2003-06-09 シャープ株式会社 空気調和機
JP2003106555A (ja) * 2001-09-27 2003-04-09 Sharp Corp 空気調和機
JP2003106613A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Fujitsu General Ltd 空気調和機
JP2003106556A (ja) * 2001-10-01 2003-04-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気調和装置の室内機および空気調和装置
JP3844992B2 (ja) * 2001-10-23 2006-11-15 株式会社コロナ 空気調和機又は空気清浄機
JP2003156228A (ja) * 2001-11-20 2003-05-30 Fujitsu General Ltd 空気調和機
JP4225773B2 (ja) * 2002-11-29 2009-02-18 シャープ株式会社 空気調和機及び空気調和システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020034370A1 (zh) * 2018-08-15 2020-02-20 广东美的制冷设备有限公司 负离子发生器组件和空气调节器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005069565A (ja) 2005-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5425524B2 (ja) 室外ユニット
JP2007120900A (ja) 閉鎖弁サポート部材及びそれを備えた空気調和装置の室外ユニット
JP2007127378A (ja) 電装品アセンブリ、それを備えた空気調和装置の室外ユニット、及び空気調和装置
JP2009030829A (ja) 空気調和装置
JPWO2015025342A1 (ja) 空気調和装置の室内機
JP3876864B2 (ja) 空気調和装置の室内ユニット
WO2009088010A1 (ja) 風向調整ユニットならびに冷凍装置の熱源ユニット
JP2007101140A (ja) 空気調和機
JP2008292068A (ja) 空気調和機の室外機
JP2005055028A (ja) 空気調和システム
JP2015017785A (ja) 空気調和機
JP2007120789A (ja) 空気調和機の室内ユニット
KR100765163B1 (ko) 공기조화기
JP2012072937A (ja) 空気調和装置
JPH07145991A (ja) 空気調和機
WO2017017851A1 (ja) 空気調和機の室内機
KR100517598B1 (ko) 액자형 공기조화기
JP2003156228A (ja) 空気調和機
WO2020066334A1 (ja) 空気調和機の室外機部
JP6463657B2 (ja) 空気調和機
JP2010133684A (ja) 空気調和機の室内機
JP2009275612A (ja) 消音ボックス付送風機
CN102478299A (zh) 分体壁挂式空调室内机的电机风扇组件
JP3852432B2 (ja) 空気調和機の電装品ユニットおよび空気調和機群
US20240102687A1 (en) Electrical device, indoor unit, and air conditioner

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060711

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061010

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061023

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101110

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111110

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121110

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121110

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131110

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees