JP3876864B2 - 空気調和装置の室内ユニット - Google Patents
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Description
図1は、本発明にかかる空気調和装置の室内ユニットの一実施形態が採用された空気調和装置1の外観を示す図である。
図2は、空気調和装置1の概略冷媒回路を示す図である。この冷媒回路は、主として、室内熱交換器21、アキュムレータ31、圧縮機32、四路切換弁33、室外熱交換器34及び膨張弁35から構成されている。
<室内ユニットの全体構成>
室内ユニット2は、図1に示されるように、正面視において横方向に長い略箱状のユニットケーシング23を備えており、前述の室内熱交換器21や室内ファン22は、室内ユニット2のユニットケーシング23内に収容されている。このユニットケーシング23は、据付板53を介して空調室内の壁面に取り付けられている。尚、下記における「左」及び「右」とは、それぞれ、室内ユニット2の正面視における「左」及び「右」を意味するものとする。そして、室内ユニット2は、冷媒回路を構成する機器類の他に、室内ユニット2を構成する各種電気部品が実装された電装品箱81と、空気をイオン化させることによって空調室内にマイナスイオンを供給するマイナスイオン発生装置71とをさらに備えている。
ユニットケーシング23は、図1及び図3〜6に示されるように、主として、ケーシング本体51と、前面パネル52とから構成されている。ここで、図3は、室内ユニット2の側面図である。図4は、室内ユニット2の側面断面図である。図5は、図1のA矢視図である。図6は、図5において前面パネルを取り外した状態を示す図である。
電装品箱81は、図3、図6及び図7に示されるように、室内ユニット2を構成する各種電気部品が実装された箱体である。ここで、図7は、電装品箱81及びマイナスイオン発生装置71を示す斜視図である。電装品箱81は、本実施形態において、室内ユニット2の側面視における形状が略長方形状の下箱部82aに、室内ユニット2の側面視における形状が略L字形状の上箱部82bを装着することによって構成された箱本体82を有している。下箱部82aの下部ケーシング55の前面55a近傍の部分は、前面55aの形状に沿って面取りされている。また、上箱部82bの前面側には、平坦面82cが形成されている。この平坦面82cは、上部ケーシング54のイオン放出口54eに対応するように形成されている。そして、この箱本体82の内部には、各種電気部品が実装されている。
マイナスイオン発生装置71は、主として、マイナスイオン発生部71aと、マイナスイオン発生部71aに所定の電圧を供給する高電圧出力部71bとを有している。マイナスイオン発生部71aは、放電電極や対向電極等を含む装置であり、平坦部82c上に配置されている。高電圧出力部71bは、電装品箱81に実装された制御P板等から入力される電源を所定の電圧に変換してマイナスイオン発生部71aに供給する装置であり、平坦部82cのマイナスイオン発生部71aの後面側に配置されている。マイナスイオン発生部71aと高電圧出力部71bとは、リード線やアース線等を含む電気配線71cを介して接続されている。また、高電圧出力部71bは、電装品箱81に実装された制御P板等と図示しない電気配線によって接続されている。
次に、空気調和装置1の動作について説明する。空調運転を開始すると、冷房運転や暖房運転等の運転モードに応じて四路切換弁33等が適切に作動して、圧縮機32、室内ファン22及び室外ファン38が起動される。これにより、冷媒が冷媒回路内を循環し、空調室内の空気が吸入口52a、54dから室内熱交換器21及び室内ファン22が配置されたユニットケーシング23内の通風路Sに導かれる。そして、通風路Sに導かれた空気は、室内熱交換器21において熱交換が行われた後、室内ファン22によって昇圧されて、吹出口55bから空調室内に吹き出される。ここで、吸入口52aから吸入される空気は、開口54bを通過した後、通風路Sに導かれるようになっている。
本実施形態の室内ユニットには、以下のような特徴がある。
本実施形態の空気調和装置1の室内ユニット2では、通風路S及び吹出口55b以外の位置(具体的には、電装品箱81の前部の平坦部82c)にマイナスイオン発生装置71のマイナスイオン発生部71aが配置されているため、通風路S及び吹出口55bを流れる空気流の影響を受けることなく、マイナスイオン発生部71aにマイナスイオンの発生を行わせることができるようになっている。しかも、マイナスイオン発生部71aは、吹出口55bから離れた位置に配置されているため、吹出口55bから空調室内に吹き出された空気流の影響を受けることなく、マイナスイオン発生部71aにマイナスイオンの発生を行わせることができる。これにより、イオンの発生量を安定させることができる。
本実施形態の空気調和装置1の室内ユニット2では、マイナスイオン発生装置71のマイナスイオン発生部71aが、ユニットケーシング23内の一側面側(本実施形態では、右側)に配置された電装品箱81の前部に取り付けられているため、マイナスイオン発生部71aに電圧供給するための電気配線71cの長さを短くできるようになり、マイナスイオン発生部71aの取り付けの作業性の向上やコストダウンが実現できる。
本実施形態の空気調和装置1の室内ユニット2では、イオン放出口54eが吸入口52aの一部(本実施形態では、吸入口52aの右側端部)に対応するように配置されており、マイナスイオン発生部71aにおいて発生されたマイナスイオンが吸入口52aの一部を利用して空調室内に供給されるようになっているため、室内ユニット2の外観上、イオン放出口54eが目立たず、意匠性が向上している。しかも、マイナスイオン発生部71aに埃等の異物も付着しにくくなっている。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
22 室内ファン
23 ユニットケーシング
52a 吸入口
55b 吹出口
71 マイナスイオン発生装置
71a マイナスイオン発生部
71b 高電圧出力部
81 電装品箱
S 通風路
Claims (5)
- 空調室内の壁面に取り付けられた空気調和装置の室内ユニット(2)であって、
少なくとも前面上部に形成された吸入口(52a)と、前面下部に形成された吹出口(55b)と、内部に前記吸入口と前記吹出口とを接続する通風路(S)とを有する略箱状のケーシング(23)と、
前記通風路に配置され、前記吸入口から室内空気を吸入して前記吹出口から吹き出す送風ファン(22)と、
前記通風路及び前記吹出口以外の位置で、かつ、前記吸入口からイオンを放出するように配置されたイオン発生部(71a)を有するイオン発生装置(71)と、
を備えた空気調和装置の室内ユニット(2)。 - 前記イオン発生部(71a)は、前記吹出口(55b)から離れた位置に配置されている、請求項1に記載の空気調和装置の室内ユニット(2)。
- 前記ケーシング(23)内の一側面側に配置され、各種電気部品が実装された電装品箱(81)をさらに備えており、
前記イオン発生部(71a)は、前記電装品箱の上部又は前部に取り付けられている、
請求項2に記載の空気調和装置の室内ユニット(2)。 - 前記イオン発生装置(71)は、前記イオン発生部(71a)に所定の電圧を供給する高電圧出力部(71b)をさらに備えており、
前記高電圧出力部は、前記電装品箱(81)に設けられている、
請求項3に記載の空気調和装置の室内ユニット(2)。 - 前記吸入口(52a)は、前記ケーシング(23)を前面側から見た際に、前記ケーシング内の一側面側に配置された前記電装品箱(81)の位置まで側方に延びており、
前記イオン発生部(71a)において発生したイオンは、前記吸入口の前記一側面側の部分から空調室内に供給されている、
請求項3又は4に記載の空気調和装置の室内ユニット(2)。
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