JP2002238993A - イオン発生装置及び空気調和機 - Google Patents

イオン発生装置及び空気調和機

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JP2002238993A
JP2002238993A JP2001035843A JP2001035843A JP2002238993A JP 2002238993 A JP2002238993 A JP 2002238993A JP 2001035843 A JP2001035843 A JP 2001035843A JP 2001035843 A JP2001035843 A JP 2001035843A JP 2002238993 A JP2002238993 A JP 2002238993A
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ion
air conditioner
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blower
generating element
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Katsutoshi Noguchi
克利 野口
Toshiaki Takano
利明 高野
Mamoru Morikawa
守 守川
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Sharp Corp
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
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  • Electrostatic Separation (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コスト削減及び短絡や漏電を防止できる
空気調和機を提供する。 【解決手段】 電圧の印加によりプラスイオンとマイナ
スイオンとを同時に発生するイオン発生素子45と、イ
オン発生素子45に電圧を印加する電源部48と、イオ
ン発生素子45により発生したイオンを送出するイオン
用送風機43と、イオン発生素子45と電源部58とイ
オン用送風機43とを収納する収納ケース49とを備
え、ユニット化されたイオン発生装置36を、前面パネ
ル3と熱交換器30との間に配置してイオン発生装置3
6により生成されたイオンをイオン用送風機43によっ
て吹出し口4に送出した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に関
し、特に室内にイオンを送出することのできる空気調和
機に関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】従来のイオンを送出できる空気調和機は特
公平7−23777号公報に開示されている。同公報に
よると、放電針に高圧の交流電量を印加してプラスイオ
ンとマイナスイオンとを生成し、室内に送出されたマイ
ナスイオンの鎮静作用によっイライラ感の解消や作業効
率の向上等を図ることができるようになっている。
【0004】また、近年、住宅環境の高密度化、密閉化
に伴い、人体に有害な空気中の浮遊細菌の除去が求めら
れている。このため、プラスイオンとマイナスイオンと
を室内に送出して、両イオンによって生成される活性種
により浮遊細菌を殺菌する空気清浄機が実用化されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の空気調和機及び
空気清浄機によると、室内に空気を送出する送風通路内
にイオン発生装置を配置してイオンを発生させるため、
イオン発生装置に空気流が衝突して乱流が発生し、送風
効率が低下する。また、空気調和機においては冷房運転
時にイオン発生装置の電極に露がついたり、短絡するお
それがある。このため、所望の温度や清浄度に調整され
た空気(以下、「調整空気」という)を送出するメイン
送風機と、イオンを室内に送出するイオン用送風機とを
備えることによって上記の問題点を回避することが考え
られる。
【0006】しかしながら、イオン用送風機を備えたイ
オン発生装置によると、イオン用送風機によって送出さ
れるイオンを室内の隅々まで行き渡らせるためには、出
力の大きなイオン用送風機を設ける必要がある。このた
め、空気調和機の消費電力が大きくなる問題があった。
【0007】また、上記の空気調和機及び空気清浄機で
はイオン発生素子がネジ止めにより取付けられている。
このため、ネジとイオン発生素子との間に絶縁処理を施
す必要があった。従って、イオン発生素子に絶縁された
ネジ孔を設けるためコストがかかるとともに、ネジの酸
化等による絶縁不良を引き起こし、短絡や漏電の危険が
あった。
【0008】本発明は、省電力化を図ることのできる空
気調和機を提供することを目的とする。また本発明は、
製造コスト削減及び短絡や漏電を防止できる空気調和機
を提供することを目的とする。また本発明は、製造コス
ト削減及び短絡や漏電を防止できるイオン発生装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のイオン発生装置は、電圧の印加によりプラス
イオンとマイナスイオンとを同時に発生するイオン発生
素子と、前記イオン発生素子に電圧を印加する電源部
と、前記イオン発生素子により発生したイオンを送出す
るイオン用送風機と、前記イオン発生素子と前記電源部
と前記イオン用送風機とを収納する収納ケースとを備
え、前記イオン発生素子を係止する素子係止部を前記収
納ケースに一体に設けたことを特徴としている。
【0010】この構成によると、イオン発生装置は収納
ケースにイオン発生素子、イオン用送風機及び電源部を
収納してユニット化されるとともに、イオン発生素子が
素子係止部によってネジ止め等を伴うことなく係止され
る。
【0011】また本発明は、上記構成のイオン発生装置
において、前記イオン発生素子は、筒状の誘電体と、前
記誘電体の内面に沿って配される内電極と、前記誘電体
の外面に沿って配される外電極とを有するとともに、前
記素子係止部は、前記イオン発生素子の両端を支持する
リブから成ることを特徴としている。この構成による
と、誘電体を挟んで配された内電極と外電極との間に交
流電圧が印加されるとプラスイオンとマイナスイオンと
を同時に発生するイオン発生素子が筒状に形成され、そ
の両端がリブから成る素子係止部により係止される。
【0012】また本発明は、上記構成のイオン発生装置
において、前記イオン用送風機による空気流に沿って前
記リブを形成したことを特徴としている。この構成によ
ると、イオン用送風機により発生する空気流はリブに沿
って進行することにより整流されるとともに、リブとの
衝突による圧力損失が抑制される。
【0013】また本発明は、上記構成のイオン発生装置
において、イオンを吐出する吐出口を前記収納ケースに
形成し、前記吐出口からの異物侵入を阻止する防御手段
を前記吐出口に設けたことを特徴としている。この構成
によると、高圧となるイオン発生素子と異物との接触が
防御手段で阻止され、安全性が向上される。
【0014】また本発明の空気調和機は、上記各構成の
イオン発生装置と、室内の空気を吸込口から取り込んで
熱交換を行う熱交換器と、熱交換された空気を吹出し口
から室内に送出するメイン送風機とを備えたことを特徴
としている。
【0015】この構成によると、メイン送風機の駆動に
よって吸込口から取り込まれた室内の空気が熱交換器と
熱交換して温度または湿度が調整され、吹出し口から室
内に送出される。また、イオン発生素子及びイオン用送
風機の駆動によりプラスイオンとマイナスイオンとが室
内に送出される。そして、プラスイオンとマイナスイオ
ンが凝集して室内の空気中に含まれる微生物等の浮遊細
菌を取り囲み、水酸基ラジカルや過酸化水素等の活性種
を生成して浮遊細菌を殺菌する。
【0016】また本発明は、上記構成の空気調和機にお
いて、前記イオン用送風機、前記イオン発生素子、前記
電源部を一直線状に並べて配置したことを特徴としてい
る。この構成によると、イオン発生装置は例えば前面パ
ネルと熱交換器との間の隙間に熱交換器と平行に配置さ
れ、空気調和機の省スペース化が図られる。
【0017】また本発明は、上記構成の空気調和機にお
いて、前記イオン用送風機を挟んで一方に前記イオン発
生素子を配するとともに、他方に前記電源部を配したこ
とを特徴としている。この構成によると、イオン発生時
にイオン発生素子から発生するノイズの電源部に対する
影響が低減される。
【0018】また本発明は、上記構成の空気調和機にお
いて、空気調和機の運転を制御する制御回路を設け、空
気調和機の一方の端部に前記制御回路を配置し、他方の
端部に前記イオン発生装置を配置したことを特徴として
いる。この構成によると、高圧となる電源部から発生す
るノイズの制御回路に対する影響が低減される。
【0019】また本発明は、上記構成の空気調和機にお
いて、前記イオン発生装置内で前記電源部を前記制御回
路から離れた側に配置したことを特徴としている。
【0020】また本発明は、上記構成の空気調和機にお
いて、前記イオン発生装置により生成されたイオンを前
記イオン用送風機によって前記吹出し口に送出したこと
を特徴としている。この構成によると、イオン発生装置
は前面パネルと熱交換器との間に配されることにより、
空気調和機の前面側に設けられる吹出し口の近傍に設置
される。そして、イオン用送風機により吹出し口に向け
てイオンが送出され、メイン送風機により調整空気とと
もに室内にイオンが放出される。
【0021】また本発明は、上記構成の空気調和機にお
いて、前記吸込口を有する前面パネルと前記熱交換器と
の間に前記イオン発生装置を配置したことを特徴として
いる。この構成によると、空気調和機の前面に設けられ
る吹出し口とイオン発生装置との距離が短くなり、流通
経路内での壁面との衝突等によるイオンの消失が抑制さ
れる。
【0022】また本発明は、上記構成の空気調和機にお
いて、前記熱交換器と前記イオン発生装置との間に断熱
材を設けたことを特徴としている。この構成によると、
低温側になった熱交換器によるイオン発生装置周辺の結
露が防止される。
【0023】また本発明は、上記構成の空気調和機にお
いて、前記イオン用送風機の吸込側にフィルターを設
け、前記フィルターを空気調和機の前面から着脱可能に
したことを特徴としている。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は一実施形態の空気調和機の室
内機を示す斜視図である。室内機1は、筐体2内に後述
する熱交換器や送風機が配置して構成され、筐体2の前
面は前面パネル3により覆われている。前面パネル3に
は吸込口5が形成され、室内の空気が吸い込まれるよう
になっている。
【0025】前面パネル3の図中、下方には、温度調節
された空気を室内に送出する吹出し口4が形成されてい
る。吹出し口4と吸込口5との間には、リモートコント
ローラ(以下、「リモコン」という)7により指示され
た空気調和機の運転状態を表示する表示パネル6が設け
られている。表示パネル6は使用者から視認可能であれ
ば設置位置は特に限定されない。
【0026】表示パネル6の詳細は図2に示すようにな
っている。表示パネル6には、空気調和機の運転状態に
なると点灯する運転ランプ12、室内または屋外の温度
を表示する温度表示部13、後述するイオン発生装置3
6により空気清浄運転状態であることを表示する空清ラ
ンプ14、リモコン7からの光信号を受光する受光部1
5、タイマー予約を報知するタイマーランプ16及び臭
いカット運転状態を表示するニオイカットランプ17が
設けられている。
【0027】また、リモコン7は図3(a)、(b)に
示すようになっている。図3(a)に示すように、リモ
コン7は本体部7aの図中、下部がヒンジ部7cで枢支
された蓋部7bで覆われている。蓋部7bを開くと、図
3(b)に示すように、本体下部7a’が露出するよう
になっている。
【0028】本体部7aの図中、上部には、運転状態を
示すリモコン表示部18が設けられている。リモコン表
示部18には室内機1に信号を送ると点灯する送信表示
部19が設けられている。リモコン表示部18の図中、
下方には、空気調和機を自動運転する「自動」ボタン2
0、暖房運転する「暖房」ボタン21、冷房運転する
「冷房」ボタン22、除湿運転する「除湿」ボタン23
及び室内温度を設定する温度ボタン24が配されてい
る。
【0029】蓋部7bには、後述するイオン発生装置3
6(図5参照)の運転のON/OFFを行う「空清」ボ
タン25及び空気調和機の運転を停止する「停止」ボタ
ン26等が設けられている。また、蓋部7bを開くと、
吹出し口4(図1参照)から放出される空気の臭いを抑
制する「ニオイカット」ボタン27やタイマー設定ボタ
ン28等が露出するようになっている。
【0030】図4に示すように、前面パネル3は開閉自
在に支持されている。筐体2にはフィルターガイド34
(図5参照)が形成されており、フィルターガイド34
によって吸込口5に対向してフィルター8、9が装着さ
れている。フィルター8、9は着脱自在に設けられ、前
面パネル3を開くことにより取外して清掃可能になって
いる。
【0031】フィルター8、9の略中央部には、空気中
の臭いを脱臭する清浄フィルター10、11がそれぞれ
設けられている。フィルター9は一部が切欠いて形成さ
れ、筐体2に形成された取出口46及び吸気孔47が露
出するようになっている。取出口46は、後述するサブ
フィルター44(図5参照)を着脱するようになってい
る。
【0032】図5は室内機1の吸気口47を通る側面断
面図を示している。室内機1の内部には、コ字型に形成
された熱交換器30が設置されており、熱交換器30の
前面下部30a及び前面上部30bがフィルターガイド
34に面して配されている。筐体2の天面には上部吸込
口12が形成されており、上部吸込口12及び吸込口5
から吸い込まれた空気が熱交換器30によって熱交換さ
れるようになっている。
【0033】図6は本実施形態の空気調和機の熱サイク
ルを示す回路図である。室内機1内に配される熱交換器
30は、室外機70に設けられた圧縮機72に接続され
ている。室外熱交換器71の一端は圧縮機42に接続さ
れ、他端は膨張弁73を介して熱交換器30に接続され
ている。尚、74は室外と熱の放出または取り込みを行
う室外送風機である。
【0034】圧縮機72により圧縮された高温の冷媒
は、熱交換器30で熱を放出して凝縮する。凝縮により
液化された冷媒は、膨張弁73で膨張して室外熱交換器
71で気化熱を奪って圧縮機72に戻る。これにより室
内の暖房運転が行われる。切替弁(不図示)を切替える
と、圧縮機72により圧縮された高温の冷媒は、室外熱
交換器71で熱を放出して凝縮する。凝縮により液化さ
れた冷媒は、膨張弁73で膨張して熱交換器30で気化
熱を奪って圧縮機72に戻る。これにより室内の冷房運
転が行われる。
【0035】図5において、メイン送風機31はコ字型
の熱交換器30により三方を取り囲まれて配置されてい
る。メイン送風機31の駆動によって上部吸込口12及
び吸込口5から室内の空気が吸引される。そして、熱交
換器30により熱交換して温度調節された調整空気を矢
印Aに示すように吹出し口4から室内に送出する。ま
た、吹出し口4には、上下方向の空気流の向きを可変す
る横ルーバー29aが設けられ、横ルーバー29aより
も内方に左右方向の空気流の向きを可変する縦ルーバー
29bが設けられている。
【0036】熱交換器30の図中、下部には、熱交換時
に発生するドレンを回収するドレンパン35、38が筐
体2内の前方と後方にそれぞれ配されている。ドレンパ
ン35、38は筐体2に取り付けられており、後方のド
レンパン38と一体に設けられたガイド部2aと、前方
のドレンパン35とによって調整空気が流通する送風通
路2bが構成されている。そして、前方のドレンパン3
5によって熱交換器30とフィルターガイド34との間
に空間が形成されている。該空間には、プラスイオンと
マイナスイオンとを同時に発生して送出するイオン発生
装置36を配置し、後述するようにイオン発生装置36
がネジ止めによりドレンパン35に取付けられている。
【0037】イオン発生装置36はイオン用送風機43
を有しており、イオン用送風機43の前面側にサブフィ
ルター44が設けられている。サブフィルター44は吸
気口47に対向するとともに一端が取出口46から突出
するように配置され、前述したように、取出口46から
図中、略上方に引き上げることにより脱着可能になって
いる。そして、イオン用送風機43の駆動により、筐体
2に設けられた吸気口47からサブフィルター44を介
してイオン発生装置36内に空気が取り込まれるように
なっている。
【0038】従って、サブフィルター44によりイオン
発生装置36への塵埃の流入を抑制し、安定してイオン
を発生することができる。また、熱交換を行う空気が通
るフィルター8、9と別にサブフィルター44を設ける
ことにより、メンテナンスを容易に行うことができる。
【0039】図7はイオン発生装置36を示す分解斜視
図である。イオン発生装置36は収納ケース49内に電
源部48、イオン用送風機43及びイオン発生素子45
を収納してユニット化されている。収納ケース49は、
イオン発生装置36の前面側を覆う前カバー57と、背
面側を覆う電源カバー59、ファンケース66及び電極
カバー58から成っており、それぞれの周縁に設けられ
た突起部60に爪部61を係合して組み立てられるよう
になっている。
【0040】前カバー57の一端の電極収納部57aと
電極カバー58とにより、イオンを発生するイオン発生
素子45が保持される。イオン発生素子45は図8に示
すように、筒状の誘電体50の内面に沿って内電極51
が配され、外面に沿って外電極52が配されている。本
実施形態では、誘電体50として、外形が10mmのガ
ラス管を用いている。また、内電極51としてSUS3
04の平板をロール加工して用い、外電極52としてS
US304またはSUS316の線材を16メッシュで
平織りしたものをロール加工して用いている。
【0041】誘電体50の両端には、絶縁パッキン5
3、54に形成された溝部53a、54aとの嵌合によ
り絶縁パッキン53、54が取り付けられている。内電
極51及び外電極52には、高圧回路から成る電源部4
8(図7参照)に接続されるリード線55、56がそれ
ぞれ溶着され、外電極52は接地されている。尚、リー
ド線55は絶縁パッキン53の略中央に形成された挿通
孔53aに挿通して保持されている。
【0042】内電極51、外電極52間に高圧の交流電
圧が印加されると、コロナ放電によって印加電圧が正電
圧の場合は主としてH+(H2O)nから成るプラスイオン
が生成され、負電圧の場合は主としてO2 -(H2O)mから
成るマイナスイオンが生成される。
【0043】H+(H2O)n及びO2 -(H2O)mは空気中
の微生物等の浮遊細菌の表面で凝集し、微生物等の浮遊
細菌を取り囲む。そして、式(1)〜(3)に示すよう
に、衝突によって活性種である[・OH](水酸基ラジ
カル)やH22(過酸化水素)を微生物等の表面上で生
成して浮遊細菌の殺菌を行う。
【0044】 H+(H2O)n+O2 -(H2O)m→・OH+1/2O2+(n+m)H2O ・・・(1) H+(H2O)n+H+(H2O)n'+O2 -(H2O)m+O2 -(H2O)m' → 2・OH+O2+(n+n'+m+m')H2O ・・・(2) H+(H2O)n+H+(H2O)n'+O2 -(H2O)m+O2 -(H2O)m' → H22+O2+(n+n'+m+m')H2O ・・・(3)
【0045】図9(a)、(b)に示すように、前カバ
ー57の電極収納部57a及び電極カバー58の内面に
は、両端部にそれぞれ3本のリブ62(素子係止部)が
一体成形されている。リブ62はR部62aと、R部6
2aよりも一段高くなった段部62bとから成っている
(図7参照)。3本のリブ62は、R部62aが絶縁パ
ッキン53、54の周面に接するため、中央のリブが低
く両端のリブが高くなっている。
【0046】そして、段部62bによりイオン発生素子
45の図中、左右方向が位置決めされている。また、電
極収納部57aの内面にはボス63が一体形成され、イ
オン発生素子45の図中、上下方向が位置決めされてい
る。また、リブ62は、イオン用送風機43(図7参
照)によってイオン発生素子55の略軸方向に流れる空
気流に対して略平行に並設されている。これにより、空
気流を整流するとともに、空気流を遮ることなく送風効
率の低下を防止してイオンを遠くへ送出できるようにな
っている。
【0047】そして、電極収納部57a及び電極カバー
58のR部62aにより絶縁パッキン53、54を挟持
し、イオン発生素子45が係止されている。これによ
り、イオン発生素子45をネジ等を用いることなく簡単
に係止することができる。従って、イオン発生装置36
の組立を容易にして組立工数を削減することができる。
【0048】また、内電極51及び外電極52に対して
絶縁されたネジ孔等をイオン発生素子45に設ける必要
がないためイオン発生素子45を簡素化してコストを削
減できるとともに、ネジの酸化等による絶縁不良を防止
して短絡や漏電を防止することができる。
【0049】また、電極収納部57a及び電極カバー5
8の断面形状はイオン発生素子45の断面形状に沿った
略円弧状になっている。これにより、イオン発生素子4
5の周囲を流通する空気の渦の発生が抑制される。従っ
て、イオン用送風機43の送風効率を向上できるととも
に、イオンの壁面との衝突を低減し、イオンの消失を抑
制することができる。
【0050】図7において、前カバー57の略中央部に
は開口部64を有する吸気部57bが形成されている。
イオン用送風機43はファンケース66に取り付けら
れ、ファンケース66と吸気部57bにより覆われてい
る。イオン用送風機43は中央に形成した開口43bの
底部に配されたモータ(不図示)の駆動によって外周に
設けたインペラ43aを回転し、開口43bから吸引し
た空気を外周に放出する所謂シロッコファンになってい
る。
【0051】ファンケース66及び吸気部57bの内壁
は、断面形状がインボリュート曲線状になっており、イ
オン用送風機43により放出された空気はファンケース
66に設けられた連通口66aに導かれる。また、開口
部64は室内機1の筐体2の吸気口47(図5参照)に
対面して配されている。従って、吸気口47を介して開
口部64から吸引された空気が、イオン用送風機43に
より連通口66aを介してイオン発生素子45に送られ
るようになっている。
【0052】前カバー57の吸気部57bに対して電極
収納部57aと相反する側には電源収納部57cが設け
られている。電源収納部57cには、内面側に突出する
リブ(不図示)が四方に設けられ、該リブにイオン発生
素子45に電圧を印加する電源部48が嵌合されてい
る。そして、電源カバー59を電源収納部57cに取り
付けることにより電源部48が覆われて保持される。ま
た、電源部48の全体を金属製のカバーで遮蔽すると電
源部48から発生するノイズの悪影響を低減できるので
より望ましい。
【0053】イオン発生装置36を組み立てる際には、
まず、イオン用送風機43を取付けたファンケース66
が前カバー57の吸気部57bに取付けられる。次に、
電源部48が前カバー57の所定位置に設置され、電源
カバー59が電源収納部57cに取付けられる。そし
て、イオン発生素子45の絶縁パッキン53、54が前
カバー57の電極収納部57aに形成されたリブ62上
に配置され、電極カバー58が電極収納部57aに取付
けられる。
【0054】イオン用送風機43を挟んで一方にイオン
発生素子45を配し、他方に電源部48を配することに
よって、イオン発生素子45と電源部48との距離を離
すことができる。従って、イオン発生素子45の放電時
に発生するノイズによる電源部48内の回路基板(不図
示)に対する悪影響を低減することができる。
【0055】また、イオン発生装置36はイオン発生素
子45、イオン用送風機43及び電源部48を一直線状
に並べて配置される。これにより、イオン発生素子45
の軸方向を熱交換器30の前面下部30aと平行に配し
て熱交換器30と前面パネル3との間の狭い空間にイオ
ン発生装置36を設置することができるようになってい
る。これにより、室内機1内の空間を有効利用して省ス
ペース化を図り、室内機1の小型コンパクト化を図るこ
とができる。
【0056】イオン発生装置36の両端における室内機
1の断面図を図10、図11に示す。イオン発生装置3
6は、ドレンパン35に一体に設けられたリブ35a、
35bにより収納ケース49の長手方向が位置決めさ
れ、電極カバー58及び電源カバー59にそれぞれ設け
られた取付孔65、67(図7参照)にネジを挿通して
ドレンパン35に取付けられる。イオン発生装置36は
イオン発生素子45、電源部48及びイオン用送風機4
3とを一体に収納してユニット化されているので、室内
機1の組立を容易にして組立工数を削減することができ
るようになっている。
【0057】また、前述の図4において、吸気口47が
室内機1の一方の側壁の近傍に設置され、受光部15が
他方の側壁の近傍に設けられる。従って、吸気口47に
対面するイオン発生装置36は一方の側壁の近傍に設置
され、更に電源部48はイオン発生装置36の中でも該
側壁に近い側に配置されている。一方、メイン送風機3
1や圧縮機72等(図6参照)を駆動する制御回路(不
図示)は受光部15の背後に設置されるため、他方の側
壁の近傍に配置されている。これにより、該制御回路を
高圧となる電源部48から離して配置して電源部48か
ら発生するノイズの影響を低減するようになっている。
【0058】尚、図11において、フィルターガイド3
4には、電源カバー59の図中、上方を覆う遮蔽板34
aが形成されている。遮蔽板34aは、フィルター8、
9を取り外した際に、開口したフィルターガイド34に
手指等を挿通して高圧を発生する電源部48(図7参
照)に接触する危険を防止するようになっている。
【0059】図12に示すように、イオン発生装置36
の前カバー57の電極収納部57aはドレンパン35に
設けられた開口部35cに嵌合されている。電極収納部
57aの下面には吐出口37が形成されている。イオン
発生素子45により生成されたイオンは、イオン用送風
機43の駆動により吐出口37から吐出され、ドレンパ
ン35を貫通して送風通路2bに導かれる。そして、メ
イン送風機31によって調整空気と合流して吹出し口4
から室内に送出される。
【0060】従って、イオン用送風機43を設けること
により、メイン送風機31によって送出される空気の逆
流を防止することができる。即ち、横ルーバー29aが
所定の向きになると、メイン送風機31からの空気が横
ルーバー29aで反射し、イオン発生装置36へ流入し
てイオンが室内に送出されない可能性がある。しかし、
イオン用送風機43によって、イオン発生素子45で発
生したイオンが確実に送風通路2bを通る調整空気に合
流して吹出し口4から室内に送出される。これにより、
安定したイオンの送出を可能にしている。
【0061】また、イオン用送風機43によって室内に
イオンを送出せず、イオン用送風機43により送風通路
2bにイオンを送出してメイン送風機31により室内へ
放出する。このため、イオン用送風機43だけで室内に
イオンを送出する場合に比べると、イオン用送風機43
の出力が低くてもイオンを室内に送出することができ、
イオン発生装置36の省電力化を図ることができる。
【0062】更に、吐出口37が送風通路2bを形成す
るドレンパン35の開口部35cに直接設置されている
ので、イオン発生装置36から発生したイオンが送風通
路2bを流通する調整空気に直接合流される。このた
め、合流前のイオンの消失が抑制され、室内の殺菌効果
を大きくすることができる。
【0063】加えて、イオン発生装置36を前面カバー
3と熱交換器30との間に配置することによって、室内
機1の前面側に設けられる吹出し口4とイオン発生素子
45との距離を短くすることができる。従って、調整空
気と合流した後のイオンの消失を抑制し、より殺菌効果
を向上させることができる。そして、ドレンパン35に
イオン発生装置36を取り付けているので、簡単に吹出
し口4の近傍にイオン発生装置36を配置することがで
きる。
【0064】また、横ルーバー29aの近傍にドレンパ
ン35の開口部35cが設けられ、イオンが送風通路2
bを流通する調整空気に合流された後に横ルーバー29
aにより所定の向きで室内に放出される。従って、イオ
ンを含んだ空気が横ルーバー29aにより室内の隅々ま
で循環し、室内の殺菌効果が向上される。
【0065】前述の図9(b)に示すように、吐出口3
7は格子状の桟37b(防御手段)により形成された複
数のスリット37aから成っている。本実施形態では、
3本のスリット37aが2列並設されており、各スリッ
ト37aが3mm×50mmの矩形に形成されている。
これにより、吹出し口4とイオン発生装置36との接近
によって吹出し口4から届きやすくなった高圧のイオン
発生装置36内に棒や手指等の異物が侵入することを防
止し、安全性を向上できる。
【0066】ドレンパン35には、熱交換器30に導か
れる空気と、イオン発生装置36に導かれる空気とを隔
離する仕切板35dが一体成形されている。仕切板35
dとイオン発生装置36の電極カバー58との間には発
泡スチロール等の断熱材41が充填されている。
【0067】これにより、冷房時や除湿時に低温側とな
った熱交換器30によるイオン発生装置36及び仕切板
35dの結露が防止される。従って、イオン発生装置3
6周辺の湿度上昇によるイオン発生量の減少を防止する
ことができる。また、ドレン水とイオン発生素子45と
の間の絶縁抵抗を大きくして短絡等の危険を回避するこ
とができる。
【0068】また、仕切板35dは前方から後方に向か
って下降するように傾斜して形成されている。このた
め、熱交換器30の前部30aで発生するドレン水が万
一飛散しても、仕切板35dを流下してドレンパン35
に回収される。従って、イオン発生装置36にドレン水
がかかることによる短絡等の危険を回避することができ
る。
【0069】次に、本実施形態の空気調和機の運転動作
について説明する。リモコン7の「自動」ボタン20を
押下すると、室内機1の表示パネル6の運転ランプ12
が点灯し、室内温度が温度表示部13に表示される。リ
モコン7のリモコン表示部18には自動の旨、風量、風
向等が表示される。そして、室内温度に応じて暖房運転
または冷房運転が行われる。
【0070】また、リモコン7の「冷房」ボタン22を
押下すると冷房運転が行われ、「暖房」ボタン21を押
下すると暖房運転が行われる。冷房運転及び暖房運転時
には設定温度は温度ボタン24の右側を1回押下すると
1℃上昇し、左側を1回押下すると1℃降下する。リモ
コン表示部18には設定温度が表示されるようになって
いる。
【0071】冷房運転時には、切替弁(不図示)の切替
によって圧縮機72が駆動されて熱交換器30が低温側
になる。メイン送風機31の駆動により室内の空気が吸
込口5から筐体2内に取り入れられ、熱交換器30と熱
交換された調整空気がドレンパン35の下方の送風通路
2bを流通する。
【0072】更に、リモコン7の「空清」ボタン25を
押下すると表示パネル6の空清ランプ14が点灯してイ
オン発生装置36が駆動される。そして、イオン用送風
機43により吸気口47から室内の空気がイオン発生装
置36内に取り入れられる。イオン発生素子45で生成
されたプラスイオンとマイナスイオンとは、連通口66
aからの空気により吐出口37を介して吹出し口4に導
かれる。
【0073】そして、低温の調整空気とイオンとが吹出
し口4から室内の隅々に放出される。これにより、室内
を所望の温度にするとともに、室内の微生物等の浮遊細
菌を殺菌する。室内が設定温度に到達すると、圧縮機7
2が停止され、室内温度が設定温度よりも上昇すると圧
縮機72が再度駆動されて、設定温度が維持されるよう
になっている。
【0074】プラスイオンとマイナスイオンの発生量は
イオン発生素子45の印加電圧によって変化する。本実
施形態では、イオン発生素子45の印加電圧を1.8k
Vにしており、イオン発生装置36を駆動した後、1時
間経過後に室内に浮遊する細菌を約80%除去すること
ができる。
【0075】暖房運転時には、切替弁(不図示)の切替
によって圧縮機72が駆動されて熱交換器30が高温側
になり、上記と同様に、高温の調整空気とともにプラス
イオンとマイナスイオンとが吹出し口4から室内の隅々
に放出される。
【0076】「除湿」ボタン23を押下すると、切替弁
の切替によって圧縮機72が駆動されて熱交換器30が
低温側になり除湿運転が行われる。そして、熱交換器3
0との熱交換によって室内の空気に含まれる水分が凝縮
され、ドレンパン35、38に回収される。室内の温度
が所定の温度まで低下すると、圧縮機72が停止され
る。この時、メイン送風機31が停止され、ドレン水の
蒸発による加湿が防止される。
【0077】「ニオイカット」ボタン27を押下する
と、冷房運転開始時または除湿運転開始時のメイン送風
機31の駆動が所定時間だけ遅延される。熱交換器30
の表面温度が高いと熱交換器30の表面に付着した塵埃
から発生する臭いの発生量が多くなる。しかし、メイン
送風機31の駆動を遅延することにより熱交換器30の
表面温度が降下して臭いの発生量が低下して、室内に調
整空気が放出される。これにより、室内空気の防臭を行
うことができる。
【0078】また、運転停止状態から「空清」ボタン2
5を押下すると、イオン発生装置36、横ルーバー29
a及び縦ルーバー29bに通電され、イオン用送風機4
3によりイオンを室内に送出できるようになっている。
これにより、室内温度が空調を必要としない温度の場合
等においても室内の浮遊細菌の殺菌を行うことができ、
室内空気の清浄化を図ることができる。
【0079】
【発明の効果】本発明のイオン発生装置によると、イオ
ン発生素子を係止する素子係止部を収納ケースに一体に
設けることによって、イオン発生装置を簡単に組み立て
ることができ、組立工数を削減することができる。ま
た、イオン発生素子、電源部及びイオン用送風機とを一
体に収納してユニット化されるのでイオン発生装置を搭
載する機器の組立工数を削減することができる。更に、
電極に対して絶縁されたネジ孔等をイオン発生素子に設
ける必要がないためイオン発生素子を簡素化してコスト
を削減できるとともに、ネジの酸化等による絶縁不良を
防止して短絡や漏電を防止することができる。
【0080】また本発明のイオン発生装置によると、イ
オン発生素子を筒状に形成し、収納ケースに形成された
リブによりイオン発生素子の両端を支持することによ
り、簡単に係止部を一体に形成するとともに、簡単にイ
オン発生素子を係止することができる。
【0081】また本発明のイオン発生装置によると、リ
ブをイオン用送風機の気流に沿って形成しているので空
気流を整流するとともに、空気流を遮ることなく送風効
率の低下を防止してイオンを遠くへ送出できる。
【0082】また本発明のイオン発生装置によると、イ
オン発生装置の吐出口からの異物侵入を阻止する防御手
段を設けることによって、高圧となるイオン発生装置内
に棒や手指等の異物が侵入することを防止し、安全性を
向上できる。
【0083】また本発明の空気調和機によると、上記イ
オン発生装置を搭載することによって室内の浮遊細菌を
殺菌して室内の空気を清浄化することができるととも
に、イオン発生装置がユニット化されるので組立工数が
削減される。また、電極に対して絶縁されたネジ孔等を
イオン発生素子に設ける必要がないためイオン発生素子
を簡素化してコストを削減できるとともに、ネジの酸化
等による絶縁不良を防止して短絡や漏電を防止すること
ができる。
【0084】また本発明の空気調和機によると、イオン
用送風機、イオン発生素子、電源部を一直線状に並べて
配置しているので、例えば、熱交換器と前面パネルとの
間の隙間にイオン発生装置を配置することができる。空
気調和機内の空間を有効利用して省スペース化を図り、
空気調和機の小型コンパクト化を図ることができる。
【0085】また本発明の空気調和機によると、イオン
用送風機を挟んで一方にイオン発生素子を配するととも
に、他方に電源部を配しているので、イオン発生素子と
電源部との距離を離すことができる。従って、イオン発
生素子の放電時に発生するノイズによる電源部内の回路
基板に対する悪影響を低減することができる。
【0086】また本発明の空気調和機によると、空気調
和機の運転を制御する制御回路を空気調和機の一方の端
部に配置し、他方の端部にイオン発生装置を配置してい
るので、高圧となる電源部から制御回路を離して配置
し、電源部から発生するノイズの影響を低減することが
できる。
【0087】また本発明の空気調和機によると、イオン
発生装置内で更に電源部を制御回路から離れた側に配置
しているので、ノイズの影響をより低減することができ
る。
【0088】また本発明の空気調和機によると、イオン
用送風機により吹出し口にイオンを送出し、メイン送風
機により室内へ放出するので、イオン用送風機の出力を
低くすることができ、イオン発生装置の省電力化を図る
ことができる。
【0089】また本発明の空気調和機によると、イオン
発生装置を前面カバーと熱交換器との間に配置すること
によって、室内機の前面側に設けられる吹出し口とイオ
ン発生装置との距離を短くすることができる。従って、
流通経路内での壁面との衝突等によるイオンの消失を抑
制し、室内に送出されるイオンを増加して殺菌効果を向
上させることができる。
【0090】また本発明の空気調和機によると、熱交換
器とイオン発生装置との間に断熱材を配しているので、
低温側になった熱交換器によるイオン発生装置周辺の結
露を防止し、イオン発生装置周辺の湿度上昇によるイオ
ン発生量の減少を防止することができる。
【0091】また本発明の空気調和機によると、イオン
用送風機の吸込側に設けたフィルターを空気調和機の前
面から着脱可能にしているので、簡単にフィルターの清
掃を行うことができ、室内に送出される空気を清潔に維
持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の空気調和機の室内機の
外観を示す斜視図である。
【図2】 本発明の実施形態の空気調和機の室内機の
表示パネルを示す図である。
【図3】 本発明の実施形態の空気調和機のリモコン
を示す正面図である。
【図4】 本発明の実施形態の空気調和機の室内機の
前面カバーを開いた状態を示す斜視図である。
【図5】 本発明の実施形態の空気調和機の室内機の
内部を示すイオン用送風機を通る断面図である。
【図6】 本発明の実施形態の空気調和機の熱サイク
ル示す回路図である。
【図7】 本発明の実施形態の空気調和機のイオン発
生装置を示す分解斜視図である。
【図8】 本発明の実施形態の空気調和機のイオン発
生素子を示す断面図である。
【図9】 本発明の実施形態の空気調和機のイオン発
生装置の要部を示す断面図である。
【図10】 本発明の実施形態の空気調和機の室内機
の内部を示すイオン発生装置の一端を通る断面図であ
る。
【図11】 本発明の実施形態の空気調和機の室内機
の内部を示すイオン発生装置の他端を通る断面図であ
る。
【図12】 本発明の実施形態の空気調和機の室内機
の内部を示すイオン発生素子を通る断面図である。
【符号の説明】 1 室内機 2 筐体 3 前面カバー 4 吹出し口 5 吸込口 6 表示パネル 7 リモコン 8、9 フィルター 29a 横ルーバー 29b 縦ルーバー 30 熱交換器 31 メイン送風機 35 ドレンパン 36 イオン発生装置 37 吐出口 37a 桟 37b スリット 41 断熱材 43 イオン用送風機 44 サブフィルター 45 イオン発生素子 46 取出口 47 吸気口 48 電源部 49 収納ケース 50 誘電体 51 内電極 52 外電極 53、54 絶縁パッキン 55、56 リード線 57 前面カバー 58 電極カバー 59 電源カバー 62 リブ 63 ボス 64 開口部 66 ファンケース 70 室外機 71 室外熱交換器 72 圧縮機 73 膨張弁 74 室外送風機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守川 守 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 3L051 BA02 BC02 4C080 AA09 BB05 4D054 AA13 BA19 EA01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧の印加によりプラスイオンとマイナ
    スイオンとを同時に発生するイオン発生素子と、前記イ
    オン発生素子に電圧を印加する電源部と、前記イオン発
    生素子により発生したイオンを送出するイオン用送風機
    と、前記イオン発生素子と前記電源部と前記イオン用送
    風機とを収納する収納ケースとを備え、 前記イオン発生素子を係止する素子係止部を前記収納ケ
    ースに一体に設けたことを特徴とするイオン発生装置
  2. 【請求項2】 前記イオン発生素子は、筒状の誘電体
    と、前記誘電体の内面に沿って配される内電極と、前記
    誘電体の外面に沿って配される外電極とを有するととも
    に、 前記素子係止部は、前記イオン発生素子の両端を支持す
    るリブから成ることを特徴とする請求項1に記載のイオ
    ン発生装置
  3. 【請求項3】 前記イオン用送風機による空気流に沿っ
    て前記リブを形成したことを特徴とする請求項2に記載
    のイオン発生装置
  4. 【請求項4】 イオンを吐出する吐出口を前記収納ケー
    スに形成し、前記吐出口からの異物侵入を阻止する防御
    手段を前記吐出口に設けたことを特徴とする請求項1〜
    請求項3のいずれかに記載のイオン発生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    イオン発生装置と、室内の空気を吸込口から取り込んで
    熱交換を行う熱交換器と、熱交換された空気を吹出し口
    から室内に送出するメイン送風機とを備えたことを特徴
    とする空気調和機。
  6. 【請求項6】 前記イオン用送風機、前記イオン発生素
    子、前記電源部を一直線状に並べて配置したことを特徴
    とする請求項5に記載の空気調和機。
  7. 【請求項7】 前記イオン用送風機を挟んで一方に前記
    イオン発生素子を配するとともに、他方に前記電源部を
    配したことを特徴とする請求項6に記載の空気調和機。
  8. 【請求項8】 空気調和機の運転を制御する制御回路を
    設け、空気調和機の一方の端部に前記制御回路を配置
    し、他方の端部に前記イオン発生装置を配置したことを
    特徴とする請求項5〜請求項7のいずれかに記載の空気
    調和機。
  9. 【請求項9】 前記イオン発生装置内で前記電源部を前
    記制御回路から離れた側に配置したことを特徴とする請
    求項8に記載の空気調和機。
  10. 【請求項10】 前記イオン発生装置により生成された
    イオンを前記イオン用送風機によって前記吹出し口に送
    出したことを特徴とする請求項5〜請求項9のいずれか
    にに記載の空気調和機。
  11. 【請求項11】 前記吸込口を有する前面パネルと前記
    熱交換器との間に前記イオン発生装置を配置したことを
    特徴とする請求項10に記載の空気調和機。
  12. 【請求項12】 前記熱交換器と前記イオン発生装置と
    の間に断熱材を設けたことを特徴とする請求項5〜請求
    項11のいずれかに記載の空気調和機。
  13. 【請求項13】 前記イオン用送風機の吸込側にフィル
    ターを設け、前記フィルターを空気調和機の前面から着
    脱可能にしたことを特徴とする請求項5〜請求項12の
    いずれかに記載の空気調和機。
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