JP3868113B2 - エンジンヒートポンプ室外機の遠隔監視装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンヒートポンプにおける複数の室外機を一括的に遠隔監視し、該室外機のメンテナンス時期を、各室外機の使用状況に応じて個別的に判断するエンジンヒートポンプ室外機の遠隔監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンヒートポンプにおいては、耐久性や信頼性を維持向上するために、エンジンオイルの交換補充、エンジン冷却水の補充、点火プラグの交換、吸排気バルブのタペットスキマの管理、及び、スタータモータの交換等といったメンテナンスを定期的に行う必要がある。また、エンジンヒートポンプ室外機は、殆どの場合、複数台の室内機を負荷として背負うことになるので使用条件が過酷となり、冷媒回路の損耗具合も電気式エアコンディショナーと比較すると大きくなりがちであるので、該冷媒回路、特にコンプレッサの定期的メンテナンスを行う必要がある。そこで、従来は、例えば、特開平9−236308号公報に示されているように、累計エンジン運転時間や累計エンジン発停回数や累計エンジン回転数といったマクロ的なファクターを用いてメンテナンス時期の判断を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述のように、エンジンヒートポンプ室外機のメンテナンス時期を前述のようなマクロ的なデータで判断すると、例えば、累計エンジン回転数により判断した場合には、累計エンジン回転数が予め設定した回転数に到達した時期がメンテナンス時期となり、個々の使用状況とは無関係に画一的にメンテナンス時期が決定されてしまって、メンテナンスインターバルを長期化しようとした際の支障となっていた。また、メンテナンス時期を判断するためのデータは、各エンジンヒートポンプ室外機毎に取り付けられた制御装置に記憶されているため、メンテナンス時期を判断するには、サービスマンが各エンジンヒートポンプ室外機を個別的に巡回して該データを収集する必要があった。そこで、本願においては、エンジンヒートポンプ室外機の個別の使用状況に応じた適切なメンテナンス時期を判断することができるとともに、各エンジンヒートポンプ室外機に蓄えられたデータを一括的に収集することができる遠隔監視装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、積算記憶したデータをモデム、又は、ターミナルアダプタを介して、電話回線により遠隔送信する、エンジンヒートポンプ室外機の遠隔監視装置において、該積算記憶するデータは、一定時間毎に算出したエンジン回転数の平均値を、予め定められた各ゾーンに分類し、分類された各ゾーンに該当した運転時間を、積算して得た運転時間としたものである。
【0005】
請求項2においては、積算記憶したデータをモデム、又は、ターミナルアダプタを介して、電話回線により遠隔送信する、エンジンヒートポンプ室外機の遠隔監視装置において、該積算記憶するデータは、一定時間毎に算出した燃料スロットルの開度の平均値を、予め定められた各ゾーンに分類し、分類された各ゾーンに該当した運転時間を、積算して得た運転時間としたものである。
【0006】
請求項3においては、積算記憶したデータをモデム、又は、ターミナルアダプタを介して、電話回線により遠隔送信する、エンジンヒートポンプ室外機の遠隔監視装置において、該積算記憶するデータは、起動に要したスタータモータへの通電時間を、予め定められた各通電時間ゾーンに分類し、分類された各ゾーンに該当した通電回数を、積算して得た通電回数としたものである。
【0007】
請求項4においては、積算記憶したデータをモデム、又は、ターミナルアダプタを介して、電話回線により遠隔送信する、エンジンヒートポンプ室外機の遠隔監視装置において、該積算記憶するデータは、一定時間毎に算出したコンプレッサ吐出圧力及び吐出温度の平均値を、予め定められた各ゾーンに分類し、分類された各ゾーンに該当した運転時間を、積算して得た運転時間としたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明のエンジンヒートポンプにおける室外制御ユニットを示すブロック図、図2は同じくエンジンヒートポンプ制御装置を備えたエンジンヒートポンプシステムを示す概略図、図3は各室外機8から遠隔監視装置55へデータを送信する際のデータ収集機構を示す図、図4はエンジン回転数及び燃料スロットル開度のゾーン振り分け方法を示す図、図5はエンジン回転数のゾーン振り分けのフローチャートを示す図、図6は燃料スロットル開度のゾーン振り分けのフローチャートを示す図、図7はエンジン回転数及び燃料スロットル開度に関して演算処理されたデータの記憶装置への記憶内容を示す図、図8はエンジン回転数及び燃料スロットル開度に基づくメンテナンス時期判定方法を示す図、図9はエンジンヒートポンプにおけるエンジン回転数及び燃料スロットル開度に基づく運転データの積算記憶方法及びメンテナンス時期判定方法のフローチャートを示す図、図10は同じく遠隔監視装置におけるメンテナンス時期判定方法のフローチャートを示す図、図11はスタータモータのゾーン振り分けのフローチャートを示す図、図12はスタータモータに関して演算処理されたデータの記憶装置への記憶内容を示す図、図13はスタータモータ通電時間に基づくメンテナンス時期判定方法のフローチャートを示す図、図14はエンジンヒートポンプにおけるスタータモータ通電時間に基づく運転データの積算記憶方法及びメンテナンス時期判定方法のフローチャートを示す図、図15は同じく遠隔監視装置におけるスタータモータ寿命時期判定方法のフローチャートを示す図、図16はコンプレッサ吐出圧力及びコンプレッサ吐出温度のゾーン振り分け方法を示す図、図17はコンプレッサ吐出圧力のゾーン振り分けのフローチャートを示す図、図18はコンプレッサ吐出温度のゾーン振り分けのフローチャートを示す図、図19はコンプレッサ吐出圧力のピーク値更新方法のフローチャートを示す図、図20はコンプレッサ吐出温度のピーク値更新方法のフローチャートを示す図、図21はコンプレッサ吐出圧力及びコンプレッサ吐出温度に関して演算処理されたデータの記憶装置への記憶内容を示す図、図22はコンプレッサ吐出圧力及びコンプレッサ吐出温度に基づくメンテナンス時期判定方法を示す図、図23はエンジンヒートポンプにおけるコンプレッサ吐出圧力及びコンプレッサ吐出温度に基づく運転データの積算記憶方法及び冷媒回路寿命時期判定方法のフローチャートを示す図、図24は同じく遠隔監視装置における冷媒回路寿命時期判定方法のフローチャートを示す図である。
【0009】
まず、本発明のエンジンヒートポンプシステムの全体構成について、図1乃至図3により説明する。エンジン40、エンジン駆動されるコンプレッサ冷媒回路、運転状態を制御する室外制御ユニット51等とにより構成されるエンジンヒートポンプシステムには、スロットルアクチュエータに付設された燃料スロットル開度を検出するスロットル開度センサ10と、エンジン回転数を検出する回転センサ11と、コンプレッサの吐出圧力を検出する吐出圧力センサ12と、コンプレッサの吐出温度を検出する吐出温度センサ13と、運転時間、スタータモータ通電時間、及びスタータモータ通電回数などを検出する各種センサとで構成される検出手段1が備えられ、該検出手段1によりこれらの運転データを検出し、検出された運転データは入力手段2であるA/Dコンバータ14、及びカウンタ回路15を介して、演算手段3であるマイクロコンピュータ16へ入力される。
【0010】
該マイクロコンピュータ16においては、入力された各運転データを演算処理して、予め定められたゾーン毎に該運転データを分類するとともに積算し、記憶手段4である不揮発性メモリ17へ記憶するように構成している。そして、A/Dコンバータ14、カウンタ回路15、マイクロコンピュータ16、不揮発性メモリ17、表示手段5である表示器18、及び、通信手段6である通信回路19等で室外制御ユニット51が構成され、該室外制御ユニット51、前記検出手段1、エンジン40、スタータモータ、及び、コンプレッサ41等で室外機8が構成されており、該室外機8には単数又は複数の室内機9・9・・・が接続されている。
【0011】
また、マイクロコンピュータ16は、必要に応じて不揮発性メモリ17に記憶してある各種運転データを読出して、該運転データを、表示手段5である表示器18により表示し、又は、通信手段6である通信回路19及びモデム53・53を介して、電話回線54を通じて、室外機8から遠隔に配置された遠隔監視装置55へ送信するように構成している。さらに、該マイクロコンピュータ16は、遠隔監視装置55から通信回路19及びモデム53・53を介して、電話回線54を通じて送信されたデータを、受信して演算することも可能である。尚、各室外機8から遠隔監視装置55へデータを送信する際には、図3に示すように、該室外機8・8・・・からの各データを遠隔通信用集中収集装置52により収集して、一括的に遠隔監視装置55へ送信し、遠隔監視装置55から送信された各室外機8へのデータを受信する際には、まず遠隔通信用集中収集装置52により一括的に受信するように構成している。
【0012】
ここで、図2により、エンジン40により駆動される冷媒回路における冷媒の流れを、例えば、冷房時について説明する。エンジン40によりコンプレッサ41を駆動し、冷媒を高圧高温のガス状態として室外熱交換器42を通過させる。該室外熱交換器42を通過する際に、冷媒は熱を放出して高圧高温のガス状態から高圧低温の液状態に変換される。室外熱交換器42を通過した高圧低温液状態の冷媒は、暖房用膨張弁43を通過して冷房用膨張弁44に供給され、室内熱交換器45を通過する。該冷媒は冷房用膨張弁44において急激に膨張して、室内熱交換器45を通過する間に高圧低温の液状態から低圧中温のガス状態に変換される。この際に冷媒が室内の熱を吸収して、室内が冷房される。
【0013】
次に、室外機8における前記検出手段1等により検出された各種運転データをマイクロコンピュータ16にて演算・記憶処理し、遠隔監視装置55により該運転データの収集、及びメンテナンス時期の判定等を行う機構について説明する。先ず、運転データとしてエンジン回転数、及び、燃料スロットル開度を用いてメンテナンス時期の判定等を行う機構について説明する。図4乃至図7においては、運転データとしてのエンジン回転数及び燃料スロットル開度を予め定められたゾーンに振り分ける方法について示している。検出手段1である回転数センサ11により検出されたエンジン回転数、及び、スロットル開度センサ10により検出された燃料スロットル開度の検出値は、一定時間t毎に、その時間内での平均値が算出される。
【0014】
算出されたエンジン回転数の平均値は、各一定時間t毎で異なるため、図4、図5に示すように、予め一定範囲の値毎に区分けされた複数の運転回転数ゾーン23a・23b・23c・・・の何れに属するかが判定され、該当する運転回転数ゾーン23a・23b・23c・・・に一定時間tが積算される。例えば、一定時間t内におけるエンジン回転数の平均値が、運転回転数ゾーン23aに属すると判定された場合が、12回あったとすると、該運転回転数ゾーン23aの積算時間Tは、T=(一定時間t)×12となる。このようにして、各運転回転数ゾーン23a・23b・23cでの運転時間が積算されていくのである。
【0015】
同様に、算出された燃料スロットル開度の平均値は、図4、図6に示すように、予め一定範囲の値毎に区分けされた複数のスロットル開度ゾーン24a・24b・24c・・・の何れに属するかが判定され、該当するスロットル開度ゾーン24a・24b・24c・・・に一定時間tが積算されて、各スロットル開度ゾーン24a・24b・24cでの運転時間が積算されていくのである。そして、図7に示すように、検出手段1により検出されて演算処理された、エンジン40の積算運転時間21、クランク軸またはカム軸の積算回転数22、各運転回転数ゾーン23a・23b・・・ごとの積算運転時間23、及び各スロットル開度ゾーン24a・24b・・・毎の積算運転時間24が、前記不揮発性メモリ17へ記憶される。
【0016】
以上のように、検出され、演算処理されるとともに記憶された前記各運転データは、規定された一定時間毎に電話回線54を通じて遠隔監視装置55へ送信される。該遠隔監視装置55で受信された運転データに対しては、次のような処理が行われる。エンジン回転数に関する運転データの場合は、図8に示すように、前記各運回転数ゾーン23a・23b・23c・・・における積算時間23a’・23b’・23c’・・・に対して、それぞれに対応した重み付けの係数36a・36b・36c・・・を乗じて、これらの係数を乗じた積算時間の全ての和と、予め設定された基準値である基準積算運転時間とが比較される。
【0017】
ここで、それぞれの重み付けの係数36a・36b・36c・・・は、前記各運転回転数ゾーン23a・23b・23c・・・にかかる、運転回転数といった負荷に対応した値となっている。また、通常、メンテナンス時期の通報を行なう場合は、例えば、100%負荷の運転で500時間、といったように、ある一定の負荷がかかった状態で運転したときに、何時間までならメンテナンスが不要であるという、一定条件下でのメンテナンス時期を示す前記基準積算運転時間が室外機8に予め設定されており、実際の積算運転時間が基準積算運転時間に達するとメンテナンス時期であることを表示して通報するのである。しかし、実際の運転時にかかる運転回転数等の負荷は、前述の如く一定ではないため、ゾーン分類された積算運転時間を、基準積算運転時間を算出する場合の負荷状態に応じた時間に換算して合計の積算時間を算出する必要がある。このため、重み付けの係数36a・36b・36c・・・として、各ゾーン毎の基準ゾーンへの換算係数を設定しているのである。
【0018】
例えば、実際の積算運転時間が500時間となったときに遠隔監視装置55へ運転データが送信された場合、運転回転数ゾーン23aでの積算時間23a’が300時間で、運転回転数ゾーン23bでの積算時間23b’が100時間で、運転回転数ゾーン23cでの積算時間23c’が100時間であって、運転回転数ゾーン23bでの負荷の大きさが基準積算運転時間を算出する場合の負荷の大きさであり、該基準積算運転時間が500時間であるとする。
【0019】
そして、運転回転数ゾーン23aに対応する重み付けの係数36aが0.5、運転回転数ゾーン23bに対応する重み付けの係数36bが1.0、運転回転数ゾーン23cに対応する重み付けの係数36cが1.5と設定されていれば、重み付けを行った積算運転時間の合計は、0.5×300時間+1.0×100時間+1.5×100時間=400時間となって、基準積算運転時間の500時間よりも少ないために、メンテナンス時期ではないと判定がなされる。しかし、この場合には、実際の積算運転時間が、メンテナンス時期であることが通報される基準積算運転時間の500時間に達しているため、このままでは、室外機8からメンテナンス時期であることを示す警報信号が発せられて、その旨が室内機9に表示されることとなる。
【0020】
そこで、遠隔監視装置55において、重み付けを行った積算運転時間に応じて適正なメンテナンス時期を決定し、予め設定された基準積算運転時間を変更する(前述の例では延長する)ためのデータを、該遠隔監視装置55から室外機8へ送信するように構成している。このデータを受信した室外機8は該データに基づいて、予め設定された基準積算運転時間を、適正な基準積算運転時間へ変更するのである。
【0021】
そして、このような処理を繰り返し行い、積算運転時間(重み付けを行った積算運転時間の合計)が基準積算運転時間と等しくなると、室外機8から警報信号が発せられてメンテナンス時期であることを示すようにしている。また、複数の室外機8・8・・・から遠隔監視装置55への運転データの送信、及び、遠隔監視装置55から各室外機8・8・・・へのメンテナンス時期変更のデータの送信は一括して行われる。
【0022】
以上のように、運転データとしてエンジン回転数、及び、燃料スロットル開度を用いてメンテナンス時期の判定やメンテナンス時期の変更等を行う機構のフローを図9、図10により説明する。まず、図9に示すように、各室外機8においては、ステップS11の如くエンジン40運転中に、該エンジン40の運転時間が検出手段1により検出され、室外制御ユニット51で積算運転時間がカウントされるとともに記憶される(ステップS12)。また、エンジン40におけるクランク軸の回転数がエンジン回転数として回転数センサ11により検出されて積算回転数がカウントされるとともに記憶され(ステップS13)、一定時間t毎の平均回転数の算出と記憶が行われる(ステップS14)。そして、この平均回転数の各運転回転数ゾーン23a・23b・23c毎の分布データを算出するとともに記憶する(ステップS15)。さらに、燃料スロットル開度が検出手段1により検出されて、一定時間t毎の平均スロットル開度の算出と記憶が行われ(ステップS16)、この平均スロットル開度の各運転回転数ゾーン24a・24b・24c毎の分布データが算出されるとともに記憶がなされる(ステップS17)。その後、不揮発性メモリ17に記憶されたこれらの運転データが遠隔監視装置55へ送信される(ステップS18)。
【0023】
図10に示すように、各室外機8の室外制御ユニット51から送信された運転データは遠隔監視装置55にて受信され(ステップS31)、該遠隔監視装置55に蓄積される(ステップS32)。蓄積された運転データは前述のように処理・分析される(ステップS33)とともに、サービスマンからのメンテナンス情報が蓄積される(ステップS34)。そして、これらの処理・分析や蓄積されたメンテナンス情報に基づいてメンテナンス時期を決定し(ステップS35)、室外機8において予め設定されたメンテナンス時期(基準積算運転時間)を変更するべく、メンテナンス時期変更のデータを各室外機8へ送信する(ステップS36)。
【0024】
図9に示すように、遠隔監視装置55から送信されたメンテナンス時期変更のデータが室外機8で受信される(ステップS19)と、このデータに基づいてメンテナンス時期が変更される(ステップS20)。その後、メンテナンス時間(積算運転時間)がカウントされて(ステップS21)、メンテナンス時期に達したか否かの判断がなされ(ステップS22)、メンテナンス時期に達していなければステップS11からの処理を再度行い、メンテナンス時期に達していればメンテナンス時期であることを示す警報表示が室内機9に表示される(ステップS23)。
【0025】
次に、運転データとしてスタータモータ通電時間を用いてメンテナンス時期の判定等を行う機構について説明する。図11、図12には、スタータモータ通電時間を予め定められたゾーンに振り分ける方法について示している。検出手段1により検出されたスタータモータ通電時間は、毎回の起動毎に、予め一定範囲の値毎に区分けされた複数の通電時間ゾーン29a・29b・29c・・・の何れに属するかが判定され、該当する通電時間ゾーン29a・29b・29c・・・に通電回数が積算される。
【0026】
例えば、通電時間ゾーン29aに該当するスタータモータ通電時間を0秒〜5秒、通電時間ゾーン29bに該当するスタータモータ通電時間を5秒〜10秒、通電時間ゾーン29cに該当するスタータモータ通電時間を10秒以上に設定し、スタータモータ通電時間が5秒〜10秒の範囲であった起動回数が、6回あったとすれば、通電時間ゾーン29bの積算通電回数は、6回となる。このようにして、各通電時間ゾーン29a・29b・29cでの起動回数が積算されていくのである。そして、図12に示すように、検出手段1により検出されて演算処理された、スタータモータの積算通電回数25、スタータモータの積算通電時間26、スタータモータの最大通電時間27、エンジン起動回数28、及び各通電時間ゾーン29a・29b・29c毎の積算通電回数29が、不揮発性メモリ17へ記憶される。
【0027】
以上のように、検出され、演算処理されるとともに記憶された、スタータモータ通電時間に関する運転データは、規定された一定時間毎に電話回線54を通じて遠隔監視装置55へ送信される。該遠隔監視装置55で受信された運転データに対しては、次のような処理が行われる。図13においては、スタータモータ通電時間によるメンテナンス時期の判定方法を示している。即ち、前記不揮発性メモリ17に記憶されたスタータモータの積算通電時間26が、室外機8に予め設定されている基準値と比較して大きいか否か、スタータモータの最大通電時間27が予め設定された基準値と比較して大きいか否か、及び、各通電時間ゾーン29a・29b・29c毎の積算通電回数29が予め設定された基準値と比較して大きいか否かの判断がなされ、これらの判断に基づいてスタータモータの寿命時期が決定される。そして、このようにして新たに決定されたスタータモータ寿命時期を室外機8へ送信し、予め室外機8に設定されている基準値としてのスタータモータ寿命時期から変更するのである。
【0028】
そして、このような処理を繰り返し行い、室外機8にて検出・演算処理されたスタータモータ通電時間に基づくデータが、室外機8に設定されている基準値としてのスタータモータ寿命時期と等しくなると、室外機8から警報信号が発せられてメンテナンス時期であることを示すようにしている。また、この場合においても、複数の室外機8・8・・・から遠隔監視装置55への運転データの送信、及び、遠隔監視装置55から各室外機8・8・・・へのメンテナンス時期変更のデータの送信は一括して行われる。
【0029】
以上のように、運転データとしてスタータモータ通電時間を用いてメンテナンス時期の判定やメンテナンス時期の変更等を行う機構のフローを図14、図15により説明する。まず、図14に示すように、各室外機8においては、ステップS41の如くスタータモータ通電中に、スタータモータ積算通電回数がカウントされるとともに記憶される(ステップS42)。また、検出手段1により検出されるスタータモータ通電時間の積算通電時間がカウントされるとともに記憶され(ステップS43)、エンジン40の起動操作時におけるスタータモータ通電時間のカウントと記憶が行われる(ステップS44)。そして、このスタータモータ通電時間の各通電時間ゾーン29a・29b・29c毎の分布データを算出するとともに記憶する(ステップS45)。その後、不揮発性メモリ17に記憶されたこれらの運転データが遠隔監視装置55へ送信される(ステップS46)。
【0030】
図15に示すように、各室外機8の室外制御ユニット51から送信された運転データは遠隔監視装置55にて受信され(ステップS61)、該遠隔監視装置55に蓄積される(ステップS62)。蓄積された運転データは前述のように処理・分析される(ステップS63)とともに、サービスマンからのメンテナンス情報が蓄積される(ステップS64)。そして、これらの処理・分析や蓄積されたメンテナンス情報に基づいてスタータモータ寿命時期を決定し(ステップS65)、室外機8において予め設定されたスタータモータ寿命時期を変更するべく、スタータモータ寿命時期のデータを各室外機8へ送信する(ステップS66)。
【0031】
そして、図14に示すように、遠隔監視装置55から送信されたスタータモータ寿命時期変更のデータが室外機8で受信される(ステップS47)と、このデータに基づいてスタータモータ寿命時期が変更される(ステップS48)。その後、スタータモータ寿命時期がカウントされて(ステップS49)、スタータモータ寿命時期に達したか否かの判断がなされ(ステップS50)、スタータモータ寿命時期に達していなければステップS41からの処理を再度行い、スタータモータ寿命時期に達していればメンテナンス時期であることを示す警報表示が室内機9に表示される(ステップS51)。
【0032】
次に、運転データとしてコンプレッサ吐出圧力、及び、コンプレッサ吐出温度を用いてメンテナンス時期の判定等を行う機構について説明する。図16乃至図21においては、コンプレッサ吐出圧力、及び、コンプレッサ吐出温度を予め定められたゾーンに振り分ける方法を示している。検出手段1により検出されたコンプレッサ吐出圧力、及びコンプレッサ吐出温度の検出値は、一定時間b毎に、その時間内での平均値が算出される。算出されたコンプレッサ吐出圧力の平均値は、図16、図17に示すように、予め一定範囲の値毎に区分けされた複数の吐出圧力ゾーン33a・33b・33c・・・の何れに属するかが判定され、該当する吐出圧力ゾーン33a・33b・33c・・・に一定時間uが積算される。例えば、コンプレッサ吐出圧力の平均値が吐出圧力ゾーン33aに属すると判定された場合が12回あったとすると、該吐出圧力ゾーン33aの積算時間T’は、T’=(一定時間u)×12となる。このようにして、各吐出圧力ゾーン33a・33b・33cでの運転時間が積算されていくのである。
【0033】
同様に、算出されたコンプレッサ吐出温度の平均値は、図16、図18に示すように、予め一定範囲の値毎に区分けされた複数の吐出温度ゾーン34a・34b・34c・・・の何れに属するかが判定され、該当する吐出温度ゾーン34a・34b・34c・・・に一定時間uが積算されて、各吐出温度ゾーン34a・34b・34cでの運転時間が積算されていくのである。
【0034】
また、コンプレッサ吐出圧力のピーク値、及びコンプレッサ吐出温度のピーク値が検出手段1により検出されて揮発性メモリ17に記憶され、図19、図20に示すように、現在記憶されているそれぞれのピーク値よりも高い値が検出されると、随時揮発性メモリ17による記憶値が更新されるように構成している。そして、図21に示すように、検出手段1により検出されて演算処理された、コンプレッサ吐出圧力のピーク値31、コンプレッサ吐出温度のピーク値32、各吐出圧力ゾーン33a・33b・・・毎の積算運転時間33、及び各吐出温度ゾーン34a・34b・・・毎の積算運転時間34が、前記不揮発性メモリ17へ記憶される。
【0035】
以上のように、検出され、演算処理されるとともに記憶された前記各運転データは、規定された一定時間毎に電話回線54を通じて遠隔監視装置55へ送信される。該遠隔監視装置55で受信された運転データに対しては、次のような処理が行われる。
【0036】
コンプレッサ吐出圧力に関する運転データの場合は、図22に示すように、不揮発性メモリ17に記憶された、各吐出圧力ゾーン33a・33b・33c・・・における積算時間33a’・33b’・33c’・・・に対して、それぞれに対応した重み付けの係数38a・38b・38c・・・を乗じて、これらの係数を乗じた積算時間の全ての和と、予め設定された基準値である基準積算運転時間とが比較される。ここで、それぞれの重み付けの係数38a・38b・38c・・・は、前記各ゾーン33a・33b・33c・・・にかかる、コンプレッサ吐出圧力といった負荷に対応した値となっている。
【0037】
また、コンプレッサ吐出温度による場合も同様に、不揮発性メモリ17に記憶された、各吐出温度ゾーン34a・34b・34c・・・における積算時間34a’・34b’・34c’・・・に対して、それぞれに対応した重み付けの係数39a・39b・39c・・・を乗じて、これらの係数を乗じた積算時間の全ての和と、予め設定された基準値である基準積算運転時間とが比較される。ここで、それぞれの重み付けの係数39a・39b・39c・・・は、前記各ゾーン34a・34b・34c・・・にかかる、コンプレッサ吐出温度といった負荷に対応した値となっている。また、前記基準積算運転時間は、一定のコンプレッサ吐出圧力及びコンプレッサ吐出温度で運転を行った行った場合の冷媒回路寿命時期を示すものである。
【0038】
そして、前述のエンジン回転数及び燃料スロットル開度を運転データとして用いた場合と同様に、遠隔監視装置55において、重み付けを行った積算運転時間に応じて適正な冷媒回路寿命時期を決定し、予め設定された基準積算運転時間を変更するためのデータを、該遠隔監視装置55から室外機8へ送信するように構成している。このデータを受信した室外機8は該データに基づいて、予め設定された基準積算運転時間を、適正な基準積算運転時間へ変更するのである。
【0039】
以上のように、運転データとしてコンプレッサ吐出圧力、及び、コンプレッサ吐出温度を用いてメンテナンス時期の判定やメンテナンス時期の変更等を行う機構のフローを図23、図24により説明する。まず、図23に示すように、ステップS71の如く、室外機8の運転中に、該室外機8において、コンプレッサ吐出圧力が吐出圧力センサ12により検出されて、室外制御ユニット51にてそのピーク値がホールドされるとともに記憶される(ステップS72)。また、コンプレッサ吐出温度が吐出温度センサ13により検出されて、そのピーク値がホールドされるとともに記憶され(ステップS73)、一定時間t毎の平均コンプレッサ吐出圧力の算出が行われる(ステップS74)。そして、この平均コンプレッサ吐出圧力の各運転吐出圧力ゾーン33a・33b・33c・・・毎の分布データを算出するとともに記憶する(ステップS75)。さらに、一定時間t毎のコンプレッサ吐出温度の算出が行われ(ステップS76)、この平均コンプレッサ吐出温度の各吐出温度ゾーン34a・34b・34c・・・毎の分布データが算出されるとともに記憶がなされる(ステップS77)。その後、不揮発性メモリ17に記憶されたこれらの運転データが遠隔監視装置55へ送信される(ステップS78)。
【0040】
図24に示すように、各室外機8の室外制御ユニット51から送信された運転データは、遠隔監視装置55にて受信され(ステップS91)、該遠隔監視装置55に蓄積される(ステップS92)。蓄積された運転データは前述のように処理・分析される(ステップS93)とともに、サービスマンからのメンテナンス情報が蓄積される(ステップS94)。そして、これらの処理・分析や蓄積されたメンテナンス情報に基づいて冷媒回路寿命時期を決定し(ステップS95)、室外機8において予め設定された冷媒回路寿命時期(基準積算運転時間)を変更するべく、冷媒回路寿命時期のデータを各室外機8へ送信する(ステップS96)。
【0041】
図23に示すように、遠隔監視装置55から送信されたメンテナンス時期変更のデータが室外機8で受信される(ステップS79)と、このデータに基づいて冷媒回路寿命時期が変更される(ステップS80)。その後、冷媒回路寿命時期(積算運転時間)がカウントされて(ステップS81)、冷媒回路寿命時期に達したか否かの判断がなされ(ステップS82)、冷媒回路寿命時期に達していなければステップS71からの処理を再度行い、冷媒回路寿命時期に達していれば冷媒回路寿命時期であることを示す警報表示が室内機9に表示される(ステップS83)。
【0042】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。
請求項1記載の如く、積算記憶したデータをモデム、又は、ターミナルアダプタを介して、電話回線により遠隔送信する、エンジンヒートポンプ室外機の遠隔監視装置において、該積算記憶するデータは、一定時間毎に算出したエンジン回転数の平均値を、予め定められた各ゾーンに分類し、分類された各ゾーンに該当した運転時間を、積算して得た運転時間としたことにより、まず、各運転回転数ゾーンでの積算運転時間が判明するので、個々のエンジンヒートポンプの使用状況を把握することができ、エンジンオイルの交換補充、エンジン冷却水の補充、点火プラグの交換時期、及び、吸排気バルブのタペット隙間の管理再調整時期等のエンジンメンテナンス時期を個別的に判定することが可能となった。
また、各エンジンヒートポンプのエンジンメンテナンス時期の判定は、運転データの送信先である遠隔監視装置で一括的に行うため、サービスマンが各エンジンヒートポンプを個別的に巡回して運転データを収集する必要がなくなった。
さらに、遠隔監視装置へ送信する運転データは、個々のエンジンヒートポンプにおいても積算記憶しているので、万が一、通信時に不具合が発生したとしても、運転データが消失してしまうことを防止することができる。
【0043】
さらに、請求項2記載の如く、積算記憶したデータをモデム、又は、ターミナルアダプタを介して、電話回線により遠隔送信する、エンジンヒートポンプ室外機の遠隔監視装置において、該積算記憶するデータは、一定時間毎に算出した燃料スロットルの開度の平均値を、予め定められた各ゾーンに分類し、分類された各ゾーンに該当した運転時間を、積算して得た運転時間としたことにより、まず、各燃料スロットル開度ゾーンでの積算運転時間が判明するので、個々のエンジンヒートポンプの使用状況、特に、燃焼負荷を把握することができ、カーボン等の付着による点火プラグの交換時期や、吸排気バルブシートの交換時期等の燃焼室周辺のメンテナンス時期、及び、エンジンオイルの交換補充や、エンジン冷却水の補充時期等のエンジンメンテナンス時期の判定をより精度良く、個別的に行うことが可能となった。
また、各エンジンヒートポンプのエンジンメンテナンス時期の判定は、運転データの送信先である遠隔監視装置で一括的に行うため、サービスマンが各エンジンヒートポンプを個別的に巡回して運転データを収集する必要がなくなった。
さらに、遠隔監視装置へ送信する運転データは、個々のエンジンヒートポンプにおいても積算記憶しているので、万が一、通信時に不具合が発生したとしても、運転データが消失してしまうことを防止することができる。
【0044】
さらに、請求項3記載の如く、積算記憶したデータをモデム、又は、ターミナルアダプタを介して、電話回線により遠隔送信する、エンジンヒートポンプ室外機の遠隔監視装置において、該積算記憶するデータは、起動に要したスタータモータへの通電時間を、予め定められた各通電時間ゾーンに分類し、分類された各ゾーンに該当した通電回数を、積算して得た通電回数としたことにより、まず、個々のエンジンヒートポンプにおけるスタータモータの使用状況を把握することができて、該スタータモータの交換時期を個別的に判定することが可能となった。
また、各エンジンヒートポンプのエンジンメンテナンス時期の判定は、運転データの送信先である遠隔監視装置で一括的に行うため、サービスマンが各エンジンヒートポンプを個別的に巡回して運転データを収集する必要がなくなった。
さらに、遠隔監視装置へ送信する運転データは、個々のエンジンヒートポンプにおいても積算記憶しているので、万が一、通信時に不具合が発生したとしても、運転データが消失してしまうことを防止することができる。
【0045】
さらに、請求項4記載の如く、積算記憶したデータをモデム、又は、ターミナルアダプタを介して、電話回線により遠隔送信する、エンジンヒートポンプ室外機の遠隔監視装置において、該積算記憶するデータは、一定時間毎に算出したコンプレッサ吐出圧力及び吐出温度の平均値を、予め定められた各ゾーンに分類し、分類された各ゾーンに該当した運転時間を、積算して得た運転時間としたことにより、まず、個々のエンジンヒートポンプにおける冷媒回路の使用状態、特に、コンプレッサの使用状態を把握することができるので、該コンプレッサのメンテナンス時期を個別的に判定することが可能となった。
また、各エンジンヒートポンプのエンジンメンテナンス時期の判定は、運転データの送信先である遠隔監視装置で一括的に行うため、サービスマンが各エンジンヒートポンプを個別的に巡回して運転データを収集する必要がなくなった。
さらに、遠隔監視装置へ送信する運転データは、個々のエンジンヒートポンプにおいても積算記憶しているので、万が一、通信時に不具合が発生したとしても、運転データが消失してしまうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のエンジンヒートポンプにおける室外制御ユニットを示すブロック図である。
【図2】 同じくエンジンヒートポンプ制御装置を備えたエンジンヒートポンプシステムを示す概略図である。
【図3】 各室外機8から遠隔監視装置55へデータを送信する際のデータ収集機構を示す図である。
【図4】 エンジン回転数及び燃料スロットル開度のゾーン振り分け方法を示す図である。
【図5】 エンジン回転数のゾーン振り分けのフローチャートを示す図である。
【図6】 燃料スロットル開度のゾーン振り分けのフローチャートを示す図である。
【図7】 エンジン回転数及び燃料スロットル開度に関して演算処理されたデータの記憶装置への記憶内容を示す図である。
【図8】 エンジン回転数及び燃料スロットル開度に基づくメンテナンス時期判定方法を示す図である。
【図9】 エンジンヒートポンプにおけるエンジン回転数及び燃料スロットル開度に基づく運転データの積算記憶方法及びメンテナンス時期判定方法のフローチャートを示す図である。
【図10】 同じく遠隔監視装置におけるメンテナンス時期判定方法のフローチャートを示す図である。
【図11】 スタータモータのゾーン振り分けのフローチャートを示す図である。
【図12】 スタータモータに関して演算処理されたデータの記憶装置への記憶内容を示す図である。
【図13】 スタータモータ通電時間に基づくメンテナンス時期判定方法のフローチャートを示す図である。
【図14】 エンジンヒートポンプにおけるスタータモータ通電時間に基づく運転データの積算記憶方法及びメンテナンス時期判定方法のフローチャートを示す図である。
【図15】 同じく遠隔監視装置におけるスタータモータ寿命時期判定方法のフローチャートを示す図である。
【図16】 コンプレッサ吐出圧力及びコンプレッサ吐出温度のゾーン振り分け方法を示す図である。
【図17】 コンプレッサ吐出圧力のゾーン振り分けのフローチャートを示す図である。
【図18】 コンプレッサ吐出温度のゾーン振り分けのフローチャートを示す図である。
【図19】 コンプレッサ吐出圧力のピーク値更新方法のフローチャートを示す図である。
【図20】 コンプレッサ吐出温度のピーク値更新方法のフローチャートを示す図である。
【図21】 コンプレッサ吐出圧力及びコンプレッサ吐出温度に関して演算処理されたデータの記憶装置への記憶内容を示す図である。
【図22】 コンプレッサ吐出圧力及びコンプレッサ吐出温度に基づくメンテナンス時期判定方法を示す図である。
【図23】 エンジンヒートポンプにおけるコンプレッサ吐出圧力及びコンプレッサ吐出温度に基づく運転データの積算記憶方法及び冷媒回路寿命時期判定方法のフローチャートを示す図である。
【図24】 同じく遠隔監視装置における冷媒回路寿命時期判定方法のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 検出手段
2 入力手段
3 演算手段
4 記憶手段
5 表示手段
6 通信手段
8 室外機
9 室内機
11 回転数センサ
12 吐出圧力センサ
13 吐出温度センサ
16 マイクロコンピュータ
17 不揮発性メモリ
19 通信回路
51 室外制御ユニット
53 モデム
54 電話回線
55 遠隔監視装置
Claims (4)
- 積算記憶したデータをモデム、又は、ターミナルアダプタを介して、電話回線により遠隔送信する、エンジンヒートポンプ室外機の遠隔監視装置において、該積算記憶するデータは、一定時間毎に算出したエンジン回転数の平均値を、予め定められた各ゾーンに分類し、分類された各ゾーンに該当した運転時間を、積算して得た運転時間としたことを特徴とするエンジンヒートポンプ室外機の遠隔監視装置。
- 積算記憶したデータをモデム、又は、ターミナルアダプタを介して、電話回線により遠隔送信する、エンジンヒートポンプ室外機の遠隔監視装置において、該積算記憶するデータは、一定時間毎に算出した燃料スロットルの開度の平均値を、予め定められた各ゾーンに分類し、分類された各ゾーンに該当した運転時間を、積算して得た運転時間としたことを特徴とするエンジンヒートポンプ室外機の遠隔監視装置。
- 積算記憶したデータをモデム、又は、ターミナルアダプタを介して、電話回線により遠隔送信する、エンジンヒートポンプ室外機の遠隔監視装置において、該積算記憶するデータは、起動に要したスタータモータへの通電時間を、予め定められた各通電時間ゾーンに分類し、分類された各ゾーンに該当した通電回数を、積算して得た通電回数としたことを特徴とするエンジンヒートポンプ室外機の遠隔監視装置。
- 積算記憶したデータをモデム、又は、ターミナルアダプタを介して、電話回線により遠隔送信する、エンジンヒートポンプ室外機の遠隔監視装置において、該積算記憶するデータは、一定時間毎に算出したコンプレッサ吐出圧力及び吐出温度の平均値を、予め定められた各ゾーンに分類し、分類された各ゾーンに該当した運転時間を、積算して得た運転時間としたことを特徴とするエンジンヒートポンプ室外機の遠隔監視装置。
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