JP3864686B2 - 車両用フードロック装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用フードロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の中には、例えば特開平7−69245号公報に示されているように、歩行者が衝突した際にその衝突荷重でフードを後方へ移動させると共に、その後方移動力でリンク機構をリフト作動させてフード前端部を持ち上げ、フードの上下方向変形ストロークを拡大して衝突エネルギー吸収量を増大し得るようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構造では前述のように、歩行者がフード前端部に衝突した際の衝突荷重を利用して、フードおよびリンク機構を変位作動させるために衝突初期段階ではフードの変形によるエネルギー吸収効果が期待できず、しかも、フード,リンク機構の作動反力により理想的な衝突エネルギー吸収特性とすることが難しかった。
【0004】
そこで、本発明は歩行者の衝突初期段階からフード前端部周りの変形によるエネルギー吸収効果が得られて安全性を一段と高めることができる車両用フードロック装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明にあっては、車体前部に配設されて、フード前端部のストライカと係脱するフードロック機構と、
フードロック機構とストライカとの係合を解除するリリース手段と、
フードロック機構とストライカとの係合解除時にフード前端部を跳ね上げる跳ね上げ手段と、
前記跳ね上げ手段によってフード前端部が跳ね上げられた際に、該フード前端部と車体との間に移動可能に配置されて、フード前端部に上方から作用する衝突荷重を吸収するエネルギー吸収手段と、
歩行者との衝突を検出又は予測する歩行者検知手段と、を備え、
前記歩行者検知手段の検出信号にもとづいて、前記リリース手段を作動させると共に、エネルギー吸収手段をフード前端部と車体との間に配置させるようにした構成であって、
前記リリース手段が、車室内に配設されたリリースレバーと、
該リリースレバーのリリース操作により牽引されてフードロック機構をストライカとの係合を解除する方向に作動するリリースワイヤと、
リリースワイヤの途中に介装されて、歩行者検知手段の検出信号にもとづいて作動されて前記リリースワイヤをリリースレバーによるリリースストローク以上に牽引して、エネルギー吸収手段をフード前端部と車体との間に移動させる動力機構と、で構成され、
前記フードロック機構は、ストライカと非係合方向に回動付勢されて該ストライカと係脱するメインラッチと、
メインラッチと係合方向に回動付勢されてメインラッチとストライカとの係合時に該メインラッチと係合し、かつ、リリースワイヤに連結されて該リリースワイヤの牽引動作によってメインラッチとの係合が解除されるサブラッチと、
前記サブラッチに連結されると共に一方向に回動付勢され、フード前端部の跳ね上げ挙動に対して、フード前端部の跳ね上げを一定に規制するセフティキャッチレバーと、を備えている一方、
フード前端部は該セフティキャッチレバーが係合する係止部材を備え、
これらセフティキャッチレバーと係止部材は、フード前端部の跳ね上げ動作で相互に係合してフード前端部の跳ね上げを一定に規制する第1係合位置と、
動力機構によるリリースワイヤの牽引動作でサブラッチと連動してセフティキャッチレバーがオーバーストロークすることにより、セフティキャッチレバーと係止部材の相互がロックしてフード前端部と車体との間の間隔を保持させる第2係合位置と、を備え、
これらセフティキャッチレバーと係止部材とでフード前端部に上方から作用する衝突荷重に対して圧縮変形するエネルギー吸収手段を構成したことを特徴としている。
【0008】
請求項2の発明にあっては、車体前部に配設されて、フード前端部のストライカと係脱するフードロック機構と、
フードロック機構とストライカとの係合を解除するリリース手段と、
フードロック機構とストライカとの係合解除時にフード前端部を跳ね上げる跳ね上げ手段と、
前記跳ね上げ手段によってフード前端部が跳ね上げられた際に、該フード前端部と車体との間に移動可能に配置されて、フード前端部に上方から作用する衝突荷重を吸収するエネルギー吸収手段と、
歩行者との衝突を検出又は予測する歩行者検知手段と、を備え、
前記歩行者検知手段の検出信号にもとづいて、前記リリース手段を作動させると共に、エネルギー吸収手段をフード前端部と車体との間に配置させるようにした構成であって、
前記リリース手段が、車室内に配設されたリリースレバーと、
該リリースレバーのリリース操作により牽引されてフードロック機構をストライカとの係合を解除する方向に作動するリリースワイヤと、
リリースワイヤの途中に介装されて、歩行者検知手段の検出信号にもとづいて作動されて前記リリースワイヤをリリースレバーによるリリースストローク以上に牽引して、エネルギー吸収手段をフード前端部と車体との間に移動させる動力機構と、で構成され、
前記フードロック機構は、ストライカと非係合方向に回動付勢されて該ストライカと係脱するメインラッチと、
メインラッチと係合方向に回動付勢されてメインラッチとストライカとの係合時に該メインラッチと係合し、かつ、リリースワイヤに連結されて該リリースワイヤの牽引動作によってメインラッチとの係合が解除されるサブラッチと、
フード前端部の跳ね上げを一定に規制する一方向に回動付勢されたセフティキャッチレバーと、を備えている一方、
フード前端部は該セフティキャッチレバーが係合する係止部材を備え、
前記セフティキャッチレバーには、サブラッチと連結されて動力機構によるリリースワイヤの牽引動作でサブラッチと連動して、前記係止部材の下面に係合してフード前端部と車体との間の間隔を保持させるロックレバーを併設し、
これらロックレバーと係止部材とでフード前端部に上方から作用する衝突荷重に対して圧縮変形するエネルギー吸収手段を構成したことを特徴としている。
【0009】
請求項3の発明にあっては、請求項1,2に記載の跳ね上げ手段が、車体前部とフード前端部との間に配設されたスプリングであることを特徴としている。
【0010】
請求項4の発明にあっては、請求項1〜3に記載の跳ね上げ手段が、車体前部とフード前端部との間に配設され、歩行者検知手段の検出信号により膨張展開作動するエアバッグ装置であることを特徴としている。
【0012】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、車両と歩行者との衝突を歩行者検知手段により検出すると、該歩行者検知手段の検出信号によりリリース手段が作動して、フードロック機構とストライカとの係合を解除すると共に跳ね上げ手段によりフード前端部を所要のリフト量で跳ね上げ、これと同時にエネルギー吸収手段をフード前端部と車体との間に配置させる。
【0013】
この結果、歩行者がフード前端部に衝突して該フード前端部に上方から衝突荷重が作用すると、この跳ね上げられたフード前端部が圧縮変形して衝突エネルギー吸収が行われると共に、エネルギー吸収手段によって衝突エネルギーが吸収され、これらの相乗効果によって歩行者の衝突初期段階で効率よく衝突エネルギーを吸収することができる。
【0014】
また、フードロック機構のロック解除を行うリリース機構を有効利用して、エネルギー吸収手段のフード前端部と車体との間への移動制御を行わせるようにしてあるため、大幅な設計変更を伴うことなくフードロック機構のロック解除作動と、エネルギー吸収手段の前記移動制御とを連続的に行わせるようにすることができて、これら一連の作動の安定化とコストダウンとを図ることができる。
【0015】
更に、フードロック機構に設けられてフード前端部の跳ね上げを一定に規制するセフティキャッチレバーと、フード前端部に設けられて該セフティキャッチレバーが係合する係止部材とを有効利用して、これらセフティキャッチレバーと係止部材とで、圧縮変形により衝突荷重を吸収するエネルギー吸収手段を構成しているため、専用の大掛かりなエネルギー吸収機構を必要とすることがなく、しかも、フードロック機構の大幅な設計変更を伴うことがないのでコスト的に有利に得ることができる。
【0016】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の発明と同様のエネルギー吸収効果と、フードロック機構のロック解除作動およびエネルギー吸収手段の移動制御作動の安定化を行えるが、特に、フードロック機構に設けられてフード前端部の跳ね上げを規制するセフテキャッチレバーにロックレバーを併設し、該ロックレバーと前記キャッチレバーが係合するフード前端部側の係止部材とを、圧縮変形により衝突荷重を吸収するエネルギー吸収手段を構成しているため、専用の大掛かりなエネルギー吸収機構を必要とすることがなく、しかも、フードロック機構の大幅な設計変更を伴うことがないのでコスト的に有利に得ることができる。
【0017】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1,2の発明の効果に加えて、車体前部とフード前端部との間にスプリングを配設してこれを跳ね上げ手段としているため、フード前端部の跳ね上げ動作を迅速、かつ、確実に行わせることができる。
【0018】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の発明の効果に加えて、車体前部とフード前端部との間に歩行者検知手段の検出信号により膨張展開作動するエアバッグ装置を配設してこれを跳ね上げ手段としているため、フード前端部の跳ね上げ動作を迅速、かつ、確実に行わせることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
【0021】
図1〜3において、1はエンジンフードを示し、その前端部にはフードインナ1Aの略中央部分に後述するフードロック機構5のメインラッチ7と係脱するストライカ2と、該フードロック機構5のセフティキャッチレバー16と係脱する係止部材3とを併設してある。
【0022】
4は車体前部構成体を示し、ファーストクロスメンバ4Aと、ラジエータコアアッパレール4Bと、ファーストクロスメンバ4Aとラジエータコアアッパレール4Bの車幅方向中央部分でこれら両者に跨って結合配置したフードロックステイ4Cとを備え、該フードロックステイ4Cの上端部にフードロック機構5を配設してある。
【0023】
6はフードロック機構5のロックベースを示し、該ロックベース6にはストライカ2と係脱するメインラッチ7と、該メインラッチ7と係脱するサブラッチ8とをそれぞれピン9,10により回動自在に軸支してある。
【0024】
メインラッチ7はその下端部とロックベース6との間に張設したセットスプリング11によって、ストライカ2と非係合方向(図3の時計方向)に回動付勢してあり、該メインラッチ7は図外のストッパにより前記時計方向の回動を規制して、フード開蓋状態で2股のパウル7a,7b間のロック溝7cが上向きとなり、一方のパウル7aが丁度ストライカ2の直下位置となって、フード閉蓋時に該パウル7aでストライカ2を受けて係合方向(図3の反時計方向)に回動し得るようにしてある。
【0025】
サブラッチ8はその下端部とロックベース6との間に張設したセットスプリング12によって、メインラッチ7と係合方向(図3の反時計方向)に回動付勢してあり、該サブラッチ8は図外のストッパにより前記反時計方向の回動を規制して、フード開蓋状態でパウル8aがメインラッチ7のパウル7aの回動軌跡の内側に突出する位置となって、フード閉蓋時にストライカ2によりメインラッチ7が図3の反時計方向に回動すると、パウル7aでパウル8aをセットスプリング12のばね力に抗して押し退けて該パウル7aをくぐり抜けさせることにより、これらパウル7a,8aが係合してストライカ2をメインラッチ7でロックするようにしてある。
【0026】
サブラッチ8の下端には、車室内に配設したリリースレバー13のリリース操作によって牽引されるリリースワイヤ14を連結してあり、該リリースレバー13のリリース操作によるリリースワイヤ14の牽引動作でサブラッチ8がセットスプリング12のばね力に抗して図3の時計方向に回動し、パウル8aがパウル7aをくぐり抜けてメインラッチ7とストライカ2との係合を解除(ロック解除)し得るようにしてある。
【0027】
このフードロック機構5のロック解除時には、セットスプリング11のばね力でメインラッチ7が回動復帰する際のストライカ2の押し上げ力、および車体前部構成体4上に設けられてフード閉蓋時の緩衝機能を果たすバンパーラバー15の弾性力とによってフード前端部が跳ね上げられるようになっており、従って、本実施形態ではこれらセットスプリング11とバンパーラバー15とが跳ね上げ手段として機能する。
【0028】
16はロックベース6にメインラッチ7、サブラッチ8と反対側でピン17により回動自在に軸支され、フードロック機構5の前記ロック解除時のフード前端部の跳ね上げ挙動に対して、パウル16aが前記係止部材3に係合して該フード前端部の跳ね上げを規制するセフティキャッチレバーを示す。
【0029】
本実施形態ではセフティキャッチレバー16の下端に設けたブラケット16cを、ロックベース6に設けたスライドスリット6aに挿通して、該セフティキャッチレバー16の回動ストロークを規制してある。
【0030】
また、前記ブラケット16cとサブラッチ8の下端に設けたブラケット8bとをねじりコイルスプリング18で連結して、該ねじりコイルスプリング18によりセフティキャッチレバー16を係止部材3と係合方向(図3の時計方向)に回動付勢してある。
【0031】
16dはセフティキャッチレバー16の係止解除用のレバー部を示す。
【0032】
本実施形態ではメインラッチ7,サブラッチ8にそれぞれセットスプリング11,12を設けているが、場合によってこれらセットスプリング11,12の一方のみを用いて、メインラッチ7とサブラッチ8の下端部間に跨って張設して、メインラッチ7を図3の時計方向に、サブラッチ8を図3の反時計方向に回動付勢するようにしてもよい。
【0033】
ここで、前記係止部材3はセフティキャッチレバー16のパウル16aに対向した側部を開放したボックス状に形成してあり、その底壁に該パウル16aが係合する第1係止部3aを形成してあると共に、後壁には該第1係止部3aに続いて前記パウル16aが進入して係合する第2係止部3bを貫通形成してある。
【0034】
前記パウル16aの下側の顎部16bは、該パウル16aが前記第2係止部3bに十分に進入係合して、セフティキャッチレバー16と係止部材3の相互がロックし得るように奥行きを大きく形成してあり、本実施形態では前記パウル16aが第2係止部3bに係合して、セフティキャッチレバー16と係止部材3の相互がロックした状態で、これらセフティキャッチレバー16と係止部材3とでフード前端部に上方から作用する衝突荷重に対して圧縮変形するエネルギー吸収手段を構成する。
【0035】
一方、前記リリースワイヤ14の途中には、該リリースワイヤ14をリリースレバー13によるリリースストローク以上に牽引する動力機構19を介装してある。
【0036】
この動力機構19としてはモーター駆動、油圧駆動、あるいは電磁駆動するアクチュエータを用いることができ、該動力機構19は車両前部に配設した歩行者検知手段20の検出信号にもとづいて作動するようにしてある。
【0037】
この歩行者検知手段20としては、タッチセンサや距離センサ等を用いることができ、歩行者との衝突を電気的に検出し、あるいは自車と前方の歩行者との相対距離を電気的に検出して衝突を予測し、それらの検出信号にもとづいてコントローラーCにより前記動力機構19に作動信号を出力するようにしてある。
【0038】
次に、この第1実施形態のフードロック装置の作動を図3〜6と共に説明する。
【0039】
図3はエンジンフード1を開いている状態を示し、この状態ではフードロック機構5のメインラッチ7はそのロック溝7cが上向きの状態となり、該メインラッチ7とサブラッチ8とは非係合の状態にある。
【0040】
このフード開蓋状態からエンジンフード1の前端部を押し下げて閉蓋すると、図4に示すように係止部材3の底壁の第1係止部3aがセフティキャッチレバー16のパウル16aをくぐり抜けると共に、ストライカ2がメインラッチ7のパウル7aを押し下げて該メインラッチ7を同図の反時計方向に回動させる。
【0041】
このメインラッチ7の回動により、前記パウル7aがサブラッチ8のパウル8aをくぐり抜けると、該パウル8aが直ちにパウル7aに係合し、ストライカ2をメインラッチ7のパウル7bでホールドして、フード前端部をロックする。
【0042】
このフードロック状態ではバンパーラバー15の弾性によってフード前端部は上向きに付勢されている。
【0043】
エンジンフード1の開蓋に際して、車室内のリリースレバー13をリリース操作すると、リリースワイヤ14が牽引されて図5に示すようにサブラッチ8を同図の時計方向に回動して、パウル8aとメインラッチ7のパウル7aとの係合を解除する。
【0044】
このサブラッチ8とメインラッチ7との係合解除により、該メインラッチ7が同図の時計方向に回動してストライカ2との係合を解除、即ち、ロック解除するが、このロック解除時にはメインラッチ7のセットスプリング11のばね力でパウル7aによりストライカ2を押し上げる跳ね上げ力と、バンパーラバー15の弾性力とによってフード前端部が速やかに跳ね上げられる。
【0045】
このフード前端部の跳ね上げ挙動は、該フード前端部が所定量、例えば作業者の手をフード前端部と車体前部との間に差し入れてセフティキャッチレバー16のレバー部16dを操作できる程度に跳ね上げられると、同図に示すように該セフティーキャッチレバー16のパウル16aが係止部材3の第1係止部3aに係合して第1係合位置が保持され、前記フード前端部の跳ね挙動を規制する。
【0046】
これは、万一、走行中にフードロックが解除されてしまった場合でも、エンジンフード1が開動するのを阻止して安全性を確保するためのものであって、以上のフードロック,フードロックの解除作動は一般のフードロック機構のそれと何等変わるところはない。
【0047】
一方、車両走行中に歩行者検知手段20により、歩行者との衝突又は衝突予測の検出作用が行われると、該歩行者検知手段20の検出信号にもとづいて動力機構19が作動し、該動力機構19によってリリースワイヤ14がリリースレバー13によるリリースストローク以上に牽引する。
【0048】
このリリースワイヤ14の牽引動作によって、図6に示すようにサブラッチ8のロック解除動作と連動して、ねじりコイルスプリング18を牽引し、セフティキャッチレバー16をオーバーストロークさせてそのパウル16aを係止部材3の第2係止部3bに一気に進入係合して第2係合位置にさせる。
【0049】
これにより、フード前端部を前記所定のリフト量で跳ね上げた状態でセフティキャッチレバー16と係止部材3の相互がロックして、フード前端部と車体との間の間隔を保持する。
【0050】
図7のA,Bはフードロック状態から、歩行者検知手段20の検出作用によりフード前端部が所定リフト量で跳ね上げられて、フード前端部と車体との間の間隔が前記リフト量Lで保持された状態を略示的に示している。
【0051】
このように、フード前端部が所定リフト量Lで跳ね上げられた状態で、歩行者がフード前端部に衝突して、同図のBに示すように該フード前端部に上方から衝突荷重Fが作用すると、この跳ね上げられたフード前端部が同図のCに示すように圧縮変形して衝突エネルギー吸収が行われると共に、同図のDに示すようにエネルギー吸収手段としてのセフティキャッチレバー16と係止部材3がロック状態のまま圧縮変形して衝突エネルギーが吸収され、これらの相乗効果によって歩行者の衝突初期段階で効率よく衝突エネルギーを吸収することができる。
【0052】
ここで、本実施形態では前述のようにフードロック機構5に設けられたフード前端部の跳ね上げを一定に規制するセフティキャッチレバー16と、フード前端部に設けられて該セフティキャッチレバー16が係合する係止部材3とを有効利用して、これらセフティキャッチレバー16と係止部材3とを、圧縮変形により衝突荷重を吸収するエネルギー吸収手段を構成しているため、専用の大掛かりなエネルギー吸収機構を必要とすることがなく、しかも、フードロック機構5の大幅な設計変更を伴うことがないのでコスト的に有利に得ることができる。
【0053】
また、フードロック機構5のロック解除を行うリリース機構を有効利用し、リリースワイヤ14の途中に歩行者検知手段20の検出信号にもとづいて作動する動力機構19を介装して、エネルギー吸収手段としてのセフティキャッチレバー16をフード前端部と車体との間の所定ロック位置(第2係合位置)への移動制御を行わせるようにしてあるため、大幅な設計変更を伴うことなくフードロック機構5のロック解除作動と、セフティキャッチレバー16の前記所定位置への移動制御とを連続的に行わせることができて、これら一連の作動の安定化とコストダウンとを図ることができる。
【0054】
前記実施形態ではサブラッチ8の下端とセフティキャッチレバー16の下端とをねじりコイルスプリング18で連結しているが、この他図8,9に示すように直状のリンク部材21で連結するようにしてもよい。
【0055】
この場合、セフティキャッチレバー16はセットスプリング22により前記係止部材3と係合方向(図9の時計方向)に回動付勢する。
【0056】
また、リンク部材21は、セフティキャッチレバー16の下端に対して摺動自在で、かつ、動力機構19によるリリースワイヤ14の牽引時にのみ、リンク部材21の端部がセフティキャッチレバー16の下端に係合して、該セフティキャッチレバー16を前記第2係合位置へ回動し得るような長さに設定する。
【0057】
即ち、この第2実施形態では、通常のリリースレバー13のリリース操作によるフードロック機構5のロック解除動作では、図9のA,Bに示すようにリンク部材21が摺動するのみで、リリースワイヤ14の牽引力がセフティキャッチレバー16に伝達されないが、動力機構19によるリリースワイヤ14の牽引動作に対しては、図9のCに示すようにサブラッチ8のオーバーストロークで、リンク部材21の端部がセフティキャッチレバー16の下端に係合して、該セフティキャッチレバー16を前記所定の第2係合位置へ回動させる。
【0058】
従って、この第2実施形態の構造にあっても前記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0059】
図10,11は本発明の第3実施形態を示すもので、フードロック機構5のセフティキャッチレバー16はセットスプリング22によってパウル16aが係止部材3と係合する方向に回動付勢してあって、図外のストッパによってエンジンフード1の開蓋状態ではパウル16aの先端部が丁度係止部材3の係止部(第1実施形態の第1係止部3aに相当)の直下となる位置に回動規制してある。
【0060】
このセフティキャッチレバー16には、ピン17によりロックレバー23を同軸的に回動自在に併設してある。
【0061】
ロックレバー23の上端には、係止部材3の係止部3aの下面に係合可能な係合凹部23aを形成してある。
【0062】
ロックレバー23はその下端に設けたブラケット23bを、ロックベース6に設けたスライドスリット6aに挿通して、該ロックレバー23の回動ストロークを規制してある。
【0063】
また、前記ブラケット23bとサブラッチ8の下端に設けたブラケット8bとをねじりコイルスプリング18で連結して、該ねじりコイルスプリング18により連結してある。
【0064】
この実施形態の場合、ねじりコイルスプリング18は、ロックレバー23をほぼ直立状態を維持できる程度のばね力に設定する。
【0065】
この第3実施形態では、エンジンフード1の開蓋状態から閉蓋時におけるフードロック機構5のロック状態、および通常時のリリースレバー13のリリース操作によるロック解除の作動態様は、図11,12,13に示すように前記第1実施形態とほぼ同様である。
【0066】
次に、歩行者検知手段20の検出信号にもとづいて動力機構19の作動によって、リリースワイヤ14がリリースレバー13によるリリースストローク以上に牽引されると、サブラッチ8のロック解除方向の回動によりフードロック機構5がロック解除し、前記第1実施形態と同様の理由によりフード前端部を跳ね上げると共に、セフティキャッチレバー16のパウル16aが係止部材3の係止部3aに係合して、該フード前端部の跳ね上げを所定量に規制する。
【0067】
前記サブラッチ8の回動と同時に、該サブラッチ8のオーバーストロークでねじりコイルスプリング18を介してロックレバー23を図14に示すように時計方向に回動し、係合凹部23aを係止部材3の係止部3aの下面に係合させる。
【0068】
これにより、フード前端部を前記所定のリフト量ではね上げた状態でロックレバー23と係止部材3の相互がロックして、フード前端部と車体との間の間隔を保持する。
【0069】
従って、歩行者がフード前端部に衝突してフード前端部に上方から衝突荷重が作用すると、前記第1実施形態と同様に該フード前端部が圧縮変形して衝突エネルギー吸収を行うと共に、係止部材3とロックレバー23とがエネルギー吸収手段として機能して、これら係止部材3とロックレバー23とが圧縮変形して衝突エネルギーを吸収し、これらの相乗効果によって歩行者の衝突初期段階で効率よく衝突エネルギー吸収することができて、前記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0070】
前記各実施形態ではフード前端部の跳ね上げ手段として、エンジンフード1の閉蓋時の緩衝を行わせるバンパーラバー15の弾性力と、フードロック機構5のメインラッチ7のセットスプリング11によるストライカ2の押し上げ力とを有効利用しているが、この他、図15に示す第4実施形態のようにフード前端部と車体前部との間にスプリング24を設けて跳ね上げ手段とすることもでき、この場合、前記第1〜第3実施形態の効果に加えて、スプリング24によってフード前端部の跳ね上げ動作を迅速、かつ、確実に行わせることができて、歩行者のフード前端部への衝突に対する準備体勢を速やかに作ることができる。
【0071】
なお、本実施形態ではエンジンフード1の後端にも歩行者検知手段20の検出信号にもとづいてフード後端を跳ね上げる跳ね上げ機構26を配設してある。
【0072】
図16,図17は本発明の第5実施形態を示すもので、本実施形態にあっては車体前部とフード前端部との間に前記歩行者検知手段20の検出信号にもとづいて膨張展開作動するエアバッグ装置25を配設して、該エアバッグ装置25をフード前端部の跳ね上げ手段としている。
【0073】
この実施形態ではラジエータコアアッパレール4B上の左右両側部に、左右一対のエアバッグ装置25を該ラジエータコアアッパレール4Bに沿って配設してある。
【0074】
従って、この第5実施形態によれば前記第1〜第3実施形態の効果に加えて、エアバッグ装置25によってフード前端部の跳ね上げ動作を迅速、かつ、確実に行わせることができて、歩行者のフード前端部への衝突に対する準備体勢を速やかに作ることができる。
【0075】
また、エアバッグ装置25のバッグ本体25aが図16に示すように車両前方へ膨出展開することによって、歩行者の1次衝突を柔軟に受け止めてエネルギー吸収を行わせることができて、より一層安全性を高めることができる。
【0076】
なお、このようにエアバッグ装置25を用いる場合、該エアバッグ装置25をフード前端部の跳ね上げ手段とエネルギー吸収手段として機能させてもよい。
【0077】
また、本発明によれば前述のように歩行者の保護対策を徹底できる他、自転車乗員を保護するための衝突挙動コントロール効果も得ることができる(自動車技術会 ‘00春季大会 34号参照)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の概略構成を示す斜視図。
【図2】本発明の第1実施形態におけるフードロック機構とストライカ等との関係を示す略示的分解斜視図。
【図3】本発明の第1実施形態におけるフード開蓋状態を示す略示的正面説明図。
【図4】本発明の第1実施形態におけるフードロック状態を示す略示的正面説明図。
【図5】本発明の第1実施形態におけるフードロック解除状態を示す略示的正面説明図。
【図6】本発明の第1実施形態におけるフード前端部の跳ね上げロック状態を示す略示的正面説明図。
【図7】本発明の第1実施形態における衝突エネルギー吸収動作を段階的に示す概略説明図。
【図8】本発明の第2実施形態におけるフードロック機構のサブラッチとセフティキャッチレバーとの関係を示す略示的斜視図。
【図9】図8に示したサブラッチとセフティキャッチレバーの関連動作を説明する略示的正面図。
【図10】本発明の第3実施形態を示す図2と同様の略示的分解斜視図。
【図11】本発明の第3実施形態におけるフード開蓋状態を示す略示的正面説明図。
【図12】本発明の第3実施形態におけるフードロック状態を示す略示的正面説明図。
【図13】本発明の第3実施形態におけるフードロック解除状態を示す略示的正面説明図。
【図14】本発明の第3実施形態におけるフード前端部の跳ね上げロック状態を示す略示的正面説明図。
【図15】本発明の第4実施形態を示す略示的側面図。
【図16】本発明の第5実施形態を示す略示的側面図。
【図17】本発明の第5実施形態におけるエアバッグ装置の配置例を示す略示的平面図。
【符号の説明】
1 エンジンフード
2 ストライカ
3 係止部材(エネルギー吸収手段)
4 車体前部の構成体
5 フードロック機構
7 メインラッチ
8 サブラッチ
11 セットスプリング(跳ね上げ手段)
13 リリースレバー
14 リリースワイヤ
15 バンパーラバー(跳ね上げ手段)
16 セフティキャッチレバー(エネルギー吸収手段)
19 動力機構
20 歩行者検知手段
23 ロックレバー(エネルギー吸収手段)
24 スプリング(跳ね上げ手段)
25 エアバッグ装置

Claims (4)

  1. 車体前部に配設されて、フード前端部のストライカと係脱するフードロック機構と、
    フードロック機構とストライカとの係合を解除するリリース手段と、
    フードロック機構とストライカとの係合解除時にフード前端部を跳ね上げる跳ね上げ手段と、
    前記跳ね上げ手段によってフード前端部が跳ね上げられた際に、該フード前端部と車体との間に移動可能に配置されて、フード前端部に上方から作用する衝突荷重を吸収するエネルギー吸収手段と、
    歩行者との衝突を検出又は予測する歩行者検知手段と、を備え、
    前記歩行者検知手段の検出信号にもとづいて、前記リリース手段を作動させると共に、エネルギー吸収手段をフード前端部と車体との間に配置させるようにした構成であって、
    前記リリース手段が、車室内に配設されたリリースレバーと、
    該リリースレバーのリリース操作により牽引されてフードロック機構をストライカとの係合を解除する方向に作動するリリースワイヤと、
    リリースワイヤの途中に介装されて、歩行者検知手段の検出信号にもとづいて作動されて前記リリースワイヤをリリースレバーによるリリースストローク以上に牽引して、エネルギー吸収手段をフード前端部と車体との間に移動させる動力機構と、で構成され、
    前記フードロック機構は、ストライカと非係合方向に回動付勢されて該ストライカと係脱するメインラッチと、
    メインラッチと係合方向に回動付勢されてメインラッチとストライカとの係合時に該メインラッチと係合し、かつ、リリースワイヤに連結されて該リリースワイヤの牽引動作によってメインラッチとの係合が解除されるサブラッチと、
    前記サブラッチに連結されると共に一方向に回動付勢され、フード前端部の跳ね上げ挙動に対して、フード前端部の跳ね上げを一定に規制するセフティキャッチレバーと、を備えている一方、
    フード前端部は該セフティキャッチレバーが係合する係止部材を備え、
    これらセフティキャッチレバーと係止部材は、フード前端部の跳ね上げ動作で相互に係合してフード前端部の跳ね上げを一定に規制する第1係合位置と、
    動力機構によるリリースワイヤの牽引動作でサブラッチと連動してセフティキャッチレバーがオーバーストロークすることにより、セフティキャッチレバーと係止部材の相互がロックしてフード前端部と車体との間の間隔を保持させる第2係合位置と、を備え、
    これらセフティキャッチレバーと係止部材とでフード前端部に上方から作用する衝突荷重に対して圧縮変形するエネルギー吸収手段を構成したことを特徴とする車両用フードロック装置。
  2. 車体前部に配設されて、フード前端部のストライカと係脱するフードロック機構と、
    フードロック機構とストライカとの係合を解除するリリース手段と、
    フードロック機構とストライカとの係合解除時にフード前端部を跳ね上げる跳ね上げ手段と、
    前記跳ね上げ手段によってフード前端部が跳ね上げられた際に、該フード前端部と車体との間に移動可能に配置されて、フード前端部に上方から作用する衝突荷重を吸収するエネルギー吸収手段と、
    歩行者との衝突を検出又は予測する歩行者検知手段と、を備え、
    前記歩行者検知手段の検出信号にもとづいて、前記リリース手段を作動させると共に、エネルギー吸収手段をフード前端部と車体との間に配置させるようにした構成であって、
    前記リリース手段が、車室内に配設されたリリースレバーと、
    該リリースレバーのリリース操作により牽引されてフードロック機構をストライカとの係合を解除する方向に作動するリリースワイヤと、
    リリースワイヤの途中に介装されて、歩行者検知手段の検出信号にもとづいて作動されて前記リリースワイヤをリリースレバーによるリリースストローク以上に牽引して、エネルギー吸収手段をフード前端部と車体との間に移動させる動力機構と、で構成され、
    フードロック機構は、ストライカと非係合方向に回動付勢されて該ストライカと係脱するメインラッチと、
    メインラッチと係合方向に回動付勢されてメインラッチとストライカとの係合時に該メインラッチと係合し、かつ、リリースワイヤに連結されて該リリースワイヤの牽引動作によってメインラッチとの係合が解除されるサブラッチと、
    フード前端部の跳ね上げを一定に規制する一方向に回動付勢されたセフティキャッチレバーと、を備えている一方、
    フード前端部は該セフティキャッチレバーが係合する係止部材を備え、
    前記セフティキャッチレバーには、サブラッチと連結されて動力機構によるリリースワイヤの牽引動作でサブラッチと連動して、前記係止部材の下面に係合してフード前端部と車体との間の間隔を保持させるロックレバーを併設し、
    これらロックレバーと係止部材とでフード前端部に上方から作用する衝突荷重に対して圧縮変形するエネルギー吸収手段を構成したことを特徴とする車両用フードロック装置。
  3. 跳ね上げ手段が、車体前部とフード前端部との間に配設されたスプリングであることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用フードロック装置。
  4. 跳ね上げ手段が、車体前部とフード前端部との間に配設され、歩行者検知手段の検出信号により膨張展開作動するエアバッグ装置であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の車両用フードロック装置。
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