JP3791141B2 - 跳ね上げ式フード - Google Patents

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行中の車両が障害物(例えば歩行者)に衝突した場合に、障害物がフード上に倒れ込んで車両と二次衝突する際の障害物の衝撃を吸収緩和して、障害物を保護する跳ね上げ式フードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図16は、実開昭49−110432号公報に記載されているものであって、従来技術の一例を示している。この跳ね上げ式フードAは、フードBの後端部の下側に、バネCで上方へ付勢され通常はロック部材Eにより下方位置に保持された突き上げロッドDが配置されており、車両の先端と障害物との衝突時には、その衝撃力によってロック部材Eのロックが機械的に解除され、突き上げロッドDが上昇してフードBの後端が跳ね上がるものである。
【0003】
このため、跳ね上げ式フードAは、車両が歩行者等と衝突した場合には、フードBの後端が跳ね上がってフードBとエンジンルーム内の構造物との間の空間を広げ、歩行者等がフード上に倒れ込んで車両と二次衝突する際の歩行者等の衝撃を吸収して緩和することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この跳ね上げ式フードAには、フードBの後端が跳ね上がった状態で壁や対向車等に車両が前面から衝突した場合に、フードBを車両前後方向X後方へ押進させようとする押圧力がフードBに作用して、フードBの後端が後方のフロントガラスF側へ移動する可能性がある。
【0005】
そこで、本発明では、フードの後端が跳ね上がった状態で車両が前面から壁等に衝突した場合に、フードの後端がフロントガラス側へ移動する可能性を無くすることができる跳ね上げ式フードを提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための手段として、請求項1の発明では、車両の前端と障害物との衝突を検出してフードの後端が車体から跳ね上がる跳ね上げ式フードにおいて、フード側及び車体側に結合されてフードの後端の跳ね上げ位置への移動に連動する結合部材を設け、前記車体側に、前記結合部材を前記フードの跳ね上げ位置で保持するとともに、車両前面衝突時に当該結合部材の後方への移動を阻止する保持部を設けた、という構成を採用している。
【0007】
このため、請求項1の発明では、車両の前端と障害物との衝突を検出してフードの後端が車体から跳ね上がると、フード側及び車体側に結合された結合部材は、フードの後端の跳ね上げ位置への移動に連動し、その連動後の跳ね上げ位置で保持部材によって保持される。
【0008】
従って、フードの後端が跳ね上がった状態で壁等に車両が前面から衝突した場合には、保持部材によって保持された結合部材が、フードの後端のフロントガラス側への移動を阻止する。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1記載の跳ね上げ式フードであって、前記結合部材は直状の中間リンクであり、該中間リンクは、一端が前記フード側に車両前後方向へ回転可能に結合されていると共に、他端が前記車体側に車両前後方向へ移動可能かつ回転可能に結合され、前記保持部は、前記跳ね上げ位置へ連動後の中間リンクを車両前後方向の後方側から支えるストッパーであることを特徴とするものである。
【0010】
このため、請求項2の発明では、フードの後端が車体から跳ね上がると、中間リンクである結合部材は、フードの後端の跳ね上げ位置への移動に連動して他端が車両前後方向へ移動し、その他端の移動によって起立し、その起立した状態を、ストッパーである保持部によって車両前後方向の後方側から支えられる。
【0011】
ところで、請求項2の発明では、フードの後端が跳ね上がった状態で壁等に車両が前面から衝突すると、フードは車両前後方向の後方へ移動しようとし、起立状態の中間リンクは、両端が車両前後方向へ回転可能に結合されているので、フードと共に車両前後方向の後方へ倒れ込もうとする。
【0012】
しかし、請求項2の発明では、フードと共に車両前後方向の後方へ倒れ込もうとする中間リンクをストッパーが車両前後方向の後方側から支えるので、フードの後端が跳ね上がった状態で壁等に車両が前面から衝突した場合には、フードの車両前後方向後方への移動を防止することができる。
【0013】
請求項3の発明は、請求項2記載の跳ね上げ式フードであって、前記ストッパーは、前記跳ね上げ位置へ連動後の前記中間リンクに対して車両幅方向側方で対向する側壁部を備えていることを特徴とするものである。
【0014】
このため、請求項3の発明では、フードの後端が跳ね上がった状態で壁等に車両が前面から衝突した場合に、起立状態の中間リンクがフードと共に車両幅方向側方へ回り込みながら車両前後方向後方へ倒れ込もうとしても、その車両幅方向側方への回り込みをストッパーの側壁部によって防止することができる。
【0015】
請求項4の発明は、請求項2又は3記載の跳ね上げ式フードであって、フードの後端を車体から跳ね上げるアクチュエータと、車両の前端が障害物に衝突したことを検出する衝突検出手段と、該衝突検出手段からの検出信号によって前記アクチュエータを作動させる制御手段と、フードを閉じた状態でフードの前端を車体にロックするフードロック機構と、フードの後端を定位置に拘束してフードを開閉可能に支持し、前記アクチュエータの作動に伴って前記拘束が解除されるヒンジ機構とを備えたことを特徴とするものである。
【0016】
このため、請求項4の発明では、車両の前端が障害物に衝突したことを衝突検出手段が検出すると、制御手段がアクチュエータを作動させ、その作動に伴ってヒンジ機構におけるフードの後端の定位置での拘束が解除され、アクチュエータの作動によってフードの後端が車体から跳ね上がる。
【0017】
加えて、請求項4の発明では、通常は、ヒンジ機構がフードの後端を定位置に拘束してフードを開閉可能に支持しているので、フードの前端を車体にロックするフードロック機構のロックを解除することにより、フードの前端を上下方向へ自由に開閉することができる。
【0018】
請求項5の発明は、請求項4記載の跳ね上げ式フードであって、前記ヒンジ機構は、フードの後端部に設けられたフード側リンクと、車体に設けられた車体側リンクと、フード側リンクに一端が支点ピンを介して結合され車体側リンクに他端が結合された前記中間リンクと、車体側リンクに設けられ前記支点ピンを回転可能にロックしてフードの後端を定位置に拘束すると共にフードを開閉可能に支持し、前記アクチュエータの作動に伴って前記ロックが解除される支点ピンロック機構と、車体側リンクに設けられた前記ストッパーとを備えていることを特徴とするものである。
【0019】
このため、請求項5の発明では、車両の前端が障害物に衝突してアクチュエータが作動すると、ヒンジ機構の支点ピンロック機構における支点ピンのロックが解除され、フードの後端が車体から跳ね上がって中間リンクが起立し、その中間リンクの起立状態が車両前後方向の後方側からストッパーによって支えられる。
【0020】
加えて、請求項5の発明では、通常は、車体側リンクに設けられた支点ピンロック機構が、支点ピンを回転可能にロックしてフードの後端を定位置に拘束すると共にフードを開閉可能に支持しているので、支点ピンを回転中心としてフードの前端の上下方向への開閉が可能である。
【0021】
請求項6の発明は、請求項1〜5の何れか1項に記載の跳ね上げ式フードであって、フード側又は車体側の一方に、同他方の被係合部に対してフードの跳ね上げの有無に関わらず車両前後方向へ係合可能な係合部を設けたことを特徴とするものである。
【0022】
このため、請求項6の発明では、フードの跳ね上げの有無に関わらず、フード側又は車体側の一方に設けた係合部を同他方の被係合部に車両前後方向へ係合させることができ、その係合によって、フードの車両前後方向後方への移動を阻止することができる。
【0023】
請求項7の発明は、請求項6記載の跳ね上げ式フードであって、前記係合部はフード側に設けられたフック部であり、前記被係合部は、車体側に設けられ前記フック部が挿入された係合穴であることを特徴とするものである。
【0024】
このため、請求項7の発明では、フードの跳ね上げの有無に関わらず、車体側に設けた係合穴に、フード側に設けたフック部を車両前後方向へ係合させることができ、その係合によって、フードの車両前後方向後方への移動を阻止することができる。
【0025】
請求項8の発明は、請求項6記載の跳ね上げ式フードであって、前記係合部及び被係合部は互いに車両前後方向で対向するフック部であることを特徴とするものである。
【0026】
このため、請求項8の発明では、フードの跳ね上げの有無に関わらず、フード側又は車体側の一方に設けたフック部を同他方のフック部に車両前後方向へ係合させることができ、その係合によって、フードの車両前後方向後方への移動を阻止することができる。
【0027】
【発明の効果】
請求項1の発明では、フードの後端が跳ね上がった状態で壁等に車両が前面から衝突した場合に、保持部材によって保持された結合部材が、フードの後端のフロントガラス側への移動を阻止するので、フードの後端がフロントガラス側へ移動する可能性を無くすることができる。
【0028】
請求項2の発明では、フードの後端が跳ね上がった状態で壁等に車両が前面から衝突した場合に、フードと共に車両前後方向の後方へ倒れ込もうとする中間リンクをストッパーが車両前後方向の後方側から支えるので、フードの車両前後方向後方への移動を防止することができ、従って、フードの後端がフロントガラス側へ移動する可能性を無くすることができる。
【0029】
請求項3の発明では、フードの後端が跳ね上がった状態で壁や対向車等に車両が前面から衝突した場合に、起立状態の中間リンクがフードと共に車両幅方向側方へ回り込みながら車両前後方向後方へ倒れ込もうとしても、その車両幅方向側方への回り込みをストッパーの側壁部によって防止することができるので、請求項2の発明と比べて、フードの後端がフロントガラス側へ移動する可能性をより確実に無くすることができる。
【0030】
請求項4の発明では、通常は、フードの前端を上下方向へ自由に開閉することができるので、フードの前端を開けてエンジンルームの点検等をすることができる。
【0031】
また、請求項4の発明では、車両の前端が障害物に衝突した場合には、アクチュエータが作動してフードの後端が車両から跳ね上がるので、歩行者等の障害物がフード上に倒れ込んで車両と二次衝突する際の障害物の衝撃を吸収緩和して、障害物を保護することができる。
【0032】
請求項5の発明では、通常は、ヒンジ機構の支点ピンを回転中心としてフードの前端を開閉することができるので、フードの前端を開けてエンジンルームの点検等をすることができる。
【0033】
また、請求項5の発明では、車両の前端が障害物に衝突してアクチュエータが作動すると、フードの後端が車体から跳ね上がって中間リンクが起立し、その起立状態の中間リンクが車両前後方向の後方側からストッパーによって支えられるので、フードの後端が跳ね上がった状態で壁や対向車等に車両が前面から衝突した場合には、フードの後端がフロントガラス側へ移動する可能性を無くすることができる。
【0034】
請求項6の発明では、フードの跳ね上げの有無に関わらず、係合部を被係合部に係合させてフードの車両前後方向後方への移動を阻止することができるので、フードの後端が跳ね上がった状態で壁等に車両が前面から衝突した場合だけでなく、フードが閉じた状態で壁等に車両が前面から衝突した場合にも、フードの後端がフロントガラス側へ移動する可能性を無くすることができる。
【0035】
請求項7の発明では、フードの跳ね上げの有無に関わらず、車体側に設けた係合穴に、フード側に設けたフック部を係合させて、フードの車両前後方向後方への移動を阻止することができるので、請求項6記載の発明と同様、フードの後端が跳ね上がった状態で壁等に車両が前面から衝突した場合だけでなく、フードが閉じた状態で車両が壁等に前面から衝突した場合にも、フードの後端がフロントガラス側へ移動する可能性を無くすることができる。
【0036】
しかも、請求項7の発明では、車体側の係合穴にフード側のフック部を係合させて、フードの車両前後方向後方への移動を阻止するため、その移動を阻止する際に、係合穴である被係合部に発生する応力のバランスが良く、従って、車両が壁等に前面から激しく衝突した場合にも、フードの後端がフロントガラス側へ移動する可能性を無くすることができる。
【0037】
請求項8の発明では、フードの跳ね上げの有無に関わらず、フード側又は車体側の一方に設けたフック部を同他方のフック部に係合させて、フードの車両前後方向後方への移動を阻止することができるので、請求項6記載の発明と同様、フードの後端が跳ね上がった状態で車両が壁等に前面から衝突した場合だけでなく、フードが閉じた状態で車両が壁等に前面から衝突した場合にも、フードの後端がフロントガラス側へ移動する可能性を無くすることができる。
【0038】
しかも、請求項8の発明では、被係合部がフック部であるため、被係合部が係合穴である請求項7の発明と比べて被係合部の小型化が図れる。
【0039】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1〜図11は、請求項1,2,4〜7記載の各発明を併せて実施した実施の形態の一例である第1実施形態を示しており、図1は、第1実施形態に係る自動車の前側部を示す説明図であり、図2は、第1実施形態に係るブロック図であり、図3は、図1に示すもののフード跳ね上げ時の状態を示す説明図である。
【0040】
図1に示すように、自動車1は、フード2の後端部の車両幅方向両側にそれぞれ、通常はフード2を定位置に拘束して開閉自在に支持し車両の前端と障害物との衝突時には前記拘束が解除されるヒンジ機構11を備え、フード2の前端部の車両幅方向中央に、フード2を閉じた状態でフード2の前端を車体3にロックするフードロック機構12を備えている。
【0041】
また、自動車1は、車両の前端と障害物との衝突を検出するバンパセンサ13をフロントバンパ4に備え、車速を検出する速度センサ14と、バンパセンサ13及び速度センサ14からの両検出信号を入力してアクチュエータ15へ信号を出力する制御手段としてのコントローラ16も備えている(図2参照)。
【0042】
アクチュエータ15は、車体3に配設されており、図3に示すように、コントローラ16からの信号を受け火薬等のエネルギを利用してエアバッグ17を膨らませ、このエアバッグ17の膨張力によってフード2の後端を跳ね上げるものである。ただし、アクチュエータ15は、エアバッグ式のものに限定されず、例えば、図16図示の従来品のようにバネを利用したプリテンショナーであっても良く、あるいは、空気圧,油圧又は火薬等のエネルギを利用したシリンダ等であっても良い。
【0043】
なお、図1,図3において、符号5はフロントガラスを示し、図3において、符号60は、後述するヒンジ機構の中間リンクを示している。
【0044】
ここで、コントローラ16の働きを更に説明する。図4は、コントローラ16の働きを示すフローチャートである。コントローラ16は、ステップS1において車速Vが設定車速より大きいか否かを判断し、ステップS2においてバンパセンサ13がONであるか否かを判断して、共にYESの場合にステップS3においてアクチュエータ15を作動させる。
【0045】
なお、ステップS1において車速の条件を入れたのは、停車中の車両にいたずら等で衝撃が加えられた時にアクチュエータ15がむやみに作動しないようにするためである。従って、バンパセンサ13と速度センサ14とは、車両の先端が障害物に衝突したことを検出する衝突検出手段を構成している。
【0046】
次に、ヒンジ機構11について説明する。図5は、ヒンジ機構の周辺を示す正面図であり、図6は、図5中のヒンジ機構のみを示す平面図であり、図7は、図6に示すものを右側斜め下方から見た右側面図であり、図8は、図5に示すもののL−L線断面の端面図である。
【0047】
図5〜図7に示すように、ヒンジ機構11は、フード2の下面にボルト固定されたフード側リンク40と、車体3にボルト固定された車体側リンク50と、フード側リンク40及び車体側リンク50に結合されてフード2の後端の跳ね上げ位置への移動に連動する結合部材としての直状の中間リンク60とを具備している。
【0048】
フード側リンク40は、その後端部に支点ピン41が車両幅方向Yと平行に取り付けられ、フード側リンク40の下面からは、係合部としてのフック部42が下方へ延びている。
【0049】
車体側リンク50は、その表面に、車両前後方向Xへ延びる壁部51が立設され、フード側リンク40の下方に位置する延設部52には、車両前後方向Xへ延び、フード側リンク40のフック部42と車両前後方向Xへ係合可能な被係合部としての係合穴53が形成されており、その係合穴53の車両前後方向X後方に、フード側リンク40のフック部42が挿入されて配設されている。
【0050】
なお、フード側リンク40のフック部42は、その上下方向の長さが、フード2の跳ね上げの有無に関わらず車体側リンク50の係合穴53と係合可能な長さに選定され、車体側リンク50の係合穴53は、その車両前後方向Xの長さが、後述するフード2の開閉時にフード側リンク40のフック部42が当接しない長さに選定されている。
【0051】
車体側リンク50の壁部51には、フード側リンク40の支点ピン41を係止する係止部54が車両前後方向Xの後方上端に形成されていると共に、前端部から中央部まで車両前後方向Xへ延びる摺動孔55が貫設されており、その摺動孔55の後端には、下方へ凹んだ鍵部56が形成されている。
【0052】
中間リンク60は、車体側リンク50の壁部51とフード側リンク40との間に配設されて、一端がフード側リンク40の支点ピン41に車両前後方向Xへ回転可能に取り付けられており、他端に植設された摺動ピン61が車体側リンク50の摺動孔55に取り付けられて、他端が車体側リンク50に車両前後方向Xへ摺動自在かつ回転可能に取り付けられている。
【0053】
このため、中間リンク60は、フード2の跳ね上げ時には、摺動ピン61が摺動孔55に沿い車両前後方向X後方へ摺動して、摺動孔55の鍵部56に保持され、中間リンク60そのものが起立してフード2の後端を跳ね上げ位置で保持する。
【0054】
車体側リンク50の壁部51における中間リンク60側の壁面には、起立状態の中間リンク60の後方に位置し、起立状態の中間リンク60の後端面に当接して中間リンク60の起立状態を保持する保持部としてのストッパー57が形成され、車体側リンク50の壁部51における係止部53の下方には、支持ピン58が車両幅方向Yと平行に取り付けられ、この支持ピン58には、ロック片70の中間部分が回転自在に取り付けられている。
【0055】
このロック片70は、その上部に、車体側リンク50の係止部54と協働して支点ピン41を回転自在にロックするロック部71が形成され、下部に、ロック部71を支点ピン41へ押し付けるためのバネである弾性体72の一端が取り付けられており、この弾性体72は、その他端が車体側リンク50の壁部51の前端部に取り付けられて、ロック片70の下部を車両前後方向X前方へ引っ張っている。
【0056】
このため、フード側リンク40の支点ピン41は、弾性体72の弾撥力によって、車体側リンク50の係止部54とロック片70のロック部71とで回転可能にロックされている。
【0057】
図9,図10は、第1実施形態の作用説明図であり、図11は、図10に示すもののM−M線断面の端面図である。
【0058】
以上説明した本発明の第1実施形態では、フード2は、その後端部の車両幅方向Y両側に配置されたヒンジ機構11のフード側リンク40の支点ピン41が、弾性体72の弾撥力による車体側リンク50の係止部54とロック片70のロック部71との協働によって回転可能にロックされているため、通常は、エンジンルームの点検等のためにフードロック機構12のロックを手動で解除してフード2の先端を持ち上げると、図9に示すように、フード2は、ヒンジ機構11のフード側リンク40の支点ピン41を回転中心として時計回りWに回動し、先端が持ち上がる。
【0059】
逆にフード2を閉じる場合には、フード2の先端を下ろすことにより、フード2は、ヒンジ機構11の支点ピン41を回転中心として反時計回りCWに回動し、フードロック機構12によって車体3にロックされる。
【0060】
なお、車体側リンク50の係合穴53は、その車両前後方向Xの長さが、フード2の開閉時にフード側リンク40のフック部42が当接しない長さに選定されているので、フード2の開閉時にフード2の開閉を邪魔することはない。
【0061】
ところで、フード2は、ヒンジ機構11のフード側リンク40の支点ピン41が、弾性体72の弾撥力による車体側リンク50の係止部54とロック片70のロック部71との協働によって確実にロックされているので、自動車1の通常走行時には、ヒンジ機構11にガタつきは生じない。
【0062】
また、自動車1の通常走行時には、フード2の後端部の車両幅方向Y両側がヒンジ機構11を介して車体3にロックされ、フード2の前端がフードロック機構12によって車体3にロックされているので、フード2そのものにもガタつきは生じない。
【0063】
走行中に自動車1の前端が障害物と衝突した場合には、アクチュエータ15が作動してエアバッグ17が膨らみ、このエアバッグ17の膨張力が弾性体72の弾撥力に打ち勝って、車体側リンク50の係止部54とロック片70のロック部71との協働による支点ピン41のロックを解除し、図10に示すように、フード2の後端を跳ね上げる。
【0064】
このとき、中間リンク60は、摺動ピン61が車体側リンク50の摺動孔55に沿って摺動孔55の鍵部56まで摺動して、摺動ピン61が鍵部56に保持され、起立してフード2の後端を跳ね上げ位置に保持する。
【0065】
このため、中間リンク60は、フード2の跳ね上げ時にフード2とエンジンルーム内の構造物との間の空間を確実に確保し、歩行者等の障害物がフード2上に倒れ込んで車両と二次衝突する際の障害物の衝撃を、フード2と共に吸収して緩和する。
【0066】
なお、車体側リンク50の係止部54,支持ピン58,ロック片70及び弾性体72は、車体側リンク50に設けられ支点ピン41を回転可能にロックしてフード2の後端を定位置に拘束すると共にフード2を開閉可能に支持し、アクチュエータ15の作動に伴って前記ロックが解除される支点ピンロック機構80を構成している。
【0067】
フード2跳ね上げ後に壁や対向車等に自動車1が前面から衝突した場合には、フード2を車両前後方向X後方へ押進させようとする押圧力がフード2に作用し、この押圧力は、フード2の前端のフードロック機構12と、フード2の後端部の車両幅方向Y両端に位置するヒンジ機構11とに分散される。
【0068】
このため、ヒンジ機構11では、フード側リンク40の支点ピン41を介して起立状態の中間リンク60に前記押圧力が作用して、中間リンク60は、摺動ピン61を回転中心として、フード2と共に車両前後方向Xの後方へ倒れ込もうとする。
【0069】
しかし、車体側リンク50の壁部51には、起立状態の中間リンク60の後端面に当接して中間リンク60の起立状態を保持するストッパー57が形成されている(図11参照)ので、中間リンク60は車両前後方向X後方への倒れ込みを阻止され、フード2の後端はフロントガラス5側への移動を阻止される。
【0070】
フード2跳ね上げ後に壁や対向車等に自動車1が激しく前面衝突して、フード2に作用する前記押圧力が大きくなった場合には、車体側リンク50の壁部51のストッパー57が中間リンク60の車両前後方向X後方への倒れ込みを阻止すると共に、フード側リンク40のフック部42が、車体側リンク50の係合穴53における車両前後方向X後方の周縁部に係合して、フード2の後端がフロントガラス5側へ移動するのを防止する。
【0071】
なお、このとき、フード2は、フロントガラス5側への移動が阻止されるので、車両前後方向X中央部で車両幅方向Yに沿って内側へ折れ曲がる。従って、フード2の車両前後方向X中央部に、車両幅方向Yに沿った易折曲脆弱部であるビードを設けておけば、壁や対向車等に自動車1が激しく前面衝突した場合に、中間リンク60と車体側リンク50のストッパー57とに発生する衝撃力や、フード側リンク40のフック部42と車体側リンク50の係合穴53とに発生する衝撃力の最大値を小さくすることができ、ヒンジ機構11の小型化及び軽量化が可能になる。
【0072】
通常走行時に、すなわち、フード2を閉じた状態で、壁や対向車等に自動車1が前面から衝突した場合には、フード2を車両前後方向Xの後方へ押進させようとする押圧力がフード2に作用し、この押圧力は、フード2の前端のフードロック機構12と、フード2の後端部の車両幅方向Y両端に位置するヒンジ機構11とに分散されて、ヒンジ機構11のフード側リンク40の支点ピン41に伝達される。
【0073】
しかし、図5に示すように、フード2が閉じた状態では、フード側リンク40の支点ピン41は、弾性体72の弾撥力を利用したロック片70のロック部71によって車体側リンク50の係止部54に押し付けられており、車体側リンク50の係止部54によって車両前後方向Xの後方への移動が阻止され、その結果、フード2の後端はフロントガラス5側への移動を阻止される。
【0074】
フード2を閉じた状態で壁や対向車等に自動車1が激しく前面衝突して、フード2に作用する前記押圧力が大きくなった場合には、車体側リンク50の係止部54がフード側リンク40の支点ピン41の車両前後方向X後方への移動を阻止すると共に、フード側リンク40のフック部42が車体側リンク50の係合穴53における車両前後方向X後方の周縁部に係合して、フード2の後端がフロントガラス5側へ移動するのを防止する。なお、このとき、フード2は、フロントガラス5側への移動が阻止されるので、車両前後方向X中央部が持ち上がり、該中央部の車両幅方向Yに沿って折れ曲がる。
【0075】
以上説明したように、本発明の第1実施例では、フード2の後端が跳ね上がった状態で壁等に車両が前面から衝突した場合に、起立状態の中間リンク60がフード2と共にフロントガラス5側へ倒れ込むのを車体側リンク50のストッパー57が防止するので、フード2の後端がフロントガラス5側へ移動する可能性を無くすることができる。
【0076】
また、第1実施例では、フード2の跳ね上げ時に中間リンク60が起立してフード2の後端を跳ね上げ位置に保持するので、フード2の跳ね上げ時にフード2とエンジンルーム内の構造物との間の空間を中間リンク60によって確実に確保することができ、歩行者等の障害物がフード2上に倒れ込んで車両と二次衝突する際の障害物の衝撃を中間リンク60で吸収して緩和することもできる。
【0077】
更に、第1実施例では、フード側リンク40のフック部42と車体側リンク50の係合穴53との係合によって、フード2の跳ね上げの有無に関わらずフード2の車両前後方向X後方への移動が阻止されるので、フード2の後端が跳ね上がった状態で車両が壁等に前面から衝突した場合だけでなく、フード2が閉じた状態で車両が壁等に前面から衝突した場合にも、フード2の後端がフロントガラス5側へ移動する可能性を無くすることができる。
【0078】
しかも、第1実施例では、フード側リンク40のフック部42と車体側リンク50の係合穴53との係合によって、フード2の車両前後方向X後方への移動を阻止するため、その移動を阻止する際に、係合穴53である被係合部に発生する応力のバランスが良く、従って、壁等に車両が激しく前面衝突した場合にも、フード2の後端がフロントガラス5側へ移動する可能性を無くすることができる。
【0079】
(第2実施形態)
図12〜図15は、請求項1〜6及び8記載の各発明を併せて実施した実施の形態の一例である第2実施形態を示しており、図12は、第2実施形態に係るヒンジ機構を示す平面図であり、図13は、図12に示すものを右側斜め下方から見た右側面図であり、図14は、第2実施形態の作用説明図であり、図15は、図14に示すもののL−L線断面の端面図である。なお、以下に行う第2実施形態の説明では、第1実施形態と同一の構成部材には同一の符号を付して説明し、第1実施形態の説明と重複する説明は省略する。
【0080】
図12〜図15に示すように、本発明の第2実施形態では、車体側リンク150の壁部51における中間リンク60側の壁面に、起立状態の中間リンク60の後端面に当接して中間リンク60の起立状態を保持する保持部としてのストッパー157が形成されており、このストッパー157は、起立状態の中間リンク60に対して車両幅方向Yの側方で対向する側壁部158を備えている(図15参照)。
【0081】
このため、第2実施形態では、フード2の後端が跳ね上がった状態で壁等に車両が前面から衝突した場合に、起立状態の中間リンク60がフード2と共に車両幅方向Yの側方へ回り込みながら車両前後方向Xの後方へ倒れ込もうとしても、その車両幅方向Y側方への回り込みをストッパー157の側壁部158によって防止することができ、従って、フード2の後端がフロントガラス5側へ移動する可能性を、第1実施形態と比べてより確実に無くすることができる。
【0082】
また、第2実施形態では、図12,図13に示すように、車体側リンク150におけるフード側リンク40の下方に位置する端面に、フード側リンク40のフック部42が車両前後方向Xで係合可能な被係合部として、フード側リンク40のフック部42に対して車両前後方向Xの後方で対向する車体側リンク150のフック部153が形成されている。
【0083】
なお、フード側リンク40のフック部42は、第1実施形態と同様、その上下方向の長さが、フード2の跳ね上げの有無に関わらず車体側リンク150のフック部153と係合可能な長さに選定されている。
【0084】
このため、第2実施形態では、第1実施形態と同様、フード2の後端が跳ね上がった状態で車両が壁等に前面から衝突した場合だけでなく、フード2が閉じた状態で車両が壁等に前面から衝突した場合にも、フード側リンク40のフック部42と車体側リンク150のフック部153との係合によって、フード2の車両前後方向X後方への移動を阻止することができ、従って、フード2の後端がフロントガラス5側へ移動する可能性を無くすることができる。
【0085】
また、第2実施形態では、被係合部が車体側リンク150のフック部153であるため、被係合部が車体側リンク50の係合穴53である第1実施形態と比べて、被係合部が小型になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る自動車の前側部を示す説明図である。
【図2】第1実施形態に係るブロック図である。
【図3】図1に示すもののフードの跳ね上げ状態を示す説明図である。
【図4】第1実施形態に係るフローチャートである。
【図5】図1中のヒンジ機構の周辺を示す正面図である。
【図6】図5中のヒンジ機構を示す平面図である。
【図7】図6に示すものを右側斜め下方から見た右側面図である。
【図8】図5に示すもののL−L線断面の端面図である。
【図9】図5に示すものの作用説明図である。
【図10】図5に示すものの作用説明図である。
【図11】図10に示すもののM−M線断面の端面図である。
【図12】本発明の第2実施形態に係るヒンジ機構を示す平面図である。
【図13】図12に示すものを右側斜め下方から見た右側面図である。
【図14】第2実施形態の作用説明図である。
【図15】図14に示すもののN−N線断面の端面図である。
【図16】従来品の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
2 フード
3 車体
11 ヒンジ機構
12 フードロック機構
13 バンパセンサ(衝突検出手段)
14 速度センサ(衝突検出手段)
15 アクチュエータ
16 コントローラ(制御手段)
40 フード側リンク
41 支点ピン
42 フード側のフック部(係合部)
50,150 車体側リンク
53 係合穴(被係合部)
57,157 ストッパー(保持部)
60 中間リンク(結合部材)
80 支点ピンロック機構
153 車体側のフック部(被係合部)
158 ストッパーの側壁部
X 車両前後方向
Y 車両幅方向

Claims (8)

  1. 車両の前端と障害物との衝突を検出してフードの後端が車体から跳ね上がる跳ね上げ式フードにおいて、
    前記フード側及び車体側に結合されて前記フードの後端の跳ね上げ位置への移動に連動する結合部材を設け、前記車体側に、前記結合部材を前記フードの跳ね上げ位置で保持するとともに、車両前面衝突時に当該結合部材の後方への移動を阻止する保持部を設けたことを特徴とする跳ね上げ式フード。
  2. 請求項1記載の跳ね上げ式フードであって、
    前記結合部材は直状の中間リンクであり、該中間リンクは、一端が前記フード側に車両前後方向へ回転可能に結合されていると共に、他端が前記車体側に車両前後方向へ移動可能かつ回転可能に結合され、前記保持部は、前記跳ね上げ位置へ連動後の前記中間リンクを車両前後方向の後方側から支えるストッパーであることを特徴とする跳ね上げ式フード。
  3. 請求項2記載の跳ね上げ式フードであって、
    前記ストッパーは、前記跳ね上げ位置へ連動後の前記中間リンクに対して車両幅方向側方で対向する側壁部を備えていることを特徴とする跳ね上げ式フード。
  4. 請求項2又は3記載の跳ね上げ式フードであって、
    前記フードの後端を車体から跳ね上げるアクチュエータと、
    車両の前端が障害物に衝突したことを検出する衝突検出手段と、
    該衝突検出手段からの検出信号によって前記アクチュエータを作動させる制御手段と、
    前記フードを閉じた状態でフードの前端を車体にロックするフードロック機構と、
    前記フードの後端を定位置に拘束してフードを開閉可能に支持し、前記アクチュエータの作動に伴って前記拘束が解除されるヒンジ機構とを備えたことを特徴とする跳ね上げ式フード。
  5. 請求項4記載の跳ね上げ式フードであって、
    前記ヒンジ機構は、
    前記フードの後端部に設けられたフード側リンクと、
    前記車体に設けられた車体側リンクと、
    前記フード側リンクに一端が支点ピンを介して結合され前記車体側リンクに他端が結合された前記中間リンクと、
    前記車体側リンクに設けられ前記支点ピンを回転可能にロックしてフードの後端を定位置に拘束すると共にフードを開閉可能に支持し、前記アクチュエータの作動に伴って前記ロックが解除される支点ピンロック機構と、
    前記車体側リンクに設けられた前記ストッパーとを備えていることを特徴とする跳ね上げ式フード。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の跳ね上げ式フードであって、
    前記フード側又は車体側の一方に、同他方の被係合部に対して前記フードの跳ね上げの有無に関わらず車両前後方向へ係合可能な係合部を設けたことを特徴とする跳ね上げ式フード。
  7. 請求項6記載の跳ね上げ式フードであって、
    前記係合部は前記フード側に設けられたフック部であり、前記被係合部は、前記車体側に設けられ前記フック部が挿入された係合穴であることを特徴とする跳ね上げ式フード。
  8. 請求項6記載の跳ね上げ式フードであって、
    前記係合部及び被係合部は互いに車両前後方向で対向するフック部であることを特徴とする跳ね上げ式フード。
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