JP3861704B2 - 車両用冷却ファンモータの駆動装置 - Google Patents

車両用冷却ファンモータの駆動装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源線から電源電圧の供給を受けて車両用冷却ファンモータを駆動する車両用冷却ファンモータの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両(例えば自動車)には、エンジンのラジエータおよびエアコンディショナー(以下、エアコンと称す)のコンデンサを冷却するために冷却ファンが設けられており、従来からこの冷却ファンをモータ(例えば直流モータ)で回転駆動することが行われている。図11は、2つの冷却ファンモータを直並列運転する駆動装置の電気的構成を示している。この駆動装置1は、必要とされる冷却能力に応じて、3つのリレーを用いて冷却ファンモータ2、3を直列駆動または並列駆動するもので、現在主流となっている駆動方式である。
【0003】
すなわち、電源線4はイグニッションスイッチ(図示せず)を介してバッテリ5の正側端子に接続されており、リレー6、7、8の励磁コイル6a、7a、8aの各一端子はヒューズ9を介して電源線4に接続されている。励磁コイル7a、8aの各他端子は、水温スイッチ10およびエアコン高圧スイッチ11を並列に介してアース12に接続されている。また、励磁コイル6aの他端子は、図示した等価回路を持つエアコンアンプ13とスイッチ14とを介してアース12に接続されるとともに、エアコンアンプ13を介して水温スイッチ10とエアコン高圧スイッチ11に接続されている。エアコンアンプ13には電源線4からヒューズ15を介してバッテリ電圧が供給されており、スイッチ14はマグネットクラッチ(図示せず)に連動して開閉動作するようになっている。
【0004】
バッテリ5の正側端子に直接繋がる電源線16とアース12との間には、ヒューズ17、リレースイッチ6b、冷却ファンモータ2およびリレースイッチ7b(常開側接点オン時)からなる直列回路、並びに、ヒューズ18、リレースイッチ8bおよび冷却ファンモータ3からなる直列回路が形成されている。リレースイッチ7bの常閉側接点は冷却ファンモータ3に接続されている。
【0005】
この駆動装置1について、水温スイッチ10、エアコン高圧スイッチ11およびスイッチ14(マグネットクラッチ)の各状態における冷却ファンモータ2、3の動作は図12に示すとおりである。すなわち、冷却ファンモータ2、3は、全スイッチがオフの場合に停止し、スイッチ14がオン且つエアコン高圧スイッチ11とスイッチ14がオフの場合に直列運転され、水温スイッチ10またはエアコン高圧スイッチ11がオンの場合に並列運転される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
冷却ファンモータ2、3は、車両前面部に位置するコンデンサおよびラジエータに近接して設置されており、冷却ファンモータ2、3へのハーネスの取り回しを簡素化するとともにハーネスでの損失を低減するためは、駆動装置1を冷却ファンモータ2、3の近くに取り付けることが望ましい。しかし、車両前面部は車両の走行に伴う被液やダストが多く悪環境であるため、駆動装置1をそこに取り付けるには駆動装置1を構成するリレー6、7、8を専用のリレーボックスに格納した上でシール構造を強化する必要がある。こうしたシール構造の強化はコスト高となるため、現在は駆動装置1を冷却ファンモータ2、3から離れた比較的被液やダストの少ない位置(例えばエンジンルームの後面側)に設置せざるを得ない状況となっている。
【0007】
また、駆動装置1はヒューズ9、15、17、18およびリレー6、7、8を用いた構成であるため、例えば運転時に一方の冷却ファンモータ2がロックするとヒューズ17が溶断し、ヒューズ17を交換しない限り冷却ファンモータ2、3を正常に運転できなくなる。従って、一旦モータロックが生じると、それが解除されたとしても冷却ファンモータ2、3の運転を行えず、また高水温時、高圧時に他方の冷却ファンモータ3のみが運転されることとなり、冷却能力が不足してオーバーヒートやエアコン能力の低下などが発生し易くなる。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、車両用冷却ファンモータに接近して設置でき、車両用冷却ファンモータに一時的な異常状態が生じてもその回復後は正常運転に復帰できる車両用冷却ファンモータの駆動装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した手段によれば、制御手段が第2および第4のMOSトランジスタオンすると、第1の電源線から第2のMOSトランジスタ、第2の車両用冷却ファンモータ、第4のMOSトランジスタおよび第1の車両用冷却ファンモータを介して第2の電源線に至る通電経路が形成され、2つの車両用冷却ファンモータが直列運転される。また、制御手段が第1、第2、第3のMOSトランジスタオンすると、第1の電源線から第1のMOSトランジスタと第1の車両用冷却ファンモータとを介して第2の電源線に至る通電経路と、第1の電源線から第2のMOSトランジスタ、第2の車両用冷却ファンモータおよび第3のMOSトランジスタを介して第2の電源線に至る通電経路とが形成され、2つの車両用冷却ファンモータが並列運転される。
【0010】
このように本駆動装置は、半導体スイッチであるMOSトランジスタを用いて車両用冷却ファンモータの直並列運転を切り替える構成なので、樹脂モールド化等により容易に半導体スイッチをシール構造とすることができ、リレーを用いた従来構成に比べ小形化が図られる。このため、搭載スペースの確保が難しく被液やダストの多い冷却ファンモータの近傍に本駆動装置を設置することが可能となり、冷却ファンモータへのハーネスの取り回しを簡素化できるとともにハーネスでの損失を低減できる。また、半導体スイッチであるMOSトランジスタを用いることで非破壊で過負荷保護、過電流保護、ノイズによる誤動作保護が可能となり、車両用冷却ファンモータに一時的な異常状態が生じてもその異常状態が回復すれば再び正常運転に復帰できる。
また、第1ないし第4のMOSトランジスタにはそれぞれ還流手段である還流ダイオードが並列接続されているので、MOSトランジスタをオンからオフに切り替えた時に生じるサージ電圧の発生を抑制することができる。
【0011】
請求項2に記載した手段によれば、直列または並列の運転状態に応じた基準電流が設定され、車両用冷却ファンモータに流れる電流がその基準電流を超えると電流超過信号が出力される。車両用冷却ファンモータは極力運転を維持することが必要であって、特に高い冷却能力が必要とされる並列運転時に運転を停止することは好ましくないという事情がある。また、車両用冷却ファンモータに異常例えばロックが生じた場合を考えると、並列運転時にあっては電源電圧が全てモータ抵抗に印加されて非常に大きい電流が流れる虞があるが、直列運転時にあってはロックしていない車両用冷却ファンモータが電源電圧を負担するので電流は比較的抑えられる。従って、並列運転をしている時に電流超過信号を出力したことを条件として並列運転から直列運転に切り替えることにより、異常の発生にもかかわらずある程度の冷却能力を確保しつつ冷却を継続することができる。
【0012】
請求項3に記載した手段によれば、電流検出信号が所定時間以上継続して電流基準信号を超えた時に電流超過信号が出力されて並列運転から直列運転への切り替えが行われる。これにより、直列運転から並列運転への切り替えにより一時的に過大な突入電流が流れる場合やノイズなどに起因して一時的に誤った電流超過信号が出力される場合などに応答して本来必要のない直列運転への切り替えが行われることがなくなり、安定動作が図られる。
【0013】
請求項4に記載した手段によれば、電流超過信号の出力が停止したことを条件として電流超過信号が出力される前の直並列運転状態に切り替えられるので、高い冷却能力が必要とされる場合に極力その冷却能力を確保することができる。
【0014】
請求項5に記載した手段によれば、電流検出信号が所定時間以上継続して電流基準信号以下であった時に電流超過信号の出力が停止して電流超過信号が出力される前の直並列運転状態への切り替えが行われるので、直列運転と並列運転とが頻繁に繰り返されるハンチング現象を防止できる。
【0015】
請求項6に記載した手段によれば、制御手段は、直並列運転の選択指令にかかわらず始動時に所定時間だけ直列運転を行って第1および第2の車両用冷却ファンモータに速度起電力を発生させ、その上で選択指令に従って並列運転に切り替えるので、並列状態で始動する場合に比べ始動時の突入電流を低減することができる。
【0017】
請求項に記載した手段によれば、車両が走行中の場合など風を受けて車両用冷却ファンモータに回転力が与えられる場合であって電源電圧が所定電圧よりも低下している時において、制御手段が第1ないし第3のMOSトランジスタオフし第4のMOSトランジスタオンすると、第2の電源線から第1の車両用冷却ファンモータ、第4のMOSトランジスタ、第2の車両用冷却ファンモータ、第2のMOSトランジスタに並列接続された還流ダイオードを介して第1の電源線に至る経路で電流が流れ、電源線側への電力回生が行われる。これにより、電力収支の改善が図られる。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1ないし図5を参照しながら説明する。
図1は、車両用冷却ファンモータの駆動装置およびその周辺回路の電気的構成を示している。この駆動装置21により駆動される第1、第2の車両用冷却ファンモータ(以下、ファンモータと称す)22、23は直流モータであって、それぞれ車両の前面部に位置するエンジンのラジエータ24およびエアコンのコンデンサ25を冷却する冷却ファン22a、23aを駆動するものである。
【0019】
駆動装置21は樹脂モールドまたは防塵・防水シールされた上でファンモータ22、23の近傍に設置されており、ファンモータ22および23はそれぞれ駆動装置21の端子21a、21b間および端子21c、21d間に接続されている。駆動装置21の電源端子21eはヒューズ26を有する電源線27(第1の電源線に相当)を介してバッテリ28の正側端子に接続され、電源端子21fはバッテリ28の負側端子とともにアース29(第2の電源線に相当)に接続されている。これにより、電源端子21eと21fとの間には常時バッテリ電圧VB2が供給されている。
【0020】
制御用の電源端子21gは、ヒューズ30と図示しないイグニッションスイッチとを介してバッテリ28の正側端子に接続されている。従って、電源端子21gと21fとの間にはイグニッションスイッチを閉じている期間に限りバッテリ電圧VB1が供給されるようになっている。なお、ここで用いるヒューズ26、30は、モータロックやモータ過負荷などから駆動装置21を保護するためのものではなく、半導体スイッチの短絡故障など駆動装置21自身に故障が生じた時にその拡大を防止するためのものである。
【0021】
エンジン制御用のECU(Electronic Control Unit) 31は、図示しないエアコンECUからエアコンの動作信号Saを入力し、その動作信号Saやエンジン冷却水の温度などに基づいてファンモータ22、23の運転指令信号Sbを生成するようになっている。この運転指令信号Sbは、駆動装置21の端子21hに対し与えられる。なお、ECU31は、イグニッションスイッチとヒューズ32とを介して供給されるバッテリ電圧VB1により動作する。
【0022】
駆動装置21は、制御IC33(制御手段に相当)と切替回路34(通電切替手段に相当)と電流検出用の抵抗35(電流検出手段)とからなるハイブリッドICとして構成されている。このうち切替回路34は、スイッチ手段として機能するNチャネル型パワーMOSトランジスタ36〜39(第1〜第4のMOSトランジスタに相当)から構成されており、これらMOSトランジスタ36〜39のドレイン・ソース間には、それぞれドレイン側をカソードとする還流手段としての還流ダイオード36a〜39a(MOSトランジスタ36〜39に内蔵された寄生ダイオード)が接続されている。
【0023】
すなわち、端子21eと21aとの間、端子21eと21cとの間、端子21dと21bとの間、端子21aと21dとの間には、それぞれ上記MOSトランジスタ36、37、38、39のドレイン・ソース間が接続されている。端子21bは、上記抵抗35を介して端子21fに接続されている。
【0024】
続いて、図2を参照しながら制御IC33の電気的構成について説明する。なお、この図2では駆動装置21の周辺回路はファンモータ22、23を除き省略されている。制御IC33は、制御電源回路40、発振回路41、昇圧回路42、運転制御回路43(運転切替手段に相当)、過電流検出回路44および駆動回路45を有している。このうち制御電源回路40は、イグニッションスイッチを介して供給されるバッテリ電圧VB1から制御電源電圧Vcc(例えば5V)を生成するシリーズレギュレータで、その制御電源電圧Vccは、発振回路41、運転制御回路43および過電流検出回路44に供給されている。
【0025】
発振回路41は所定周波数のパルス信号を生成するもので、昇圧回路42は、このパルス信号を使用してバッテリ電圧VB2(例えば14V)から24V程度の昇圧電圧Vcpを生成するチャージポンプ回路である。駆動回路45は、運転制御回路43から入力した運転信号Sc(後述)に基づいて、MOSトランジスタ36〜39に対しそれぞれ駆動信号Sd〜Sgを出力するものである。これら駆動信号Sd〜Sgは、上記昇圧電圧Vcpを用いて生成されており、MOSトランジスタ36〜39をオンさせるのに十分に高い電圧となっている。ただし、MOSトランジスタ36〜39にPチャネル型を用いた場合には、昇圧回路42は不要となる。また、駆動信号Sg、Sfについては、昇圧電圧Vcpに替えてバッテリ電圧VB1を用いる構成としても良い。
【0026】
過電流検出回路44は、差動増幅回路46、基準電圧設定回路47(基準設定手段に相当)および比較回路48(比較手段に相当)から構成されている。このうち差動増幅回路46は、ファンモータ22、23に流れる電流(モータ電流)に比例して生じる抵抗35の両端電圧を差動増幅し、その増幅電圧を電流検出信号Shとして出力するもので、オペアンプ49、抵抗50〜53およびコンデンサ54から構成されている。コンデンサ54が付加されているため、差動増幅回路46は、抵抗35の両端電圧に重畳されたノイズを除去するためのローパスフィルタの機能も果たすようになっている。
【0027】
基準電圧設定回路47は、運転制御回路43から直並列運転状態に対応して与えられる切替信号Siに従って、基準電流に相当する電圧値を持つ電流基準信号Sjを出力するものである。具体的には、直列に接続された抵抗55、56、57によりバッテリ電圧VB1の分圧電圧Vd1、Vd2を生成し、切替信号SiがHレベルの時(並列運転時)にスイッチ回路58を通して分圧電圧Vd1を出力し、切替信号SiがLレベルの時(直列運転時)にスイッチ回路58を通して分圧電圧Vd2を出力するようになっている。
【0028】
比較回路48は、電流検出信号Shと電流基準信号Sjとを比較し、運転制御回路43に対し電流超過信号Skを出力する回路である。コンパレータ59の非反転入力端子は抵抗60を介してオペアンプ49の出力端子に接続され、反転入力端子は抵抗61を介してスイッチ回路58に接続されている。比較信号Slを出力するコンパレータ59の出力端子は、遅延回路62を通してRSフリップフロップ63のセット端子Sに接続されるとともに、インバータ64、遅延回路65およびORゲート66を介してRSフリップフロップ63のリセット端子Rに接続されている。RSフリップフロップ63の出力端子Qからは、上記電流超過信号Skが出力される。
【0029】
遅延回路62は、入力される比較信号SlがLレベルからHレベルに変化し且つそのHレベルが時間T1だけ継続した時に、出力信号をLレベルからHレベルに変化させるようになっている。遅延回路65も同様に、入力される比較信号Slの反転信号がLレベルからHレベルに変化し且つそのHレベルが時間T2だけ継続した時に、出力信号をLレベルからHレベルに変化させるようになっている。なお、上述したORゲート66には、イグニッションスイッチがオンされた時に一時的にHレベルとなるリセット信号Smが入力されている。
【0030】
運転制御回路43は、ECU31から入力した運転指令信号Sb、過電流検出回路44から入力した電流超過信号Sk、および電源電圧監視回路(図示せず)により検出したバッテリ電圧VB1に基づいて、ファンモータ22、23の運転状態すなわち停止、直列運転、並列運転を決定する。そして、運転制御回路43は、その決定した運転状態を示す運転信号Scを出力するとともに、その運転状態に応じた切替信号Siを出力するようになっている。
【0031】
次に、本実施形態の作用について図3ないし図5も参照しながら説明する。 まず、図3は、電流超過信号SkがLレベルの場合におけるMOSトランジスタ36〜39のオンオフ状態およびファンモータ22、23の運転状態を示している。運転制御回路43は、制御用のバッテリ電圧VB1が8V未満の場合および運転指令信号Sbが0V一定の場合に運転信号Scを「停止」とし、駆動回路45はMOSトランジスタ36〜39を全てオフ駆動する。これにより、ファンモータ22、23は非通電状態となり、冷却ファン22a、23aが風などの外力を受けない限り停止する。
【0032】
これに対し、バッテリ電圧VB1が8V以上16V以下の正常電圧範囲である場合には、運転制御回路43は、運転指令信号Sbが250Hz、50%デューティのパルス信号である場合に運転信号Scを「直列運転」とし、運転指令信号Sbが5V一定の場合に運転信号Scを「並列運転」とする。「直列運転」の場合、駆動回路45は駆動信号SeとSgを昇圧電圧Vcpとし、MOSトランジスタ37と39をオン駆動する。この時、端子21eからMOSトランジスタ37、ファンモータ23、MOSトランジスタ39、ファンモータ22および抵抗35を介して端子21fに至る通電経路が形成され、ファンモータ22と23が直列運転される。
【0033】
また、「並列運転」の場合、駆動回路45は駆動信号Sd、Se、Sfを昇圧電圧Vcpとし、MOSトランジスタ36、37、38をオン駆動する。この時、端子21eからMOSトランジスタ36、ファンモータ22および抵抗35を介して端子21fに至る通電経路と、端子21eからMOSトランジスタ37、ファンモータ23、MOSトランジスタ38および抵抗35を介して端子21fに至る通電経路とが形成され、ファンモータ22と23とが並列運転される。何れの場合にも、抵抗35にはファンモータ22、23を通過する全電流が流れる。なお、運転状態の切り替え時において、ファンモータ22、23の速度起電力により流れる電流はダイオード36a〜39aを還流するので、サージ電圧の発生が抑えられる。
【0034】
続いて、過電流が流れる場合の動作を説明する。
図4に示すタイミングチャートにおいて、時刻t1にイグニッションスイッチがオンされると、ORゲート66にリセット信号Smが入力され、電流超過信号SkがLレベルにリセットされる。冷却水の温度が低く且つエアコンのコンプレッサ圧力が低い条件の下では、ECU31はパルス信号からなる運転指令信号Sbを出力する。この場合、運転制御回路43は運転指令信号Sbに従って運転信号Scを「直列運転」とし、それとともに切替信号SiをLレベルとする。これにより、ファンモータ22と23は直列運転され、スイッチ回路58により直列運転時の電流基準信号Sjが設定される。なお、図4には示さないが、始動時に突入電流が発生し一時的に電流検出信号Shが増大する場合がある。
【0035】
時刻t2から時刻t3までの期間はファンモータ22と23は正常に回転しており、比較的低い冷却能力でラジエータ24とコンデンサ25が冷却される。この場合、検出電流に相当する電流検出信号Shは基準電流に相当する電流基準信号Sjよりも小さく、比較信号Slと電流超過信号SkはLレベルとなる。
【0036】
これに対し、時刻t3から時刻t4までの期間ファンモータ22が停止(ロック)したとすると、モータ電流が増加して電流検出信号Shが電流基準信号Sjよりも大きくなる。図5は、各バッテリ電圧VB2における正常時と異常時(モータロック時)の電流検出信号Shと電流基準信号Sjの大きさを示したものである。Sh>Sjとなることにより、比較信号SlがLレベルからHレベルとなり、遅延回路62の作用によって時刻t3から時間T1だけ遅れて電流超過信号SkもHレベルとなる。
【0037】
しかし、バッテリ電圧VB2は正常回転しているファンモータ23が負担するため、モータ電流はファンモータ23およびMOSトランジスタ37、39が流し得る最大電流値を超えることはない。従って、運転制御回路43は直列運転をそのまま継続する。時刻t4にファンモータ22のロックが解除されると、比較信号SlがLレベルとなり、遅延回路65の作用によって時間T2だけ遅れて電流超過信号SkもLレベルに戻る。
【0038】
その後、時刻t5において冷却水温の上昇を示す水温スイッチがオンし、またはコンプレッサ圧力の上昇を示す高圧スイッチがオンすると、ECU31は5V一定の運転指令信号Sbを出力する。運転制御回路43は運転指令信号Sbに従って運転信号Scを「並列運転」とし、それとともに切替信号SiをHレベルとする。これにより、ファンモータ22と23は並列運転に切り替えられ、スイッチ回路58により並列運転時の電流基準信号Sjが設定される。なお、図4には示さないが、切り替え時に突入電流が発生し一時的に電流検出信号Shが増大する場合がある。
【0039】
時刻t5から時刻t6までの期間はファンモータ22と23は正常に回転しており、比較的高い冷却能力でラジエータ24とコンデンサ25が冷却される。この場合、電流検出信号Shは電流基準信号Sjよりも小さく、比較信号Slと電流超過信号SkはLレベルとなる。
【0040】
これに対し、時刻t6から時刻t8までの期間ファンモータ22が停止(ロック)したとすると、モータ電流が増加して電流検出信号Shが電流基準信号Sjよりも大きくなる。これにより、比較信号SlがLレベルからHレベルとなり、遅延回路62の作用によって時刻t6から時間T1だけ遅れた時刻t7に電流超過信号SkもHレベルとなる。
【0041】
運転制御回路43は、並列運転時に電流超過信号SkがHレベルになると、運転指令信号Sbにかかわらず直列運転に切り替えて冷却ファン23aによる冷却を継続する。これは、並列運転時にファンモータ22にモータロックが発生すると、直列運転時とは異なり上記最大電流値に近いモータ電流が流れるため、ファンモータ22および駆動装置21をこうした過大な電流から保護するためである。
【0042】
やがて時刻t8においてファンモータ22のロックが解除されると、比較信号SlがLレベルとなり、遅延回路65の作用によって時間T2だけ遅れた時刻t9に電流超過信号SkがLレベルに戻る。運転制御回路43は、電流超過信号SkがLレベルになると、運転指令信号Sbに従って再び並列運転を開始する。なお、ファンモータ22にロックが生じた場合について説明したが、ファンモータ23にロックが生じた場合でも同様の動作となる。
【0043】
以上説明したように、本実施形態の駆動装置21は、MOSトランジスタ36〜39を組み合わせて2つのファンモータ22、23を直列駆動および並列駆動できるように構成した切替回路34を備えているので、樹脂モールドにより容易にシール構造とすることができ、リレーを用いた従来構成に比べ小形化が可能となる。このため、搭載スペースの確保が難しく被液やダストの多いファンモータ22、23の近傍(車両の前面部付近)に駆動装置21を設置することが可能となり、ファンモータ22、23へのハーネスの取り回しを簡素化できるとともにハーネスでの損失を低減できる。
【0044】
MOSトランジスタ36〜39には、還流用のダイオード36a〜39aが接続(内蔵)されているので、サージ電圧の発生を抑制することができる。また、半導体スイッチを用いることで非破壊により過負荷保護、過電流保護、ノイズによる誤動作保護が可能となり、ファンモータ22、23に一時的な異常状態例えばモータロックが生じてもその異常状態が回復すれば再び正常運転に復帰することができる。
【0045】
駆動装置21は、高い冷却能力を得るためにファンモータ22、23を並列運転をしている時に過電流により電流超過信号SkがHレベルになると、並列運転から直列運転に切り替えて運転するので、異常の発生にもかかわらずある程度の冷却能力を確保しつつ冷却を継続することができる。これにより、冷却水の温度上昇やエアコンの冷房能力の低下を最小限に止めることができる。
【0046】
また、電流検出信号ShがT1以上継続して電流基準信号Sjを超えた時に電流超過信号SkがHレベルとなって並列運転から直列運転への切り替えが行われるので、並列運転への切り替えにより発生する一時的な過電流やノイズなどにより直列運転への切り替えが行われることがなくなり、安定動作が図られる。さらに、電流検出信号ShがT2以上継続して電流基準信号Sj以下であった時に電流超過信号SkがLレベルとなって直列運転から運転指令信号Sbに従った運転への切り替えが行われるので、直列運転と並列運転とが頻繁に繰り返されるハンチング現象を防止できる。
【0047】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図6および図7を参照しながら説明する。本実施形態の駆動装置は、始動時のモータ突入電流を低減するために、第1の実施形態における運転制御回路43に始動処理回路を付加したことを特徴としている。その他の構成部分は、第1の実施形態で説明した駆動装置21と同じである。
【0048】
図6は、ハードウェアとして構成されている運転制御回路が実行する処理の流れを示している。イグニッションスイッチがオンされると、運転制御回路は、運転指令信号Sbが0V(停止指令)の間そのまま待ち続ける(ステップR1)。運転指令信号Sbがパルス信号(直列運転指令)または5V(並列運転指令)に変化すると、運転制御回路は、その直並列運転指令にかかわらず始動時間Tdの期間直列運転を実行し(ステップR2)、その直列運転の終了後運転指令信号Sbに従って並列運転(ステップR3、R4)または直列運転(ステップR3、R5)を実行する。運転制御回路は、これら直並列運転中に運転指令信号Sbが0Vに変化したか否かを判定し(ステップR6)、0Vになっていない場合にはステップR3に移行し、0Vになった場合にはステップR1に移行する。
【0049】
図7は、上記処理内容を示すタイミングチャートである。イグニッションスイッチがオンされた後、時刻t10において運転指令信号Sbにより直列運転が指令されると、運転制御回路は、上記始動時間Tdを含め停止指令が与えられる時刻t11までの期間直列運転を行う。これに対し、時刻t12において運転指令信号Sbにより並列運転が指令されると、運転制御回路は、時刻t12から始動時間Tdが経過する時刻t13までの期間一旦直列運転を実行し、その後運転指令信号Sbに従って並列運転に切り替える。ここで、始動時間Tdは、一旦増加した電流が定常電流値付近まで低下するのに要する時間(例えば2秒〜5秒)に設定されている。
【0050】
停止しているファンモータ22、23には速度起電力がないため、そのファンモータ22、23に電圧が印加された時に定常時に流れる電流よりも大きい突入電流が流れる。この突入電流は、印加電圧が高いほど大きくなる。図7の時刻t12から時刻t13にかけて破線で示す電流検出信号Shは、並列状態で始動する場合に流れる電流を示している。
【0051】
本実施形態によれば、運転制御回路は、運転指令信号Sbによる直並列運転指令にかかわらず、始動時に始動期間Tdだけ直列運転を行って速度起電力を発生させ、その上で運転指令信号Sbに従って並列運転に切り替えるので、並列状態で始動する場合に比べ始動時の突入電流を低減することができる。その結果、ファンモータ22、23の始動時におけるバッテリ電圧VB1、VB2の低下を抑制でき、バッテリ電圧VB1、VB2により動作する他の装置における電源電圧変動による影響を低減することができる。
【0052】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について図8ないし図10を参照しながら説明する。
図8はファンモータの駆動装置およびその周辺回路の電気的構成を示すもので、上述した図1と同一構成部分には同一符号を付して示している。この図8に示す駆動装置67は、冷却ファン22a、23aが走行風を受けて回転する場合にファンモータ22、23の発電エネルギーを回生する構成を備えている。ECU68は、バッテリ電圧VB1を監視しており、バッテリ28が満充電ではなく且つ車速が例えば80km/h以上である場合に駆動装置67の端子21iに対して与える発電指令信号Snを5Vとし、それ以外の条件の下では発電指令信号Snを0Vとする。
【0053】
駆動装置67の制御IC69は、発電指令信号Snのレベルに応じて図9に示すようにファンモータ22、23を運転する。すなわち、発電指令信号Snが0Vの場合には図3と同じ運転動作となり、発電指令信号Snが5Vの場合にはバッテリ電圧VB1≧8Vであって且つ運転指令信号Sbが0Vの時に発電運転を行う。この発電運転時には、制御IC69は駆動信号Sgを昇圧電圧Vcp(バッテリ電圧VB1でも可)とし、MOSトランジスタ39のみをオン駆動する。
【0054】
車両が走行して前方から走行風を受けると、その走行風はコンデンサ25、ラジエータ24を順に通過してこれらの冷却に寄与し、その後冷却ファン22a、23aに与えられる。この走行風により冷却ファン22a、23aが回転力を受けると、その回転エネルギーが以下のように発電エネルギーに変換される。上記発電運転時には、端子21fから抵抗35、ファンモータ22、MOSトランジスタ39、ファンモータ23およびダイオード37aを介して端子21eに至る通電経路が形成され、ファンモータ22と23とが直列接続された状態でファンモータ22、23からバッテリ28に対し発電エネルギーの回生が行われる。ファンモータ22と23とを直列接続とするのは、バッテリ28を充電するためにより高い発電電圧Vmを必要とするからである。
【0055】
図10は、ファンモータ22、23の回転数(rpm)に対する発電電圧Vm(V)と回生電流Im(A)の特性を示している。ここで、バッテリ電圧VB2(VB1)は14Vである。回転数を示す横軸には、対応する車速(km/h)も併記されている。端子21c、21b間の発電電圧Vmは、車速が増加してファンモータ22、23の回転数が上昇するに従ってほぼ一定の傾きで上昇する。そして、車速80km/hで発電電圧Vmがバッテリ電圧VB2(14V)に達すると、上記通電経路を通して回生電流Imが流れ始め、それ以降発電電圧Vmはほぼ一定値となる。回生電流Imは、車速が増加してファンモータ22、23の回転数が上昇するほど大きくなる。ECU68が車速80km/h以上で発電指令を出力するのは、この図10に示す発電特性による。
【0056】
以上説明したように、本実施形態の駆動装置67は、バッテリ28が満充電ではなく、且つ車速が所定値以上となって冷却ファン22a、23aが車両走行風を受けて回転している条件の下で、ファンモータ22、23を直列接続して発電エネルギーを回生するように構成されているので、車両内の発電電力と消費電力との電力収支を改善でき、さらにバッテリ28を充電することができる。特に、車両は、自然風を受けるものとは異なり走行に伴って強い走行風を受け易いので、その走行風を受ける冷却ファン22a、23aは高い回転速度を得易く、ファンモータ22、23から大きな発電エネルギーを回生することができる。
なお、本実施形態によっても第1の実施形態と同様の効果を得られる。
【0057】
(その他の実施形態)
本発明は上記し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
第2と第3の実施形態を組み合わせた構成としても良い。
遅延回路62、65は、必要に応じて付加すれば良い。
車両用冷却ファンモータは、ブラシレスDCモータであっても良い
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す駆動装置およびその周辺回路の電気的構成図
【図2】制御ICの回路構成を具体的に示す駆動装置の電気的構成図
【図3】電流超過信号SkがLレベルの場合におけるMOSトランジスタのオンオフ状態とファンモータの運転状態を示す図
【図4】直並列運転時のタイミングチャート
【図5】正常時と異常時の電流検出信号Shと電流基準信号Sjを示す図
【図6】本発明の第2の実施形態を示す運転制御回路のフローチャート
【図7】図4相当図
【図8】本発明の第3の実施形態を示す図1相当図
【図9】図3相当図
【図10】ファンモータの回転数に対する発電電圧Vmと回生電流Imの特性図
【図11】従来技術を示す駆動装置の電気的構成図
【図12】スイッチの各状態における冷却ファンモータの動作を示す図
【符号の説明】
21、67は駆動装置、22はファンモータ(第1の車両用冷却ファンモータ)、23はファンモータ(第2の車両用冷却ファンモータ)、27は電源線(第1の電源線)、29はアース(第2の電源線)、33、69は制御IC(制御手段)、34は切替回路(通電切替手段)、35は抵抗(電流検出手段)、36〜39はMOSトランジスタ(第1〜第4のMOSトランジスタ)、36a〜39aは還流ダイオード、43は運転制御回路(運転切替手段)、47は基準電圧設定回路(基準設定手段)、48は比較回路(比較手段)である。

Claims (7)

  1. 第1および第2の電源線から電源電圧の供給を受けて第1および第2の車両用冷却ファンモータを駆動する車両用冷却ファンモータの駆動装置において、
    還流ダイオードが並列に接続された第1ないし第4のMOSトランジスタを備え、前記第1の電源線と前記第1、第2の車両用冷却ファンモータの各一端子との間にそれぞれ前記第1の電源線側をドレインとして前記第1、第2のMOSトランジスタのドレイン・ソース間が接続され、前記第2の車両用冷却ファンモータの他端子と前記第2の電源線との間に前記第2の車両用冷却ファンモータ側をドレインとして前記第3のMOSトランジスタのドレイン・ソース間が接続され、前記第1の車両用冷却ファンモータの前記一端子と前記第2の車両用冷却ファンモータの前記他端子との間に前記第1の車両用冷却ファンモータ側をドレインとして前記第4のMOSトランジスタのドレイン・ソース間が接続された構成を有する通電切替手段と、
    前記2つの車両用冷却ファンモータを直列運転する時には前記第2および第4のMOSトランジスタをオンさせ、前記2つの車両用冷却ファンモータを並列運転する時には前記第1、第2および第3のMOSトランジスタをオンさせるように前記各MOSトランジスタをオンオフ制御する制御手段とを備えていることを特徴とする車両用冷却ファンモータの駆動装置。
  2. 前記第1および第2の車両用冷却ファンモータに流れる電流に応じた電流検出信号を出力する電流検出手段を備え、
    前記制御手段は、
    直列または並列の運転状態に応じた基準電流に相当する電流基準信号を出力する基準設定手段と、
    前記電流検出信号と前記電流基準信号とを比較し、前記電流検出信号が前記電流基準信号を超えた場合に電流超過信号を出力する比較手段と、
    前記並列運転をしている時に前記比較手段が前記電流超過信号を出力したことを条件として前記並列運転から前記直列運転に切り替える運転切替手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載の車両用冷却ファンモータの駆動装置。
  3. 前記比較手段は、前記電流検出信号が所定時間以上継続して前記電流基準信号を超えた時に前記電流超過信号を出力するように構成されていることを特徴とする請求項2記載の車両用冷却ファンモータの駆動装置。
  4. 前記運転切替手段は、前記比較手段が前記電流超過信号の出力を停止したことを条件として、前記電流超過信号が出力される前の直並列運転状態に切り替えるように構成されていることを特徴とする請求項2または3記載の車両用冷却ファンモータの駆動装置。
  5. 前記比較手段は、前記電流検出信号が所定時間以上継続して前記電流基準信号以下であった時に前記電流超過信号の出力を停止するように構成されていることを特徴とする請求項4記載の車両用冷却ファンモータの駆動装置。
  6. 前記制御手段は、直並列運転の選択指令にかかわらず始動時に所定時間だけ前記直列運転を行うように構成されていることを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載の車両用冷却ファンモータの駆動装置。
  7. 前記制御手段は、前記電源電圧が所定電圧よりも低下している時において前記第1ないし第3のMOSトランジスタをオフさせ前記第4のMOSトランジスタをオンさせることにより、前記車両用冷却ファンモータから前記電源線側への電力回生運転が可能なように構成されていることを特徴とする請求項1ないし6記載の車両用冷却ファンモータの駆動装置。
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