JP3857282B2 - 荷受台昇降装置における荷受台の最上昇位置決め装置 - Google Patents
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Description
本発明は、荷受台昇降装置において、荷受台を最上昇位置で位置決めするための最上昇位置決め装置に関するものである。
従来、車輌の荷箱に立設された左右一対の支柱内に設けられたスライダを介して、荷受台が当該支柱に沿って昇降自在に設けられた荷受台昇降装置が提供されている。このような支柱に沿って荷受台を昇降させる荷受台昇降装置では、荷受台が荷台と略面一となる最上昇位置で、当該荷受台の上昇を強制的に停止させるための最上昇位置決め装置が設けられている。
この最上昇位置決め装置としては、例えば支柱の上部にストッパブラケットを設けるとともに、スライダの上端部にストッパボルトを設けており、スライダが最上昇位置まで上昇した際に、このスライダのストッパボルトがストッパブラケットに当接することにより、当該スライダを介して荷受台を最上昇位置で停止させるようにしている。
また、支柱に形成された調整孔を通してストッパボルトのねじ込み量を変えてスライダの上端部から上方への突出長さを調整することで、スライダを介して荷受台の最上昇位置を調整するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−114080号公報
前記従来の荷受台昇降装置では、荷受台の最上昇位置を調整するに際して、支柱の調整孔を通して支柱の内部にあるストッパボルトがストッパブラケットとスライダとの間隔調整を行う構成であるため、その調整作業を容易かつ迅速に行えない問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、荷受台の高さ調整を容易かつ迅速に行えるようにすることを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、車輌の荷箱側に立設された左右一対の支柱と、この支柱内に設けられたスライダを介して荷受台を昇降させるワイヤが巻き掛けられるシーブと、このシーブを前記支柱に保持する保持機構と、前記荷受台を上昇位置で位置決めするストッパ調整手段とを備え、前記支柱には、前記保持機構を支柱の内部に取り付け可能な開口部が形成され、しかも、この開口部を開閉自在に閉塞する取付プレートが、着脱自在に支柱に取り付けられ、この取付プレートに前記ストッパ調整手段が設けられたことにある。
前記保持機構は、支柱内に固定されるシーブブラケットと、前記ワイヤが巻き掛けられるシーブと、前記シーブブラケットとで前記シーブを支持すべくシーブブラケットに取り付けられるシーブカバーとを備えていることにある。
前記ストッパ調整手段は、前記スライダに上方から当接する当接ボルトからなり、この当接ボルトは、前記取付プレート側に出退自在に螺入されているのが好ましい。
本発明によれば、ストッパ調整手段の調整作業を効率よく行え、荷受台の高さ調整を容易かつ迅速に行える。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。図2は、荷受台昇降装置を示している。かかる荷受台昇降装置1は、車輌の荷箱2の後端に立設された左右一対の支柱3と、該支柱3内に昇降自在にそれぞれ挿入されたスライダ4(図1参照)と、左右のスライダ4の下端部に支持された荷受台5と、各スライダ4にそれぞれワイヤ6を介して連結された昇降シリンダ7とから構成されている。
各支柱3は、図3〜図5に示すように、横断面が矩形状で中空の長尺体(角パイプ)からなる主支柱31と、この主支柱31に溶接等で固定された断面コの字状の補助支柱32とから構成されている。主支柱31の内部に前記スライダ4が配置されている。スライダ4は、図1に示すようにその上端部及び途中部に昇降ローラ41a、41bがそれぞれ設けられ、これら昇降ローラ41a、41bが主支柱31の内面を転動することにより、スライダ4の昇降移動を円滑に行なうようにしている。
左右のスライダ4の上端部には、ワイヤ6の一端部が連結部43を介してそれぞれ止着されている。ワイヤ6は、スライダ4から上方に導かれ、支柱3の上部に設けられた保持機構50によって下方に折り返されて前部側を下方に導かれた後、前支柱3の下部からシーブ(図示省略)を経て昇降シリンダ7に導かれ、他端が適宜に止着されている。
昇降シリンダ7は、支柱3間に配設されたクロスメンバー8内に配置されており、この昇降シリンダ7の伸縮作動により上述のように配置されたワイヤ6を支柱3に繰り出し、もしくは支柱3から引き込むことによりスライダ4を昇降作動させるようになっている。
荷受台5は、各スライダ4の下端部から後方に突出した左右のブラケット42にその基端部両端が水平軸42aに支持され、支柱3に沿って起立する起立位置(格納状態)と、略水平な水平位置(作業状態)とに配置することができる。前記主支柱31の後壁31aには上下方向に切欠溝33(図1参照)が形成されており、左右のブラケット42はこの切欠溝33を挿通して主支柱31から後方に突出配置されている。
保持機構50は、図5および図6に示すように、シーブブラケット51、シーブカバー52、シーブ53とを備えている。シーブブラケット51は、金属板材から形成されており、底部となる本体部55と、この本体部55の上下端から互いに平行に屈曲された上下立上部56、57と、上立上部56から上方に屈曲された上取付部58と、下立上部57から下方に屈曲された下取付部59とからなる。本体部55は、主支柱31および補助支柱32の上部内面に溶接等により固定されている。なお、本体部の補助支柱32に対応する部分には、スペーサ34が介在されている。
シーブカバー52には、シャフト54が固定され、このシャフト54は、シーブ53および本体部55に固定されたボス部55aに挿入されることにより、シーブ53を回転自在に支持している。なお、シーブカバー52の上下両端部は、ボルト45でシーブブラケット51の上下取付部58、59に着脱自在に固定されている。
前記主支柱31および補助支柱32における保持機構50の位置する内外の一側壁には、開口部35が形成されている。なお、本実施の形態では、主支柱31および補助支柱32の外壁側に開口部35が形成された場合について例示する。この開口部35は、シーブブラケット51を主支柱31および補助支柱32に溶接等で固定でき、また、ワイヤ6が巻き掛けられたシーブ53およびシーブカバー52をシーブブラケット51に固定できる大きさおよび形状に設定されている。従って、開口部35を通して保持機構50を支柱3内に簡単に組み付け可能になっている。
このように構成された荷受台昇降装置1には、荷受台5が最上昇位置に達した際に、荷受台5の上昇を強制的に停止させるための最上昇位置決め装置10が設けられている。最上昇位置決め装置10は、図3〜図5に示すように、取付プレート11と、この取付プレート11の内面に設けられ、支柱3の内部に臨む保持部材12と、取付プレート11および保持部材12間に固定されたL字状の補強用のリブ13と、ストッパ調整手段としての当接ボルト15とを備えている。
取付プレート11は、長方形状に形成された金属製平板からなり、前記支柱3の上部外側面に形成された開口部35を閉塞するように、四隅がボルト19により主支柱31および補助支柱32に着脱自在に取付けられている。
当接ボルト15は、ボルト部材16の下端に当接部17が設けられてなる。ボルト部材16は、前記保持部材12の上下方向に貫通形成されたねじ孔12aにねじ込み可能になっている。従って、当接部17を下方にしてボルト部材16を下方から保持部材12に所定量ねじ込んでナット15aで固定することで、当接部17を保持部材12から下方に突出した状態で配置させることができる。
このように当接ボルト15を保持部材12にねじ込んで配置するので、そのねじ込み量を調整することで当接部17が保持部材12から突出する長さを可変にすることができる。なお、当接部17は、スライダ4の上端部と上方から当接する部位であり、緩衝部材としてのゴムなどの弾性部材がねじ止めされている。
次に、前記のように構成された荷受台昇降装置1の動作について説明する。昇降シリンダ7の作動により、各ワイヤ6を介して左右のスライダ4が上昇する。スライダ4の上昇により荷受台5が所定の高さまで上昇すると、左右のスライダ4の上端部が、各支柱3に取付けられた最上昇位置決め装置10の当接ボルト15の当接部17に当接する。このため、この上昇位置でスライダ4を介して荷受台5を強制的に上昇停止させることで荷受台の最上昇位置が決定される。
次に、最上昇位置決め装置10による荷受台5の位置決め調整について説明する。先ず、それぞれのボルト19を緩めて取付プレート11を支柱3から取り外す(図4参照)。このとき、ワイヤ6は支柱3側に固定された保持機構50のシーブ53に保持された状態となっている。このようにワイヤ6を支柱3側に支持されたシーブ53に巻き掛けた状態において、支柱3から分離された取付プレート11に固定されている当接ボルト15の当接部17の上下位置を調整する。すなわち、当接ボルト15を固定しているナット15aを緩め、当接ボルト15を回転させて保持部材12に対して進出または後退させることにより、当接部17の上下位置の調整を行う。この当接ボルト15の調整は、ワイヤ6およびシーブ53とは無関係に、取付プレート11を支柱3から分離した状態で、容易かつ迅速に行うことができる。
当接ボルト15の位置を設定した後に、再び当接ボルト15を支柱3の内部に入れ、ボルト19を支柱3に締結することにより、再び取付プレート11を支柱3側に取り付ける。さらに、スライダ4の上昇により荷受台5が上昇すると、スライダの上端部が調整後の当接ボルトの当接部に当接し、荷受台の最上昇位置を調整することができる。
また、ワイヤ6の緩み等により、ワイヤ6の長さ調整をする場合には、取付プレート11を取り外しておいて、開口部35から、シーブカバー52をシーブブラケット51に固定しているボルト45を緩め、シーブカバー52とシーブ53とを取り外すことができるので、スライダ4とワイヤ6との連結部43の調整も簡単に行うこともできる。
しかも、取付プレート11は、開口部35を閉塞しているため、この開口部35から塵埃等の異物が入るのを防止できる。しかも、保持機構50を組み付ける開口部35を閉塞する取付プレート11に、当接ボルト15を設けているため、保持機構50の位置とは無関係の位置に別の開口部を設け、この開口部を取付プレート11で閉塞する場合に比し、開口部の個数を少なくでき、加工工程も減少できる。
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではない。例えば、前記実施の形態において、取付プレート11を着脱自在に支柱3に取付けるとは、取付プレート11を支柱3に対して完全に分離できる構成以外に、ヒンジ等を介して開口部を開閉自在にした構成であってもよい。かかる場合であっても、調整時に当接ボルト15を支柱3の外部に配置させることは可能である。
1 荷受台昇降装置
2 車輌の荷箱
3 支柱
4 スライダ
5 荷受台
10 最上昇位置決め装置
11 取付プレート
15 当接ボルト(ストッパ調整手段)
35 開口部
50 保持機構
51 シーブブラケット
52 シーブカバー
53 シーブ
2 車輌の荷箱
3 支柱
4 スライダ
5 荷受台
10 最上昇位置決め装置
11 取付プレート
15 当接ボルト(ストッパ調整手段)
35 開口部
50 保持機構
51 シーブブラケット
52 シーブカバー
53 シーブ
Claims (3)
- 車輌の荷箱側に立設された左右一対の支柱と、この支柱内に設けられたスライダを介して荷受台を昇降させるワイヤが巻き掛けられる保持機構と、前記荷受台を上昇位置で位置決めするストッパ調整手段とを備えた荷受台昇降装置における荷受台の最上昇位置決め装置において、
前記支柱には、前記保持機構を支柱の内部に取り付け可能な開口部が形成され、しかも、この開口部を開閉自在に閉塞する取付プレートが、支柱に着脱自在に取り付けられ、この取付プレートに前記ストッパ調整手段が設けられたことを特徴とする荷受台昇降装置における荷受台の最上昇位置決め装置。 - 前記保持機構は、支柱内に固定されるシーブブラケットと、前記ワイヤが巻き掛けられるシーブと、前記シーブブラケットとで前記シーブを支持すべくシーブブラケットに取り付けられるシーブカバーとを備えている請求項1記載の荷受台昇降装置における荷受台の最上昇位置決め装置。
- 前記ストッパ調整手段は、前記スライダに上方から当接する当接ボルトからなり、この当接ボルトは、前記取付プレート側に出退自在に螺入されている請求項1又は2に記載の荷受台昇降装置における荷受台の最上昇位置決め装置。
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