JP3849950B2 - 色フィルタ用感光性組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規な色フィルタ用感光性組成物、さらに詳しくは、TFT型液晶パネル、STN型液晶パネル、反射型TFT型液晶パネル等の、低消費電力の液晶ディスプレイのブラックマトリックスやカラーフィルタを好適に形成でき、しかも耐熱性、密着性および耐薬品性に優れた色フィルタ用感光性組成物およびこれを用いた色フィルタの製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】
従来より液晶ディスプレイ(LCD)は、薄型化、軽量化が可能であることから携帯用ワープロ、携帯用パソコン、車載用TV、カメラ一体型のVTR等のディスプレイとして広く用いられており、将来的にはPDA(個人携帯情報端末)等への応用が期待されている。
【0003】
上記液晶ディスプレイの構造としては、例えばTFT型液晶ディスプレイでは、ガラス基板上に偏光板を設け、ITO等の透明導電回路層および薄膜トランジスタ(TFT)層を任意に形成し、その上を層間絶縁層で被覆して背面板とする一方、同様にして、ガラス板上に偏光板を設け、黒色顔料を含有してなるブラックマトリックス層または赤、青、緑等の色パターンが形成されたカラーフィルタ層を形成し、さらに透明導電回路層、層間絶縁層を順次積層して上面板を形成し、この上面板と前記背面板とをスペーサを介して対向させて配置し、両板間に液晶を封入した構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の液晶ディスプレイに設けられるカラーフィルタやブラックマトリックス、特にブラックマトリックスの密着性、耐熱性、耐薬品性が低く背面板と上面板との貼り合わせの際、封止材が直接ブラックマトリックスの上に設けられることが起り、その信頼性が公知のクロム膜ブラックマトリックスに比べて劣るものであった。また、前記カラーフィルタやブラックマトリックスを形成するために使用する顔料の保持性が低いため層間膜を厚くせざるを得ず、開口率やコントラストの低下が起り、高輝度でかつコントラストの強調されたディスプレイの製造が極めて困難であるという欠点があった。そこで、前記開口率やコントラストを向上させるために基板上に直接カラーフィルタやブラックマトリックスを設けるオンアレイ(glass−on−array)構造の液晶パネルが提案されたが、液晶保持率(液晶の不純物添加による劣化防止性)が低く、長期間、信頼性高く使用することがきなかった。
【0005】
こうした現状に鑑み、本発明者等は鋭意研究を続けた結果、光重合性化合物、光重合開始剤および顔料を含有する感光性組成物にさらに架橋剤と酸発生剤とを含有することで、耐熱性、密着性および耐薬品性に優れた色フィルタ用感光性組成物が得られること、および該感光性組成物を用いることで高輝度でかつコントラストの強調された色フィルタが製造できることを見出し、本発明を完成したものである。すなわち、
【0006】
本発明は、耐熱性、密着性および耐薬品性に優れた色フィルタ用感光性組成物を提供することを目的とする。
【0007】
また、本発明は、高輝度でかつコントラストの優れた色フィルタの製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明は、(a)光重合性化合物、(b)光重合開始剤、(c)顔料、(d)架橋剤および(e)酸発生剤を含有することを特徴とする色フィルタ用感光性組成物、および該感光性組成物を基板上に塗布、乾燥したのち、ネガマスクを介して露光、現像し、次いで加熱し架橋硬化することを特徴とする色フィルタの製造方法に係る。
【0009】
以下に本発明を詳述する。
本発明で用いられる光重合性化合物(以下(a)成分という)は、感光性組成物が活性エネルギー線の照射を受けたとき、光重合開始剤の作用により付加重合硬化するようなエチレン性不飽和二重結合を1個以上有する化合物であって、例えばエチレン性不飽和二重結合を有する単量体、または側鎖若しくは主鎖にエチレン性不飽和二重結合を有する重合体等が挙げられる。前記「単量体」とは、狭義の単量体にとどまらず、二量体、三量体、オリゴマーをも包含するものである。
【0010】
上記エチレン性不飽和二重結合を有する単量体としては、例えば不飽和カルボン酸;脂肪族(ポリ)ヒドロキシ化合物と不飽和カルボン酸とのエステル;芳香族(ポリ)ヒドロキシ化合物と不飽和カルボン酸とのエステル;不飽和カルボン酸と多価カルボン酸および前述の脂肪族(ポリ)ヒドロキシ化合物、芳香族(ポリ)ヒドロキシ化合物等の多価ヒドロキシ化合物とのエステル;不飽和カルボン酸アミド;不飽和カルボン酸ニトリル等が挙げられる。具体的には、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸;メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、イソブチルアクリレート、イソブチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、エチレングリコールモノメチルエーテルアクリレート、エチレングリコールモノメチルエーテルメタクリレート、エチレングリコールモノエチルエーテルアクリレート、エチレングリコールモノエチルエーテルメタクリレート、グリセロールアクリレート、グリセロールメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタリレート、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート、エチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、ブチレングリコールジメタクリレート、プロピレングリコールジアクリレート、プロピレングリコールジメタクリレート、トリメチロールエタントリアクリレート、トリメチロールエタントリメタリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリアクリレート、エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリメタリレート、テトラメチロールプロパンテトラアクリレート、テトラメチロールプロパンテトラメタクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート;前記化合物のアクリレート、メタクリレートを、フマレート、マレエート、クロトネート、イタコネートに換えた,フマル酸エステル、マレイン酸エステル、クロトン酸エステル、イタコン酸エステル;アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸、クロトン酸、イタコン酸、ヒドロキノンモノアクリレート、ヒドロキノンモノメタクリレート、ヒドロキノンジアクリレート、ヒドロキノンジメタクリレート、レゾルシンジアクリレート、レゾルシンジメタクリレート、ピロガロールジアクリレート、ピロガロールトリアクリレート;アクリル酸とフタル酸およびジエチレングリコールとの縮合物,アクリル酸とマレイン酸およびジエチレングリコールとの縮合物、メタクリル酸とテレフタル酸およびペンタエリスリトールとの縮合物、アクリル酸とアジピン酸およびブタンジオールとグリセリンとの縮合物;エチレンビスアクリルアミド、エチレンビスメタクリルアミド、フタル酸ジアリルのアリルエステル、ジビニルフタレート;下記一般式化3
【0011】
【化3】
[式中、R1、R2はそれぞれ独立して水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、ハロゲン原子の何れかであり、R3は水素原子又はメチル基であり、Xは側鎖に 炭素数1〜3のアルキル基を有してもよい炭素数1〜5のアルキレン基、−CO−、−O−、−CH2−、−C(CH3)−、−SO2−又は下記化4
【0012】
【化4】
で表わされる残基、若しくは不存在を示し、Yは無水マレイン酸、無水コハク酸、無水イタコン酸、無水フタル酸、無水テトラヒドロフタル酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、無水メチルエンドメチレンテトラヒドロフタル酸、無水クロレンド酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸などの酸無水物残基を示し、nは1〜20の整数を表わす。]
が挙げられる。前記一般式化3で表わされる化合物において、Xが−CO−である具体例としてはビス(4−ヒドロキシフェニル)ケトン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)ケトン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)ケトン等が、Xが−CH2−である具体例としてはビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)メタン等が、Xが−C(CH3)−である具体例としては2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−クロロフェニル)プロパン等が、Xが−O−である具体例としてはビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニルエーテル等が、Xが−SO2−である具体例としてビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)スルホン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)スルホン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)スルホン等が挙げられる。また、Xが化4で表わされる残基の具体例としては、フルオレン、9,9−ビスフルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−クロロフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−ブロモフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−フルオロフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)フルオレン等が挙げられる。
【0013】
上記一般式化3で表わされる化合物は、例えば特開平5−339356号公報に記載するように、一般式化5
【0014】
【化5】
で表わされるエポキシ化合物と(メタ)アクリル酸とを反応させたのち、セルソルブ系溶剤中で加熱し、酸無水物と反応させることで製造できる。
【0015】
また、側鎖若しくは主鎖にエチレン性不飽和二重結合を有する重合体としては、例えば、不飽和ジカルボン酸とジヒドロキシ化合物との重縮合反応により得られるポリエステル、不飽和ジカルボン酸とジアミンとの重縮合反応により得られるポリアミド、イタコン酸、プロピリデンコハク酸、エチリデンマロン酸とジヒドロキシ化合物との重縮合反応により得られるポリエステル、イタコン酸、プロピリデンコハク酸、エチリデンマロン酸とジアミンとの重縮合反応により得られるポリアミド、フェノールノボラック型エポキシアクリレート、フェノールノボラック型エポキシメタクリレート、クレゾールノボラック型エポキシアクリレート、クレゾールノボラック型エポキシメタクリレート、ビスフェノールA型エポキシアクリレート、ビスフェノールS型エポキシアクリレート、ウレタンアクリレートオリゴマー、ウレタンメタクリレートオリゴマー等が挙げられる。前記エポキシ(メタ)アクリレート樹脂にさらに多塩基酸無水物を反応させたものも使用できる。その他、側鎖にヒドロキシ基やハロゲン化アルキル基などの反応活性を有する官能基を有する重合体、例えばポリビニルアルコール、ポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)、ポリエピクロルヒドリン等と、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸、クロトン酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸との高分子反応により得られる重合体なども使用できる。
【0016】
上記例示光重合性化合物のうち、一般式化3で表わされる化合物を含有する色フィルタ用感光性組成物は、耐熱性、透明性、密着性等に優れた被膜を形成できて好ましく、特にカルドエポキシジアクリレート、カルドエポキシジメタクリレート、ビスフェノールA型エポキシアクリレートが重合密度の高いパターンを得ることができて好ましい。中でもカルドエポキシジアクリレートは露光時に感度の大幅な向上がみられ好適である。
【0017】
上記(a)成分は、感光性組成物中の、(a)〜(e)成分の総和100重量部に対し20〜50重量部の範囲で含有することができる。(a)成分が20重量部未満では露光硬化後の被膜の耐摩耗性や耐薬品性が低下するため好ましくなく、また、50重量部を超えるとブラックマトリックス形成において遮光性が低下したり、或はカラーフィルタ形成にあっては透過領域以外の透過率が上昇することがあり好ましくない。
【0018】
本発明に用いられる光重合開始剤(以下(b)成分という)としては、特に限定されるものでなく、例えば1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、1−〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、2,4−ジエチルチオキサントン、2−クロロチオキントン、2,4−ジメチルチオキサントン、3,3−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、ベンゾフェノン、1−クロロ−4−プロポキシチオキサントン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−(4−ドデシルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、4−ベンゾイル−4’−メチルジメチルスルフィド、4−ジメチルアミノ安息香酸、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸ブチル、4−ジメチルアミノ安息香酸−2−エチルヘキシル、4−ジメチルアミノ安息香酸−2−イソアミル、2,2−ジエトキシアセトフェノン、ベンジルジメチルケタール、ベンジル−β−メトキシエチルアセタール、1−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)オキシム、o−ベンゾイル安息香酸メチル、ビス(4−ジメチルアミノフェニル)ケトン、4,4’−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、4,4’−ジクロロベンゾフェノン、ベンジル、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイン−n−ブチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾインブチルエーテル、p−ジメチルアミノアセトフェノン、p−tert−ブチルトリクロロアセトフェノン、p−tert−ブチルジクロロアセトフェノン、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾリル二量体、チオキサントン、2−メチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、ジベンゾスベロン、α,α−ジクロロ−4−フェノキシアセトフェノン、ペンチル−4−ジメチルアミノベンゾエート、9−フェニルアクリジン、1,7−ビス−(9−アクリジニル)ヘプタン、1,5−ビス−(9−アクリジニル)ペンタン、1,3−ビス−(9−アクリジニル)プロパンなどが挙げられる。中でも、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾリル二量体と2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルホリノプロパン−1−オンまたは2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オンを組み合わせて使用したものは高感度であり好ましく用いることができる。
【0019】
上記(b)成分は、(a)〜(e)成分の総和100重量部に対し0.5〜30重量部の範囲で含有することができる。前記(b)成分が0.5重量部未満では露光硬化不良を起こすことがあり、また30重量部を超えるとブラックマトリックス形成にあっては遮光性が低下し、カラーフィルタ形成にあっては透過領域以外の可視光の透過率が上昇してしまうことがあり好ましくない。
【0020】
本発明で用いられる顔料(以下(c)成分という)としては、カラーフィルタの形成には、黄、橙、赤、紫、青、緑および茶色等の顔料から選ばれた1種、または2種以上が用いられ、また、ブラックマトリックス形成には、カーボンブラック、樹脂被覆カーボンブラック或は有色有機顔料を調合して得た疑似黒色顔料などが用いられる。前記カーボンブラックとしてはチャンネルブラック、ファーネスブラック、サーマルブラック、ランプブラックなど公知のカーボンブラックを用いることができるが、特にチャンネルブラックは遮光性に優れるところから好適に用いることができる。また、樹脂被覆カーボンブラックとしては、カーボンブラックとカーボンブラック表面に存在するカルボキシル基、ヒドロキシル基、カルボニル基と反応性を有する樹脂とを混合し、50〜380℃で加熱して得た樹脂被覆カーボンブラックや、水−有機溶剤混合系または水−界面活性剤混合系にエチレン性モノマーを分散し、重合開始剤の存在下でラジカル重合、またはラジカル共重合させて得た樹脂被覆カーボンブラックなどが挙げられる。前記樹脂被覆カーボンブラックは樹脂被覆のないカーボンブラックに比べて導電性が低いところから、液晶ディスプレイの形成時に電流のリークが少なく、信頼性の高い低消費電力のディスプレイが形成できる。
【0021】
上記カラーフィルタ形成に使用する顔料、又は疑似黒色顔料の調合に使用する顔料としてはカラーインデックスナンバーで、C.I.Pigment Yellow 20、C.I.Pigment Yellow 24、C.I.Pigment Yellow 83、C.I.Pigment Yellow86、C.I.Pigment Yellow 93、C. I.Pigment Yellow 109、C.I.Pigment Yellow 110、C.I.Pigment Yellow 117、C.I.Pigment Yellow 125、C.I.Pigment Yellow 137、C.I.Pigment Yellow 138、C.I.Pigment Yellow 139、C.I.Pigment Yellow 147、C.I.Pigment Yellow 148、C.I.Pigment Yellow 153、C.I.Pigment Yellow 154、C.I.Pigment Yellow 166、C.I.Pigment Yellow 168、C.I.Pigment Orange 36、C.I.Pigment Orange 43、C.I.Pigment Orange 51、C.I.Pigment Orange 55、C.I.Pigment Orange 59、C. I.Pigment Orange 61、C.I.Pigment Red 9、C.I.Pigment Red 97、C.I.PigmentRed122、C.I.Pigment Red 123、C.I. Pigment Red 149、C.I.Pigment Red 168、C.I.Pigment Red 177、C.I.Pigment Red180、C.I.Pigment Red 192、C.I.PigmentRed 215、C.I.Pigment Red 216、C.I.Pigment Red 217、C.I.Pigment Red 220、C.I.Pigment Red 223、C.I.Pigment Red 224、C.I.Pigment Red 226、C.I.Pigment Red 227、C.I.Pigment Red 228、C.I.Pigment Red 240、C.I.Pigment Violet 19、C.I.Pigment Violet 23、C.I.PigmentViolet29、C.I.Pigment Violet 30、C.I.Pigment Violet 37、C.I.Pigment Violet40、C.I.Pigment Violet 50、C.I.PigmentBlue 15、C.I.Pigment Blue 15−6、C.I.Pigment Blue 22、C.I.Pigment Blue 60、C.I.Pigment Blue 64、C.I.Pigment Green 7、C.I.Pigment Green 36、C.I.Pigment Brown 23、C.I.Pigment Brown 25、C.I.Pigment Brown 26などを挙げることができる。
【0022】
上記(c)成分の添加量は、(a)〜(e)成分の総和100重量部に対して10〜70重量部の範囲が選ばれる。前記(c)成分が10重量部未満では形成したブラックマトリックスの遮光性能が低くなる、或は形成したカラーフィルターの透過領域以外の可視光の透過率が上昇することが起ることがある。また、(c)成分が70重量部を超えると露光時に硬化不良を起こすことがあり好ましくない。
【0023】
本発明で使用される(d)成分は、アルコキシメチル化メラミン樹脂やアルコキシメチル尿素樹脂等のアルコキシメチル化アミノ樹脂等である。前記アルコキシメチル化アミノ樹脂は、例えば、沸騰水溶液中でメラミンまたは尿素をホルマリンと反応させて得た縮合物を、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール類でエーテル化させ、次いで反応液を冷却して析出させることで製造できる。前記アルコキシメチル化アミノ樹脂としては、具体的にメトキシメチル化メラミン樹脂、エトキシメチル化メラミン樹脂、プロポキシメチル化メラミン樹脂、ブトキシメチル化メラミン樹脂、メトキシメチル化尿素樹脂、エトキシメチル化尿素樹脂、プロポキシメチル化尿素樹脂、ブトキシメチル化尿素樹脂等が挙げられる。前記アルコキシメチル化アミノ樹脂の単独、または2種以上の組合わせが用いられる。特にアルコキシメチル化メラミン樹脂は、放射線の照射量の変化に対するレジストパターンの寸法変化量が小さく安定したレジストパターンを形成できて好ましい。中でも、メトキシメチル化メラミン樹脂、エトキシメチル化メラミン樹脂、プロポキシメチル化メラミン樹脂およびブトキシメチル化メラミン樹脂が好適である。
【0024】
上記(d)成分は、(a)および(b)成分の総量100重量部に対して1〜30重量部の範囲で含有することができる。前記(d)成分が1重量部未満では、得られた色フィルタの耐熱性、耐薬品性、耐候性、密着性が低下することがあり好ましくなく、また30重量部を超えると現像時に現像不良を起こすことがあり好ましくない。
【0025】
本発明で用いられる酸発生剤(以下(e)成分という)としては、熱または光により直接若しくは間接的に酸を発生する化合物であれば特に限定されないが、具体的には、ジフェニルヨードニウム塩、トリフェニルスルホニウム塩、フェニルジアゾニウム塩、ベンジルトシレート、ニトロベンジルトシレート、ジニトロベンジルトシレート、ベンジルスルホネート、ニトロベンジルスルホネート、ベンジルカルボネート、ニトロベンジルカルボネート、ジニトロベンジルカルボネートや、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[2−(2−フリル)エテニル]−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[2−(5−メチル−2−フリル)エテニル]−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[2−(5−エチル−2−フリル)エテニル]−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[2−(5−プロピル−2−フリル)エテニル]−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[2−(3,5−ジメトキシフェニル)エテニル]−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[2−(3,5−ジエトキシフェニル)エテニル]−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[2−(3,5−ジプロポキシフェニル)エテニル]−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[2−(3−メトキシ−5−エトキシフェニル)エテニル]−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[2−(3−メトキシ−5−プロポキシフェニル)エテニル]−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[2−(3,4−メチレンジオキシフェニル)エテニル]−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス−トリクロロメチル−6−(3−ブロモ−4メトキシ)フェニル−s−トリアジン、2,4−ビス−トリクロロメチル−6−(2−ブロモ−4メトキシ)フェニル−s−トリアジン、2,4−ビス−トリクロロメチル−6−(2−ブロモ−4メトキシ)スチリルフェニル−s−トリアジン、2,4−ビス−トリクロロメチル−6−(3−ブロモ−4メトキシ)スチリルフェニル−s−トリアジン等のトリアジン化合物、α−(p−トルエンスルホニルオキシイミノ)−フェニルアセトニトリル、α−(ベンゼンスルホニルオキシイミノ)−2,4−ジクロロフェニルアセトニトリル、α−(ベンゼンスルホニルオキシイミノ)−2,6−ジクロロフェニルアセトニトリル、α−(2−クロロベンゼンスルホニルオキシイミノ)−4−メトキシフェニルアセトニトリル、α−(エチルスルホニルオキシイミノ)−1−シクロペンテニルアセトニトリル等のオキシムスルホネート化合物等が挙げられる。特に、トリアジン化合物は光または熱による酸発生剤としての性能が高く、光重合開始剤としての性能も有し、かつ溶剤を用いる場合においても溶解性が良好であることから好ましく用いることができる。中でも、2,4−ビス−トリクロロメチル−6−(3−ブロモ−4メトキシ)フェニル−s−トリアジン、2,4−ビス−トリクロロメチル−6−(3−ブロモ−4−メトキシ)スチリル−s−トリアジンが好適に使用できる。
【0026】
上記(e)成分は、(a)〜(e)成分の総和100重量部に対して0.1〜15重量部の範囲で含有することができる。(e)成分が0.1重量部未満では、熱や光による架橋硬化が十分に行われず色フィルタの耐熱性、耐薬品性、耐候性、密着性が低下することがあり、また15重量部を超えると現像時に現像不良を起こしたりスカムが発生することがある上に、色フィルタの遮光性を低下し好ましくない。
【0027】
上記各成分に加えて、本発明の色フィルタ用感光性組成物は、塗布時の基材への塗膜性を調整するために、高分子バインダーを含有することができる。前記高分子バインダーとしては、アクリル酸、メタクリル酸のいずれか1種以上と、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルのいずれか1種以上との共重合体などが挙げられる。前記アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルとしては、具体的には、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、プロピルアクリレート、プロピルメタクリレート、イソプロピルアクリレート、イソプロピルメタクリレート、N−ブチルアクリレート、N−ブチルメタクリレート、tert−ブチルアクリレート、tert−ブチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート、フェノキシアクリレート、フェノキシメタクリレート、イソボルニルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、グリシジルメタクリレート、スチレン、アクリルアミド、メタアクリルアミド、アクリロニトリル、メタアクリロニトリル等が挙げられる。前記アクリル酸、メタクリル酸のいずれか1種以上と、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルのいずれか1種以上との共重合体は、慣用の方法で製造される。また、側鎖にカルボキシル基を有する酸性セルロース変性物、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、アクリロニトリルとスチレンとの共重合体、アクリロニトリルとスチレン、ブタジエンとの共重合体、ポリビニルアルキルエーテル、ポリビニルアルキルケトン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレートイソフタレート、アセチルセルロースおよびポリビニルブチラールなども含有できる。前記高分子バインダーは、重量平均分子量が5,000〜100,000の範囲の重合体が好ましく、より好ましくは7,000〜80,000の範囲の重合体がよい。重量平均分子量が低すぎると膜形成能に乏しく、現像時に膜減りが大きくなり、また、重量平均分子量が高すぎると現像時間が長時間となり、基板に悪影響を及ぼすことがある。
【0028】
上記高分子バインダーは、(a)〜(e)成分の総和100重量部に対して100重量部を超えない範囲で含有することができる。
【0029】
さらに、本発明の色フィルタ用感光性組成物は粘度調整のため有機溶剤を適宜配合することができる。前記有機溶剤としては、具体的にはエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジプロピルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、2−メトキシブチルアセテート、3−メトキシブチルアセテート、4−メトキシブチルアセテート、2−メチル−3−メトキシブチルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、3−エチル−3−メトキシブチルアセテート、2−エトキシブチルアセテート、4−エトキシブチルアセテート、4−プロポキシブチルアセテート、2−メトキシペンチルアセテート、3−メトキシペンチルアセテート、4−メトキシペンチルアセテート、2−メチル−3−メトキシペンチルアセテート、3−メチル−3−メトキシペンチルアセテート、3−メチル−4−メトキシペンチルアセテート、4−メチル−4−メトキシペンチルアセテート、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルシソブチルケトン、エチルイソブチルケトン、テトラヒドロフラン、シクロヘキサノン、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸プロピル、プロピオン酸イソプロピル、2−ヒドロキシプロピオン酸メチル、2−ヒドロキシプロピオン酸エチル、2−ヒドロキシ−2−メチル、メチル−3−メトキシプロピオネート、エチル−3−メトキシプロピオネート、エチル−3−エトキシプロピオネート、エチル−3−プロポキシプロピオネート、プロピル−3−メトキシプロピオネート、イソプロピル−3−メトキシプロピオネート、エトキシ酢酸エチル、オキシ酢酸エチル、2−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸メチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸イソアミル、炭酸メチル、炭酸エチル、炭酸プロピル、炭酸ブチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、ピルビン酸プロピル、ピルビン酸ブチル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、ベンジルメチルエーテル、ベンジルエチルエーテル、ジヘキシルエーテル、酢酸ベンジル、安息香酸エチル、シュウ酸ジエチル、マレイン酸ジエチル、γ−ブチロラクトン、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサノン、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリンなどを挙げることができる。
【0030】
上記有機溶剤は、(a)〜(e)成分の総和100重量部に対して2000重量部以下、好ましくは1000重量部以下の範囲で配合することができる。
【0031】
必要に応じて可塑剤、界面活性剤、消泡剤、その他の添加剤を添加することができる。前記可塑剤としては、ジオクチルフタレート、ジドデシルフタレート、トリエチレングリコールジカプリレート、ジメチルグリコールフタレート、トリクレジルホスフェート、ジオクチルアジペート、ジブチルセバケート、トリアセチルグリセリンなどが挙げられ、また界面活性剤としては、アニオン系、カチオン系、ノニオン系の各種活性剤が挙げられる。消泡剤としてはシリコーン系、フッ素系各種消泡剤などが挙げられる。
【0032】
本発明の色パターンの製造方法を図1に基づいて以下に説明する。図1において、1は基板、2は色フィルタ用感光性組成物層、3はマスクパターン、4は色フィルタパターン、5は色フィルタである。
【0033】
(i)色フィルタ用感光性組成物の調製
先ず(a)〜(e)成分、さらに必要により塗膜形成能を有する高分子バインダー、熱重合禁止剤、消泡剤、界面活性剤、有機溶剤等を3本ロールミル、ボールミル、サンドミル等でよくかくはんして色フィルタ用感光性組成物を調製する。
【0034】
(ii)色フィルタパターンの形成
上記調製した色フィルタ用感光性組成物をロールコーター、リバースコーター、バーコーターなどの接触転写型塗布装置やスピンナー、カーテンフローコータなどの非接触型塗布装置を用いて基板1上に塗布し、乾燥して色フィルタ感光性組成物層2を形成する(図1(a))。次いで、所定のマスクパターン3を介して、色フィルタ用感光性組成物層2を選択的に露光したのち(図1(b))、基板1を現像液に浸漬し、未露光部を選択的に溶解除去する(図1(c))。前記基板としては例えば液晶パネルの製造においては偏光板が用いられるが、他に必要によりブラックマトリックス層やカラーフィルタ層を設け、その上に透明導電回路層を設けたガラス基板なども有用に使用される。また、露光には、低圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、ケミカルランプ、エキシマレーザー発生装置などを用いて、ネガ画像が形成されるに十分な量のエネルギー線が照射される。前記現像処理においては浸漬法、スプレー法などが用いられ、使用する現像液として、リチウム、ナトリウム、カリウム等アルカリ金属の水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩、リン酸塩、ピロリン酸塩;ベンジルアミン、ブチルアミン等の第1級アミン;ジメチルアミン、ジベンジルアミン、ジエタノールアミン等の第2級アミン;トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン等の第3級アミン;モルホリン、ピペラジン、ピリジン等の環状アミン、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等のポリアミン;テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、トリメチルベンジルアンモニウムヒドロキシド、トリメチルフェニルベンジルアンモニウムヒドロキシド等のアンモニウムヒドロキシド類;トリメチルスルホニウムヒドロキシド、ジエチルメチルスルホニウムヒドロキシド、ジメチルベンジルスルホニウムヒドロキシド等などスルホニウムヒドロキシド類;その他コリンなどの1〜10重量%水溶液が挙げられる。
【0035】
(iii)色フィルタの製造
上記の現像処理で形成した色フィルタパターン4をホットプレート上などで加熱し架橋硬化する。前記加熱温度および時間は、色フィルタパターン4が硬化するに十分な温度および時間であればよく、とくに限定されないが、通常は125〜250℃、特に160〜195℃で1〜60分間程度が採用される。前記加熱により、架橋剤と酸発生剤とが反応して架橋硬化し、密着性に優れ、強靱な色フィルタ5が製造される(図1(d))。
【0036】
【発明の実施の形態】
次に発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0037】
実施例1
【0038】
【化6】
をボールミルを用いて2時間分散、混練してブラックマトリックス用感光性組成物を調製した。
【0039】
得られた感光性組成物を厚さ1.1mmの清浄な表面を有するガラス基板上にリバースコーター(大日本スクリーン社製「ラウンドコーター」)を用いて乾燥膜厚1μmとなるように塗布し80℃で1分間乾燥させた。次いで超高圧水銀灯により1200mJ/cm2の紫外線を全面照射して露光し、ホットプレート上で200℃、15分間加熱した。前記基板のOD値(光学濃度)を測定器「PDA−65」(コニカ社製)で測定したところ2.8であった。しかる後、該基板上にスピンナーを用いて保護膜「オプトマー」(日本合成ゴム社製、アクリル−エポキシ系樹脂)を乾燥膜厚が2μmとなるように塗布、乾燥し、さらにホットプレート上で200℃、15分間加熱した。この基板を湿度95%、80℃の恒温室内で100時間保持したのち、JISD0202の試験方法に従って、碁盤目状にクロスカットを入れて100個の桝目を作り、次いでセロハンテープを用いてピーリング試験を3回行い、桝目の剥離状態を拡大鏡を用い観察し、併せてJIS0202に準じて100個の桝目中剥離した桝目の数を調べて評価した。結果を表1に示す。
【0040】
また、得られた色フィルタ用感光性組成物を上記ガラス基板上にリバースコーターを用いて乾燥膜厚1μmとなるように塗布し、乾燥した後、60μmライン/60μmスペースを再現できるネガマスクを介し、800mJ/cm2の紫外線を照射して露光し、それを25℃、0.5%炭酸ナトリウム水溶液により90秒間スプレー現像し、500mJ/cm2の紫外線を全面照射しホットプレート上で200℃、15分間加熱した。得られた基板を3枚用意し、N−メチルビロリドン、γ−ブチロラクトンおよび4%NaOH水溶液にそれぞれ40℃、1時間浸漬しパターンの欠け、剥がれについて観察した。その結果を表1に示す。
【0041】
実施例2
【0042】
【化7】
をボールミルを用いて2時間分散、混練して赤色フィルタ用感光性組成物を調製した。
【0043】
得られた感光性組成物を実施例1と同様にしてガラス基板上に乾燥膜厚1μmとなるように塗布し80℃で1分間乾燥させ、超高圧水銀灯により800mJ/cm2の紫外線を全面照射して露光し、ホットプレート上で200℃、15分間加熱した。しかる後、前記基板上にスピンナーを用いて保護膜「オプトマー」(日本合成ゴム社製、アクリル−エポキシ系樹脂)を乾燥膜厚が2μmとなるように塗布、乾燥し、さらにホットプレート上で200℃、15分間加熱した。得られた赤色フィルタの透過率を測定器「MCPD−1000」(大塚電子社製)で測定したところ、波長620nmにおいて90.8%であった。この基板を湿度95%、80℃の恒温室内で100時間保持したのち、JISD0202の試験方法に従って、碁盤目状にクロスカットを入れて100個の桝目を作り、次いでセロハンテープを用いてピーリング試験を3回行い、桝目の剥離状態を拡大鏡を用い観察し、併せてJISD0202に準じて100個の桝目中剥離した桝目の数を調べて評価した。結果を表1に示す。
【0044】
また、上記に調製した色フィルタ用感光性組成物をガラス基板上にリバースコーターを用いて乾燥膜厚1μmとなるように塗布、乾燥した後、60μmライン/60μmスペースを再現し得るネガマスクを介し、500mJ/cm2の紫外線を照射して露光した。露光後基板を、それを25℃、0.5%炭酸ナトリウム水溶液により90秒間スプレー現像し、500mJ/cm2の紫外線を全面照射しホットプレート上で200℃、15分間加熱した。得られた基板を3枚用意し、N−メチルビロリドン、γ−ブチロラクトン、および4%NaOH水溶液にそれぞれ40℃、1時間浸漬しパターンの欠け、剥がれについて観察した。その結果を表1に示す。
【0045】
実施例3
【0046】
【化8】
をボールミルを用いて2時間分散、混練して緑色フィルタ用感光性組成物を調製した。
【0047】
得られた感光性組成物を実施例1と同様にしてガラス基板上に乾燥膜厚1μmとなるように塗布し80℃で1分間乾燥させ、超高圧水銀灯により800mJ/cm2の紫外線を全面照射して露光し、ホットプレート上で200℃、15分間加熱した。しかる後、前記基板上にスピンナーを用いて保護膜「オプトマー」(日本合成ゴム社製、アクリル−エポキシ系樹脂)を乾燥膜厚が2μmとなるように塗布、乾燥し、さらにホットプレート上で200℃、15分間加熱した。得られた緑色フィルタの透過率を測定器「MCPD−1000」(大塚電子社製)で測定したところ、波長530nmにおいて83.5%であった。この基板を湿度95%、80℃の恒温室内で100時間保持したのち、JISD0202の試験方法に従って、碁盤目状にクロスカットを入れて100個の桝目を作り、次いでセロハンテープを用いてピーリング試験を3回行い、桝目の剥離状態を拡大鏡を用い観察し、併せてJISD0202に準じて100個の桝目中剥離した桝目の数を調べて評価した。その結果を表1に示す。
【0048】
また、上記調製した色フィルタ用感光性組成物をガラス基板上にリバースコーターを用いて乾燥膜厚1μmとなるように塗布、乾燥した。その後60μmライン/60μmスペースを再現し得るネガマスクを介し、500mJ/cm2の紫外線を照射して露光し、それを25℃、0.5%炭酸ナトリウム水溶液により90秒間スプレー現像したのち、500mJ/cm2の紫外線を全面照射しホットプレート上で200℃、15分間加熱した。この基板を3枚用意し、N−メチルビロリドン、γ−ブチロラクトン、および4%NaOH水溶液にそれぞれ40℃、1時間浸漬しパターンの欠け、剥がれについて観察した。結果を表1に示す。
【0049】
実施例4
【0050】
【化9】
をボールミルを用いて2時間分散、混練して青色フィルタ用感光性組成物を調製した。
【0051】
調製した感光性組成物を実施例1と同様にしてガラス基板上に乾燥膜厚1μmとなるように塗布し80℃で1分間乾燥させ、超高圧水銀灯により800mJ/cm2の紫外線を全面照射して露光し、ホットプレート上で200℃、15分間加熱した。しかる後、基板上にスピンナーを用いて保護膜「オプトマー」(日本合成ゴム社製、アクリル−エポキシ系樹脂)を乾燥膜厚が2μmとなるように塗布、乾燥し、さらにホットプレート上で200℃、15分間加熱した。得られた青色フィルタの透過率を測定器「MCPD−1000」(大塚電子社製)により測定したところ、波長460nmにおいて88.7%であった。この基板を湿度95%、80℃の恒温室内で100時間保持したのち、JISD0202の試験方法に従って、碁盤目状にクロスカットを入れて100個の桝目を作り、次いでセロハンテープを用いてピーリング試験を3回行い、桝目の剥離状態を拡大鏡を用い観察し、併せてJISD0202に準じて100個の桝目中剥離した桝目の数を調べて評価した。結果を表1に示す。
【0052】
上記調製した色フィルタ用感光性組成物をガラス基板上にリバースコーターを用いて乾燥膜厚1μmとなるように塗布、乾燥した後、60μmライン/60μmスペースを再現し得るネガマスクを介し、500mJ/cm2の紫外線を照射して露光し、それを25℃、0.5%炭酸ナトリウム水溶液により90秒間スプレー現像し、500mJ/cm2の紫外線を全面照射しホットプレート上で200℃、15分間加熱した。得られた基板を3枚用意し、N−メチルビロリドン、γ−ブチロラクトン、および4%NaOH水溶液にそれぞれ40℃、1時間浸漬しパターンの欠け、剥がれについて観察した。その結果を表1に示す。
【0053】
比較例1
実施例1において、メトキシメチル化メラミン樹脂25重量部および2,4−ビス−トリクロロメチル−6−(4−メトキシ)フェニル−s−トリアジン5重量部を添加しない以外実施例1と同様にしてボールミルを用いて2時間分散、混練してブラックマトリックス用感光性組成物を調製した。
【0054】
得られた感光性組成物を厚さ1.1mmの清浄な表面を有するガラス基板上にリバースコーター(大日本スクリーン社製「ラウンドコーター」)を用いて乾燥膜厚1μmとなるように塗布し80℃で1分間乾燥させた。次いで超高圧水銀灯により1200mJ/cm2の紫外線を全面照射して露光し、ホットプレート上で200℃、15分間加熱した。得られた基板のOD値(光学濃度)を測定器「PDA−65」(コニカ社製)を用いて測定したところ2.8であった。しかる後、該基板上にスピンナーを用いて保護膜「オプトマー」(日本合成ゴム社製、アクリル−エポキシ系樹脂)を乾燥膜厚が2μmとなるように塗布、乾燥し、さらにホットプレート上で200℃、15分間加熱した。この基板を湿度95%、80℃の恒温室内で100時間保持したのち、JISD0202の試験方法に従って、碁盤目状にクロスカットを入れて100個の桝目を作り、次いでセロハンテープを用いてピーリング試験を3回行い、桝目の剥離状態を拡大鏡を用い観察し、併せてJIS0202に準じて100個の桝目中剥離した桝目の数を調べて評価した。その結果を表1に示す。
【0055】
また、上記調製した色フィルタ用感光性組成物を上記ガラス基板上にリバースコーターを用いて乾燥膜厚1μmとなるように塗布、乾燥した後、60μmライン/60μmスペースを再現し得るネガマスクを介し、800mJ/cm2の紫外線を照射して露光し、それを25℃、0.5%炭酸ナトリウム水溶液により90秒間スプレー現像し、500mJ/cm2の紫外線を全面照射しホットプレート上で200℃、15分間加熱した。得られた基板を3枚用意し、N−メチルビロリドン、γ−ブチロラクトン、および4%NaOH水溶液にそれぞれ40℃、1時間浸漬しパターンの欠け、剥がれについて観察した。その結果を表1に示す。
【0056】
比較例2
実施例2において、メトキシメチル化メラミン樹脂25重量部の代わりに、o−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(「N−673」大日本インキ化学工業社製)25重量部、および2,4−ビス−トリクロロメチル−6−(4−メトキシ)フェニル−s−トリアジン5重量部の代わりにトリフェニルスルホニウム塩5重量部を加えた他は以下実施例2と同様にして、ボールミルを用いて2時間分散、混練して赤色フィルタ用感光性組成物を調製した。
【0057】
得られた感光性組成物を実施例2と同様にしてガラス基板上に乾燥膜厚1μmとなるように塗布し80℃で1分間乾燥させ、超高圧水銀灯により800mJ/cm2の紫外線を全面照射して露光し、ホットプレート上で200℃、15分間加熱した。しかる後、該基板上にスピンナーを用いて保護膜「オプトマー」(日本合成ゴム社製、アクリル−エポキシ系樹脂)を乾燥膜厚が2μmとなるように塗布、乾燥し、さらにホットプレート上で200℃、15分間加熱した。得られた赤色フィルタの透過率を測定器「MCPD−1000」(大塚電子社製)により測定したところ、波長620nmにおいて78.1%であった。この基板を湿度95%、80℃の恒温室内で100時間保持したのち、JISD0202の試験方法に従って、碁盤目状にクロスカットを入れて100個の桝目を作り、次いでセロハンテープを用いてピーリング試験を3回行い、桝目の剥離状態を拡大鏡を用い観察し、併せてJISD0202に準じて100個の桝目中剥離した桝目の数を調べて評価した。結果を表1に示す。
【0058】
また、上記調製した色フィルタ用感光性組成物をガラス基板上にリバースコーターを用いて乾燥膜厚1μmとなるように塗布、乾燥した後、60μmライン/60μmスペースを再現し得るネガマスクを介し、500mJ/cm2の紫外線を照射して露光し、それを25℃、0.5%炭酸ナトリウム水溶液により90秒間スプレー現像し、500mJ/cm2の紫外線を全面照射しホットプレート上で200℃、15分間加熱した。得られた基板を3枚用意し、N−メチルビロリドン、γ−ブチロラクトン、および4%NaOH水溶液にそれぞれ40℃、1時間浸漬しパターンの欠け、剥がれについて観察した。その結果を表1に示す。
【0059】
【表1】
【0060】
【発明の効果】
本発明の色フィルタ用感光性樹脂組成物は、耐熱性、密着性、耐薬品性に優れた色フィルタ用感光性樹脂組成物であり、該感光性組成物で作成した色フィルタは高輝度でかつコントラストに優れ、TFT型液晶パネル、STN型液晶パネル用フィルタとして有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の色フィルタの製造方法の概略図である。
【符号の説明】
1 基板
2 感光性組成物層
3 マスクパターン
4 色パターン
5 色フィルタ

Claims (8)

  1. (a)光重合性化合物、(b)光重合開始剤、(c)顔料、(d)アルコキシメチル化アミノ樹脂および(e)酸発生剤を含有することを特徴とする色フィルタ用感光性組成物。
  2. (a)成分が一般式化1
    [式中、R、Rはそれぞれ独立して水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、ハロゲン 原子の何れかであり、Rは水素原子又はメチル基であり、Xは側鎖に 炭素数1〜3 のアルキル基を有してもよい炭素数1〜5のアルキレン基、−CO−、−O−、 −CH−、−C(CH)−、−SO−又は下記化2
    で表わされる残基、若しくは不存在を示し、Yは無水マレイン酸、無水コハク酸、無水 イタコン酸、無水フタル酸、無水テトラヒドロフタル酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、 無水メチルエンドメチレンテトラヒドロフタル酸、無水クロレンド酸、メチルテトラヒ ドロ無水フタル酸などの酸無水物残基を示し、nは1〜20の整数を表わす。]
    で表わされる化合物から選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求項1記載の色フィルタ用感光性組成物。
  3. (c)成分が樹脂被覆カーボンブラックであることを特徴とする請求項1記載の色フィルタ用感光性組成物。
  4. (c)成分が黄色有機顔料、橙色有機顔料、赤色有機顔料、紫色有機顔料、青色有機顔料、緑色有機顔料および茶色有機顔料から選ばれた少なくとも一種であることを特徴とする請求項1記載の色フィルタ用感光性組成物。
  5. (d)成分がアルコキシメチル化メラミン樹脂であることを特徴とする請求項1記載の色フィルタ用感光性組成物。
  6. アルコキシメチル化メラミン樹脂がメトキシメチル化メラミン樹脂、エトキシメチル化メラミン樹脂、プロポキシメチル化メラミン樹脂およびブトキシメチル化メラミン樹脂から選ばれた少なくとも一種であることを特徴とする請求項5載の色フィルタ用感光性組成物。
  7. (e)成分がトリアジン化合物であることを特徴とする請求項1記載の色フィルタ用感光性組成物。
  8. トリアジン化合物が2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(3−ブロモ−4−メトキシ)フェニル−s−トリアジンおよび2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(3−ブロモ−4−メトキシ)スチリル−s−トリアジンから選ばれた少なくとも一種であることを特徴とする請求項7記載の色フィルタ用感光性組成物。
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