JP3840206B2 - 複写機における翻訳方法及びプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば母国語以外の言語の文書を外部翻訳を通して例えば母国語の言語に複写する複写機における翻訳方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、社会のグローバル化に伴い、母国語以外の言語で記載される文書の流通量が増えている。また、文書の電子化が著しく進んでいるが、印刷文書の占める割合も依然として多い。これら文書のうち、ユーザの要望に応じて、母国語以外の言語で記載される文書を母国語の言語の文書として入手しようとした場合、次のように幾つかの翻訳方法が考えられている。
【0003】
その1つ方法は、母国語以外の言語で記載される文書を計算機上で電子化文書にした後、翻訳システムを用いて母国語の言語に翻訳した後、翻訳文書を複写機で所要枚数複写する方法である。
【0004】
他の1つの方法は、複写機の高機能化(デジタル化、複合機能化)の一環として、複写機に翻訳プログラムを搭載し、母国語以外の言語で記載される文書を翻訳させる方法も提案されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平04−77965号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前者の翻訳システムを用いた翻訳方法は、母国語以外の言語の文書量が少ないなどの場合、計算機上で母国語以外の言語の文書を電子化文書に変換したり、この変換後の電子化文書を母国語の言語に翻訳するために翻訳システムを用意することは、母国語言語の印刷文書を入手するのに時間がかかり、また過剰投資と判断されるケースも見受けられ、翻訳システムを購入することが難しい状況もでてくる。
【0007】
一方、後者の高機能化の複写機に翻訳プログラムを搭載し翻訳する方法は、翻訳処理をさせるために、複写機が過剰な性能を要求され、それだけトラブルを含めて複写機本来の機能を阻害しかねない問題もでてくる。また、複写機に翻訳プログラムを搭載する結果、翻訳の利用量の多少に拘らず、広くユーザに普及している複写機自体が高価なものとなり、実用的なものでなくなってしまう。
【0008】
本発明は上記事情にかんがみてなされたもので、最小の投資で元言語の印刷対象文書を所要のターゲット言語の文書に翻訳し、所定のメール通知先に送信する複写機における翻訳方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1) 上記課題を解決するために、複合型複写機にネットワークを通じて外部翻訳機能部を有する複写機における翻訳方法であって、予め設定され、又は直接入力される翻訳依頼先データに基づいて外部の翻訳処理装置との通信回線を接続する回線接続ステップと、第一言語で記載された印刷文書を読み取る文書読取りステップと、この文書読取りステップで読み取ったデータとともに翻訳要求を前記翻訳処理装置に送信し、第二言語に翻訳された翻訳結果データを受け取るデータ送受信ステップと、予めメール通知先が入力設定され、前記データ送受信ステップで受信された翻訳結果データを印刷せずに当該メール通知先で指定された端末にメール送信するステップとを少なくとも有する複写機における翻訳方法である。
【0010】
このような複写機における翻訳方法とすることにより、複写機が外部の翻訳処理装置に依頼し、第一言語の印刷対象文書を第二言語の文書として受け取り、所定の通知先にメール送信することが実現でき、ひいては複写機に出向くことなく、また秘密性を確保することができる。
【0011】
なお、複写機側でスキャンして得られるイメージデータを複写機側で文字認識し、或いは翻訳処理装置側で文字認識することは任意である。
【0018】
(2) 本発明に係るプログラムは、コンピュータに、予め設定され、又は直接入力される翻訳依頼先データに基づいて外部の翻訳処理装置との通信回線を接続する回線接続処理機能と、第一言語で記載された文書を読み取る文書読取り機能と、この文書読取り機能で読み取ったデータ及び言語指定データとともに翻訳要求を前記翻訳処理装置に送信するデータ送信機能と、この翻訳処理装置から送られてくる前記言語指定データに基づく第二言語に翻訳された翻訳結果データを受信するデータ受信機能と、予めメール通知先が入力設定され、前記データ受信機能で受信された翻訳結果データを当該メール通知先にメール送信する機能とを少なくとも実現させることにある。
【0019】
このようなプログラムとすることにより、複写機側は、翻訳機能をもたずに第二言語に翻訳した翻訳結果データを予め設定されたメール通知先にメール送信することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0024】
図1は本発明に係る翻訳方法を適用した外部翻訳機能部を有する複写機の一実施の形態を示す構成図である。
【0025】
この外部翻訳機能部を有する複写機は、印刷対象文書を印刷出力する複合型複写機1に有線,無線を含むインターネット,専用回線等のネットワーク2を介して外部翻訳機能部である翻訳処理装置3が接続されている。
【0026】
この複合型複写機1は、第一言語である例えば母国語以外の言語(以下、元言語と呼ぶ)で印刷され、或いは手書きされた印刷対象文書4を読み取るスキャン部5と、このスキャン部5で読み取ったイメージデータを翻訳依頼先に送信するとともに、この送信後に受信する所要とする第二言語である例えば母国語言語(以下、ターゲット言語と呼ぶ)に翻訳された翻訳結果データを受信するデータ通信部6と、前記スキャン部5で読み取ったイメージデータやデータ通信部6で受信された翻訳結果データを印刷する印刷部7と、これら各構成部全体を所定の処理手順に従って制御するCPUなどで構成される印刷処理制御部8と、所定の処理手順を規定する翻訳印刷用プログラムを搭載する記録媒体9とによって構成されている。10は印刷文書である。なお、データ通信部6には、予め翻訳依頼先である翻訳処理装置3の翻訳依頼先データ,例えばURL(Uniform Resource Locator)などが設定されており、或いは予め設定されていない場合には印刷オペレータにより翻訳依頼先データが入力されるものとする。
【0027】
一方、翻訳処理装置3は、サーバ型翻訳システムであって、従来公知の技術が用いられるが、少なくとも元言語をターゲット言語に変換するための辞書や文法規則を記憶する翻訳用辞書部、複合型複写機1との間でイメージデータ、翻訳結果データを送受信するデータ通信部及び所要とする翻訳プログラムに従って元言語をターゲット言語に翻訳する翻訳処理部等が設けられている。
【0028】
前記データ通信部は、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)プロトコル、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)プロトコル或いはWebアプリケーションインターフェースその他所要とする通信ソフトなどが用いられ、複合型複写機1と翻訳処理装置3との間で文書データの授受を行う機能をもっている。
【0029】
次に、以上のような複写機を用いた本発明に係る複写機における翻訳方法及びプログラムによる一連の処理手順について図2を参照して説明する。
【0030】
複合型複写機1は、記録媒体9に記憶される翻訳印刷用プログラムを読取り、このプログラムに従って所定の処理を実行する。
【0031】
先ず、オペレータが予め設定される翻訳依頼先データのもとにHTTPプロトコルなどを用いて回線接続処理を実行し(S1)、サーバである翻訳処理装置3との間の通信回線を確立する(回線接続ステップ、回線接続処理機能)。引き続き、オペレータは、翻訳処理に必要な情報,例えば翻訳対象言語となるターゲット言語の指定を含む翻訳指示(初期条件設定)を入力すると(S2)、これら情報を一時記憶する。このとき、オペレータは印刷対象文書4に記載される言語である元言語を入力する場合もある。
【0032】
以上のようにして所定の条件を設定した後、印刷処理制御部8は、印刷対象文書4が複写機1にセットされていることを検出すると、スキャン部5に読み取り指示を送出し、印刷対象文書4を順次読み取っていくとともに(S3:文書読取りステップ、文書読取り機能)、その読み取ったイメージデータから元言語を判断する(S4:元言語判断ステップ、元言語判断機能)。この元言語判断はオペレータが言語指示を入力しない場合に行うものである。
【0033】
このとき、印刷処理制御部8は、既に翻訳処理装置3との間で通信回線が接続され、かつ、初期条件として翻訳指示が設定されているので、データ通信部6に通信指示を送出する。このデータ通信部6は、読取り時に判断され又は初期条件時に指定される元言語・ターゲット言語指定データ及びスキャン部5で読み取ったイメージデータを伴う翻訳要求をネットワーク2に送信する(S5:データ送信ステップ、データ送信機能)。なお、スキャン部5で読み取ったイメージデータは、読み取っている段階で順次、或いは完全に読み取ったことを確認した後、或いはタイマーで規定される時間経過後に送信するなどの送信形態がある。
【0034】
一方、翻訳処理装置3では、ネットワーク2上に形成される通信回線を通してイメージデータをデータ通信部で受信すると、翻訳処理部に渡す。この翻訳処理部は、イメージデータと共に送られてくる元言語・ターゲット言語に従い、翻訳用辞書部に記憶される辞書及び文法規則に従ってターゲット言語に翻訳し、データ通信部から翻訳中又は完全に翻訳完了後に翻訳結果データをネットワーク2を通して複合型複写機1に送信する。
【0035】
この複合型複写機1のデータ通信部6が通信回線を通して翻訳結果データを受信すると(S6:翻訳結果受信ステップ、翻訳結果受信機能)、印刷処理制御部8は、印刷部7に印刷指示を出し、その受信中又は受信完了後の翻訳結果データを印刷処理し、印刷文書10を出力する(S7:印刷処理ステップ、印刷処理機能)。
【0036】
なお、印刷対象文書4を印刷するに際し、ターゲット言語の指定を含む翻訳指示(初期条件設定)が入力されていない場合、従来の一般的な複写印刷機能に従って、スキャン処理、印刷処理を実行する。
【0037】
従って、以上のような実施の形態によれば、例えば母国語以外の言語の文書を母国語の言語で印刷しようとした場合、ネットワーク2を通して外部の翻訳処理装置3に翻訳を依頼し、当該翻訳処理装置3から翻訳結果を受け取り印刷するので、複写機自体が比較的簡素な構成でありながら例えば母国語の言語で記載された文書の形式で印刷でき、複写機の高機能化を十分に達成できる。また、複写機自体は翻訳処理機能をもっていないので、それだけトラブルが少なくなり、価格的にも安価なものを実現できる。
【0038】
図3は本発明に係る翻訳方法を適用した外部翻訳機能部を有する複写機の他の実施の形態を示す構成図である。なお、同図において図1に示す部分と同一又は等価な部分には同一符号を付し、その詳しい説明は図1に譲る。
【0039】
この外部翻訳機能部を有する複写機は、図1と同様に印刷対象文書4を印刷出力する複合型複写機1にネットワーク2を介して外部翻訳機能部である翻訳処理装置3が接続され、そのうち複合型複写機1は、図1と同様にスキャン部5、データ通信部6、スキャン部5で読み取ったイメージデータやデータ通信部6で受信された翻訳結果データを印刷する印刷部7、これら構成部全体を制御するCPUなどで構成される印刷処理制御部8及び所定の処理手順を規定する翻訳印刷用プログラムを搭載する記録媒体9とで構成されている。
【0040】
一方、翻訳処理装置3では、サーバ型翻訳システムであって、従来公知の技術が用いられるが、少なくとも翻訳用辞書部、データ通信部、複合型複写機1から送信されてくるイメージデータから文字を認識する文字認識部31、翻訳処理部32が設けられ、さらにイメージデータから文字を認識するための文字参照パターンその他所要の参照パターンを記憶する参照パターン記憶部33が設けられている。また、OCR(Optical Character Reader)ソフトを用いて文字認識することも可能である。
【0041】
次に、以上のような複写機を用いた本発明に係る複写機における翻訳方法及びプログラムによる一連の処理手順について図4を参照して説明する。
【0042】
オペレータが予め設定される翻訳依頼先データのもとにHTTPプロトコルなどを用いて回線接続処理を実行し(S1)、サーバである翻訳処理装置3との間の通信回線を確立する(回線接続ステップ、回線接続処理機能)。引き続き、オペレータは、翻訳処理に必要な情報,ターゲット言語の指定を含む翻訳指示(初期条件設定)を入力すると(S2)、これら情報を一時記憶する。このとき、オペレータは印刷対象文書4の記載する言語である元言語を入力指定する場合もある。
【0043】
以上のようにして所定の条件を設定した後、印刷処理制御部8は、印刷対象文書4が複写機1にセットされていることを検出すると、スキャン部5に読み取り指示を送出し、印刷対象文書4を順次読み取っていくとともに(S3:文書読取りステップ、文書読取り機能)、その読み取ったイメージデータから元言語を判断する(S4:元言語判断ステップ、元言語判断機能)。この元言語判断はオペレータが言語指示を入力しない場合に行うものである。
【0044】
このとき、印刷処理制御部8は、既に翻訳処理装置3との間でネットワーク2の回線が接続され、かつ、初期条件として翻訳指示が設定されているので、データ通信部6に通信指示を送出する。このデータ通信部6は、読取り時に判断され又は初期条件時に指定される元言語・ターゲット言語指定データ及びスキャン部5で読み取ったイメージデータを伴う翻訳要求をネットワーク2に送信する(S5:データ送信ステップ、データ送信機能)。
【0045】
一方、翻訳処理装置3では、ネットワーク2を通してイメージデータをデータ通信部で受信すると、文字認識部31が参照パターン記憶部33に登録されている元言語参照パターンを参照し、文字の特徴部分等を考慮しつつ元言語の文字を認識し、順次適宜なメモリに格納していく(S8)。しかる後、翻訳処理部32は、文字認識部31で認識された各文字の文書に関し、元言語・ターゲット言語指定データに基づき、翻訳用辞書記憶部に記憶される辞書及び文法規則に従ってターゲット言語に翻訳し(S9)、データ通信部から翻訳中又は完全に翻訳完了後の翻訳結果データをネットワーク2を通して複写機1に送信する。
【0046】
この複合型複写機1のデータ通信部7は、ネットワーク2を通して翻訳結果データを受信すると(S6:翻訳結果受信ステップ、翻訳結果受信機能)、印刷処理制御部8は、印刷部7に印刷指示を出し、その受信中又は受信完了後に印刷処理を実行する(S7:印刷処理ステップ、印刷処理機能)。
【0047】
なお、印刷対象文書4を印刷するに際し、ターゲット言語の指定を含む翻訳指示(初期条件設定)が無い場合、従来の一般的な複写印刷機能に従って、スキャン処理、印刷処理を実行する。
【0048】
従って、以上のような実施の形態によれば、図1と同様の作用効果を奏することができる。
【0049】
図5は本発明に係る翻訳方法を適用した外部翻訳機能部を有する複写機のさらに他の実施の形態を示す構成図である。なお、同図において図1に示す部分と同一又は等価な部分には同一符号を付し、その詳しい説明は図1に譲る。
【0050】
この複写機は、印刷対象文書4を印刷出力する複合型複写機1にネットワーク2を介して外部翻訳機能部である翻訳処理装置3が接続されている点で図1と同様である。
【0051】
この複合型複写機1は、図1と同様にスキャン部5、データ通信部6、印刷部7及び記録媒体9に記録される翻訳印刷用プログラムに従って各構成部を制御するCPUなどで構成される印刷処理制御部8とが設けられている。これら構成部5〜8の詳しい作用・機能等については図1の説明に譲る。
【0052】
この複合型複写機1において、特に図1と比較して異なるところは、スキャン部5で読み取ったイメージデータから文字を認識する文字認識部11及び文字参照パターンその他所要の参照パターンを記憶する参照パターン記憶部12が設けられている。
【0053】
一方、翻訳処理装置3は、図1と同様にサーバ型翻訳システムであって、従来公知のものが使用され、少なくとも翻訳用辞書部、データ通信部及び翻訳処理部を有し、複合型複写機1から翻訳要求のもとに送られてくるデータを所要とするターゲット言語に翻訳する機能をもっている。
【0054】
次に、以上のような複写機を用いた本発明に係る翻訳機における翻訳方法及びプログラムの一連の処理手順について図6を参照して説明する。
【0055】
オペレータが予め設定される翻訳依頼先データのもとにHTTPプロトコルなどを用いて回線接続処理を実行し(S1)、サーバである翻訳処理装置3との間の通信回線を確立する(回線接続ステップ、回線接続処理機能)。引き続き、オペレータは、翻訳処理に必要な情報,例えば翻訳言語となるターゲット言語の指定を含む翻訳指示(初期条件設定)を入力すると(S2)、これら情報を一時記憶する。このとき、オペレータは印刷対象文書4に記載されている言語である元言語を入力指定する場合もある。
【0056】
以上のようにして所定の条件を設定した後、印刷処理制御部8は、印刷対象文書4が複写機1にセットされていることを検出すると、スキャン部5に読み取り指示を送出し、印刷対象文書4を順次読み取っていくとともに(S3:文書読取りステップ、文書読取り機能)、その読み取ったイメージデータから元言語を判断する(S4:元言語判断ステップ、元言語判断機能)。
【0057】
以上のようにして元言語を特定した後、印刷処理制御部8は、文字認識処理を指示すると、文字認識部11は、スキャン部5で読み取ったイメージデータをもとに、参照パターン記憶部12に登録されている元言語参照パターンを参照し、文字の特徴部分等を考慮しつつ元言語の文字を認識し、図示しないが順次メモリに格納する(S11:文字認識処理ステップ、文字認識処理機能)。
【0058】
このとき、印刷処理制御部8は、既に翻訳処理装置3との間でネットワーク2の回線が接続され、かつ、初期条件として翻訳指示が設定されているので、データ通信部6に通信指示を送出する。このデータ通信部6は、読取り時に判断され又は初期条件時に指定される元言語・ターゲット言語指定データ及びスキャン部5で読み取ったイメージデータを伴う翻訳要求をネットワーク2に送信する(S5:データ送信ステップ、データ送信機能)。
【0059】
一方、翻訳処理装置3では、ネットワーク2を通してイメージデータをデータ通信部で受信すると、翻訳処理部に渡す。この翻訳処理部は、イメージデータと共に送られてくる元言語・ターゲット言語に従い、翻訳用辞書記憶部に記憶される辞書及び文法規則に従ってターゲット言語に翻訳し、データ通信部から翻訳中又は完全に翻訳完了後に翻訳結果データをネットワーク2を通して複合型複写機1に送信する。
【0060】
この複合型複写機1のデータ通信部6がネットワーク2を通して翻訳結果データを受信すると(S6:翻訳結果受信ステップ、翻訳結果受信機能)、印刷処理制御部8は、印刷部7に印刷指示を出し、その受信中又は受信完了後の翻訳結果データを印刷処理し、印刷文書10を出力する(S7:印刷処理ステップ、印刷処理機能)。
【0061】
なお、印刷対象文書4を印刷するに際し、ターゲット言語の指定を含む翻訳指示(初期条件設定)が入力されていない場合、従来の一般的な複写印刷機能に従って、スキャン処理、印刷処理を実行する。
【0062】
従って、以上のような実施の形態によれば、図1と同様な作用効果を奏する他、例えばイメージデータを送信する場合と比較し、データ通信量が少なくなり、通信費の低減化及び伝送効率の向上を図ることができる。
【0063】
図7は本発明に係る翻訳方法を適用した外部翻訳機能部を有する複写機のさらに他の実施の形態を示す構成図である。なお、同図において図1に示す部分と同一又は等価な部分には同一符号を付し、その詳しい説明は図1に譲る。
【0064】
この複写機は、印刷対象文書4を印刷出力する複合型複写機1にネットワーク2を介して翻訳処理装置3が接続され、そのうち、複合型複写機1は、図1,図3と同様にスキャン部5、データ通信部6、印刷部7及び記録媒体9に記録される翻訳印刷用プログラムに従って各構成部を制御するCPUなどで構成される印刷処理制御部8とが設けられている。これら構成部5〜8の詳しい機能は図1,図3の説明に譲る。
【0065】
この複合型複写機1において、特に図1と比較して異なるところは、翻訳結果の出力形式データを入力し記憶する出力形式指定入力部13が設けられている。この出力形式指定入力部13は、前記翻訳処理装置3の編集出力機能の範囲で定められるものであり、オペレータは予め翻訳処理装置3の編集出力機能範囲が把握され、その編集出力機能範囲の中から少なくとも1つの出力形式を指定入力することになる。
【0066】
一方、翻訳処理装置3は、図1と同様にサーバ型翻訳システムであって、従来公知のものが使用され、少なくとも翻訳用辞書部、データ通信部及び複合型複写機1からの送信データを出力形式データに基づいて編集出力する翻訳処理部が設けられている。
【0067】
次に、以上のような複写機を用いた本発明に係る本発明に係る翻訳機における翻訳方法及びプログラムの一連の処理手順について図8を参照して説明する。
【0068】
先ず、印刷対象文書4を印刷するに先立ち、例えば予め設定されている翻訳依頼先データのもとにHTTPプロトコルなどを用いて回線接続処理を実行し(S1)、サーバである翻訳処理装置3との間の通信回線を確立する(回線接続ステップ、回線接続処理機能)。引き続き、オペレータは、翻訳処理に必要な情報,例えば翻訳言語となるターゲット言語の他、出力形式指定入力部13によって設定された出力形式データの指定を含む翻訳指示(初期条件設定)を入力すると(S2´:出力形式指定入力ステップ)、これら情報を一時記憶する。このとき、オペレータは印刷対象文書4に記載されている言語である元言語を入力指定する場合もある。
【0069】
一方、印刷処理制御部8は、印刷対象文書4が複写機1にセットされていることを検出すると、スキャン部5に読み取り指示を送出し、印刷対象文書4を順次読み取っていくとともに(S3:文書読取りステップ、文書読取り機能)、その読み取ったイメージデータから元言語を判断する(S4:元言語判断ステップ、元言語判断機能)。なお、初期条件の設定段階で元言語を設定してもよい。
【0070】
このとき、印刷処理制御部8は、既に翻訳処理装置3との回線が接続され、かつ、初期条件として翻訳指示が設定されているので、データ通信部6に通信指示を送出する。このデータ通信部6は、読取り時に判断され又は初期条件時に指定される元言語・ターゲット言語指定データ、出力形式データ及びスキャン部5で読み取ったイメージデータ等を伴う翻訳要求をネットワーク2に送信する(S5:データ送信ステップ、データ送信機能)。なお、スキャン部5で読み取ったイメージデータは、読み取っている段階で順次、或いは完全に読み取ったことを確認した後、或いはタイマーで規定される時間経過後に送信するなどの送信形態がある。
【0071】
ここで、翻訳処理装置3では、通信回線を通してイメージデータ又は文書データをデータ通信部で受信すると、翻訳処理部が出力形式データ、元言語・ターゲット言語指定データに基づき、翻訳用辞書部に記憶される辞書及び文法規則に従ってターゲット言語に翻訳するとともに、出力形式データに従った編集処理を行って翻訳結果データを作成する。なお、ここでいう出力形式としては、例えば図9に示すように、原文のみ(同図(a)参照)、訳文のみ(同図(b)参照)、原文訳文交互(同図(c)参照)、対訳形式(同図(d)参照)、訳振り((同図(e)参照)、レイアウト保持(同図(f)参照)などが上げられ、少なくとも2種類以上の出力形式で編集処理可能な編集出力機能を有し、出力形式データに従った編集を行って出力する。そして、翻訳処理装置3のデータ通信部から前述する出力形式を有する翻訳結果データをネットワーク2を通して複写機1に送信する。また、出力形式は2種類以上の組合せで出力することも可能である。なお、元言語(原文)は、複合型複写機1側において翻訳対象文書を読み取った後に文字認識すれば、そのまま印刷部7から印刷出力できる。
【0072】
この複写機1のデータ通信部6は、ネットワーク2を通して翻訳結果データを受信すると(S6:翻訳結果受信ステップ、翻訳結果受信機能)、印刷処理制御部8は、印刷部7に印刷指示を出し、その受信中又は受信完了後に印刷処理を実行する(S7:印刷処理ステップ、印刷処理機能)。10は印刷文書である。
【0073】
なお、印刷対象文書4を印刷するに際し、ターゲット言語の指定を含む翻訳指示(初期条件設定)が無い場合、従来の一般的な複写印刷機能に従って、スキャン処理、印刷処理を実行する。
【0074】
従って、以上のような実施の形態によれば、図1と同様な効果を奏する他、オペレータの好みや各関連書類との整合性や保管管理等を考慮し、所望とする形式の翻訳結果データの文書を印刷出力できる。しかも、複合型複写機1は、翻訳処理を含めて文書の出力形式も入力設定するだけであるので、簡素の構成及び機能をもつ複写機で高機能化を実現できる。
【0075】
図10は本発明に係る翻訳方法を適用した外部翻訳機能部を有する複写機の一実施の形態を示す構成図である。
【0076】
この外部翻訳機能部を有する複写機は、印刷対象文書を印刷出力する複合型複写機1に有線,無線を含むインターネット,専用回線等のネットワーク2を介して外部翻訳機能部である翻訳処理装置3が接続されている。なお、同図において図1に示す部分と同一又は等価な部分には同一符号を付し、その詳しい説明は図1に譲る。
【0077】
この外部翻訳機能部を有する複写機は、複合型複写機1にネットワーク2を通じて翻訳処理装置3が接続され、そのうち、複合型複写機1は、図1,図5と同様な構成であるので、詳しくは図1,図5の説明に譲る。
【0078】
一方、翻訳処理装置3は、図1で説明したように、翻訳用辞書部、データ通信部の他、複合型複写機1から送信されてくるイメージデータ又は文書データからマーキング部分だけを翻訳するためのマーキング検知手段としてのマーキング検知部34、文字列抽出手段としての文字列抽出部34及び翻訳処理装置3から送信されてくる少なくともマーキングの付された部分を有する元言語に関わるデータを所要のターゲット言語に翻訳する翻訳処理手段としての翻訳処理部32が設けられている。36は翻訳処理用プログラムを記録する記録媒体である。
【0079】
このマーキング検知部33は、予め取り決められた文字以外のマーキングを検知する機能をもっている。文字列抽出部34は、マーキングされた部分に記載されたイメージデータ、文書データの文字列データを抽出し、翻訳処理部32に渡す機能をもっている。翻訳処理部32は、文字列抽出部34で抽出されたデータだけを翻訳し、他の文字列はそのまま未翻訳の状態とし、データ通信部(図示せず)を介して複合型複写機1に送信する。
【0080】
次に、以上のような複写機を用いた本発明に係る本発明に係る翻訳機における翻訳方法及び翻訳処理用プログラムの一連の処理手順について図11及び図12を参照して説明する。
【0081】
複合型複写機1側における一連の処理は、図2、図6と同様であるので、ここではその説明を省略し、以下、説明の便宜上、翻訳処理装置3側の一連の処理例を説明する。
【0082】
今、翻訳処理装置3側では、複合型複写機1側から図11(a)に示すような文書デーが送られてくると、データ通信部で受信し、マーキング検知部34に送り、図12に示すような処理を実行する。すなわち、マーキング検知部34では、イメージデータ又は文書データの中のイメージデータを読み込んだ後、文字データと例えば予め取り決めされた図形データ(マーキング)とが重なって記載されているか否かを判断する(S11,S12:マーキング検知ステップ、マーキング検知機能)。
【0083】
ここで、文字データと図形データが重なっている場合、文字列抽出部35では、マーキング検知部34でマーキング有りと検知すると、その重なっている部分の文字を抽出し、翻訳処理部32に渡す(S13:文字列抽出ステップ、文字列抽出機能)。この翻訳処理部32は、文字列抽出部34で抽出されたデータだけを翻訳し(S14:翻訳処理ステップ、翻訳処理機能)、未翻訳の他の文字列とともにデータ通信部を通して複合型複写機1に送信する(図11(b)参照)。なお、複合型複写機1の処理は前述した通りである。
【0084】
従って、以上のような実施の形態によれば、翻訳処理装置3側にマーキング検知部34及び文字列抽出部35を設けることにより、複合型複写機1側オペレータが翻訳したい文書データだけにマーキングすれば、そのマーキング部分だけを選択的に検知し、当該文書データを翻訳し、未翻訳の他の文字列とともに翻訳結果として返すので、非常に合理的な翻訳依頼を行うことができ、その他の部分は印刷オペレータ側で翻訳し、印刷物として入手することができる。
【0085】
なお、マーキング例としては、文字を丸で囲むだけでなく、例えば該当個所の文字データを色変えするとか、或いは該当個所の文字データに下線を引くとか、或いは下線自体の色を変更するなど種々考えられる。
【0086】
図13は本発明に係る翻訳方法を適用した外部翻訳機能部を有する複写機のさらに他の実施の形態を示す構成図である。なお、同図において図1,図5に示す部分と同一又は等価な部分には同一符号を付し、その詳しい説明は図1,図5に譲る。
【0087】
この複写翻訳システムは、複合型複写機1にネットワーク2を介して翻訳処理装置3が接続され、そのうち、複合型複写機1は、スキャン部5、データ通信部6、印刷部7、印刷処理制御部8の他、所定の処理手順を規定する翻訳印刷用プログラムを搭載する記録媒体9が設けられている点で図1,図5と同様である。必要に応じて文字読認識部11や参照パターン記憶部12が設けられている。
【0088】
この複合型複写機1は、図1に示す構成要素に新たに、オペレータが印刷開始通知先データを入力する通知先入力部14と、この通知先入力部14から入力される印刷開始通知先データを記録する通知先記録部15、当該複合型複写機1が接続されるLAN等の内部ネットワーク16に接続される印刷オペレータに近い場所に設置されるファクシミリやパソコン等の通知先端末17が設けられている。なお、印刷開始通知先データとは例えばFAX番号とか、通知先端末17のメールアドレスなどである。
【0089】
前記翻訳処理装置3は、図1、図5と同様であるので、ここでは省略する。
【0090】
次に、以上のような複写機を用いた本発明に係る本発明に係る翻訳機における翻訳方法及びプログラムの一連の処理手順について図14を参照して説明する。
【0091】
印刷対象文書4を印刷するに先立ち、印刷処理制御部8は、記録媒体9に記録される翻訳印刷用プログラムに従って次のような処理を実行する。すなわち、印刷処理制御部8は、オペレータが通知先入力部14から印刷開始の通知先データが入力されると、記憶指示を出力し、印刷開始の通知先データを通知先記録部15に記憶させる(S21:通知先入力記憶ステップ)。しかる後、例えば予め設定されている翻訳依頼先データのもとにHTTPプロトコルなどを用いて回線接続処理を実行し(S22)、サーバである翻訳処理装置3との間の通信回線を確立する(回線接続ステップ、回線接続処理機能)。引き続き、オペレータは、翻訳処理に必要な情報,例えばターゲット言語指定を含む翻訳指示(初期条件設定)を入力すると(S23:初期条件設定ステップ)、これら情報を一時記憶する。このとき、オペレータは印刷対象文書4に記載されている言語である元言語を入力指定する場合もある。
【0092】
一方、印刷処理制御部8は、印刷対象文書4が複写機1にセットされていることを検出すると、スキャン部5に読み取り指示を送出し、印刷対象文書4を順次読み取っていくとともに(S24:文書読取りステップ、文書読取り機能)、その読み取ったイメージデータから元言語を判断する(S25:元言語判断ステップ、元言語判断機能)。なお、初期条件の設定段階で元言語を設定してもよい。
【0093】
このとき、印刷処理制御部8は、既に翻訳処理装置3との回線が接続され、かつ、初期条件として翻訳指示が設定されているので、データ通信部6に通信指示を送出する。このデータ通信部6は、読取り時に判断され又は初期条件時に指定される元言語・ターゲット言語指定データ及びスキャン部5で読み取ったイメージデータ又は文書データ等を伴う翻訳要求をネットワーク2に送信する(S26:データ送信ステップ、データ送信機能)。なお、スキャン部5で読み取ったイメージデータは、読み取っている段階で順次、或いは完全に読み取ったことを確認した後、或いはタイマーで規定される時間経過後に送信するなどの送信形態がある。
【0094】
この翻訳処理装置3では、ネットワーク2を通して例えば文書データを受信すると、翻訳処理部が元言語・ターゲット言語指定データに基づき、翻訳用辞書部に記憶される辞書及び文法規則に従ってターゲット言語に翻訳し、データ通信部から翻訳中又は完全に翻訳完了後に翻訳結果データをネットワーク2を通して複写機1に送信する。
【0095】
この複写機1のデータ通信部6は、ネットワーク2を通して翻訳結果データを受信すると(S6:翻訳結果受信ステップ、翻訳結果受信機能)、印刷処理制御部8又はデータ通信部6は、印刷前に通知先記録部15に記録される印刷開始通知先データに従い、翻訳処理完了に伴って印刷を開始することを、内部ネットワーク16を経由して該当通知先端末17に通知する(S23:印刷開始通知ステップ、印刷開始通知機能)。
【0096】
印刷処理制御部8は、印刷開始通知を通知後、印刷部7に印刷指示を出し、その受信中又は受信完了後に印刷処理を実行する(S7:印刷処理ステップ、印刷処理機能)。
【0097】
従って、以上のような実施の形態によれば、複写機1が翻訳結果を受け取ると、予め印刷通知先記録部15に記録した印刷開始通知先データを取り出し、翻訳完了と共に、該当オペレータの該当通知先端末17に対して、翻訳結果を印刷開始することを通知するので、オペレータは印刷文書10を遅滞なく入手できるだけでなく、翻訳結果の印刷を待ったり、或いは印刷結果の入手を長時間遅れるなどの問題が無くなり、仕事の効率を高めることができる。また、当該印刷文書10が第3者の目に触れる恐れも軽減できる。
【0098】
なお、この実施の形態では、印刷対象文書4を印刷する際に例えばFAX番号、メールアドレス等の印刷開始通知先データを入力したが、例えば元言語又はターゲット言語で翻訳結果の印刷開始通知を受けるように指定すれば、オペレータは自身にとって分かりやすい通知を得ることができる。
【0099】
また、オペレータが自身に対して電子メールで受け取るように印刷開始通知先を入力する際、アカウント部とドメイン部とに分けて入力可能にすれば、前の通知者と同じドメインの別のアカウントデータだけを印刷開始通知先として入力すれば、再入力の手間を大幅に削減できる。
【0100】
さらに、次のオペレータが操作する際、前のメールアドレスのアカウントデータが残っていると、セキュリティの観点から問題があるので、予め所定時間を設定し、その時間を経過した時に自動的に抹消する構成とすれば、前に利用したオペレータのアカウントデータの再利用を制限することができ、繰り返しの使用可能なドメイン部のデータだけを長期間記録保存でき、操作性の向上を図ることができる。
【0101】
図15は本発明に係る翻訳方法を適用した外部翻訳機能部を有する複写機のさらに他の実施の形態を示す構成図である。なお、同図において図1,図5に示す部分と同一又は等価な部分には同一符号を付し、その詳しい説明は図1に譲る。
【0102】
この複写翻訳システムは、複合型複写機1にネットワーク2を介して翻訳処理装置3が接続され、そのうち、複合型複写機1は、図1と同様にスキャン部5、データ通信部6、印刷部7、印刷処理制御部8の他、翻訳印刷用プログラムを搭載する記録媒体9が設けられている点で図1と同様である。なお、必要に応じて文字読認識部11や参照パターン記憶部12が設けられている。
【0103】
この複合型複写機1は、図1、図5に示す構成要素に新たに、オペレータが印刷開始時刻を入力する印刷開始時刻入力部18と、この印刷開始時刻入力部18から入力される印刷開始時刻を記録しタイマーにセットするタイマー部19と、翻訳処理装置3から受け取った翻訳結果データを印刷開始時刻まで記録する記録部20とが設けられている。
【0104】
前記翻訳処理装置3は、図1、図5と同様であるので、当該図の説明に譲り、ここでは省略する。
【0105】
次に、以上のような複写機を用いた本発明に係る本発明に係る翻訳機における翻訳方法及びプログラムの一連の処理手順について図16を参照して説明する。
【0106】
印刷対象文書4を印刷するに先立ち、印刷処理制御部8は、記録媒体9に記録される翻訳印刷用プログラムに従って次のような処理を実行する。この印刷処理制御部8は、印刷開始時刻入力部18から印刷開始時刻データを受けると、タイマーセット指示を出し、タイマー部19によりタイマーに印刷開始時刻をセットする(S31:印刷開始時刻セットステップ、印刷開始時刻セット機能)。ここで、オペレータが印刷対象文書4を設定するが、印刷開始時刻セット後は図14のステップS22〜S26と同様の処理S32〜S36までの処理を実行し、翻訳処理装置3からの翻訳結果データの受信を待つ。
【0107】
複写機1のデータ通信部6がネットワーク2を通して翻訳結果データを受信すると(S37:翻訳結果受信ステップ、翻訳結果受信機能)、印刷処理制御部8が当該受信時刻がタイマー部19により設定された印刷開始時刻を経過したか否かを判断し(S38:印刷開始時刻判断ステップ,印刷開始時刻判断機能)、印刷開始時刻を経過していれば、印刷指示を出し、受信された翻訳結果データをそのまま印刷部7で印刷処理し(S40:印刷処理ステップ、印刷処理機能)、未だ印刷開始時刻を経過していない場合には受信した翻訳結果データを翻訳結果データ記録部20に記録し(S39)、当該時刻経過後に印刷処理する。
【0108】
従って、以上のような実施の形態によれば、オペレータが所要とする印刷開始時刻を設定し、翻訳指示のもとに印刷対象文書4を複写機1にセットすれば、翻訳処理装置3から翻訳結果データを受け取っても、印刷開始時刻前であれば翻訳結果データ記録部20に記録し、印刷開始時刻が経過したときに印刷を開始するので、例えばオペレータが自身の作業の状態を考えて印刷開始時刻を設定でき、ひいては翻訳結果が第3者の目に触れず恐れを少なくして印刷文書を容易に入手できる。
【0109】
図17は本発明に係る翻訳方法を適用した外部翻訳機能部を有する複写機のさらに他の実施の形態を示す構成図である。なお、同図において図1に示す部分と同一又は等価な部分には同一符号を付し、その詳しい説明は図1に譲る。
【0110】
この複写翻訳システムは、複合型複写機1にネットワーク2を介して翻訳処理装置3が接続され、そのうち、複合型複写機1は、図1、図5と同様であるので、当該図の説明に譲り、ここでは省略する。
【0111】
この複写機において、特に異なるところは、翻訳処理装置3であって、具体的には、翻訳用辞書部36、データ通信部の他、予め元言語とターゲット言語とが対として記憶されている図18に示す対訳テーブル37と、複合型複写機1から送信され、かつ、データ通信部で受信したイメージデータ又は文書データに基づいて対訳テーブル37に該当する対訳データが存在するか否かを検知する対訳データ検知部38と、この対訳データ検知部38によって対訳テーブル37上の対訳データを検知すると、その対訳データを翻訳用辞書部37に登録する辞書登録部39と、翻訳処理部32とが設けられている。
【0112】
次に、以上のような複写機を用いた本発明に係る本発明に係る翻訳機における翻訳方法及びプログラムの一連の処理手順について図18及び図19を参照して説明する。
【0113】
複合型複写機1では、初期条件の設定、回線接続処理、データスキャン処理、スキャン部5で読み取ったイメージデータ又は文書データをデータ通信部6で翻訳処理装置3に送信する点は前述した通りであるので、ここでは前述した説明に譲り、以下、翻訳処理装置3の一連の処理について説明する。
【0114】
この翻訳処理装置3のデータ通信部が文書データなどを受信すると、対訳データ検知部38は、受信データを適宜なメモリに記憶した後(S41)、対訳テーブル37が存在するか否かを判断する(S42:)。ここで、対訳テーブル37が存在すれば、受信データを構成する元言語に対する単位文数M←1、テーブル行N←1をセットし(S43,S43´)、元言語(例えば英語文)がテーブル37の該当行に存在するか、また存在する場合には当該行にペアとなるターゲット言語(例えば日本語文)の対訳データが存在するかを判断する(S44,S45:対訳データ検知機能)。ここで、英語文と日本語の対訳データが存在すれば、辞書登録部39に渡す。この辞書登録部39は、該当する対訳データを翻訳用辞書部36に登録する(S46:辞書登録機能)。
【0115】
引き続き、元言語の次単位文の有無を判断し、有りの場合にはM←M+1をセットし(S48,S49)、同様の処理を繰り返し実行する。ステップS44、S45において対訳データが検知できない場合には順次の行を進めて対訳データが存在するか否かを判断する(S49,S48´)。
【0116】
そして、以上のようにして文書データに対する対訳データの登録が完了すると、登録完了又は対訳データを伴った登録完了を複写機1に通知する(データ通信機能)。ここで、複写機1は、データ通信部6を通して登録完了又は対訳データを伴った登録完了を受信すると、印刷処理制御部8が印刷部7に印刷指示を出し、よって印刷部7は登録完了状態又は対訳データを伴った登録完了状態を印刷出力する。
【0117】
従って、以上のような実施の形態によれば、複写機1から送信されてくる文書データを用いて翻訳用辞書部36に対訳データを順次蓄積することができ、前述する種々の実施の形態において翻訳処理する際に翻訳精度の向上を図ることができる。
【0118】
図20は本発明に係る翻訳方法を適用した外部翻訳機能部を有する複写機のさらに他の実施の形態を示す構成図である。なお、同図において図1,図5に示す部分と同一又は等価な部分には同一符号を付し、その詳しい説明は図1,図5に譲る。
【0119】
この外部翻訳処理機能部を有する複写機における複合型複写機1は、図1と同様にスキャン部5、データ通信部6、印刷部7、印刷処理制御部8の他、所定の処理手順を規定する翻訳印刷用プログラムを搭載する記録媒体9が設けられている点で図1,図5と同様である。必要に応じて文字読認識部11や参照パターン記憶部12が設けられている。
【0120】
この複合型複写機1は、以上のような構成要素に新たに、オペレータが翻訳途中経過の通知先を入力する途中経過通知先入力部21と、この途中経過通知先入力部21から入力される途中経過通知先データを記録する記録部22と、当該複合型複写機1が接続されるLAN等の内部ネットワーク16に接続されるFAXを含む通知先端末17が設けられている。なお、途中経過通知先データとは例えばFAX番号とか、通知先端末17のメールアドレスなどである。
【0121】
一方、翻訳処理装置3には、翻訳処理の途中経過内容を通知する途中経過通知部41が設けられている。この途中経過通知部41は、複合型複写機1から受け取ったイメージデータ又は文書データの翻訳過程の状況を逐次送信元複合型複写機1に返送するものであって、翻訳過程の状況とは例えば図21に示す通りである。
【0122】
複合型複写機1のデータ通信部6は、翻訳過程の状況データを受信すると、通知先記録部22から途中経過通知先データを読み出し、内部ネットワーク16を経由して通知先端末17に通知する。
【0123】
なお、以上のような複写機を用いた本発明に係る複写機における翻訳方法及びプログラム一連の処理例については、オペレータにより入力される通知先データを記憶するステップと、第一言語のイメージデータ又は文書データを送信した後、前記翻訳処理装置3から翻訳完了を含む途中経過の通知を受けたとき、前記記憶された途中経過通知先データに基づいて内部ネットワーク16に接続される通知先端末17に通知するステップとを除けば、その他については図13,図14と同様であるので、図13,図14の説明に譲る。すなわち、翻訳過程の状況データを受信ごとに該当通知先端末17に通知し、最後の翻訳結果完了も該当通知先端末17に通知する。そして、翻訳結果データを受信した時、印刷部7にて印刷処理する。
【0124】
従って、以上のような実施の形態によれば、複合型複写機1のオペレータが自身近くのFAXを含む通知先端末17で逐次翻訳処理状況の通知を受けるので、特に印刷対象文書4が長文の場合などに翻訳状況を確認しながら他の作業を進めることができ、作業の能率向上に大きく貢献する。また、翻訳処理完了後、複合型複写機1にタイミングよく印刷し、または印刷完了時に出向くことが可能となり、印刷文書10が第3者の目に触れる恐れも軽減できる。
【0125】
なお、この実施の形態では、印刷対象文書4を印刷する際に例えばFAX番号、メールアドレス等の途中経過通知先データを入力したが、例えば元言語又はターゲット言語で途中経過を含む翻訳結果の通知を受けるように指定すれば、オペレータは自身にとって分かりやすい通知を得ることができる。
【0126】
また、オペレータが自身に対して電子メールで受け取るように途中経過通知先を入力する際、アカウント部とドメイン部とに分けて入力可能にすれば、前の通知者と同じドメインの別のアカウントデータだけを途中経過通知先として入力すれば、再入力の手間を大幅に削減できる。
【0127】
さらに、次のオペレータが操作する際、前のメールアドレスのアカウントデータが残っていると、セキュリティの観点から問題があるので、予め所定時間を設定し、その時間を経過した時に自動的に抹消する構成とすれば、前に利用したオペレータのアカウントデータの再利用を制限することができ、繰り返しの使用可能なドメイン部のデータだけを長期間記録保存でき、操作性の向上を図ることができる。
【0128】
図22は本発明に係る翻訳方法を適用した外部翻訳機能部を有する複写機のさらに他の実施の形態を示す構成図である。なお、同図において図1,図5に示す部分と同一又は等価な部分には同一符号を付し、その詳しい説明は図1,図5に譲る。
【0129】
この外部翻訳処理機能部を有する複写機における複合型複写機1は、図1と同様にスキャン部5、データ通信部6、印刷部7、印刷処理制御部8の他、所定の処理手順を規定する翻訳印刷用プログラムを搭載する記録媒体9が設けられている点で図1,図5と同様である。必要に応じて文字読認識部11や参照パターン記憶部12が設けられている。
【0130】
この複合型複写機1は、以上のような構成要素に新たに、再スキャンメッセージ出力部23が設けられている。
【0131】
一方、翻訳処理装置3側には、文字認識部31A及び参照パターン記憶部33が設けられ、その他前述するようにデータ通信部や翻訳処理部32が設けられている。この文字認識部31Aは、図3の文字認識部31と比較し、文字認識処理手順が異なる。つまり、複合型複写機1は、図23に示すように、複合型複写機1側から送られてくるイメージデータを読み込み(S51)、文字認識部31Aに渡す。この文字認識部31Aは、読み込んだイメージデータについて、参照パターン記憶部33に記憶される文字を認識するための文字参照パターンその他所要の参照パターンを参照し、順次文字認識を行っていく(S52)。そして、予め定める所定数のイメージデータ数の文字認識後、或いは全部のイメージデータ数の文字認識後、認識された文字数が予め定める一定値以上か、例えば予め定める所定数「20文字」のイメージデータに対し、例えば3/4である15文字以上文字認識されたか否かを判断し(S53)、15文字以上文字認識されていない場合、データ通信部を介して複合型複写機1に再スキャン要求を行う(S54)。一方、認識できた文字数が予め定める一定値以上の場合、認識された文字を含む元言語のイメージデータを翻訳処理部32に渡し(S54)、翻訳処理を実行させる。
【0132】
複合型複写機1のデータ通信部6は、翻訳処理装置3から再スキャン要求を受けると、再スキャンメッセージ出力部23から再スキャンを要請するメッセージを出力する。ここで、複合型複写機1側では、受信した再スキャン要求に基づき、各種パラメータ(dpi(Dot per Inch)値、濃さのしきい値など)の読み取り条件の設定を変更し、再度印刷対象文書4をセットし、スキャン部5でイメージデータを読み出し、データ通信部6から翻訳処理装置3に送信するものである。
【0133】
従って、以上のような実施の形態によれば、翻訳処理装置3側で文字認識部31Aにてイメージデータを文字認識するが、認識された文字数が予め定める一定値以上でない場合には再度読取りの設定替えを要求するので、イメージデータの文字認識精度が向上し、ひいては精度の高い翻訳結果データを複合型複写機1側に返すことができる。
【0134】
図24は本発明に係る複写機における翻訳方法のさらに他の実施の形態を説明する図であり、さらに詳しくは翻訳結果の受領に関するセキュリティの観点から工夫を施した実施の形態例である。
【0135】
この複写機における翻訳方法は、複合型複写機1において、翻訳依頼先データである例えばURLのもとに翻訳処理装置3との間の回線接続処理を行った後(S61)、パスワード及び翻訳完了通知送付先データを入力し(S62)、適宜なメモリに記憶する。この状態において印刷対象文書4を読み取り(S63)、パスワード及び完了通知送付先データとともにネットワーク2を通して翻訳処理装置3に送信する(S64)。
【0136】
この翻訳処理装置3では、送信されてくるイメージデータを文字認識手段で文字認識した後、これら認識された文字データについて辞書・文法記憶部に記憶される辞書及び文法規則に従って翻訳処理を実行する(S65)。この翻訳処理により翻訳された翻訳結果データは、認証処理によりアクセス可能な記憶保管場所に保存する(S66)。
【0137】
しかる後、翻訳処理装置3は、複合型複写機1から既に受け取っている完了通知送付先に対して翻訳結果保管場所を通知する(S67)。ここで、完了通知先端末例えば17は、ステップS62で入力したパスワードを用いて、通知された翻訳結果保管場所にアクセスする(S68)。
【0138】
翻訳処理装置3は、パスワードを受け取ると、このパスワードと既に受け取っているパスワードと比較し認証処理を実施する(S69)。この認証処理の結果、アクセスが正当であると判断すると、記憶保管場所をアクセスし、保管されている翻訳結果データをダウンロードする(S70)。
【0139】
従って、以上のような実施の形態によれば、複合型複写機1がパスワード及び完了通知送付先を伴うスキャンデータを翻訳処理装置3に送信し、この翻訳処理装置3では、この完了通知送付先に翻訳結果保管場所を通知し、改めてパスワードを要求し、正当なアクセス対象者であれば、翻訳結果データをダウンロードするので、パスワードとアクセス先の2つの情報が漏洩しない限り、翻訳結果のセキュリティの万全を期することができる。
【0140】
(その他の実施の形態)
(1) 一般的な複写機1では、標準的な装備として、コピー枚数に応じた課金処理を行うために課金用カウンタが設けられているが、翻訳処理の場合にはコピーよりも高い付加価値を有する印刷処理となる。従って、印刷部7等に予め通常のコピーよりも高い予め定めたカウント値を設定し、翻訳結果データを印刷する際、印刷枚数ごとにコピーよりも高いカウント値を課金用カウンタにカウントアップするようにすれば、新たに特別な課金手段を設けることなく、翻訳処理に見合った課金処理を行うことができる。
【0141】
(2) また、上記実施の形態では、翻訳結果を印刷部7で印刷する例について述べているが、複合型複写機1に例えば図25に示すようなファクシミリ(FAX)機能部24が搭載されているものも多い。
【0142】
そこで、複合型複写機1としては、予め入力部25からFAX機能部24に翻訳結果通知先データ(FAX番号)を入力指定すれば、翻訳結果データを受信した際、印刷部7で印刷する代わりに、FAX機能部24が予め指定されたFAXを含む通知先端末17に送信し、印刷出力することが可能である。
【0143】
(3) また、複合型複写機1に例えば図26に示すようなメール送信機能部26が搭載されているものも多い。
【0144】
そこで、この種の複合型複写機1としては、予め入力部25からメール送信機能部26に翻訳結果通知先データ(メールアドレス)を入力指定すれば、翻訳結果データを受信した際、印刷部7で印刷する代わりに、メール送信機能部26が予め指定された通知先であるメールアドレスをもつ通知先端末17に送信し、印刷出力することも可能である。
【0145】
このような構成によれば、例えば翻訳結果の印刷文書を複写機1の印刷トレイに放置されることがなくなり、セキュリティの面からも安全であり、しかも翻訳結果データを電子的に加工し、整理して保管することが可能である。
【0146】
なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0147】
また、各実施の形態は可能な限り組み合わせて実施することが可能であり、その場合には組み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点を解決するための手段に記載される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されうることで発明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0148】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、最小の投資で元言語の印刷対象文書を所要のターゲット言語の文書に翻訳し、予め設定された通知先にメール送信できる複写機における翻訳方法及びプログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る翻訳方法を適用した外部翻訳機能部を有する複写機の一実施の形態を示す系統構成図。
【図2】 図1に示す外部翻訳機能部を有する複写機に対する本発明に係る複写機における翻訳方法の一実施の形態及びプログラムの一連の処理を説明する処理手順図。
【図3】 本発明に係る翻訳方法を適用した外部翻訳機能部を有する複写機の他の実施の形態を示す系統構成図。
【図4】 図3に示す外部翻訳機能部を有する複写機に対する本発明に係る複写機における翻訳方法の他の実施の形態及びプログラムの一連の処理を説明する処理手順図。
【図5】 本発明に係る翻訳方法を適用した外部翻訳機能部を有する複写機のさらに他の実施の形態を示す系統構成図。
【図6】 図5に示す外部翻訳機能部を有する複写機に対する本発明に係る複写機における翻訳方法の他の実施の形態及びプログラムの一連の処理を説明する処理手順図。
【図7】 本発明に係る翻訳方法を適用した外部翻訳機能部を有する複写機のさらに他の実施の形態を示す系統構成図。
【図8】 図7に示す外部翻訳機能部を有する複写機に対する本発明に係る複写機における翻訳方法の他の実施の形態及びプログラムの一連の処理を説明する処理手順図。
【図9】 外部の翻訳処理装置の各種の出力形式を説明する図。
【図10】 本発明に係る翻訳方法を適用した外部翻訳機能部を有する複写機のさらに他の実施の形態を示す系統構成図。
【図11】 翻訳を希望するマーキング例と翻訳結果との関係を示す図。
【図12】 マーキングの部分を翻訳するための一連の処理の流れを説明するフローチャート。
【図13】 本発明に係る翻訳方法を適用した外部翻訳機能部を有する複写機のさらに他の実施の形態を示す系統構成図。
【図14】 図13に示す外部翻訳機能部を有する複写機に対する本発明に係る複写機における翻訳方法の他の実施の形態及びプログラムの一連の処理を説明する処理手順図。
【図15】 本発明に係る翻訳方法を適用した外部翻訳機能部を有する複写機のさらに他の実施の形態を示す系統構成図。
【図16】 図15に示す外部翻訳機能部を有する複写機に対する本発明に係る複写機における翻訳方法の他の実施の形態及びプログラムの一連の処理を説明する処理手順図。
【図17】 本発明に係る翻訳方法を適用した外部翻訳機能部を有する複写機のさらに他の実施の形態を示す系統構成図。
【図18】 図17に示す対訳テーブル上の対訳データを示す図。
【図19】 図17に示す翻訳処理装置側の一連の処理を説明する処理手順図。
【図20】 本発明に係る翻訳方法を適用した外部翻訳機能部を有する複写機のさらに他の実施の形態を示す系統構成図。
【図21】 図20における翻訳処理装置から送られてくる翻訳途中経過内容を説明する図。
【図22】 本発明に係る翻訳方法を適用した外部翻訳機能部を有する複写機のさらに他の実施の形態を示す系統構成図。
【図23】 図22に示す翻訳処理装置による一連の処理例を説明するフローチャート。
【図24】 本発明に係る複写機における翻訳方法の他の実施の形態を説明する図。
【図25】 本発明に係る複写機における翻訳方法の他の実施の形態を説明する系統構成図。
【図26】 本発明に係る複写機における翻訳方法の他の実施の形態を説明する系統構成図。
【符号の説明】
1…複合型複写機、2…ネットワーク、3…翻訳処理装置、4…印刷対象文書、5…スキャン部、6…データ通信部、7…印刷部、8…印刷処理制御部、9…記録媒体、10…印刷文書、11…文字認識部、12…参照パターン記憶部、13…出力形式入力部、14…通知先入力部、15…通知先記録部、18…印刷開始時刻入力部、19…タイマー部、21…途中経過通知先入力部、22…通知先記録部、23…再スキャンメッセージ出力部、24…FAX機能部、26…メール送信機能部、31…文字認識部、32翻訳処理部、33…参照パターン記憶部、34…マーキング検知部、35…文字列抽出部、36…翻訳用辞書部、37…対訳テーブル、38…対訳データ検知部、39…辞書登録部、41…途中経過通知部。

Claims (2)

  1. 予め設定され、又は直接入力される翻訳依頼先データに基づいて外部の翻訳処理装置との通信回線を接続する回線接続ステップと、第一言語で記載された印刷文書を読み取る文書読取りステップと、この文書読取りステップで読み取ったデータとともに翻訳要求を前記翻訳処理装置に送信し、第二言語に翻訳された翻訳結果データを受け取るデータ送受信ステップと、予めメール通知先が入力設定され、前記データ送受信ステップで受信された翻訳結果データを印刷せずに当該メール通知先で指定された端末にメール送信するステップとを少なくとも有することを特徴とする複写機における翻訳方法。
  2. コンピュータに、
    予め設定され、又は直接入力される翻訳依頼先データに基づいて外部の翻訳処理装置との通信回線を接続する回線接続処理機能と、第一言語で記載された印刷文書を読み取る文書読取り機能と、この文書読取り機能で読み取ったデータ及び言語指定データとともに翻訳要求を前記翻訳処理装置に送信するデータ送信機能と、この翻訳処理装置から送られてくる前記言語指定データに基づく第二言語に翻訳された翻訳結果データを受信するデータ受信機能と、予めメール通知先が入力設定され、前記データ受信機能で受信された翻訳結果データを印刷せずに当該メール通知先で指定された端末にメール送信する機能とを少なくとも実現させることを特徴とするプログラム。
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