JP3839009B2 - マルチパスノイズ検出方法及び検出装置 - Google Patents

マルチパスノイズ検出方法及び検出装置 Download PDF

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本発明はFM受信に関し、特にマルチパスノイズ検出方法及び検出装置の改良に関する。
近年、FM放送の受信機、特に車載ラジオにおいては一層の音質の向上が求められており、耳障りなパルス性ノイズやマルチパスノイズの除去、もしくは耳障りでなくするため、非常に短いパルス性ノイズの検出等、高精度なマルチパスノイズの検出方法が求められている。
FM放送の受信機においては、アンテナや高周波増幅回路で構成されるフロントエンドから出力された信号を周波数変換回路において中間周波数(一般的に国内では10.7MHz、以下、中間周波数を「IF」という。)の信号(IF信号)に変換した後、増幅し、FM検波回路によりFM復調処理を行う。ここで正常な受信状態ではIF信号は一定の振幅でありFM成分もIFに対して十分小さい周波数変動の信号であるが、マルチパスノイズ発生時にはIF信号のレベルや周波数が急激に変動する。
図7はマルチパスノイズ発生時のIF信号のレベル変動の例を示す図であり、図8はマルチパスノイズ発生時のFM復調出力の例を示す図である。図7から分かるように、マルチパスノイズ発生時にはIF信号のレベルがT1−T2間のように急激に小さくなったりIF信号が無くなるような影響を受ける。また、図8のT1−T2間、T3−T4間で示すように、FM復調出力には正常時に比べて高周波ノイズが増大する。
図9はFM復調出力をFFT処理した結果(周波数特性)を示す図であり、図9(a)はマルチパスノイズがある場合の周波数特性、図9(b)はマルチパスノイズが無い場合の周波数特性である。それぞれの周波数特性の50kHzから75kHzの領域となるF1−F2間に注目すると、通常のFMステレオ信号の復調出力の周波数帯域は54kHzまで、RDS信号があった場合でも約60kHzまでである。しかし、マルチパスノイズ発生時には、このF1−F2間のノイズレベルが上昇していることが確認できる。従来のマルチパスノイズの検出手法は、この点に着目しFM検波出力からステレオ信号以降の56kHz付近の成分をバンドパスフィルタなどで抽出後、ローパスフィルタ等でレベル検出を行い、閾値と比較してマルチパスノイズ信号の検出を行っている。
従来のマルチパスノイズの検出においては、マルチパスノイズ発生時のFM検波後の音声帯域の信号から検出することによって行っている(特許文献1、2参照)。
特開2001−36422号公報 特開平6−177786号公報
図10は、特許文献1に記載されたFM受信機のマルチパスノイズ検出装置(第1の従来技術)を示す図である。FM受信機の構成としては、フロントエンド12、IF増幅手段13、FM検波手段14、マルチパスノイズ除去手段15、雑音除去手段16、ステレオ復調手段17、増幅手段18、スピーカー19、20、SP手段21、HC手段22を備える。
ここで、マルチパスノイズ除去手段15内には、FM検波信号からパルス性の高周波雑音を通過させスパイクノイズに対応する波形を出力するHPF15a、HPF15aの出力を絶対値化する絶対値化手段(ABS)15b、ABS15bの出力を所定の閾値と比較し、2値化したノイズ発生期間のゲート信号を出力する比較手段15c、前記閾値を生成する閾値生成手段15d、からなるマルチパスノイズ検出部を備えている。
また、マルチパスノイズ除去手段15内には、遅延手段15eと保持手段15fとを備え、保持手段15は比較手段15cから出力されるゲート信号により、ノイズ検出の処理期間、遅延手段15eにより遅延したFM検波信号を抑圧し、ノイズの発生する直前のFM検波信号を保持して出力することによりノイズ除去を行っている。なお、雑音除去手段16はイグニッションノイズに代表されるパルス状ノイズの除去処理を行うものである。閾値作成手段15dはHPF15aの出力を一定期間平滑化した値に基づき前記閾値を生成する。
また、マルチパスノイズの発生時のIF信号13aの信号レベルが図7のT1−T2間のように急激に小さくなったり、IF出力が無くなる場合、また、マルチパスノイズの影響の無い通常の動作時でも放送局から距離がある場合などで受信したIF信号13aの信号レベルが小さい場合には正常な復調処理が行えない。そこで、IF増幅手段12にSメータを設け、Sメータ出力13bの出力レベルに基づいてSP手段21により復調処理後のステレオの分離度(L/Rのセパレーション)を変更するステレオセパレーション制御を行ったり、HC制御22により高周波信号を抑圧するハイカット制御を行ってノイズ感を低減する低減処理を行っている。
図11は、特許文献2に記載されたインパルス性ノイズの検出装置(第2の従来技術)を示す図である。IF信号をA/D変換するA/D変換回路33、TAN−1型復調回路34、インパルス性ノイズ除去部35を備え、インパルス性ノイズ除去部35は、インパルス性ノイズ検出部、補間処理部35i、補間回路35bからなり、ここでインパルス性ノイズ検出部は、遅延回路としてのシフトレジスタ35a、減算器35c、35e、閾値回路35d、35f、オア回路35gを備える。
第2の従来技術のインパルス性ノイズ検出部は、IF信号を所定のサンプリング周波数でサンプリングしたディジタル信号からTAN−1型復調回路34でFM復調し、このディジタル復調出力値をシフトレジスタ35aにより遅延し、減算器35c、35eにより入力値と複数の遅延出力値との減算値をそれぞれ生成し、閾値回路35d、35fは各減算器35c、35eの出力値が所定値以上であるか否かを判断することによりノイズの検出を行うものである。なお、補間処理部35iは各閾値回路35d、35fの出力の論理和回路35g出力により補間区間及び補間値を決定し、補間回路35bでノイズ部分を含むディジタル復調出力値を直線補間することでノイズ除去を行う。また、シフトレジスタ35hはノイズ部分の検出されたタイミングと補間のタイミングを整合させるものである。
第1の従来技術では、マルチパスノイズの検出をFM検波出力の信号レベルを所定閾値により行うものである。例えばFM検波出力を全波整流し、ローパスフィルタを通過させレベル判定を行うことによりノイズ検出する。かかる手法では、定期的にマルチパスによる影響が検波出力に現れる場合はフィルタの特性などでマルチパスノイズが検出されないこともあり、また、高速なノイズ検出が不可能であるためノイズ除去への利用においてはフィルタの処理遅延等による検出タイミングずれによりかえって聴感上ノイズが感じられる場合もある。特に、非常に短いパルス性ノイズへの追従性等、検出条件に応じた高精度なマルチパスノイズの検出を行うには別途の検出回路が必要となる等、システムの大型化や制御の複雑さを生じるという問題もある。
第2の従来技術は、やはりFM検波後の音声帯域の出力を利用し、前記出力とその複数の遅延出力値との減算値と所定の閾値とを比較してノイズ検出を行うものである。この従来技術では、サンプリング毎の処理を行うTAN−1型復調器が使用されているが、TAN−1値の算出段階のようなFM検波過程でノイズ検出を行うものではなく、複数の減算器の出力の論理和によりノイズの検出を行う構成を採用しているように、基本的にはサンプリング単位でのノイズ検出を行うものではなく、ノイズを含む所定の範囲でのノイズ検出処理を行う原理に基づくものである。
また、ノイズ検出結果によりノイズ除去を行う場合においては、FM復調出力からノイズ除去用の信号等を生成してノイズを除去する方法であるため、FM復調出力とノイズ除去用の信号との同期用に遅延時間の大きい遅延手段が必要となり、処理遅延時間合わせなど設計の複雑化やシステム規模の増大など、設計・製造面でのデメリットも大きい。
(目的)
本発明の主な目的は、マルチパスノイズの検出をFM検波の処理過程で行うことにより、サンプリング時間単位での高速なノイズの検出を行うマルチパスノイズ検出方法及び検出装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、マルチパスノイズの検出を小さな回路構成で実現することを可能とし、設計・製造面のデメリットを最小に抑えたマルチパスノイズ検出方法及び検出装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、サンプリング時間単位の簡単な制御で検出タイミングずれの無いマルチパスノイズの検出を可能とするマルチパスノイズ検出方法及び検出装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、非常に短いパルス性ノイズへの追従性の高い高精度なマルチパスノイズの検出を可能とするマルチパスノイズ検出方法及び検出装置を提供することにある。
本発明のマルチパスノイズ検出方法は、IF信号を複素数化するステップと、複素数化したIF信号からシステムのサンプリング時間単位でTan−1値を算出することにより瞬間角速度を求めるステップと、サンプリング時間単位の瞬間角速度からサンプリング時間単位の位相変化分である角速度を求めるステップと、サンプリング時間単位の角速度と所定の閾値とを比較するステップとを含み、前記閾値の範囲を越えるサンプリング時間単位の角速度をマルチパスノイズとして検出することを特徴とし、前記閾値は、上限値及び下限値からなることを特徴とする。また、前記上限値及び下限値は、(IF信号の中心周波数±FM変調の最大周波数偏移)/サンプリング周波数であり、前記角速度が(IF信号の中心周波数−FM変調の最大周波数偏移)/サンプリング周波数より小さいか、又は(IF信号の中心周波数+FM変調の最大周波数偏移)/サンプリング周波数より大きい場合に、マルチパスノイズとして検出することを特徴とし、前記閾値は、複数の上限値及び下限値でなり、IF信号の信号レベルに応じて切り替えることを特徴とする。
本発明のマルチパスノイズ検出装置は、IF信号を複素数化するI/Q分離手段と、複素数化したIF信号からシステムのサンプリング時間単位でTan−1値である瞬間角速度を算出するTan−1値算出手段と、サンプリング時間単位の瞬間角速度からサンプリング時間単位の位相変化分である角速度を求める角速度算出手段と、角速度算出手段で求めたサンプリング時間単位の角速度と所定の閾値とを比較する比較手段と、を備え、前記閾値の範囲を越える角速度をマルチパスノイズとして検出することを特徴とし、前記閾値は、上限値及び下限値からなることを特徴とする。また、前記閾値の上限値及び下限値は、(IF信号の中心周波数±FM変調の最大周波数偏移)/サンプリング周波数であり、前記角速度が(IF信号の中心周波数−FM変調の最大周波数偏移)/サンプリング周波数より小さいか、又は(IF信号の中心周波数+FM変調の最大周波数偏移)/サンプリング周波数より大きい値の場合に、マルチパスノイズとして検出するステップを含むことを特徴とし、前記閾値は複数の閾値でなり、IF信号の信号レベルに応じて切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、IF信号のサンプリング時間単位でTan−1値の算出により瞬間角速度を求め、サンプリング時間単位の位相変化分である角速度を求め、当該角速度と所定の閾値とを比較し、前記閾値の範囲を越える角速度からノイズ検出を行うように構成することにより、サンプリング単位の高速なマルチパスノイズの検出が可能である。
また、Tan−1型FM検波における角速度の算出、処理段階でマルチパスノイズの検出の処理を行うように構成することにより、Tan−1型検波回路内にマルチパスノイズ検出の処理回路を構成することが可能であり、FM復調装置の小型化を実現することが可能である。
更に、本発明はサンプリング時間単位の処理によりノイズ検出を行うことにより、ノイズ除去等へ適用した場合に従来技術に比べて処理遅延を生じることがないから、ノイズ除去等での遅延調整の回路構成を簡略化することが可能である。
特に、ノイズ検出の閾値として、上限値及び下限値、例えば(IF信号の中心周波数±FM変調の最大周波数偏移)/サンプリング周波数を使用し、IF信号の信号レベル等に応じて該閾値を切り替えることにより、FM受信状態に応じたノイズの検出条件を設定でき、FM検波信号に対するノイズ除去、SP処理及びHC処理等、きめ細かな受信信号の音質向上等への信号処理の制御を可能とする。
また、本発明によればFM検波は、算出した角速度からオフセット値(IF信号の中心周波数/サンプリング周波数)を単に除去することにより簡単に実現できる。
(実施の形態1)
図1は、本発明のFM受信におけるマルチパスノイズ検出方法及び検出装置の第1の実施の形態を示す図である。FM受信装置の構成としては、フロントエンド2、IF増幅手段3、FM検波手段4、ステレオ復調手段7、増幅手段8、スピーカー9、10、SP手段11、HC手段12を備える。
本実施の形態のマルチパスノイズ検出方法及び検出装置は、FM検波手段4内にマルチパスノイズ検出部として構成され、FM検波手段4内の検波過程でマルチパスノイズの検出処理が実行される。マルチパスノイズ検出部は、IF信号を複素数化するI/Q分離手段4a、サンプリング時間単位の複素数化したディジタル信号からTan−1値を算出するTan−1値算出手段4b、Tan−1値のサンプリング時間単位の前後の差を算出する角速度算出手段4c、Tan−1値と所定の閾値とを比較する比較手段4d、前記閾値を生成する閾値手段4eを備える。
更に、前記FM検波手段4には、マルチパスノイズ検出部の出力によりマルチパスノイズを除去しFM検波信号を出力するための構成として、比較手段4dが出力するノイズ検出信号により角速度を補正し雑音除去を行う雑音除去手段4f、雑音除去手段4fの出力からオフセット値を除去し、FM検波信号を出力するオフセット除去手段4gを備える。なお、必要によりFM検波信号に合成されている制御信号やステレオ信号の合成信号を処理することによりFM検波を完了する。本実施の形態のマルチパスノイズの検出処理は次のとおりである。
本実施の形態のI/Q分離手段4aは、FM受信によるIF信号をシステムのサンプリング周波数のサンプリング時間単位のディジタル信号を複素数化して出力する。Tan−1値算出手段4bは、サンプリング時間単位の複素数化したディジタル信号から位相角情報のTan−1値(以下「瞬間角速度」という)を算出して出力する。角速度算出手段4cは、Tan−1値算出手段4bからのサンプリング時間単位の前後の瞬間角速度の差を算出し、位相変化分に相当する角速度を出力(以下「遅延比較」という)する(西村芳一著「DSP処理のノウハウ」CQ出版社 ISBN4-7898-3352-6、第5章5-1-2参照)。比較手段4dは、算出されたサンプリング時間単位の角速度を閾値手段4eで生成した上限値及び下限値からなる閾値と比較してマルチパスノイズの有無を検出してノイズ検出信号を出力する。
図2は、Tan−1型検波手法によるFM検波(復調)の原理を示す図である。Tan−1型検波の原理は、IF信号をヒルベルトフィルタなどの使用により実軸と虚軸の直交座標系の2つの信号値に変換し、Tan−1の関数を使用して瞬間角速度を求め、位相の微分が周波数であることからサンプル間の位相変化分に相当する角速度を計算し、この角速度をFM検波された信号成分として出力するものである。具体的には、I/Q分離手段4a〜オフセット除去手段4gにおいて以下の処理を行う。
I/Q分離手段4aは、IF信号(sin(x))3aを入力し、所定のサンプリング周波数でディジタル信号のIF信号sin(x)とし、このIF信号sin(x)と、ヒルベルトフィルタ等の90度移相器を通過させたIF信号cos(x)とを生成して出力するI/Q分離を行い、IF信号を複素数化する。
Tan−1値算出手段4bは、複素数化されたサンプリング時間単位の信号sin(x)、cos(x)を入力し、サンプリング時間単位にsin(x)/cos(x)の演算を行い、Tan−1(x)の値を求める。次にTan−1(x)と(x)の関係を記憶したテーブルを参照し、Tan−1(x)の各サンプルを(x)に変換して瞬間角速度を求める。
角速度算出手段4cは、現在のサンプリング時間(時点)の瞬間角速度と前のサンプリング時点の瞬間角速度と遅延比較を行い各サンプル(x)の変化分(角速度)を求める。角速度算出手段4cの出力は、後述する雑音除去手段4fを介した後、オフセット除去手段4gにおいて、雑音除去後の角速度から各サンプリング時点で発生するオフセット値(IFの中心周波数成分:中心周波数/サンプリング周波数)を取り除く(減算する)ことによりFM復調信号を出力する。
次に、本実施の形態の比較手段4d及び閾値手段4eによるFM検波信号に関するマルチパスノイズの検出について説明する。
Tan−1型検波ではIF信号をサンプリングしたディジタル信号により処理される。各サンプリング時間単位のディジタル信号からTan−1値として得られる瞬間角速度は、搬送波の中心周波数(IF)の最大周波数偏移が±75kHzの場合、
(IF±75kHz)/サンプリング周波数
の範囲の値となる。
閾値手段4eは、サンプリング時間単位の瞬間角速度の上限値((IF+75kHz)/サンプリング周波数)と下限値((IF−75kHz)/サンプリング周波数)を閾値として生成し比較手段4dに出力する。比較手段4dは、閾値手段4eから入力した前記閾値と、角速度算出手段4cからの角速度とを比較し、比較結果が閾値外(角速度<(IF−75kHz)/サンプリング周波数、(IF+75kHz)/サンプリング周波数<瞬間角速度)ならば、マルチパスノイズの検出を示すノイズ検出信号を雑音検出手段4fに出力する。
なお、雑音検出手段4fは前記ノイズ検出信号を入力すると角速度算出手段4cの出力に対するノイズ除去の処理を行う。例えば、比較手段4dから出力されたノイズ検出信号によりマルチパスノイズ部分の出力を抑圧し、その期間はマルチパスが検出される直前の信号を補間信号として出力する等の処理によりノイズ除去を行う。
図3は第1の実施の形態のマルチパスノイズ検出処理のフローチャートを示す図である。ステップ1では複素数化されたディジタル信号のIF信号を入力する。ステップ2では入力したIF信号に対しTan−1値の演算を行い瞬間角速度を算出する。ステップ3ではステップ2で算出した瞬間角速度について遅延比較を行い、サンプリング時間単位の位相変化分に相当する角速度の算出を行う。ステップ4とステップ5では算出された角速度が、FM変調の周波数に関する上限値(IF+75kHz)/サンプリング周波数)を超えているか否か、下限値(IF−75kHz)/サンプリング周波数)を下回っているか否かを判断し、角速度が上限値(IF+75kHz)/サンプリング周波数)を越えているか、下限値(IF−75kHz)/サンプリング周波数)を下回っている場合、マルチパスノイズが発生していると判定し、ステップ7でマルチパスノイズの検出に関する信号としてマルチパスノイズ検出フラグを「1」(ノイズ検出)とする処理を行い、角速度が下限値(IF−75kHz)/サンプリング周波数)以上且つ上限値(IF+75kHz)/サンプリング周波数)以下の場合、マルチパスノイズが発生していないと判定し、ステップ6でマルチパスノイズ検出フラグを「0」(ノイズ非検出)とする処理を行う。以上の処理をサンプリング時間単位のディジタル信号のIF信号毎に行うことでマルチパスノイズ検出の処理を行う。
具体的には、例えばIFを10.7MHzと仮定した場合、正常動作時におけるサンプリング時間単位の角速度は(10.7MHz±75kHz)/サンプリング周波数の範囲の値となることから、まず、サンプリング時間単位の瞬間角速度を遅延比較して角速度を算出する。算出した角速度が上記範囲外になる場合はノイズ検出信号としてマルチパスノイズ検出フラグ「1」(ノイズ検出)を出力し、また、上記範囲以内になる場合はマルチパスノイズ検出フラグ「0」(ノイズ非検出)を出力する。
以上のように本実施の形態では、FM検波の過程で角速度が正常動作時の範囲内の値から外れた場合にのみマルチパスノイズの検出を行うことを特徴とするものであり、一般に正常動作範囲である上限値及び下限値でなる閾値としては、(中間周波数±最大周波数偏移)/サンプリング周波数とすることを特徴とする。ここで最大周波数偏移はFM変調における±75kHzの外に、例えばステレオ信号の場合の±56kHzやモノラル信号の場合の±16kHzに設定することができる。
また、本発明のマルチパスノイズ検出方法をノイズ除去の処理へ利用する例を説明したが、本発明のマルチパスノイズ検出方法はノイズ除去に限られるものではなく、FM受信機においてノイズ感を低減するためのステレオの分離度(L/Rのセパレーション)の低減制御及び高周波信号の抑圧制御に適用することも可能である。
(実施の形態2)
図4は、本発明の第2の実施の形態の構成を示す図である。図4に示すFM受信機の構成は図1に示す構成と類似するものであるが、FM検波手段4の出力部に雑音処理手段15が設けられ、閾値手段4iがSメータの出力の信号レベルに応じて異なる閾値を出力し、比較手段4hが前記閾値によるノイズの検出結果として複数のノイズ検出信号(フラグ0〜3)を出力し、前記雑音処理手段15、SP手段13及びHC手段14を制御する点で構成が相違する。また、マルチパスノイズの検出結果によりノイズ除去に加えて、FM検波信号のフィルタリング処理、ステレオセパレーション等のノイズ感の低減処理を行う点で相違する。
図5は、第2の実施の形態のマルチパスノイズ検出処理のフローチャートを示す図である。以下、本実施の形態のマルチパスノイズ検出処理の動作を説明する。
ステップ1では複素数化されたディジタル信号のIF信号を入力する。ステップ2では入力したIF信号に対しTan−1値の演算を行い瞬間角速度を算出する。ステップ3ではステップ2で算出した瞬間角速度について遅延比較を行い、サンプリング時間単位の位相変化分に相当する角速度の算出を行う。ステップ4ではIF信号の信号レベルが当該IF信号について想定する最大信号レベル×0.5(以下「0.5レベル」という)以下か否かを判定する。
ステップ4において、IF信号の信号レベルが0.5レベル以下の値の場合、
ステップ5とステップ6で、前記角速度がモノラルFM変調の周波数に関する上限値(IF+16kHz)/サンプリング周波数)を超えているか否か、下限値(IF−16kHz)/サンプリング周波数)を下回っているか否かを判断し、角速度が上限値(IF+16kHz)/サンプリング周波数)を越えているか、下限値(IF−16kHz)/サンプリング周波数)を下回っている場合、ステップ9でマルチパスノイズが発生していると判定し、マルチパスノイズの検出を示す信号であるマルチパスノイズ検出フラグ「3」を出力(0.5レベル以下でノイズ検出)し、ステップ10でHC手段12を制御して、FM検波信号に対しモノラル処理且つハイカット処理を行う。
ステップ5とステップ6で、前記角速度が下限値(IF−16kHz)/サンプリング周波数)以上で、上限値(IF+16kHz)/サンプリング周波数)以下の場合、マルチパスノイズが発生していないと判定し、ステップ7でマルチパスノイズ検出フラグ「2」を出力(0.5レベル以下でマルチパスノイズ非検出)し、ステップ8でSP手段11を制御し、ステレオセパレーションを低下させる処理(以下「SP処理」という)を行う。この場合、実質上モノラルとなる。
ステップ4において、IF信号の信号レベルが0.5レベルより大きい値の場合、ステップ11でIF信号の信号レベルが前記最大信号レベル×0.8(以下「0.8レベル」という)以下か否かを判定する。
ステップ11において、IF信号の信号レベルが0.8レベル以下の値の場合、
ステップ12とステップ13で、前記角速度がステレオFM変調の周波数に関する上限値(IF+56kHz)/サンプリング周波数)を超えているか否か、下限値(IF−56kHz)/サンプリング周波数)を下回っているか否かを判断し、角速度が上限値(IF+56kHz)/サンプリング周波数)を越えているか、下限値(IF−56kHz)/サンプリング周波数)を下回っている場合、マルチパスノイズが発生していると判定し、ステップ16でマルチパスノイズの検出を示す信号であるマルチパスノイズ検出フラグ「2」を出力(0.5レベルより大きく0.8レベル以下でノイズ検出)し、ステップ17でSP処理を行う。
ステップ12とステップ13で、角速度が下限値(IF−75kHz)/サンプリング周波数)以上且つ上限値(IF+75kHz)/サンプリング周波数)以下の場合、マルチパスノイズが発生していないと判定し、ステップ14でマルチパスノイズ検出フラグ「0」を出力(0.5レベル以上0.8レベル以下ノイズ非検出)し、ステップ15でSP処理を行う。
ステップ11において、IF信号の信号レベルが0.8レベルより大きい値の場合、
ステップ18とステップ19で、角速度がFM変調の周波数に関する上限値(IF+75kHz)/サンプリング周波数)を超えているか否か、下限値(IF−75kHz)/サンプリング周波数)を下回っているか否かを判断し、角速度が上限値(IF+75kHz)/サンプリング周波数)を越えているか、下限値(IF−75kHz)/サンプリング周波数)を下回っている場合、マルチパスノイズが発生していると判定し、ステップ21でマルチパスノイズの検出を示す信号であるマルチパスノイズ検出フラグ「1」を出力(0.8レベルより大きくノイズ検出)し、ステップ22でSP処理を行う。
ステップ18とステップ19で、角速度が下限値(IF−75kHz)/サンプリング周波数)以上で、上限値(IF+75kHz)/サンプリング周波数)以下の場合、マルチパスノイズが発生していないと判定し、ステップ20でマルチパスノイズ検出フラグ「0」を出力(0.8レベル以上ノイズ非検出)し、FM検波信号を本来のステレオ状態とする。なお、以上のSP処理ではSメータの出力レベルにより分離度が制御される。
以上の処理におけるマルチパスノイズ検出結果による雑音除去手段4jに対する制御としては、例えば、FM検波信号からマルチパス部分の出力を抑圧し、その期間はマルチパスノイズが検出される直前の信号を補間する処理を行い、また、雑音処理手段15に対する制御として、例えば、マルチパスノイズ検出フラグの値1、2、3に応じた帯域制限の処理を制御する。帯域制限のより具体的な処理は以下のとおりである。
マルチパスノイズ検出フラグ1の場合、0〜75kHzを通過帯域とするローパスフィルタで帯域制限を行う。
マルチパスノイズ検出フラグ2の場合、0〜56kHzを通過帯域とするローパスフィルタで帯域制限を行う。
マルチパスノイズ検出フラグ3の場合、0〜16kHzを通過帯域とするローパスフィルタで帯域制限を行う。
なお、マルチパスノイズ検出フラグ0の場合は、上記帯域制限を行わない。
図6は、マルチパスノイズ検出フラグによるFM復調信号の処理内容を示す図である。IF信号レベルが0.8レベル以上と充分に高い信号レベルにあるときは、FM変調における±75kHzの最大周波数偏移により閾値を決定し、マルチパスノイズ検出フラグ0のときステレオ、マルチパスノイズ検出フラグ1のときSP処理を行う。IF信号レベルが0.5レベルより大きく、0.8レベル以下の場合は、ステレオ信号の場合の±56kHzの最大周波数偏移により閾値を決定し、マルチパスノイズ検出フラグ1、2のときステレオ、且つSP処理を行う。IF信号レベルが0.5レベル以下の場合は、モノラル信号の場合の±16kHzの最大周波数偏移により閾値を決定し、マルチパスノイズ検出フラグ2のときSP処理を行い、マルチパスノイズ検出フラグ1のときHC処理を行う。
第2の実施の形態のマルチパスノイズの検出においては、FM検波の過程でサンプリング時間単位で角速度が正常動作時の上限値及び下限値の範囲内の値か否かを判断し、前記範囲から外れた場合にのみマルチパスノイズの発生として検出することを基本とし、FM受信信号の正常動作の範囲である上限値及び下限値に関する閾値として(中間周波数±最大周波数偏移)/サンプリング周波数を使用し、更に、IF信号の信号レベルに応じて(中間周波数±最大周波数偏移)/サンプリング周波数の値を切り替えることを特徴とする。具体的には、ノイズ検出の閾値をIF信号の信号レベルにより切り替えてノイズ検出の条件を変更し、例えば、FM復調におけるFM検波信号のフィルタリング、ステレオセパレーレーション制御及びハイカット制御に利用する。ここで、前記閾値は最大周波数偏移をFM変調における±75kHz、ステレオ信号の場合の±56kHz及びモノラル信号の場合の±16kHzに変更することにより切り替える。
第2の実施の形態のマルチパスノイズの検出方法及び検出装置は、前述するノイズ処理(除去)やステレオセパレーレーション制御及びハイカット制御等の外にマルチパスノイズの発生の表示、計測等、各種の利用方法が考えられる。
以上のように本発明によれば、マルチパスノイズの検出に関し、FM受信装置のIF信号をサンプリングするA/Dコンバータと、サンプリングしたIF信号から瞬間角速度を求めてFM検波処理する機能を有し、サンプリング速度単位で得られた角速度からFM検波処理中にマルチパスノイズの検出を行い、また、サンプリング速度単位で得られた角速度に対して、閾値を設け、閾値と比較することでマルチパスノイズ検出を行い、前記サンプリング速度単位で得られた角速度に対して、複数の閾値を設け、状況に応じて比較に使用する閾値を変更して、マルチパスノイズ検出を行うことを特徴とする。
本発明の第1の実施の形態を示す図である。 Tan−1型検波手法のFM検波の原理を示す図である。 第1の実施の形態のマルチパスノイズ検出の処理フローチャートを示す図である。 第2の実施の形態の構成を示す図である。 第2の実施の形態のマルチパスノイズ検出の処理フローチャートを示す図である。 第2の実施の形態のマルチパスノイズ検出とFM復調信号の処理を示す図である。 マルチパスノイズ発生時のIF信号の例を示す図である。 マルチパスノイズ発生時のFM復調出力の例を示す図である。 FM復調出力をFFT処理した結果(周波数特性)を示す図であり 特許文献1に記載されたFM受信機のマルチパスノイズ検出装置(第1の従来技術)を示す図である。 特許文献2に記載されたインパルス性ノイズの検出装置(第2の従来技術)を示す図である。
符号の説明
1 アンテナ
2 受信機のフロントエンド
3 IF増幅手段
3a IF出力
3b Sメータ出力
4 FM検波手段
4a I/Q信号分離手段
4b Tan−1値算出手段
4c 角速度算出手段
4d、4h 比較手段
4e、4i 閾値手段
4f、4j 雑音除去手段
4k オフセット除去手段
4j 雑音除去手段
7 ステレオ復調手段
8 低周波増幅手段
9、10 スピーカー
11、13 ステレオセパレーション制御手段(SP手段)
12、14 ハイカット制御手段(HC手段)
15 雑音処理手段

Claims (8)

  1. IF信号を複素数化するステップと、複素数化したIF信号からシステムのサンプリング時間単位でTan−1値を算出することにより瞬間角速度を求めるステップと、サンプリング時間単位の瞬間角速度からサンプリング時間単位の位相変化分である角速度を求めるステップと、サンプリング時間単位の角速度と所定の閾値とを比較するステップとを含み、前記閾値の範囲を越えるサンプリング時間単位の角速度をマルチパスノイズとして検出することを特徴とするマルチパスノイズ検出方法。
  2. 前記閾値は、上限値及び下限値からなることを特徴とする請求項1記載のマルチパスノイズ検出方法。
  3. 前記上限値及び下限値は、(IF信号の中心周波数±FM変調の最大周波数偏移)/サンプリング周波数であり、前記角速度が(IF信号の中心周波数−FM変調の最大周波数偏移)/サンプリング周波数より小さいか、又は(IF信号の中心周波数+FM変調の最大周波数偏移)/サンプリング周波数より大きい場合に、マルチパスノイズとして検出することを特徴とする請求項2記載のマルチパスノイズ検出方法。
  4. 前記閾値は、複数の上限値及び下限値でなり、IF信号の信号レベルに応じて切り替えることを特徴とする請求項2又は3記載のマルチパスノイズ検出方法。
  5. IF信号を複素数化するI/Q分離手段と、複素数化したIF信号からシステムのサンプリング時間単位でTan−1値である瞬間角速度を算出するTan−1値算出手段と、サンプリング時間単位の瞬間角速度からサンプリング時間単位の位相変化分である角速度を求める角速度算出手段と、角速度算出手段で求めたサンプリング時間単位の角速度と所定の閾値とを比較する比較手段と、を備え、前記閾値の範囲を越える角速度をマルチパスノイズとして検出することを特徴とするマルチパスノイズ検出装置。
  6. 前記閾値は、上限値及び下限値からなることを特徴とする請求項5記載のマルチパスノイズ検出装置。
  7. 前記閾値の上限値及び下限値は、(IF信号の中心周波数±FM変調の最大周波数偏移)/サンプリング周波数であり、前記角速度が(IF信号の中心周波数−FM変調の最大周波数偏移)/サンプリング周波数より小さいか、又は(IF信号の中心周波数+FM変調の最大周波数偏移)/サンプリング周波数より大きい値の場合に、マルチパスノイズとして検出するステップを含むことを特徴とする請求項6記載のマルチパスノイズ検出装置。
  8. 前記閾値は複数の閾値でなり、IF信号の信号レベルに応じて切り替えることを特徴とする請求項6又は7記載のマルチパスノイズ検出装置。
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