JP3836875B2 - 装着用クリップ - Google Patents

Description

発明の背景技術
発明の属する技術分野
本発明は装着用クリップ、さらに特定すれば自動車用アクセサリ部品を自動車構造体に装着するための装着用クリップに関する。
関連する従来技術の説明
現在の自動車の乗客室では天井内張りが乗客室のルーフ部金属板に装着されている。典型的な天井内張りは装飾的表面を一緒に成形するか外部装飾層でカバーされた発泡材の薄層で出来ている。天井内張りは、天井内張りとルーフ金属板と双方に整合されたスロットを貫通するクリップで車両のルーフに装着されている。天井内張りをルーフに装着するクリップは又自動車用アクセサリを車両に装着するためにも通常使われている。これらアクセサリには例えば、引き手用グリップ、ハンガー用フック、照明灯アセンブリ（組立体）、鏡アセンブリ、サンバイザ（日よけ）、サンバイザ装着部等がある。
１９９４年５月２４日発行の米国特許第５，３１４，２２７号ではサンバイザを車両ルーフに装着するためのロック用ベゼルと組合わせたクリップが図解されている。クリップは下外方に延びる２本の相対するアームを備えるボデイを有しており、各アームは、クリップがルーフ部金属板ブラケットの開口部に挿入された時、ルーフ部金属板ブラケットの上面の背後にロック用フランジが座るようになっている。ロック用ベゼルの２つのロック用舌部は前記ボデイと前記アームの間に延びて、アーム開口部内にスナップ式にはまっており、ベゼルを最初に取り除かないとクリップが取り除けぬように、アームの内側への曲がりを限定している。ロック用舌部がアームと接していることを除くと、同様なクリップとベゼルの組み合わせが１９９２年１月２１日発行の米国特許第５，０８２，３２３号にも示されている。
１９９２年１月２１日発行の米国特許第５，０８２，３２２号ではサンバイザを車両ルーフ部に装着するクリップが開示されている。このサンバイザには上乗せ成形されたトルク調整部（a molded-on torque fitting）があり、部品はばねクリップを有し、ばねクリップの３角形のフランジの縁が、車両ルーフ上のヘッダソケット内の棚部上にスナップ式にはまり、ロック作用をする。ベゼルは上乗せ成形されたトルク調整部にはめ込まれ、ばねクリップが除去されぬようにばねクリップへ近づきにくくしている。ロック用フランジは無いが同様なクリップが１９８７年１１月２４日発行の米国特許第４，７０８，８９５号、１９８５年５月２１日発行の第４，５１７，７１１号、１９８８年８月２３日発行の第４，７６５，０３６号で示されている。
１９８６年２月１１日発行の米国特許第４，５６９，５５２号には車両ルーフ部へサンバイザを装着するクリップが開示されている。クリップはサンバイザのひじ部を囲むトルク調整部とその上に配置されたばねクリップを有する。バネクリップは２本の相対するばねアームを有し、開口部にトルク調整部を挿入すると開口部に隣接する金属板ブラケット上面の背後にばねアームが据え付けられる方式である。
発明の簡単な概要
本発明はアクセサリを支持構造体に装着するのに好適な装着用クリップアセンブリに関する。装着用クリップアセンブリは、１つの終端で弾性的に接合されて頂点を形成する第１及び第２脚部を備えるクリップを有する。脚部は頂点から分岐し、他端において両脚部間に隙間を形成している。脚部の１つは自由端を有し、他の１つはアクセサリーをマウントするようになされている。各脚部にはリップがあり、リップは支持構造体内の開口部を通過し、支持造体の上面上に座してクリップを支持構造体にロックするように適合されている。更に装着用クリップアセンブリはカバーと少なくとも１つの直立する突起を有するベゼルを有しており、突起は前記脚部間の隙間内へ延在するようになっている。突起は両脚部が互いに向かって変移し、クリップが支持構造体から不用意に取り外されるのを防止している。
好ましくは脚部の１つは内部に底面のあるスロットを有するのが良い。ベゼルはロック用指状突起を有しており、指状突起はカバーから上方に突出し、横方向で前記脚部スロット底面の背後に突出するロック用タブを有している。指状突起は弾性があり、前記タブと指状突起がクリップの隙間に挿入される時に撓むわけである。前記スロット底面と係合するためにロック用指状突起上には傾斜した平面部が形成出来るので、クリップからベゼルを引き離すことによりベゼルはクリップから除去出来る。
本発明の１つの実施例では装着用クリップは第１及び第２脚部の側面から下外方に突出する少なくとも１つの弾性のある保持用指状突起を有する。保持用指状突起はクリップを天井内張りに装着するよう適応されている。好ましくは指状突起は脚部の頂点に装着されるのが良い。装着用クリップはアクセサリに一体にモールドされるかリベットのような機械的コネクタで結合される。
本発明の１つの実施例では装着用クリップアセンブリはアクセサリを開口部のある天井内張りへ装着するよう適合されている。装着用クリップアセンブリは第一及び第２脚部を備える装着用クリップを有し、両脚部はアクセサリを装着するよう適合されている。クリップを天井用内張りに装着するために、少なくとも１つの弾性のある保持用指状突起が脚部から下外方に突出しておりクリップを天井用内張りの開口部に挿入するとクリップを天井用内張りに装着するために保持用指状突起は天井用内張りの上面に接するよう適応されている。脚部の異なる側には１つ以上の弾性指状突起を配備することが出来る。
さらに本発明のもう１つの実施例ではベゼルはアクセサリと一体にモールド出来て、ベゼルは装着用クリップにアクセスするための開口部を決定することになる。ベゼルにはカバーが一体蝶番で装着されている。カバーはカバーをベゼルにロックするため少なくとも１つのスナップ用タブを付けることが出来る。
【図面の簡単な説明】
図１は、ハンドル取っ手に装着された本発明による装着用クリップアセンブリの斜視図と車両の天井用内張りとルーフの部分図である。
図２は、車両の天井用内張り及びルーフ部金属板ブラケットに装着された図１の装着用クリップアセンブリの部分断面図である。
図３は、車両の天井内張りに組み付けられた図１の装着用クリップアセンブリの端面図である。
図４は、車両のルーフ及び天井用内張りに装着して示された第２の実施例の装着用クリップアセンブリの組立状態の図２と同様な断面図である。
図５は、本発明による第３の実施例の装着用クリップアセンブリの斜視図である。
図６は、図５の装着用クリップアセンブリの側面図である。
好ましい実施例の説明
図面を参照すると図１は本発明による装着用クリップアセンブリ１０を図解している。図解の目的のために装着用クリップアセンブリ１０は車両用アクセサリを車両に装着する状況で示されている。しかし装着用クリップアセンブリ１０は自動車にアクセサリを装着するため以外の種々の応用に使用出来る。
装着用クリップアセンブリ１０はハンドル取っ手１６のような車両アクセサリをルーフ部金属板ブラケットに装着するよう示されている。装着用クリップアセンブリ１０はロック用ベゼル１４及び組み合わされる装着用クリップ１２を有している。ベゼルは車両ルーフから装着用クリップ１２が不用意に外れるのを防止する。車両天井用内張りは屋根用金属板ブラケット１８に対して配置されている。ハンドル取っ手１６へ適用する場合は装着用クリップ１２はハンドル１６取っ手の終端に取り付けられる。ハンドル取っ手１６をルーフ部金属板ブラケット１８に装着するために装着用クリップ１２は天井用内張り２０とブラケット１８の各々の整合された開口部２２、２４に挿入されるが、整合された開口部からクリップが直接外れないような形状にクリップ１２は作られており、これによりハンドル取っ手１６をルーフ部金属板ブラケット１８に固定している。
装着用クリップ１２は実質的にＶ字型をしており、第１の脚部３０と第２の脚部３２を有し、両脚部は頂点３４で対面している。第１の脚部３０はハンドル取っ手１６から頂点３４へ延在し、リップ部３５を有するが、リップ部は取っ手ハンドル１６がブラケット１８に装着される時にブラケット１８の上面の背後にスナップ式にはまる。第２の脚部３２は、第１の脚部３０と同様に実質的に第１の脚部の長さだけ延びる中央に配置されたスロットを有する。第１の脚部３０と同様に第２の脚部３２もリップ３８を有し、リップはハンドル取っ手がブラケット１８に装着された時、屋根金属板ブラケット１８の上面の背後にスナップ式にはまり、着座する。リップ３８はスロット３６のために不連続であるよう示されている。スロット３６の長さによりリップ３８は不連続であっても不連続でなくても良い。脚部３０及び３２は好ましくは双方共に弾性を有し、それにより脚部がブラケット開口部に挿入された時に脚部が頂点３４を中心に互いに向かって撓むことが出来て、開口部に対し弾性力を及ぼし、リップ３５、３８がブラケット１８の上面に確実に座り、天井用内張りを挟んでクリップ１２をブラケット１８にロックすることが出来るからである。
１対の保持用指状突起４４、４６は頂点３４で脚部３０及び３２の側面から下外方に延在する。保持用指状突起４４、４６は特に脚部３０及び３２に比較すると特に比較的薄肉である。好ましくは保持用指状突起４４、４６は頂点３４からリップ３５又は３８までの距離よりも長い方が良いが、そうすればクリップ１２が屋根ブラケット開口部２４内に挿入された後に保持用フインガーが脚部３０及び３２に対し保持されるためである。保持用指状突起４４及び４６は弾性を有しており、通常脚部３０及び３２に対し外方に９０度までの鋭角に傾けてある。又、好ましくはクリップ１２は保持用指状突起４４及び４６を含めて弾性のあるプラスチック材で一体にインジェクションモールドするのが良い。代わりにクリップをばね鋼のような弾性金属から成形することも出来る。
ロック用ベゼルは装飾用カバー５０を有するが、カバーはロック用ベゼル１４が装着用クリップに固定された時外見から装着用クリップ１２を隠す働きをする。図解されているように、装飾用カバー５０はハンドル取っ手１６の外形に合致する形状を有する。しかし、装飾用カバー５０は特定の応用に応じてどんな形状を取っても良い。１対の間隔をへだてられたロック用突起５２が装飾用カバー５０の内面から延びている。ロック用突起５２は、脚部３０、３２が相互に内側へ撓まぬように脚部３０、３２間に嵌合する寸法にしてある。２ケのロック用突起の代わりに１ケのロック用突起を使用することも出来る。
弾性のあるロック用指状突起が間隔をへだてられたロック用突起５２の間に配置され、カバー５０の内面から上方に延びており、その外端にロック用タブ５６を有している。ロック用指状突起は、内側に撓み、第２脚部３２のスロット３６内に受け入れられるような寸法にしてある。ロック用タブ５６には平面部５８が形成されており、クリップスロット３６の下面上に座している。平面部は、カバー５０を充分な力で引くことによりロック用指状突起５４がスロット３６から離れるように角度を持たせてある。このようにして指状突起５４はロック用ベゼル１４を装着用クリップ１２に対しロック関係に保持している。
図１及び図２を参照すると、最初に装着用クリップ１２を天井用内張り開口部２２及びルーフブラケット開口部２４に挿入することによりハンドル取っ手１６はルーフ部金属板ブラケット１８（又は車両レール金属板）に装着される。装着用クリップ１２が挿入されると第２脚部３２は第１脚部に関して内側へ撓む。第１脚部３０は第２脚部３２と同様に弾性のある材料で作られているが、第１脚部の方が頂点３４よりも厚いので第２の脚部よりも剛性が高くなる。
保持用指状突起４４、４６は天井用内張りを車両に組み付ける前にクリップ１２（及び取っ手ハンドル１６）を天井用内張りに組み付けるために使用される。このようにして天井用内張りが車両に配置される前に種々のアクセサリを天井用内張りへ組み付けることが出来る。クリップ１２が天井用内張り２０の開口部２２に挿入されると、図２に図解されるように保持用指状突起４４、４６は天井用内張り２０の背後に跳ね広がる。保持用指状突起４４、４６は比較的に軽いので出荷や組立中に天井用内張り２０を傷つけることは無い。天井用内張り２０が車両内に配置されると、既に開口部２４に挿入されるように天井用内張り内で正確に位置決めされているクリップ１２は開口部２４内へ適所に押し入れられる。
例えば図３を参照すると、図１のハンドル取っ手１６が、天井用内張り２０やルーフ部金属板ブラケット１８と組立られる前に天井用内張り２０に装着されるように図解されている。予備組立状態で装着用クリップ１２は天井用内張り２０の天井用内張り開口部２２に充分な長さだけ挿入されるので、保持用指状突起４４及び４６は固有の弾性で外方に偏倚され、天井用内張り２０の上面に接し、装着用クリップの第１脚部３０及び第２脚部３２に頼らずに取っ手ハンドル１６を天井用内張りに固定する。この方法でハンドル取っ手１６のような車両アクセサリは車両の天井用内張りに装着されるので、天井用内張りとその車両アクセサリは単１ユニットとして出荷され、据え付けされる。
一旦リップ３４及び３８がルーフ部金属板ブラケット１８を乗り越えて挿入されると、第１脚部３０及び第２脚部３２は固有の弾性によって外方へ付勢し、ルーフブラケット開口部２４に近接するルーフ部金属板ブラケット上にリップ３４及び３６を配置する。この位置でリップ３４、３６は装着用クリップ１２をブラケットにロックする。装着用クリップ１２を取り外すためには、ルーフブラケット開口部２４の枠内ヘリップ３４、３６を集めるように脚部３０、３２を一緒に絞り込むことが出来る。
装着用クリップ１２の不注意や正規外の取り外しを防止するためにロック用ベゼル１４が装着用クリップ１２にはめ込まれる。ロック用突起５２は第１脚部３０及び第２脚部３２が一緒に絞り込まれるのを防止する一方、同時にカバー５０は第１脚部３０及び第２脚部３２が見えなくするよう隠す機能を果たしている。ロック用ベゼル１４を装着するためには、ロック用ベゼル１４の向きは、突起５２が第１脚部３０及び第２脚部３２の間に配置され、ロック用指状突起５４が装着用クリップ１２のスロット３６と整合するように向けられる。次いでロック用ベゼル１４は上方に加圧され、ロック用指状突起５４とロック用タブ５６がスロット３６内へ挿入される。ロック用ベゼルが上方へ動かされるとロック用突起５２は第１及び第２脚部３０、３２に接し、第２脚部３２の脚部３０に関しての内向きの運動は防止される。ロック用タブ平面５８がスロット３６の下面と接してベゼルがクリップ１２とロック関係を保持するようロック用指状突起５４とタブ５６はスロット３６内に完全に受け入れられる。
図４を参照すると、本発明による装着用クリップアセンブリの第２の実施例が図解されている。装着用クリップアセンブリの第２の実施例は自動車の乗客室の同様な状況で図解されている。クリップがハンドル取っ手に一体モールドされる代わりに機械的に固定されていることを除けば、第２の実施例は第１の実施例と同様である。同様な部品を示すには同様な数字が使用されている。
第２の実施例では第１脚部３０が第１脚部に実質的に直角に延びる基底部７０を有することを除けば、装着用クリップアセンブリ１０は実質的に第１の実施例と同じである。
ハンドル取っ手１６は、内部にモールドされてハンドル取っ手１６終端から延びる金属薄板７２を有し、ハンドル取っ手１６がモールド延長部７４を有することを除けば第１の実施例と同様である。金属薄板７２はモールド延長部７４上に重なっている。基底部７０を金属薄板７２に対峙させ、締め具７６をハンドル取っ手延長部７４及び基底部７０に貫通させることにより装着用クリップ１２はハンドル取っ手１６に固定される。一旦クリップ１２がハンドル１６に固定されると、クリップは第１の実施例で説明したと同じ方法で据え付けられる。
第５図及び第６図を参照すると、装着用クリップアセンブリ１１０はハンドル取っ手１１６に関連して図解されている。しかしながら、装着用クリップアセンブリ１１０は種々のアクセサリをルーフ部金属板ブラケット及び図１−図４で前に図解した型の車両天井用内張りに装着するために使用されることは理解される。
装着用クリップアセンブリ１１０はハンドル取っ手１１６と一体モールドされた装着用クリップ１１２を有している。前述したハンドル取っ手とは異なり、ハンドル取っ手１１６は周辺フランジ１２４内に開口部１１８を形成する一体モールドベゼル１１４を有している。カバー１２０は一体蝶番１２２によりベゼル１１４の部分に連結されており、カバーは開口部１１８を実質的に塞ぐ第１の位置とカバー１２０が開口部１１８から変位する第２の位置の間を回動することが出来る。
装着用クリップ１１２は実質的にＶ字型で、頂点１３４で対応する第１脚部１３０及び第２脚部１３２を有する。第１脚部はハンドル取っ手１１６から頂点１３４へ延在すると共に溝１３５を有するが、溝はハンドル取っ手１１６が前記ブラケットに装着される時にルーフ部金属板ブラケットの上面の背後にスナップ式にはまる。第２脚部１３２はリップ１３８を有するがリップは、ハンドル取っ手がブラケットに装着される時にルーフ部金属板ブラケットの上面にスナップ式にはまりその背後に落ち着く。
カバー１２０は中央部に位置するロック用突起１５２を有する。カバーが第１の位置へ動かされた時に突起１５２が第１脚部１３０と第２脚部１３２間に配置され両脚部が相互の方向への相対運動するのを防止するために、好ましくはロック用突起はカバー１２０上に配置されるのが良い。カバー１２０は又カバーの周辺に配置された弾性のあるばね式タブ１５４を有する。ばね式タブは断面が３角形で、カバーが第１の位置にある時にカバーの周辺を越えて延在し周辺フランジ１２４の背後にスナップ式に嵌合してカバー１２０をベゼル１１４にロックする。
装着用クリップアセンブリ１１０及びこれと組み合わされるアクセサリ、ハンドル取っ手１１６は第１及び第２の実施例に関連して前述したとほぼ同様な車両に装着される。特定的には、開口部を形成するルーフ部金属板ブラケットの縁片が第１脚部の溝１３５内に受け入れられ、第２脚部のリップ１３８がルーフ部金属板ブラケットの上面に対し据え付けられる状態になるまで、装着用クリップ１１２はルーフ部金属板ブラケット内開口部に挿入される。この位置でクリップ１１２はルーフ部金属板ブラケットに固定される。しかしクリップ１３８がルーフ部金属板ブラケットの上面から外れるまで第２脚部を第１脚部方向に動かすことにより装着用クリップ１１２は取り外すことが出来る。このような動きを防止するためにカバー１２０は一体蝶番１２２の回りに回動され、ロック用突起１５２は第１及び第２脚部１３０、１３２の間に挿入される。前記ばね式タブが前記ベゼル１１４と関係位置ではまりカバーをベゼルに固定し前記開口部１１８を塞ぐ所までカバー１２０は脚部１３０、１３２に向かって押し込まれる。
本発明のＶ字型構造は唯１つのロック用突起を有するベゼルとロック可能な有利なクリップを提供している。１つのロック用突起はベゼルを配置すると共に両脚部の動きを防止する。Ｖ字型クリップと唯１つのロック用突起の組み合わせは従来技術に対し著しい簡素化であり相対的にコストを下げ、製造上の簡易化を提供する。
本発明の特定の実施例を示したが、特に前述の説明を参照して当業者により種々の変形が為されるかも知れないので本発明が前述のことに限定されないことは勿論理解されるべきである。可能な相当の変更や変形は、いづれも本発明の精神からは脱しておらず、本発明の前述の開示範囲内にあるものである。

Claims (25)

1. アクセサリを支持構造体に装着するように適合された装着用クリップアセンブリに於いて、該装着用クリップアセンブリが
   装着用クリップとベゼルを有し、
   該装着用クリップが第１脚部、第２脚部及び少なくとも１つの停止面を有し、
   第１脚部及び第２脚部は、一端で弾性的に接合されて頂点を画定しており、かつ両脚部の他端で両脚部間に隙間を形成するように前記頂点から分岐しており、
   第１脚部及び第２脚部のうちの一方は自由端部を有し、第１脚部及び第２脚部のうちの他方は前記アクセサリに装着され、
   第１脚部及び第２脚部の各々は該脚部の長さの中間にリップ部を有しており、第１脚部及び第２脚部を互いに向かって弾性的に撓ませて、該リップ部を前記支持構造体の開口部に通して前記支持構造体の上面上に着座させることにより該支持構造体上に前記クリップを保持するように該リップは構成されており、
   少なくとも１つの停止面は前記他方の脚部のリップ部と前記アクセサリとの間にあって、前記第１脚部及び第２脚部が前記開口部に挿入された際に前記装着用クリップの脚部が支持構造体開口部内へ動くことを防止するため前記支持構造体の下面に当接するように適合されており、
   該ベゼルはカバーと少なくとも１つの直立する突起を有し、該突起は前記両脚部が互いに向かって動くことを防止することにより前記クリップが前記支持構造体開口部から不注意で取り外されることを防止するために前記第１脚部および第２脚部の間の隙間内へ延在するように適合されている、
   ことを特徴とする装着用クリップアセンブリ。
2. 請求項１記載の装着用クリップアセンブリに於いて、前記第１及び第２脚部の１つが底面のあるスロットを有し、前記ベゼルは、前記カバーから上方に突出しかつロック用タブを備える、前記直立する突起とは別のロック用指状突起を有しており、該タブは、前記脚部スロットの底面の背後の横方向へ突出することを特徴とする装着用クリップアセンブリ。
3. 請求項２記載の装着用クリップアセンブリに於いて、前記直立する突起及び前記ロック用指状突起が前記第１脚部および第２脚部の間の隙間に挿入された時に前記ロック用指状突起は弾性があり撓むことを特徴とする装着用クリップアセンブリ。
4. 請求項３記載の装着用クリップアセンブリに於いて、前記ベゼルを前記クリップから引き離す際に、該クリップから該ベゼルの取り外しを容易にするため前記ロック用指状突起が前記スロット底面と係合する傾斜した平面部を有することを特徴とする装着用クリップアセンブリ。
5. 請求項１記載の装着用クリップアセンブリに於いて、前記クリップは、前記第１及び第２脚部の側面から横にかつ下外方に突出し、前記クリップを天井用内張りに装着するように適合された少なくとも１つの弾性のある保持用指状突起を有することを特徴とする装着用クリップアセンブリ。
6. 請求項５記載の装着用クリップアセンブリに於いて、２つの保持用指状突起が前記第１及び第２脚部の側面の各々に１つづつあることを特徴とする装着用クリップアセンブリ。
7. 請求項６記載の装着用クリップアセンブリに於いて、前記弾性のある保持用指状突起は前記脚部の頂点付近に装着されていることを特徴とする装着用クリップアセンブリ。
8. 請求項１記載の装着用クリップアセンブリに於いて、前記クリップはアクセサリと１部品となるよう一体成形されていることを特徴とする装着用クリップアセンブリ。
9. 請求項１記載の装着用クリップアセンブリに於いて、前記クリップはアクセサリと機械的コネクタで結合されていることを特徴とする装着用クリップアセンブリ。
10. 請求項９記載の装着用クリップアセンブリに於いて、前記機械的コネクタがリベットであることを特徴とする装着用クリップアセンブリ。
11. 請求項１記載の装着用クリップアセンブリに於いて、前記ベゼルはアクセサリと一体成形されており、周辺フランジ内に前記装着用クリップへアクセスするための開口部を規定していることを特徴とする装着用クリップアセンブリ。
12. 請求項１１記載の装着用クリップアセンブリに於いて、該装着用クリップアセンブリが、前記開口部を閉じる第１の位置と該開口部から変位する第２の位置の間を該カバーを動かすための、前記カバーを前記ベゼルの周辺フランジに装着する一体蝶番を有することを特徴とする装着用クリップアセンブリ。
13. 請求項１２記載の装着用クリップアセンブリに於いて、前記カバーは、該カバーを前記ベゼルにロックするよう該周辺フランジの背後にはまるための少なくとも１つのタブを該カバー周辺に有することを特徴とする装着用クリップアセンブリ。
14. アクセサリ装着具に於いて、該アクセサリ装着具が
    上、下面及び少なくとも１つの開口部を有する支持構造体、アクセサリ、装着用クリップ及びベゼルを有し、
    前記開口部は前記支持構造体を貫通して延在しており、
    前記装着用クリップは第１及び第２脚部と少なくとも１つの停止面を有し、
    第１及び第２脚部は一端で弾性的に接合されて頂点を画定しており、かつ両脚部の他端で両脚部間に隙間を形成するように前記頂点から分岐されており、
    第１及び第２脚部のうちの一方は自由端部を有し、第１及び第２脚部の他方はアクセサリに装着されており、
    第１及び第２脚部の各々は、第１及び第２脚部の少なくとも１つが弾性的に撓んだ際に前記支持構造体開口部を貫通するように適合されたリップを該脚部の長さの中間に有しており、各リップは該支持構造体上面上に着座して該クリップを前記支持構造体開口部内に保持し、
    少なくとも１つの停止面は前記他方の脚部のリップと前記アクセサリの間にあって、該装着クリップの脚部の前記支持構造体開口部内への更なる動きを防止するよう該支持構造体の下面に当接しており、
    前記ベゼルはカバーと少なくとも１つの直立する突起を有し、該突起は前記第１及び第２脚部の間の隙間内に延在して前記両脚部が互いに向かって動くことを防止し、前記クリップが前記支持構造体から不注意で取り外されることが防止される、
    ことを特徴とするアクセサリ装着具。
15. 請求項１４記載のアクセサリ装着具に於いて、前記第１及び第２脚部の１つが底面のあるスロットを有し、前記ベゼルが、前記直立する突起とは別な、前記カバーから上方に突出するロック用指状突起を有し、該ロック用指状突起は、前記脚部のスロットの底面の背後で横方向に突出するロック用タブを備えることを特徴とするアクセサリ装着具。
16. 請求項１５記載のアクセサリ装着具に於いて、前記直立する突起及び前記ロック用指状突起が前記クリップの前記隙間に挿入された時に、前記ロック用指状突起が弾性があり撓むことを特徴とするアクセサリ装着具。
17. 請求項１６記載のアクセサリ装着具に於いて、前記ベゼルを前記クリップから引き離す際に、該クリップから前記ベゼルの取り外しを容易にするため前記ロック用指状突起が傾斜した平面部を有することを特徴とするアクセサリ装着具。
18. 請求項１４記載のアクセサリ装着具に於いて、前記クリップは少なくとも１つの比較的薄い保持用指状突起を有し、該保持用指状突起は第１及び第２脚部の側面から下方に延在しており、第１及び第２脚部の少なくとも１つに対して支持構造体により保持され、該支持構造体が無いときは前記クリップを天井用内張りに装着するために前記第１及び第２脚部から横外方に跳ね返るよう適合されていることを特徴とするアクセサリ装着具。
19. 請求項１８記載のアクセサリ装着具に於いて、２つの保持用指状突起が前記第１及び第２脚部の側面の各々に１つづつ配置されていることを特徴とするアクセサリ装着具。
20. 請求項１９記載のアクセサリ装着具に於いて、前記弾性のある保持用指状突起が前記脚部の頂点付近に装着されていることを特徴とするアクセサリ装着具。
21. 開口部のある天井用内張りにアクセサリを装着するよう適合された装着用クリップアセンブリに於いて、該装着用クリップアセンブリは第１及び第２脚部と第１の弾性のある保持用指状突起を有する装着用クリップを有し、
    該第１及び第２脚部は一端で弾性的に接合されて頂点を画成しており、該両脚部は両脚部の他端で両脚部間に隙間を形成するように前記頂点から下方に鋭角で分岐しており、
    前記脚部の各々は他方の脚部と面する第１の部分と、前記他方の脚部と反対側に面している第２の部分と、該第１及び第２の部分に接続する第３の部分と、該第１、第２の部分に接続し該第３の部分と反対側の第４の部分とを有し、
    第１及び第２脚部の少なくとも１つは、前記少なくとも１つの脚部が撓むと支持構造体開口部を通して、支持構造体上面上に着座して該装着クリップを該支持構造体開口部内に保持するよう適合されたリップ部を有し、
    前記第１の弾性のある保持用指状突起は、前記脚部の厚さに比較して比較的薄肉であり、かつ、該頂点付近及び前記第１及び第２脚部の少なくとも一方の第３の部分の上方の部分から横下方にその自由端が突き出ており、該クリップを該天井用内張り開口部に挿入する際、前記第１及び第２脚部が前記天井用内張り開口部を通して挿入される時は該第１の弾性のある保持用指状突起は前記少なくとも１つの脚部の第３の部分に近接して内側に撓み、該第１の弾性のある指状突起が天井用内張りの開口部を通過すると該天井用内張りの背後で外方に跳ね出て、該保持用指状突起の自由端が開口部から離間して天井用内張りの上面に当接し、それにより該クリップを天井用内張りに装着する、
    ことを特徴とする装着用クリップアセンブリ。
22. 請求項２１記載の装着用クリップアセンブリに於いて、該装着用クリップが第２の弾性のある保持用指状突起を有し、該第２の弾性のある保持用指状突起は前記脚部の厚さに比し比較的薄肉で前記第１の弾性のある保持用指状突起とほぼ同じ長さを有し、かつ前記第１及び第２脚部の少なくとも１つの前記第４の部分の上方の部分から横下方にその自由端が突き出ており、該自由端は該天井用内張り開口部から離間して天井用内張りの上面に当接し、該装着クリップを天井用内張りに更に保持するよう適合されていることを特徴とする装着用クリップアセンブリ。
23. 請求項２２記載の装着用クリップアセンブリに於いて、第１及び第２の弾性のある保持用指状突起が第１及び第２脚部の頂点の対向する側面から延在することを特徴とする装着用クリップ。
24. 天井用内張りとアクセサリのアセンブリに於いて、該アセンブリが天井用内張りとアクセサリとを有し、
    該天井用内張りは該天井用内張りを貫通する開口部を有し、
    該アクセサリは装着用クリップに装着されており、該装着用クリップは第１及び第２脚部と第１の弾性のある保持用指状突起を有しており、
    該第１及び第２脚部は、一端で弾性的に接合されて頂点を画成しており、両脚部の他端で両脚部間に隙間を形成するように前記頂点から鋭角で下方に分岐しており、
    第１及び第２脚部の各々は、他方の脚部と面する第１の部分と、前記他方の脚部とは反対の方へ面している第２の部分と、該第１の部分と該第２の部分とを接続する第３の部分と、該第１及び第２の部分と接続し該第３の部分と反対側の第４の部分とを有し、
    該第１及び第２脚部の少なくとも一方はリップ部を有し、前記少なくとも一方の脚部を撓ませ支持構造体の開口部に該リップ部を通して該支持構造体の上面上に着座させることにより該装着用クリップが該支持構造体内に保持されるように該リップ部は構成されており、
    前記第１の弾性のある保持用指状突起は前記脚部の厚さに比して比較的薄肉であり、かつ、該頂点付近及び該第１及び第２脚部の少なくとも一方の該第３の部分の上方の部分から横下方にその自由端が突き出るように構成されており、前記第１の弾性のある保持用指状突起の自由端が、前記天井用内張り開口部から離間して前記天井用内張りの上面に当接することにより該装着クリップを前記天井用内張りに保持して該装着クリップに装着されたアクセサリを前記天井用内張りに保持する、ことを特徴とする天井用内張りとアクセサリのアセンブリ。
25. 請求項２４記載の天井用内張りとアクセサリのアセンブリに於いて、該アセンブリが第２の弾性のある保持用指状突起を有し、該第２の弾性のある保持用指状突起は前記脚部の厚さに比較して比較的薄肉で前記第１の弾性のある保持用指状突起とほぼ同じ長さを有し、該第２の弾性のある保持用指状突起が前記第１及び第２脚部の少なくとも一方の前記第４の部分の上方の部分から横下方にその自由端が突き出ており、該第２の弾性のある保持用指状突起が更に、前記装着用クリップを該天井用内張り開口部内に保持するのを助けるために該天井用内張り開口部から離間して該天井用内張り上面に当接する、
    ことを特徴とする天井用内張りとアクセサリのアセンブリ。

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