JP3835288B2 - 高周波無線機用アンテナ装置、高周波無線機器およびウオッチ型無線機器 - Google Patents

高周波無線機用アンテナ装置、高周波無線機器およびウオッチ型無線機器 Download PDF

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Description

【0001】
発明の背景
本発明は、高周波無線機器に用いられる高周波無線機用アンテナ装置及びそれを用いた小型の高周波無線機器に関する。特にウオッチ型高周波無線機器のごとく、きわめて小型の高周波無線機器およびこれに用いられる高周波無線機用アンテナ装置に関する。
【0002】
従来、携帯電話などの高周波無線機器である携帯機器用のアンテナとして、ヘリカルダイポールアンテナが一般的に用いられている。
このヘリカルダイポールアンテナは、携帯機器のケースから引き出して使用したり、ケースに収めたまま用いるように構成されていた。
【0003】
また、特開平3−175826号公報に開示されているように、携帯機器のケース内にさらに他のアンテナを設けて、ヘリカルダイポールアンテナとダイバーシチを構成するものもある。このようなケース内に設けられる高周波無線機用アンテナとしては、逆Fアンテナが用いられていた。
また、2.4[GHz]帯カードタイプの薄形携帯機器には、セラミックを用いたチップアンテナが用いられていた。
【0004】
しかしながら、これらヘリカルダイポールアンテナはウオッチサイズの携帯機器など更に小型化の求められる機器に対してはサイズが大きい。したがって、単純に携帯機器のケース内に収めることが困難であった。
また、逆Fアンテナは、アンテナエレメントとグランド板(地板)とが一体となって形成されており配置上の自由度に乏しかった。この結果、逆Fアンテナとして小型化を困難にしていた。
【0005】
一方、セラミックのチップアンテナは、チップアンテナ自身は面実装可能である。しかしながら、周辺回路を含むアンテナ部品としては大きい。またチップアンテナは高価である。
【0006】
そこで、本発明の目的は、高周波無線機用アンテナを有する無線機において機器の小型化および感度向上を図ることができ、さらに静電気による破壊の防止を図ることが可能な高周波無線機用アンテナ装置、高周波無線機器およびウオッチ型無線機器を提供することにある。
【0007】
発明の開示
本発明の第1の態様は、回路基板上に形成された接地パターンおよび給電点に接続される高周波無線用アンテナ装置において、一端が接地パターンに接続され、断面L字状に折り曲げられた金属性のアンテナエレメントと、一端が給電点に接続され、他端が当該高周波無線用アンテナ装置のインピーダンスがあらかじめ定めた所定のインピーダンスに相当するアンテナエレメント上の位置に電気的に接続固定された給電線と、を備えたことを特徴としている。
【0008】
本発明の第2の態様は、本発明の第1の態様において、接地パターンを投影面とするアンテナエレメントの正射影が接地パターンに含まれるように構成したことを特徴としている。
【0009】
本発明の第3の態様は、本発明の第1の態様において、接地パターンを投影面とするアンテナエレメントの正射影の面積が接地パターンの面積より小さくなるように構成したことを特徴としている。
【0010】
本発明の第4の態様は、本発明の第1の態様において、アンテナエレメントは、導線形状を有していることを特徴としている。
【0011】
本発明の第5の態様は、本発明の第1の態様において、当該高周波無線機用アンテナ装置の共振周波数をあらかじめ定めた所定の共振周波数とすべく、アンテナエレメント近傍に誘電体部材を配置したことを特徴としている。
【0012】
本発明の第6の態様は、本発明の第5の態様において、共振周波数に対応させて誘電体部材の誘電率を設定することを特徴としている。
【0013】
本発明の第7の態様は、本発明の第5の態様において、誘電体部材をアンテナエレメントに対して近接配置するとともに、近接配置状態を共振周波数に対応させて設定することを特徴としている。
【0014】
本発明の第8の態様は、本発明の第5の態様において、ディスプレイ装置あるいは基板、電池、その他構造部品を固定する為の誘電体部材をアンテナエレメントの近傍に配置したことを特徴としている。
【0015】
本発明の第9の態様は、本発明の第1の態様において、アンテナエレメントのエレメント長は、用いる無線周波数の波長の概略4分の1波長相当の長さに設定することを特徴としている。
【0016】
本発明の第10の態様は、本発明の第1の態様のアンテナ装置を備えた高周波無線機器であって、各種電機回路が構成された回路基板と、回路基板の一方の面側に配置され、各種情報を表示するディスプレイ装置と、を有し、アンテナ装置は、回路基板のディスプレイ側に配置されていることを特徴としている。
【0017】
本発明の第11の態様は、本発明の第10の態様において、アンテナ装置、ディスプレイ装置および回路基板を収納するケース本体と、ケース本体とケースを構成する導電性材料で形成された裏ブタと、高周波無線機器を駆動するための電源を供給する電池と、を備え、裏ブタは、回路基板上の接地電位あるいは接地電位と交流的に接続された電池の一方の極と導通状態にされていることを特徴としている。
【0018】
本発明の第12の態様は、多層回路基板を構成する各層のうちの少なくともいずれか一つの層のほぼ全域にわたって形成された接地パターンおよび給電点に接続される高周波無線用アンテナ装置であって、一端が接地パターンに接続され、断面L字状に折り曲げられた金属性のアンテナエレメントと、端が給電点に接続され、他端が当該高周波無線用アンテナ装置のインピーダンスがあらかじめ定めた所定のインピーダンスに相当するアンテナエレメント上の位置に電気的に接続固定された給電線と、を備えたことを特徴としている。
【0019】
本発明の第13の態様は、本発明の第12の態様において、接地パターンを投影面とするアンテナエレメントの正射影が接地パターンに含まれるように構成したことを特徴としている。
【0020】
本発明の第14の態様は、本発明の第12の態様において、接地パターンを投影面とするアンテナエレメントの正射影の面積が接地パターンの面積より小さくなるように構成したことを特徴としている。
【0021】
本発明の第15の態様は、本発明の第12の態様において、アンテナエレメントは、導線形状を有していることを特徴としている。
【0022】
本発明の第16の態様は、本発明の第12の態様において、当該高周波無線機用アンテナ装置の共振周波数をあらかじめ定めた所定の共振周波数とすべく、アンテナエレメント近傍に誘電体部材を配置したことを特徴としている。
【0023】
本発明の第17の態様は、本発明の第16の態様において、共振周波数に対応させて誘電体部材の誘電率を設定することを特徴としている。
【0024】
本発明の第18の態様は、本発明の第16の態様において、誘電体部材をアンテナエレメントに対して近接配置するとともに、近接配置状態を共振周波数に対応させて設定することを特徴としている。
【0025】
本発明の第19の態様は、本発明の第12の態様において、誘電体部材は、ディスプレイ装置あるいは基板、電池、その他構造部品を固定する為のものであることを特徴としている。
【0026】
本発明の第20の態様は、本発明の第12の態様において、アンテナエレメントのエレメント長は、用いる無線周波数の波長の概略4分の1波長相当の長さに設定することを特徴としている。
【0027】
本発明の第21の態様は、本発明の第12の態様のアンテナ装置を備えた高周波無線機器であって、各種電機回路が構成された回路基板と、回路基板の一方の面側に配置され、各種情報を表示するディスプレイ装置と、を有し、アンテナ装置は、回路基板のディスプレイ側に配置されていることを特徴としている。
【0028】
本発明の第22の態様は、本発明の第21の態様において、アンテナ装置、ディスプレイ装置および回路基板を収納するケース本体と、ケース本体とケースを構成する導電性材料で形成された裏ブタと、高周波無線機器を駆動するための電源を供給する電池と、を備え、裏ブタは、回路基板上の接地電位あるいは接地電位と交流的に接続された電池の一方の極と導通状態にされていることを特徴としている。
【0029】
本発明の第23の態様は、回路基板上に形成された接地パターンおよび給電点に接続される高周波無線用アンテナ装置において、一端が接地パターンに接続され、断面L字状に折り曲げられた金属性のアンテナエレメントと、一端が給電点に接続され、他端が接地パターンに接続固定された給電線と、を備えたことを特徴としている。
【0030】
本発明の第24の態様は、本発明の第23の態様において、接地パターンは、回路基板上の電極パターンによって形成されることを特徴としている。
【0031】
本発明の第25の態様は、本発明の第24の態様において、接地パターンは、アンテナエレメントの下部ほぼ全面にわたって形成されていることを特徴としている。
【0032】
本発明の第26の態様は、本発明の第23の態様において、アンテナエレメントのエレメント長は、用いる無線周波数の波長の概略4分の1波長相当の長さに設定することを特徴としている。
【0033】
本発明の第27の態様は、腕時計型ケースと、本発明の第23の態様の高周波無線機用アンテナ装置と、を有し、腕時計型ケース内に高周波無線機用アンテナ装置を配置したことを特徴としている。
【0034】
本発明の第28の態様は、ケースと、ケース内に配置された接地パターンを有する回路基板と、接地パターンに一端が電気的に接続され、回路基板に対して立体的に配置され、かつ、ケース上面に一部が配置されたアンテナエレメントと、一端が接地パターン接続され、他端が給電点に接続されるとともに、アンテナエレメントの一端側と他端側を結ぶ方向と平行に回路基板に対して立体的に配置された給電線と、を備えたことを特徴としている。
【0035】
本発明の第29の態様は、本発明の第28の態様において、アンテナエレメントは、金属部材で構成され、導電部材を介して、接地パターンに接続され、導電部材は、アンテナエレメントと同一の金属部材で形成され、アンテナエレメントと導電部材とは、一体としてL字状に形成されていることを特徴としている。
【0036】
本発明の第30の態様は、本発明の第28の態様の高周波無線機用アンテナ装置と、高周波無線機用アンテナ装置が接続される無線回路が形成された回路基板と、高周波無線機用アンテナ装置および回路基板を内蔵する腕時計型ケーシングと、を備えたことを特徴としている。
【0037】
発明の好適な実施の態様 以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態を説明する。
【0038】
[1]第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態のウオッチ型無線機器の断面略図である。
図1において、ウオッチ型無線機器100内の高周波無線機用アンテナ装置として逆Fアンテナ1が立体的に構成されている。
【0039】
この逆Fアンテナ1は、アンテナエレメント1Aおよび給電線1Bを備えて構成されている。
アンテナエレメント1Aは、断面L字形の金属製である。そして回路基板2に設けられたグランドパターン(接地パターン)に接続固定されている。アンテナエレメント1Aの回路基板2に対する接続方法としては、はんだ付けが一般的である。
【0040】
また、給電線1Bは、アンテナエレメント1Aに対し、所定の位置に導通固定されている。
ウオッチ型無線機器100の回路基板2は、プラスチック部材3及びプラスチック部材5により上下から挟み込まれている。
この場合において、あらかじめプラスチック部材3には、微小ナット13がインサート成形されている。従って、回路基板2の固定は、微小ナット13に対し、プラスチック部材3の下面方向よりプラスチック部材5を介して微小ネジ14を挿入、螺合することによってなされる。
【0041】
導通ゴム12は、プラスチック部材3が回路基板2に固定されることによって回路基板2に圧接される。これにより、導通ゴム12は、LCD(液晶表示)パネル10を回路基板2上のLCD駆動用パターンと導通させる。
電子回路8は、回路基板2の下面に実装される電子部品からなる無線回路を含む回路である。
【0042】
図1において、電子回路8は、図示の簡略化のため、矩形のモジュールとして示してある。これは実際にモジュール化しても良いし、直接基板2に部品を実装しても良い。
【0043】
ボタン型電池6は、ウオッチ型無線機に電源として用いられる。ボタン型電池6は、部材5に固定されている。さらにボタン型電池6は、ケース裏ブタ7と図示しない導通板により接続されている。
ウオッチケース4には、カバーガラス9が固定されている。従って、カバーグラス9を介してLCD10の表示を目視できる。また、ウオッチケース4とケース裏ブタ7とは、通常ネジ留め固定される。
【0044】
図2にウオッチ型無線機器100の上面からの略透視図を示す。
図2に示すように、回路基板2上には、グランドパターン15が設けられている。
【0045】
ところで、デザイン上、ウオッチケース自身が曲線形状を有するものが多いため、回路基板2は必ずしも矩形とならず曲線、折れ線状の外形を有することが多い。従って、回路基板2上の部品配置、グランドパターン15のような電極パターンも回路基板2の形状に則して設けることが小型化の為の基板面積の有効利用となる。
【0046】
図3Aは、第1実施形態の逆Fアンテナ1の上面図である。また、図3Bは、第1実施形態の逆Fアンテナ1の正面図である。
逆Fアンテナ1は、上述したように、L字状に一端を折り曲げた帯状のアンテナエレメント1Aと給電線1Bとを備えて構成されている。
アンテナエレメント1Aは、銅などの導伝性の高い材料が望ましい。しかしながら、表面のめっきに導電性の高い材料を用いることも可能である。
【0047】
給電線1Bは、固定後の当該逆Fアンテナ1Aのインピーダンスが所定の値となる位置に導通固定されている。インピーダンスの値としては、例えば、50[Ω]とされる。このとき、給電線1Bは、アンテナエレメント1Aに対し、垂直に接続される。
アンテナエレメント1Aと給電線1Bとの接続は、電気抵抗を小さく保つ為、ろう付け、あるいは、はんだ付けが望ましい。
【0048】
[2]第2実施形態
図4Aおよび図4Bに本発明の第2実施形態を示す。図4Aおよび図4Bにおいて、図1ないし図3と同様の部分には同一の符号を付すものとする。
図4Aは、第2実施形態の逆Fアンテナ1の実装状態の上面図である。また、図4Bは、第2実施形態の逆Fアンテナ1の実装状態の正面図である。
回路基板21の上面側には、導体パターン(平面電極)22が設けられている。
この導体パターン22には、アンテナエレメント1Aの一端が導通固定されている。
【0049】
また、給電線1Bは、回路基板21上に設けられた給電端子パターン23に導通接続される。この場合において、給電端子パターン23として回路基板21にスルーホールを形成した穴パターンを用い、給電線1Bを挿入後、はんだ付けするように構成することも可能である。
この場合において、給電端子パターン23は逆Fアンテナ1から入力される信号に対し、直流的にグランド(接地)電位に接続される。
【0050】
図4A及び図4Bにおいては、理解を容易にするため、回路基板21上に実装される回路部品、他の構造部品を図示せず、アンテナ部分のみ示してある。
逆Fアンテナ1を構成するアンテナエレメント1Aの長さは、折り曲げ部を含めて使用周波数の略4分の1波長、例えば2.5[GHz]のとき約3[cm]である。
【0051】
また、給電線1Bがアンテナエレメント1Aに接続される位置は給電端子パターン23の近傍のグランド電位に対するインピーダンスが所定の値(例えば、50[Ω])となるように設定されている。
そして給電端子パターン23に図示しない回路側から接続される信号線のインピーダンスも同様の値(例えば、50[Ω])となるよう回路端子のインピーダンス及び配線のインピーダンスを設定する。
【0052】
より詳細には、給電端子パターン23に接続される信号線は、回路基板21の裏面(図示せず)に所定インピーダンスを有するストリップラインで形成されることが逆Fアンテナ1と信号線のマッチング上望ましい。
【0053】
回路基板21上の逆Fアンテナ1の配置位置は回路基板21上のグランドパターンの中央が理論上最良である。しかしながら、機器の設計に当たってアンテナを回路基板21の中央に設けることは、機器の小型化のため他の部品の配置上困難である。
【0054】
従って、グランドパターンを投影面とするアンテナエレメント1Aの正射影がグランドパターンに含まれるように構成すればよい。
あるいは、グランドパターンを投影面とするアンテナエレメント1Aの正射影の面積がグランドパターンの面積より小さくなるように構成すればよい。
【0055】
以下、グランドパターンを投影面とするアンテナエレメント1Aの正射影がグランドパターンに含まれるように構成し、あるいは、グランドパターン投影面とするアンテナエレメント1Aの正射影の面積がグランドパターンの面積より小さくなるように構成する場合の具体例について説明する。
図5に逆Fアンテナの実装状態の説明図を示す。
回路基板2の上面側には、アンテナエレメント1Aに対向するような位置にグランドパターン15が設けられている。
【0056】
さらに、回路基板2の上面側には、LCD10を駆動するための駆動信号用の駆動信号電極パターン16が設けられている。
通常LCDパネルを有する小型機器のLCD10への配線は、LCD10自身に設けられた駆動信号電極および回路基板2の上面に設けられた駆動信号電極パターン16を導通ゴム12(図1参照)により接続し、導通させる。
一般的に機器のユーザーインタフェイスであるLCD10を中央に配置する。このような配置では、LCD10の裏面側には、駆動信号電極パターン16及び駆動信号を発生する図示しないディスプレイドライバ、あるいはディスプレイドライバを含むCPUが配置される。従って、回路基板2上のLCD10に対応する位置には、駆動信号電極パターン16およびCPUの両者を接続する為の配線により占められることになる。
【0057】
この場合に多層基板を用い、この配線部分をスルーホールを駆使して別の層に配置することも可能である。
しかしながら、少なくとも多層基板を用いない場合と比較して少なくとも同一の基板面積が必要となる。このことは、基板面積利用の効率化にはつながらないことを意味する。
【0058】
結局、回路基板2の上面中央部分はLCD10の駆動信号電極パターン16により占められることとなる。このため、逆Fアンテナ1およびグランドパターン15は、回路基板2のいずれか一方の端部に設けざるを得ないという制約を有することになる。
そこで、図5に示すように、グランドパターン15を回路基板2の上面の一端に必ずしも矩形とはならない形状として設ける。
このとき、グランドパターン15を投影面とするアンテナエレメント1Aの正射影がグランドパターン15に含まれるようになっている。あるいは、グランドパターン15を投影面とするアンテナエレメント1Aの正射影の面積がグランドパターン15の面積より小さくなるようにされている。
【0059】
具体的には、使用周波数を2.5[GHz]とすると、アンテナエレメント1Aの長手方向の長さを約28[mm]、回路基板2からの高さを2[mm]とする。このときのアンテナエレメント1Aの幅は2[mm]程度として本アンテナ装置を構成することができる。
またアンテナエレメント1Aの厚さは部材強度を考慮し、0.2[mm]程度とする。
【0060】
なお、アンテナエレメント幅および厚みは、アンテナエレメント1Aを構成する材料の物理的な強度、回路基板2上において許されるスペースあるいは必要とされるアンテナゲインなどの条件に基づいて最適な条件に設定することが可能である。この場合において、アンテナエレメント1Aをウレタン皮膜銅線にて構成すれば、サイズ、加工性、コストにおいて有利となる。
【0061】
[3]第1実施形態及び第2実施形態におけるアンテナの保持機構
次に第1実施形態及び第2実施形態におけるアンテナの保持機構について説明する。
図6に図1におけるアンテナエレメント1Aの周辺部分のみを示す断面図を示す。
回路基板2の上面側に配置したアンテナエレメント1Aは、上面側よりLCD10の固定枠を兼ねるプラスチック部材3(斜線部分)に支持され、回路基板2に対して垂直上方への位置変形が押さえられている。
【0062】
従ってアンテナエレメント1Aの回路基板2に略平行な部分が、回路基板2に対して平行を保つようになされている。このようになされた逆Fアンテナ1は、はアンテナ実装時の回路基板2に対する平行度のばらつきが押さえられる。この結果、逆Fアンテナ1の特性上のばらつきを小さくすることができる。
【0063】
図7に保持機構の他の例の説明図を示す。
本例では、図7に示すように、図6に示したプラスチック部材に代えて、アンテナエレメント下面にもプラスチックの充填されたプラスチック部材3Bを用いる。なお、構造に配慮すれば、ウオッチケースの一部を同様の機能を有するプラスチックの部材として用いることも可能である。
【0064】
これにより、プラスチック部材3Bは、アンテナエレメント1Aの上部及び下部を支持することとなる。
これにより、アンテナエレメント1Aの上面及び下面からアンテナエレメント1Aの変形を防止するようになされている。
従って、アンテナの変形を更に防止することができる。
【0065】
ところで、高周波信号においては、伝播する空間のインピーダンスにより波長が短縮されることは、公知の事実である。
この結果、アンテナ周辺に誘電部材を配置すれば、使用周波数に対する波長がアンテナ周辺の誘電部材の誘電率に応じて短縮される。
従って、LCD10の固定枠を兼ねるプラスチック部材3あるいはプラスチック部材3Bのアンテナエレメント1Aの上部(あるいはさらに下部)に近接する部分の面積を適当な値とすることにより所望の周波数に共振するエレメント長を空気中における長さよりも適当に短く調整することができる。
【0066】
また、プラスチック部材3あるいはプラスチック部材3Bの材質をより高誘電率の部材へと変更することにより、より積極的にアンテナの小型化を図ることができる。
このように、上記保持機構を採用することにより、セラミックチップアンテナのように特殊な工程を採用することなく、小型のアンテナを提供することができる。特にウオッチ型無線機器100に通常用いられているプラスチック等の誘電体の特長を利用して、製造コストを不必要に増大させることなくアンテナサイズを実用的に小型化することができる。
【0067】
また、デジタルウオッチ、小型情報機器などの内部に用いられる固定部材としてはプラスチック部材が一般的である。しかしながら、プラスチック部材に限らず、各種誘電率を有する部材がアンテナの短縮化の為に使用可能である。従って、加工性の良さ、難燃性、コスト等を考慮して選択することが望ましい。
【0068】
[4]グランドパターンの形成
次にグランドパターンの形成方法について説明する。
図8は、多層基板におけるグランドパターンの形成例の説明図である。また、図9は図8の多層基板の断面図である。
図8において、回路基板2Aは多層基板であり、図9に示すように、その表面のみならず内層へも回路パターンを形成することが可能である。
より詳細には、グランドパターン17は内層基板のうち、少なくとも一層にほぼ全面にわたって形成されている。
【0069】
グランドパターン17は、複数のスルーホール18により回路基板2Aの表面に形成されたグランドパターン15と接続されている。
グランドパターン15の面積は、先に延べたようにLCD10の駆動信号電極パターン16によりその面積が制約を受ける。このため、グランドパターン15の面積を、図8のごとく少なくともアンテナエレメント1Aのグランドパターン15への正射影の面積より大きくしてある。しかしながら、内層のグランドパターン17と導通させることによりより大きいグランドパターン面積を得ることができる。内層のグランドパターン17の面積は、アンテナエレメント1Aに対するグランド面積を十分に得る為、内層基板のほぼ全面にわたって設けることが望ましい。しかしながら、ウオッチ型無線機器100のシステム構成上、アンテナゲインに余裕がある場合等には、内層基板の一部を他の配線パターン等に用いることもできる。
【0070】
このように構成された逆Fアンテナ装置の感度の指向性特性例を図10に示す。
実際にウオッチ型無線機器100を構成する場合には、ケースの形状により特性も変化する。従って、図10においては、ケース裏ブタ7(図1参照)を含まない内部回路モジュールのみの特性例を示す。アンテナ以外の部品の影響がある為、最大ゲイン方向はダイポールアンテナとは異なった結果になっている。
しかしながら、実用上問題の無い指向性特性を有していることがわかる。
【0071】
[5]ウオッチ型無線機器の装着時について
さて、本発明の実施例における腕時計型無線機器を腕に装着する場合について説明する。
図1において、本発明の実施例におけるウオッチ型無線機器下面にはステンレス等の金属からなるケース裏ブタ7が位置している。
このケース裏ブタ7は電池6の正極と端子板等で導通させられている。また、電池負極は端子板等で回路基板2のグランドパターンに接続され、同様にボタン電池6の正極も端子板等で回路基板2の電源に接続されている。通常電源端子と、グランド端子との間にはバイパスコンデンサが挿入され、電源のインピーダンスを下げ回路の安定化が図られている。このような高周波機器においては、交流的にグランド及び電源のパターンを同電位とみなすことができる。
【0072】
ところで、図8のように構成されたウオッチ型無線機器100においては、ウオッチ型無線機器100を腕に装着した場合、逆Fアンテナ1が腕から離間した側である上面側に有る。そして、逆Fアンテナ1の下面方向に回路基板2Aの上面に設けられたグランドパターン15が位置している。
【0073】
さらに回路基板2Aの内層のグランドパターン17が配置される。さらにその下側には、電池6を介して、さらに面積の大きいケース裏ブタ7が配置されることになる。金属製のケース裏ブタ7は、先に述べたように回路基板2Aのグランドパターンと交流的に同電位とみなすことができる。すなわち金属製のケース裏ブタ7は、逆Fアンテナ1に対するグランド面積を広げる効果を有する。
【0074】
同様に、人体(腕)は、裏ブタ7を介して結果的にアンテナのグランド電位に接続されることになり、人体装着時には、ユーザの人体そのものもグランドと考えることができ、アンテナに対してさらにグランド面積が広がった構成となる。
【0075】
[6]第1実施形態および第2実施形態の効果
以上述べたように第1実施形態および第2実施形態明によれば、以下のような効果をえることができる。
1)逆Fアンテナを有する小型無線機器において、アンテナを回路基板と一体に形成した小型無線機器を提供することができる。
2)アンテナエレメントのサイズを、周辺に誘電体部材を設けることにより空間におけるより短縮し、小型の無線機器を提供することができる。
3)さらに、アンテナ近傍に配置される誘電体として、機器の固定部材を用いることにより効率的な空間構造による小型化、アンテナ保持機構によるアンテナ特性のばらつきが補正された特性上安定した無線機器を提供することができる。
4)基板上面にアンテナを設け、その下部にグランドパターン、電池、金属よりなる裏ブタを設け、人体装着時人体を含む基板下面部分をグランド電位とすることにより、人体装着時アンテナエレメントに対しより大きなグランド面積を形成した小型無線機器を提供することができる。
5)無線機器の小型化については、アンテナの小型化が必須であり、その為に動作周波数を高くすることが考えられる。しかし、動作周波数はすでに規格等で割り付けられており、自由に選択できない。
【0076】
従って、あらかじめ与えられた規格の中においてより小型のアンテナを形成し、かつ、アンテナゲインを高めるには、以下の点を考慮する必要がある。
考慮するものとしては、アンテナ自身の構成、グランドの形成方法およびアンテナ周辺に位置する部材との関係である。
さらに機器が人体に装着される場合には人体との関係を考慮し最適化を図る必要がある。
【0077】
以上の説明のように、アンテナを各構成要素との関係において最適化し、小型で人体装着時にも安定した特性の無線機器を提供することができる。
【0078】
[7]第3実施形態
上記第1実施形態あるいは第2実施形態の逆F型アンテナ1は立体的な構造を有しており、かつ、給電線がアンテナと垂直に接続されなければならない。
従って、アンテナエレメントと基板との距離が大きくなるとともに給電線も長くなる。このため、アンテナそのものの強度及びアンテナをグランドに対して平行に保つ事が難しくなってくる。
また、アンテナをケース外に形成しようとする場合、給電線とアンテナとの接続部分もケース外に配置しなければならないため構造が複雑になる可能性を有している。
【0079】
従って、給電線がアンテナと無線回路とを接続したものである場合に、アンテナに静電気が印加された場合、給電線を介して静電気が無線回路に到達し無線回路を損傷する可能性がある。
そこで、本第3実施形態は、第1実施形態あるいは第2実施形態の給電線1Bに代えて、アンテナエレメント1Aと平行に配置された給電線1C(図11参照)を備えるように構成している。
図11は、本発明の第3実施形態のウオッチ型無線機器の断面略図である。図11において、図1の第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。
【0080】
図11において、ウオッチ型無線機器100A内の高周波無線機用アンテナ装置として逆Lアンテナ51が立体的に構成されている。
図12にウオッチ型無線機器100Aの上面からの略透視図を示す。
図12に示すように、回路基板2上には、グランドパターン15が設けられている。
図13Aは、第3実施形態の逆Lアンテナ51の上面図である。また、図13Bは、第3実施形態の逆Lアンテナ51の正面図である。
【0081】
逆Lアンテナ51は、上述したように、L字状に一端を折り曲げた帯状のアンテナエレメント1Aと、アンテナエレメント1Aと所定の間隔を取った位置にアンテナエレメント1Aと長手部分が平行になるよう配置された給電線1Cとを備えて構成されている。
給電線1Cは、固定後の当該逆Lアンテナ51のインピーダンスが所定の値となる位置に固定されている。インピーダンスの値としては、例えば、50[Ω]とされる。
【0082】
[8]第4実施形態
図14Aおよび図14Bに本発明の第4実施形態を示す。図14Aおよび図14Bにおいて、図11、図12、図13Aあるいは図13Bと同様の部分には同一の符号を付すものとする。
図14Aは、第4実施形態の逆Lアンテナ51の実装状態の上面図である。また、図14Bは、第4実施形態の逆Lアンテナ51の実装状態の正面図である。
【0083】
回路基板21の上面側には、導体パターン(平面電極)22が設けられている。
この導体パターン22には、アンテナエレメント1Aの一端が導通固定されている。
また、給電線1Cは、回路基板21上に設けられた給電端子パターン23に導通接続される。この場合において、給電端子パターン23として回路基板21にスルーホールを形成した穴パターンを用い、給電線1Bを挿入後、はんだ付けするように構成することも可能である。
【0084】
この場合において、給電端子パターン23は逆Lアンテナ51から入力される信号に対し、直流的にはグランド(接地)電位に接続される。
図14A及び図14Bにおいては、理解を容易にするため、回路基板21上に実装される回路部品、他の構造部品を図示せず、アンテナ部分のみ示してある。
【0085】
逆Lアンテナ51を構成するアンテナエレメント1Aの長さは、折り曲げ部を含めて使用周波数の略4分の1波長、例えば2.5[GHz]のとき約3[cm]である。
また、給電線1Cがアンテナエレメント1Aに接続される位置は給電端子パターン23の近傍のグランド電位に対するインピーダンスが所定の値(例えば、50[Ω])となるように設定されている。
そして給電端子パターン23に図示しない回路側から接続される信号線のインピーダンスも同様の値(例えば、50[Ω])となるよう回路端子のインピーダンス及び配線のインピーダンスを設定する。
【0086】
より詳細には、給電端子パターン23に接続される信号線は、回路基板21の裏面(図示せず)に所定インピーダンスを有するストリップラインで形成されることが逆Lアンテナ51と信号線のマッチング上望ましい。
回路基板21上の逆Lアンテナ51の配置位置は回路基板21上のグランドパターンの中央が理論上最良である。しかしながら、機器の設計に当たってアンテナを回路基板21の中央に設けることは、機器の小型化のため他の部品の配置上困難である。
【0087】
従って、グランドパターンを投影面とするアンテナエレメント1Aの正射影がグランドパターンに含まれるように構成すればよい。
あるいは、グランドパターンを投影面とするアンテナエレメント1Aの正射影の面積がグランドパターンの面積より小さくなるように構成すればよい。
以下、グランドパターンを投影面とするアンテナエレメント1Aの正射影がグランドパターンに含まれるように構成し、あるいは、グランドパターン投影面とするアンテナエレメント1Aの正射影の面積がグランドパターンの面積より小さくなるように構成する場合の具体例について説明する。
【0088】
図15に逆Lアンテナの実装状態の説明図を示す。
回路基板2の上面側には、アンテナエレメント1Aに対向するような位置にグランドパターン15が設けられている。
さらに、回路基板2の上面側には、LCD10を駆動するための駆動信号用の駆動信号電極パターン16が設けられている。
【0089】
通常LCDパネルを有する小型機器のLCD10への配線は、LCD10自身に設けられた駆動信号電極と、回路基板2の上面に設けられた駆動信号電極パターン16を導通ゴム12(図1参照)により接続し、導通させる。
一般的に機器のユーザーインタフェイスであるLCD10を中央に配置する。このような配置では、LCD10の裏面側には、駆動信号電極パターン16及び駆動信号を発生する図示しないディスプレイドライバ、あるいはディスプレイドライバを含むCPUが配置される。従って、回路基板2上のLCD10に対応する位置には、駆動信号電極パターン16およびCPUの両者を接続する為の配線により占められることになる。
【0090】
また、図15に示すように、グランドパターン15を回路基板2の上面の一端に必ずしも矩形とはならない形状として設ける。
このとき、グランドパターン15を投影面とするアンテナエレメント1Aの正射影がグランドパターン15に含まれるようになっている。あるいは、グランドパターン15を投影面とするアンテナエレメント1Aの正射影の面積がグランドパターン15の面積より小さくなるようにされている。
【0091】
[9]第5実施形態
図16Aおよび図16Bに本発明の第5実施形態を示す。図16Aおよび図16Bにおいて、図11、図12、図13Aあるいは図13Bと同様の部分には同一の符号を付すものとする。
図16Aにおいて、逆Lアンテナ71は、L字状のワイヤーから構成されたアンテナエレメント1Dと、コの字状のワイヤーから構成された給電線1Cと、を備えて構成されている。
【0092】
この場合において、アンテナエレメント1Dおよび給電線1Cは、ウレタン皮膜銅線のようなワイヤー(線材)を曲げ加工するなどによって容易に形成することができる。
図16Aおよび図16Bに示すように、給電線1Cは、アンテナエレメント1Dの側面に沿って、長手方向がアンテナエレメント1Dと平行になるように配置されている。
【0093】
そして、給電線1Cは、アンテナエレメント1Dと適当な電気的結合を保つように配置される。すなわち、図17Aおよび図17Bおいて、給電線1Cの一端を給電点23に接続し、他の一端をグランドパターン22に接続する。この様に配置した結果、給電点23から見たインピーダンスを使用周波数において所定の値(例えば50[Ω])になるようにすることができる。
【0094】
このように構成された逆Lアンテナ71の指向性特性例を図18に示す。
図18に示すように、135[°]〜225[°]方向の特性はダイポールアンテナに劣るものの、他の方向については、ダイポールアンテナより良好な特性を示していることがわかる。
【0095】
さて、本第5実施形態に示すアンテナ装置を腕時計型無線機器に内蔵する場合の基板上のアンテナ配置の例を図19に示す。
逆Lアンテナ71のアンテナエレメント1Dの側面に平行に給電線1Cを配置し、給電線1Cの一端を給電点23に接続し他方をアンテナエレメント1Dの下方に設けられたグランドパターン15に接続している。
図19には回路基板2、アンテナエレメント1D、給電線1C及びLCD駆動電極16のみを示してあるが、アンテナエレメント1Dはプラスチック部材等によりグランドパターン15に平行になるよう保持される事が望ましい。
【0096】
[10]第6実施形態
図20は第6実施形態のウオッチ型無線機器を示す断面略図である。また、図21は、第6実施形態のウオッチ型無線機器を示す上面からの略透視図である。
本第6実施形態は、逆Lアンテナのアンテナエレメント1Eの回路基板2上のグランドパターン15と平行となる部分がケース4の上面に配置されている場合の実施形態である。
【0097】
すなわち、L字型のアンテナエレメント1Eの一端がケース4を貫通してケース内のグランドパターンに接続されている。給電線1Fはアンテナエレメント1Eの下部にアンテナエレメント1Eと非接触状態で配置されている。そして、アンテナエレメント1Eと平行に配置される事により、アンテナエレメント1Eと非接触結合をなしている。アンテナエレメント1Eに誘起された信号は給電線1Fを介して回路基板2上の各回路へと伝達される。アンテナエレメント1Eは図22Aに示すように、ケース4外に現れるよう配置しても良いし、またケース4の上面に蒸着等で形成された導体電極を用いても良い。この場合ケース上面の導体電極であるアンテナエレメント1Eとケース内グランドとを図22Bに示すように別体の導体1ECで接続する。ケース4上面に金属板を設ける場合は金属板を固定するネジがケース4を貫通するように構成し、このネジによってケース4内のグランドパターンに接続する方法もある。
【0098】
なお、ウオッチ型無線機器に本発明のようなアンテナ装置を形成する場合、アンテナの配置の仕方は、周囲の部材がその特性に与える影響が大きいため注意が必要である。
【0099】
[11]第3実施形態〜第6実施形態の効果
アンテナの特性に影響を与えるものとしては、アンテナに近接するプラスチック部材、ケース、電池、ケース裏蓋等があげられる。これらの影響を避ける為、アンテナをできるかぎり基板から遠避けて配置する事が考えられる。このように配置されたアンテナは近接する部材からの影響が小さくなる為最適化がよりしやすい。また、アンテナを覆う部材がなくなる為好感度を得やすい。
しかしながら、ケース外にアンテナを配置する場合にはアンテナへの静電気の飛び込みに十分配慮する必要が生ずる。一般的に人体によって生ずる静電気は10kV程度と言われており場合によっては30[kV]に達する事も起こる。
【0100】
従って、逆Fアンテナのごとく回路給電点と導通している給電線がエレメントとともにケース外部に配置されている場合には、回路に静電気が印加されやすく好ましくない。
これに対して、第3〜第6実施形態のアンテナならびに給電線構造はこれらの事情に配慮してアンテナエレメントは電気的には回路基板のグランドパターンに直接導通され、グランドパターンを通じてケース外に電荷を導く構造を取るとともに、アンテナエレメントにおいて誘起された信号は非接触の給電線により回路に供給される構造となっている。
【0101】
従って、本第3〜第6実施形態よれば、以下のような効果を有する。
1)アンテナの構成が逆F型アンテナに比べて簡単になり製造が容易でありコストが下がる。
2)ケース外にアンテナを設ける事によりアンテナ周辺部材の影響を受け難く最適化が容易である。
3)ケース外にアンテナを設ける事で周辺部材の影響を受け難く感度向上の可能性が増す。
4)ケース外にアンテナを形成しても、エレメントをグランドに接続し、エレメントに非接触に設けられた給電線を用いて信号を伝送する為静電気による回路破壊が防止できる。
5)アンテナエレメントをケース外に配置する事により、ケース内にスペースが生まれ部品配置上自由度が増し、機器の小型化が可能である。
6)ウオッチに本発明のアンテナを形成する場合、アンテナをケース外に設ける事により人体装着時人体のアンテナへの影響を小さくする事ができ感度の向上の可能性が増す。
【0102】
[12]実施形態の変形例
[12.1]第1変形例
以上の第1実施形態および第2実施形態においては、アンテナエレメントとして板状の電極を用いていたが、図23に示すように、アンテナエレメント1Gをワイヤで構成し、このアンテナエレメント1Gを同様にワイヤで構成された給電線1Hを導通接続するように構成することも可能である。
【0103】
[12.2]第2変形例
以上の実施形態においては、アンテナエレメントの一端は自由端とされていたが、図24Aおよび図24Bに示すように、あらかじめ適当な誘電体材料等で形成された保持部材1K上にアンテナエレメント1Iを形成し、保持部材1Kを貫通してアンテナエレメント1Iに導通接続した給電線1Jを設けたアンテナユニット1Lとして構成することも可能である。
これにより、アンテナエレメント1Iと図示しない回路基板上のグランドパターンとの平行度を容易に保ち、アンテナ性能の劣化を防ぐことができる。さらにアンテナユニット1Lは、取り扱いも容易となる。
【0104】
また、保持部材1Kの材料を誘電率などの観点から適当に選択することにより、同一の共振周波数に対し、より小型化を図ることも可能となる。
同様に図25Aおよび図25Bに示すように、あらかじめ適当な誘電体材料等で形成された保持部材1M上にアンテナエレメント1Nを形成し、アンテナエレメント1Nと平行に給電線1Pを所定距離離間して配置し、給電線1Pの両端を保持部材1Mを貫通させてアンテナユニット1Qとして構成することも可能である。
【0105】
これにより、アンテナエレメント1Nと図示しない回路基板上のグランドパターンとの平行度を容易に保ち、アンテナ性能の劣化を防ぐことができる。さらにアンテナユニット1Lは、取り扱いも容易となる。
【図面の簡単な説明】
図1は、第1実施形態のウオッチ型無線機器の断面略図である。
図2は、第1実施形態のウオッチ型無線機器の上面透視略図である。
図3Aは、第1実施形態の逆Fアンテナを示す上面図である。
図3Bは、第1実施形態の逆Fアンテナを示す正面図である。
図4Aは、第2実施形態の逆Fアンテナを示す上面図である。
図4Bは、第2実施形態の逆Fアンテナを示す正面図である。
図5は、逆Fアンテナの実装状態の説明図である。
図6は、保持機構の一例を説明するためのウオッチ型無線機器におけるアンテナ部分の断面図である。
図7は、保持機構の他の例を説明する図である。
図8は、多層基板におけるグランドパターンの形成例の説明図である。
図9は、図8の多層基板の断面図である。
図10は、逆Fアンテナの特性例の説明図である。
図11は、第3実施形態のウオッチ型無線機器の断面略図である。
図12はウオッチ型無線機器の上面からの略透視図である。
図13Aは、第3実施形態の逆Lアンテナの上面図である。
図13Bは、第3実施形態の逆Lアンテナの正面図である。
図14Aは、第4実施形態の逆Lアンテナの実装状態における上面図である。
図14Bは、第4実施形態の逆Lアンテナの実装状態における正面図である。
図15は、逆Lアンテナの実装状態の説明図である。
図16Aは、第5実施形態の逆Lアンテナの上面図である。
図16Bは、第5実施形態の逆Lアンテナの正面図である。
図17Aは、第5実施形態の逆Lアンテナの実装状態における上面図である。
図17Bは、第5実施形態の逆Lアンテナの実装状態における正面図である。
図18は、逆Lアンテナの特性例の説明図である。
図19は、第5実施形態の逆Lアンテナの実装状態の説明図である。
図20は、第6実施形態のウオッチ型無線機器を示す断面図である。
図21は、第6実施形態のウオッチ型無線機器を示す上面からの略透視図である。
図22Aは、アンテナエレメントをケース上面に設ける場合の外観斜視図(その1)である。
図22Bは、アンテナエレメントをケース上面に設ける場合の外観斜視図(その2)である。
図23は、実施形態の第1変形例の説明図である。
図24Aは、第2変形例のアンテナユニットの外観斜視図(その1)である。
図24Bは、第2変形例のアンテナユニットの断面図(その1)である。
図25Aは、第2変形例のアンテナユニットの外観斜視図(その2)である。
図25Bは、第2変形例のアンテナユニットの断面図(その2)である。

Claims (8)

  1. 回路基板上に形成された接地パターンおよび給電点に接続される高周波無線用アンテナ装置において、
    一端が前記接地パターンに接続され、断面L字状に折り曲げられた金属性のアンテナエレメントと、
    一端が前記給電点に接続され、他端が前記接地パターンに接続固定された給電線と、
    を備えたことを特徴とする高周波無線機用アンテナ装置。
  2. 請求の範囲第1項記載の高周波無線機用アンテナ装置において、
    前記接地パターンは、前記回路基板上の電極パターンによって形成されることを特徴とする高周波無線機用アンテナ装置。
  3. 請求の範囲第2項記載の高周波無線機用アンテナ装置において、
    前記接地パターンは、前記アンテナエレメントの下部ほぼ全面にわたって形成されている事を特徴とする高周波無線機用アンテナ装置。
  4. 請求の範囲第1項記載の高周波無線機用アンテナ装置において、
    前記アンテナエレメントのエレメント長は、用いる無線周波数の波長の概略4分の1波長相当の長さに設定することを特徴とする高周波無線機用アンテナ装置。
  5. 腕時計型ケースと
    請求の範囲第1項記載の高周波無線機用アンテナ装置と、を有し、
    前記腕時計型ケース内に前記高周波無線機用アンテナ装置を配置したことを特徴とする高周波無線機器。
  6. ケースと、
    前記ケース内に配置された接地パターンを有する回路基板と、
    前記接地パターンに一端が電気的に接続され、前記回路基板に対して立体的に配置され、かつ、前記ケース上面に一部が配置されたアンテナエレメントと、
    一端が前記接地パターン接続され、他端が給電点に接続されるとともに、前記アンテナエレメントの一端側と他端側を結ぶ方向と平行に前記回路基板に対して立体的に配置された給電線と、
    を備えたことを特徴とする高周波無線機用アンテナ装置。
  7. 請求の範囲第6項記載の高周波無線機用アンテナ装置において、
    前記アンテナエレメントは、金属部材で構成され、導電部材を介して、前記接地パターンに接続され、
    前記導電部材は、前記アンテナエレメントと同一の金属部材で形成され、
    前記アンテナエレメントと前記導電部材とは、一体としてL字状に形成されていることを特徴とする高周波無線機用アンテナ装置。
  8. 請求の範囲第6項記載の高周波無線機用アンテナ装置と、
    前記高周波無線機用アンテナ装置が接続される無線回路が形成された回路基板と、
    前記高周波無線機用アンテナ装置および前記回路基板を内蔵する腕時計型ケーシング と、
    を備えたことを特徴とするウオッチ型無線機器。
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