JP2008113468A - アンテナを備えた腕時計 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電波によって磁化される磁性体(31)と、磁性体(31)の一部に巻回され、磁性体(31)に生じた磁界の大きさに基づいて電流が流れる導体(34)と、を備えるアンテナ(30)において、磁性体(31)に、導体(34)が巻回されるアンテナ本体部(33)と、アンテナ本体部(33)と独立して形成し、電波を捕捉する電波捕捉部(32)と、を備えた。更に、電波捕捉部(32)の電波捕捉領域の面積を、導体(34)の巻回方向に直交する方向のアンテナ本体部(33)の断面積よりも広く形成し、電波捕捉部(32)を、アンテナ本体部(33)の導体(34)の巻回方向の端部と接するように配置した。
【選択図】 図1
Description
ここで、導体の巻線方向とは、導体が巻きつけられていく方向、換言すれば、アンテナ本体部の軸線方向をいう。
更に、電波捕捉部を、アンテナ本体部から離間させて配置したことにより、アンテナのレイアウトの自由度を高めることができ、設置スペースの制約を受ける小型の電子機器等においても好適に利用することができる。
更に、電波捕捉部を、電子基板上にパターン形成することにより、電波捕捉部の厚さを薄くすることができるので、アンテナの薄型化を図ることができる。
また、電波捕捉部を、電子基板上にパターン形成することにより、電波捕捉部の厚さを薄くすることができるので、アンテナの薄型化を図ることができる。更に、電波捕捉部を、アンテナ本体部から離間させて配置したことにより、アンテナのレイアウトの自由度を高めることができ、設置スペースの制約を受ける小型の電子機器等においても好適に利用することができる。
更に、電波捕捉部を、アンテナ本体部から離間させて配置したことにより、アンテナのレイアウトの自由度を高めることができ、設置スペースの制約を受ける小型の電子機器等においても好適に利用することができる。
更に、電波捕捉部を、電子基板上にパターン形成することにより、電波捕捉部の厚さを薄くすることができるので、アンテナの薄型化を図ることができる。
また、電波捕捉部を、電子基板上にパターン形成することにより、電波捕捉部の厚さを薄くすることができるので、アンテナの薄型化を図ることができる。更に、電波捕捉部を、アンテナ本体部から離間させて配置したことにより、アンテナのレイアウトの自由度を高めることができ、設置スペースの制約を受ける小型の電子機器等においても好適に利用することができる。
〔第1の実施の形態〕
図1、図2に示すように、アンテナ30は、腕時計100に内蔵され、時刻情報の電波を受信して、腕時計100の表示時刻を修正するものである。
腕時計100には、時計モジュール1を内部に収納するケース体としての時計ケース2が備えられ、時計ケース2の上部中央には時計ガラス3がパッキン4を介して装着されている。また、時計モジュール1に備えられている枠状部材5は、その上部を時計ガラス3に当接するように配置されている。さらに、この時計ケース2の下面には、裏蓋6が防水リング7を介して取り付けられており、時計モジュール1と裏蓋6との間には、緩衝部材8が設けられている。また、この時計ケース2の上部外周にはベゼル9が設けられている。更に、時計ケース2には、バンド軸2Aを介し、時計バンドBが取り付けられている。
また、上部ハウジング10には、アナログ指針機構15が備えられており、下部ハウジング11には、例えば、アナログ指針機構15等が動作するための電池(図示略)が組み込まれている。
アンテナ30は、図3に示すように、電波によって磁化される磁性体31、この磁性体31の一部に巻きつけられ、磁性体31に生じた磁界の大きさに基づいて電流が流れる導体34等を備えている。
磁性体31は、時刻情報の電波を捕捉する電波捕捉部32と、電波捕捉部32に対して独立して形成され、導体34が巻きつけられるアンテナ本体部33と、を備えている。
電波捕捉部32は、フェライト等で構成され、上部ハウジング10に沿って帯状に曲成されて、上部ハウジング10上に配置されている。また、電波捕捉部32には、アンテナ本体部33を連結するための凹部32aが形成されている。電波捕捉部32は、アンテナ本体部33を挟んで互いに対向する位置、例えば、三時の位置と九時の位置に設けられ、アンテナ本体部33の各端部をそれぞれに対向する電波捕捉部32の凹部32aに嵌め込むことにより、電波捕捉部32とアンテナ本体部33とが連結される。すなわち、電波捕捉部32は、アンテナ本体部33に対して取り外し可能となるように設けられている。
また、アンテナ本体部33には、例えば、銅線等の導体34がコイル状に巻きつけられており、電波によってアンテナ本体部33が磁化され、磁化されたアンテナ本体部33に生じる磁界の大きさに伴った電流が導体34に流れる。
これら発光部19は、例えば、波長が350〜420nm、または254〜365nmの紫外線に反応して有色発光し、紫外線が照射されない通常状態のときに透明な状態を呈するものである。つまり、紫外線発光素子201から出力された紫外線や、光透過性を有する枠状部材5を介して出射される紫外線に反応して、発光部19は有色発光する。
(変形例1)
図4に示すように、変形例1のアンテナ30aは、電波捕捉部32aに溝部35aを形成し、アンテナ本体部33aの両端部に溝部35aと嵌合する突状部36aを形成したものである。溝部35aは、電波捕捉部32aを上部ハウジング10上に配置したときに腕時計100の上面側から下面側に延びるように形成され、導体34aをコイル状に巻いたアンテナ本体部33aの突状部36aが上方から嵌め込まれてアンテナ30aが構成される。
図5に示すように、変形例2のアンテナ30bは、変形例1における円弧状の電波捕捉部32aを略L字状の電波捕捉部32bとしたものである。
電波捕捉部32bは、腕時計100の上面の中心位置に対して点対称となるように二つ配置され、それぞれに溝部35bが形成されている。また、アンテナ本体部33bの両端部には、溝部35bと嵌合する突状部36bが形成されている。溝部35bは、電波捕捉部32bを上部ハウジング10上に配置したときに腕時計100の上面側から下面側に延びるように形成され、導体34bをコイル状に巻いたアンテナ本体部33bの突状部36bが上方から嵌め込まれてアンテナ30bが構成される。
図6に示すように、変形例3のアンテナ30cは、アンテナ本体部33cの両端部を山形部と谷形部とが連続する鋸歯形状に形成し、電波捕捉部32cのアンテナ本体部33cとの接続部を山形部と谷形部とが連続する鋸歯形状に形成し、互いの山形部と谷形部とを接続したものである。
図7に示すように、変形例4のアンテナ30dは、上記第1の実施の形態における円弧状の電波捕捉部32をアンテナ本体部33の外側を全周にわたって囲むリング状の電波捕捉部32dとしたものである。
電波捕捉部32dは、その内周面側にアンテナ本体部33dが接続されている。電波捕捉部32dには、アンテナ本体部33dを連結するための凹部35dが形成され、アンテナ本体部33dの各端部をそれぞれ電波捕捉部32dの凹部35dに嵌め込むことにより、電波捕捉部32dとアンテナ本体部33dとが連結されてアンテナ30dを構成する。
図8に示すように、変形例5のアンテナ30eは、上記第1の実施の形態における円弧状の電波捕捉部32を回路基板13上にパターン形成し、アンテナ本体部33を、回路基板13に対して取り外し可能に取り付けたものである。
電波捕捉部32eは、回路基板13上に銅箔等で二箇所にパターン形成され、回路基板13の電波捕捉部32e間には、アンテナ本体部33eを取り付けるための取付孔Hが形成されている。この取付孔Hにアンテナ本体部33eが嵌め込まれることにより、アンテナ30eが構成される。
図9に示すように、変形例6のアンテナ30fは、フィルム基板Fに銅箔等で二箇所にパターン形成された電波捕捉部32fと、この電波捕捉部32f間に設けられたフィルム状コイル素子からなるアンテナ本体部33fとを備えている。アンテナ本体部33fは、例えば、ポリエチレンテレフタラート(PET)やポリ塩化ビニール(PVC)等の合成樹脂から作られた2枚のベースフィルム50a、50bが接着剤51により相互に接着され、さらにこのベースフィルム50a、50bの間に薄膜誘電体52が埋設されている。また、各ベースフィルム50a、50bの表面上に薄膜誘電体52を挾んで対向する位置に、銅箔等の薄膜導体53a、53bがそれぞれ接着剤51により接着されている。更に、この2枚の薄膜導体53a、53bは接続導体としてのスルーホール54により接続されている。スルーホール54で接続された薄膜導体53a、53bは、薄膜誘電体52の周囲を螺旋状に巻く形状となり、薄膜誘電体52を芯材とする疑似コイルを形成する。
図10、図11に示すように、第2の実施の形態におけるアンテナ40は、腕時計200に内蔵され、時刻情報の電波を受信して、腕時計200の表示時刻を修正するものである。なお、第1の実施の形態と同様の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
アンテナ40は、図12に示すように、電波によって磁化される磁性体41、磁性体41に巻きつけられ、磁性体41に生じた磁界の大きさに基づいて電流が流れる導体44等を備えている。
磁性体41は、導体44が巻きつけられるアンテナ本体部43、このアンテナ本体部43と独立して形成され、電波を捕捉する電波捕捉部42等を備えている。本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、電波捕捉部42をアンテナ本体部43から離間させて配置した点である。
電波捕捉部42は、フェライト等の磁性体で構成され、図11に示すように、時計ケース2及び中枠14に形成された収納部S内に設けられ、時計ケース2及び中枠14に沿って帯状に曲成されている。また、電波捕捉部42は、互いに対向する位置、例えば、三時の位置と九時の位置に設けられ、アンテナ本体部43の各端部から離間された状態で配置されている。
また、アンテナ本体部43には、導体44がコイル状に巻きつけられている。これにより、電波捕捉部42が捕捉した電波によってアンテナ本体部43が磁化され、磁化されたアンテナ本体部43が形成する磁界の大きさに伴った電流が導体44に流れる。
更に、電波捕捉部42をアンテナ本体部43から離間させて配置したことにより、アンテナ40のレイアウトの自由度を高めることができ、設置スペースの制約を受ける腕時計200等の小型の電子機器においても好適に利用することができる。
変形例1のアンテナ40aは、上記第2の実施の形態における円弧状の電波捕捉部42を回路基板13上にパターン形成し、アンテナ本体部43を、回路基板13に対して取り外し可能に取り付けたものである。
図13に示すように、電波捕捉部42aは、回路基板13上に銅箔等で二箇所にパターン形成され、回路基板13の電波捕捉部42a間には、アンテナ本体部43aを取り付けるための取付孔Hが形成されている。この取付孔Hにアンテナ本体部43aが嵌め込まれることにより、アンテナ40aが構成される。
その他、発明の要旨を逸脱しない範囲内であれば変更が可能である。
13 回路基板(電子基板)
30、30a〜30f、40、40a アンテナ
31、31a〜31f、41、41a 磁性体
32、32a〜32f、42、42a 電波捕捉部
33、33a〜33f、43、43a アンテナ本体部
34、34a〜34f、44、44a 導体
100、200 腕時計
Claims (6)
- 電波によって磁化される磁性体と、前記磁性体の一部に巻回され、前記磁性体に生じた磁界の大きさに基づいて電流が流れる導体と、を備えるアンテナにおいて、
前記磁性体は、前記導体が巻回されるアンテナ本体部と、前記アンテナ本体部と独立して形成され、電波を捕捉する電波捕捉部と、を備え、
前記電波捕捉部の電波捕捉領域の面積を、前記導体の巻回方向に直交する方向の前記アンテナ本体部の断面積よりも広く形成し、
前記電波捕捉部を、前記アンテナ本体部の導体の巻回方向の端部と接するように配置したことを特徴とするアンテナ。 - 電波によって磁化される磁性体と、前記磁性体の一部に巻回され、前記磁性体に生じた磁界の大きさに基づいて電流が流れる導体と、を備えるアンテナにおいて、
前記磁性体は、前記導体が巻回されるアンテナ本体部と、前記アンテナ本体部と独立して形成され、電波を捕捉する電波捕捉部と、を備え、
前記電波捕捉部の電波捕捉領域の面積を、前記導体の巻回方向に直交する方向の前記アンテナ本体部の断面積よりも広く形成し、
前記電波捕捉部を、前記アンテナ本体部から離間させて配置したことを特徴とするアンテナ。 - 電波によって磁化される磁性体と、前記磁性体の一部に巻回され、前記磁性体に生じた磁界の大きさに基づいて電流が流れる導体と、を備えるアンテナにおいて、
前記磁性体は、前記導体が巻回されるアンテナ本体部と、前記アンテナ本体部と独立して形成され、電波を捕捉する電波捕捉部と、を備え、
前記電波捕捉部の電波捕捉領域の面積を、前記導体の巻回方向に直交する方向の前記アンテナ本体部の断面積よりも広く形成し、
前記電波捕捉部を、電子基板上にパターン形成するとともに、
前記アンテナ本体部の導体の巻回方向の端部を、前記電波捕捉部と接するように前記電子基板に配置したことを特徴とするアンテナ。 - 電波によって磁化される磁性体と、前記磁性体の一部に巻回され、前記磁性体に生じた磁界の大きさに基づいて電流が流れる導体と、を備えるアンテナにおいて、
前記磁性体は、前記導体が巻回されるアンテナ本体部と、前記アンテナ本体部と独立して形成され、電波を捕捉する電波捕捉部と、を備え、
前記電波捕捉部の電波捕捉領域の面積を、前記導体の巻回方向に直交する方向の前記アンテナ本体部の断面積よりも広く形成し、
前記電波捕捉部を、電子基板上にパターン形成するとともに、
前記アンテナ本体部を、前記電波捕捉部から離間させて前記電子基板に配置したことを特徴とするアンテナ。 - 前記電波捕捉部を、無端となるように構成し、
前記アンテナ本体部を前記電波捕捉部の内側に設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のアンテナ。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載のアンテナをケース体内に備えたことを特徴とするアンテナを備えた腕時計。
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