JP3832257B2 - 同期モータの起動制御方法と制御装置 - Google Patents

同期モータの起動制御方法と制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3832257B2
JP3832257B2 JP2001049563A JP2001049563A JP3832257B2 JP 3832257 B2 JP3832257 B2 JP 3832257B2 JP 2001049563 A JP2001049563 A JP 2001049563A JP 2001049563 A JP2001049563 A JP 2001049563A JP 3832257 B2 JP3832257 B2 JP 3832257B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synchronous motor
energization
motor
energization period
starting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001049563A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002252996A (ja
Inventor
幸雄 川端
常博 遠藤
誠 石井
雄八 高倉
徹 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2001049563A priority Critical patent/JP3832257B2/ja
Priority to MYPI20015636A priority patent/MY126919A/en
Priority to TW090132059A priority patent/TW546910B/zh
Priority to KR10-2002-0003551A priority patent/KR100447559B1/ko
Priority to CNB021051844A priority patent/CN1200506C/zh
Priority to US10/082,289 priority patent/US6642681B2/en
Publication of JP2002252996A publication Critical patent/JP2002252996A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3832257B2 publication Critical patent/JP3832257B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K19/00Synchronous motors or generators
    • H02K19/02Synchronous motors
    • H02K19/10Synchronous motors for multi-phase current
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P1/00Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters
    • H02P1/16Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters for starting dynamo-electric motors or dynamo-electric converters
    • H02P1/46Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters for starting dynamo-electric motors or dynamo-electric converters for starting an individual synchronous motor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Electric Vacuum Cleaner (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Motor And Converter Starters (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同期モータの回転速度を所望の回転速度に制御する制御装置及びこの制御装置を用いて圧縮機や送風機駆動用の同期モータを制御して室内の空気調和を行う空調機,圧縮機や送風機駆動用の同期モータを制御して冷凍を行う冷凍機,撹拌翼や脱水槽駆動用の同期モータを制御して衣類の洗濯を行う洗濯機、送風機駆動用の同期モータを制御して掃除を行う電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
永久磁石回転子と固定子巻線とを備えたブラシレス直流モータは、メンテナンスの容易さから空調機,冷凍機,洗濯機等に使用されている。ブラシレス直流モータの駆動制御では、回転子の磁極位置と通電すべき固定子巻線の位置とを密接に関係付けることが必要である。空調機等のコンプレッサ用モータでは回転子の磁極位置検出を、ホール素子等の回転子位置検出センサを用いずに回転子磁極との相互作用で固定子巻線に誘起される逆起電圧を利用して該回転子の磁極位置を検出するセンサレス位置検出方式が採用されている。
【0003】
しかし、前記逆起電圧は、回転子が回転した際に固定子巻線に誘起されるので、モータが停止している場合には、上記の方法では回転子磁極位置を検出できない。そのため、起動時に、所定の2相に通電し、回転子位置を確定してから、転流を開始し、徐々に転流間隔を短くする同期運転を行い、逆起電圧でセンサレス位置検出が可能になった時点で、センサレス位置検出を基にした駆動へ切替える、いわゆる低周波起動方法が従来技術で用いられている。この時の転流間隔と印加電圧は、制御部で予め設定した所定のタイミングと印加電圧としている。
【0004】
特開平7−107777号公報に、起動時に印加電圧を変化させて、無通電相の電気量が変化した電圧を用い、転流間隔は、強制的に与えるタイミングとし、巻線の全相に転流し、回転子位置とは無関係に転流動作を行う従来技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
起動時の負荷トルクが常に一定であれば、予め設定した所定の印加電圧とタイミングで、確実に起動できるが、コンプレッサ用モータや洗濯機用モータは、起動時の負荷トルクが不明な場合が多い。そのため、起動時の転流間隔が短い場合や印加電圧が小さい場合では、負荷トルクが小さい時には、起動できても、負荷トルクが大きい時には、モータ出力トルクの不足により起動できない場合がある。
【0006】
逆に、転流間隔が長い場合や印加電圧が大きい場合には、負荷トルクが大きくても、モータの起動ができるが、負荷トルクが小さい時には、モータ電流が大きくなり、過電流になりやすく、最悪の場合には、インバータモジュールおよびモータを損傷する。つまり、従来技術の低周波起動方法では、同期運転時に回転子位置と無関係に転流が行われるため、負荷トルク不明の場合、良好な起動が難しい。
【0007】
また従来技術では、同期運転中は、回転子位置とは無関係に転流動作を行うため、起動時の負荷変動が大きいと、回転子位置と負荷変動周期の関係によっては、モータが起動できない場合がある。さらに、同期運転中は、回転子位置とは無関係に転流動作を行うため、モータ出力トルクが大きく変動し、モータを納めている筐体が大きな振動を発生する問題もある。従来技術では、同期運転中に回転子位置と無関係に転流が行われるため、モータ特性が充分に発揮できず、回転速度を早く立上げる必要のある製品への適応が困難である。
【0008】
本発明の目的は、起動時の負荷トルクが不明な場合でも確実かつ迅速にモータ起動を実現する同期モータの起動方法と制御装置とを提供することである。
【0009】
本発明の目的は、迅速に回転子位置に応じた転流動作を実現し、確実に起動する同期モータの起動方法と制御装置とを提供することである。
【0010】
本発明の目的は、負荷トルク変動があっても、良好な起動を実現する同期モータの起動方法と制御装置とを提供することにある。
【0011】
本発明の目的は、起動時のモータ出力トルクの変動を低減して、モータを納めた筐体の振動を低減する同期モータの起動方法と制御装置とを提供することである。
【0012】
本発明の目的は、回転速度の迅速な立上げを実現する同期モータの起動方法と制御装置とを提供することである。
【0013】
本発明の目的は、モータの回転時に発生する逆起電圧によるモータ電流の減少を防いで、起動時の出力トルク不足を防ぐ同期モータの起動方法と制御装置とを提供することである。
【0014】
本発明の目的は、起動時の負荷トルクに合わせてモータ電流を抑制して、出力回路の負荷を低減し、高い効率でモータ起動を実現する同期モータの起動方法と制御装置とを提供することである。
【0015】
本発明の目的は、上記の制御された同期モータを動力源とする機器、特に、空調機,冷凍機,洗濯機,掃除機を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の同期モータの起動方法は、起動時に連続する第1,第2および第3の通電パターンを設け、前記第1の通電期間T1,第2の通電期間T2,第3の通電期間T3に関してT1>T2≧T2≧0の関係にして、同期モータの起動時に、モータ出力トルクを大きくできる通電パターンで転流する。
【0017】
本発明の同期モータの制御装置は、モータ端子電圧と基準電圧を比較して回転子位置検出信号を作成する位置検出回路を備え、前記第3の通電期間T3において回転子位置情報を検出する。
【0018】
本発明の同期モータの制御装置は、前記第2の転流あるいは前記第3の転流から、前記第3の通電期間T3における前記回転子位置検出までの時間をカウントするタイマと、前記位置検出から次回転流までの時間をカウントするタイマを備えている。
【0019】
本発明の同期モータの起動方法は、前記第2の転流あるいは前記第3の転流から、前記第3の通電期間T3における前記回転子位置検出までの時間を計測し、その時間に基づいて次回転流までの時間を決定する。
【0020】
本発明の同期モータの制御装置は、前記第3の通電期間においてインバータ出力電圧を徐々に高める機能を備えている。
【0021】
本発明の同期モータの起動方法は、前記第3の通電期間以降において、所定の回転速度以上になるまで、インバータ出力電圧を増加する。
【0022】
本発明の同期モータの起動方法は、あらかじめインバータ出力電圧を設定することで、起動時の負荷トルクの大きさに応じてモータ電流を調整する。
【0023】
本発明の同期モータの起動方法は、モータの角加速度を基に回転速度と回転子位置を推定し、各通電期間内においてインバータ出力電圧を制御する。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のブラシレス直流モータの制御装置と該制御装置によって駆動されるブラシレス直流モータを使用した機器の実施形態を、図1〜図11を用いて説明する。
【0025】
図1は、本発明によるブラシレス直流モータ制御装置の一実施形態を示すブロック図である。このブラシレス直流モータ制御装置は、直流電源1の電圧を任意のパルス幅の交流電圧に変換して同期モータ3の固定子巻線に供給して該同期モータ3を回転させるインバータ回路2と、速度指令信号に応じて前記同期モータ3の制御処理を行う制御回路(ワンチップマイコンまたはハイブリットIC)4と、この制御回路4に従ってインバータ回路2を駆動するドライバ5と、同期モータ3の固定子巻線の各相の端子電圧、すなわち逆起電力と基準電圧作成回路6で作られた基準電圧とを比較して得られた情報に基づいて同期モータ3の回転子の磁極位置情報を検出する回転子情報検出部7とを備えている。
【0026】
本実施例では、基準電圧作成回路6で、直流電圧の1/2の電圧値を基準電圧として作成し、回転子情報検出部7には、基準電圧とモータ端子電圧値を比較して回転子情報を検出する。本実施例では、基準電圧を直流電圧の1/2電圧値としたが、基準電圧はモータ端子電圧から作られる仮想的な中性点電圧等でもよい。
【0027】
制御回路4は、同期モータ3の停止状態から起動を行うための始動処理部8と、始動処理部8の出力信号8aと回転子情報検出部7の出力である回転子情報信号7aの情報とから通電相を決定する通電相設定部9と、通電相信号9aと切替部11の出力信号11aとからドライブ信号10aを作成するドライブ信号作成部10と、始動処理部8から出力されるインバータ出力電圧情報8bと速度制御部12からのインバータ出力電圧情報12aとを通電相設定部9からの現在回転速度9bにより切替える切替部11と、指令速度と現在回転速度9bからインバータ出力電圧情報12aを作成する速度制御部12とを備えている。
【0028】
始動処理部8は、起動指令に従って通電する相に関わる信号8aを通電相設定部9へ出力すると同時に、インバータ出力電圧情報8bを切替部11へ出力する。
【0029】
通電相設定部9は、上記通電する相に関わる信号8aから取り出した通電相情報と、回転子情報検出部7からの回転子情報信号7aとを基に、通電相信号9aを出力すると共に、現在回転速度9bを出力する。
【0030】
ドライブ信号作成部10は、通電相信号9aとインバータ出力電圧情報11aからドライブ信号10aを作成し出力する。
【0031】
速度制御部12は、速度指令と現在回転速度9bとが一致するように調整したインバータ出力電圧情報12aを出力する。
【0032】
切替部11は、通電相設定部9からの現在回転速度9bを基に、始動処理部8からのインバータ出力電圧情報8bを出力するか、速度制御部12のインバータ出力電圧情報12aを出力するかを判断し、切替える。
【0033】
また、本実施例の駆動方法は、120゜通電駆動である。
【0034】
以下それぞれの動作を詳しく説明する。
【0035】
図2に、本実施例のブラシレス直流モータの誘起電圧と回転子角度の関係と一般的な120゜通電で駆動する場合の通電モードとを模式的に表す。図2に示すように、120゜通電駆動は、60゜電気角毎に6つの通電モードを切替える。各通電モードに対する回転子角度を図3に示す。
【0036】
図4は、上記始動処理部8から出力される通電相信号8aとインバータ出力電圧情報8bの一例である。以下、図4を用いて通電相信号8aが示す通電パターンとインバータ出力電圧とを順に説明する。
【0037】
本実施例の通電パターンは、第1の通電期間T1では2相通電して回転子位置をほぼ固定した後、第2の通電期間T2を経て、第3の通電期間T3へ転流し、その時間の長さ関係は、T1>T3≧T2≧0である。ここで、通電期間T3以降の通電幅を表す点線は、回転子情報信号7aに基づいて決定する。また、本実施例では、通電期間T1は2相通電であるが、通電期間T1で3相通電を行い、回転子位置を任意の位置にほぼ固定し、その回転子位置に応じた転流をしてもよい。
【0038】
図5は、通電する相を切替えることなく2相通電を続けたとき、各通電モードにおいてほぼ固定される回転子位置を示す表である。
【0039】
図4に示すように、通電期間T1で上アームのU相(U+と略す)と下アームのV相(V−と略す)に通電すると、回転子の固定位置は、図5から5/6πである。この回転子位置でモータ出力トルクを大きく得る通電モードは、図3から、U+,W−(下アームのW相)モード、もしくはV+(上アームのV相),W−モードである。ここで、U+,W−モードにおける回転子位置が終端にあたるため、このモードを省略してT=0とし、直接V+,W−モードへの通電でも良いが、モータ電流が連続しないため、本実施例では、図4に示すように、U+,W−モードをT2の期間だけ通電し、通電期間T3でV+,W−モードへ転流する通電パターンとした。
【0040】
従来技術の通電パターンでは、T1の期間で、回転子位置固定後に、連続した通電モード転流すると共に、T1>T2>T3となるように、その転流間隔を徐々に短くしていく。一方、実施例では、図4の通電パターンに示すようにT2の短期間だけ通電した後、T3の通電モードへ転流する点が異なる。また、実施例では、図4の通電パターンでT2=0でもかまわない。
【0041】
上記した通電パターンで転流することで、回転子位置決め後の転流からモータ特性を有効に活用して起動時のモータ出力トルクを大きくでき、モータ回転速度が迅速に立上がるので、逆起電圧を利用した回転子情報の検出が早い時点でできる。回転子情報を検出した後は、これを基に通電モードを切替えていく。
【0042】
なお、本実施例では、図4のT3以降の通電間隔は、ノイズ等の外乱を考慮して、回転子情報信号7aに従わないで、T3>T4>T5のように回転子位置とは無関係に通電してもよい。
【0043】
図4に示すように、インバータ出力電圧は、第1の通電期間T1では回転子位置を固定するために必要な値であって、第3の通電期間T3以降において徐々に上昇する。このように本実施例では1つの通電期間内でインバータ出力電圧変化する。本実施例では、第1の通電期間T1における電圧は一定としたが、回転子位置を固定できれば電圧は変化してもよい。また、本実施例では、インバータ出力電圧は、第3の通電期間T3以降に徐々に上昇するが、第2の通電期間T2以降で徐々に上昇してもよい。
【0044】
回転子位置を固定後、転流してモータが回転を始めると、逆起電圧が発生する。逆起電圧の大きさは、回転速度と回転子位置によって変化するため、インバータ出力電圧を一定にしてモータを起動すると逆起電圧の増加に伴い、モータ電流が減少してモータ出力トルクも減少する。本実施例では、このようなモータの回転に伴うモータ電流の減少を防ぐために、第2の通電期間T2以降にインバータ出力電圧を徐々に上昇する。
【0045】
インバータ出力電圧は、モータの逆起電圧定数とトルク定数と、第1の通電期間T1から第2の通電期間T2へ転流する際のモータ電流値を基にして、起動すべき最大負荷トルクの時に、第2あるいは第3の通電期間への転流によりモータが回転を始めてもモータ電流がほぼ一定になるように上昇させて、モータ出力トルクがほぼ一定になるようにした。詳細を以下に説明する。
【0046】
機械的過渡現象を含めたモータの動作は、モータ出力トルクτmと負荷トルクτLと全慣性モーメントJ,モータ回転速度ωmを用いて(1)式で示す運動方程式で表わせる。
【0047】
τm−τL=J(dωm/dt) …(1)
前記第1の通電期間T1における第2の通電期間T2への転流によるモータ出力トルクは、通電期間T1から通電期間T2への転流によるモータ電流が通電期間T2への転流直前のモータ電流とほぼ一致することから、その電流値とモータのトルク定数から算出できる。従って、通電期間T1から通電期間T2への転流における角加速度dωm/dtが算出できる。また、角加速度dωm/dtが一定であれば、時間変化に対する回転速度と回転子位置が算出できる。
【0048】
本実施例では、τLを起動したい最大負荷トルクとして、通電期間T1から通電期間T2への転流における角加速度dωm/dtを算出し、時間変化に対する回転速度と回転子角度から各相に発生する逆起電圧を算出して、120゜通電における2相間の逆起電圧に相当する電圧を通電期間T1の終端にあたるインバータ出力電圧に加算して図4に示したインバータ出力電圧を設定した。つまり、図4に示す本実施例のインバータ出力電圧は、上記の起動したい最大負荷トルクでモータ起動した場合に、モータ電流及びモータ出力トルクをほぼ一定に保ちながら、起動できるように設定してある。
【0049】
ここで、図6は、通電パターンとインバータ出力電圧に関する他の実施例であって、T1の通電期間の後、すぐにV+,W−モードへ移るため、図4のT2に相当する通電期間(U+,W−モード)をゼロとしたものであり、上記と同様に起動したい最大負荷トルクでモータ起動した場合に、モータ電流及びモータ出力トルクをほぼ一定に保ちながら、起動できるように設定してある。
【0050】
つぎに通電相設定部9の動作を述べる。通電設定部9は、モータ起動時に始動処理部8からの通電相情報8aに応じて図3の通電期間T1の通電モードを実現する通電相信号9aを出力する。その後同様に、通電期間T2の通電モード,通電期間T3の通電モードを実現する通電相信号9aを出力する。その際、通電期間T3の通電中に回転子情報検出部7で得られた回転子情報信号7aを基に、回転子位置を検出し、1/6πに相当する遅延時間経過後に、通電期間T4の通電モードへ転流するための通電相信号9aを出力する。その後は、前記同様回転子情報検出部7で得られた回転子情報信号7aを基に、次々と転流動作を繰り返すための通電相信号9aを出力する。また、回転子情報検出部7の出力信号7aもしくは通電相信号9aの変化する時間を基に、現在回転子速度を演算して信号
9bを出力する。
【0051】
図7に、本実施例の回転子情報検出部における回転子位置検出と通電モードの関係を模式的に示す。本実施例の回転子情報検出部9で検出する回転子位置は、図7に示すように端子電圧と基準電圧を比較して回転子の位置を検出するので、次の通電モードへ転流する1/6π手前に相当する。そのため、図7に示すタイミングで通電モードの切替わるためには、1/6πに相当する遅延時間を設定する必要がある。本実施例では、通電期間T3の通電期間中に回転子位置を検出した後、通電期間T4に移行するまでの遅延時間を次のようにして設定した。
【0052】
本実施例では、通電期間T1で回転子位置を固定した後、転流し、通電期間T3で位置検出したときの回転子位置が決まるため、固定した回転子位置から位置検出した点までの変位量も決まる。そこで、前述の変位量とT2の通電モードの開始から通電期間T3内で回転子位置を検出した時間を基に、角加速度を求め、その角加速度を用いて次回転流までの変位量(ここでは1/6π)に相当する時間を求め、回転子位置検出から次回転流までの遅延時間とした。本実施例では、図7に示すような通電モードのタイミングにするために、1/6πに相当する遅延時間を設定したが、モータの特性に合わせて次回転流までの変位量(遅延時間)を設定することが望ましい。
【0053】
図8は、切替部11のフローチャートである。切替部11は、起動時の現在回転速度9bが、予め設定した所定回転速度に達するまで、始動処理部8から出力されるインバータ出力電圧情報8bを出力信号11aとして出力し、前記所定回転速度以上に達したら、現在回転速度9bが速度指令と一致するように調整された、速度制御部12からのインバータ出力電圧情報12aへと出力信号11aを切替えて出力する。これは、予め設定した所定の速度に達するまで、始動処理部8から出力されるインバータ出力電圧情報8bを出力信号11aとして出力し、通電期間内のインバータ出力電圧を増加させて、回転子の回転速度を迅速に高め、起動時の回転子の運動エネルギーを迅速に高めて、起動時の負荷変動や負荷トルク急変への耐力を向上する。
【0054】
図9は、本実施例の起動時の動作波形である。図9は、起動したい最大負荷トルクの条件下で、図4の通電パターンを用いて起動した時の結果である。各波形は、上から順にモータのV相端子電圧波形と直流電流とを示す。
【0055】
図9に示すように、通電期間T3において、電流が減少することなくモータ起動できる。また、図10は、本実施例の起動時の動作波形で、図9と同じ通電パターンとインバータ出力電圧を設定し、負荷トルクが前述の起動したい最大起動負荷トルクよりも小さい場合である。前述した図9と同じ通電パターンとインバータ出力電圧を用いて、起動したい最大負荷トルクよりも小さい負荷トルク条件で起動すると、図9の時より回転速度が大きくなるため、逆起電圧が大きくなり、モータ電流が減少する。しかし、前述の図9よりも回転速度が大きくなるということは、モータが起動できることを意味する。このことから、本発明のモータ起動法を用いると、起動したい最大負荷トルク以下では、確実に起動ができると同時に、起動時の負荷トルクの大きさに応じてモータ電流を抑制できる。その際、回転子位置情報を基に、回転子位置に応じて、転流していくため、モータ出力トルクの変動も低減でき、併せてモータ出力トルクの変動によって生じるモータを収めた筐体の振動も低減できる。
【0056】
また、図11は、本実施例による起動時の動作波形で、前述した図9と同じ通電パターンおよびインバータ出力電圧で、負荷トルクを前述の起動したい最大起動負荷トルクの1.5 倍に設定した場合である。前述した図9と同じ通電パターンとインバータ出力電圧を用いて、起動したい最大負荷トルクよりも大きい負荷トルク条件で起動した場合、図9の時よりも回転速度が小さくなるため、逆起電圧が小さくなり、モータ電流が増加する。このモータ電流増加によって、モータ出力トルクが増加するため、モータ起動が可能になる。
【0057】
本発明の起動方法を用いると、起動したい最大負荷トルクと実際の負荷トルクが一致した場合は、位置決め時のモータ電流をほぼ保ったままモータが起動する。また、負荷トルクが小さい場合には、想定した角加速度よりも加速度が大きくなるため、逆起電圧が想定よりも大きくなることで、モータ電流を抑制しながら、モータ起動を行うことができる。この時、逆起電圧が大きくなるため、回転子情報検出がより安定する方向へと働く。さらに、起動時の負荷トルクが起動したい最大負荷トルクよりも大きい場合には、想定した角加速度よりも加速度が小さいため、逆起電圧が小さくなることで、モータ電流が増加し、その結果、モータ出力トルクも増加するため、インバータモジュールの許容電流値内であれば、起動時のモータ出力トルク範囲の拡大が可能である。
【0058】
従って、本実施例によれば逆起電圧の増加によるトルク不足を防ぎ必要なモータ出力トルクを確保すると共に、負荷トルクの大きさに応じて、モータ電流の大きさが決定されるので、確実でかつ高効率なモータ起動が実現できる。本実施例では、120゜通電駆動としたが、通電相を切替えて駆動するモータ制御法であれば、広角通電駆動法(120゜よりも広い通電幅を持つ駆動法)でも同様の効果がある。
【0059】
本発明の同期モータの起動方法を用いたモータ制御装置を圧縮機の駆動源に適用すると、モータ起動が確実であることに加え、負荷トルクに応じてモータ電流が抑制されるので高い効率でモータの起動ができる。また、起動時のモータ出力トルクの脈動を低減できるため、起動時の振動が少ない良質な空調機を実現できる。さらに、ヒートポンプ式の空調機は、圧縮機の回転速度によって冷暖房出力が変化するため、本発明の起動方法を用いたモータ制御装置を圧縮機の駆動源に使用すると、回転子位置に応じた制御を起動時から実現し、モータ特性を充分に活用し回転速度を迅速に立上げることができ、高性能な空調機を実現できる。
【0060】
同様に、本発明の同期モータの起動方法を用いたモータ制御装置を冷蔵庫用の圧縮機の駆動源に使用すると、モータ起動が確実であることに加え、負荷トルクに応じてモータ電流が抑制されるので高い効率でモータ起動ができる。また、起動時のモータ出力トルクの脈動を低減できるため、起動時の振動が少ない冷蔵庫を実現できる。さらに、立上がりの早い高性能な冷蔵庫を実現できる。
【0061】
また、本発明の同期モータの起動方法を用いたモータ制御装置を洗濯機の駆動源に使用すると、センサレス駆動でも高負荷からのモータ起動が確実になることに加え、負荷トルクに応じてモータ電流が抑制されるので高い効率のモータ起動が実現できる。そのため、現在センサ付きモータを駆動源としている洗濯機においてもセンサレス駆動を実現できる。さらに、脱水時等に立上がりの早い高性能な洗濯機を実現できる。
【0062】
また、本発明の同期モータの起動方法を用いたモータ制御装置を掃除機の駆動源として使用すると、モータ起動が確実であることに加え、モータ起動開始から迅速にセンサレス駆動へ切替えることができるため、立上がりの早い掃除機を実現できる。
【0063】
本発明のモータ起動方法を用いたモータ制御装置を駆動源とすると、センサレス駆動において、起動時に高効率,低振動,高速立上がりを実現する機器を実現できる。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、起動時の負荷トルクが不明な場合でも確実かつ迅速にモータ起動を実現できる。また、起動時の負荷トルクに合わせてモータ電流を抑制できるため、高効率なモータ起動を実現できる。また、モータ回転時に発生する逆起電圧によるモータ電流の減少を防ぐことで、起動時の出力トルク不足を回避できる。また、起動直後から回転子位置に応じた転流が実現できるため、低い振動でモータを起動できる。また、起動直後から回転子位置に応じた転流が実現できるため、モータ特性を活用して迅速に立上がるモータ起動を実現できる。本発明のモータ起動方法を用いたモータ制御装置を動力源にして、高品質な空調機,冷蔵庫,洗濯機,掃除機などを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブラシレス直流モータ制御装置の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】本実施例で用いたブラシレス直流モータの回転子角度に対する磁束の角度微分値と120゜通電における通電モードの一例を示す模式図である。
【図3】本実施例で用いたブラシレス直流モータの120゜通電における回転子角度と通電モードを示す図である。
【図4】本発明による通電パターンとインバータ出力電圧の一例を示す図である。
【図5】本実施例で用いたブラシレス直流モータの通電モードと回転子固定位置を示す図である。
【図6】本発明による通電パターンとインバータ出力電圧の一例を示す図である。
【図7】通電モードと基準電圧と端子電圧の関係を示す図である。
【図8】図1に示した本発明によるブラシレス直流モータ制御装置における切替部が実施するフローチャートである。
【図9】本発明による起動時のブラシレス直流モータの端子電圧波形と直流電流波形を示す図である。
【図10】本発明による起動時のブラシレス直流モータの端子電圧波形と直流電流波形を示す図である。
【図11】本発明による起動時のブラシレス直流モータの端子電圧波形と直流電流波形を示す図である。
【符号の説明】
1…直流電源、2…インバータ回路、3…同期モータ、4…制御回路、T1…第1の通電期間、T2…第2の通電期間、T3…第3の通電期間。

Claims (12)

  1. 直流電源と、直流電圧から複数相の固定子巻線に通電する出力手段を備え、通電相を切替えて同期モータを駆動するインバータ装置による同期モータの起動方法において、
    起動時に連続する第1の通電パターンと、第2の通電パターンと、第3の通電パターンとを設け、前記第1の通電期間をT1,第2の通電期間をT2,第3の通電期間をT3とした場合に、T1>T3≧T2≧0の関係であることを特徴とする同期モータの起動方法。
  2. 請求項1の同期モータの起動方法において、前記インバータ装置が、モータ端子電圧と基準電圧を比較し、回転子位置検出信号を作成する位置検出回路を備えていて、前記第1の通電期間T1で特定の相に通電して回転子位置決めし、前記第3の通電期間T3または、該第3の通電期間以降の通電期間のいずれかの期間で、前記位置検出回路からの回転子位置検出信号を検出することを特徴とする同期モータの起動方法。
  3. 請求項2の同期モータの起動方法において、
    前記第2の通電期間T2への転流または第3の通電期間T3への転流開始から、前記第3の通電期間T3における前記回転子位置検出までの時間を計測し、その時間に基づいて、次回転流までの遅延時間を決定することを特徴とする同期モータの起動方法。
  4. 請求項3の同期モータの起動方法において、
    前記第1の通電期間T1ではインバータ出力電圧が一定であって、前記第2の通電期間T2以降の各通電期間内において、インバータ出力電圧を変動させることを特徴とする同期モータの起動方法。
  5. 請求項4の同期モータの起動方法において、
    所定の回転速度を越えるまで、前記第2の通電期間T2以降の各通電期間内における、インバータ出力電圧を増加することを特徴とする同期モータの起動方法。
  6. 請求項4の同期モータの起動方法において、
    前記インバータ出力電圧を、負荷トルクが所定値より大きい場合にモータに流れる電流を増し、負荷トルクが所定値より小さい場合にはモータに流れる電流を減らす方向に制御することを特徴とする同期モータの起動方法。
  7. 請求項4の同期モータの起動方法において、
    モータの角加速度を基に回転速度と回転子位置を推定し、各通電期間内において、インバータ出力電圧を制御することを特徴とする同期モータの起動方法。
  8. 直流電源と、直流電圧から複数相の固定子巻線に通電する出力手段を備え、通電相を切替えて同期モータを駆動するインバータ装置を備えた同期モータの制御装置において、
    前記インバータ装置がインバータ回路と制御回路と前記インバータ回路を駆動するドライバ部と回転子情報検出部とを備えていて、前記制御回路が、始動処理部と通電相設定部と切替部と速度制御部とドライブ信号作成部とを具備し、前記始動処理部が前記通電相設定部に向けて出力する通電相信号が、前記同期モータ起動時に連続する第1の通電パターンと、第2の通電パターンと、第3の通電パターンとを含んでいて、前記第1の通電期間をT1,第2の通電期間をT2,第3の通電期間をT3とした場合に、T1>T3≧T2≧0の関係であることを特徴とする同期モータの制御装置。
  9. 請求項8に記載した同期モータの制御装置によって運転制御される同期モータを駆動源とする圧縮機または送風機の何れかを使用することを特徴とする空調機。
  10. 請求項8に記載した同期モータの制御装置によって運転制御される同期モータを駆動源とする圧縮機を使用することを特徴とする冷蔵庫。
  11. 請求項8に記載した同期モータの制御装置によって運転制御される同期モータを駆動源とすることを特徴とする洗濯機。
  12. 請求項8に記載した同期モータの制御装置によって運転制御される同期モータを駆動源とすることを特徴とする掃除機。
JP2001049563A 2001-02-26 2001-02-26 同期モータの起動制御方法と制御装置 Expired - Fee Related JP3832257B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001049563A JP3832257B2 (ja) 2001-02-26 2001-02-26 同期モータの起動制御方法と制御装置
MYPI20015636A MY126919A (en) 2001-02-26 2001-12-12 Starting control method of and control apparatus for synchronous motor, and air conditioner, refrigerator, washing machine and vacuum cleaner each provided with the control apparatus
TW090132059A TW546910B (en) 2001-02-26 2001-12-24 Starting control method of and control apparatus for synchonous motor, and air conditioner, refrigerator, washing machine and vacuum cleaner each provided with the control apparatus
KR10-2002-0003551A KR100447559B1 (ko) 2001-02-26 2002-01-22 동기 모터의 기동 제어 방법, 제어 장치 및 각각 상기제어 장치를 구비한 공기 조화기, 냉장고, 세탁기 및 진공청소기
CNB021051844A CN1200506C (zh) 2001-02-26 2002-02-25 同步马达的启动控制方法和控制装置及其应用
US10/082,289 US6642681B2 (en) 2001-02-26 2002-02-26 Starting control method of and control apparatus for synchronous motor, and air conditioner, refrigerator, washing machine and vacuum cleaner each provided with the control apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001049563A JP3832257B2 (ja) 2001-02-26 2001-02-26 同期モータの起動制御方法と制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002252996A JP2002252996A (ja) 2002-09-06
JP3832257B2 true JP3832257B2 (ja) 2006-10-11

Family

ID=18910649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001049563A Expired - Fee Related JP3832257B2 (ja) 2001-02-26 2001-02-26 同期モータの起動制御方法と制御装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6642681B2 (ja)
JP (1) JP3832257B2 (ja)
KR (1) KR100447559B1 (ja)
CN (1) CN1200506C (ja)
MY (1) MY126919A (ja)
TW (1) TW546910B (ja)

Families Citing this family (68)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002345288A (ja) * 2001-05-15 2002-11-29 Toshiba Tec Corp 三相ブラシレス電動機の起動方法、その駆動制御回路、電動送風機及び電気掃除機
JP4509518B2 (ja) * 2003-09-19 2010-07-21 株式会社東芝 コンプレッサの駆動装置及びそれを用いた冷蔵庫
JP2005204390A (ja) * 2004-01-14 2005-07-28 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv データ記憶装置、モータ制御装置及びモータ制御方法
GB2410847A (en) * 2004-02-05 2005-08-10 Dyson Ltd Control of motor winding energisation according to rotor angle
GB2410848A (en) * 2004-02-05 2005-08-10 Dyson Ltd Voltage compensation in switched reluctance motor
GB0415153D0 (en) * 2004-07-06 2004-08-11 Newage Int Ltd Electrical machine rotor position identification
US7246029B2 (en) * 2004-09-09 2007-07-17 F;Visteon Global Technologies, Inc. Electric machine with actively controlled switches
ES2249181B1 (es) * 2004-09-14 2007-04-16 Appliances Components Companies Spain, S.A. Metodo y sistema de control.
US7327587B2 (en) * 2004-09-30 2008-02-05 General Electric Company System and method for power conversion
US7161316B2 (en) * 2004-11-02 2007-01-09 General Electric Company Method and apparatus for discrete speed compensated torque step motor control
KR100665061B1 (ko) * 2004-12-08 2007-01-09 삼성전자주식회사 모터의 속도 제어장치 및 속도 제어방법
WO2006073378A1 (en) * 2005-01-07 2006-07-13 Ronald De Four A self starting method and an apparatus for sensorless commutation of brushless dc motors
JP2006271179A (ja) 2005-02-23 2006-10-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd モータ制御装置およびモータ制御方法
DE102005013773A1 (de) * 2005-03-22 2006-09-28 Diehl Ako Stiftung & Co. Kg Verfahren zur Regelung einer Pumpe
US20070011107A1 (en) * 2005-05-03 2007-01-11 Greg Benson Trusted decision support system and method
KR100774006B1 (ko) * 2005-06-28 2007-11-08 삼성전자주식회사 3상 bldc 모터의 제어장치 및 3상 bldc모터의제어방법
US7932693B2 (en) * 2005-07-07 2011-04-26 Eaton Corporation System and method of controlling power to a non-motor load
KR100716296B1 (ko) * 2005-10-14 2007-05-09 삼성전자주식회사 압축기의 구동방법
JP5010827B2 (ja) * 2005-11-16 2012-08-29 日立アプライアンス株式会社 ブラシレスモータの制御装置
KR20070066585A (ko) * 2005-12-22 2007-06-27 엘지전자 주식회사 공기조화기 및 그 제어방법
US7823249B2 (en) * 2006-01-05 2010-11-02 The Scott Fetzer Company Motor control for a vacuum cleaner
JP4315205B2 (ja) * 2007-03-05 2009-08-19 ソニー株式会社 モータ駆動装置およびモータユニット
US7895003B2 (en) * 2007-10-05 2011-02-22 Emerson Climate Technologies, Inc. Vibration protection in a variable speed compressor
US8950206B2 (en) 2007-10-05 2015-02-10 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor assembly having electronics cooling system and method
US9541907B2 (en) * 2007-10-08 2017-01-10 Emerson Climate Technologies, Inc. System and method for calibrating parameters for a refrigeration system with a variable speed compressor
US20090092502A1 (en) * 2007-10-08 2009-04-09 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor having a power factor correction system and method
US8539786B2 (en) 2007-10-08 2013-09-24 Emerson Climate Technologies, Inc. System and method for monitoring overheat of a compressor
US8459053B2 (en) * 2007-10-08 2013-06-11 Emerson Climate Technologies, Inc. Variable speed compressor protection system and method
US8418483B2 (en) 2007-10-08 2013-04-16 Emerson Climate Technologies, Inc. System and method for calculating parameters for a refrigeration system with a variable speed compressor
US20090092501A1 (en) * 2007-10-08 2009-04-09 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor protection system and method
US8448459B2 (en) * 2007-10-08 2013-05-28 Emerson Climate Technologies, Inc. System and method for evaluating parameters for a refrigeration system with a variable speed compressor
KR101451429B1 (ko) * 2008-02-13 2014-10-15 엘지전자 주식회사 모터, 이를 포함하는 세탁기 및 그 제어방법
US8054033B2 (en) * 2008-10-24 2011-11-08 Standard Microsystems Corporation Brushless, three phase motor drive
EP2413497B1 (en) * 2009-03-24 2019-06-19 IHI Corporation Device and method for power-saving driving of device having same load pattern
GB2469129B (en) 2009-04-04 2013-12-11 Dyson Technology Ltd Current controller for an electric machine
GB2469140B (en) 2009-04-04 2013-12-11 Dyson Technology Ltd Control of an electric machine
GB2469130B (en) * 2009-04-04 2014-01-29 Dyson Technology Ltd Control system for an electric machine
GB2469128A (en) * 2009-04-04 2010-10-06 Dyson Technology Ltd Generating control signals for an electric machine from a position sensor
GB2469133B (en) * 2009-04-04 2014-04-23 Dyson Technology Ltd Control system for an electric machine
US8633662B2 (en) * 2009-06-12 2014-01-21 Standard Microsystems Corporation Drive method to minimize vibration and acoustics in three phase brushless DC (TPDC) motors
US8368334B2 (en) * 2009-11-18 2013-02-05 Standard Microsystems Corporation Brushless, three phase motor drive
CN102215022B (zh) * 2010-04-09 2013-03-06 建准电机工业股份有限公司 无刷直流马达的无感测器启动方法
CN101917152B (zh) * 2010-07-29 2013-01-16 宁波奥克斯空调有限公司 变频空调用永磁同步压缩机的启动方法
US8698432B2 (en) 2010-08-31 2014-04-15 Standard Microsystems Corporation Driving low voltage brushless direct current (BLDC) three phase motors from higher voltage sources
US8436564B2 (en) 2010-09-01 2013-05-07 Standard Microsystems Corporation Natural commutation for three phase brushless direct current (BLDC) motors
JP5838038B2 (ja) * 2011-04-22 2015-12-24 サンデンホールディングス株式会社 モータ制御装置
CN103296962B (zh) * 2012-02-29 2017-08-15 艾默生电气公司 变速多相位电机的速度控制
JP6035942B2 (ja) * 2012-07-25 2016-11-30 ダイキン工業株式会社 モータ駆動制御装置
GB2513193B (en) * 2013-04-19 2015-06-03 Dyson Technology Ltd Air moving appliance with on-board diagnostics
USD728723S1 (en) 2013-04-29 2015-05-05 Ashbury International Group, Inc. Forend for modular tactical firearms
USD728722S1 (en) 2013-04-29 2015-05-05 Ashbury International Group, Inc. Forend for modular tactical firearms
TWI492516B (zh) * 2013-08-07 2015-07-11 Richtek Technology Corp 馬達控制方法以及裝置
CN104377999A (zh) * 2013-08-13 2015-02-25 立锜科技股份有限公司 马达控制方法以及装置
US10375901B2 (en) 2014-12-09 2019-08-13 Mtd Products Inc Blower/vacuum
JP6217667B2 (ja) * 2015-02-19 2017-10-25 株式会社豊田自動織機 電動圧縮機
CN104967253B (zh) * 2015-07-16 2018-03-30 莱克电气股份有限公司 高速无霍尔三相吸尘器电机
CN105024596A (zh) * 2015-07-31 2015-11-04 苏州南光电子科技有限公司 一种反电势过零检测电机稳压控制***
KR101714195B1 (ko) * 2015-08-21 2017-03-08 엘지전자 주식회사 진공 청소기
CN105186956A (zh) * 2015-08-31 2015-12-23 许继集团有限公司 一种无传感器永磁同步电机启动控制方法以及对应的***
CN105743399B (zh) * 2016-05-13 2018-08-07 深圳市高科润电子有限公司 一种直流无刷电机无位置控制***及其控制方法
TWI595741B (zh) * 2016-06-28 2017-08-11 建準電機工業股份有限公司 馬達、其啓動控制方法及具有該馬達的風扇
CN106026203B (zh) * 2016-06-30 2018-11-06 温州大学 基于效率和均流偏差期望加权和矩阵的并联供电***优化控制方法
CN108998922B (zh) * 2017-06-06 2020-12-11 松下家电研究开发(杭州)有限公司 一种洗衣机马达启动控制方法
JP2019105216A (ja) * 2017-12-13 2019-06-27 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 電動送風機及びそれを搭載した電気掃除機
US11206743B2 (en) 2019-07-25 2021-12-21 Emerson Climate Technolgies, Inc. Electronics enclosure with heat-transfer element
CN111041770A (zh) * 2019-12-05 2020-04-21 无锡飞翎电子有限公司 衣物处理设备及其控制方法、装置、可读存储介质
KR102574300B1 (ko) * 2021-08-26 2023-09-08 모컴스 주식회사 농업용 압축 공기 제어 시스템
GB2623359A (en) * 2022-10-14 2024-04-17 Iic Products Ltd Battery powered cleaning device

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01308192A (ja) * 1988-06-02 1989-12-12 Fujitsu General Ltd センサレス・ブラシレスモータの起動方法
US5017845A (en) * 1990-10-05 1991-05-21 Sgs-Thomson Microelectronics, Inc. Brushless direct current motor starting and operating apparatus and method
US5298838A (en) * 1991-02-21 1994-03-29 Silicon Systems, Inc. Sensorless brushless DC motor starting system and method
US5530326A (en) * 1993-07-19 1996-06-25 Quantum Corporation Brushless DC spindle motor startup control
JPH07107777A (ja) * 1993-10-06 1995-04-21 Toshiba Corp ブラシレスモータの制御方法および制御装置
JP3298267B2 (ja) * 1993-10-27 2002-07-02 セイコーエプソン株式会社 位置センサレスdcブラシレスモータの制御装置
JP3389330B2 (ja) * 1994-05-31 2003-03-24 三洋電機株式会社 モータ起動装置
DE19509914C1 (de) * 1995-03-18 1996-11-07 Danfoss As Verfahren zum Betrieb einer Motor-Verdichter-Einheit und Motor-Verdichter-Einheit zur Durchführung dieses Verfahrens
JP3483740B2 (ja) * 1997-08-29 2004-01-06 株式会社東芝 洗濯機
KR100308297B1 (ko) * 1999-01-27 2001-09-13 구자홍 인버터 냉장고의 브러시리스 직류 모터 제어장치 및 방법
JP3690296B2 (ja) * 2001-03-26 2005-08-31 セイコーエプソン株式会社 センサレスモータの駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20020117989A1 (en) 2002-08-29
JP2002252996A (ja) 2002-09-06
US6642681B2 (en) 2003-11-04
KR100447559B1 (ko) 2004-09-08
TW546910B (en) 2003-08-11
CN1200506C (zh) 2005-05-04
MY126919A (en) 2006-10-31
CN1374751A (zh) 2002-10-16
KR20020070096A (ko) 2002-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3832257B2 (ja) 同期モータの起動制御方法と制御装置
JP4259173B2 (ja) 電動圧縮機の駆動装置
Lee et al. A novel starting method of the surface permanent-magnet BLDC motors without position sensor for reciprocating compressor
JP4341266B2 (ja) ブラシレスdcモータの駆動方法及びその装置
JPH07337080A (ja) 空気調和機
EP1505719B1 (en) Determining rotation of a freewheeling motor
JP2008160950A (ja) モータ駆動装置およびこれを具備した冷蔵庫
JP6217667B2 (ja) 電動圧縮機
WO2008146993A1 (en) Apparatus and method for controlling operation of motor
JP3731105B2 (ja) モータシステムおよび該モータシステムを備えた空気調和機ならびにモータの起動方法
KR20070000946A (ko) 3상 bldc 모터의 제어장치 및 3상 bldc모터의제어방법
JP3753074B2 (ja) Dcブラシレスモーター装置
JPH05272823A (ja) 能力可変型空気調和装置の制御方法
JP4226224B2 (ja) インバータ装置
JP6884916B1 (ja) モータ駆動装置および冷凍機器
JP2004064902A (ja) 同期モータの制御装置とこれを用いた機器
JP4531180B2 (ja) 同期モータおよび同期モータの起動方法
JP7150186B2 (ja) 電動機駆動装置、電動機駆動システム及び冷凍サイクル装置
JP3544338B2 (ja) 圧縮機モータの制御装置
CN111034011B (zh) 电动机驱动装置和使用它的冷藏库
JP2005207362A (ja) 電動圧縮機の駆動装置
JP3666319B2 (ja) モータの制御方法
JP2004254424A (ja) 電動機の駆動装置
KR100848157B1 (ko) 비엘디씨 모터의 제어방법 및 이를 이용한 공기조화기
JP2012239301A (ja) モータ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060322

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060710

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees