JP3069300B2 - 湯水混合栓 - Google Patents

湯水混合栓

Info

Publication number
JP3069300B2
JP3069300B2 JP8312817A JP31281796A JP3069300B2 JP 3069300 B2 JP3069300 B2 JP 3069300B2 JP 8312817 A JP8312817 A JP 8312817A JP 31281796 A JP31281796 A JP 31281796A JP 3069300 B2 JP3069300 B2 JP 3069300B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot
water
outer cylinder
valve body
inner cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8312817A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10141521A (ja
Inventor
田 二 郎 保
Original Assignee
保田 二郎
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 保田 二郎 filed Critical 保田 二郎
Priority to JP8312817A priority Critical patent/JP3069300B2/ja
Publication of JPH10141521A publication Critical patent/JPH10141521A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3069300B2 publication Critical patent/JP3069300B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding Valves (AREA)
  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)
  • Details Of Valves (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作レバーの操作
により湯水を所期の割合で混合して、蛇口から所期の流
量で流出させる湯水混合栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、レバーの操作により湯水の混
合割合を変えると共に、蛇口からの流出水量を調整でき
るようにした湯水混合栓としては、各種の構造のものが
知られている。この湯水混合栓としては、一般的に、構
造が簡単で強度が高いことが要求されるが、既存の混合
栓では、各種の機能を付加したり、美観を求めたデザイ
ンを優先して設計したりするために、構造が複雑で部品
点数の多いものとなり、手荒い取扱いを行ったときには
破損し易くなっているのが一般的である。
【0003】また、湯水混合栓では、安定的な止水を実
現できるようにすることは勿論であるが、操作レバーの
回転角度に応じた湯水の混合比を適切に設定したり、湯
水の混合比の調整と流量調整との間での相互干渉をなく
したり、ウォーターハンマーを防止できるようにするな
ど、各種の湯水制御のための補助的な機構を備える必要
がある。しかしながら、これらの湯水制御を行うために
は、混合栓の基本構成として、それらの制御機構を容易
に付設できるような構成を採用することが必要であり、
既知の湯水混合栓では、この点についての配慮が欠ける
ため、結果的に構造が複雑化したり、部品点数が増加し
たり、コストを高めたりしている傾向がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の技術的課題
は、湯水混合栓における安定的な止水の実現、操作レバ
ーの回転角度に応じた湯水の混合比の適切な設定、湯水
の混合比の調整とは無関係な流量調整、ウォーターハン
マーの防止等に関する各種湯水制御を、それぞれ独立に
適宜行えるようにした混合栓の基本構成を得ることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の湯水混合栓は、弁本体に水密に内挿されて互
いに摺接する状態に嵌合された一組の内外円筒を備え、
上記外円筒は、弁本体に対して回転のみを可能として操
作レバーに連結し、上記内円筒は、外円筒に対して上下
に摺動可能として操作レバーに連結し、上記外円筒に
は、弁本体に設けた湯及び水の流入口に連通し、該外円
筒の回転に伴って湯及び水の流入口と連通する開度比が
変わる通孔を開設すると共に、上記内円筒は、その上下
移動により上記外円筒の通孔を内側から開閉する制水壁
として構成し、上記弁本体には、内外円筒内の空間を湯
水出口に連通させる流路を設けたことを特徴とするもの
である。
【0006】上記湯水混合栓においては、内外円筒を駆
動操作する単一の操作レバーを設け、その操作レバーを
外円筒の上部に上下傾動自在に支持させると共に、内円
筒の上部に一体的に昇降可能に係合させたものとし、ま
た、内円筒に、弁本体の湯水出口に連通する流路に設け
た弁座を開閉する弁体を、両者の連結に遊びを持たせて
吊下したものとするのが適切である。
【0007】上記構成を有する湯水混合栓においては、
操作レバーの回転により湯水の混合比が調整され、ま
た、操作レバーの上下方向への操作により、湯水出口か
ら流出する湯水の総量が調整され、一方の操作端におい
て湯水の流出が止められる。更に具体的には、操作レバ
ーを水平面内で回転させると、それに伴って外円筒が回
転し、弁本体に設けた湯及び水の流入口が、外円筒の回
転位置に応じた所要の開度比で外円筒の通孔と連通する
ので、操作レバーの回転角度に応じた所要の混合比で湯
水が混合される。一方、操作レバーを上下方向に操作す
ると、それに伴って内円筒が外円筒内を上下に摺動し、
外円筒に設けた通孔の開度を内円筒の制水壁によって調
整するので、湯水出口から流出する湯水の総量が調整さ
れ、内円筒が下方端に達したときには湯水の流出が止め
られる。
【0008】上述したところから明らかなように、外円
筒の回転による湯水の混合比の調整と、内円筒の上下移
動による流量調整とは、全く独立に、相互に無関係に行
うことができるので、湯水の混合比の調整と流量調整と
の間での相互干渉はない。しかし、外円筒の湯水の通孔
の形状及び内円筒の制水壁の下端の形状を適切に設定す
ることにより、簡単に湯水の混合比と総流量との間に一
定の関係を付与することができる。このような湯水制御
は、混合栓が、弁本体に湯水混合比を調整する回転可能
な外円筒と総流量を調整する上下に摺動可能な内円筒を
内挿した、という基本構成を有しているために行うこと
が可能なものであり、また、上記基本構成に基づいて、
以下に述べるような安定的な止水の実現やウォーターハ
ンマーの防止をも容易に行うことができる。
【0009】即ち、上記混合栓において、内円筒に、弁
本体の湯水出口に連通する流路に設けた弁座を開閉する
弁体を、両者の連結に遊びを持たせて吊下しておくと、
止水のために内円筒を下方に移動させたときに、その内
円筒の制水壁によって外円筒の通孔が閉じる前に、遊び
のある上記弁体により湯水出口の弁座が閉鎖され、その
弁体に内円筒内の水圧が作用するので、この水圧による
自緊力により弁体の安定的な止水を実現することができ
る。また、上記構成により、弁体による弁座の閉鎖に先
立って、内円筒の制水壁により外円筒の通孔が閉鎖に近
い状態になるので、弁体により急激に弁座が閉鎖される
ようなことがなく、これによってウォーターハンマーを
防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明にか
かる湯水混合栓の実施の形態について詳述する。図示し
た湯水混合栓における弁本体1は、図示しない給湯源及
び給水源に接続される給湯及び給水の流入口2,3を備
えると共に、湯水出口に連通させる流路4を備えてい
る。この流路4には、後述する弁座5を備えている。ま
た、この弁本体1の中央部には、互いに摺接する状態で
嵌合された一組の外円筒11及び内円筒21が水密に内
挿されている。
【0011】上記外円筒11は、弁本体1に対して回転
のみを可能として、上部にシール部材13を介在させて
弁本体1に収容し、その上端の筒軸部15を、弁本体1
上にボルト7で固定した蓋部材6を貫通させて上部に導
出したものである。そして、上記外円筒11には、弁本
体1の二つの流入口2,3に対応させて、それらの流入
口からの湯水を外円筒11内に導入する通孔16,17
を開設している。なお、図示を省略しているが、上記外
円筒11の筒軸部15と蓋部材6との間には、外円筒1
1の回転範囲を以下に述べる湯水の必要な制御範囲に制
限するストッパを設けている。
【0012】上記通孔16,17は、基本的には、外円
筒11の回転により一方の通孔16が弁本体1の給湯流
入口2に対して最大の流通開口で連通するときには、他
方の通孔17が弁本体1における給水流入口3と非連通
状態にあり、また、逆に通孔17が弁本体1における給
水流入口3に対して最大の流通開口で連通するときに
は、通孔16が弁本体1の給湯流入口2と非連通状態に
なり、さらに、それらの中間位置では、外円筒11の回
転位置に応じた割合で給湯流入口2と給水流入口3がそ
れぞれ通孔16,17に連通するように形成している。
そのため、外円筒11の回転位置に応じて、通孔16,
17からの流入面積比が変動し、従って、湯水の混合比
を任意に調節することができる。なお、流入口2,3の
形状との関連において、通孔16と17の形状を適宜設
定することにより、湯水の流量比を外円筒11の回転角
度と比例的に変えることなく、適宜関数的に変えること
ができる。
【0013】一方、上記外円筒11内に水密に嵌合され
た内円筒21は、外円筒に対して上下に摺動可能に嵌装
し、その上端面には、外円筒11の筒軸部15内をシー
ル部材23を介して水密に貫通することにより弁本体1
上に突出するシャフト22を備えている。この内円筒2
1は、上下の移動により上記外円筒11の通孔16,1
7を内側から開閉する円筒形の制水壁として構成したも
ので、シャフト22の上下動により外円筒11に内接し
ながら上端まで達したときには、制水壁を構成する内円
筒21の下端が外円筒11の通孔16,17よりも上方
に位置して、通孔16,17を全開させ、逆に、内円筒
21が下端に達したときには外円筒11の通孔16,1
7を共に全閉し、更に、内円筒21が上記上端と下端の
中間位置にあるときには、その位置に応じて通孔16,
17の各一部を閉鎖し、その位置によって決まる流量比
で湯水を流出させるようにしている。
【0014】上記内円筒21の昇降に際して、その内円
筒21の上面と外円筒11の上面との間の空間は、息抜
きのために外部に連通させておく必要がある。そのた
め、内円筒21の上面壁には、制動作用をもたらす小孔
(複数でも可)27を開設している。この小孔27は、
単純な一定内径の孔とすることもできるが、図示したよ
うに、一方の口をテーパー状に開くものとして、上記制
動作用に方向による差を付与することもできる。上記内
円筒21の上下動により調節される総流量は、内円筒2
1が上端に達したときに最大になり、下端に達したとき
には湯水の流出が止められ、その間で無段階的に調節さ
れる。その際、一般的には、外円筒11の位置により通
孔16,17の開口の割合が一定に保持されたままで行
われるが、両通孔16,17の形状を適宜設定し、内円
筒21の上下移動位置に応じて両通孔16,17の開口
割合が変わるようにして、総流量に応じて両通孔16,
17からの湯水の混合比を増減させることもできる。
【0015】上記外円筒11及び内円筒21を駆動操作
するため、弁本体1の上部には、単一の操作レバー31
を設けている。この操作レバー31は、その先端部32
を外円筒11の筒軸部15の上部に支持軸35により上
下傾動自在に支持させると共に、中間の力点部33を、
内円筒21のシャフト22の上部に対設した一対の係合
溝25に対して、一体的に昇降可能、相対的に回転不能
なものとして係合させ、その操作レバー31の延長部を
側方に突出する操作部34としたものである。そのた
め、この操作レバー31の回転により外円筒11が回転
して湯水の混合比が調整され、操作レバー31の上下方
向への操作により、内円筒21が昇降し、湯水出口から
流出する湯水の総量が調整される。なお、外円筒11は
弁本体1に対して上下移動を拘束して保持されているの
で、操作レバー31の操作時の反力等により外円筒11
が上下移動することはない。
【0016】更に具体的に説明すると、上記操作レバー
31は、湯水の混合比の調節、即ち外円筒11の回転の
ために、その操作部34を水平面内で左右に回動させた
ときには、弁本体1に内挿された一組の外円筒11及び
内円筒21をシャフト22の軸線の周りで一体的に回転
させるものであり、そのため、操作レバー31の先端部
32を外円筒11に連結すると共に、中間の力点部33
においてシャフト22に対して相対的に回転しないよう
に、その力点部33によりシャフト22の係合溝25の
内壁を挟持させている。なお、内円筒21の回転は湯水
の混合比の調節と無関係であるため、それを外円筒11
と一体的に回転させることは必ずしも必要不可欠の要件
ではないが、それらを一体的に回転させた方がシール部
材23の損耗を抑制できる点で有利になる。
【0017】一方、湯水の総流量を調節するため、即
ち、内円筒21を上下に移動させるため、操作レバー3
1の先端部32は、上述したように外円筒11の上部に
支持軸35により上下傾動自在に支持させ、また、操作
レバー31の中間の力点部33は、シャフト22の係合
溝25に遊動自在に係合させている。この力点部33の
係合は、操作レバー31の操作部34を上下に移動させ
て操作レバー31を傾動させるために、その傾動を許容
するものであることが必要であり、また、その操作レバ
ー31の傾動時に力点部33がシャフト22の係合溝2
5に沿って移動するため、その移動を許容するものであ
ることが必要である。従って、図示したように、操作レ
バー31の力点部33をシャフト22の係合溝25に対
して余裕をもって遊嵌、係合させておくこともできる
が、操作レバー31をシャフト22に対してピン等によ
り回転自在に取り付ける場合には、そのピンをシャフト
22の軸線と直交する方向に平行移動可能にしておくこ
とが必要である。
【0018】なお、図示した実施例では、操作レバー3
1の先端部32を外円筒11の上部に上下傾動自在に支
持させると共に、その力点部33を内円筒21の上部に
一体的に昇降可能に係合させ、それによって、操作部3
4を上に押し上げたときに内円筒21により外円筒11
の通孔16,17を全開させ、その押し下げにより通孔
16,17を全閉させるようにしているが、操作レバー
31の先端部32を内円筒21の上部に傾動自在に支持
させると共に、支持軸による操作レバー31の支持を、
図示とは反対側の外円筒11上において行うようにする
と、操作部34を上に押し下げたときに内円筒21によ
り外円筒11の通孔16,17を全開させ、押し上げに
より全閉させるようにすることができる。
【0019】また、上記弁本体1には、内円筒21内の
空間を湯水出口に連通させる流路4に弁座5を設けてい
るが、この弁座5を開閉するゴムや合成樹脂等の弾性材
料からなる弁体41を、内円筒21のシャフト22の下
端に遊びを持たせて吊下している。即ち、上記内円筒2
1は、その中心部にシャフト22の下端を挿通し、その
シャフト22の細径部にスプリング止め金26を係合さ
せることにより、シャフト22の下端部に取り付け、更
に、そのシャフト22の下端には、鎖等の可撓部材42
を介して弁体41を吊下している。上記可撓部材42
は、内円筒21の下降によりそれが外円筒11の通孔1
6,17を完全に閉じる以前に弁体41が弁座5を閉鎖
するように、弁体41とシャフト22の連結に遊びを持
たせたものである。また、上記シャフト22の下端に
は、可撓部材を覆う可撓性の保護筒43を吊下してい
る。
【0020】上記可撓部材42は、鎖等に限らず、例え
ば、摺動自在に嵌合する筒状部材などのように、弁体4
1とシャフト22の連結に遊びを持たせ得る各種部材を
採用することができる。但し、弁体41が弁座5を閉鎖
している状態で内円筒21が回転する可能性もあるた
め、上記可撓部材42は弁体41の回転を許容する構造
であることが望まれる。
【0021】上記構成を有する湯水混合栓においては、
操作レバー31を水平面内で左右に回転させると、それ
に伴って外円筒11及び内円筒21が回転し、弁本体1
に設けた湯及び水の流入口2,3が、外円筒11の回転
位置に応じた所要の開度比で外円筒11の通孔16,1
7と連通するので、操作レバー31の回転角度に応じた
所要の混合比で湯水が混合される。一方、操作レバー3
1を上下方向に操作すると、それに伴って内円筒21が
外円筒11内を単独で上下に摺動し、外円筒に設けた通
孔16,17の開度を内円筒21の制水壁によって調整
するので、湯水出口から流出する湯水の総量が調整さ
れ、内円筒21が下方端に達したときには通孔16,1
7が閉鎖される。上述したところから明らかなように、
外円筒11の回転による湯水の混合比の調整と、内円筒
21の上下移動による流量調整とは、全く独立に、相互
に無関係に行うことができるので、湯水の混合比の調整
と流量調整との間での相互干渉はない。
【0022】また、上記構造の湯水混合栓では、弁体4
1が弁座5を閉鎖しているとき、内外円筒の内側でその
弁体41の上面に湯水が導入されるため、弁体41には
全閉時にその湯水の圧力が掛かり、弁体41はその圧力
で弁座5に密着し、所謂、自緊力が働くことにより、安
定的で有効な止水効果を発揮するものである。一方、弁
体41が弁座5を閉鎖しているときには、シャフト22
における外円筒11の筒軸部15に嵌挿している部分の
断面積に対して、上記湯水の圧力が作用するが、この力
は上記断面積を小さくすることにより、各部の摩擦力等
に比して比較的小さいものとすることができ、そして、
操作レバー31の操作により弁体41が少し開くと、シ
ャフト22に作用する湯水の圧力が低下するため、シャ
フトへの押し上げ力は小さくなり、シャフト22の操作
等に悪い影響を及ぼすことはない。上記内円筒21の上
面壁に設けた小孔27は、内円筒21の昇降に際してそ
こを通る湯水の流れに抵抗を与えるために、それが内円
筒21に制動力として作用し、シャフト22の急激な操
作を抑制すると共に、内円筒21の位置保持の安定化に
も有効に機能するものである。
【0023】更に、上記湯水混合栓は、その構成がウォ
ーターハンマーの防止にも有効に機能するものである。
即ち、上記内円筒21には、弁本体1の流路4に設けた
弁座5を開閉する弁体41を、両者の連結に遊びを持た
せて吊下しているので、止水のために内円筒21を下方
に移動させたときに、遊びのある上記弁体41により弁
座5が閉鎖されるのに先立って、その内円筒21の制水
壁によって外円筒11の通孔16,17が閉鎖に近い状
態になるので、弁体41により急激に弁座5が閉鎖され
るようなことがなく、これによってウォーターハンマー
を防止することができる。また、弁体41の開閉をシャ
フト22から可撓部材42を介して行うようにしている
ので、シャフト22により無理に弁体41を弁座5に押
し付けることはなく、弁体41の弁座5に対する回転摩
擦が起こらないことと相まって、弁体41の耐久力を向
上させることができる。
【0024】上記構造の湯水混合栓は、以上において説
明した特長ばかりでなく、弁本体1に内挿されて嵌合さ
れた一組の外円筒11及び内円筒21を独立に回転また
は昇降させるようにしているため、各種湯水制御を正
確、確実に行うことができ、しかも、構造的にも非常に
簡単で高強度に構成することができるなどの特長をも備
えるものである。なお、ここで示した実施例は、本発明
の混合栓の単なる一例を示すものであって、本発明はこ
の実施例によって何ら制限されるものではなく、特許請
求の範囲の精神を逸脱しない範囲内においてその設計を
変更できるのは勿論である。
【0025】
【発明の効果】以上に詳述した本発明の湯水混合栓によ
れば、湯水混合栓における安定的な止水の実現、操作レ
バーの回転角度に応じた湯水の混合比の適切な設定、湯
水の混合比の調整とは無関係な流量調整、ウォーターハ
ンマーの防止等に関する各種湯水制御を、それぞれ独立
に適宜行えるようにした混合栓の基本構成を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る湯水混合栓の実施例の一部を破断
して示す側断面図である。
【図2】同平面図である。
【符号の説明】
1 弁本体 2 給湯流入口 3 給水流入口 4 流路 5 弁座 11 外円筒 16,17 通孔 21 内円筒 31 操作レバー 41 弁体 42 可撓部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−57873(JP,U) 実開 昭58−116873(JP,U) 実開 昭60−169468(JP,U) 実開 平1−158868(JP,U) 特公 平4−47195(JP,B2) 特公 平2−53661(JP,B2) 実公 昭56−28369(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 3/00 - 3/36 F16K 11/00 - 11/24 F16K 31/60 F16K 47/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁本体に水密に内挿されて互いに摺接する
    状態に嵌合された一組の内外円筒を備え、 上記外円筒は、弁本体に対して回転のみを可能として操
    作レバーに連結し、上記内円筒は、外円筒に対して上下
    に摺動可能として操作レバーに連結し、 上記外円筒には、弁本体に設けた湯及び水の流入口に連
    通し、該外円筒の回転に伴って湯及び水の流入口と連通
    する開度比が変わる通孔を開設すると共に、上記内円筒
    は、その上下移動により上記外円筒の通孔を内側から開
    閉する制水壁として構成し、 上記弁本体には、内外円筒内の空間を湯水出口に連通さ
    せる流路を設けた、ことを特徴とする湯水混合栓。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の湯水混合栓において、 内外円筒を駆動操作する単一の操作レバーを設け、その
    操作レバーを外円筒の上部に上下傾動自在に支持させる
    と共に、内円筒の上部に一体的に昇降可能に係合させ
    た、ことを特徴とする湯水混合栓。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の湯水混合栓にお
    いて、 内円筒に、弁本体の湯水出口に連通する流路に設けた弁
    座を開閉する弁体を、両者の連結に遊びを持たせて吊下
    した、ことを特徴とする湯水混合栓。
JP8312817A 1996-11-08 1996-11-08 湯水混合栓 Expired - Fee Related JP3069300B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8312817A JP3069300B2 (ja) 1996-11-08 1996-11-08 湯水混合栓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8312817A JP3069300B2 (ja) 1996-11-08 1996-11-08 湯水混合栓

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10141521A JPH10141521A (ja) 1998-05-29
JP3069300B2 true JP3069300B2 (ja) 2000-07-24

Family

ID=18033778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8312817A Expired - Fee Related JP3069300B2 (ja) 1996-11-08 1996-11-08 湯水混合栓

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3069300B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001053732A1 (en) * 2000-01-19 2001-07-26 Newteam Limited Selector valve arrangement
MXPA03003908A (es) * 2000-11-02 2004-09-10 Feltonmix Ltd Unidad de regulacion y mezclado.
CN104676028B (zh) * 2015-02-09 2017-01-25 上海飞球阀门有限公司 一种上装式焊接平板闸阀的阀芯结构

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10141521A (ja) 1998-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4838304A (en) Compact cartridge for a single handle faucet valve
US7980268B2 (en) Mixing valve
US5725010A (en) Pressure balanced mixing valve
JP5037509B2 (ja) 給水弁カートリッジ
JP2848537B2 (ja) ウオーターハンマー防止用の流量制御装置付きの片手混合水栓
US5507314A (en) Mixer valve having a ball valve element
US5615709A (en) Mixer valve having a ball valve element housed in a cartridge
US20110197984A1 (en) Mixing valve
JP3043664B2 (ja) 混合弁及び混合弁用ボール弁
HU223929B1 (hu) Gömbpálya vezérlésű síktárcsás keverő csaptelepbetét
JP3034051B2 (ja) サーモスタツト式混合水栓用流れ制御ポート
US6098659A (en) Combined directional and flow control valve
RU2099620C1 (ru) Смесительный водопроводный кран с шаровым клапаном
JP3812614B2 (ja) 混合比例弁
JP3069300B2 (ja) 湯水混合栓
KR20070020837A (ko) 수도 밸브 카트리지
CA2350564A1 (en) Cartridge for a single-handle mixing valve
CA2243431C (en) Ramped stem extender
RU2101594C1 (ru) Водопроводный смеситель
JPH08302767A (ja) 水栓吐水管の組付構造
JP3439173B2 (ja) 湯水混合栓
HU223930B1 (hu) Keverő csaptelep
JP2557039Y2 (ja) 湯水混合栓
JPH1047507A (ja) レバー操作式の水栓
JPS6248114B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090519

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees