JP3812361B2 - 画像表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、安価なコストで構成でき、かつ、高速/高解像度表示を行うことができる画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来のUMA(Unified Memory Architecture)方式による画像表示装置の構成例を示すブロック図である。この図において、符号100はCPU(中央処理装置)、101はCPU100内に設けられたDMAC(ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ)、110はCPU100によって読出/書込が行われるシステムRAM、120はラインバッファ121を内蔵するLCDC(液晶表示コントローラ)またはCRTC(ブラウン管表示コントローラ)、130はバスラインである。
【0003】
このような構成において、表示データはシステムRAM110内に設定されたフレームメモリ111に、ビットマップ方式でCPU100によって書き込まれ、このフレームメモリ111内の表示データがDMAC101によってラインバッファ121に転送され、LCDC(またはCRTC)によって表示装置へ出力され、表示される。
【0004】
図5は従来の専用フレームメモリ方式による画像表示装置の構成例を示すブロック図であり、この図において、100はCPU、150はシステムRAM、151はフレームメモリ、152はVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)、130はバスラインである。この装置において、表示データはフレームメモリ151に、ビットマップ方式でVDP152によって書き込まれる。また、フレームメモリ151内の表示データがVDP152によって表示タイミングに合わせて読み出され、表示装置へ出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図4に示すUMA方式の画像表示装置は、専用フレームメモリを必要としないので、コストを下げることができる。しかしながら、バスライン130を表示データの転送や描画のために占有してしまうので、CPU100の時間の多くが表示のために使われてしまい、CPU100のパフォーマンスが低下してしまう欠点がある。また、CPU100によってフレームメモリ111の読出/書込を行うので、フレームメモリ111の書き換えに時間がかかり、このため、高速/高解像度の表示ができない欠点がある。
【0006】
図5に示す専用フレームメモリ方式の画像表示装置は、フレームメモリ151の書込/読出をVDP152が行い、CPU100が関与しないので、CPU100のパフォーマンスを上げることができ、また、フレームメモリ151の書き換えを高速で行うことができることから、高度な表示が可能となる利点が得られる。しかし、高解像度/多色表示を行おうとすると、フレームメモリ151として大容量のメモリが必要となり、コストが上がってしまう欠点がある。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、安価なコストでしかも高速/高解像度表示を行うことができる画像表示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、中央処理装置と、
前記中央処理装置によって読出/書込が行われるとともに、バックグラウンドを表示する第1の表示データを記憶するフレームメモリエリアを含むシステムメモリと、前記中央処理装置、前記システムメモリおよびビデオディスプレイプロセッサとで画像を表示する画像表示装置であって、前記ビデオディスプレイプロセッサは、移動画像を表示するための第2の表示データを記憶する移動画像表示メモリと、バックグラウンドを表示する第3の表示データを記憶するバックグラウンド表示用メモリと、前記フレームメモリ内の前記第1の表示データがダイレクトメモリアクセス方式で転送されるバッファメモリと、前記バッファメモリ内の第1の表示データと前記移動画像表示メモリ内の第2の表示データと前記バックグラウンド表示用メモリ内の第3の表示データとを合成して表示データを形成する合成手段とを具備し、バックグラウンド用の前記第1の表示データは、バックグラウンド用の前記第3の表示データに比べて、表示可能色数が多いものであり、前記合成手段は、第2の表示データ、第3の表示データ、第1の表示データの順の優先順位で各表示データを合成することを特徴とする画像表示装置である。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の携帯端末装置において、前記フレームメモリは、複数の表示フレームに対応して設定された複数のメモリエリアによって構成されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、この発明の一実施の形態について説明する。図1は同実施の形態による画像表示装置の構成を示すブロック図である。この図において、100はCPU、101はDMAC、110はシステムRAMであり、このシステムRAM110内にフレームメモリ111が設定されている。10はVDPであり、概略構成を説明すると、ビットマップによるSRAM(スタティックRAM)20と、スプライトデータが記憶されるフラッシュメモリ30と、画像合成回路40が設けられている。
【0010】
図3はこのVDP10の詳細を示すブロック図である。この図において、11はCPUインターフェイス、12はDMAコントローラ、13はラインバッファである。このラインバッファ13には、システムRAM110のフレームメモリ111から表示データがDMAによって転送され、書き込まれる。20、30は各々上述したSRAMおよびフラッシュメモリであり、CPU100から出力された表示データがインターフェイス11を介して書き込まれ、また、合成回路40によって内部のデータが読み出される。
【0011】
14はタイミングジェネレータであり、表示用クロックパルスにしたがって水平同期信号Hsync、垂直同期信号Vsync等を形成し各部へ出力する。17はPLL回路であり、表示用クロックパルスを形成し、出力する。合成回路40は、ラインバッファ13の表示データ、SRAM20の表示データ、フラッシュメモリ30のスプライトデータを重ね合わせて表示データを形成し、さらに、その表示データをLUT(ルックアップテーブル)41によってRGBデータに変換し、出力する。この場合、透明指定のピクセル部分についてトランスペアレント処理や半透明表示が可能なブレンディング処理、色反転等の論理演算を行う。16は合成回路40から出力されるRGBデータをアナログ信号に変換するDAC(ディジタル/アナログ変換回路)、15は合成回路40の出力をLCD(液晶表示器)用に変換するLCDインターフェイスである。
【0012】
上述した構成において、フレームメモリ111は、図2に示すように、2枚のフレームメモリ111a、111bを含んでおり、各フレームメモリ111a、111bに各々、ビットマップによる表示データがCPU100によって書き込まれる。また、これらのフレームメモリ111a、111bには、16色、256色、または64K色のカラー表示データが書き込まれる。また、SRAM20は、16色または256色のビットマップによるカラー表示データが書き込まれる。このSRAM20は、色数が少ない場合のバックグラウンド表示に用いられ、一方、フレームメモリ111a、111bは色数が多く、複雑な画像のバックグラウンド表示に用いられる。
【0013】
フラッシュメモリ30にはスプライトデータが記憶される。ここで、スプライトとは、ゲームにおける人物画像等の可動画像であり、CPU100から表示位置を示す座標データがインターフェイス11へ供給され、合成回路40がその座標データに基づくタイミングでスプライトデータをフラッシュメモリ30から読み出し表示する。
【0014】
上述した各メモリには、次の優先順位が決められている。
(1)フラッシュメモリ30
(2)SRAM20
(3)フレームメモリ111b
(4)フレームメモリ111a
そして、合成回路40は各メモリ内の表示データを読み出し、図2に示すように重ね合わせ、そして、優先順位に従って表示する。
【0015】
上述したように、図1に示す画像表示装置は、高速に動作するスプライト画像の表示をVDP10が行い、したがって、CPU100の時間がスプライト表示に取られることがない。一方、バックグラウンド表示をシステムRAM110内のフレームメモリ111を用いて行い、これにより、高解像度/多色表示を可能としている。この場合、バックグラウンド表示が高速で変化することはないので、CPU100の時間がバックグラウンド表示に多く取られることがなく、また、高速表示処理ができなくても全く問題がない。
【0016】
なお、上記の実施形態においては、SRAM20、フラッシュメモリ30をVDP10の内部に形成しているが、これをVDP10の外部に設けてもよい。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、バックグラウンド表示をシステムRAM内に設定したフレームメモリを用いて行い、高速で移動するスプライト表示を表示制御手段(VDP)が行うようにしたので、大容量の外部フレームメモリを必要とせず、これにより、安価なコストで高解像度表示を行うことができ、しかも、スプライト表示を表示制御手段が行うことから、高速表示を行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態の表示動作を説明するための説明図である。
【図3】 同実施形態におけるVDP10の詳細を示すブロック図である。
【図4】 従来の画像表示装置の構成例を示すブロック図である。
【図5】 従来の画像表示装置の他の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10…VDP、20…SRAM、30…フラッシュメモリ、40…合成回路、100…CPU、101…DMAC、110…システムRAM、111、111a、111b…フレームメモリ。
Claims (2)
- 中央処理装置と、
前記中央処理装置によって読出/書込が行われるとともに、バックグラウンドを表示する第1の表示データを記憶するフレームメモリエリアを含むシステムメモリと、
前記中央処理装置、前記システムメモリおよびビデオディスプレイプロセッサとで画像を表示する画像表示装置であって、
前記ビデオディスプレイプロセッサは、
移動画像を表示するための第2の表示データを記憶する移動画像表示メモリと、
バックグラウンドを表示する第3の表示データを記憶するバックグラウンド表示用メモリと、
前記フレームメモリ内の前記第1の表示データがダイレクトメモリアクセス方式で転送されるバッファメモリと、
前記バッファメモリ内の第1の表示データと前記移動画像表示メモリ内の第2の表示データと前記バックグラウンド表示用メモリ内の第3の表示データとを合成して表示データを形成する合成手段と、
を具備し、
バックグラウンド用の前記第1の表示データは、バックグラウンド用の前記第3の表示データに比べて、表示可能色数が多いものであり、前記合成手段は、第2の表示データ、第3の表示データ、第1の表示データの順の優先順位で各表示データを合成することを特徴とする画像表示装置。 - 前記フレームメモリは、複数の表示フレームに対応して設定された複数のメモリエリアによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
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