JP2751143B2 - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JP2751143B2
JP2751143B2 JP29807192A JP29807192A JP2751143B2 JP 2751143 B2 JP2751143 B2 JP 2751143B2 JP 29807192 A JP29807192 A JP 29807192A JP 29807192 A JP29807192 A JP 29807192A JP 2751143 B2 JP2751143 B2 JP 2751143B2
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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自然画、アニメ画像など
を扱う画像処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】画像を画面の左右方向に移動させること
を水平スクロールといい、上下方向に移動させることを
垂直スクロールという。コンピュータゲーム機のような
画像処理装置においては、通常、水平スクロールはHブ
ランク期間に対処し、垂直スクロールはVブランク期間
に対処する。
【0003】図1はHブランクとVブランクを表したも
ので、この期間は画像表示は行われない。走査線が戻る
期間であることから、Vブランクは水平帰線期間、Vブ
ランクは垂直帰線期間という。表示データの加工はこの
期間に行い、表示期間にあわせて画像データを転送すれ
ば、画像をビデオ画面に表示できる。
【0004】画像データはドット(画素)単位に色で表
される。色データは3原色(RBG)で表す方法と、輝
度(Y)と色差(UV)で表す方法がある。いずれにし
ろ、これらの色を水平の方向ドット単位に (c0,c1,c2,……cn-1) と表せる。この一連の色データをカラーベクトルとい
い、各ドット単位の色データc0、c1、c2……等を
カラーベクトル因子という。この1ベクトル分が1ラス
タの表示となる。なお、各ベクトル因子とドットの関係
を図2に示す。
【0005】この場合、ベクトル因子とドットが1対1
の対応をなしているので、1Hブランク前に仮想画面
(VRAM)から画像データを読み取り、次の水平表示
期間にデータ転送すると1ラスタ分の画像表示が行え
る。
【0006】表示データは仮想画面(VRAM)に保存
されている。仮想画面は実画面(ビデオ画面)より大き
く、その一部分が実画面に表示される。仮想画面のどの
部分を実画面に表示するかは、図3に示したBXRとB
YRによって決まる。BXRはドット単位の値であり、
BYRはラスタ単位の値である。BXRを指定するレジ
スタがBGXレジスタであり、BYRを指定するレジス
タがBGYレジスタである。
【0007】たとえば水平方向にXドットだけ画面右に
スクロールさせるには、現在の水平方向の座標値がBG
Xとすれば、BXRレジスターに BGR−X の値を設定してやればよい。
【0008】すなわち、図4に示すように、現在表示さ
れているよりXドット左方向の座標値を表示の開始点と
してデータ転送すれば、画像はXドットだけ右にスクロ
ールしたように見える。BXRレジスタは次のラスタか
ら有効になるから、画像データの仮想画面からの読み取
りはデータ転送の1ラスタ前ということになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、1ベク
トル因子が1ドットに対応しているから、通常は加工せ
ずにそのまま送り出せばよかった。ところが1ベクトル
因子が1ドットに対応していない場合には、BXRレジ
スタでの対応だけではできない。なぜなら、BXRレジ
スタに指定するBGXはドット単位だからである。
【0010】これについて自然画像も扱う画像処理シス
テムの例をあげて説明する。従来のコンピュータゲーム
装置ではアニメ画像が主であり、画像データの表示色は
4色、16色、256色といった数少ない色ですませて
いた。このために、図5に示すように色データは1ドッ
ト単位にカラーパレットのアドレスをポイントできれば
よかった。
【0011】ところが、自然画像を扱うとなると表示色
は何万色、何百万色と必要になる。これを従来のように
カラーパレット方式で対応しようとすると、カラーパレ
ットが膨大になり、メモリを圧迫するので現実的な方策
ではない。
【0012】そこでドットに対応した色データに直接色
情報をもたせて表示できるようにすることが考えられ
る。しかし直接色情報をもつとなると、色データが大き
いために、これもメモリの圧迫につながってしまう。
【0013】このために、自然画像は隣り合った色が似
ているという事実を利用し、1色データ(図2でいうカ
ラーベクトル因子)を複数のドットに対応させるなどの
方法で、この問題点に対処している。
【0014】図6は自然画像を扱える画像処理システム
の一例のシステムブロック図である。この装置のコント
ローラユニット、画像データ伸長ユニット、VDPユニ
ット、ビデオエンコーダユニットはそれぞれICチップ
に構成されている。
【0015】KRAM、RRAM、VRAMはそれぞれ
コントローラユニット、画像データ伸長ユニット、VD
Pユニットの外部メモリである。コントローラユニット
はCD−ROMよりデータを読み込み、いったんKRA
Mに蓄え、必要に応じて加工し、圧縮データは画像デー
タ伸長ユニットに転送する。
【0016】画像データ伸長ユニットはコントローラユ
ニットから送られて来る圧縮データをデコードし、ビデ
オエンコーダユニットへデータを送る。ビデオエンコー
ダユニットは、コントローラユニットから直接、あるい
は画像データ伸長ユニット、VDPユニットからの画像
データをビデオ画面に表示する。
【0017】画像データ伸長ユニットの機能について説
明する。図7は画像データ伸長ユニットのブロック図で
ある。データバスバッファ(DATA BUS BUF
FER)はコントロールユニット等の装置から送られて
くる画像データを受け取るメモリであり、所定のブロッ
クにデータを振り分けて転送する。
【0018】外部メモリRRAM(R−RAM)は復号
データを蓄えるエリアであり、メモリサイズは16ラス
タ分の容量(64Kビット)×2である。2つのエリア
を持っているのは、処理速度を速めるためで、交互に読
み書きを行う。
【0019】画像データ伸長ユニットではIDCT画像
とランレン画像が扱える。IDCT画像はIDCT復号
による自然画・動画像であり、ランレン画像はランレン
グス圧縮されたアニメ動画像である。
【0020】ともに圧縮対象画像は1フィールドあたり
256ドット×240ラスタである。IDCTの表示色
は約1677万色、ランレン画像のランレングスモード
はパレット方式で、16色/32色/64色/128色
の4種類ある。
【0021】端子KR0〜KR7はコントロールユニッ
トから画像データ伸長ユニットへデータを転送するため
のデータバスである。一方、−REGRは画像データ伸
長ユニットからコントロールユニットへ渡すデータリク
エスト信号用端子である。データリクエスト信号はコン
トロールユニットに圧縮画像データを要求する。すなわ
ち、 −REQR=0 …… データ要求 −REQR=1 …… データストップ である。
【0022】画像データ伸長ユニットでは16ラスタ分
の圧縮画像データを16ラスタ期間かけて復元する。そ
こで本発明の転送開始タイミングの取り方は、表示した
い16ラスタ分の画像データを16ラスタ前から画像デ
ータ伸長ユニットに転送開始し、表示開始の1ラスタ前
までに終了させる。
【0023】画像データ伸長ユニットではラスタ情報を
持っていないために、タイミングを取るのはあくまでも
コントロールユニットで行う。画像データ伸長ユニット
では、コントロールユニットのデータ転送開始後の16
番目のHSYNCに同期して画像データ伸長ユニット画
像の画像表示を行う。
【0024】図8は画像データの流れとそのタイミング
を概念的に示したものである。図では、ビデオ画面上か
ら3番目のラスタを書き出しているうちに、コントロー
ルユニットではすでに4番目の16ラスタ分のデータが
画像データ伸長ユニットに送られている。この転送処理
はビデオ画面で3番目の16ラスタ分が表示し終わる前
には終わらせる。このように順次ラスタを処理していけ
ば、1画面分のデータがビデオ画面に表示できる。この
処理をノーマル再生という。
【0025】画像データ伸長ユニットでは、コントロー
ルユニットからの画像データ用FIFOを持っていて、
FIFOがいっぱいになると、ディスエイブル(−RE
QR=1)というリクエスト信号をコントロールユニッ
トに渡す。この信号をコントロールユニットが受ける
と、データ転送は一時中止する。
【0026】コントロールユニット内には、画像データ
伸長ユニット転送制御レジスタ、画像データ伸長ユニッ
トデータスタートアドレスレジスタおよび多演奏ブロッ
ク数レジスタがある。画像データ伸長ユニット転送制御
レジスタは、画像データ伸長ユニットデータの転送を許
可するもので、許可されていないと転送は行われない。
また転送中に非許可にすると、その時点で転送は中止さ
れる。
【0027】スタートアドレスレジスタは、画像データ
伸長ユニット用データが格納されているKRAMの先頭
アドレスを指定するもので、コントロールユニットはK
RAMのアドレスから転送を開始する。ブロック転送中
は自動的にアドレスがインクリメントされる。
【0028】転送開始ラスタレジスタは、コントロール
ユニットが画像データ伸長ユニットに対してデータ転送
を開始するタイミングを指定するレジスタで、ラスタ番
号を指定する。転送ブロック数レジスタは、画像データ
伸長ユニットへ転送する16ラスタ分のデータを1ブロ
ックとした場合の転送ブロック数を指定する。
【0029】各レジスタは内容を変更しなければ、次の
同じフレームも同じ画像が表示される。各レジスタは設
定後即有効となるが、画像データ伸長ユニットへブロッ
ク転送中の場合には、その転送後に有効になる。各レジ
スタについては図9に示す。
【0030】実際にデータが転送されるのは、Kバス
(K−BUS)の調停が行われて、画像データ伸長ユニ
ットデータのアクセスが可能になり、かつ画像データ伸
長ユニットからリクエスト信号(−REQR=0)が出
力されている場合に限る。
【0031】データ転送がディスエイブルになるのは、
以下のような場合である。 (1)画像データ伸長ユニットの処理が開始されていな
い場合。 (2)画像データ伸長ユニットのFIFOがフルの場
合。 (3)16ラインの最初のデータがきてからHSYNC
を16回カウントする間においてデータ中に埋め込まれ
たバイト数のデータをすべて読み込み終了した場合。
【0032】コントロールユニットからの転送を停止す
る場合は、転送開始ビットをディスエイブルにする。
【0033】以上説明したようにこのシステムでは16
色、32色、64色、128色、、16M色の5通りの
カラーモードがあり、カラーはYUV方式で表示してい
る。ここでYは輝度、U、Vは色差を表す。
【0034】16色、32色、64色、128色では従
来通りカラーパレットを使用し、16M色では直接色デ
ータを指定する。その理由は、メモリサイズの節約のた
めである。
【0035】たとえば16色を表すには4ビットあれば
よいが、直接この4ビットで色データとすると、16色
が固定されてしまう。だから、65536色の中から5
12個分の色データを指定できるカラーパレットを用意
し、1画面ごとにカラーパレットのオフセットの指定
と、上記の4ビットで1画面内のカラーパレットを選択
できるようにしている。このようにすれば65536色
の中から任意の16色が選択表示でき、柔軟性が生まれ
る。
【0036】ところが従来技術でも述べたように、16
M色用のカラーパレットを用意するとなると、何Mバイ
トものメモリが必要となり、実用的でない。このため
に、16M色では直接色データにカラー情報をもたせる
わけである。
【0037】そこで問題になるのは、1ドットを表すた
めに色データを何ビットもてばよいかという点である。
もっとも多い16M色の場合には、16M通りの色を表
す大きさが必要となるから、1ドットのカラー情報を表
すのに24ビットが要る。なぜなら、 16M=16×1K×1K=24×1010×1010=224 であるからである(1K=1024=210)。
【0038】そこで色データはY、U、Vにそれぞれ8
ビットを割り振り、カラーを表現する。KRAM内の仮
想画面は実画面より大きく用意する。その大きさは10
24×1024ドットであるので、16M色モード用に
仮想画面を用意するとなると、単純に計算しても24M
ビットのメモリが必要になる。
【0039】しかし16M色モードを扱うのは一般にビ
デオやイメージスキャナで取り込んだ自然画像であるか
ら、実画面分の大きさでよい。すなわち、実際には仮想
画面の16分の1程度でよい。といっても1.5Mビッ
トが必要となる。
【0040】16M色モードでは1ドット平均16ビッ
トの色データになるようにするため、 (Y0100,Y2311,……Yn-2n-1mm) ここで、m=(n−1)/2 のように表す。図10にこの16M色モード時のベクト
ル因子とドットの関係を示す。
【0041】これは、隣り合うドットのU、Vは共通
で、違いは輝度Yで表している。図10に示してあるよ
うに、Y0100はY000とY100に分けられ
る。このように画像データをもっても問題がないのは、
自然画像では隣り合うドットの色には大きな差がないと
いう事実があるからである。
【0042】以上のようにすると、2ドットが32ビッ
トの色データで表せることになり、1ドット平均、色デ
ータは24ビットでなく、16ビットでよく、1画面分
のデータは1Mビットで足りる。
【0043】このように16M色モードでは1ベクトル
因子が2ドットに対応している。このベクトル因子はコ
ントローラユニットより16ラスタ単位で画像データ伸
長ユニットに送られる。
【0044】1対1のベクトル因子の場合には、読み取
ったベクトル因子をそのまま送り出せばよいから、割合
コントロールはしやすい。ところが、1対2のベクトル
因子に対してはそうはいかない。というのは、奇数ドッ
トの水平スクロールの場合は、非表示ドットも送られて
くるからである。そこで、ベクトル因子の読み取るタイ
ミングが必要になるわけである。
【0045】本発明はこのようにドットとカラーベクト
ルが1対1にない場合に、水平スクロールを実現する方
法を開発することを目的とする。
【0046】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、1ベクトル因子が2ドットに対応するベ
クトルデータにより形成された画像データを読み込み、
該画像データを1ドットに対応するデータに展開するビ
デオエンコーダユニットに転送して表示する画像処理シ
ステムにおいて、あらかじめ内部で用意されている標準
のデータ取得タイミングを、所望の水平スクロールドッ
ト数分ずらすと共に、 (1)偶数ドットの水平スクロールの場合は、前記データ
取得タイミングで画像データを読み込み、 (2)奇数ドットの水平スクロールの場合は、前記データ
取得タイミングより1ドット分前のタイミングで画像デ
ータを読み込み、前記データ取得タイミングから所定の
ドット分後のタイミングから後の所定期間を表示期間と
することで画像の水平スクロールをする画像処理システ
ムである。
【0047】あらかじめ装置内部で用意されている標準
のデータ取得タイミングでベクトル因子を読み取れば、
ベクトル因子を輝度成分と色差成分に分け、ビデオエン
コーダユニットにデータ転送して表示できる。すなわ
ち、水平スクロールなしのベクトル因子読み取りのタイ
ミングが、取得タイミングである。
【0048】水平スクロールは、この取得タイミングを
ずらすことによって実現する。ただし、それも偶数ドッ
トか奇数ドットかによって、読み込みのタイミングは変
わってくる。具体的には、以下の通りである。
【0049】偶数の場合は、取得タイミングを所望の水
平スクロールドット数分ずらすと共に、このずらされた
取得タイミングと同じタイミングで画像データを読み取
り、取得タイミングから所定ドット分後のタイミングか
ら後の所定期間を表示期間とする。
【0050】たとえば、画面左に2ドットスクロール
(水平スクロール量+2)するには、 (Y2311、……Yn-2n-1mm、Z) ここで、m=(n−1)/2 が、読み取るベクトルである。
【0051】どのデータから読み取りかについては、S
CXレジスタによって指定できる。すなわちこのレジス
タには図3で示したBXRの値(実際にカウンタ値)に
相当する値を設定し、読み出す最初のデータが決まる。
【0052】Zは茶筒モードか非茶筒モードによって内
容が異なる。茶筒モードではY0100であり、非茶
筒では透明色データである。なお、茶筒モードとは、ス
クロールアウトしたベクトル因子を画面の他端に回り込
ませて表示するモードである。
【0053】奇数のときは、前記データ取得タイミング
より1ドット分前のタイミングで画像データを読み込
み、前記データ取得タイミングから所定ドット分後のタ
イミン グから後の所定期間を表示期間とすることで、最
初のベクトル因子に対応するドットの内、不要なドット
が表示期間(HDISP)にかからないようにする。
【0054】たとえば、画面左に3ドットスクロール
(水平スクロール量+3)するには、 (Y2311、Y4522、……Yn-2n-1mm、Z) ここで、m=(n−1)/2 が、転送されて来るベクトルである。
【0055】これは、画面左に2ドットスクロールの場
合と同じであるが、読み込みのタイミングをずらせるこ
とにより、最初のY211を表示期間にかからないよ
うにし、結果的に3ドットのスクロールとなるようにす
る。
【0056】
【実施例】本発明のシステムでは、画面表示制御信号は
VSYNC(Vブランク)、HSYNC(Hブランク)
の割り込み信号のほかにDCKがある。
【0057】HSYNC信号はビデオエンコーダユニッ
トから各装置に発信される。その信号をもとに割り込み
処理が起動し、コントローラユニットから画像データ伸
長ユニットに16ラスタ単位で圧縮された画像データが
送られて来る。これを画像データ伸長ユニットが受け取
ると、もとのデータ形式に戻してRRAMに一時的に保
存される。
【0058】DCKは1ドット単位の割り込み信号であ
り、これによって1ドット表示するごとに割り込みが可
能となり、ドット単位の操作が行えるようになってい
る。本発明も、このDCKを利用している。以下では、
DCKのクロックサイクルを単にクロックと記述する。
【0059】ここでは、水平スクロールのない場合、1
ドット左にスクロールする場合、1ドット右にスクロー
ルする場合の3例を挙げる。何ドットスクロールするか
は、読み取る最初のベクトル因子(前述の2ドット、3
ドットの例を参照)で決まるから、あとは偶数ドットス
クロールか奇数ドットスクロールかは、いずれもここで
あげるタイミングで解決できる。
【0060】図11、12、13はそれぞれ水平スクロ
ール量が0(スクロールをなし)、+1(左1ドットス
クロール)、−1(右1ドットスクロール)の読み取り
タイミングの例である。
【0061】水平スクロール量0の場合は、図11に示
すように取得タイミングに合わせてY0100を読み
取り、これをY0、Y1、U0、V0に分け、表示期間に合
わせビデオエンコーダユニットに転送する。最初のド
ット(画素)が表示されるタイミングで、次のY23
11がバッファに読み取られる。この繰り返しで通常の
画像表示が行える。
【0062】水平スクロール量+1の場合は、図12に
示すように取得タイミングよりクロック前にY01
00を読み取る。これによって、最初のY000はバ
ッファには用意されるが、表示期間に入っていないため
にINVALID信号となり、表示されない。したがっ
て、最初に表示されるのはY100からとなる。すな
わち、1ドット左にずれたことになる。
【0063】この場合、最後のドットがINVALID
になるが、茶筒モードでは最初のY000をビデオエ
ンコーダユニットへ転送する。非茶筒モードではINV
ALID信号を送る。すなわち、非茶筒モードでは最後
のドットは透明色となる。
【0064】水平スクロール量−1の場合は、図13に
示すように取得タイミングよりクロック遅らせてY0
100を読み取る。これによって、1ドット目のは
無表示となり、2ドット目からY000が表示され
る。すなわち、1ドット右にずれたことになる。ただ
し、上記の例は非茶筒モードの場合である。
【0065】茶筒モードでは水平スクロール量+1と同
じタイミングで、最後のベクトル因子Yn-2n-1mm
を読み取れば、Yn-1mmが最初の1ドット目に表示
される。2ドット目からはY0100からの通常の順
序で読み取ればよいわけである。図8〜10は読み取り
のタイミングを中心に見てきたが、図14、15、16
はビデオエンコーダユニットに送り出すタイミングを中
心に見た図である。
【0066】ビデオエンコーダユニットに転送するデー
タはYYUV単位で、YUVへのデコードはビデオエン
コーダユニットで行う。YYUVで転送しても、表示期
間にかからないYUVは表示されない。本発明ではこの
タイミングでスクロールを実現している。
【0067】なお図14、15、16中、RT0〜RT
7はデータバス、RTCODE1〜RTCODE0はデ
ータバス上の画像データの種類を表す。図17に画像デ
ータ伸長ユニットとビデオエンコーダユニットとのイン
タフェイスを示す図である。
【0068】図18は上記の水平スクロールの例をまと
めたものである。ここで、mは(n−1)/2、INV
ALIDは非表示(透明色表示)、「読み出しのタイミ
ング」は最初に読み取るベクトル因子の取得タイミング
に対する遅速を表し、「+」は速めに、「−」は遅らせ
て、それぞれ読み取りを行う。メモリ上のYYUVの配
置は図19に示す。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、画像情報を読み出すタ
イミングと送り出すタイミングとをコントロールするこ
とによって、水平スクロールをスムーズに行うことがで
きる。これによって、画像を構成する画像に対して、発
色するためのベクトル因子情報とドットが必ずしも1対
1でなくても、スムーズなスクロールができるようにな
った。
【0070】したがって、自然画像のような豊富なカラ
ー情報をもつ色データが圧縮した形式でデータがもて、
メモリの節約、転送速度の高速化が可能となるなどの効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】HブランクとVブランクの説明図である。
【図2】カラーベクトルとドットの関係の説明図であ
る。
【図3】仮想画面と実画面の関係の説明図である。
【図4】画面のスクロールの説明図である。
【図5】ドットとカラーパレットの関係の説明図であ
る。
【図6】自然画像を扱える画像処理システムの一例のシ
ステムブロック図である。
【図7】画像データ伸長ユニットのブロック図である。
【図8】画像データの流れとそのタイミングの概念説明
図である。
【図9】画像データ伸長ユニットのレジスタの説明図で
ある。
【図10】16M色モード時のベクトル因子とドットの
関係の説明図である。
【図11】水平スクロール量が0の時の転送のタイミン
グの説明図である。
【図12】水平スクロール量が+1ドットの時の転送の
タイミングの説明図である。
【図13】水平スクロール量が−1ドットの時の転送の
タイミングの説明図である。
【図14】水平スクロール時のビデオエンコーダユニッ
トに送り出すタイミングの説明図である。
【図15】水平スクロール時のビデオエンコーダユニッ
トに送り出すタイミングの説明図である。
【図16】水平スクロール時のビデオエンコーダユニッ
トに送り出すタイミングの説明図である。
【図17】画像データ伸長ユニット/ビデオエンコーダ
ユニットインターフェイスの説明図である。
【図18】水平スクロール量と読み込みのタイミングを
示す図である。
【図19】メモリ上のYYUVの配置を示す図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1ベクトル因子が2ドットに対応するベク
    トルデータにより形成された画像データを読み込み、該
    画像データを1ドットに対応するデータに展開するビデ
    オエンコーダユニットに転送して表示する画像処理シス
    テムにおいて、 あらかじめ内部で用意されている標準のデータ取得タイ
    ミングを、所望の水平スクロールドット数分ずらすと共
    に、 (1)偶数ドットの水平スクロールの場合は、前記データ
    取得タイミングで画像データを読み込み、 (2)奇数ドットの水平スクロールの場合は、前記データ
    取得タイミングより1ドット分前のタイミングで画像デ
    ータを読み込み、 前記データ取得タイミングから所定ドット分後のタイミ
    ングから後の所定期間を表示期間とすることで画像の水
    平スクロールをする手段を含むことを特徴とする画像処
    理システム。
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