JP3805904B2 - 内燃機関の点火時期制御装置 - Google Patents

内燃機関の点火時期制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の点火時期制御装置および制御方法、特にノッキング防止のための遅角補正を行う点火時期制御装置および制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関におけるノッキングは、燃焼室内の混合気が点火プラグにより着火された火炎の伝播を待たずに自己着火する燃焼現象として知られている。ノッキングと点火時期とは密接な関係があり、点火時期を早めると燃焼最大圧力が高まって自己着火が生ずる。
【0003】
過渡ノック防止のための点火時期の遅角補正を実施することはよく行われることである。冷却水温とともに吸気温による影響を考慮した加速時の過渡ノック防止のための点火時期遅角補正する目的で点火時期を制御する装置が知られている。例えば、特開平7−180643 号公報には、機関の点火時期を調整する点火時期制御手段と、該点火時期制御手段における点火時期を機関の加速時に遅角補正するための過渡遅角量を設定する過渡遅角制御手段とを有する内燃機関の点火時期制御装置において、上記過渡遅角制御手段が、加速前の機関の運転状態から吸気温を推定し、上記過渡遅角量を変化させる内燃機関の点火時期制御装置が記載されている。
【0004】
また、ノックセンサの信号を利用して、加速時の空燃比を適正に制御することも知られている。例えば、特開平6−288277 号公報には、機関本体に取付けられて機関振動に応じた信号を出力するノックセンサと、機関の過渡運転時を検出する過渡運転時検出手段と、機関の過渡運転時に前記ノックセンサの信号から過渡運転時に燃焼圧力がピークに至る前の所定の区間にて特定周波数成分を抽出し当該特定周波数成分の振動レベルを検出する振動レベル検出手段と、検出された振動レベルに応じて過渡運転時の機関への燃料噴射量を補正する燃料噴射量補正手段と、を含んで構成される内燃機関の過渡運転時の空燃比制御装置が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
加速を検出し、加速度合いに応じて点火時期を遅角し、急加速時に過渡的に生ずるノッキング、いわゆる過渡ノックを防止することが試みられて来た。内燃機関の過渡時に、その空燃比状態に応じて点火時期遅角できる量が異なり、空燃比がリーンなとき同じ遅角量を与えると燃焼可能限界を超えるなどして過渡期に機関が失火するという現象が発生することが判った。従来の技術にあってはこのような現象に対する対策がなされていなかった。前述した後者の公知例にあってはノックセンサの信号を利用して加速時の空燃比を制御しようとするものであった。
【0006】
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、内燃機関の過渡時に、その空燃比状態に応じて点火時期遅角できる量が異なることに基づき、過渡時に機関が失火するという現象をなくした点火時期制御装置および制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、過渡時における点火時期遅角量を過渡時検出と機関の空燃比から求め、機関の失火を防止することを特徴とする。より具体的には、加速度合いと機関の空燃比から点火時期遅角度を求めて点火時期を制御することであり、成層燃焼から均質燃焼に移行したときに点火時期遅角させることであり、その点火時期遅角量を計算された空燃比に対応して設定し、点火時期を制御することにある。
【0008】
本発明は、具体的には次に掲げる装置および方法を提供する。
【0009】
本発明は、内燃機関の点火時期を調整する点火時期調整手段と該点火時期調整手段における点火時期を遅角(リタード)補正するための過渡(トランジェント)遅角量を設定する過渡遅角設定手段とを有する内燃機関の点火時期制御装置において、内燃機関の過渡運転時を検出する過渡運転時検出手段と、内燃機関の空燃比状態を求める空燃比検出手段と、前記過渡運転時検出手段で検出された過渡運転状態および前記空燃比検出手段で求められた空燃比状態から前記過渡遅角設定手段の過渡遅角量を設定する内燃機関の点火時期制御装置を提供する。
【0010】
本発明は、内燃機関の点火時期を調整する点火時期調整手段と該点火時期調整手段における点火時期を遅角補正するための過渡遅角量を設定する過渡遅角設定手段とを有する内燃機関の点火時期制御装置において、内燃機関の加速時を検出する加速時運転検出手段と、内燃機関の空燃比状態を求める空燃比検出手段と、前記加速時検出手段で検出された加速状態および前記空燃比検出手段で求められた空燃比状態から前記過渡遅角設定手段の過渡遅角量を設定する内燃機関の点火時期制御装置を提供する。
【0011】
前記過渡遅角量は、理論空燃比における過渡遅角基本量を求め、該過渡遅角基本量から(1−実当量比)×調整係数を差し引いたものとする(ただし実当量比=理論空燃比/空燃比)ことができる。
【0012】
前記過渡遅角量は、1/空燃比(TFBYAD)から点火時期格子テーブルを検索して求めることもできる。
【0013】
加速時検出をアクセルの動作を直接的にして行うことが望ましい。
【0014】
本発明は、内燃機関の点火時期を調整する点火時期調整手段と該点火時期調整手段における点火時期を遅角補正するための過渡遅角量を設定する過渡遅角設定手段とを有する内燃機関の点火時期制御装置において、内燃機関の成層時燃焼と均等時燃焼への切換えを検出する燃焼状態検出手段と、内燃機関の空燃比状態を求める空燃比検出手段と、前記燃焼状態検出手段で検出された成層時燃焼から均等時燃焼への切換えと前記過渡遅角設定手段の過渡遅角量を設定する内燃機関の点火時期制御装置を提供する。
【0015】
加速と判定するためのしきい値を求めるしきい値決定手段としきい値を関連して加速判定を遅らせる加速判定ディレー手段を設けることが望ましい。
【0016】
本発明は、内燃機関の点火時期を調整し、点火時期を遅角補正するための過渡遅角量を設定する内燃機関の点火時期制御方法において、内燃機関の成層時燃焼から均等時燃焼に切換えたときに、過渡遅角量として5〜15度設定する点火時期制御方法を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる実施例を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1は、本発明が適用される内燃機関システムの一例を示したものである。図において、機関1が吸入すべき空気はエアクリーナ3の入口部4から取り入れられ、吸入空気量を制御する絞り弁(スロットル)6を設置した絞り弁装置7を通り、コレクタ8に入る。絞り弁6は、モータ10に連結されており、モータ10を駆動することにより絞り弁6が操作される。絞り弁6を操作して、吸入空気量を制御している。コレクタ8に至った吸入空気は、機関1の各シリンダ2に接続された各吸入空気管19に分配されてシリンダ2に導かれる。
【0019】
一方、ガソリンなどの燃料は、燃料タンク11から燃料ポンプ12により吸引,加圧された上で燃料噴射弁13,可変燃圧プレッシャレギュレータ14が配管されている燃料系21に供給される。そして、この燃料系は、上記した可変燃圧プレッシャレギュレータ14により所定の圧力に調圧され、それぞれのシリンダ2に燃料噴射口を開口している燃料噴射弁(インジェクタ)13からシリンダ2に噴射される。また、空気流量計5からは吸気流量を表す信号が出力され、コントロールユニット15に入力されるようになっている。
【0020】
さらに、上記絞り弁装置7には絞り弁6の開度を検出するスロットルセンサ
18が取り付けられており、その出力もコントロールユニット15に入力されるようになっている。
【0021】
次に16はクランク角センサであり、これはカム軸27によって回転駆動され、クランク軸の回転位置を表す信号を出力する。この信号もコントロールユニット15に入力されるようになっている。
【0022】
20は、排気管28に設けられた空燃比(A/F)センサで、排気ガスの成分から実運転空燃比を検出,出力してその信号は同じくコントロールユニット15に入力される。
【0023】
9は、絞り弁装置7と一体に設けられたアクセルセンサで、アクセルペダル
49と連結されており、ドライバーがアクセルペダル49を操作する量を検出,出力してその信号はコントロールユニット15に入力される。
【0024】
このコントロールユニット15は、処理手段26を有し、前述したクランク角信号,アクセル開度信号などのエンジンの運転状態を検出する各種のセンサなどからの機関運転状態パラメータを信号として入力信号として取り込み、所定の演算を実行し、この演算結果として算定された各種の制御信号を出力し、上記した燃料噴射弁13や点火コイル17や絞り弁操作のためのモータ10に所定の制御信号を出力し、燃料供給制御,点火時期制御,吸入空気量制御を実行する。
【0025】
電源(バッテリ)30とコントロールユニット15との間にはモータドライバリレー31,コントロールユニットリレー32およびイグニッションスイッチ
33が設けられる。35は各種の警報灯である。
【0026】
燃料系に設けられた可変燃圧プレッシャレギュレータ14に隣接して燃圧センサ22が設けてあり、その信号はコントロールユニット15に入力される。
【0027】
これらの構成については周知であるのでこれ以上の説明を要しない。
【0028】
図2は、内燃機関の燃料供給制御装置を示す。
【0029】
コントロールユニット15内の処理手段(CPU)100(図1では26で示す)はバス101につながれ、バス101には入力処理回路102および出力処理回路103がつながれている。入力処理回路102には燃圧センサ107,エアフローセンサ108,クランク角センサ109,スロットルセンサ110,アクセルセンサ111,水温センサ112,O2 センサ113,イグニッションスイッチ114(図1では33で示している。),スタータスイッチ115およびバッテリ電圧116からの信号が入力される。入力処理回路102からの処理信号はバス101に入力されると共に割込コントローラ104に入力される。タイマ105によって必要な時間が計測される。出力回路103からの出力信号は可変プレッシャレギュレータ117,インジェクタ118,インジェクタ119,インジェクタ120,インジェクタ121,フュエルポンプ122,イグナイタ123,警告器124(図1では36で示す。)に出力される。また、ROM131に記録された信号はバス101に入力されると共に、バス101からの信号は RAM132およびバックアップRAM106に出力されて記録される。これらの構成についても周知の事項である。CPU100は後述する故障判断手段135を含む。
【0030】
図3は、本発明実施例による内燃機関の点火時期制御装置の概念的構成を示すブロック図である。図において、前述した機関運転状態パラメータは過渡遅角制御手段201に入力され、加速判定機能202によって加速時判定がなされ、空燃比判定機能203によって空燃比状態が求められる。過渡としての加速時判定および空燃比状態に応じて後述する方法によって過渡遅角量設定機能204によって遅角量の設定がなされる。その出力によって点火時期制御手段205を介して点火時期調整がなされる。
【0031】
図4は、均質燃焼から成層燃焼への切替えを求める機能206によって該切替えと空燃比状態に応じて後述する方法によって遅角量を設定することを示す。
【0032】
図5は、その制御を実現するためにCPU15において実行されるソウトウェアのルーチンを示すフローチャートである。このルーチンは所定クランク角毎に実行される。機関の各種の運転状態パラメータを取り込み(ステップS101)、燃料噴射制御に必要な演算処理を行う燃料噴射制御ルーチンを実行し(ステップS102)、点火時期制御に必要な演算,処理を行う点火時期制御ルーチンを実行し(ステップS103)、終了する。
【0033】
図6は、遅角量を求める各手法を示す。
【0034】
(S)は、基本の点火時期から遅角できる量を表したものであり、この値より点火時期を遅角させると点火時期不適により失火を生じる。ここで、従来の発明では加速時の遅角量は空燃比によらず一定としていたため、例えばA/F15でもA/F19でも18度の遅角量を与える。A/F15のときは失火は生じないが、A/F19では失火が発生する領域となる。
【0035】
(A)は、遅角限界を、1/空燃比から点火角度格子テーブルを検索して求める制御を示す。細かい設定が可能なため良好な精度を得ることができる。
【0036】
(B)は、遅角量を
【0037】
【数1】
Figure 0003805904
【0038】
から求める制御を示す。
【0039】
ここで、当量比=理論空燃比/空燃比
切替当量比=切替後空燃比/切替前空燃比
制御可能範囲を実際より小さく計算する。効果あるが、上述の(A)および次の(B)より負荷,制御精度共劣る。
【0040】
(B′)(B)の改良変形案である。遅角量を
遅角量=遅角基本値−(1−当量比)×調整係数
で求める。(B)に比べて演算負荷が減少し、精度がよくなる。
【0041】
(C)は、遅角度=遅角量基本値×当量比から遅角量を求める制御を示す。空燃比が低いときに効果がある。
【0042】
図7は、上記(B’)の調整係数を求める方法を示す。以下、該法で求めた調整係数を予め制御装置に記憶させておき、制御装置で適切な演算が実行できる。
【0043】
定数設定の考え方
ステップ1)ストイキにおける初期遅角量を決める(ステップ1)
トラノック対応適合結果収集
ステップ2)代表評価点の均質リーン時遅角余裕を調査する性能評価結果取り
寄せ
ステップ3)成層→均質切替当量比を調査する
適合結果取り寄せ
ステップ4)上記2)3)から切替当量比での遅角値を決める、ステップ2の
線からストイキ時と同じ余裕を取る計算
ステップ5)図7の図形関係から調整係数KTKADJを求める計算
ここで、A:ストイキ時と切替当量比時の遅角許容量差
B:ストイキ、切替当量比の当量比幅
KTKADJ=A/B
図8は、成層燃焼から均質燃焼に切替えたときの対応方法をタイミングチャートで示す。図でTGTVOはスロットル角度の目標値、APOはアクセル操作量、FSTRRは実際の燃焼実行を表すフラグで、本実施例の場合1が成層燃焼、0が均質燃焼を表す。FTFMCHは成層、均質の燃焼切替を実行する判定のフラグで、2が成層、0が均質を表す。図8で2から0に変化した時点から燃料切替を行うための準備動作が始まる。
【0044】
図において、成層燃焼しているときに、均質燃焼に移行したことを想定して空燃比を参照して常に点火時期を計算する。成層燃焼から均質燃焼に移行したときに均質燃焼に求められる点火時期を採用する。この場合の点火時期遅角量は5〜15deg となる。
【0045】
この手法は、当量比で遅角量を決めるもので、遅角限界を当量比で決めることになる。この場合の仕様としては、遅角許可量を当量比テーブルで持つ、遅角許可量を切替当量比から比例計算する。または遅角許可量を当量比割合にすることが採用し得る。当量比を受けて点火時期を計算するので制御干渉は小さい。図におけるダイナミックリバテーション作動はチェックする。
【0046】
図9は、遅角初期値TTRADVを遅角量の減衰時間KRETで遅角量を0まで減衰させる図を示す。KRETは、例えば10msである。
【0047】
図10は、本発明実施例について「項目」について確認した結果を示す。
【0048】
電気制御スロットル(電制スロットルという。)を採用した場合について考察する。電制スロットルはアクセル開度指令に対し、応答遅れがあるため、アクセル開度急変に遅れてスロットル開度が変化する。このため、電制スロットルを採用したときは、加速度判定をアクセルの動作を直接的に検出するのがよい。例えば、空燃比がリーンなときに出力不足を補うためアクセル開度に対しスロットル開度を大きく操作することがある。このような場合、スロットル開度で加速判定を行うのではなく、アクセル動作を直接検出して加速判定の有効,無効に時間遅れを持たせるのがよい。
【0049】
スロットルが開方向に動作する条件として、EGR付加がある。EGR付加が生じると、スロットルはトルクを一定に保つために開方向に動作し、その開動作はもとの充填効率が高いほど大きくなる。従って、EGR付加によって点火時期遅角補正制御DLTADVが付加されるのは禁止されるべきものである。
【0050】
図11は、アクセルの動作とスロットル開度との関係および加速開始判定ディレーおよび加速終了判定ディレー方法を示す。
【0051】
加速と判定するためのΔTVOしきい値を定め、この値を超て一定時間経過したときに加速開始判定を行い、またこの値を下回り、一定時間経過するまでを禁止解除とし、その後加速終了判定を行うようにしている。すなわち、この図において、
【0052】
【外1】
Figure 0003805904
【0053】
とする制御を行う。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、過渡時に空燃比状態を検出して点火時期について遅角補正を行うようにしているので機関の失火を防止することができる。
【0055】
また、加速時に与える点火時期遅角量を加速度合いと空燃比から求めているので燃焼可能限界を超えるために機関が失火するという現象を防止することができる。
【0056】
電制スロットルのときは加速判定をアクセルの直接動作を検出することによって行っているので時間遅れの加速判定がなくなり、加速度合いと空燃比とのコンビネーション制御を実質的なものとすることができる。
【0057】
また、直接噴射式の内燃機関の場合、成層燃焼から均質燃焼に切換えが行われた時に、その時に予め均質燃焼となったときの空燃比から点火時期遅角量を求めるので均質燃焼に切替った時にも機関の失火を防止することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の全体概略構成図。
【図2】図1の一部詳細を示す制御ブロック図。
【図3】本発明の概念的構成を示すブロック図。
【図4】本発明の概念的構成の他の例を示すブロック図。
【図5】ソフトウェアのルーチンを示すフローチャート図。
【図6】遅角量を求める各手法を示す遅角余裕とA/Fとの関係図。
【図7】点火時期間隔を当量比との関係図。
【図8】タイミングチャート図。
【図9】遅角初期値を減少させるタイムチャート図。
【図10】本発明実施例についての技術的確認結果をまとめた図。
【図11】加速判定ディレーに関するタイムチャート図。
【符号の説明】
1…内燃機関、6…絞り弁(スロットル)、7…絞り弁装置、9…アクセルセンサ、10…モータ、13…燃料噴射弁、15…コントロールユニット、16…クランク角センサ、20…空燃比(A/F)センサ、26…処理手段、100…処理手段(CPU)、101…バス、103…出力回路。

Claims (6)

  1. 内燃機関の点火時期を調整する点火時期調整手段と該点火時期調整手段における点火時期を遅角(リタード)補正するための過渡(トランジェント)遅角量を設定する過渡遅角設定手段とを有する内燃機関の点火時期制御装置において、
    内燃機関の過渡運転時を検出する過渡運転時検出手段と、
    内燃機関の空燃比状態を求める空燃比検出手段と、
    前記過渡運転時検出手段で検出された過渡運転状態および前記空燃比検出手段で求められた空燃比状態から前記過渡遅角設定手段の過渡遅角量を設定するものであって、
    前記過渡遅角量は、1/空燃比(TFBYAD)から点火時期格子テーブルを検索して求めることを特徴とする点火時期制御装置。
  2. 内燃機関の点火時期を調整する点火時期調整手段と該点火時期調整手段における点火時期を遅角(リタード)補正するための過渡(トランジェント)遅角量を設定する過渡遅角設定手段とを有する内燃機関の点火時期制御装置において、
    内燃機関の過渡運転時を検出する過渡運転時検出手段と、
    内燃機関の空燃比状態を求める空燃比検出手段と、
    前記過渡運転時検出手段で検出された過渡運転状態および前記空燃比検出手段で求められた空燃比状態から前記過渡遅角設定手段の過渡遅角量を設定するものであって、
    アクセル操作量とエンジンの運転状態に応じて電子制御式のスロットル制御を行うに当って、加速時検出をアクセルの動作を直接的にして行うことを特徴とする点火時期制御装置。
  3. 内燃機関の点火時期を調整する点火時期調整手段と該点火時期調整手段における点火時期を遅角補正するための過渡遅角量を設定する過渡遅角設定手段とを有する内燃機関の点火時期制御装置において、
    内燃機関の加速時を検出する加速時運転検出手段と、
    内燃機関の空燃比状態を求める空燃比検出手段と、
    前記加速時検出手段で検出された加速状態および前記空燃比検出手段で求められた空燃比状態から前記過渡遅角設定手段の過渡遅角量を設定するものであって、
    前記過渡遅角量は、理論空燃比における過渡遅角基本量を求め、該過渡遅角基本量から(1−実当量比)×調整係数を差し引いたものとする(ただし実当量比=理論空燃比/空燃比)ことを特徴とする点火時期制御装置。
  4. 内燃機関の点火時期を調整する点火時期調整手段と該点火時期調整手段における点火時期を遅角補正するための過渡遅角量を設定する過渡遅角設定手段とを有する内燃機関の点火時期制御装置において、
    内燃機関の加速時を検出する加速時運転検出手段と、
    内燃機関の空燃比状態を求める空燃比検出手段と、
    前記加速時検出手段で検出された加速状態および前記空燃比検出手段で求められた空燃比状態から前記過渡遅角設定手段の過渡遅角量を設定するものであって、
    前記過渡遅角量は、理論空燃比における過渡遅角基本量を求め、該過渡遅角基本量に(1−実当量比)×調整係数により求める制限を施したものとすることを特徴とする点火時期制御装置。
  5. 内燃機関の点火時期を調整する点火時期調整手段と該点火時期調整手段における点火時期を遅角補正するための燃焼状態の切り換え時の過渡遅角量を設定する過渡遅角設定手段とを有する内燃機関の点火時期制御装置において、
    内燃機関の成層時燃焼と均等時燃焼への切換えを検出する燃焼状態検出手段と、
    内燃機関の空燃比状態を求める空燃比検出手段と、
    前記燃焼状態検出手段で検出された成層時燃焼から均等時燃焼への切換えと前記空燃比検出手段で求められた空燃比状態とから前記過渡遅角設定手段の過渡遅角量を設定することを特徴とする内燃機関の点火時期制御装置。
  6. 請求項において、
    加速と判定するためのしきい値を求めるしきい値決定手段としきい値を関連して加速判定を遅らせる加速判定ディレー手段を設けたことを特徴とする内燃機関の点火時期制御装置。
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