JP3803052B2 - 初期化駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、初期化駆動装置に係わり、特に、車両用指示装置内に備えられた指針駆動用ステッピングモータの脱調状態をリセットする初期化駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ステッピングモータを用いた車両用指示装置として、図5に示すようなものが知られている。同図において、指示装置は、複数のステッピングモータ1と、このステッピングモータ1の回転に各々連動する複数の指針2と、ステッピングモータ1の回転を制御するステッピングモータ用駆動装置3(以下、駆動装置3と略記する)とを備えている。
【0003】
上述したステッピングモータ1は、図6に示すように、各々2つの励磁コイル1a1、1a2と、NS極が交互に3極づつ着磁され、励磁コイル1a1、1a2の励磁状態の変化に追従して回転する回転子1bと、回転子1bの回転を指針2に伝えるギア1cとを備えている。
【0004】
さらに、ステッピングモータ1は、指針2側のギア1cの裏側に設けられ、回転子1bの回転動作に連動する被駆動部材としての片1dと、ステッピングモータ1を収納する図示しない収納ケースに設けられ、片1dとの当接により、回転子1bの回転を機械的に停止させるストッパ1eとを備えている。
【0005】
なお、片1dがストッパ1eに向かうように、ステッピングモータ1を回転させることを逆回転、逆回転中の指針2の回転方向を逆回転方向Y1とする。これに対して、片1dがストッパ1eから離れるように、ステッピングモータ1を回転させることを正回転、正回転中の指針2の回転方向を正回転方向Y2とする。また、ストッパ1eは、片1dと当接したとき、指針2が計測値0を指示するように設けられている。
【0006】
上記駆動装置3は、各種センサ(図示せず)が計測した計測値に基づき、指針2の目標位置θと、現位置θ′との差である移動量θ−θ′を、角度情報として算出する。その後、駆動装置3は、算出した角度情報に応じて、位相が90度異なる2つの駆動パルスを、ステッピングモータ1内の励磁コイル1a1及び1a2に対して、それぞれ出力する。この駆動パルスの出力により、ステッピングモータ1が回転して、指針2が、差分θ−θ′だけ移動して目標位置θを指示するようになる。
【0007】
上記駆動装置3はまた、車載バッテリ4から供給されるバッテリ電圧VBをもとに、駆動電圧Vdを得る定電圧回路5から電源の供給を受けるとともに、電源である駆動電圧Vdをもとに、駆動電圧Vdを有する駆動パルスを生成している。
【0008】
上記駆動装置3はまた、キーポジションがイグニッション(IG)になったときオンするIGスイッチSWを介して、車載バッテリ4に接続されている。従って、IGスイッチSWがオンすると、駆動装置3には、バッテリ電圧VBを抵抗R1及びR2で分圧した分圧電圧がオン信号Sonとして供給される。駆動装置3は、このオン信号Sonの供給に応じて、各種センサが計測した計測値を、指針2が指示するようにステッピングモータ1を正逆回転させる通常回転処理を行う。
【0009】
ところで、上記指示装置は、車両の振動あるいは雑音が重畳している車速情報の入力などの原因により、指針2が本来移動すべき移動量(=差分θ−θ′)と、実際の移動量とが異なる脱調を起こしてしまうことがあった。この脱調が繰り返されると、指針2が指示する計測値と、各種センサが計測した計測値との間で差異が生じ、指示装置は正確な指示を行うことができなくなってしまう。
【0010】
そこで、このような問題を解決するために、駆動装置3は、オン信号Sonの供給に応じて、上記通常回転処理を行う前に、後述する初期化動作を行う。初期化動作において、駆動装置3は、IGスイッチSWがオンして、オン信号Sonが供給されると、ステッピングモータ1を強制的に逆回転させる。さらに、駆動装置3は、上記逆回転に応じて、片1dがストッパ1eに向かって移動した結果、片1dがストッパ1eに当接して指針2が計測値0を示す目盛上に機械的に停止したことを検出すると、ステッピングモータ1の逆回転を終了する。以上の初期化動作を行うことにより、指針2が指示する計測値と、各種センサが計測した計測値との間の差異をリセットすることができる。
【0011】
ところで、上記当接検出は、例えば、回転子1bの近くに設けた検出コイルに発生する誘導電圧の有無に基づき行う。すなわち、検出コイルに誘導電圧が発生したときは、回転子1bが回転中であり、片1dがストッパ1eに当接していないと判断することができる。一方、検出コイルに誘導電圧が発生していないときは、回転子1bが、片1dとストッパ1eとの当接により、機械的に停止されたと判断することができる。なお、上記検出コイルとしては、無励磁状態に制御された励磁コイル1a1及び1a2を流用することも考えられている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の指示装置において、キーポジションをイグニッションにした直後に、スタータにすると、上述した初期化動作を行っている最中に、スタータ装置によるエンジンの始動を行われてしまい、以下のような問題が生じる。
【0013】
すなわち、スタータ装置によるエンジンの始動が行われると、バッテリ電圧VBが低下する。このバッテリ電圧VBの低下が、初期化動作中であり、ステッピングモータ1を逆回転させている最中に生じると、駆動パルスの電圧である駆動電圧Vdも低下するため、ステッピングモータ1の回転速度が遅くなる。
【0014】
このように、バッテリ電圧VBの低下に起因して、ステッピングモータ1の回転速度が遅い間は、当然、励磁コイル1a1及び1a2に生じる誘導電圧も低くなる。従って、この低い誘導電圧に基づき、上記当接検出を行うと、駆動装置3は、片1dがストッパ1eに当接して、ステッピングモータ1の回転が停止していないにも拘わらず、誘導電圧が発生していないと判断してしまう。このため、片1dがストッパ1eに当接したと誤検出して、片1dがストッパ1eに当接する前に、ステッピングモータ1の逆回転を終了させてしまい、確実に、指針2が指示する計測値と、各種センサが計測した計測値との間の差異をリセットすることができないという問題があった。
【0015】
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、被駆動部材の実際の位置と、被駆動部材があるべき位置との間の差異を確実にリセットすることができる初期化駆動装置を提供することを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、車載バッテリから供給されるバッテリ電圧をもとに得た駆動電圧を有する駆動パルスを、ステッピングモータ1に対して出力して、前記ステッピングモータの回転動作に連動する被駆動部材が、ストッパに向かうように、前記ステッピングモータを逆回転させる初期化回転手段3a−11、前記ステッピングモータの逆回転に伴って生じる誘導電圧の有無に基づき、前記被駆動部材が、前記ストッパに当接したことを検出する当接検出手段3a−12及び前記当接検出に応じて、前記駆動パルスの出力を終了して、前記初期化回転手段による前記逆回転を終了させる回転終了手段3a−13を有し、前記被駆動部材の実際の位置と、前記被駆動部材があるべき位置との差異をリセットする初期化動作を、所定のタイミングで行う初期化手段3a−1を備えた初期化駆動装置において、前記駆動電圧が、予め定めた閾値以上であるか否かを判断する判断手段3a−2と、前記判断手段により、前記否と判断されている間、前記初期化手段による初期化動作を停止する初期化停止手段3a−3とをさらに備え、前記閾値は、前記ステッピングモータの回転に伴って生じる誘導電圧の有無を前記当接検出手段が判断できないような前記駆動電圧より大きい値に予め定められていることを特徴とする初期化駆動装置に存する。
【0017】
請求項1記載の発明によれば、初期化回転手段、当接検出手段及び回転終了手段を有する初期化手段が、被駆動部材の実際の位置と、被駆動部材があるべき位置との差異をリセットする初期化動作を、所定のタイミングで行う。判断手段が、駆動電圧が予め定めた閾値以上であるか否かを判断する。初期化停止手段が、判断手段により、否と判断されている間、初期化手段による初期化動作を停止する。閾値は、ステッピングモータの回転に伴って生じる誘導電圧の有無を当接検出手段が判断できないような駆動電圧より大きい値に予め定められている。
【0018】
スタータ装置がエンジンの始動を行うことに起因して、バッテリ電圧が低下し、駆動電圧が閾値より小さい間は、ステッピングモータの回転速度が遅くなり、このとき検出コイルの両端に発生する誘導電圧は低い。以上のことに着目し、駆動電圧が閾値より小さい間、初期化手段による初期化動作を停止させることにより、ステッピングモータの回転が遅く、低い誘導電圧が発生しているときの検出コイルの両端電圧に基づき、当接検出が行われることがない。
【0019】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の初期化駆動装置であって、前記判断手段は、前記バッテリ電圧に基づき、前記判断を行うことを特徴とする初期化駆動装置に存する。
【0020】
請求項2記載の発明によれば、バッテリ電圧に基づき、駆動電圧が、閾値以上であるか否かの判断を行う。駆動電圧は、バッテリ電圧をもとに得られるものであり、バッテリ電圧に基づいて駆動電圧が、閾値以上であるか否かの判断を行うことができる。従って、駆動電圧を直接検出できないときは、バッテリ電圧に基づき、駆動電圧が閾値以上であるか否かの判断を行うことができる。
【0021】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の初期化駆動装置であって、前記初期化停止手段は、前記初期化回転手段による前記ステッピングモータの逆回転を停止させて、前記初期化動作を停止することを特徴とする初期化駆動装置に存する。
【0022】
請求項3記載の発明によれば、初期化停止手段が、初期化回転手段によるステッピングモータの逆回転を停止させて、初期化動作を停止させる。従って、初期化回転手段による逆回転を停止せず、当接検出手段による当接検出のみを停止することに比べ、初期化回転手段による逆回転自体を停止すれば、被駆動部材がストッパに当接しているにも拘わらず、ステッピングモータが逆回転し続けるという恐れがなくなる。
【0023】
【発明の実施の形態】
第1実施形態
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。図2は、第1実施形態における初期化駆動装置を組み込んだ指示装置を示す図である。同図において、図5について上述した従来の指示装置と同等の部分には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0024】
上述した従来と異なる構成は、上記駆動装置3に、分圧電圧VB′が供給されている点である。この分圧電圧VB′は、バッテリ電圧VBを抵抗R3及びR4で分圧下電圧であり、バッテリ電圧VBに応じた電圧である。
【0025】
また、上記駆動装置3は、マイクロコンピュータなどから構成され、プログラムに従って各種の処理を行う中央演算ユニット(CPU)3a、CPU3aが行う処理プログラムなどを格納した読み出し専用メモリであるROM3b、CPU3aでの各種の処理過程で利用するワークエリア、各種データを格納するデータ格納エリアなどを有する読出書込自在のメモリであるRAM3c及び上記分圧電圧VB′をデジタル値に変換するアナログ/デジタル(A/D)変換器3dなどを備え、これらがバスラインによって相互接続されている。
【0026】
上述した構成の指示装置の動作を、図3のCPU3aの処理手順を示すフローチャートを参照して以下説明する。
CPU3aは、例えば、図示しないバッテリ電源の投入によって動作を開始し、図示しない初期ステップにおいて、駆動装置3内のRAM3cに形成した各種のエリアの初期設定を行う。
【0027】
その後、CPU3aは、IGスイッチSWがオンして、オン信号Sonが供給されると(ステップS1でY)、判断手段として働き、分圧電圧VB′が所定電圧V1以上であるか否かを判断する(ステップS2)。分圧電圧VB′が、所定電圧V1以上でなければ(ステップS2でN)、CPU3aは、駆動電圧Vdが予め定めた閾値より小さく、このため、駆動電圧Vdを有する駆動パルスをステッピングモータ1に供給しても、ステッピングモータ1の回転に伴って励磁コイル1a1又は1a2に生じる誘導電圧が、その誘導電圧の有無が判断できないほど小さくなり、正確に片1dとストッパ1eとの当接検出を行うことができないとして、初期化停止手段として働き、ステップS2に戻る。
【0028】
一方、分圧電圧VB′が所定電圧V1以上であれば(ステップS2でY)、CPU3aは、駆動電圧Vdが予め定めた閾値以上であり、このため、駆動電圧Vdを有する駆動パルスをステッピングモータ1に供給すれば、ステッピングモータ1の回転に伴って励磁コイル1a1又は1a2に生じる誘導電圧が、その誘導電圧の有無の判断が十分に行えるほど大きく、正確に片1dとストッパ1eとの当接判検出を行うことができるとして、初期化回転処理を行う(ステップS3)。
【0029】
初期化回転処理において、CPU3aは、初期化回転手段として働き、ステッピングモータ1に対して駆動電圧Vdを有する駆動パルスを出力し、片1eがストッパ1fに向かって移動するように、ステッピングモータ1を逆回転させる。この初期化回転処理により、指針2は、ゼロ位置に向かうこととなる。
【0030】
その後、CPU3aは、当接検出手段として働き、無励磁状態に制御されている励磁コイル1a1又は1a2の両端に発生する誘導電圧の有無に基づき、片1eがストッパ1fに当接したことを検出すると(ステップS4でY)、次に、回転終了手段として働き、駆動パルスの出力を終了して、ステッピングモータ1の逆回転を終了させる回転終了処理を行う(ステップS5)。
【0031】
その後、CPU3aは、通常回転処理を行う(ステップS6)。通常回転処理とは、各種センサが計測した計測値に応じた駆動パルスを、各ステッピングモータ1に出力して、ステッピングモータ1を正逆回転させることにより、指針2に、計測値を指示させる処理である。その後、IGスイッチSWがオフとなり、オン信号Sonの出力が停止されると、CPU3aは、通常回転処理を終了して、ステップS1に戻る。
【0032】
以上の指示装置は、スタータ装置がエンジンの始動を行うことに起因して、バッテリ電圧VBが低下し、駆動電圧Vdが閾値より小さい間は、ステッピングモータ1の回転速度が遅くなり、このとき励磁コイル1a1及び1a2の両端に発生する誘導電圧は低くなることに着目したものである。すなわち、駆動電圧Vdが閾値より小さい間、初期化動作を停止させることにより、ステッピングモータ1の回転が遅く、低い誘導電圧が発生している励磁コイル1a1又は1a2の両端電圧に基づき、当接検出が行われることがない。このため、片1dがストッパ1eに当接する前に、ステッピングモータ1の逆回転が終了されることがなく、片1dの実際の位置と、片1dがあるべき位置との間の差異、則ち、指針2が指示している計測値と、各種センサが計測した計測値との差異を確実にリセットすることができる
【0033】
また以上の指示装置は、初期化回転処理によるステッピングモータの逆回転を停止させて、初期化動作を停止させている。従って、初期化回転処理による逆回転を停止せず、当接検出のみを停止することに比べ、初期化回転処理による逆回転自体を停止すれば、片1dがストッパ1eに当接しているにも拘わらず、ステッピングモータ1が逆回転し続けるという恐れがなくなる。このため、片1dがストッパ1eに当接したり、当接の反動で離れたりを繰り返すことがなく、運転者に不快な思いをさせることがない。
【0034】
第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。図4は、第2実施形態における本発明の初期化駆動装置を組み込んだ指示装置を示す図である。同図において、図2について上述した第1実施形態の指示装置と同等の部分には、同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0035】
上述した第1実施形態と異なる構成は、CPU3a自体の電源と、駆動パルスの駆動電圧とを別々の回路から得ている点である。則ち、CPU3aは、上述した定電圧回路5からの駆動電圧Vd1の供給を受けて、動作を行う。一方、CPU3aは、駆動用電源回路6から供給される駆動電圧Vd2をもとに、駆動電圧Vd2を有する駆動パルスを生成している。
【0036】
また、上述した第1実施形態では、駆動装置3には、バッテリ電圧VBを抵抗R3及びR4で分圧した分圧電圧VB′が供給されていたが、第2実施形態では、上記駆動電圧Vd2を抵抗R5及びR6で分圧した分圧電圧Vd2′が供給されている。
【0037】
上述した構成の指示装置は、第1実施形態の指示装置とほぼ同様の動作を行う。第1実施形態と異なる点は、図3中のステップS2の動作である。第1実施形態は、ステップS2において、バッテリ電圧VBの分圧電圧VB′に基づき、間接的に、駆動パルスの駆動電圧Vdが閾値以上であるか否かを判断していたが、第2実施形態では、駆動パルスの駆動電圧Vd2自身の分圧電圧Vd2′に基づき、直接的に、駆動電圧Vd2が閾値以上であるか否かを判断する。
【0038】
以上のように、駆動電圧Vd2自身の分圧電圧Vd2′に基づき、直接的に、駆動電圧Vd2が閾値以上であるかを判断することより、正確に、駆動電圧Vd2が閾値以上であるか否かを判断することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、駆動電圧が閾値より小さい間、初期化手段による初期化動作を停止させることにより、ステッピングモータの回転が遅く、低い誘導電圧が発生しているときの検出コイルの両端電圧に基づき、当接検出が行われることがないので、被駆動部材がストッパに当接する前に、ステッピングモータの逆回転が終了されることがなく、被駆動部材の実際の位置と、被駆動部材があるべき位置との間の差異を確実にリセットすることができる初期化駆動装置を得ることができる。
【0040】
請求項2記載の発明によれば、駆動電圧を直接検出できないときは、バッテリ電圧に基づき、駆動電圧が閾値以上であるか否かの判断を行うことができる初期化駆動装置を得ることができる。
【0041】
請求項3記載の発明によれば、初期化回転手段による逆回転を停止せず、当接検出手段による当接検出のみを停止することに比べ、初期化回転手段による逆回転自体を停止すれば、被駆動部材がストッパに当接しているにも拘わらず、ステッピングモータが逆回転し続けるという恐れがなくなるので、被駆動部材がストッパに当接したり、当接の反動で離れたりを繰り返すことがなく、運転者に不快な思いをさせることがない初期化駆動装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の初期化駆動装置の基本構成図である。
【図2】第1実施形態における本発明の初期化駆動装置を組み込んだ指示装置を示す図である。
【図3】図2の指示装置を構成するCPU3aの処理手順を示すフローチャートである。
【図4】第2実施形態における本発明の初期化駆動装置を組み込んだ指示装置を示す図である。
【図5】従来のステッピングモータを用いた指示装置の一例を示す図である。
【図6】ステッピングモータ1の詳細な構成を示す図である。
【符号の説明】
1 ステッピングモータ
3a−11 初期化回転手段(CPU)
3a−12 当接検出手段(CPU)
3a−13 回転終了手段(CPU)
3a−1 初期化手段(CPU)
3a−2 判断手段(CPU)
3a−3 初期化停止手段(CPU)

Claims (3)

  1. 車載バッテリから供給されるバッテリ電圧をもとに得た駆動電圧を有する駆動パルスを、ステッピングモータに対して出力して、前記ステッピングモータの回転動作に連動する被駆動部材が、ストッパに向かうように、前記ステッピングモータを逆回転させる初期化回転手段、前記ステッピングモータの逆回転に伴って生じる誘導電圧の有無に基づき、前記被駆動部材が、前記ストッパに当接したことを検出する当接検出手段及び前記当接検出に応じて、前記駆動パルスの出力を終了して、前記初期化回転手段による前記逆回転を終了させる回転終了手段を有し、前記被駆動部材の実際の位置と、前記被駆動部材があるべき位置との差異をリセットする初期化動作を、所定のタイミングで行う初期化手段を備えた初期化駆動装置において、
    前記駆動電圧が、予め定めた閾値以上であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により、前記否と判断されている間、前記初期化手段による初期化動作を停止する初期化停止手段とをさらに備え、
    前記閾値は、前記ステッピングモータの回転に伴って生じる誘導電圧の有無を前記当接検出手段が判断できないような前記駆動電圧より大きい値に予め定められている
    ことを特徴とする初期化駆動装置。
  2. 請求項1記載の初期化駆動装置であって、
    前記判断手段は、前記バッテリ電圧に基づき、前記判断を行う
    ことを特徴とする初期化駆動装置。
  3. 請求項1又は2記載の初期化駆動装置であって、
    前記初期化停止手段は、前記初期化回転手段による前記ステッピングモータの逆回転を停止させて、前記初期化動作を停止する
    ことを特徴とする初期化駆動装置。
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