JP3790835B2 - 電子カメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、焦点制御の方式を複数備えた電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子カメラにおいて、コントラストAF(オートフォーカス)方式の焦点制御機構を備えたものが知られている。
この種の電子カメラでは、内部の固体撮像素子において、被写体像の画像信号を逐次に撮像する。電子カメラは、この画像信号から焦点検出エリア内の信号を選抜した後、空間周波数のバンドパスフィルタなどを通して、画像信号の高域成分を抽出する。
【0003】
次に、電子カメラは、この高域成分に検波処理や積分処理などを施して、高域成分のピーク値もしくは振幅平均値などを検出する。
これらのピーク値や振幅平均値は、いずれも被写体像のコントラストに応じて変化する量(以下、このような量を「コントラスト量」という)である。
【0004】
電子カメラは、このコントラスト量が大きくなる方向へ撮影光学系を少しずつ繰り出しことにより、合焦位置を山登り式に探る。このような焦点移動を繰り返し行うことにより、電子カメラの撮影光学系は、合焦位置に到達する。
一方、レンジファインダ式の銀塩カメラなどでは、公知のパッシブ測距やアクティブ測距などの外光式測距を用いて、被写体までの距離を計るものが知られている。
【0005】
この種の銀塩カメラでは、この被写体距離の値に基づいて撮影光学系の合焦位置を直に算出し、撮影光学系をその合焦位置まで一直線に移動させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなコントラストAF方式の電子カメラでは、山登り式に合焦位置を探るため、撮影光学系を間欠的に何度も動かす必要があった。そのため、合焦状態に到達するまでの時間(以下、「合焦時間」という)が一般的に長いという問題点があった。
【0007】
また、被写体ごとにコントラスト量の個体差が大きいため、コントラスト量がどこで最大値をとるかを一概に予想することは困難であった。そのため、たとえコントラスト量が低くても撮影光学系を大きく繰り出すことはできなかった。このような理由から、合焦位置までの移動距離に比例して、合焦時間が長くなるという問題点があった。
【0008】
特に最近では、通常撮影域からマクロ域までの広い範囲を1つの撮影光学系でカバーする電子カメラが増えている。このような電子カメラでは、撮影光学系の繰り出し長が長くなるため、合焦位置までの平均的な移動距離も長い。そのため、このような電子カメラにおいては、平均的な合焦時間が非常に長くなってしまうという問題点があった。
【0009】
また最近では、焦点制御の高精度化を望む声に応えるため、撮影光学系の焦点調節の段数を細かく制御する電子カメラが増えている。このような電子カメラでは、コントラスト量を細かな段数ごとに実測しなければならず、合焦時間が余計に長くかかるという問題点があった。
上述したような理由により、電子カメラの合焦時間が長くなると、レリーズタイムラグ(レリーズを押してから撮影開始までのタイムラグ)が無視できなくなり、貴重なシャッタチャンスを逃すなどの不具合が頻繁に生じてしまう。
【0010】
一方、上述した不具合を解決するために、銀塩カメラなどで実用化されている外光式測距を用いて、電子カメラの焦点制御を高速に行うことも考えられる。
しかしながら、外光式測距では、身近な被写体に対して、測距域と被写体との位置ずれ(以下、「パララックス」という)が大きく生じる。特に、電子カメラでは、メモ代わりに身近な小物(書類や時刻表など)を撮影する機会が一般的に多くなる。そのため、パララックスの大きな状態で撮影される頻度が高く、ピンボケの画像を撮影してしまうなどの不具合を頻繁に生じてしまう。
【0011】
また、このようなパララックスを機構的に解消するためには、測距域を被写体距離に応じて移動するなどの機構を電子カメラに搭載しなければならず、電子カメラが大型化するなどの問題点があった。
そこで、請求項1に記載の電子カメラでは、上述の問題点を解決するために、合焦時間を効率的に短縮しつつ、外光式測距におけるパララックスの影響も軽減できる電子カメラを提供することを目的とする。
さらに、請求項1に記載の電子カメラでは、合焦精度をより高めることができる電子カメラを提供することを目的とする。
【0012】
請求項2,3に記載の電子カメラでは、被写体距離の特定範囲において、撮影者が焦点調節の方式を自由選択することができる電子カメラを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
図1は、請求項1〜3に記載の発明に対応する原理ブロック図である。
請求項1に記載の発明は、撮影光学系Zを介して結像される光像を撮像して、画像信号を生成する撮像手段1と、撮像手段1により生成された画像信号を取り込み、該画像信号のコントラスト量を検出するコントラスト検出手段2と、コントラスト検出手段2により検出されたコントラスト量が極大値をとる位置まで、撮影光学系Zの焦点移動を行うコントラスト焦点制御手段3と、撮影光学系Zとは別の光学系を介して、被写体までの距離を測定する外光式測距手段4と、外光式測距手段4により測定された被写体までの距離に基づいて、撮影光学系Zの合焦位置を求め、該合焦位置まで撮影光学系Zの焦点移動を行う外光式焦点制御手段5と、外部からの切り換え操作に応じて撮影光学系Zの繰り出し範囲を変更して、接写用のマクロモードと非マクロモードとを切り換えるマクロ設定手段6と、マクロ設定手段6により非マクロモードが設定された状態では、外光式焦点制御手段5による焦点制御の後に、コントラスト焦点制御手段3による焦点制御を補足的に実行し、マクロモードが設定された状態では、コントラスト焦点制御手段3による焦点制御を実行する制御手段7と、コントラスト焦点制御手段3において補足的な焦点制御を行った際の焦点移動量に応じて、焦点移動の補正値を記憶する補正値記憶手段とを備えてなり、外光式焦点制御手段5は、前記補正値記憶手段に過去記憶された補正値に基づいて、前記合焦位置を補正することを特徴とする。
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子カメラにおいて、撮影光学系Zの繰り出し範囲は、マクロモードと非マクロモードとにおいて重複範囲を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電子カメラにおいて、マクロモードにおける繰り出し範囲は、被写体距離50cm以下に合焦する繰り出し範囲であり、非マクロモードにおける繰り出し範囲は、被写体距離30cm以上に合焦する繰り出し範囲であることを特徴とする。
【0017】
(作用)
請求項1にかかわる電子カメラでは、マクロ設定手段6が、外部からの切り換え操作を受け付けて、接写用のマクロモードと非マクロモードとを切り換える。
制御手段7は、この非マクロモードの状態では、外光式焦点制御手段5を駆動することにより、外光式測距に基づく焦点制御を実施する。一方、マクロモードの状態では、コントラスト焦点制御手段3を駆動することにより、コントラストAF式の焦点制御を実施する。
【0018】
このような作用により、非マクロモードでは、外光式測距に基づく合焦位置まで迅速に焦点移動することが可能となり、電子カメラの合焦時間が格段に短縮する。
一方、マクロモードでは、コントラストAF式の焦点制御を行うため、測距域と被写体との間にパララックスを生じることがなく、パララックスに起因するピンボケなどの不具合が解消する。
【0019】
さらに、コントラストAF式の焦点制御を行う範囲が、従来の全域からマクロ域に狭く限定されるため、コントラストAF式の焦点制御に要する平均的な合焦時間も短縮される。
また、請求項1にかかわる電子カメラでは、制御手段7が、外光式焦点制御手段5による焦点制御に後続して、コントラスト焦点制御手段3による焦点制御を補足的に実行する。
さらに、請求項1にかかわる電子カメラでは、コントラスト焦点制御手段3による補足的な焦点制御が行われた際に、補正値記憶手段が、このときの焦点移動量に対応した補正値を記憶する。
外光式焦点制御手段5は、このようにして過去記憶された補正値を用いて、測距値から算出する合焦位置を補正する。
請求項2,3にかかわる電子カメラでは、撮影光学系Zの繰り出し範囲が、マクロモードと非マクロモードとにおいて重複する。
【0020】
したがって、この重複範囲内において合焦する被写体については、撮影者がマクロモードか否かを切り替えることにより、「コントラストAF式の焦点制御」と「外光式測距の焦点制御」とを自由に選択することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明における実施の形態を説明する。
図2は、実施形態を示す図である。
図2において、電子カメラ11の前面に撮影レンズ12が取り付けられ、撮影レンズ12の像空間側には、撮像素子13が配置される。
【0023】
この撮像素子13は、CCD駆動回路14を介して制御CPU15に接続されて、電子シャッタなどのタイミングが制御される。
一方、撮像素子13の画像出力は、γ補正,色信号処理およびA/D変換を行う信号処理部16に入力され、信号処理部16のディジタル出力は、公知の画像圧縮処理を行うJPEG処理部17に入力される。これらの信号処理部16およびJPEG処理部17は、制御CPU15との間で画像信号のやり取りを行う。
【0024】
また、制御CPU15のPWM(パルス幅変調)出力は、レンズ駆動回路18を介して、正逆の両方向に回転可能なモータ19に供給される。このモータ19の回転力は、フォーカルレンズ(撮影レンズ12内に設けられた焦点調節用の移動光学系)を前後に駆動するレンズ駆動機構20に伝達される。
【0025】
さらに、モータ19の回転軸には、エンコーダ21が配置され、エンコーダ21の出力端子は、制御CPU15に接続される。
一方、電子カメラ11の前面には、パッシブ測距部22およびAF補助光照射部23が配置され、これらは制御CPU15にそれぞれ接続される。
また、電子カメラ11の筐体には、次のようなスイッチ群25〜30がそれぞれ配置される。
【0026】
まず、クローズアップスイッチ(CUS)25は、オン操作により接写用のマクロモードが設定され、オフ操作により通常撮影用の非マクロモードが設定されるスイッチである。
半押しスイッチ(S1)26は、レリーズ半押しにより導通するスイッチである。
【0027】
全押しスイッチ(S2)27は、レリーズ全押しにより導通するスイッチである。
電源スイッチ(MSW)28は、電子カメラ11の主電源スイッチである。
フォーカスロック選択スイッチ(AFC)29は、合焦時にフォーカスロックを行うか(シングルAFモード)、撮影時まで断続的に焦点制御を継続するか(コンティニアスAFモード)を選択するためのスイッチである。
【0028】
フォーカスモード選択スイッチ(AFM)30は、常時に焦点制御を行うか(常時AFモード)、レリーズの半押し時のみ焦点制御を行うか(半押しAFモード)を選択するためのスイッチである。
その他、電子カメラ11には、画像信号などを記録するためのメモリカード31、レンズ絞りを開閉するための絞り駆動部32、スピードライト34に駆動電圧を供給するための閃光部33などが配置され、それぞれ制御CPU15に接続される。
【0029】
なお、本実施形態と請求項1〜3に記載の発明との対応関係については、撮像手段1は撮像素子13に対応し、コントラスト検出手段2は制御CPU15の「信号処理部16の画像信号からコントラスト量を検出する機能」に対応し、コントラスト焦点制御手段3は、レンズ駆動回路18,モータ19,レンズ駆動機構20および制御CPU15の「コントラスト量に応じて焦点制御を行う機能」に対応し、外光式測距手段4はパッシブ測距部22および制御CPU15の「一対の光像の位相差に基づいて被写体距離を算出する機能」に対応し、外光式焦点制御手段5は、レンズ駆動回路18,モータ19,レンズ駆動機構20,エンコーダ21および制御CPU15の「被写体距離に応じて焦点制御を行う機能」に対応し、マクロ設定手段6は、クローズアップスイッチ25に対応し、制御手段7は制御CPU15の「クローズアップスイッチ25のスイッチ状態に応じて、焦点制御方式を切り換える機能」に対応する。
【0030】
図3〜6は、本実施形態の動作を説明する流れ図である。
図7は、本実施形態における合焦範囲の一例を示す図である。
以下、図3に示す流れ図に沿って、常時AFモード時における電子カメラ11の動作を説明する。
(常時AFモード時の動作)
まず、電源スイッチ28を介して電子カメラ11に主電源が供給される。この状態で半押しスイッチ26が押されると(図3S1)、制御CPU15は、フォーカスモード選択スイッチ30におけるモード選択を判断する(図3S2)。
【0031】
ここで、半押しAFモードが選択されている場合、制御CPU15は、図4に示すステップS20に動作を移行する。
一方、ステップS2において、常時AFモードが選択されている場合、制御CPU15は、引き続きクローズアップスイッチ25におけるモード選択を判断する(図3S4)。
【0032】
ここで、非マクロモード(30cm以上離れた被写体を撮影するモード)が選択されている場合、制御CPU15は、後述するパッシブAFを完了した後に(図3S5)、ステップS10に動作を移行する。
一方、ステップS4において、マクロモード(被写体距離が20cmから50cmまでの身近な被写体を撮影モード)が選択されている場合、制御CPU15は、被写体距離50cmに相当する合焦位置に、撮影レンズ12内のフォーカルレンズをとりあえず移動する(図3S6)。
【0033】
このようなレンズの移動後に、制御CPU15は、フォーカスロック選択スイッチ29におけるモード選択を判断する(図3S7)。ここで、コンティニアスAFモードが選択されていると、制御CPU15は、全押しスイッチ27が押されていないことを確認した後に(図3S8のNO側)、ステップS9に動作を移行する。また、この時点において全押しスイッチ27が押されていれば(図3S8のYES側)、シャッタ操作を優先するためにステップS16へ動作を移行して撮影処理を即座に実行する。
【0034】
一方、ステップS7において、シングルAFモードが選択されていると、制御CPU15は、後述するコントラストAF動作を実行する(図3S9)。
このようにして、ステップS5もしくはS9において焦点制御を実行した後に、制御CPU15は、焦点制御後の経過時間を計るため、第2タイマーをスタートさせる(図3S10)。この第2タイマーは、制御CPU15のタイマー割り込みルーチンによって計時結果が逐次に更新されるタイマーである。
【0035】
ここで、半押しスイッチ26が既に離されている場合(図3S11のNO側)、制御CPU15は、ステップS15に動作を移行する。
一方、半押しスイッチ26が継続して押されている場合(図3S11のYES側)、制御CPU15は、ファインダ内に焦点状態などを表示する(図3S12)。
このようなファインダ表示を行った後、制御CPU15は、全押しスイッチ27のスイッチ状態を判断する(図3S13)。
【0036】
ここで、全押しスイッチ27がまだ押されていない場合(図13S13のNO側)、制御CPU15は、フォーカスロック選択スイッチ29によるモード選択を再び判断する(図3S14)。この時点においてシングルAFモードが選択されていると、制御CPU15は、第2タイマーの計時結果にかかわらずに、ステップS11に動作を戻し、全押し動作が行われるまでステップS11〜14のループを繰り返す。
【0037】
また、ステップS14においてコンティニアスAFモードが選択されていると、制御CPU15は、第2タイマーの計時結果が、焦点制御の繰り返し周期に達したか否かを判定する(図3S15)。繰り返し周期に達していない場合(図3S15のNO側)、制御CPU15は、ステップS11に動作を戻す。その結果、全押し動作が行われるか、もしくは繰り返し周期に達するまで、ステップS11〜15の動作が繰り返される。このような繰り返し期間中に、第2タイマーの計時結果が、焦点制御の繰り返し周期に達すると(図3S15のYES側)、制御CPU15は、ステップS18に動作を移行した後、ステップS2に戻って、焦点制御を再実行する。
【0038】
一方、ステップS13において、全押しスイッチ27が押されている場合、制御CPU15は、絞り駆動部32を介して絞り値を適正露出まで絞るなどの動作を行った後、CCD駆動回路14を介して撮像素子13を駆動することにより撮影処理を実行する(図3S16)。なお、後述するAPTフラグ(アパーチャフラグ)がセットされているときは、焦点制御が正確に実行されていないケースなので、絞りを極力閉じることにより、被写界深度をできるだけ深くして撮影処理を行う。
【0039】
このように撮影された画像信号には、信号処理部16およびJPEG処理部17を介して、公知の画像圧縮処理などが施され、制御CPU15を介してメモリカード31に記録される。
【0040】
これら一連の撮影処理が終了すると、制御CPU15は、次回の撮影に備えて、絞りを開放状態に戻し、撮影レンズ12内のフォーカルレンズを無限端などの待機位置まで移動する(図3S17)。次に、APTフラグ(焦点制御が不正確なときにセットされるフラグ)をリセットする(図3S18)。
このような撮影の後処理を完了した後、制御CPU15は、ステップS2に動作を戻す。
【0041】
以上述べた動作により、常時AFモードにおける焦点制御および撮影動作が行われる。
次に、図4に示す流れ図に沿って、半押しAFモード時における電子カメラ11の動作について説明する。
(半押しAFモード時の動作)
まず、ステップS20において、制御CPU15は、半押しスイッチ26が既に離されている場合(図4S20のNO側)、制御CPU15は、動作を一旦終了して半押しスイッチ26の押圧を再び待機する。
【0042】
一方、ステップS20において、半押しスイッチ26の押圧が継続している場合(図4S20のYES側)、制御CPU15は、クローズアップスイッチ25におけるモード選択を判断する(図4S21)。
ここで、非マクロモードが選択されている場合、制御CPU15は、後述するパッシブAFを完了した後に(図4S22)、ステップS26に動作を移行する。
【0043】
一方、ステップS21において、マクロモードが選択されている場合、制御CPU15は、被写体距離50cmに相当する合焦位置に、撮影レンズ12内のフォーカルレンズをとりあえず移動する(図4S23)。
このようなレンズの移動後に、制御CPU15は、半押しスイッチ26が継続して押されていることを確認した上で(図4S24のYES側)、後述するコントラストAFの動作を実行する(図4S25)。なお、この時点で、半押しスイッチ26が既に離されていると(図4S24のNO側)、制御CPU15は、動作を一旦終了して半押しスイッチ26の押圧を再び待機する。
【0044】
このようにして、ステップS22もしくはS25において焦点制御を実行した後に、制御CPU15は、焦点制御後の経過時間を計るために第2タイマーをスタートさせる(図4S26)。
次に、制御CPU15は、この時点で、半押しスイッチ26が既に離されていると(図4S27のNO側)、制御CPU15は、ステップS35に動作を移行する。
【0045】
一方、ステップS27において、半押しスイッチ26が継続して押されていると、ファインダ内に焦点状態などを表示する(図4S28)。
このようなファインダ表示を行った後、制御CPU15は、全押しスイッチ27のスイッチ状態を判断する(図4S29)。
ここで、全押しスイッチ27がまだ押されていない場合(図4S29のNO側)、制御CPU15は、フォーカスロック選択スイッチ29におけるモード選択を判断する(図4S30)。この時点でシングルAFモードが選択されていると、制御CPU15は、第2タイマーの計時結果にかかわらずに、ステップS27に動作を戻し、全押し動作が行われるまでステップS27〜30のループを繰り返す。
【0046】
また、ステップS30においてコンティニアスAFモードが選択されていると、制御CPU15は、第2タイマーの計時結果が、焦点制御の繰り返し周期に達したか否かを判定する(図4S31)。制御CPU15は、計時結果が繰り返し周期にまだ達していない場合(図4S31のNO側)、ステップS11に動作を戻す。その結果、全押し動作が行われるか、もしくは繰り返し周期に達するまで、ステップS27〜31の動作が繰り返される。このような繰り返し期間中に、第2タイマーの計時結果が、焦点制御の繰り返し周期に達すると(図4S31のYES側)、制御CPU15は、半押しスイッチ26が継続して押されていることを確認した上で(図4S32のYES側)、再びステップS2に戻って、焦点制御を繰り返す。なお、半押しスイッチ26が離されている場合(図4S32のNO側)、制御CPU15はステップS35に動作を移行する。
【0047】
一方、ステップS29において、全押しスイッチ27が押されている場合、制御CPU15は、絞り駆動部32を介して絞り値を適正に絞るなどの動作を行った後、CCD駆動回路14を介して撮像素子13を駆動して撮影処理を実行する(図4S33)。
このように撮影された画像信号には、信号処理部16およびJPEG処理部17を介して、公知の画像圧縮処理などが施され、制御CPU15を介してメモリカード31に記録される。
【0048】
これら一連の撮影処理が終了すると、制御CPU15は、次回の撮影に備えて、絞りを開放状態に戻し(図4S34)、撮影レンズ12内のフォーカルレンズを無限端などの待機位置まで移動する(図4S35)。次に、APTフラグをリセットした後に(図4S36)、動作を終了する。
以上述べた動作により、半押しAFモードにおける焦点制御および撮影動作が実行される。
【0049】
次に、図5に示す流れ図に沿って、上述したパッシブAFの動作について詳説する。
(パッシブAFの動作)
まず、制御CPU15は、パッシブ測距部22を駆動して、一対の光像パターンを撮像する(図5S41)。
【0050】
このように撮像された一対の光像について、制御CPU15はパターン間の位相差を検出する。制御CPU15は、三角測距の原理を用いて、この位相差から被写体距離Rを算出する(図5S42)。
ここで、距離検出が可能であった場合には(図5S43のYES側)、制御CPU15は、被写体距離Rが30cm以下か否かを判断する。もしも、30cm以下の場合には、被写体距離Rの値を「非マクロモードにおける最短撮影距離30cm」に一律置き換える(図5S44)。
【0051】
次に、制御CPU15は、この被写体距離Rの値を内部のデータ領域Dに格納する(図5S45)。
このようにデータ領域Dに格納された被写体距離Rに基づいて、制御CPU15は、対応する合焦位置までフォーカルレンズを移動する(図5S46)。
一方、ステップS43において、被写体のコントラスト不足などのために距離検出が不可能であった場合には(図5S43のNO側)、制御CPU15は、フォーカスロック選択スイッチ29におけるモード選択を判断する(図5S47)。
【0052】
ここで、コンティニアスAFモードの場合、制御CPU15は、測距繰り返し回数を多くして被写体に対する焦点追従性を高めるために、下記のピカピン動作を省略してステップS50に直行する。
一方、シングルAFモードの場合、制御CPU15は、AF補助光照射部23からAF補助光を照射した状態でパッシブ測距(いわゆる「ピカピン動作」)を実行する(図5S48)。
【0053】
このようなピカピン動作によって距離検出がなされた場合(図5S49のYES側)、制御CPU15は、ステップS44に動作を移行する。
また、ピカピン動作を行ったにもかかわらず距離検出ができなかった場合(図5S49のNO側)、制御CPU15は、距離検出を断念して撮影レンズ12の焦点距離fから想定される標準的な被写体距離Aを、下式に基づいて算出する。
【0054】
標準的な被写体距離A=40・α・f ・・・(1)
なお、(1)式において、αは、撮像素子13の画面サイズと135タイプ銀塩カメラの画面サイズとの比であり、fは、撮影レンズ12の焦点距離である。
このように算出された被写体距離Aを、制御CPU15は、実測値の代わりにデータ領域Dに格納する(図5S50)。さらに、制御CPU15は、APTフラグをセットする(図5S51)。
【0055】
次に、制御CPU15は、ステップS46において、被写体距離Aに基づく合焦位置までフォーカルレンズを移動する。
以上のような動作により、パッシブAFが完了する。
次に、図6に示す流れ図に沿って、上述したコントラストAFの動作について詳説する。
【0056】
(コントラストAFの動作)
まず、制御CPU15は、コントラストAFを打ち切るまでの時間を計時するために、第1タイマーをスタートさせる(図6S61)。
続いて、制御CPU15は、モータ19を介してフォーカルレンズを前後に微動させる(図6S62)。
【0057】
この状態で、制御CPU15は、CCD駆動回路14を介して撮像素子13を駆動し、画像信号を取得する。制御CPU15は、トランスバーサルフィルタなどのディジタルフィルタ(演算)を用いて、この画像信号から空間周波数の高域成分を抽出する。この高域成分のピーク値をコントラスト量として検出する(図6S63)。
【0058】
制御CPU15は、コントラスト量が大きくなる方向に向けて、フォーカルレンズを一段移動する(図6S64)。
ここで、エンコーダ21の監視結果によってフォーカルレンズが駆動端に到達したことが検出された場合(図6S65のYES側)、制御CPU15は、ステップS73に動作を移行する。
【0059】
一方、フォーカルレンズが駆動端に到達していない場合(図6S65のNO側)、制御CPU15は、前後のコントラスト量の値からコントラスト量が極大点に到達したか否かを判別する(図6S66)。
【0060】
ここで、コントラスト量が極大点に到達した場合(図6S66のYES側)、制御CPU15は、フォーカルレンズが合焦位置に到達したと判断して、レンズ駆動を停止し(図6S67)、コントラストAFを完了する。
一方、コントラスト量が単調変化している場合(図6S66のNO側)、制御CPU15は、フォーカスロック選択スイッチ29におけるモード選択を判断する(図6S68)。
【0061】
ここで、コンティニアスAFモードが選択されている場合、制御CPU15は、シャッタ操作を優先するために全押しスイッチ27が押されているか否かを判断する(図6S69)。この時点で、全押しスイッチ27が押されている場合は(図6S69のYES側)、フォーカスモード選択スイッチ30におけるモード選択に応じて、各モードの撮影処理を実行する(図6S70)。また、全押しスイッチ27がまだ押されていない場合(図6S69のNO側)、制御CPU15はコントラストAFを継続するためにステップS71に動作を移行する。
【0062】
一方、ステップS68において、シングルAFモードが選択されていた場合、制御CPU15は、第1タイマーの計時結果がコントラストAFの打ち切り時間を超えたか否かを判定する(図6S71)。
ここで、第1タイマーの計時結果が打ち切り時間に到達していない場合(図6S71のNO側)、制御CPU15は、ステップS62に動作を戻して、コントラストAFの動作を継続する。
【0063】
一方、第1タイマーの計時結果が打ち切り時間を超えた場合(図6S71のYES側)、制御CPU15は、コントラストAFによる焦点調節を断念して、被写体距離30cm相当の合焦位置までフォーカルレンズを移動させる(図6S72)。
このフォーカルレンズの移動が完了した後、制御CPU15は、レンズ駆動を停止する(図6S73)。続いて、制御CPU15は、APTフラグをセットした後(図6S74)、コントラストAFの動作を打ち切る。
【0064】
以上の動作により、コントラストAFが完了する。
(本実施形態の効果など)
上述した動作により、本実施形態では、ステップS4もしくはS21においてマクロモードか否かが判断され、その判断結果に応じて焦点制御の方式が切り換えられる。
【0065】
その結果、非マクロモードでは、パッシブ測距に基づく合焦位置まで一直線に焦点移動を行い、合焦時間を従来よりも短縮することができる。
一方、マクロモードでは、コントラストAF式の焦点制御を行うので、測距域と被写体との間にパララックスが生じることがなく、パララックスに起因するマクロ撮影時のピンボケなどを的確に解消することができる。
【0066】
さらに、コントラストAF式の焦点制御を行う範囲は、従来の全域からマクロ域に狭く限定されているので、コントラストAF式の焦点制御に所要する平均的な合焦時間を短縮することもできる。
また、マクロモードと非マクロモードとにおいて、図7に示すように、被写体距離30〜50cmの範囲が重複して設定されている。
【0067】
したがって、この重複範囲内で合焦する被写体については、撮影者がマクロモードの設定を自在に切り替えることにより、「コントラストAF式の焦点制御」と「パッシブ測距の焦点制御」とを自由に選択することが可能となる。
なお、上述した実施形態では、パッシブ測距の例を説明したが、これに限定されるものではない。一般的には、撮影光学系以外の光学系を介して被写体距離を測距するものであればよい。例えば、上述したパッシブ測距の代わりに、公知のアクティブ測距などを採用してもよい。
【0068】
また、上述した実施形態では、合焦範囲の一例として図7を挙げているが、図7中に示した数値に限定されるものではない。一般的には、電子カメラの光学設計の仕様などに合わせて、マクロモードの繰り出し範囲が決定される。例えば、マクロモードの繰り出し範囲を被写体距離1〜30cmに合焦する範囲にし、非マクロモードの繰り出し範囲を被写体距離20〜∞cmに合焦する範囲にするなどしてもよい。
【0069】
次に、別の実施形態について説明する。
(別の実施形態)
図8は、別の実施形態におけるパッシブAF動作を示す流れ図である。
なお、本実施形態の構成は、制御CPU15に格納される動作ルーチンを除いて、上述の図2に示した構成と同一であり、ここでの説明を省略する。
【0070】
また、本実施形態の動作は、パッシブAFルーチンを除いて、上述の図3,図4,図6に示した動作と同一である。
以下、図8に基づいて本実施形態における動作上の特徴点を説明する。
まず、非マクロモードにおいて、被写体距離が測定される(図8S81〜S91)。
【0071】
制御CPU15は、この被写体距離に対応する合焦位置を算出し、その合焦位置が示すレンズ位置Xoを求める(図8S92)。
もしも過去に補正値が記録されていた場合、制御CPU15は、ここで合焦位置のキャリブレーション補正を行う。
次に、制御CPU15は、モータ19を介してフォーカルレンズを合焦位置まで移動させる(図8S93)。
【0072】
以上の動作により、パッシブAFによる焦点制御の動作が一旦完了する。
その直後、制御CPU15は、モータ19を介してフォーカルレンズを前後に微動させる。この状態で、制御CPU15は、撮像素子13から画像信号を取得し、画像信号のコントラスト量を検出する。制御CPU15は、このコントラスト量が極大点にあるか否かを判定する(図8S94)。
【0073】
この判定の結果、コントラスト量が極大点にある場合(図8S94のYES側)、制御CPU15は、正確な合焦位置に到達したと判断して、焦点制御の動作をすべて完了する。
一方、コントラスト量が極大点にない場合(図8S94のNO側)、コントラスト量が極大となるレンズ位置Xmまで、コントラストAF式にフォーカルレンズを移動する(図8S95)。
【0074】
次に、制御CPU15は、レンズ位置差(Xm−Xo)を補正値として、制御CPU内の不揮発性メモリ領域などに記録し(図8S96)、焦点制御の動作をすべて完了する。なお、この補正値は、次回以降の図8S93において、合焦位置のキャリブレーション補正に使用される。
以上説明したように、本実施形態の電子カメラでは、パッシブAFに後続してコントラストAFによる微調整が行われる。したがって、測距結果と合焦位置との対応ずれにかかわらず、高い合焦精度を得ることができる。
【0075】
また、コントラストAFによる微調整は、合焦位置の近傍から常に開始されるので、微調整に要する時間は極めて短い。
また、上述した実施形態では、焦点制御の微調整量を補正値として記録し、合焦位置のキャリブレーション補正に使用する。したがって、次回以降については、より正確な合焦位置から微調整を開始するので、焦点制御の微調整に要する時間をさらに削減することができる。
【0076】
なお、上述したような「コントラストAFによる微調整」と「レンズ位置差の初期記録」とを工場出荷時に行ってもよい。このような場合には、実使用時においてキャリブレーション補正のみを行えばよくなり、合焦時間の短縮効果を一切損なうことがない。
また、「コントラストAFによる微調整」と「レンズ位置差の更新」とを、毎回もしくは定期的に繰り返してもよい。このような場合、毎回もくしは定期的に補正値が更新されるので、外光式焦点制御における合焦精度の低下を長期間にわたって防止することができる。
【0077】
さらに、上述した実施形態では、パッシブ測距の例を説明したが、これに限定されるものではない。一般的には、撮影光学系以外の光学系を介して被写体距離を測距するものであればよい。例えば、上述したパッシブ測距の代わりに、公知のアクティブ測距などを採用してもよい。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明では、非マクロモードの状態では、外光式測距に基づく焦点制御を実施する。また、マクロモードの状態では、コントラストAF式の焦点制御を実施する。
【0079】
したがって、非マクロモードでは、外光式測距に基づく合焦位置まで高速に焦点制御を実行することが可能となり、合焦時間を格段に短縮することができる。一方、マクロモードでは、コントラストAF式の焦点制御を行うので、測距域と被写体との間にパララックスが生じることがなく、パララックスに起因するマクロ撮影時のピンボケなどを的確に解消することができる。
【0080】
さらに、コントラストAF式の焦点制御を行う範囲は、従来の全域からマクロ域に狭く限定されるので、コントラストAF式の焦点制御における平均的な合焦時間を格段に短縮することもできる。
請求項2,3に記載の発明では、マクロモードと非マクロモードとにおいて、撮影光学系Zの繰り出し範囲が重複して設定される。
【0081】
したがって、この重複範囲内で合焦する被写体については、撮影者がマクロモードか否かの設定を意図的に切り替えることにより、「コントラストAF式の焦点制御」と「外光式測距の焦点制御」とを自由に選択することが可能となる。
【0082】
なお、請求項1に記載の発明では、外光式焦点制御手段による焦点制御に後続して、コントラスト焦点制御手段による焦点制御が補足的に実行される。
通常、外光式焦点制御において合焦精度を高めるためには、測距系とレンズ駆動系とが、厳密に1対1対応していなければならない。しかし、温度変化により被写体距離の測距値がばらついたり、レンズと撮像面との設置間隔がずれた場合には、上記の1対1対応がずれることになる。
【0083】
しかしながら、請求項1の電子カメラでは、外光式焦点制御手段により合焦位置まで高速に移動した後、コントラスト焦点制御手段による微調整が行われる。したがって、測距系とレンズ駆動系との1対1対応が万一ずれていても、高い合焦精度を得ることができる。また、合焦位置の近傍からコントラスト焦点制御手段による微調整が開始するので、合焦時間の短縮効果を大きく損ねることはない。
【0084】
さらに、請求項1に記載の発明では、コントラスト焦点制御手段3による補足的な焦点移動量に対応して補正値を記憶し、次回以降の合焦位置の補正に使用する。
そのため、コントラスト焦点制御手段による微調整を毎回最初から行う必要がなくなる。したがって、微調整に要する時間をさらに削減しつつ、高い合焦精度を得ることが可能となる。
以上の効果により、本発明を採用した電子カメラでは、合焦時間およびパララックスなどの焦点制御にかかわる問題点を、適正かつ合理的に解決することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1〜3に記載の発明に対応する原理ブロック図である。
【図2】 実施形態を示す図である。
【図3】 本実施形態の動作を説明する流れ図(1/4)である。
【図4】 本実施形態の動作を説明する流れ図(2/4)である。
【図5】 本実施形態の動作を説明する流れ図(3/4)である。
【図6】 本実施形態の動作を説明する流れ図(4/4)である。
【図7】 合焦範囲の一例を示す図である。
【図8】 別の実施形態におけるパッシブAF動作を示す流れ図である。
Claims (3)
- 撮影光学系を介して結像される光像を撮像して、画像信号を生成する撮像手段と、
前記撮像手段により生成された画像信号を取り込み、該画像信号のコントラスト量を検出するコントラスト検出手段と、
前記コントラスト検出手段により検出されたコントラスト量が極大値をとる位置まで、前記撮影光学系の焦点移動を行うコントラスト焦点制御手段と、
前記撮影光学系とは別の光学系を介して、被写体までの距離を測定する外光式測距手段と、
前記外光式測距手段により測定された被写体までの距離に基づいて、前記撮影光学系の合焦位置を求め、該合焦位置まで前記撮影光学系の焦点移動を行う外光式焦点制御手段と、
外部からの切り換え操作に応じて前記撮影光学系の繰り出し範囲を変更して、接写用のマクロモードと非マクロモードとを切り換えるマクロ設定手段と、
前記マクロ設定手段により非マクロモードが設定された状態では、前記外光式焦点制御手段による焦点制御の後に、前記コントラスト焦点制御手段による焦点制御を補足的に実行し、マクロモードが設定された状態では、前記コントラスト焦点制御手段による焦点制御を実行する制御手段と、
前記コントラスト焦点制御手段において補足的な焦点制御を行った際の焦点移動量に応じて、焦点移動の補正値を記憶する補正値記憶手段とを備え、
前記外光式焦点制御手段は、
前記補正値記憶手段に過去記憶された前記補正値に基づいて、前記合焦位置を補正する
ことを特徴とする電子カメラ。 - 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
前記撮影光学系の繰り出し範囲は、マクロモードと非マクロモードとにおいて重複範囲を有する
ことを特徴とする電子カメラ。 - 請求項2に記載の電子カメラにおいて、
マクロモードにおける繰り出し範囲は、被写体距離50cm以下に合焦する繰り出し範囲であり、非マクロモードにおける繰り出し範囲は、被写体距離30cm以上に合焦する繰り出し範囲である
ことを特徴とする電子カメラ。
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