JP4963569B2 - 撮像システム及びレンズユニット - Google Patents

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Description

本発明はデジタルカメラに関し、特にオートフォーカス機能を有するレンズ交換可能なデジタル一眼レフカメラに関するものである。
従来、一般的に、レンズ交換方式の一眼レフレックスタイプ(以下、単に一眼レフと略記する)のスチルカメラのオートフォーカス(AF)機構としては、TTL(Through The Lens)AFが用いられている。このAF機構は、カメラ本体に焦点位置のズレを検出するための専用の機構が設けられ、その機構により検出されたズレ量(デフォーカス量)により、交換レンズユニット内の焦点調節用のレンズ(フォーカスレンズ)の移動位置を決定している。
一方、コンパクトデジタルカメラやビデオカメラ等では、撮像素子の信号の高周波成分によりコントラスト検知を行う、いわゆるイメージャAFが多く用いられている。イメージャAFは、レンズユニットのフォーカスレンズを移動させながら上記コントラストを繰り返し検出し、そのコントラストが最大になるフォーカスレンズ位置を決定する。
TTL位相差AFとイメージャAFは、例えば、TTL位相差AFは、より高速に合焦し、イメージャAFは、より高精度に合焦するといったように、それぞれ特徴があり、用途に応じて使い分けられている。
そして、高速且つ高精度なオートフォーカスを実現するために、下記特許文献1では、交換レンズユニット内にフォーカスレンズを駆動するための粗調整用のアクチュエータと微調整用のアクチュエータを設置して、高速で高精度の合焦を実現する自動焦点装置が記載されている。
特開2003−241074号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の装置に限らず、レンズ交換可能な一眼レフカメラに於いて、イメージャAFで精度の高い合焦を可能とするためには、交換レンズ内のフォーカスレンズの位置を精度良く検出し、適切なタイミングでカメラ本体に伝送しなければならない。
したがって本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、交換レンズ内のフォーカスレンズの駆動制御を効率的に行うことができる撮像システム及びカメラ並びにレンズユニットを提供することである。
本発明の第1の態様による撮像システムは、カメラ本体と当該カメラ本体に着脱可能なレンズユニットとから構成される撮像システムであって、上記カメラ本体は、上記レンズユニットにより結像した被写体を繰り返し撮影する撮像素子と、上記レンズユニットのレンズの駆動を制御するレンズ移動に関する命令を生成する制御手段と、上記レンズ移動を開始させる為のレンズ移動開始命令が上記制御手段によって生成された直後に、上記撮像素子による撮影のタイミングを決定する同期信号に同期してトリガ信号を生成するトリガ手段と、上記レンズ移動に関する命令と、上記トリガ信号と、上記同期信号の周期情報とを上記レンズユニットに送信する第1の送信手段と、を有し、上記レンズユニットは、当該レンズユニットの焦点位置を調整するためのフォーカスレンズと、上記制御手段が生成した上記レンズ移動開始命令に従って、上記フォーカスレンズを光軸に沿って移動開始させるレンズ制御手段と、上記トリガ信号の受信時点を起点として、上記周期情報で指定された周期で、上記フォーカスレンズの光軸に沿った位置を示す位置情報を検出する位置検出手段と、上記位置検出手段で検出したフォーカスレンズの位置構報を、上記カメラ本体に送信する第2の送信手段と、を有することを特徴とする。
本発明の第2の態様による撮像システムは、被写体を繰り返し撮影する撮像素子を有するカメラ本体に装着可能なレンズユニットであって、当該レンズユニットの焦点位置を調整するためのフォーカスレンズと、上記カメラ本体からの上記フォーカスレンズの駆動を制御する命令と、上記撮像素子による繰り返し撮影に係る同期信号の周期情報と、トリガ信号とを受信する受信手段と、上記受信手段によって受信された上記フォーカスレンズのレンズ移動を開始させる命令に従って、上記フォーカスレンズを光軸に沿って移動開始させるレンズ制御手段と、上記トリガ信号の受信時点を起点として、上記周期情報で指定された周期で繰り返されるタイミングで、上記フォーカスレンズの光軸に沿った位置を検出する位置検出手段と、上記位置検出手段によって検出された上記フォーカスレンズの位置情報を、上記カメラ本体に送信する送信手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、カメラ本体より垂直同期信号を交換レンズに送信し、交換レンズは、垂直同期信号に同期して略垂直同期パルス発生時のフォーカスレンズ位置をカメラ本体に送信する。したがって、撮像素子の撮像タイミングに同期したフォーカスレンズ位置を取得することができるので、交換レンズ内にレンズCPU等の制御部を有する場合であっても高い焦点調節精度を得ることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態を示す一眼レフレックスタイプのデジタルカメラの全体構成を示すブロック図である。
図1に於いて、このカメラは、レンズユニットである交換レンズ10と、この交換レンズ10が装着されるカメラボディ(カメラ本体)30とより構成される。
交換レンズ10は、フォーカスレンズ11aを含む撮像レンズ系11と、レンズ駆動部12と、エンコーダ13と、レンズコントロール部15とを有して構成されている。上記フォーカスレンズ11aは、焦点調節を行うためのレンズである。レンズ駆動部12は、上記フォーカスレンズ11aを光軸方向に移動させるためのものである。エンコーダ13は、フォーカスレンズ11aの移動距離に比例したパルスを発生するもので、フォーカスレンズ11aの位置を検出するためのものである。また、レンズコントロール部15は、カメラボディ30とレンズ接点部20を介して通信を行うと共に、レンズ駆動部12を制御するためのものであり、内部に記憶手段としてのメモリ15aを有している。
上記レンズ接点部20は、カメラボディ30内の後述する制御部45と、交換レンズ10内のレンズコントロール部15との通信ラインが結合される部分である。レンズ接点部20は、カメラボディ30から交換レンズ10に供給されるレンズ電源や、通信用のクロック/データ信号、垂直同期信号等の複数の電源、信号が接続される複数の接点を有している。
一方、カメラボディ30内は、ハーフミラー31と、撮像素子32と、位相差AFセンサユニット34と、第1焦点検出部35と、画像処理部37と、LCDパネル38と、ファインダ光学系39と、第2焦点検出部41と、制御部45と、ファーストレリーズスイッチ(1RSW)47及びセカンドレリーズスイッチ(2RSW)48とを有して構成されている。
上記ハーフミラー31は、交換レンズ10内の撮像レンズ系11を介して入射する撮影光束を、撮像素子32に導くと共に、位相差AFセンサユニット34に導くように分割する。この構成により、撮像動作と位相差AF検出動作を同時に行うことができる。
撮像素子32は、撮影レンズ系11を通過した被写体像を光電変換するための撮像光学系の光電変換素子であり、例えばCCDで構成される。尚、位相差AFセンサユニット34の詳細については後述する。
上記第1焦点検出部35は、位相差AFセンサユニット34の出力から焦点ズレ量等を算出するためのものである。画像処理部37は、撮像素子32の出力信号を処理し、画像のコントラスト情報を取り出すと共に、ホワイトバランス、Y処理、カラーマトリックス処理等を行い、撮影画像とファインダ用の画像を形成する。LCDパネル38は、バックライトを内蔵した電子ビューファインダ用のもので、上記画像処理部37により形成されたファインダ用の画像を表示する。そして、ファインダ用の画像は、ファインダ光学系39を介してユーザにより観察される。
また、上記画像処理部37は、制御部45から送信される図示されない基準クロックに基づいて、撮像素子32の駆動制御信号の生成も行う。例えば、積分開始/終了(露出開始/終了)のタイミング信号、各画素の受光信号の読み出し制御信号(水平同期信号、垂直同期信号、転送信号等)等のクロック信号を生成し、撮像素子32に出力する。尚、上記垂直同期信号VDは、第2焦点検出部41、制御部45、レンズコントロール部15にも出力される。
上記第2焦点検出部41は、画像処理部37から得られるコントラスト情報の履歴を判断することでAF評価値を算出して出力するものである。評価値を算出する領域である焦点検出領域は、位相差検出の焦点検出領域と一致する領域が予め決められている。
上記制御部45は、デジタルカメラのカメラボディ30の全体を制御するためのものである。ファーストレリーズスイッチ47及びセカンドレリーズスイッチ48は、図示されないレリーズ釦の押下に応じてオン、オフする2段式のスイッチである。レリーズが半押しされるとファーストレリーズスイッチ47がオンされて撮影準備動作に入り、レリーズが全押しされるとセカンドレリーズスイッチ48がオンされて撮影動作が実行されるようになっている。撮影された画像は、不揮発性メモリ(図示せず)等に記憶される。
次に、図2及び図3を参照して、イメージャAFについて説明する。
図2は上記第2焦点検出部41の詳細な構成を示すブロック図、図3はフォーカスレンズ位置とAF評価値との関係を説明するための図である。
第2焦点検出部41の内部には、AF評価値を求めるための回路ブロックが含まれている。この第2焦点検出部41では、画像処理部37内で作成された輝度信号が、AF評価値を求めるためのハイパスフィルタ(HPF)51、A/D変換器52、焦点検出エリア選択ゲート53、加算器54が、順に出力されるように接続された構成となっている。
画像処理部37は、画像信号から生成した輝度信号をHPF51に出力すると共に、映像信号に合わせて同期信号を、焦点検出エリア選択ゲート53、加算器54、制御部45に出力する。HPF51では、上記輝度信号に含まれる高周波成分が抽出される。この抽出された高周波成分は、画像の鮮鋭度が高い程多く含まれるため、この高周波成分を積分することによって、積分範囲での平均的な画像の鮮鋭度の高低を数値化することができる。そして、HPF51を通過した高周波成分は、A/D変換器52によってデジタル信号に変換され、焦点検出エリア選択ゲート53に入力される。この焦点検出エリア選択ゲート53は、撮像画面上の複数の焦点検出エリアに対応する信号のみを抽出する回路であり、この焦点検出エリアに写された被写体に関する情報のみを抽出する。
焦点検出エリア選択ゲート53によって抽出されたデジタル信号は、加算器54に入力されて、ここで1フィールド分の上記焦点検出エリア内のデジタル信号が積算される。この加算器54で積算された値は、画像の鮮鋭度を示すAF評価値として制御部45に入力される。
制御部45は、このAF評価値を使用して、公知の山登り方式のオートフォーカス(以下、イメージャAFと記す)を行うことが可能である。制御部45は、イメージャAFを行う場合に、レンズコントロール部15を介してフォーカスレンズ11aを駆動させると共に、フォーカスレンズ位置情報を取得し、同時に上記加算器54からAF評価値を入力して、図3に示されるAF評価座標値((P1、H1)(P2、H2)(P3、H3))を得る。そして、AF評価値が最大となるピーク位置を、AF評価座標値より補間演算等により算出し、得られた評価値がピークとなるフォーカス目標位置PMに、フォーカスレンズ11aを移動させる。
また、複数の焦点検出エリアから所定の選択アルゴリズム(例えば、最至近選択)に基づいて選択された焦点検出エリアを採用することや、撮影者により選択された焦点検出エリアを採用することが可能としてもよい。
次に、図4乃至図7を参照して、位相差AFについて説明する。
図4は位相差AFセンサユニット34の詳細な構成を示した図、図5は2つの被写体像係わる撮影レンズのずれ量を求めるための説明図、図6は本実施形態に於ける位相差検出に拘わる部分の構成を示したブロック図、図7は位相差量と相関関数との関係を示した図である。
図4に示されるように、位相差AFセンサユニット34の基本的構成要素は、撮影レンズ系11による被写体像が形成される予定結像面近傍に、視野マスク61とコンデンサレンズ62を配置し、その後方に多孔の絞りマスク63a及び63b、2次結像レンズを有する2次光学系64a及び64b、更にその後方に複数の光電変換素子列65a及び65bを配置したものである。そして、この構成により、撮影レンズ系11の異なる2つの瞳領域68a及び68bを通過した光束による2つの被写体像を、それぞれ異なる光電変換素子列65a及び65b上に再結像し、この2つの被写体像の相対的位置関係が撮影レンズ系11の合焦状態により変化することを利用して焦点検出を行う。上述した2つの被写体像の相対的位置関係である位相差は、その相関を求めることで得られる。
いま、図5(a)に示されるように、2つの被写体像(A像、B像)の重ならない領域の面積(A像、B像の対応する画素の差の絶対値の総和)をSとする。そして、図5(b)に示されるように、一方の像(この例ではA像)を、光電変換素子1画素(1ビット)ずつシフトさせて、その最小値を求める。その結果、図5(c)に示されるように、A像とB像が一致すれば、必然的に最小値となるので、最小値をもたらすシフト量がA像とB像の相対的ずれ量である位相差となる。
これらの焦点検出装置では、2つの瞳領域68a及び68bの重心間隔が三角測量に於ける基線長となり、光電変換素子上の相対的ずれ量である位相差に基づいて、撮影レンズの焦点ずれ量を求めることができる。
図6は、本実施形態の位相差検出に係わる部分を示す構成図である。図6に於いて、光電変換素子列65a及び65bは図4に示されたものと同じであり、位相差AFセンサユニット34に含まれる。一方、第1焦点検出部35は、A/D変換器71と演算処理部72を有して構成される。
光電変換素子列65a及び65b内の各画素からのアナログ出力は、A/D変換器71によってデジタル信号に変換される。また、第1焦点検出部35には、上述したように、演算処理部72が内蔵されている。この演算処理部72で2つの像の位相差が求められて、該位相差が制御部45に出力される。制御部45では、この位相差により撮像レンズ系11の制御が行われる。
いま、上記A/D変換器71にてA/D変換された光電変換素子列65a及び65bの出カ値を、それぞれL(1),L(2),…,L(n)、R(1),R(2),…,R(n)とする。すると、位相差=i・p(pは画素ピッチ)という2つの像の相対的ずれ量(位相差)に対する、像の一致度を示す相関関数F(i)は、例えば下記(1)式で与えられる。
Figure 0004963569
ここで、mは相関を計算する画素数であり、m<nである。もし、光電変換素子列65a、65b上の2つの像が相対的にk画素ピッチずれているとすれば、F(k)=0となる。但し、2つの光電変換素子列65a、65bからの像信号の形が画素ノイズ等の影響で完全に同じになったりすることは少ないので、通常はF(k)>0となる。
図7は位相差量iと相関関数F(i)との関係の一例を示した図である。上述したように、(i,F(i))は離散的なデータであるが、便宜上、連続なグラフとして示している。iの所定の範囲に於いて、F(i)の最小値が求められた後、高精度の検出を行うために最小値の前後の相関関数値が用いられて補間計算が行われる。
このようにして求められたデフォーカス量に基づいて、フォーカスレンズ11aが駆動されるので、広範囲なデフォーカス状態に於いても高速なフォーカシングが可能である。
次に、このように構成されたデジタルカメラの動作について、図8及び図9のフローチャートを参照して説明する。尚、これらのフローチャートによる処理動作は、主に制御部45の指令に従って行われる。
図8は、本実施形態に於けるデジタルカメラのメインルーチンの動作を説明するフローチャートである。カメラボディ30に設けられた図示されない電源スイッチによって電源が投入(オン)されると、先ずステップS1にて、初期レンズ通信が行われる。これは、カメラボディ30内の制御部45と交換レンズ10内のレンズコントロール部15との間で通信が行われて、交換レンズ10内の初期化が行われると共に、交換レンズ10内に記憶されている種々のデータが読み出され、制御部45に含まれる記憶部(図示せず)に格納される。上記交換レンズ10内のデータとしては、AF等に関わる種々の補正値等が含まれている。
次いで、ステップS2に於いて、上述したレリーズ釦(図示せず)の半押し操作によりファーストレリーズスイッチ(1RSW)47の状態が判定される。ここでは、ファーストレリーズスイッチ47がオンされて撮影準備が指示されるまで待機する。
ここで、ファーストレリーズスイッチ47がオンされると、ステップS3に移行して位相差検出が実行される。ここでは、位相差AFセンサユニット34から信号が取得され、第1焦点検出部35により焦点ずれ量が算出される。また、位相差検出が可能か否かが評価され、検出の信頼性の高さが計算される。次いで、ステップS4に於いて、上記位相差検出に於いて信頼性の高い焦点ずれ量が求められたか否か、すなわち検出可能か否かが判定される。その結果、検出可能の場合はステップS5に移行し、検出可能で無い場合はステップS9に移行する。
ステップS5では、検出された焦点ずれ量が所定範囲内か否かが判定される。この所定範囲とは、この範囲内にあればイメージャAFにより、十分に高精度、且つ高速に合焦動作が行われるとして予め決められた数値である。上記ステップS5にて、所定範囲内の場合は、ステップS8に移行して範囲内フラグがセットされた後、ステップS9に移行する。一方、所定範囲内ではない場合はステップS6に移行する。
ステップS6では、得られた焦点ずれ量から、合焦状態にするためのフォーカスレンズ11aの駆動量が算出される。次いで、ステップS7ではレンズ駆動が行われる。すなわち、上記算出されたレンズ動量が交換レンズ10内のレンズコントロール部15に送信され、該レンズコントロール部15によってレンズ駆動部12が制御されてフォーカスレンズ11aの駆動が行われる。そして、上記ステップS3に移行して位相差検出が行われる。
ステップS9では、サブルーチン「イメージャAF」の動作が実行される。なお、このサブルーチン「イメージャAF」の処理動作の詳細については後述する。
次に、ステップS10に於いて、イメージャAF動作の結果、合焦状態が得られたか否かが、フラグ等が参照されて判定される。そして、合焦となった場合はステップS11に、合焦できなかった場合はステップS14に、それぞれ移行する。
ステップS11では、合焦となったことを示す合焦表示が、LCDパネル38に表示される。また、ステップS14では、非合焦であることを示す表示がLCDパネル38に表示される。その後、ステップS15に移行してファーストレリーズスイッチ47がオフにリセットされた後、上記ステップS2に移行する。
ステップS12では、図示されないレリーズ釦の全押し操作によるセカンドレリーズスイッチ(2RSW)48がオンされるまで待機する。そして、セカンドレリーズスイッチ48がオンされると、ステップS13に移行して、勝影シーケンスによる撮影が行われる。撮影終了後は、ステップS15にてファーストレリーズスイッチ47がオフにリセットされた後、上記ステップS2に移行する。
尚、ファーストレリーズスイッチ47は、接点が機械的には接触していても、電気的にはオフにすることができるように構成されている。
以上のように、基本的には位相差AFにより焦点調節の粗調節が行われ、イメージャAFによって焦点調節の微調節が行われる。
図9は、図8のフローチャートのステップS9に於けるサブルーチン「イメージャAF」の処理動作による合焦検出動作を説明するためのフローチャートである。
本サブルーチンに入ると、先ずステップS21にて、上述した範囲内フラグがセットされているか否かが判定される。ここで、範囲内フラグがセットされている場合はステップS22へ移行し、セットされていない場合はステップS23に移行する。
ステップS22では、イメージャAFのスキャン範囲が設定される。このスキャン範囲は、現在のフォーカスレンズ11aの位置を中心位置として、その前後をΔXに設定される。ここで、ΔXは、イメージャAFにより十分に高精度、且つ高速に合焦動作が行われるとして、予め決められたスキャン範囲であり、交換レンズ10内のメモリ15aに記憶されており、読み出されて使用される。尚、ΔXは、例えば、交換レンズ10の焦点距離、フォーカスレンズ11aの位置(距離)、位相差検出の信頼性の高さ等のパラメータにより、適宜変更される。
一方、ステップS23では、スキャン範囲がフォーカスレンズ可動域全域、すなわち最至近から無限までに設定される。これは、信頼のできる位相差が検出できなかったか、或いは事前に位相差AFが実行されていないため、合焦付近に位置していない可能性が高いためである。上記スキャン範囲は、レンズ通信により、レンズ接点部20を介してレンズコントロール部15に送信され、実際のスキャン範囲の動作判定はレンズコントロール部15で行われる。その後、ステップS24に移行する。
ステップS24では、レンズコントロール部15に所定のコマンドが送信されて、現在のレンズ位置からスキャン範囲端の近い側に、レンズコントロール部15を介してレンズ駆動部12が制御されて、フォーカスレンズ11aが移動される。次いで、ステップS25では、レンズ駆動コマンドがレンズコントロール部15に送信されて、フォーカスレン11aのスキャン動作が開始される。更に、ステップS26では、画像処理部37に於いて、垂直同期信号VD発生時からの所定のタイミングで、露出(EXP)、画像データ読み出し(READ)が実行され、読み出された画像データに基づいてイメージャAFのAF評価値が算出される。
ステップS27では、垂直同期信号VDの立上がりを待ち、ここでVDの立上がりが入力されると、ステップS28に移行してレンズコントロール部15から送信されるフォーカスレンズ位置が受信される。次いで、ステップS29では、上記ステップS26で取得されたAF評価値と上記ステップS28で取得されたフォーカスレンズ11aのレンズ位置が、AF評価値履歴として記憶される。
ここで、上述した図3の特性図を参照して、フォーカスレンズ11aの位置とAF評価値との関係について説明する。
ステップS30に於いて、評価値履歴が参照されて、合焦点(評価値のピーク値)を通過したか否かが判定される。ここで、ピークが通過していればステップS32へ移行し、通過していなければステップS31へ移行する。ステップS31では、上記ステップS22またはS23で設定されたスキャン範囲が全てスキャンし終わったか否かが判定される。スキャンが終わっていればステップS35へ、スキャンする領域が残っていれば上記ステップS26へ移行する。
上述したステップS26〜S31のループでは、フォーカスレンズ11aは移動し続けており、上記処理動作が繰り返されることで、イメージャAFのピーク探索が行われる。
一方、ステップS32では、評価値のピークを越えたと判定されたので、カメラボディ30と交換レンズ10との通信(以下、ボディ・レンズ通信と記す)により、レンズコントロール部15にレンズ停止させるコマンドが送信されて、レンズが停止される。次いで、ステップS33では、評価値履歴からピーク位置となるレンズ位置が、補間処理によって詳細に求められる。この位置に基づいて、ボディ・レンズ通信により、レンズコントロール部15を介して、レンズ駆動部12によりフォーカスレンズ11aが移動される。
更に、ステップS34では、イメージャAFの結果であるピーク評価値が記憶された後、本サブルーチンを抜けて図8のメインルーチンに戻る。
これに対し、上記ステップS30にて、合焦点(ピーク値)を得ることなくステップS31にてスキャン範囲での処理が終了した場合は、ステップS35に移行する。そして、このステップS35にて、スキャン範囲の初期位置にフォーカスレンズ11aが移動される。そして、ステップS36でイメージャAFが検出不能であったことがフラグ等に記憶されて処理が終了する。その後、図8のメインルーチンに戻る。
次に、図10のフローチャートを参照して、交換レンズ10の動作について説明する。
本ルーチンに入り、カメラボディ30内の図示されない電源スィッチが投入されると、カメラボディ30側よりレンズ接点20を介して交換レンズ10にレンズ電源が供給される。こうして、交換レンズ10にレンズ電源が供給されることにより、交換レンズ10内の各部が初期化されてレンズコントロール部15が動作可能となり、ステップS41に於いて、制御部45からのボディ通信要求待ちとなる。そして、このステップS41にて、制御部45からのボディ通信要求が発生すると、ステップS42に移行する。
ステップS42では、ボディ・レンズ通信が行われて、制御部45より送信されたコマンドが受信される。次いで、ステップS43に於いて、レンズ駆動コマンドの判定がなされる。ここで、レンズ駆動コマンドであればステップS45に、それ以外のコマンドであればステップS44に、それぞれ移行して当該コマンドに応じた動作が実行される。
例えば、レンズ電源投入後の最初に受信されるレンズ情報要求コマンドでは、交換レンズ10内に記憶されている種々のデータが読み出され、制御部45に送信される。制御部45では、受信されたそれらのデータが自らの記憶部(図示せず)に格納される。上記交換レンズ10内のデータとしては、AFに関わる種々の補正値等が含まれている。ステップS44の処理動作が実行された後は、上記ステップS41へ移行する。
図9に示されるイメージャAFのルーチンが実行される際のステップS25(レンズ移動開始)は、ステップS45のレンズ駆動コマンドが受信されることにより実行される。
ステップS45でレンズ駆動が開始されると、続くステップS46にて、制御部45からレンズコントロール部15に、レンズ接点20を介して出カされる垂直同期信号に同期する信号VDPの立下がりが検出されるまで待機する。ここで、VDPの立下がりが検出されると、ステップS47に移行して、レンズ位置を示すエンコーダ13の出力データが取得される。
そして、続くステップS48に於いて、上記VDPの立上がりが検出されるまで待機する。ここで、VDPの立上がりが検出されると、ステップS49に移行して、上記ステップS47で取得されたレンズ位置が制御部45に送信される。更に、ステップS50に於いては、レンズ停止コマンドが受信されたか否かが判定される。ここで、レンズ停止コマンドが受信された場合はステップS51に移行してレンズが停止される。一方、上記ステップS50にて、レンズ停止コマンドが受信されない場合は、上記ステップS46に移行してVDPの立下がり待ち状態となる。以降、レンズ停止コマンドが受信されるまで、上記と同じ動作が繰り返される。
図11は、イメージャAFの動作を説明するためのタイミングチャートである。
以下、図11のタイミングチャート及び上述したフローチャートを参照して、イメージャAFの動作について説明する。
先ず、制御部45によりイメージャAFが開始される(図8のフローチャートのステップS9)と、レンズ移動開始の処理がなされ、レンズコントロール部15に対して、制御部45からレンズ駆動コマンドが送信される(図9のフローチャートのステップS25)。レンズコントロール部15は、上記レンズ駆動コマンドが受信されて、レンズ駆動が開始され、交換レンズ10のフォーカスレンズ11aが駆動される(図10のフローチャートのステップS45)。
エンコーダ13では、フォーカスレンズ11aの移動に伴ってエンコーダ信号が発生される。レンズコントロール部15では、このエンコーダ信号の信号パルスがカウントされることにより、フォーカスレンズ位置を取得することができる。
図11のタイミングチャートに於いては、フォーカスレンズ11aは継続して駆動され続ける。カメラボディ30内では、画像処理部37により発生される垂直同期信号VDの所定のタイミングに合わせて、撮像素子32の撮像動作が行われる。撮像素子32の露光(EXP)がなされて露光が終了すると、撮像素子32の画像データが画像処理部37による読み出し(READ)が行われる。この読み出し動作と並行して、画像処理部37にてAF評価値の検出(IAF)が実行される(図9のフローチャートのステップS26)。尚、AF評価値の計算の終了タイミングは、垂直同期信号VDの立上がりの前に終了するように予め設定されている。
レンズコントロール部15では、レンズ接点信号VDPの立下がりを待ち(図10のフローチャートのステップS46)。そして、レンズコントロール部15では、VDPの立下がりが入力されると、エンコーダ13のパルスカウント出力よりフォーカスレンズ位置データが取得される(図10のフローチャートのステップS47)。
その後、レンズ接点信号VDP(垂直同期信号VD)の立上がりを待ち(図10のフローチャートのステップS48)、VDPの立上がりが入力されると(図10のフローチャートのステップS49)、上記取得されたフォーカスレンズ位置データが、レンズコントロール部15から制御部45に送信される。制御部45では、垂直同期信号VDの立上がりを待ち(図9のフローチャートのステップS27)、VDの立上がりが入力されると(図9のフローチャートのステップS28)、レンズコントロール部15から送信されるレンズ位置が受信される(図9のフローチャートのステップS29)。
このように、垂直同期信号VDの立上がりに同期して、フォーカスレンズ位置情報の通信が行われ、制御部45では垂直同期信号VDの立下がり時のフォーカスレンズ位置情報を取得することができる。上記動作は、イメージャAF動作時のフォーカスレンズ駆動中に繰り返し実行される。そして、ボディ・レンズ通信により、制御部45からレンズコントロール部15にレンズ停止コマンドが送信されると、フォーカスレンズ11aの駆動が停止される(図10のフローチャートのステップS51)。
以上のように、カメラボディ30より撮像素子32の動作タイミングを司る垂直同期信号を交換レンズ10に送信し、該交換レンズ10は、垂直同期信号に同期するパルス発生時のフォーカスレンズ位置を取得してカメラボディ30に送信することができる。したがって、撮像素子32の撮像タイミングに同期したフォーカスレンズ位置を取得することができるので、交換レンズ10内にレンズCPUを有する場合であっても、イメージャAFより高い焦点調節精度を得ることができる。また、位相差AFとイメージャAFを組み合わせることにより、高速で精度の高いAFを実現することができる。
尚、真の撮影タイミング(図11:EXP)と垂直同期信号に同期して取得するフォーカスレンズ位置の取得タイミングは一定の時間差を有するので、フォーカスレンズ移動速度を考慮してフォーカスレンズ位置情報を補正してもよい。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、垂直同期信号VD毎に、制御部45とレンズコントロール部15との間でレンズ位置の通信を行っているが、VD周期は一般的に33ms程度と比較的短時間である。他のカメラ内部処理と並行して、このVD周期の時間内に上記通信処理を実行するのは、電気的にハードウエア、ソフトウエア共に負荷が大きくなる。
これらの点を改善することが、本発明の第2の実施形態の趣旨である。
第2の実施形態では、レンズコントロール部15では、垂直同期信号VD毎にレンズ位置データの取得が行われるが、レンズ位置データのボディ・レンズ通信は実行されない。イメージャAF実行によりピーク検出がなされた後に、AF評価値に対応して取得された全レンズ位置データが一括してボディ・レンズ通信により制御部45に送信される。
尚、第2の実施形態に於けるカメラの構成及び基本的な動作については、図1乃至図11に示される第1の実施形態のカメラの構成及び動作と同じであるので、同一の部分には同一の参照番号を付して、その図示及び説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図12は、第2の実施形態の動作を説明するもので、図8のフローチャートに於けるステップS9で行われる「イメージャAF動作」による合焦検出動作を説明するための制御部45の動作フローチャートである。
尚、図12のフローチャートに於いて、ステップS61〜S64及びステップS74〜S75は、上述した図9のフローチャートのステップS21〜S24及びステップS35〜S36と同じであるので、対応するステップ番号を付してその説明は省略する。
ステップS65では、レンズ駆動コマンドがレンズコントロール部15に送信されて、フォーカスレンズ11aのスキャン動作が開始される。次いで、ステップS66では、画像処理部37に於いて、垂直同期信号VD発生時からの所定のタイミングで露出(EXP)、画像データ読み出し(READ)が実行され、読出された画像データに基づいてイメージャAFのAF評価値が算出される。そして、ステップS67にて、上記ステップS66で算出されたAF評価値がAF評価値履歴として記憶される。
次に、ステップS68に於いて、上記ステップS67で記憶された評価値履歴が参照されて、合焦点(評価値のピーク値)を通過したか否かが確認される。ここで、ピーク値を通過していなければステップS69へ移行し、通過していればステップS70へ移行する。ステップS69では、設定されたスキャン範囲を全てスキャンし終わったか否かが判定される。スキャンが終了していればステップS74へ移行し、一方、スキャンする領域が残っていれば上記ステップS66へ移行する。ステップS66〜S69のループでは、フォーカスレンズ11aは移動し続けており、上記処理が繰り返されることで、イメージャAFのピーク探索が行われる。
ステップS70では、上記ステップS68にてピークを越えたと判定されたので、ボディ・レンズ通信により、レンズコントロール部15にレンズ停止させるコマンドが送信されてレンズが停止される。続くステップS71では、AF評価値に対応して取得された全レンズ位置データが一括してボディ・レンズ通信により受信される。更に、ステップS72では、上記ステップS71にて取得されたフォーカスレンズ位置と対応するAF評価値履歴から、真のピーク位置となるレンズ位置が、補間処理によって詳細に求められて、ボディ・レンズ通信によってレンズコントロール部15を介してレンズ駆動部12によりフォーカスレンズ11aが駆動される。そして、ステップS73では、イメージャAFの結果であるピーク評価値が記憶される。その後、図8に示されるメインルーチンに戻る。
図13は、第2の実施形態の動作を説明するもので、レンズコントロール部15の動作を説明するためのフローチャートである。尚、図13のフローチャートに於いて、ステップS81〜S83は、上述した図10のフローチャートのステップS41〜S43と同じであるので、対応するステップ番号を付してその説明は省略する。
イメージャAFに於いて、図12のフローチャートのステップS65のレンズ移動開始の動作は、ステップS87に於いてレンズ駆動コマンドが受信されることにより実行される。次いで、ステップS88では、VDPが立下がりの状態になるまで待機する。そして、VDPの立下がりが検出されると、ステップS89に移行して、レンズ位置エンコーダデータが受信されて取得され、レンズコントロール部15内のメモリ15aに記憶される。
ステップS90では、レンズ停止コマンドが受信されたか否かが判定される。ここで、上記レンズ停止コマンドが受信されれば、ステップS91に移行してレンズが停止される。その後、上記ステップS81に移行して、ボディ通信要求待ちとなる。一方、上記ステップS90にて、レンズ停止コマンドが受信されない場合は、上記ステップS88に移行して、VDPの立下がり待ち状態となり、以後、レンズ停止コマンドが受信されるまで、上記と同じ動作が繰り返される。
ところで、上記ステップS83に於いて、制御部45よりレンズ位置送信コマンドが送信された場合は、ステップS84に移行してレンズ位置の送信コマンドが受信されたか否かが判定される。ここで、上記送信コマンドが受信された場合は、ステップS85に移行して垂直同期信号VDPの立下がりに同期して取得された全レンズ位置データが制御部45に送信される。その後、上記ステップS81に移行して、ボディ通信要求待ちとなる。
更に、上記ステップS84にて、レンズ位置送信コマンドが受信されない場合は、ステップS86に移行する。そして、このステップS86にて、他のコマンド判定処理が行われた後、上記ステップS81に移行して、ボディ通信要求待ちとなる。
図14は、第2の実施形態の動作を説明するもので、イメージャAFの動作を説明するためのタイミングチャートである。
以下、図14のタイミングチャート及び上述したフローチャート及びを参照して、イメージャAFの動作について説明する。
図8のフローチャートのステップS9に於いて、制御部45によりイメージャAFが開始される(図8のフローチャートのステップS9)と、レンズ移動開始の処理がなされ、レンズコントロール部15に対して、制御部45からレンズ駆動コマンドが送信される(図9のフローチャートのステップS25)。レンズコントロール部15は、上記レンズ駆動コマンドが受信されて、レンズ駆動が開始され、交換レンズ10のフォーカスレンズ11aが駆動される(図13のフローチャートのステップS87)。
エンコーダ13では、フォーカスレンズ11aの移動に伴ってエンコーダ信号が発生され、レンズコントロール部15でこの信号パルスがカウントされることにより、フォーカスレンズ位置を取得することができる。
図14のタイミングチャートに於いては、フォーカスレンズ11aは継続して駆動され続ける。カメラボディ30内では、画像処理部37により発生される垂直同期信号VDの所定のタイミングに合わせて、撮像素子32の撮像動作が行われる。撮像素子32の露光(EXP)がなされて露光が終了すると、撮像素子32の画像データが画像処理部37による読み出し(READ)が行われる。この読み出し動作と並行して、画像処理部37にてAF評価値の算出(IAF)が実行される(図9のフローチャートのステップS26)。
尚、上記AF評価値の計算の終了タイミングは、垂直同期信号VDの立下がりの前に終了するように予め設定されている。レンズコントロール部15は、レンズ接点信号VDP(垂直同期信号VD)の立下がりを待ち(図13のフローチャートのステップS88)、VDPの立下がりが検出されると、エンコーダ13の出力パルスのカウントにより、レンズ位置が取得されてメモリ15aに記憶される(図13のフローチャートのステップS89)。
上記動作は、イメージャAF動作時のフォーカスレンズ駆動中に垂直同期信号VDのタイミングに同期して繰り返し実行される。そして、ボディ・レンズ通信により、制御部45からレンズコントロール部15にレンズ停止コマンドが送信されると、フォーカスレンズ11aの駆動が停止される(図13のフローチャートのステップS91)。
更に、制御部45からレンズコントロール部15に、レンズ位置データ送信コマンドが送送信されると、上記AF評価値に対応して取得され、記憶されたフォーフォーカスレンズ位置データが、レンズコントロール部15から制御部45に送信される(図13のフローチャートのステップS85)。
以上のように、カメラボディ30より撮像素子32の動作タイミングを司る垂直同期信号を交換レンズ10に送信し、該交換レンズ10は垂直同期信号に同期して駆動中のフォーカスレンズ位置を取得する。そして、イメージャAFのピーク探索シーケンスが終了してからフォーカスレンズ位置データをカメラ本体に送信する。
したがって、第2の実施形態によれば、撮像素子の撮像タイミングに同期したフォーカスレンズ位置を取得することができるので、交換レンズ内にレンズCPUを有する場合であっても、イメージャAFより高い焦点調節精度を得ることができる。また、イメージャAFのピーク探索中には、フォーカスレンズ位置を通信しないので、制御部45やレンズコントロール部15の通信処理の負荷を軽減することができ、回路の簡略化によるコストダウンやピーク探索中に並行して処理する他、仕様の性能低下を防止することができる。
(第3の実施形態)
上述した第1及び第2の実施形態は、レンズ接点を介して、カメラボディ30と交換レンズ10間で垂直同期信号VDの授受を行っている。しかしながら、レンズ接点は接点数や設置可能面積が限られているため、できるだけ信号数を減らす必要がある。そこで、第3の実施形態では、このような点を更に改善している。
すなわち、第3の実施形態では、カメラボディ30内の制御部45から交換レンズ10内のレンズコントロール部15に垂直同期信号VDの周期を予め送信し、レンズコントロール部15内のメモリ15aに記憶させる。そして、イメージャAF開始時に、垂直同期信号VDに同期した信号を、最初の1回(トリガ)だけ送信する。
レンズコントロール部15は、このトリガを受けて内部のカウンタ(図示せず)により記憶している垂直同期信号VDの周期に同期して、フォーカスレンズ位置を取得し、レンズコントロール部15から制御部45に送信する。上記トリガ信号は、シリアル通信ラインの信号ラインを兼用する。例えば、シリアル通信ラインとしてクロック、データ、リクエスト、アクノリッジ信号の4本がある場合は、リクエストかアクノリッジ信号に重畳させる。
以下、本発明の第3の実施形態について説明する。
図15は、本発明の第3の実施形態を示す一眼レフレックスタイプのデジタルカメラの全体構成を示すブロック図である。
尚、本第3の実施形態に於けるカメラの構成及び基本的な動作については、図1乃至図14に示される第1及び第2の実施形態のカメラの構成及び動作と同じであるので、同一の部分には同一の参照番号を付して、その図示及び説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図15に於いて、図1のカメラと異なるのは、一定周期のパルスを発生するタイマ17が、交換レンズ10内に追加され、レンズ接点部20の信号として垂直同期信号VDPがない点である。
次に、図16のフローチャートを参照して、本発明の第3の実施形態に於けるレンズコントロール部15の動作について説明する。
図16は、レンズコントロール部5の動作を説明するためのフローチャートである。
尚、図16のフローチャートに於いて、ステップS101〜S103及びステップS104は、上述した図10のフローチャートのステップS41〜S3及びステップS44と同じであるので、対応するステップ番号を付してその説明は省略する。
イメージャAFに於いて、図9のフローチャートのステップS25の動作は、図16のフローチャートのステップS103にて、レンズ駆動コマンドが制御部45からレンズコントロール部15で受信されることにより、ステップS105に移行して実行される。続く、ステップS106では、レンズ接点20の垂直同期信号に同期するトリガ信号の立下がりを待つ。そして、トリガ信号の立下がりが検出されると、ステップS107に移行して、エンコーダ13からの出力パルスのカウント値により、フォーカスレンズ11aの位置が取得される。
次いで、ステップS108では、レンズコントロール部15の内部カウンタ(図示せず)がリセットされ、タイマ17の出力パルスのカウントが開始される。続いて、ステップS109では、上記ステップS106で取得されたレンズ位置が制御部45に送信される。
ステップS110では、予めレンズコントロール部15に記憶されている垂直同期信号VDの周期TVDに対応する数だけ、タイマ17の出力パルスがカウントされたか否かが判定される。上記周期TVDは、初期ボディ・レンズ通信の時に、制御部45からレンズコントロール部15に送信されており、レンズコントロール部15のメモリ15aに記憶されている。
そして、このステップS110にてカウントが終了すると、続くステップS111に於いて、制御部45からのレンズ停止コマンドが受信されたか否かが判定される。ここで、レンズ停止コマンドが受信されていない場合は、上記ステップS107に移行して、フォーカスレンズ11aの位置が取得される。このように、ステップS107〜S111のループが繰り返されて、タイマ17とレンズコントロール部15の内部カウンタにより、TVDと同じ周期毎に、すなわち垂直同期信号に同期して、レンズ位置が取得されて制御部45に送信される。
一方、上記ステップS111に於いて、レンズ停止コマンドが受信された場合は、ステップS112に移行してレンズを停止させる。その後は、上記ステップS101に移行して、カメラボディ30の通信要求待ちとなる。
図17は、第3の実施形態の動作を説明するもので、イメージャAFの動作を説明するためのタイミングチャートである。
以下、図17のタイミングチャート及び上述したフローチャート及びを参照して、イメージャAFの動作について説明する。
先ず、制御部45によりイメージャAFが開始される(図8のフローチャートのステップS9)と、レンズ移動開始の処理がなされ、レンズコントロール部15に対して、制御部45からレンズ駆動コマンドが送信される(図9のフローチャートのステップS25)。レンズコントロール部15は、上記レンズ駆動コマンドが受信されて、レンズ駆動が開始され、交換レンズ10のフォーカスレンズ11aが駆動される(図16のフローチャートのステップS105)。
エンコーダ13では、フォーカスレンズ11aの移動に伴ってパルス信号が発生される。レンズコントロール部15では、このパルスがカウントされることにより、フォーカスレンズ位置を検出することができる。
図17のタイミングチャートに於いては、フォーカスレンズ11aは継続して駆動され続ける。カメラボディ30内では、画像処理部37により発生される垂直同期信号VDの所定のタイミングに合わせて、撮像素子32の撮像動作が行われる。撮像素子32の露光(EXP)がなされて露光が終了すると、撮像素子32の画像データが画像処理部37による読み出し(READ)が行われる。この読み出し動作と並行して、画像処理部37にてAF評価値の算出(IAF)が実行される(図9のフローチャートのステップS26)。尚、AF評価値の計算の終了タイミングは、垂直同期信号VDの立上がりの前に終了するように予め設定されている。
レンズコントロール部15では、レンズ接点信号トリガ(垂直同期信号VDに同期する信号)の立下がりを待ち(図16のフローチャートのステップS106)。そして、該立下がりが検出されると、エンコーダ13の出力パルスのカウント値により、フォーカスレンズ11aの位置が取得される(図16のフローチャートのステップS107)。
同時に、レンズコントロール部15の内部カウンタ(図示せず)のカウントが開始される(図16のフローチャートの108)。そして、予めレンズコントロール部15に記憶されている垂直同期信号の周期TVDと同じ時間が経過するまでカウントされると(図16のフローチャートのステップS109)、フォーカスレンズ11aの位置が取得されて制御部45に取得されたレンズ位置データが送信される(図16のフローチャートのステップS110)。
上記動作は、イメージャAF動作時のフォーカスレンズ駆動中にレンズコントロール部15の内部カウンタのTVDカウント終了に同期して、繰り返し実行される。そして、ボディ・レンズ通信により、制御部45からレンズコントロール部15にレンズ停止コマンドが送信されると、フォーカスレンズ11aの駆動が停止される(図16のフローチャートのステップS112)。
以上のように、第3の実施形態に於いては、カメラボディ30より撮像素子32の動作タイミングを司る垂直同期信号の周期情報を、交換レンズ10に予め送信する。そして、イメージャAF開始後の最初の垂直同期信号に同期したトリガ信号が交換レンズ10に送信され、該交換レンズ10では、上記トリガ信号からの時間計測により垂直同期信号周期に同期して駆動中のフォーカスレンズ位置が取得される。
したがって、撮像素子32の撮像タイミングに同期したフォーカスレンズ位置を取得することができるので、交換レンズ内にレンズCPUを有する場合であっても、イメージャAFより高い焦点調節精度を得ることができる。
また、レンズ接点を最初のトリガ信号にのみ使用するので、レンズ接点数を減少させることができ、コストダウンや多機能の性能向上を図ることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
この第4の実施形態は、上述した第3の実施形態に対して次の点が異なる。
すなわち、イメージャAFのピーク探索後に、記憶している全フォーカスレンズ位置データをレンズコントロール部15から制御部45に送信する。
イメージャAF開始時に、垂直同期信号VDに同期した信号を、最初の1回(トリガ)だけ送信する。レンズコントロール部15は、このトリガを受けて内部の図示されないカウンタにより記憶している垂直同期信号VDの周期に同期して、フォーカスレンズ位置を取得、記憶する。
また、垂直同期信号VD毎に、他のカメラ内部処理と並行して、フォーカスレンズ位置の通信処理を実行するのは、電気的にハードウエア、ソフトウエア共に負荷が非常に大きく、コストアップや性能低下等の弊害がある。
これらの点を改善することが第4の実施形態の趣旨である。
以下、本発明の第4の実施形態について説明する。
尚、本第4の実施形態に於けるカメラの構成は図15に示される第3の実施形態のカメラの構成と同じであり、また基本的な動作については、図1乃至図17に示される第1乃至第3の実施形態の動作と同じであるので、同一の部分には同一の参照番号を付して、その図示及び説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図18は、本発明の第4の実施形態に於けるレンズコントロール部15の動作について説明するためのフローチャートである。
尚、図18のフローチャートに於いて、ステップS121〜S123及びステップS124は、上述した図16のフローチャートのステップS101〜S103及びステップS105と同じであるので、対応するステップ番号を付してその説明は省略する。
イメージャAFに於いて、図9のフローチャートのステップS25の動作は、図18のフローチャートのステップS123にて、レンズ駆動コマンドが制御部45からレンズコントロール部15で受信されることにより、ステップS124に移行して実行される。続く、ステップS125では、レンズ接点20の垂直同期信号に同期するトリガ信号の立下がりを待つ。そして、トリガ信号の立下がりが検出されると、ステップS126に移行して、エンコーダ13からの出力パルスのカウント値により、フォーカスレンズ11aの位置が取得され。レンズコントロール部15のメモリ15aに記憶される。
ステップS127では、レンズコントロール部15の内部カウンタ(図示せず)のカウントが開始される。次いで、ステップS128では、予めレンズコントロール部15に記憶されている垂直同期信号VDの周期TVDに対応する数だけ、タイマ17の出力パルスがカウントされたか否かが判定される。周期TVDは、初期レンズ通信の時に、制御部45からレンズコントロール部15に送信されており、制御部45内に記憶されている。
上記ステップS128にてカウントが終了すると、ステップS129に移行し、制御部45からのレンズ停止コマンドが受信されたか否かが判定される。ここで、レンズ停止コマンドの受信がない場合は、上記ステップS127に移行して、フォーカスレンズ11aの位置が取得され、レンズコントロール部15内のメモリ15aに記憶される。このように、ステップS126〜S129のループが繰り返されて、タイマ17の出力パルスがカウントされることにより、TVDと同じ周期毎に、すなわち垂直同期信号VDに同期して、レンズ位置が取得されて記憶される。
一方、上記ステップS129に於いて、レンズ停止コマンドが受信された場合は、ステップS130に移行してレンズが停止される。その後、上記ステップS121に移行して、ボディ通信要求待ちとなる。
また、上記ステップS123に於いて、レンズ駆動コマンドが受信されない場合は、ステップS131に移行して、レンズ位置送信コマンドが受信されたか否かが判定される。その結果、制御部45よりレンズ位置送信コマンドが受信された場合は、ステップS132に移行して、取得された全レンズ位置データが制御部45に送信される。その後、上記ステップS121へ移行する。
一方、上記ステップS131にてレンズ位置送信コマンドが受信されなかった場合は、ステップS133に移行して、他のコマンド判定処理がなされた後、上記ステップS121へ移行する。
図19は、第4の実施形態の動作を説明するもので、イメージャAFの動作を説明するためのタイミングチャートである。
以下、図19のタイミングチャート及び上述したフローチャート及びを参照して、イメージャAFの動作について説明する。
先ず、制御部45によりイメージャAFが開始される(図8のフローチャートのステップS9)と、レンズコントロール部15に対して、制御部45からレンズ駆動コマンドが送信される(図12のフローチャートのステップS65)。レンズコントロール部15では、上記レンズ駆動コマンドが受信され、レンズ駆動が開始されて、交換レンズ10のフォーカスレンズ11aが駆動される(図18のフローチャートのステップS124)。エンコーダ13では、フォーカスレンズ11aの移動に伴ってパルス信号が発生する。レンズコントロール部15は、このパルスをカウントすることによりフォーカスレンズ位置を検出することができる。
図19のタイミングチャートに於いては、フォーカスレンズ11aは継続して駆動され続ける。カメラボディ30内では、画像処理部37により発生される垂直同期信号VDの所定のタイミングに合わせて撮像素子32の撮像動作が行われる。そして、撮像素子32の露光(EXP)が終了すると、該撮像素子32の画像データに対して画像処理部37による読み出しが(READ)が行われる。この読み出しと並行して、画像処理部37にてAF評価値の算出(IAF)が実行される(図12のフローチャートのステップS66)。
尚、AF評価値の計算の終了タイミングは、垂直同期信号VDの立下がりの前に終了すうに、予め設定されている。
レンズコントロール部15は、レンズ接点信号トリガ(垂直同期信号VDに同期する信号)の立下がりを待つ(図18のフローチャートのステップS125)。そして、立下がりが検出されると、エンコーダ13の出力パルスのカウント値により、フォーカスレンズ11aの位置が取得されてメモリ15aに記憶される(図18のフローチャートのステップS126)。
同時に、レンズコントロール部15の内部カウンタ(図示せず)のカウントが開始され(図18のフローチャートのステップS127)、予めレンズコントロール部15に記憶されている垂直同期信号の周期TVDと同じ時間が経過するまでカウントされる(図18のフローチャートのステップS128)。すると、フォーカスレンズ11aの位置が取得されて、レンズコントロール部15内のメモリ15aに記憶される(図18のフローチャートのステップS126)。
上記動作は、イメージャAF動作時のフォーカスレンズ駆動中に、レンズコントロール部15の内部カウンタのTVDカウント終了に同期して、繰り返し実行される。そして、ボディ・レンズ通信により、制御部45からレンズコントロール部15にレンズ停止コマンドが送信されると、フォーカスレンズ11aの駆動が停止される(図18のフローチャートのステップS130)。
更に、制御部45からレンズコントロール部15に、レンズ位置データ送信コマンドが送信されると、上記AF評価値に対応して取得されたフォーカスレンズ11aの位置データが、レンズコントロール部15から制御部45に送信される(図18のフローチャートのステップS132)。
以上のように、第4の実施形態では、先ず、カメラボディ30より撮像素子32の動作タイミングを司る垂直同期信号の周期情報を交換レンズ10に予め送信する。そして、イメージャAF開始後の最初の垂直同期信号に同期したトリガ信号が交換レンズ10に送信される。この交換レンズ10では、上記トリガ信号からの時間計測により、垂直同期信号周期に同期して、駆動中のフォーカスレンズ位置が取得される。更に、イメージャAFのピーク探索シーケンスが終了してから、フォーカスレンズ11aの位置データがカメラボディ30に送信される。
したがって、撮像素子32の撮像タイミングに同期したフォーカスレンズ位置を取得することができるので、交換レンズ10内にレンズCPUを有する場合であっても、イメージャAFより高い焦点調節精度を得ることができる。また、レンズ接点を最初のトリガ信号にのみ使用するので、レンズ接点数を減少させることができ、コストダウンや多機能の性能向上を図ることができる。
更に、イメージャAFのピーク探索中には、フォーカスレンズ位置が通信されないので、制御部45やレンズコントロール部15の通信処理の負荷を軽減することができ、回路の簡略化によるコストダウンや、ピーク探索中に並行して処理する他仕様の性能低下を防止することができる。
尚、上述した実施形態に於いては、垂直同期信号VDの立下がり時点のフォーカスレンズの位置を取得し、その時間から時間経過があって画像が撮像されており、フォーカスレンズ位置の取得とイメージャAF用画像の撮影のタイミングに多少のずれが生じる。このずれを無くすように、フォーカスレンズの位置取得を撮影と同時刻となるようにVDの立下がりから所定の時間経過後にフォーカスレンズの位置を取得するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能であるのは勿論である。
更に、上述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施形態を示す一眼レフレックスタイプのデジタルカメラの全体構成を示すブロック図である。 イメージャAFについて説明するもので、第2焦点検出部41の詳細な構成を示すブロック図である。 イメージャAFについて説明するもので、フォーカスレンズ位置とAF評価値との関係を説明するための図である。 位相差AFについて説明するもので、位相差AFセンサユニット34の詳細な構成を示した図である。 位相差AFについて説明するもので、2つの被写体像係わる撮影レンズのずれ量を求めるための説明図である。 位相差AFについて説明するもので、本実施形態に於ける位相差検出に拘わる部分の構成を示したブロック図である。 位相差AFについて説明するもので、位相差量と相関関数との関係を示した図である。 第1の実施形態に於けるデジタルカメラのメインルーチンの動作を説明するフローチャートである。 図8のフローチャートのステップS9に於けるサブルーチン「イメージャAF」の処理動作による合焦検出動作を説明するためのフローチャートである。 交換レンズ10の動作について説明するためのフローチャートである。 イメージャAFの動作を説明するためのタイミングチャートである。 第2の実施形態の動作を説明するもので、図8のフローチャートに於けるステップS9で行われる「イメージャAF動作」による合焦検出動作を説明するための制御部45の動作フローチャートである。 第2の実施形態の動作を説明するもので、レンズコントロール部15の動作を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態の動作を説明するもので、イメージャAFの動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第3の実施形態を示す一眼レフレックスタイプのデジタルカメラの全体構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に於けるMFモード設定の動作について説明するためのフローチャートである。 第3の実施形態の動作を説明するもので、イメージャAFの動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第4の実施形態に於けるレンズコントロール部15の動作について説明するためのフローチャートである。 第4の実施形態の動作を説明するもので、イメージャAFの動作を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
10…交換レンズ、11…撮影レンズ系、11a…撮像レンズ系、12…レンズ駆動部、13…エンコーダ、15…レンズコントロール部、17…タイマ、20…レンズ接点部、30…カメラボディ、31…ハーフミラー、32…撮像素子、34…位相差AFセンサユニット、35…第1焦点検出部、37…画像処理部、38…LCDパネル、39…ファインダ光学系、41…第2検出部、45…制御部、47…ファーストレリーズスイッチ(1RSW)、48…セカンドレリーズスイッチ(2RSW)、51…ハイパスフィルタ(HPF)、52…A/D変換器、53…焦点検出エリア選択ゲート、54…加算器、61…視野マスク、62…コンデンサレンズ、63a、63b…絞りマスク、64a、64b…2次光学系、65a、65b…光電変換素子列、68a、68b…瞳領域、71…A/D変換器、72…演算処理部。

Claims (8)

  1. カメラ本体と当該カメラ本体に着脱可能なレンズユニットとから構成される撮像システムであって、
    上記カメラ本体は、
    上記レンズユニットにより結像した被写体を繰り返し撮影する撮像素子と、
    上記レンズユニットのレンズの駆動を制御するレンズ移動に関する命令を生成する制御手段と、
    上記レンズ移動を開始させる為のレンズ移動開始命令が上記制御手段によって生成された直後に、上記撮像素子による撮影のタイミングを決定する同期信号に同期してトリガ信号を生成するトリガ手段と、
    上記レンズ移動に関する命令と、上記トリガ信号と、上記同期信号の周期情報とを上記レンズユニットに送信する第1の送信手段と、を有し、
    上記レンズユニットは、
    当該レンズユニットの焦点位置を調整するためのフォーカスレンズと、
    上記制御手段が生成した上記レンズ移動開始命令に従って、上記フォーカスレンズを光軸に沿って移動開始させるレンズ制御手段と、
    上記トリガ信号の受信時点を起点として、上記周期情報で指定された周期で、上記フォーカスレンズの光軸に沿った位置を示す位置情報を検出する位置検出手段と、
    上記位置検出手段で検出したフォーカスレンズの位置構報を、上記カメラ本体に送信する第2の送信手段と、を有する
    ことを特徴とする撮像システム。
  2. 上記レンズユニットは、上記位置検出手段によって検出された上記フォーカスレンズの位置情報を記憶する記憶手段を更に具備し、
    上記第2の送信手段は、上記制御手段によって生成され、上記第1の送信手段によって所定の命令が受信されると、上記記憶手段に記憶された上記フォーカスレンズの位置情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
  3. 上記制御手段によって生成された上記所定の命令は、上記フォーカスレンズの移動の停止命令であることを特徴とする請求項に記載の撮像システム。
  4. 上記カメラ本体は、上記撮像素子による撮影で取得した前記被写体の画像データに基づいて上記レンズユニットの合焦度合いを表す合焦度を算出する演算手段を更に有し、
    上記制御手段は、上記演算手段によって算出された合焦度と、上記位置検出手段によって検出されたフォーカススレンズの位置情報とにより、上記フォーカスレンズの駆動を制御する信号を生成することを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の撮像システム。
  5. 被写体を繰り返し撮影する撮像素子を有するカメラ本体に装着可能なレンズユニットであって、
    当該レンズユニットの焦点位置を調整するためのフォーカスレンズと、
    上記カメラ本体からの上記フォーカスレンズの駆動を制御する命令と、上記撮像素子による繰り返し撮影に係る同期信号の周期情報と、トリガ信号とを受信する受信手段と、
    上記受信手段によって受信された上記フォーカスレンズのレンズ移動を開始させる命令に従って、上記フォーカスレンズを光軸に沿って移動開始させるレンズ制御手段と、
    上記トリガ信号の受信時点を起点として、上記周期情報で指定された周期で繰り返されるタイミングで、上記フォーカスレンズの光軸に沿った位置を検出する位置検出手段と、
    上記位置検出手段によって検出された上記フォーカスレンズの位置情報を、上記カメラ本体に送信する送信手段と、
    を有することを特徴とするレンズユニット
  6. 上記位置検出手段によって検出された上記フォーカスレンズの位置情報を記憶する記憶手段を更に有し、
    上記送信手段は、上記記憶手段に記憶された上記位置情報を上記カメラ本体に送信することを特徴とする請求項5に記載のレンズユニット。
  7. 上記送信手段は、上記受信手段によって上記カメラ本体から所定の命令が受信されると、上記記憶手段に記憶された上記フォーカスレンズの位置情報を、上記カメラ本体に送信することを特徴とする請求項6に記載のレンズユニット。
  8. 上記所定の命令は、上記フォーカスレンズの移動の停止命令であることを特徴とする請求項7に記載のレンズユニット。
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