JP3787925B2 - 対物レンズ装置及び記録再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、対物レンズ装置、及びこの対物レンズ装置を有して構成され光ディスクの如き光学記録媒体に対して情報信号の記録再生を行う記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光ディスク、光磁気ディスク、光カードの如き光学記録媒体は、動画情報、音声情報、コンピュータ用データなどのデータ保存のために、その量産性と低コストの故に広く用いられている。そして、その記録情報の高密度化、大容量化への要求は、情報化社会の急激な進歩により、近年ますます強くなっている。
【0003】
このような光学記録媒体における情報信号の記録密度を上げるには、この情報信号を読み出すためのレーザ光束の短波長化と、このレーザ光束を該磁気ディスクに集光させるための対物レンズの高NA化(高いNA(開口数)の対物レンズを使う)との2つが有効である。なぜなら、レーザ光束を集光して形成するビームスポットの最小サイズは、光の回折によって、λ/NA(λ:光束の波長)以下とはできないからである。
【0004】
上記レーザ光束の短波長化については、近年、青色レーザダイオードや青あるいは緑色SHGレーザが開発されつつある。一方、上記対物レンズの高NA化については、いわゆる「コンパクトディスク(CD)」(オーディオ信号用、または、コンピュータ用のデジタル光ディスク)用の対物レンズのNAが0.45であるのに対し、この「コンパクトディスク」よりも記録密度が向上されたいわゆるデジタルビデオディスク(DVD)(ビデオ信号用のデジタル光ディスク)用の対物レンズでは、NAは0.6となっている。
【0005】
なお、デジタルビデオディスクは、ディスクの傾きによるコマ収差の影響を低減させるために、「コンパクトディスク(CD)」や光磁気ディスクのディスク基板の厚みが1.2mmであるのに対し、半分の厚み、すなわち、0.6mm厚のディスク基板を有して構成されている。
【0006】
そして、上記デジタルビデオディスクよりもさらなる記録情報信号の高密度化を実現するためには、NAが0.6を越える高NAの対物レンズ装置が必要となる。
【0007】
対物レンズ装置は、上述のような異なった基板厚みとNAを有するそれぞれの規格の光学記録媒体へ対応する調整が必要とされる。ここで、ディスクの傾きによって発生するコマ収差は、NAの3乗とディスク基板の厚みに比例して大きくなるので、NAについての調整は特に重要である。
【0008】
上述のような異なった規格の光学記録媒体のそれぞれの基板厚みに対応するためには、レンズを各々のディスクために複数枚用意する、あるいは回折型のホログラムを光路内に挿入するなどの方法がある。これらの方法では、NAはそれぞれのレンズあるいはホログラムに設計の段階で各々の規格の光学記録媒体に対応して予め設定する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のように、対物レンズ装置は、異なった規格の光学記録媒体に対しては個別に対応している。すなわち、それぞれの規格の光学記録媒体の基板厚みとNAに対応するレンズをそれぞれ用意するか、あるいは回折型ホログラムを利用していた。
【0010】
複数のレンズを用意する場合には、上記光学記録媒体を変更する度にレンズ交換を行う必要がある。また、このような複数のレンズを有する対物レンズ装置は、コンパクトにするのは難しい。一方、上記回折型のホログラムを利用する場合には,価格や技術的な面で種々の問題がある。
【0011】
そこで、本発明は、上記の実情に鑑みて提案されるものであって、異なった規格の光学記録媒体の基板厚みとNAに同時に対応する対物レンズ装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、上述の本発明に係る対物レンズ装置を備え、異なった規格の光学記録媒体に対する情報信号の良好な書き込み及び読み出しが行えるようになされた記録再生装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明に係る対物レンズ装置は、光源側に配置される第1のレンズ手段と、記録媒体側に配置される第2のレンズ手段と、上記第2のレンズ手段を第1のレンズ手段に対して光軸方向に移動可能に支持する支持体とを有してなる対物レンズ装置であって、上記光源から出射され上記第1のレンズ手段に入射される光の光束を第1の所定の径に制限するように遮る第1の絞りと、上記第2のレンズ手段に近在してこの第2のレンズ手段と共に光軸方向に移動する第2の絞りとを有し、上記第2のレンズ手段の上記光軸方向の移動に応じて、上記光源から出射され上記第1の絞りで上記第1の所定の径に制限された光の光束が上記第2の絞りによって遮られていない状態と、上記第1のレンズ手段を介してきた光の光束を上記第2の絞りにより第2の所定の径に制限するように遮る状態とを切り換えることを特徴としている。
【0013】
このように、光路上に絞りを挿入することにより入射高の高い光線を遮るとNAは小さくなり、それに応じて残留収差も小さくなる。したがって、適当な絞りを挿入することによって残留収差の小さい状態で所望のNAを得ることができる。すなわち、本発明に係るレンズ装置は、所望の基板厚みとNAに同時に対応することができる。
【0014】
また、上記第1のレンズ手段と第2のレンズ手段の間隔は、光学記録媒体の基板厚みに応じて調整されることが好ましい。上記第1のレンズ手段と第2のレンズ手段の間隔を基板厚みに応じて調整することによって、異なった規格の光学記録媒体のNAと同時に基板厚みに対応することができる。
そして、上記絞りは、上記第2のレンズ手段を構成するレンズの面上に設けられていることが好ましい。
【0015】
このような絞りは、面上に遮光材料を被着すること等によって形成することができるので絞りを支持するための機械的な支持構造を要さない。
【0016】
また、上記絞りは、上記第2のレンズ手段を構成するレンズの内で光学記録媒体に対向する面に設けられていることが好ましい。
【0017】
上記第2のレンズ手段を構成するレンズの内で記録再生装置に対向する面は、光学記録媒体に光束を集光して照射する直前に位置し、光束の密度が高く、光束を有効に制御することができる。さらに、この記録再生装置に対向する面は、光学記録媒体に間隙を保持しつつ対向するので、上記絞りの状態を外部から確認することができる。
【0018】
さらに、上記第2のレンズ手段を構成するレンズの内で光学記録媒体に近接して対向して設置されるレンズは、このレンズに光束が入射される面の曲率半径が所定値である凸球面となされ、上記光学記録媒体の表面部に近接されて対向する面が平面となされた凸レンズであることが好ましい。
【0019】
このような凸球面上の対物レンズを有する対物レンズ装置は、光学記録媒体の傾きにたいして安定であってコマ収差が小さい。このため、ディスクの厚みが多少変動しても、情報信号の良好な書き込み及び読み出しを行うことができる。
【0020】
また、上述の課題を解決するために、本発明に係る記録再生装置は、発光部と、この発光部から発せられた光を光学記録媒体に集光する対物レンズ装置とを有する記録再生装置において、上記対物レンズ装置は、上記発光部側に配置される第1のレンズ手段と、記録媒体側に配置される第2のレンズ手段と、第2のレンズ手段を第1のレンズ手段に対して光軸方向に移動可能に支持する支持体と、上記光源から出射され上記第1のレンズ手段に入射される光の光束を第1の所定の径に制限するように遮る第1の絞りと、上記第2のレンズ手段に近在してこの第2のレンズ手段と共に光軸方向に移動する第2の絞りとを有してなり、上記第2のレンズ手段の上記光軸方向の移動に応じて、上記光源から出射され上記第1の絞りで上記第1の所定の径に制限された光の光束が上記第2の絞りによって遮られていない状態と、上記第1のレンズ手段を介してきた光の光束を上記第2の絞りにより第2の所定の径に制限するように遮る状態とを切り換えることを特徴としている。
【0021】
上記記録再生装置は、上述のように光路に絞りを挿入して入射高の高い光線を遮ることによりNAを調節することができるレンズ装置を備えるので、残留収差の小さい状態で所望のNAと焦点距離を設定することができる。このため、この記録再生装置は、光学記録媒体に対する情報信号の良好な書き込む及び読み出しを行うことができる。
【0022】
上述の記録再生装置において、上記第1のレンズ手段と第2のレンズ手段の間隔は、上記光学記録媒体の基板厚みに対応して調整され、また、上記絞りは、上記第2のレンズ手段を構成するレンズの面上に設けられていることが好ましい。
【0023】
このことによって、上記記録再生装置は上記光学記録媒体に対応してNAと同時に基板厚みも調整される。また、上記第2のレンズ手段を構成するレンズの面上の絞りは、金属の蒸着されることによって容易に設けられ、低価格であり、また、環境の変化に対して安定である。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0025】
本発明に係る対物レンズ装置を備える記録再生装置は、図1に示すように、発光部121、対物レンズ装置10、受光部120、及び光ディスク20の如き光学記録媒体から構成される。発光部121は、情報信号について変調された円偏光の光束を生成する。対物レンズ装置10は、上記発光部121で生成された光束を光ディスク20上に集光して照射する。上記対物レンズ装置10は、光ディスク20に照射した光の反射光を集めて再び光束とする。受光部120は、この光束を受け取って情報信号その他の信号に変換する。
【0026】
発光部121は、光源101、コリメータレンズ102、回折格子(グレーティング)103、偏光ビームスプリッタ104、及びλ/4(4分の1波長)板から構成される。上記光源101としては、例えば半導体レーザが利用される。この光源101で発生した光は、コリメータレンズ102によって平行な光束となされる。この光束は回折格子103によって直線偏光となされ、その後偏光ビームスプリッタ104を通過する。そして、この光束は、λ/4板によって円偏光に変換されて、対物レンズ装置に導かれる。
【0027】
対物レンズ装置10は、第1のレンズ11、第2のレンズ12、第2のレンズ12を第1のレンズ11に対して光軸方向に移動可能に支持する筐筒13、第1の絞り14、第2の絞り15、第2のレンズ駆動機構(アクチュエータ)16、及び対物レンズ駆動機構(アクチュエータ)17から構成される。この対物レンズ装置10は、発光部121で生成される光束を受け取り、まず第1の絞り14で入射高と称される光束の光軸からの距離を制限する。この光束は、第1のレンズ11で集束され、光束の入射する面が曲率半径が所定値の凸球面状となされ光ディスク20の光入射面20aに近接されて対向する面が平面12aとなされている凸レンズである第2のレンズ12でさらに集束され、第2の絞り15で所定の径まで絞られた後、光ディスク20の信号記録面20bに照射される。
【0028】
上記第2のレンズ12は、第2のレンズ駆動機構16により、上記平面12aと上記光入射面20aとの間隔が、常に一定の微小間隔ととなるように、移動操作される。すなわち、上記平面12aと上記光入射面20aとの間には、薄い空気層(エアギャップ)が形成されている。
【0029】
また、上記対物レンズ装置10は、対物レンズ駆動機構17により、上記第2のレンズ12を経た光束が形成するビームスポットが、光ディスク20の信号記録面上20bの記録トラック上に常に形成されるように、光軸方向(フォーカス方向)、及び、該光軸と該記録トラックに直交する方向(トラッキング方向)に移動操作される。即ち、上記光束は、常に、上記記録トラック上に集光される。上記対物レンズ駆動機構17の動作は、上記信号記録面よりの反射光に基づいて生成される検出信号(エラー信号)に基づいて行われる。また、上記第2のレンズ駆動機構16は、光ディスク20の基板厚の変動に応じて上記エアギャップの厚みを一定にする。
【0030】
光ディスク20は、表面部である光入射面20aより信号記録面20bの間が、平行平面の透明層となされている。この透明層は、信号記録層の記録密度によって、0.1mm乃至0.6mmの厚みを有している。そこで、対物レンズ装置10には、それぞれの種類に対応するNA(開口度)などの特性が要求される。この対物レンズ装置10から照射された光は、上記光入射面20aから入射して上記透明層を通過して信号記録面20b上に集光される。
【0031】
この光ディスク20の上記信号記録面20bで反射した反射光は、再び対物レンズ装置10に入射し、第2のレンズ12で集光され、第1のレンズ11を経て平行な光束に加工されてこの対物レンズ装置10から出射する。この反射光束は、λ/4板105に至り、その通過の際に円偏光から直線偏光に戻される。ただし、この光束の偏光の方向は、この光束が先に対物レンズ装置10に入射した際の偏光方向に直交している。そして、反射光束は、偏光ビームスプリッタ104によって、発光部121から対物レンズ10に入射する光束と分離されて受光部120に導かれる。
【0032】
受光部121は、第1のハーフミラー106、第1の集束レンズ107、第1のマルチレンズ108、第1の光検出器109、第2のハーフミラー110、第2の集束レンズ111、第2のマルチレンズ112、第2の光検出装置113、ミラー114、第3の集束レンズ115、及び第3のマルチレンズから構成される。上記ビームスプリッタにおいて、上述のように分離された対物レンズ装置10より出射した光束は、受光部120に導かれ、第1のハーフミラー106に入射する。
【0033】
上記第1のハーフミラー106に入射した反射光束の一部は、集束レンズ107及びマルチレンズ108を経て、フォトダイオード等よりなる第1の光検出部109の受光面上に集光される。上記マルチレンズ108は、シリンドリカルレンズと凹レンズとが一体化されたレンズであり、上記反射光束に非点収差を収差を生じさせるとともに、該反射光束を上記第1の光検出器109の受光面上に集光される。
【0034】
上記第1の光検出器109は、複数の部分(例えば6面)に分割された受光面を有しており、これら各受光面よりの光検出出力に基づく演算処理により、上記光学記録媒体よりの読み取り信号であるRF信号、及び、フォーカスエラー、トラッキングエラーの各エラー信号が生成されるようになされている。
【0035】
上記対物レンズ駆動機構17は、上記フォーカスエラー信号に基づいて、上記対物レンズ装置10を上記フォーカス方向に移動操作し、上記信号記録面上20bにおける光束の合焦状態を維持する。また、上記対物レンズ駆動機構17は、上記トラッキングエラー信号に基づいて、上記対物レンズを上記トラッキング方向に移動操作し、上記光束を上記記録トラック上に照射させる。
【0036】
上記第1のハーフミラー106を通過した反射光束は、第2のハーフミラー110に入射される。この第2のハーフミラー110は、上記反射光束を2分割して、この第2のハーフミラー110を通過した光束を、第2の集束レンズ111、第2のマルチレンズ112を介して、第2の光検出器113に導く。他方の、第2のハーフミラー110で反射された光束は、ミラー114、第3の集光レンズ115、第3のマルチレンズ116を介して、第3の光検出器117に導かれる。
【0037】
上記第2の光検出器113は、光軸方向の位置を調整されることにより、上記光束の内で、上記光入射面20aからの反射光束を検出するようになされている。また、上記第3の光検出器117は、光軸方向の位置を調整されることにより、上記光束の内で、上記平面12aからの反射光束を検出するようになされている。これら第2の光検出器113及び第3の光検出器117よりの光検出出力は、減算器118により互いに減算処理される。そして、この減算器118の出力は、アクチュエータドライバ119に供給される。
【0038】
このアクチュエータドライバ119は、供給される上記減算器18からの出力に応じて、上記第2のレンズ駆動機構16を駆動することにより、上記平面12aと上記光入射面20aとの間のエアギャップの厚みを一定に保たせる。
【0039】
上記第2のレンズ駆動装置16は、上述のようにエアギャップの厚さを一定に保つほかに、上記第2のレンズ12とこの第2のレンズ12に付設された第2の絞り15を移動させることによって上記対物レンズ装置を10所望のNAに調整する役割を担っている。上記光ディスク20の基板厚みの変動に追随してエアギャップの厚みを一定に保つための上記第2のレンズ12の幅と、NAの調整のための上記第2のレンズ12の移動の幅は、後者が圧倒的に大きいが、単一の第2のレンズ駆動装置16で兼用することも可能である。
【0040】
次に、上述の対物レンズ装置10について、図面を参照しながら詳しく説明する。
本発明の実施の形態に係る対物レンズ装置10においては、図2に示すように、光ディスク20の光入射面20aに近接されて対向する第2のレンズ12は、光の入射する面が所定の曲率半径とされた凸球面形状で上記光入射面に対向する面が平面12aとなされた凸レンズである。
【0041】
この第2のレンズ12は、第1のレンズ11から射出された光束がこの凸球面に垂直に入射されたときに光ディスク20の信号記録面20b上にこのレンズを経た光が集光されることとなる厚みである基準厚み、又はこの基準厚みよりも肉厚を厚くして設置される。この凸レンズは、NAを高くした場合おいても、光ディスク20の如き光学記録媒体の厚み誤差に対して発生する収差が小さいという特性を有する。また、肉厚を基準厚みよりも厚くした場合には、軸外入射光線、上記第1のレンズ11の光軸に対する傾き、及び、この第2のレンズ12の光軸についての偏心に対する許容度が、上記基準厚みであるときに比してそれぞれ大きくなり、収差の発生が抑えられるという特性を有する。
【0042】
上記第2のレンズ12の光ディスク20に近接して対向する面12aには、上述の第2の絞り15が設けられている。この第2の絞りは、例えば、金属膜の蒸着によって設けられる。この第2の絞り15は、上記第2のレンズ12の凸球面に入射して集束される光束を所定の径で制限する、すなわち上記第2の絞り15より径が大きい光束に対しては光ディスク20への入射角を小さくするので、このような光束に対してはNAを低くすることになる。
【0043】
上記第2のレンズ12は、上記第1のレンズ11に対して光軸方向に移動可能に支持されている。そして、上記第2のレンズ12と第1のレンズ11との間隔は、上記第2のレンズ駆動機構(アクチュエータ)16で調節することができる。上記間隔の調節によって、上記光ディスク20の基板厚みに対応することができる。
【0044】
上述したように、光学記録媒体における情報信号の記録密度の高密度化の要請があり、高いNAが求められている。現在のところ、光学記録媒体についていくつかの規格が存在している。この実施の形態では、これら光学記録媒体の規格の内で、ディスク基板の厚みが0.1mmでありNAが0.77の薄型ディスクと、ディスク基板の厚みが0.6mmでNAが0.6のDVDディスクについて例示する。
【0045】
この実施の形態に係る対物レンズ装置10においては、上記第1の絞り14または筐筒の有効径は上記薄型ディスクの基板厚み及びNAに、第2の絞り15は上記DVDディスクの基板厚み及びNAに、それぞれ対応している。また、第1のレンズ11と第2のレンズ12との間隔は、上記薄型ディスクとDVDディスクとの基板厚み及びNAにそれぞれ対応して調整される。すなわち、第2のレンズ12は第2のレンズ駆動機構16によって光軸方向に移動調整される。
【0046】
図2には、上記薄型ディスク20に調整した対物レンズ装置10を示す。上記薄型ディスクに対応して、第1のレンズ11と第2のレンズ12の間隔は、第2のレンズ駆動機構16によって広く確保されている。また、上記第2のレンズ12における光束は第2の絞り15によって遮られていないので、NAは低減されていない。上記薄型ディスクに調整された対物レンズ装置10のレンズデータを以下に示す。
【0047】
【表1】
Figure 0003787925
【0048】
【表2】
Figure 0003787925
【0049】
上記表1においては、面NO.について物点OBJは無限遠方の物点、絞りSTO1は第1の絞り14、絞りSTO2は第2の絞り15、像面IMGは上記信号記録面20bに対応している。また、面NO.2及び面NO.3は第1のレンズ11に、面NO.4は第2のレンズ12の凸球面形状の面に、面NO.6及び面NO.7は上記薄型ディスク20の透明層の光入射面20a及び光出射面にそれぞれ対応している。
【0050】
上記表2には、上記薄型ディスクについて調整した上記レンズ装置10の、
NA、焦点距離、波面収差、フルアパーチャー、及びWL(波長)の数値をそれぞれ示す。
【0051】
上記接眼レンズ装置10は、第2のレンズ駆動機構16によって上記光ディスク20の基板厚みに対して調整すると同時に、第2の絞り15によって入射絞りを絞ることによってNAを調整することができる。図3には、第2の絞り15によってNAをDVDディスクの規格に調整した上記対物レンズ装置10を示す。光束の径は、第1の絞り11における径から、第2の絞り15によって径Dに絞られている。このため、この対物レンズ装置10のNAは低減される。また、上記DVDディスクの基板厚みに対応して、上記レンズ装置10の第1のレンズ11と第2のレンズ12の間隔は、第2のレンズ駆動機構16によって狭くなされている。この対物レンズ装置10のレンズデータを以下に示す。
【0052】
【表3】
Figure 0003787925
【0053】
【表4】
Figure 0003787925
【0054】
上記表3においては、表1に同じく、面NO.について物点OBJは無限遠方の物点、絞りSTO1は第1の絞り14、絞りSTO2は第2の絞り15、像面IMGは上記信号記録面20bに対応している。また、面NO.2及び面NO.3は第1のレンズ11に、面NO.4は第2のレンズ12の凸球面形状の面に、面NO.6及び面NO.7は上記DVDディスク20の透明層の光入射面20a及び光出射面にそれぞれ対応している。ここで、面NO.STO2の第2の絞りにおける有効径は表3において1.062mmであったのに対して0.325となっており、第2の絞り15の存在が看て取られる。
【0055】
上記表4には、上記レンズ装置10の、NA、焦点距離、波面収差、フルアパーチャー、及びWL(波長)の数値をそれぞれ示す。上記レンズ装置10のNAは0.60と、上記DVDディスク20の規格値を得ている。
【0056】
このように、上記対物レンズ装置10は、光ディスク20の基板厚みに対する調整はレンズ間の距離によって行い、上記第2の絞り15によってNAの調整を行う。すなわち、上記対物レンズ装置10は、ことなる規格の光学記録媒体に対して基板厚みとNAについて同時に対応することができる。
【0057】
次に、図4には、上記レンズ装置10において、上記第2の絞り15を外した状態、すなわち上記DVDディスク20の基板厚みに関しては調整を行ったがNAについては調整していない状態を示す。上記図2と対比すると、上記第2の絞り15が外されているために光軸から離れた光線も含んだ光束が光ディスク20を照射している。上記DVDディスク20から見る入射角は大きく、従ってNAも大きい。しかし、入射する光束は絞られていないので収差は上記第2の絞り15を取り付けた場合の比して大きい。ここで、上記図2の場合に同じく、DVDディスク20の基板厚みは0.6mm、NAは0.94である。上記レンズ装置10は上記DVDディスク20に対応して、第1のレンズ11と第2のレンズ12の間隔は、第2のレンズ駆動機構16によって狭くなされている。ここでは、上述のように、NAは低減されていないのでDVDディスク20の規格よりも大きい値となっている。この対物レンズ装置10のレンズデータを以下に示す。
【0058】
【表5】
Figure 0003787925
【0059】
【表6】
Figure 0003787925
【0060】
上記表5においては、表1に同じく、面NO.について物点OBJは無限遠方の物点、絞りSTO1は第1の絞り14、絞りSTO2は第2の絞り15、像面IMGは上記信号記録面20bに対応している。また、面NO.2及び面NO.3は第1のレンズ11に、面NO.4は第2のレンズ12の凸球面形状の面に、面NO.6及び面NO.7は上記DVDディスク20の透明層の光入射面20a及び光出射面にそれぞれ対応している。ここで、面NO.STO2の第2の絞りにおける有効径は1.062mmである。
【0061】
上記表6には、上記レンズ装置10の、NA、焦点距離、波面収差、フルアパーチャー、及びWL(波長)の数値をそれぞれ示す。上記レンズ装置10のNAは0.94と、上記DVDディスク20の規格である0.60よりも大きい値である。この状態では収差が大きいので、上記DVDディスク20に対する情報信号の読み取り及び書き込みには、誤りが生ずるおそれがある。
【0062】
なお、本発明に係る対物レンズ装置10及びこの対物レンズ装置10を備える記録再生装置100は、上述のように第2のレンズ12が1枚のレンズからなる場合に限定されない。変形例として、図4及び図5には、第2のレンズ12が2枚のレンズからなる対物レンズ装置10をそれぞれ示す。この対物レンズ装置10は、第1のレンズ11、第2のレンズ12A、第3のレンズ12B、この第2のレンズ12Aと第3のレンズ12Bを光軸方向に移動可能に支持する筐筒13、第1の絞り14、及び第2のレンズ15の第3のレンズに対向する面上に施された第2の絞り15、第2のレンズ駆動装置16、及び図示しない対物レンズ駆動装置17から構成される。図4と図5とにおける対物レンズ装置10は、それぞれディスク基板の厚みが0.1mmでありNAが0.77である薄型ディスクと、ディスク基板の厚みが0.6mmでありNAが0.6であるDVDディスクに対応するように調整されている。図4においては、第2のレンズ駆動装置16によって第1のレンズ11と第2のレンズ12A及び第3のレンズ12Bとの間隔は広く確保されているが、図5においては上記間隔は狭められ、光束の径はDに制限され、NAは低減されている。第2の絞り12は、図4及び図5に見られるように、上記対物レンズ装置10の光学記録媒体に対向する面に備える必要はなく、レンズの他の表面に設けることもできる。さらに、この第2の絞り15は、必ずしもレンズの表面に設ける必要はなく、光路上に存在すればよい。
【0063】
【発明の効果】
上述のように、本発明に係る対物レンズ装置においては、基板厚み及びNAに関して規格の異なる光学記録媒体に対して、それぞれ基板厚み及びNAに対して同時に調整することができる対物レンズ装置を提供する。すなわち、従来のように異なった規格の光学記録媒体に対してそれぞれのレンズあるいは回折型のホログラムのような特段の手段を要することなく単一の対物レンズ装置で対応することができる。このことによって、上記対物レンズの構造の簡易化が図られるので、製造過程における生産性の向上、また、製品の小型、軽量化、さらに低価格化が図られる。
【0064】
本発明に係る対物レンズ装置は、第1のレンズと第2のレンズを備え、これらのレンズ間の距離を変えることによって異なった規格の光学記録媒体の基板の厚みに対応する。単一の対物レンズによって、異なった規格の光学記録媒体に対応できるので便利である。
【0065】
また、本発明に係る対物レンズ装置において、NAに対応する絞りは、上記第2のレンズの面上に設けられる。この絞りは、例えば遮光性を有する蒸着膜によって形成されることができる。このような蒸着膜は、きわめて容易に形成されることができ、また、環境に対して安定である。また、絞り板機械的な支持構造を必要としないので部品数の低下を図ることができる。したがって、上記レンズ装置の低価格化、保守の低減を図ることができる。
【0066】
そして、本発明に係る対物レンズ装置においては、上記第2のレンズは、光束が入射する面は曲率半径が所定値の球面をなされ光学記録媒体に近接して対向する面は平面となされた凸レンズが用いられる。このような形状の凸レンズは光学記録媒体の基板厚みの変化による基板の傾きによって発生するコマ収差を抑制する。したがって、このレンズ装置は、光学記録媒体の基板の厚さが位置によって多少変化していても安定な動作をすることができる。また、上記凸レンズの片面は、平面となされているので、この面上への絞りの形成を容易に行うことができる。
【0067】
さらに、本発明に係る対物レンズ装置においては、上記第2のレンズを2枚のレンズから構成することもできる。2枚のレンズを用いると、1枚のレンズのみ用いる場合に比較して、幅の広い設計をすることができる。また、絞りを配置する面の数が増加し、設計の自由度が増す。
【0068】
本発明に係る記録再生装置においては、基板厚み及びNAに関して規格の異なる光学記録媒体に対して、それぞれNAを調整することができるレンズ装置を備えている。上述のように、このようなレンズ装置は、小型、軽量化、また、低価格化が図られる。上記記録再生装置は、このレンズ装置を備え、異なった規格の光学記録媒体に対応することができるので、ユーザに便利である。また、上記再生装置の小型、軽量化、低価格化を図ることもできる。
【0069】
また、本発明に係る記録再生装置の備える対物レンズ装置は、第1のレンズと第2のレンズを有し、これらのレンズ間の距離を変えることによって異なった規格の光学記録媒体の基板の厚みに対応する。すなわち、単一の対物レンズによって、異なった規格の光学記録媒体に対応できるので便利である。
【0070】
さらに、本発明に係る記録再生装置の備える対物レンズ装置において、NAを制御する絞りは、上記第2のレンズの面上に設けられる。この絞りは、例えば膜の蒸着によってきわめて容易に形成されることができる。このような蒸着膜は、環境の変化対して安定である。したがって、上記レンズ装置の低価格化と、保守の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るレンズ装置及びレンズ装置を備える記録再生装置の全体の構造を模式的に示す側面図である。
【図2】 薄型ディスクに対応するように調整された上記対物レンズ装置の断面図である。
【図3】 DVDディスクに対応するように調整された上記対物レンズ装置の断面図である。
【図4】 DVDディスクに対応するように調整された上記DVDディスクに近接して対向する面の絞りを除いた上記対物レンズ装置の断面図である。
【図5】 薄型ディスクに対応するように調整された3枚のレンズを備える対物レンズ装置の断面図である。
【図6】 DVDディスクに対応するように調整された3枚のレンズを備える対物レンズ装置の断面図である。
【符号の説明】
10 対物レンズ装置、11 第1のレンズ、12 第2のレンズ、13 筐筒、14 第1の絞り、15 第2の絞り、20 光ディスク、20b 信号記録面、100 記録再生装置、120受光部、121 発光部

Claims (9)

  1. 光源側に配置される第1のレンズ手段と、
    記録媒体側に配置される第2のレンズ手段と、
    上記第2のレンズ手段を第1のレンズ手段に対して光軸方向に移動可能に支持する支持体とを有してなる対物レンズ装置であって、
    上記光源から出射され上記第1のレンズ手段に入射される光の光束を第1の所定の径に制限するように遮る第1の絞りと、
    上記第2のレンズ手段に近在してこの第2のレンズ手段と共に光軸方向に移動する第2の絞りとを有し、
    上記第2のレンズ手段の上記光軸方向の移動に応じて、上記光源から出射され上記第1の絞りで上記第1の所定の径に制限された光の光束が上記第2の絞りによって遮られていない状態と、上記第1のレンズ手段を介してきた光の光束を上記第2の絞りにより第2の所定の径に制限するように遮る状態とを切り換えること
    を特徴とする対物レンズ装置。
  2. 上記第1のレンズ手段と第2のレンズ手段の間隔は、上記光学記録媒体の基板厚みに応じて調整されることを特徴とする請求項1記載の対物レンズ装置。
  3. 上記絞りは、上記第2のレンズ手段を構成するレンズの面上に設けられていることを特徴とする請求項2記載の対物レンズ装置。
  4. 上記絞りは、第2のレンズ手段を構成するレンズの内で光学記録媒体に対向する面に設けられていることを特徴とする請求項3記載の対物レンズ装置。
  5. 上記第2のレンズ手段を構成するレンズの内で光学記録媒体に近接して対向して設置されるレンズは、このレンズに光束が入射される面の曲率半径が所定値である凸球面となされ、上記光学記録媒体の表面部に近接されて対向する面が平面となされた凸レンズである請求項4記載の対物レンズ装置。
  6. 上記第2のレンズ手段は、2枚のレンズからなることを特徴とする請求項1記載の対物レンズ装置。
  7. 発光部と、
    この発光部から発せられた光を光学記録媒体に集光する対物レンズ装置と
    を有する記録再生装置において、
    上記対物レンズ装置は、上記発光部側に配置される第1のレンズ手段と、記録媒体側に配置される第2のレンズ手段と、第2のレンズ手段を第1のレンズ手段に対して光軸方向に移動可能に支持する支持体と、上記光源から出射され上記第1のレンズ手段に入射される光の光束を第1の所定の径に制限するように遮る第1の絞りと、上記第2のレンズ手段に近在してこの第2のレンズ手段と共に光軸方向に移動する第2の絞りとを有してなり、
    上記第2のレンズ手段の上記光軸方向の移動に応じて、上記光源から出射され上記第1の絞りで上記第1の所定の径に制限された光の光束が上記第2の絞りによって遮られていない状態と、上記第1のレンズ手段を介してきた光の光束を上記第2の絞りにより第2の所定の径に制限するように遮る状態とを切り換えること
    を特徴とする記録再生装置。
  8. 上記第1のレンズ手段と第2のレンズ手段の間隔は、光学記録媒体の基板厚みに応じて調整されることを特徴とする請求項7記載の記録再生装置。
  9. 上記絞りは、上記第2のレンズ手段を構成するレンズの面上に設けられていることを特徴とする請求項8記載の記録再生装置。
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