JP3785205B2 - タブレット入力装置およびタブレット入力方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ、電子ファイルなどのような機器において、手書きの文字、数字、各種の記号(以下、文字等という)を認識して文書処理を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、文字認識装置には、タブレット上に複数個の枠からなる手書き入力枠を表示し、これらの手書き入力枠内に、たとえば文字をペン入力すれば、そのペン入力された座標パターンを基準パターンと比較し、両パターンが一致した場合に基準パターンに対応する文字コードを決定して文字を表示するようにしたものが提供されている。
【0003】
その場合、1つの手書き入力枠に1つの文字をペン入力することを前提としているが、手書き入力枠の全体の枠数が少ないと、入力できる文字数も限られたものになっしまう。
【0004】
そこで、従来技術では、このような欠点を補うために、すべての手書き入力枠への手書き入力が終われば、既に入力が済んだ枠をさらに分割して全体の枠数を増やし、多くの文字が手書き入力できるようにしたものが提供されている(たとえば、特開平4−15890号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術では、分割した手書き入力枠は、あくまで手書き入力専用のものである。そのため、従来装置においては、入力機能が限られており、その改善のために入力機能を種々拡張しようとした場合には、次のような問題が生じている。
【0006】
(1)タブレットに表示した手書き入力枠に、手書きで数字を入力する場合、入力ミスがあったり、手書き認識のための処理に余分な時間がかかっている。
【0007】
数字は0〜9の10種類に限られているから、手書き入力するよりも、テンキー等によって入力できるようにした方が入力ミスもなく、認識処理も速くなると考えられる。
【0008】
その場合、タブレット上の表示領域は限られているので、通常に行われるように、タブレット上に既に入力表示されている手書き入力枠の複数枠にまたがった状態でウィンドウを設定してテンキーをオーバーレイで表示すると、手書き入力枠の数が少なくなって、入力できる文字数が限られてしまう。また、手書き入力枠の表示位置を避けて文章やメニューの上にウィンドウを設定してテンキーを表示した場合には、表示されたテンキーが邪魔になって、それらの必要な情報が見えなくなってしまう。
【0009】
(2)タブレットに表示される文字や背景に、それぞれ好みの色を着けたい場合があるが、これらの文字色・背景色などを変更するためには、ウィンドウ内にカラーパレット(色見本)を表示して、好みの色を選択できれば都合が良い。
【0010】
しかし、(1)の場合と同様に、タブレット上に既に入力表示されている手書き入力枠の複数枠にまたがった状態でウィンドウを設定してカラーパレットをオーバーレイで表示すると、手書き入力枠の数が少なくなり、入力できる文字数が限られてしまう。また、手書き入力枠の表示位置を避けて文章やメニューの上にウィンドウを設定してカラーパレットを表示した場合には、これが邪魔になって、文章等の必要な情報が見えなくなってしまう。
【0011】
(3)タブレットに表示される文字等に下線を付けたり網掛けするために、下線、網掛けの見本をウィンドウ内に表示して、好みの下線や網掛けを選択できれば都合が良いが、(1)の場合と同様に、下線等の見本を手書き入力枠の上にオーバーレイで表示すると、手書き入力枠の数が限られ、また、文章やメニューの上に表示すると、これが邪魔になって、文章等の必要な情報が見えなくなる。
【0012】
(4)テンキー等を表示している場合に、手書き入力枠への手書き入力が行えないようになっていると、手書き文字入力と数字入力とが頻繁に繰り返すときには、これに応じて何度もテンキー等を表示するためのウィンドウを開いたり閉じたりせねばならず、極めて操作が煩雑になる。
【0013】
(5)また、テンキー等を表示するためには、ウィンドウ開閉専用のペンボタンを単独に設けることが考えられる。
【0014】
しかし、ペンボタンと手書き入力枠の表示位置が互いに離れており、かつ、手書き文字入力と数字入力とが頻繁に繰り返されるときには、ペンを何度もペンボタンと手書き入力枠との間を往復操作せねばならず、煩わしいものとなる。
【0015】
また、ペンボタンが小さい場合にも、ペンタッチしづらく、同様に煩わしいものとなる。
【0016】
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたもので、タブレットに表示された手書き入力枠内への手書き入力を可能にするとともに、この手書き入力に支障が生じることなく、各種の情報をペンタッチのみで入力できるようにして、手書き入力の不足分を補えるようにすることを課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、次の構成を採用する。
【0018】
請求項1のタブレット入力装置は、タブレット上に複数の手書き入力枠を表示するタブレット入力装置において、ペンタッチ入力キーの表示を任意に指示する指示手段と、前記指示手段による指示に基づき、前記手書き入力枠の少なくとも1つの枠に複数のペンタッチ入力キーを表示するキー表示手段と、前記ペンタッチ入力キーが表示されている環境下で、該ペンタッチ入力キーが表示されていない入力枠への入力座標の軌跡から文字認識を行う手書き認識手段と、前記ペンタッチ入力キーが表示されている手書き入力枠に入力された座標から入力キーのコードを一義的に決定し出力する処理部とを備えることを特徴とする。
【0019】
請求項2のタブレット入力装置は、前記指示手段が、前記手書き入力枠への特殊記号の入力、及び該特殊記号を前記手書き認識手段によって認識させることでペンタッチ入力キーの表示を指示することを特徴とする。
【0020】
請求項3のタブレット入力装置は、前記指示手段から指示を受けた場合に、前記キー表示手段が、手書き入力枠におけるペンタッチ入力キーの表示の有無を判定し、表示無しの場合ペンタッチ入力キーを表示し、表示有りの場合ペンタッチ入力キーを消去することを特徴とする。
【0021】
請求項4のタブレット入力装置は、前記手書き認識手段が、ペンタッチ入力キーが表示されている手書き入力枠への入力座標の軌跡の長さが所定以上の場合に特殊記号の認識を行うことを特徴とする。
【0022】
請求項5のタブレット入力方法は、複数の手書き入力枠のいずれかの枠内に入力された入力座標の軌跡を認識してコードを出力するタブレット入力方法であって、ペンタッチ入力キーの表示を指示するステップと、前記手書き入力枠の少なくとも1つの枠に複数のペンタッチ入力キーを表示するステップと、前記ペンタッチ入力キーが表示されている環境下で、該ペンタッチ入力キーが表示されていない入力枠への入力座標の軌跡から文字認識を行うステップと、前記ペンタッチ入力キーが表示されている手書き入力枠に入力された座標から入力キーのコードを一義的に決定し出力するステップとを含むことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の手書き入力認識装置の全体構成を示すブロック図である。
【0024】
タブレット11は、文字等の入力および表示ができるもので、座標入力用のタブレット本体に、液晶やエレクトロルミネッセンスなどの表示素子を積層したものから構成されている。
【0025】
タブレット11ヘの入力は、ペン入力装置のペンを接触させると、これに応じてタブレット11からは、ペンの接触したタブレット11の位置に応じた座標データが出力されることにより行われる。
【0026】
タブレット制御部12は、タブレット11から出力される座標データを転送制御するものである。
【0027】
手書き入力処理部13は、手書き入力全般を制御するとともに、タブレット11上に表示される後述の補助ペンボタンやテンキー等からの入力があった場合には、これらの補助ペンボタンやテンキー等のペンタッチにより発生する座標データをこれに対応する所定の番号やコードに変換するようになっている。
【0028】
表示制御部15は、メモリ14に格納されているデータがタブレット11に反映されるように、タブレット11の出力を制御する。たとえば、コードデータがあれば、それが文字、数字、記号等のキャラクタとして見えるように表示を制御するものである。
【0029】
手書き入力ボード制御部16は、タブレット11への入力を可能とするために、メモリ14に予め格納されている手書き入力枠や補助ペンボタン等の表示用のイメージデータの作成処理を行うものである。
【0030】
出力制御部17は、タブレット11に表示する文字、数字、記号等のキャラクタに対応したコードデータをテキストバッファに格納しており、このテキストバッファの内容をメモリ14に反映して、タブレット11への最終的な出力を制御するものである。
【0031】
手書き文字認識部18は、一定時間内または何らかの入力の終了を示す入力があるまでの座標を検出し、座標変化のパターンを基準パターンと照合し、両パターンが合致する場合には、候補となる文字等のキャラクタコードを出力するものである。
【0032】
図2は、タブレット11における表示状態を示す平面図である。
【0033】
同図において、28はタブレット11上に表示された入力文字、26は文字等の入力位置を示すためのカーソル、25はタブレット11に表示された入力ボード、20は入力ボード25内に位置する複数(本例では8枠からなる)の手書き入力枠、21は同じく入力ボード25内において各手書き入力枠20と重ならない位置に表示された補助ペンボタンである。
【0034】
この補助ペンボタン21は、テンキー表示用ペンボタン22、カラーパレットキー表示用ペンボタン23、および下線/網掛けキー表示用ペンボタン24からなる。
【0035】
さらに、31は一つの手書き入力枠20内に表示されたテンキー、32は他の一つの手書き入力枠20内に表示された下線/網掛けキー、33はさらに他の一つの手書き入力枠20内に表示されたカラーパレットキーである。
【0036】
そして、入力ボード25内のいずれの手書き入力枠20、あるいはいずれのペンボタン22〜24にペンタッチされたかを特定できるように、図3に示すように、予め、各手書き入力枠20と補助ペンボタン21(22,23,24)には、それぞれ枠番号が“0”〜“10”まで個別に割り当てられるとともに、各々の手書き入力枠20については、各枠の四隅の内で最小値と最大値となる2点の座標が設定されている。たとえば、手書き入力枠20の枠番号“0”に該当するものに関しては、最小値である(X0,Y0)と、最大値である(Y01,Y02)との両座標が設定されている。
【0037】
そして、上記の各手書き入力枠20と補助ペンボタン21(22,23,24)に個別に割り当てられた枠番号と、手書き入力枠20の座標のデータは、図4に示すように、メモリ14の所定の領域に予め互いに対応付けられて登録されている。
【0038】
さらに、図5に示すように、各手書き入力枠20の内のいずれの枠内に各キー31,32,33が現在表示されているかが特定できるように、メモリ14には、上記の各枠番号“0”〜“10”に対応する各アドレス位置に、それぞれフラグTGFLGを格納できる記憶領域が確保されている。
【0039】
このフラグTGFLGのデータ形式は、ここでは各々の枠番号について1バイトずつ割り当てられており、テンキー31の表示中はTGFLG=01Hが、カラーパレットキー33の表示中はTGFLG=02Hが、下線/網掛けキーの表示中はTGFLG=04Hがそれぞれセットされるようになっている。
【0040】
なお、本例では、入力ボード25内における各キー31〜33の表示位置は、任意に選択できるが、補助ペンボタン21の表示位置は固定されているので、図5において、アドレス“8”〜“10”には、常にTGFLG=00Hのデータが格納されていて変化しない。
【0041】
また、手書き入力枠20内ならば上記のテンキー31などを表示する位置は、ユーザーによって任意に選択できるが、補助ペンボタン21にできるだけ近接した位置に各キー31,32,33が表示されるようにしておけば、ペン入力が円滑に行えるので都合がよい。
【0042】
次に、上記構成の手書き入力認識装置の処理動作について説明する。
【0043】
(1)手書き入力枠の一つにテンキーを表示して数字入力を行う場合
まず、処理動作の概要を述べる。
【0044】
手書き入力モードが選択されると、手書き入力ボード制御部16は、入力ボード25内に手書き入力枠20と補助ペンボタン21とを表示する処理を行う。そして、補助ペンボタン21の内、テンキー表示用ボタン22がペンタッチされると、手書き入力処理部13によって、その座標に対応する所定のコードに変換される。手書き入力ボード制御部16が、その入力されたコードがテンキー表示用のものであると判断したら、各手書き入力粋20の内の一つにテンキー31を表示する。
【0045】
次に、そのテンキー31の内の一つにペンタッチすると、その座標が手書き入力処理部13によってキーコードに変換され、該当する数字をタブレット11のカーソル26で指定された位置に表示させる。また、テンキー31の表示中において、再度、テンキー表示用ペンボタン22をペンタッチすると、テンキー31は消去され、通常の手書き入力枠20に戻る。
【0046】
このようにすれば、数字を手書き入力するよりも、テンキー31によって即座に数字の入力ができ、また、数字の入力が不要なときには、通常の手書き入力枠20として使用できるために、スムーズな入力操作が可能となる。
【0047】
次に、具体的な処理動作について、図6ないし図8に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図7は、図6中のステップS2における手書き入力処理動作の詳細を示しており、また、図8は、図7中のステップS40における各キー31,32,33の入力処理動作の詳細を示すものである。
【0048】
図6に示すように、手書き入力モードが選択されると、手書き入力ボード制御部16は、出力制御部17を介して、手書き入力ボード25および補助ペンボタン21の表示処理を実行する(ステップl)。
【0049】
その際、メモリ14の図5に示す領域における枠番号“0”〜“7”に対応するアドレス位置にあるフラグTGFLGを全てクリアする。
【0050】
次に、補助ペンボタン21のテンキー表示用ボタン22をペンタッチすると、タブレット制御部12より出力された座標データを手書き入力処理部13が予め設定されたキーコードに変換して出力するとともに、枠番号“8”を出力する。なお、ペンタッチがテンキー表示用ボタン22の位置から僅かに外れて入力ミスしたような場合には、キーコードに変換できないので、枠番号=FFが出力される(ステップ2)(図7ではステップ31,33,42,43、46,47)。
【0051】
次に、この補助ペンボタン21のキーコードがテンキー表示用ボタン22に対応するコードか否かが判断され(ステップ4)、テンキー表示用ボタン22に対応するコードであれば、次に、図5のメモリ領域の表示しようとする枠番号のアドレス位置にフラグとしてTGFLG=01Hのデータが既に格納されているか否かを判断する(ステップ5)。
【0052】
そして、表示しようとする枠番号のアドレス位置にフラグとしてTGFLG=01Hのデータが格納されていなければ、その手書き入力粋20内に未だテンキー31が表示されていないと判断して、テンキー31の表示データを出力制御部17によってメモリ14へ出力し、表示制御部15がテンキー31の表示を行う(ステップ6)。
【0053】
このとき、手書き入力粋20のいずれの位置にテンキー31を表示しているかを示すために、図5に示した手書き入力粋20の枠番号に該当するアドレス位置にフラグTGFLG=01Hをセットする。図2に示す例では、枠番号“6”に該当する位置にテンキー31を表示しているので、図5ではその枠番号“6”に対応するアドレス位置にTGFLG=01Hを格納している。
【0054】
次に、図7に示すように、ある一つの手書き入力粋20内に表示されているテンキー31の内の数字“0”〜“9”で示されるキーの内の一つにペンタッチすると、タブレット制御部12を介してそのタッチした位置に該当する座標データが、手書き入力処理部13へ出力される(ステップ31)。
【0055】
続いて、手書き入力処理部13は、全てのTGFLG=0でないこと、すなわち、手書き入力枠20の少なくとも一つにはキー31〜33が表示されていることを確認した後(ステップ33)、ペンタッチして得られた座標データと図4に示したデータとを参照して、ペンダウンされた手書き入力枠20の枠番号を求める(ステップ34)。この例では、枠番号として“6”が求められる。
【0056】
次いで、図5に示したデータを参照して、その枠番号に対応するアドレス位置にあるフラグTGFLGの内容を確認して、ペンタッチされた手書き入力枠20が何らかのキー31〜33の表示中の状態であるか否かを判断し(ステップ35)、その手書き入力枠20が少なくとも一つのキー31〜33の表示中であれば、ペンダウンからペンアップされるまでの座標値を入力する(ステップ36,37)。
【0057】
ペンアップされたならば、最初にべンダウンされた座標値と、ペンアップしたときの座標値の差をとり、これらの差の最大値(絶対値)が所定の値を越えるかどうかを判定する(ステップ38、39)。最大値が所定値未満ならば、テンキー31への入力と判断して、テンキー入力処理に移行する(ステップ40)。
【0058】
このテンキー入力処理では、そのテンキー31のペンタッチされた座標データを数字の“0”〜“9”に対応するキーコードに変換する必要があるため、次の処理を行う。
【0059】
ある一つの手書き入力枠20内にテンキー31が表示された場合には、手書き入力ボード制御部16は、予め、図9に示すように、テンキー31の数字“0”〜“9”に対応する各キーの左上頂点・右下頂点の座標値を設定する。たとえば、数字の“1”に対応するキーでは、(X0,Y0)と(X01,Y01)の座標値が設定される。
【0060】
そして、テンキー31の数字“0”〜“9”と、これに対応する各キーの左上頂点・右下頂点の座標値のデータが、図10に示すように、メモリ14の所定の領域に互いに対応付けられて登録される。
【0061】
したがって、手書き入力処理部13は、図8に示すように、ペンタッチされた座標値を図10に示す座標値と比較して(ステップ54)、ペンタッチにより得られた座標値が各キーの左上頂点・右下頂点の座標値の範囲に含まれているか否かを判断し(ステップ55)、その範囲に含まれているならば、それに対応するキーコードを求める(ステップ56)。たとえば、図9の座標値(X0、Y0)以上で(X01、Y01))以内であれば、キーコードとして“0”を取得する。
【0062】
そして、手書き入力処理部13は、キーコードおよび枠番号を手書き入力ボード制御部16に返すので(ステップ56)、手書き入力ボード制御部16は、キーコードをメモリ14に出力し、出力制御部17は、キーコードから最終形式の数字のイメージを生成するためのデータに変換する(ステップ8,9,11,12)。
【0063】
表示制御部15は、この最終形式のデータをタブレット11上のカーソル26などで指定された位置に反映する。
【0064】
処理が終了したら、ステップ2に戻って入力待ちとなる。
【0065】
テンキー31の表示中において、再度、テンキー表示用ペンボタン22をペンタッチすると、テンキー31は消去され、通常の手書き入力枠20に戻る(ステップ1,2,4,5,7)。
【0066】
(2)手書き入力枠の一つにカラーパレットを表示して文字等の色変更を行う場合
まず、処理動作の概要を述べる。
【0067】
手書き入力が選択されると、手書き入力ボード制御部16は、入力ボード25内に手書き入力枠20と補助ペンボタン21とを表示する処理を行う。そして、補助ペンボタン21の内、カラーパレットキー表示用ボタン23がペンタッチされると、手書き入力処理部13によって、その座標に対応する所定のコードに変換される。手書き入力ボード制御部16が、その入力されたコードがカラーパレットキー表示用のものであると判断したら、各手書き入力粋20の内の一つにカラーパレットキー33を表示する。
【0068】
次に、そのカラーパレットキー33の内の一つにペンタッチすると、その座標が手書き入力処理部13によってキーコードに変換される。手書き入力ボード制御部16が、その入力されたキーコードがカラーパレットキーのキーコードに該当すると判断したならば、カーソル等で指定されている位置にある文字等をそのキーコードに応じた色に変更する。また、カラーパレットキー33の表示中において、再度、カラーパレットキー表示用ペンボタン23をペンタッチすると、カラーパレットキー33は消去され、通常の手書き入力枠20に戻る。
【0069】
このように、文字等を入力しながら色変更ができ、また、色変更が不要なときには、通常の手書き入力枠20として使用できるために、スムーズな入力操作が可能となる。
【0070】
次に、この場合の具体的な処理動作について、フローチャートを参照して説明する。
【0071】
基本的な処理の流れは、(1)で述べたテンキー31入力の場合と同じなので簡単に説明する。
【0072】
図6に示すように、手書き入力ボード25を表示して、手書き入力処理部13においてカラーパレットキー33の表示を示すコードと枠番号とを取得する(ステップ1、2)と、手書き入力ボード制御部16は、(1)の場合と同様にステップ6においてカラーパレットキー33の表示処理を行う。
【0073】
その場合、図5のメモリ領域において、カラーパレットキー33を表示している手書き入力枠に対応するアドレス位置にフラグを立てる。この例では、枠番号“3”に対応するアドレス位置にTGFLG=02Hを保存する。
【0074】
次に、図7に示すように、色選択のために、カラーパレットキー33の内の一つのキーにペンタッチすると、タブレット制御部12が該当する座標値のデータを手書き入力処理部13に出力する。
【0075】
手書き入力処理部13は、全てのTGFLG=0でないこと、すなわち、手書き入力枠20の少なくとも一つにはキー31〜33が表示されていることを確認した後(ステップ33)、ペンダウンされた手書き入力枠20の枠番号(この例では枠番号“3”)を求め(ステップ34)、続いて、図5に示したデータを参照して、その枠番号に対応するアドレス位置にあるフラグTGFLGの内容を確認し、その手書き入力枠20が少なくとも一つのキー31〜33の表示中であれば、ペンダウンからペンアップされるまでの座標値を入力する(ステップ35,36,37)。
【0076】
そして、座標値の差の最大値(絶対値)が所定の値を越えるかどうかを判定すし(ステップ38、39)、最大値が所定値未満ならば、カラーパレットキー33への入力と判断して、カラーパレットキー33への入力処理に移行する(ステップ40)。
【0077】
ここで、カラーパレットキー33の各キーの座標値とキーコードとの関係は、図9および図10に示した上述のテンキー31の場合と同じである。したがって、手書き入力処理部13は、ペンタッチにより入力された座標値と図10に示したデータとを比較していき(ステップ52)、該当する座標値の範囲内であれば、その座標値の範囲に対応するキーコードに変換する(ステップ58)。
【0078】
このキーコードを手書き入力ボード制御部13が受け取り、出力制御部17は、このメモリ14の更新状況を最終形式のデータに変換し、表示制御部15がタブレット11に対して反映させる(ステップ11,12)。
【0079】
カラーパレットキー33の表示中において、再度、カラーパレットキー表示用ペンボタン23をペンタッチすると、カラーパレットキー33は消去され、通常の手書き入力枠20に戻る(ステップ1,2,4,5,7)。
【0080】
(3)手書き入力枠の一つに下線/網掛けキーを表示して下線、網掛けを行う場合
まず、処理動作の概要を述べる。
【0081】
手書き入力が選択されると、手書き入力ボード制御部16は、入力ボード25内に手書き入力枠20と補助ペンボタン21とを表示する処理を行う。そして、補助ペンボタン21の内、下線/網掛けキー表示用ボタン24がペンタッチされると、手書き入力処理部13によって、その座標に対応する所定のコードに変換される。手書き入力ボード制御部16が、その入力されたコードが下線/網掛けキー表示用のものであると判断したら、各手書き入力粋20の内の一つに下線/網掛けキー32を表示する。
【0082】
次に、その下線/網掛けキー32の内の一つにペンタッチすると、その座標が手書き入力処理部13によってキーコードに変換される。手書き入力ボード制御部16が、その入力されたキーコードが下線/網掛けキーのキーコードに該当すると判断したならば、カーソル等で指定されている位置にある文字等に対して、その指定された下線・網掛けをする。また、下線/網掛けキー32の表示中において、再度、下線/網掛けキー表示用ペンボタン24をペンタッチすると、下線/網掛けキー32は消去され、通常の手書き入力枠20に戻る。
【0083】
このように、文字等を入力しながら下線、網掛けができ、また、下線や網掛けが不要なときには、通常の手書き入力枠20として使用できるために、スムーズな入力操作が可能となる。
【0084】
次に、この場合の具体的な処理動作について、フローチャートを参照して説明する。
【0085】
この場合も、(1),(2)と処理の流れは同じでなので簡単に説明する。
【0086】
図6に示すように、手書き入力ボード25を表示して、手書き入力処理部13において下線/網掛けキー32の表示を示すコードと枠番号とを取得する(ステップ1、2)と、手書き入力ボード制御部16は、(1)の場合と同様にステップ6において下線/網掛けキー32の表示処理を行う。
【0087】
その場合、図5のメモリ領域において、下線/網掛けキー32を表示している手書き入力枠に対応するアドレス位置にフラグを立てる。この例では、枠番号“7”に対応するアドレス位置にTGFLG=04Hを保存する。
【0088】
次に、図7に示すように、下線/網掛けのために、下線/網掛けキー32の内の一つのキーにペンタッチすると、タブレット制御部12が該当する座標値のデータを手書き入力処理部13に出力する。
【0089】
手書き入力処理部13は、全てのTGFLG=0でないこと、すなわち、手書き入力枠20の少なくとも一つにはキー31〜33が表示されていることを確認した後(ステップ33)、ペンダウンされた手書き入力枠20の枠番号(この例では枠番号“7”)を求め(ステップ34)、続いて、図5に示したデータを参照して、その枠番号に対応するアドレス位置にあるフラグTGFLGの内容を確認し、その手書き入力枠20が少なくとも一つのキー31〜33の表示中であれば、ペンダウンからペンアップされるまでの座標値を入力する(ステップ35,36,37)。
【0090】
そして、座標値の差の最大値(絶対値)が所定の値を越えるかどうかを判定すし(ステップ38、39)、最大値が所定値未満ならば、下線/網掛けキー32への入力と判断して、下線/網掛けキー32への入力処理に移行する(ステップ40)。
【0091】
ここで、下線/網掛けキー32の各キーの座標値とキーコードとの関係は、図9および図10に示した上述のテンキー31の場合と同じである。したがって、手書き入力処理部13は、ペンタッチにより入力された座標値と図10に示したデータとを比較していき(ステップ53)、該当する座標値の範囲内であれば、その座標値の範囲に対応するキーコードに変換する(ステップ61)。
【0092】
このキーコードを手書き入力ボード制御部13が受け取り、カーソル26の表示されている位置に該当するアドレスのコードに重ねて出力する。
【0093】
出力制御部17は、このコードを最終的な表示形式のデータに変換し、表示制御部15がタブレット11に対して反映させる(ステップ11,12)。
【0094】
下線/網掛けキー32の表示中において、再度、下線/網掛けキー表示用ペンボタン24をペンタッチすると、下線/網掛けキー32は消去され、通常の手書き入力枠20に戻る(ステップ1,2,4,5,7)。
【0095】
(4)手書き入力枠内にテンキー等を表示中の状態で、手書き入力枠を用いて手書き入力を行う場合
まず、処理動作の概要を述べる。
【0096】
手書き入力枠内に上記テンキー31、カラーパレットキー33、下線/網掛けキー32の内の少なくとも一つが表示されている状態において、これらの各キー31,32,33への入力操作はされずに、手書き入力枠20への手書き入力があった場合には、手書き入力処理部13は、ペンアップからペンダウンまでの座標値を所定の時間毎に取得し、同時に、ペンダウンからペンアップまでに、ペン先が移動した距離、あるいは所定の時間内のペンの座標値の変化量を計算する。
【0097】
上記座標値の変化量が予め設定した基準値を上回る場合には、手書き文字の入力であると見なして、手書き文字認識処理部18において、座標変化によって文字パターンを基準パターンと照合してキーコードを決定するなど、通常の手書き認識処理を行う。
【0098】
このように、テンキー31等を表示中においても、手書き入力粋20への手書き入力が可能となるので、頻繁に色変更などのためにウィンドウを開け閉めする必要が無くなり、文書の編集処理を迅速に行える。
【0099】
次に、この場合の具体的な処理動作について、フローチャートを参照して説明する。
【0100】
ここでは、一例として、上述のテンキーが既に表示されている状態での説明を行う。
【0101】
図7に示すように、手書き入力枠20内の一つにペンタッチすると、タブレット制御部12を介してそのタッチした位置に該当する座標データが、手書き入力処理部13へ出力される(ステップ31)。
【0102】
続いて、手書き入力処理部13は、全てのTGFLG=0でないこと、すなわち、手書き入力枠20の少なくとも一つにはキー31〜33が表示されていることを確認した後(ステップ33)、ペンタッチして得られた座標データと図4に示したデータとを参照して、ペンダウンされた手書き入力枠20の枠番号を求める(ステップ34)。
【0103】
次いで、図5に示したデータを参照して、その枠番号に対応するアドレス位置にあるフラグTGFLGの内容を確認して、ペンタッチされた手書き入力枠20が何らかのキー31〜33の表示中の状態であるか否かを判断する(ステップ35)。その手書き入力枠20がいずれのキー31〜33も表示していないならば、手書き入力と判断して、手書き文字認識処理を行う(ステップ43)。
【0104】
ステップ35において、手書き入力枠20内に少なくとも一つのキー31〜33が表示中であれば、ペンダウンからペンアップされるまでの座標値を入力し(ステップ36,37)、これらの座標値の差の最大値(絶対値)が所定の値を越えるかどうかを判定する(ステップ38、39)。最大値が所定値未満ならば、テンキー31への入力と判断して、テンキー入力処理に移行する(ステップ40)。これに対して、ステップ39において、最大値が所定値以上であるならば、手書き文字認識処理へ移行する(ステップ44)。そして、得られた文字コードと枠番号を手書き入力ボード制御部16へ返す。
【0105】
(5)手書き入力粋に特殊記号を入力してテンキー等の表示/消去を行う場合
まず、処理動作の概要を述べる。
【0106】
補助ペンボタン21のいずれにもペンタッチしてない状態で、一つの手書き入力枠20内に、ペンで所定の特殊記号(以下、この記号のことをジェスチャーと称する)を書き込むと、手書き入力処理部13において、このジェスチャーを予めメモリ14に記憶されている座標パターンと比較する。その結果、両パターンが一致していると判断されると、上記ジェスチャーの入力が行われた手書き入力粋20内に、そのジェスチャーの種類に応じたキー31〜33を表示する。これにより、補助ペンボタン21を操作しなくても、テンキー31等の表示を行える。以降は、(1)〜(4)に応じた処理が行われる。
【0107】
また、手書き入力枠20内にテンキー31などを表示している状態において、残りの手書き入力枠20の一つに再度、所定のジェスチャー入力を行うと、そのジェスチャーの手書き認識処理を行い、ジェスチャーと判断された場合には、ジェスチャー入力の行われた手書き入力枠20に表示中のテンキー31などを消去し、通常の手書き入力粋20に戻す。
【0108】
このようにすれば、補助ペンボタン21を使用しなくても、上記テンキー31などの表示/消去ができるので利便性が高まる。
【0109】
次に、この場合の具体的な処理動作について、フローチャートを参照して説明する。なお、ここでは、上述の(1)〜(4)の内容と重複する動作説明の部分は省略して、必要な箇所のみ説明する。
【0110】
一例として、テンキー31を表示する手順について説明する。
【0111】
図7に示すように、手書き入力枠20の一つにテンキー31を表示するための特殊な記号を手書きで入力する。このとき、上述のようにステップ31においてペンダウンの座標値を取得した後、手書き入力処理部13は、図5に示すメモリ領域を参照して、全てのフラグTGFLGが0か否かを判断する(ステップ33)。全てのTGFLG=0の場合、すなわち、手書き入力枠20のいずれにもキー31〜33が表示されていなければ、座標値を上述のように枠番号に変換してから手書き文字認識処理に移行する(ステップ42、43)。
【0112】
図6に示すように、手書き入力された文字がテンキー31を表示するためのジェスチャーとして認識されたならば、図5に示すメモリ領域を参照して、枠番号に対応するアドレス位置のフラグTGFLGがテンキー31の表示中を表すTGFLG=01Hでなければ、テンキー31を表示する(ステップ5、6)。このとき、図5の所定の枠番号に対応するアドレス位置にテンキー31表示中を示すフラグTGFLG=01Hを格納する。
【0113】
次に、テンキー31を消去する手順について説明する。
【0114】
図7に示すように、手書き入力枠20の一つに表示されているテンキー31の上から、テンキー31を消去するためのジェスチャーを手書きで入力する。このジェスチャーは、テンキー31の表示のためのジェスチャーと同一であっても、それとは異なるジェスチャーであってもよい。
【0115】
上述のように、ステップ31にてペンダウンされた座標値を取得した後、図5のメモリ領域において、全てのフラグTGFLGが0か否かを判断する(ステップ33)。ここでは、現在、テンキー31が表示されていることを前提としているから、全てのフラグTGFLG=0ではないので、ステップ34に処理を移行する。
【0116】
次に、ペン入力位置の座標値から、図5のデータを参照して、枠番号を求める(ステップ34)。この枠番号に該当する位置にあるフラグTGFLG≠0であるはずなので、テンキー31を表示中の手書き文字認識処理(ステップ36〜39)に移行する。
【0117】
そして、手書き認識処理によってテンキー31を消去する特殊コードを取得したら、手書き入力ボード制御部16に枠番号と特殊コードを返す。
【0118】
図6のステップ4において、テンキー31を消去するコードとして判定されたならば、テンキー31を消去した後、その枠番号にあるフラグTGFLGのデータをクリアする。
【0119】
【発明の効果】
本発明によれば、次の効果を奏する。
【0120】
本発明によれば、複数の手書き入力枠の所定の枠内に、頻繁に使用する数字などを入力するテンキーや、手書き入力するには面倒な色指定を行なうカラーパレットキーや下線/網掛けなどの指定を行なう下線/網掛けキー等、ペンタッチのみで入力できる各種キーパターンを指示に基づいて選択表示できるので、従来と同様に、複数の手書き入力枠内への手書き入力が可能であるとともに、手書き入力の場合よりも入力の時間と手間が省けるペンタッチ入力も必要に応じて選択することができ、手書き入力およびペンタッチ入力双方の利点を備えた入力を行なうことができる。
【0121】
しかも、テンキー、カラーパレットキー、下線・網掛けキーを各々一つの手書き入力枠内に表示するので、これらのキーが既に表示されている文章等の邪魔になることがない。
【0122】
また本発明によれば、各キーの表示/消去専用のペンボタンと手書き入力枠との位置が離れていたり、小さなペンボタンを頻繁にペンタッチする場合には、入力ミスをしたり、入力操作がかえって煩雑になることがあるが、手書き入力枠に特定のパターンを入力することで、その手書き入力枠内にテンキー、カラーパレットキー、下線・網掛けキー等の表示あるいは消去を行うことができれば、これらの欠点が解消され、利便性が高まる。
【0123】
また本発明によれば、テンキー、カラーパレットキー、下線・網掛けキー等を表示したままの状態の手書き入力枠においても手書き入力ができるため、手書き入力に支障が生じることがなく、少数の手書き入力枠を有効に利用することができる。しかも、頻繁に色変更などのためのウィンドウを開け閉めする必要が無いので、従来のような煩雑さを解消でき、文書の編集処理を迅速に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手書き入力認識装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】タブレット上の表示状態を示す平面図である。
【図3】タブレット上に表示される入力ボード内の手書き入力枠と補助ペンボタンとこれらの対応付けられた枠番号との関係を示す説明図である。
【図4】タブレット上に表示される入力ボード内の手書き入力枠の枠番号と、各枠の座標とを対応付けたメモリマップ図である。
【図5】タブレット上のいずれの手書き入力枠内にテンキー等が表示されているかを示すためのフラグの格納領域を示すメモリマップ図である。
【図6】本発明の手書き入力認識装置の全体的な動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】図6中のステップS2における手書き入力処理動作の詳細を示すフローチャートである。
【図8】図7中のステップS40における各キーの入力処理動作の詳細を示すフローチャートである。
【図9】テンキーを構成する各キーと、これらの各キーに対応する2隅の座標値との関係を示す説明図である。
【図10】テンキーを構成する各キーと、これらの各キーに対応する2隅の座標値とを対応付けたメモリマップ図である。
【符号の説明】
11…タブレット、12…タブレット制御部、13…手書き入力処理部、14…メモリ、16…手書き入力ボード制御部、17…出力制御部、18…手書き文字認識部、20…手書き入力枠、25…入力ボード、31…テンキー、32…下線/網掛けキー、33…カラーパレットキー。
Claims (5)
- タブレット上に複数の手書き入力枠を表示するタブレット入力装置において、
ペンタッチ入力キーの表示を任意に指示する指示手段と、
前記指示手段による指示に基づき、前記手書き入力枠の少なくとも1つの枠に複数のペンタッチ入力キーを表示するキー表示手段と、
前記ペンタッチ入力キーが表示されている環境下で、該ペンタッチ入力キーが表示されていない入力枠への入力座標の軌跡から文字認識を行う手書き認識手段と、
前記ペンタッチ入力キーが表示されている手書き入力枠に入力された座標から入力キーのコードを一義的に決定し出力する処理部と、
を備えることを特徴とするタブレット入力装置。 - 前記指示手段は、前記手書き入力枠への特殊記号の入力、及び該特殊記号を前記手書き認識手段によって認識させることでペンタッチ入力キーの表示を指示することを特徴とする請求項1に記載のタブレット入力装置。
- 前記指示手段から指示を受けた場合に、前記キー表示手段は、手書き入力枠におけるペンタッチ入力キーの表示の有無を判定し、表示無しの場合ペンタッチ入力キーを表示し、表示有りの場合ペンタッチ入力キーを消去することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のタブレット入力装置。
- 前記手書き認識手段は、ペンタッチ入力キーが表示されている手書き入力枠への入力座標の軌跡の長さが所定以上の場合に特殊記号の認識を行うことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のタブレット入力装置。
- 複数の手書き入力枠のいずれかの枠内に入力された入力座標の軌跡を認識してコードを出力するタブレット入力方法であって、
ペンタッチ入力キーの表示を指示するステップと、
前記手書き入力枠の少なくとも1つの枠に複数のペンタッチ入力キーを表示するステップと、
前記ペンタッチ入力キーが表示されている環境下で、該ペンタッチ入力キーが表示されていない入力枠への入力座標の軌跡から文字認識を行うステップと、
前記ペンタッチ入力キーが表示されている手書き入力枠に入力された座標から入力キーのコードを一義的に決定し出力するステップと、
を含むことを特徴とするタブレット入力方法。
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