JP2989084B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2989084B2
JP2989084B2 JP2681693A JP2681693A JP2989084B2 JP 2989084 B2 JP2989084 B2 JP 2989084B2 JP 2681693 A JP2681693 A JP 2681693A JP 2681693 A JP2681693 A JP 2681693A JP 2989084 B2 JP2989084 B2 JP 2989084B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画面上でペン等による
手書きでの編集を行えるようにした情報処理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ワードプロセッサやコンピュータ
等の情報処理装置においては、キーボードにより入力を
行うのが一般的であった。このような情報処理装置で
は、文書等の編集を行う場合、カーソル移動のキー操作
によりカーソルを移動させて編集箇所や編集範囲の指定
を行い、編集用のキー操作により所望の編集処理を実行
させていた。
【0003】上記の情報処理装置に対し、近年では、座
標入力用のペンにより画面を直接指し示すことにより入
力を行えるようにした装置がある。このような装置で手
書きにより文書等の編集を行ういわゆるジェスチャー編
集を備えたものでは、ペンにより画面上に線画が描かれ
ることにより、その線画の形状に応じたコマンドの編集
処理を行うようになっている。
【0004】このような情報処理装置は、図13に示す
ように、手書きによる入力を行う入力処理部21と、入
力された筆跡(入力パターン)の認識を行う認識処理部
22と、認識処理部22での認識結果(認識パターン)
に基づいて、この認識パターンに該当するコマンドデー
タを判断する判断処理部23と、入力パターンの認識に
用いられるマッチングパターンとこのマッチングパター
ンに対応付けられたコマンドデータとを記憶する記憶部
メモリ24と、判断処理部23にて判断されたコマンド
データに基づいて、コマンドの実行処理を行う出力処理
部25とを備えている。
【0005】また、上記の記憶部メモリ24は、図14
(a)に示すように、2byteのコードから構成され
るジェスチャーコマンドテーブルを備えている。このジ
ェスチャーコマンドテーブルは、図14(b)に示すよ
うに、1byte目が筆跡に対するマッチングパターン
のコードを表し、2byte目がこのパターンコードに
対応付けられたコマンドデータの処理コードを表してい
る。
【0006】そして、上記の情報処理装置によるジェス
チャー編集処理プロセスは、図15のフローチャートに
示すように、先ず、入力処理部21で手書き入力処理を
施し(S31)、その後、この入力処理で得られた座標
データ(入力パターン)を、一旦、図示しないバッファ
メモリに記憶保持する(S32)。次に、ジェスチャー
コマンドテーブルからマッチングパターンの呼び出しを
行い(S33)、認識処理部22にて、マッチングパタ
ーンと上記入力パターンとの照合を行って(S34)、
入力パターンに対する該当パターン(認識パターン)の
有無を判別する(S35)。
【0007】S35で、認識パターンが無い場合は、S
31に移行する一方、認識パターンが有る場合は、S3
6に移行して、上記の認識パターンに対応するコマンド
データをジェスチャーコマンドテーブルから判定する。
そして、判断処理部23にて判定されたコマンドデータ
と、その位置情報とを処理コードとして出力処理部25
に出力することで(S37)、出力処理部25が、上記
の処理コードに基づいたコマンド処理を実行して(S3
8)、以上のようなジェスチャー編集における処理プロ
セスを終了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ようなジェスチャー編集を可能にする情報処理装置で
は、ジェスチャーコマンドテーブル内でのマッチングパ
ターンとコマンドデータとの対応関係が固定的なものと
なっている。このため、ユーザーは、操作上予め決めら
れた筆跡パターンに対応する行われるべきコマンド処理
についての対応関係を留意する必要があり、ユーザー用
途に応じたジェスチャー編集の操作が行えないという問
題を有している。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、上記課題を解決するために、表示画面上での筆跡を
入力パターンとして入力する表示入力手段と、表示入力
手段からの入力パターンを認識するためのマッチングパ
ターンとこのマッチングパターンに対応付けられた編集
用のコマンドデータとを記憶する管理テーブルとを備
え、入力パターンに基づいたコマンドの実行処理を行う
情報処理装置において、以下の手段を講じている。
【0010】即ち、上記管理テーブルに記憶されたマッ
チングパターンまたはコマンドデータのいずれかの項目
を選択する項目選択手段と、上記項目選択手段がコマン
ドデータを選択した場合には、上記管理テーブルに記憶
されているコマンドデータをコマンドデータ候補として
出力し、一方、上記項目選択手段がマッチングパターン
を選択した場合には、上記管理テーブルに記憶されてい
ないマッチングパターンをマッチングパターン候補とし
て出力する候補出力手段と、上記候補出力手段から出力
されたコマンドデータ候補またはマッチングパターン候
補から任意のものを選択する候補選択手段と、上記候補
選択手段によって選択されたコマンドデータまたはマッ
チングパターンを上記管理テーブルに記憶させる記憶更
新手段とを備えている。
【0011】
【作用】上記の構成によれば、表示入力手段から入力さ
れる入力パターンを、管理テーブル内のマッチングパタ
ーンと照合することで認識パターンとして認識する。そ
の後、上記の認識パターンに基づいて、これに対応する
コマンドデータを判定し、判定したデータのコマンド処
理を実行する。また、上記のような管理テーブル内に記
憶されたマッチングパターンとコマンドデータとは、設
定変更手段によりその対応設定が任意に変更される。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図12(a)
(b)に基づいて以下に説明する。尚、本実施例では、
情報処理装置を日本語ワードプロセッサに適用した場合
を例示する。
【0013】本実施例に係る日本語ワードプロセッサ
は、図1に示すように、表示画面上での筆跡を入力パタ
ーンとして入力する入力処理部(表示入力手段)1と、
入力処理部1から入力された入力パターンを認識する認
識処理部2と、認識処理部2での認識結果(認識パター
ン)に基づいて、この認識パターンに該当するジェスチ
ャー編集用のコマンドデータを判断する判断処理部3
と、入力パターンの認識に用いられるマッチングパター
ンとこのマッチングパターンに対応付けられたコマンド
データとを記憶する記憶部メモリ4と、判断処理部3に
て判断されたコマンドデータに基づいて、コマンドの実
行処理を行う出力処理部5と、記憶部メモリ4内でのマ
ッチングパターンとコマンドデータとの対応設定を、ユ
ーザー用途に応じて任意に変更するジェスチャー設定変
更処理部(設定変更手段)6とを備えている。
【0014】入力処理部1は、図2に示すように、ディ
スプレイ11aと透明タブレット11bとが一体に形成
されたディスプレイタブレット11と、ユーザー操作に
よりディスプレイタブレット11の表示画面上で座標入
力を行う座標入力ペン12と、座標入力ペン12で操作
された軌跡の座標を順次抽出する軌跡座標抽出部13と
から構成されている。
【0015】認識処理部2および判断処理部3は、それ
ぞれ手書文字認識部14aとジェスチャーコマンド判定
部14bとから構成されている。手書文字認識部14a
は、軌跡座標抽出部13で抽出された座標データを後述
する手書文字テーブル15a内のマッチングパターンと
照合して、該当する文字コードを確認する。ジェスチャ
ーコマンド判定部14bは、軌跡座標抽出部13で抽出
された座標データを後述するジェスチャーコマンドテー
ブル15b内のマッチングパターンと照合して、該当す
る基本ストロークのマッチングパターンコードを確認す
ると共に、このパターンコードに対応するコマンドデー
タの判定を行う。
【0016】尚、上記手書文字認識部14aは、その確
認結果として、該当する文字コードを出力処理部5に出
力する一方、ジェスチャーコマンド判定部14bは、そ
の判定結果として、判定したコマンドデータと、その位
置情報を処理コードとして出力処理部5に出力するもの
である。
【0017】記憶部メモリ4は、手書文字用のマッチン
グパターンを記憶する手書文字テーブル15aと、ジェ
スチャーコマンド用のマッチングパターンを記憶するジ
ェスチャーコマンドテーブル15bとの管理テーブル1
5から構成されている。ジェスチャーコマンドテーブル
15b内に記憶されるマッチングパターンは、図3に示
すように、複数の基本ストロークデータからなり、これ
らの基本ストロークデータには、個々に対応したコマン
ドデータが設けられている。
【0018】出力処理部5は、テキストメモリ16内の
文字または文字列に編集を行うテキスト編集部17から
構成されており、手書文字認識部14aから文字コード
を入力した場合は、テキストメモリ16内のカーソル位
置に文字データを加える一方、ジェスチャーコマンド判
定部14bからコマンドおよび位置の処理コードを入力
した場合は、位置情報に相当するテキストメモリ16内
の文字または文字列に対してデータに応じたコマンドを
実行する。ジェスチャー設定変更処理部6は、文字デー
タやジェスチャー編集におけるコマンドデータ等のキー
入力を行うキーボード18から構成されており、後述す
るキー操作によりジェスチャー編集用マッチングパター
ンの設定変更を可能にする。
【0019】また、本ワードプロセッサは、図2に示す
ように、軌跡座標抽出部13で抽出された軌跡座標をつ
なげて、軌跡イメージを生成する軌跡描画部19と、軌
跡描画部19で生成された軌跡イメージを現在ディスプ
レイタブレット11上で表示されているイメージと合成
して記憶するビットマップメモリ20とを備えることに
より、ユーザーが座標入力ペン12で操作した文字また
はジェスチャー筆跡のディスプレイタブレット11上で
のリアルタイムな表示を可能にしている。
【0020】上記の構成において、本ワードプロセッサ
でのジェスチャー編集、ポインティング、および手書き
文字入力の各操作方法を、それぞれ図4(a)(b)ない
し図6(a)(b)に基づいて以下に説明する。
【0021】先ず、ジェスチャー編集操作において、例
えば、図4(a)に示すように、ディスプレイタブレッ
ト11上に表示されているテキストのうち、文字「え」
を一字抹消する場合では、座標入力ペン12にて「え」
の上を「V」のようにジェスチャーして、座標入力ペン
12をディスプレイタブレット11上から離す。
【0022】これにより、軌跡座標抽出部13にて軌跡
座標が抽出されて、この軌跡座標が軌跡描画部19とジ
ェスチャーコマンド判定部14bとに出力される。軌跡
描画部19に出力された軌跡座標は、軌跡イメージとし
て生成され、その後、この軌跡イメージがビットマップ
メモリ20に出力されることで、ディスプレイタブレッ
ト11に表示されている「え」の上に「V」が重畳して
表示される。
【0023】一方、ジェスチャーコマンド判定部14b
に出力された軌跡座標は、ジェスチャーコマンドテーブ
ル15b内の基本ストロークデータと照合され、これに
よって得られた一字抹消のコマンドデータとその位置情
報とがテキスト編集部17に出力される。そして、テキ
スト編集部17が、上記の位置情報に基づいて、カーソ
ルCを現在の位置から座標入力ペン12で操作された
「え」の位置に移動し、その後、一字抹消のコマンドデ
ータに基づいて、テキストメモリ16内の「え」を抹消
する。このため、ディスプレイタブレット11上では、
図4(b)に示すように、「え」が抹消されると共に、
カーソルCが「え」の次に表示された「お」に移行され
る。
【0024】次に、ディスプレイタブレット11上の複
数文字を領域指定するポインティング操作について説明
する。尚、このポインティング操作は、従来では、カー
ソルを順次移動させて行っていたが、本ワードプロセッ
サでは、座標入力ペン12の指示によるカーソル位置の
ダイレクト指定を可能にしている。
【0025】例えば、図5(a)に示すように、テキス
ト上の文字「う」を座標入力ペン12で点指定すると、
ジェスチャーコマンド判定部14bが、座標入力ペン1
2による軌跡座標が一点座標であることを判断して、ジ
ェスチャー編集からポインティングへ処理動作を切り替
えると共に、カーソルCを「う」に移行して、ポインテ
ィング領域の始点位置を示す。尚、このとき、ジェスチ
ャーコマンド判定部14bは、軌跡座標とジェスチャー
コマンドテーブル15b内の基本ストロークデータとの
照合は行わず、その位置情報のみをテキスト編集部17
に出力させているものである。
【0026】そして、図5(b)に示すように、テキス
ト上の文字「ふ」を座標入力ペン12で点指定すること
により、ポインティング領域の終点位置が指示される
と、文字「う」と「ふ」との間に位置する文字が破線で
仕切られて、領域指定が行われる。
【0027】次に、手書き文字入力の操作について説明
する。尚、この手書き文字入力機能は、キーボード18
からのキー入力コマンドによる立ち上げに加えて、ディ
スプレイタブレット11上に「△」をジェスチャーする
ことによるジェスチャー編集コマンドからの立ち上げを
可能にしている。
【0028】上記のようにして手書き文字入力機能が立
ち上げられると、表示画面の所定位置には、図6(a)
に示すように、手書き入力ウインドWが表示される。そ
して、このウインドW内の第1入力エリアW1 に座標入
力ペン12で、例えば文字「す」を手書きし、次の文字
入力のため第2入力エリアW2 に座標入力ペン12を置
く。
【0029】これにより、軌跡座標抽出部13にて軌跡
座標が抽出されて、この軌跡座標が軌跡描画部19と手
書文字認識部14aとに出力される。軌跡描画部19に
出力された軌跡座標は、軌跡イメージとして生成され、
その後、この軌跡イメージがビットマップメモリ20に
出力されることで、ディスプレイタブレット11に表示
されているウインドWの第1入力エリアW1 内に「す」
が表示される。
【0030】一方、手書文字認識部14aに出力された
軌跡座標は、手書文字テーブル15a内のマッチングパ
ターンとの照合により文字認識が行われ、これによって
得られた認識文字のコードがテキスト編集部17に出力
される。そして、ディスプレイタブレット11上のカー
ソルC位置には、図6(b)に示すように、認識結果文
字である「す」が表示され、また、表示された認識文字
「す」の次の位置にカーソルCが移行される。
【0031】次に、上記のようなジェスチャー編集にお
ける本ワードプロセッサの処理プロセスを、図7のフロ
ーチャートに基づいて以下に説明する。
【0032】先ず、ジェスチャーコマンドテーブル15
bのジェスチャー設定内容を変更するか否かが判別され
る(S1)。S1で、ジェスチャー設定内容を変更する
場合は、S2に移行して、キーボード18での設定内容
の変更処理を行った後、再度S1に戻る。一方、ジェス
チャー設定内容を変更しない場合は、S3に移行して、
入力処理部1で手書き入力処理を施し、その後、この入
力処理で得られた座標データ(入力パターン)を、一
旦、図示しないバッファメモリに記憶保持する(S
4)。
【0033】次に、ジェスチャーコマンドテーブル15
bからマッチングパターン(基本ストロークデータ)の
呼び出しを行い(S5)、ジェスチャーコマンド判定部
14bにて、マッチングパターンと上記入力パターンと
の照合を行って(S6)、入力パターンに対する該当パ
ターン(認識パターン)の有無を判別する(S7)。S
7で、認識パターンが無い場合は、S1に移行する一
方、認識パターンが有る場合は、S8に移行して、上記
の認識パターンに対応するコマンドデータをジェスチャ
ーコマンドテーブル15bから判定する。
【0034】そして、ジェスチャーコマンド判定部14
bにて判定されたコマンドデータと、その位置情報とを
処理コードとしてテキスト編集部17に出力することで
(S9)、テキスト編集部17が、上記の処理コードに
基づいたコマンド処理を実行して(S10)、以上のよ
うなジェスチャー編集における処理プロセスを終了す
る。
【0035】次いで、上記S2でのキーボード18によ
る設定変更処理プロセスを、図8のフローチャートおよ
び図9(a)〜(c)の説明図に基づいて以下に説明す
る。
【0036】先ず、キーボード18上のジェスチャー設
定変更キーの押下により、ジェスチャーコマンドテーブ
ル15bの内容読み出しが行われ(S11)、ディスプ
レイタブレット11の表示画面上に、図9(a)に示す
ような現在の設定内容の表示が行われる(S12)。
尚、この設定内容は、設定番号、基本ストローク、およ
びコマンドから構成される。
【0037】次に、ユーザーにより変更する設定番号
(例えば“1”)の選択が行われると(S13)、表示
画面上には、図9(b)に示すように、設定番号“1”
の基本ストロークとコマンドとが表示される。この表示
画面から、ユーザーがカーソル移動キー(←/→)によ
り基本ストロークあるいはコマンドの変更項目の選択を
行うと(S14)、次に、この変更項目が基本ストロー
クの変更であるか否かが判別される(S15)。
【0038】S15で、変更項目が基本ストロークの変
更でない場合、即ちコマンドの変更である場合は、S1
6に移行して、表示画面上にコマンドの設定候補が表示
される。一方、変更項目が基本ストロークの変更である
場合は、S17に移行して、表示画面上に設定済パター
ンを除く基本ストロークの設定候補が表示される。これ
により、基本ストロークの重複設定を不可能にする一方
で、コマンドの重複設定を可能にしている。
【0039】その後、変換/次候補キーによる設定種の
選択が行われると(S18)、次に、この設定種の選択
が確定であるか否かが判別される(S19)。S19
で、設定種の選択が確定でない場合は、再度S18に戻
る一方、設定種の選択が確定の場合は、S20に移行す
る。尚、設定種の選択確定は、ユーザーが実行キーを押
下することで行われる。
【0040】S20では、上記のようにして確定された
設定種の設定データが保持され、これに基づいて、ジェ
スチャーコマンドテーブル15bの内容が変更される
(S21)。そして、表示画面上に、図9(c)に示す
ような変更後の設定表示を行い(S22)、以上の設定
変更プロセスを終了する。
【0041】次に、上記のような基本ストロークあるい
はコマンドに対する重複設定の不可能/可能を制御する
設定候補テーブルについて説明する。
【0042】この設定候補テーブルは、基本ストローク
用およびコマンド用としてそれぞれジェスチャーコマン
ドテーブル15内に設けられている。基本ストローク用
の設定候補テーブルは、図10に示すように、2byt
eで構成されたデータ格納形式であり、1byte目が
設定済か否かのチェックデータを表し、2byte目が
パターン候補番号を表している。一方、コマンド用の設
定候補テーブルは、図11に示すように、1byteで
構成されたデータ格納形式であり、この1byteが
“後退”“改行”“消去”等の処理候補番号を表してい
る。
【0043】また、上記基本ストローク用設定候補テー
ブルのパターン候補番号と、コマンド用設定候補テーブ
ルの処理候補番号とは、それぞれ図12(a)に示すよ
うに、ジェスチャーコマンドテーブル15bの1byt
e目および2byte目の各コードとして格納される。
そして、このジェスチャーコマンドテーブル15bは、
前述のような設定変更操作に伴い、例えば、図12
(b)に示すように、データ格納の変更が行われる。
【0044】以上のように、本日本語ワードプロセッサ
は、表示画面上でのジェスチャー筆跡を入力パターンと
して入力する入力処理部1と、入力処理部1からの入力
パターンを認識するためのマッチングパターンとこのマ
ッチングパターンに対応付けられた編集用のコマンドデ
ータとを記憶するジェスチャーコマンドテーブル15b
と、ジェスチャーコマンドテーブル15b内でのマッチ
ングパターンとコマンドデータとの対応設定を任意に設
定変更するキーボード18とを備えている。
【0045】これにより、キーボード18でのキー操作
により、ユーザー用途に応じたジェスチャー編集設定を
行うことができるため、ジェスチャー筆跡に対応する行
われるべきコマンド処理についての対応関係をユーザー
の都合で変更でき、結果として、ジェスチャー編集にお
ける操作性の向上を図ることができる。
【0046】尚、上記実施例は、本発明を限定するもの
ではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、上記実施例では、ジェスチャー設定変更処理部
6をキーボード18としているが、特にこれに限定する
ものではなく、ディスプレイタブレット11上での手書
き入力による構成とすることも可能である。
【0047】
【発明の効果】本発明の情報処理装置は、以上のよう
に、上記管理テーブルに記憶されたマッチングパターン
またはコマンドデータのいずれかの項目を選択する項目
選択手段と、上記項目選択手段がコマンドデータを選択
した場合には、上記管理テーブルに記憶されているコマ
ンドデータをコマンドデータ候補として出力し、一方、
上記項目選択手段がマッチングパターンを選択した場合
には、上記管理テーブルに記憶されていないマッチング
パターンをマッチングパターン候補として出力する候補
出力手段と、上記候補出力手段から出力されたコマンド
データ候補またはマッチングパターン候補から任意のも
のを選択する候補選択手段と、上記候補選択手段によっ
て選択されたコマンドデータまたはマッチングパターン
を上記管理テーブルに記憶させる記憶更新手段とを備え
ている構成である。
【0048】これにより、従来では固定であった手書き
筆跡パターンと、これ対応するコマンド処理との対応
関係を、ユーザー用途に応じて変更することができるた
め、ジェスチャー編集の操作性を向上することができ、
ひいては、ジェスチャー編集での操作性に優れた便利な
情報処理装置を提供することができるという効果を奏す
る。また、マッチングパターンを変更する場合は、コマ
ンドデータと対応付けられずに上記管理テーブルに記憶
されているものを変更後の候補として出力することによ
り、コマンドの重複設定は可能とする一方で、マッチン
グパターンのほうは重複設定を抑制する。したがって、
複数のジェスチャーに同一のコマンドを対応付けて入力
の便宜を図るとともに、一つのマッチングパターンに複
数のコマンドが対応する不具合が生じるのを防ぐことが
できる。それゆえ、操作性をいっそう向上させることが
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における日本語ワードプロセ
ッサの基本構成を示すブロック図である。
【図2】上記の基本構成をなす構成部を示すブロック図
である。
【図3】上記の構成部をなすジェスチャーコマンドテー
ブルの基本ストロークとコマンドとを示す説明図であ
る。
【図4】同図(a)(b)は、各々、ジェスチャー編集の
操作方法を示す説明図である。
【図5】同図(a)(b)は、各々、ポインティングの操
作方法を示す説明図である。
【図6】同図(a)(b)は、各々、手書き文字入力の操
作方法を示す説明図である。
【図7】上記ワードプロセッサのジェスチャー編集処理
プロセスを示すフローチャートである。
【図8】上記ワードプロセッサのキーボードによるジェ
スチャー設定の変更処理プロセスを示すフローチャート
である。
【図9】同図(a)〜(c)は、各々、ジェスチャー設
定の変更処理プロセスにおける設定内容の表示を示す説
明図である。
【図10】上記のジェスチャーコマンドテーブル内に設
けられた基本ストローク用の設定候補テーブルを示す説
明図である。
【図11】上記のジェスチャーコマンドテーブル内に設
けられたコマンド用の設定候補テーブルを示す説明図で
ある。
【図12】同図(a)(b)は、各々、ジェスチャーコマ
ンドテーブルの設定変更を示す説明図である。
【図13】従来例における日本語ワードプロセッサの基
本構成を示すブロック図である。
【図14】同図(a)は、上記ワードプロセッサのジェ
スチャーコマンドテーブルを示す説明図であり、また、
同図(b)は、ジェスチャーコマンドテーブルを構成す
る各コードの説明図である。
【図15】上記ワードプロセッサのジェスチャー編集処
理プロセスを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 入力処理部(表示入力部) 11 ディスプレイタブレット 12 座標入力ペン 13 軌跡座標抽出部 14b ジェスチャーコマンド判定部 15 管理テーブル 15b ジェスチャーコマンドテーブル 18 キーボード(設定変更手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 3/03

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示画面上での筆跡を入力パターンとして
    入力する表示入力手段と、表示入力手段からの入力パタ
    ーンを認識するためのマッチングパターンとこのマッチ
    ングパターンに対応付けられた編集用のコマンドデータ
    とを記憶する管理テーブルとを備え、入力パターンに基
    づいたコマンドの実行処理を行う情報処理装置におい
    て、上記管理テーブルに記憶されたマッチングパターンまた
    はコマンドデータのいずれかの項目を選択する項目選択
    手段と、 上記項目選択手段がコマンドデータを選択した場合に
    は、上記管理テーブルに記憶されているコマンドデータ
    をコマンドデータ候補として出力し、一方、上記項目選
    択手段がマッチングパターンを選択した場合には、上記
    管理テーブルに記憶されていないマッチングパターンを
    マッチングパターン候補として出力する候補出力手段
    と、 上記候補出力手段から出力されたコマンドデータ候補ま
    たはマッチングパターン候補から任意のものを選択する
    候補選択手段と、 上記候補選択手段によって選択されたコマンドデータま
    たはマッチングパターンを上記管理テーブルに記憶させ
    る記憶更新手段と を備えていることを特徴とする情報処
    理装置。
JP2681693A 1993-01-18 1993-02-16 情報処理装置 Expired - Lifetime JP2989084B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2681693A JP2989084B2 (ja) 1993-02-16 1993-02-16 情報処理装置
US08/181,129 US5502803A (en) 1993-01-18 1994-01-13 Information processing apparatus having a gesture editing function
DE69424072T DE69424072T2 (de) 1993-01-18 1994-01-18 Informationsverarbeitungsgerät mit gesten-editierender Funktion
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