JP3780892B2 - 膝保護用エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、膨張用ガスを流入させて展開膨張するエアバッグが、運転者や助手席搭乗者等の乗員の膝を保護可能な膝保護用エアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】
従来、運転者等の乗員の膝を保護する装置としては、特開平8−80797号公報、特開平10−315894号公報等に示されるものがあった。前者は、ダッシュボードのロアカバーの下側部位に配置されて、作動時に運転者の脛から膝までを保護するように展開膨張するエアバッグを備えたエアバッグ装置であり、後者は、ステアリングホイール下方のコラムカバー付近に配置されて、作動時に運転者の膝の下部からつま先付近までを保護するように展開膨張するエアバッグを備えたエアバッグ装置であった。
【0003】
しかし、これらの膝保護用エアバッグ装置では、エアバッグの展開膨張完了前における乗員との干渉を抑えて、乗員の膝を左右方向に幅広く保護する点に、改善の余地があった。
【0004】
本発明は、上記にかんがみて、展開膨張完了前における乗員との干渉を抑えて、エアバッグにより、乗員の膝を左右方向に幅広く保護することができる膝保護用エアバッグ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る膝保護用エアバッグ装置は、着座した乗員の膝の前方における車体側に、エアバッグが折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時、前記エアバッグが、収納部位から車両後方側へ突出するとともに上方へ展開膨張し、車体側と乗員との間における乗員の膝の前方側に配設されて、前記乗員の膝を保護可能な膝保護用エアバッグ装置であって、
前記エアバッグが、
膨張完了時の乗員側に配置される乗員側壁部と、膨張完了時の車体側に配置される車体側壁部と、を備えるとともに、前記乗員側壁部と前記車体側壁部とを重ねて平らに展開した状態の下端側を、前記膨張用ガスの上流側部位として、構成され、
折り畳み時、前記乗員側壁部と前記車体側壁部とを重ねて平らに展開した状態から、左右方向の幅寸法を狭めるように、左右の端部側の少なくとも一方を、エアバッグ内に入れ込んだ後、左右の少なくとも一方の縁を車両前方側に折り返し、ついで、上端側を下端側に接近させるように、折り畳んで、収納されていることを特徴とする。
【0008】
なお、本明細書での上下、左右、及び、前後は、膝保護用エアバッグ装置を車両に搭載させた際の車両の上下・左右・前後に対応するものである。
【0009】
【発明の作用・効果】
本発明に係る膝保護用エアバッグ装置では、エアバッグ内に膨張用ガスが流入されると、エアバッグは、折り畳み工程と略逆に展開膨張することとなり、まず、収納部位から車両後方側に突出して、上方へ展開し、さらに、左右方向の幅寸法を広げるように、エアバッグ内に入れ込んだ部位を突出させて、膨張を完了させることとなる。
【0010】
すなわち、エアバッグは、展開膨張過程において、左右方向の幅寸法を広げる際、エアバッグ内に入れ込んだ部位を左右方向の外方に突出させる態様となって、その態様は、乗員側に突出するのではなく、左右方向に沿った外方に突出する態様となることから、乗員に不要な押圧力を与えるように干渉せず、そして、展開膨張を完了させれば、左右方向の幅寸法を広く確保することができて、乗員の膝を、左右方向に幅広く保護可能となる。
【0011】
したがって、本発明に係る膝保護用エアバッグ装置では、展開膨張完了前における乗員との干渉を抑えて、エアバッグにより、乗員の膝を左右方向に幅広く保護することができる。
【0012】
そして、エアバッグが、左右の端部側の少なくとも一方を、エアバッグ内に入れ込んだ後、上端側を下端側に接近させるように折り畳む前に、左右の少なくとも一方の縁を車両前方側に折り返すものであり、展開膨張完了時のエアバッグの左右方向の幅寸法が大きくとも、左右方向の幅寸法をコンパクトにして、折り畳むことができる。
【0013】
また、折り返した左右の少なくとも一方の縁側が、車両前方側に折り返されていることから、その折り返し部位が折りを解消する際、車両前方側から車両後方側に向かって左右方向に沿うように、展開するだけで、乗員側に向かうように突出する展開ではないことから、乗員に不要な押圧力を与えることが、防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
実施形態の膝保護用エアバッグ装置S1は、図1〜4に示すように、乗員Mとしての運転者MDの膝Kを保護できるように、運転者MDの車両前方側であるステアリングコラム3の下方に配設されている。
【0018】
ステアリングコラム3は、図1に示すように、コラムカバー7に覆われて、ステアリングホイール1に連結されるメインシャフト4と、メインシャフト4の周囲を覆うコラムチューブ5と、を備えて構成され、メインシャフト4とコラムチューブ5との間には、ステアリングホイール1のリング面の角度を調整可能な図示しないチルト機構や、ステアリングホイール1をシャフト4の軸方向に移動させて停止可能な図示しないテレスコピック機構等が、配設されている。
【0019】
コラムカバー7は、略四角筒形状等の合成樹脂製として、ステアリングホイール1の下方のステアリングコラム3を覆うように、ステアリングコラム3の軸方向に沿って配設されている。即ち、コラムカバー7は、車両前方側を下方に配置させて、車両後方側を上方に配置させるように、後上がりに傾斜して配設されている。そして、コラムカバー7におけるインストルメントパネル(以下、インパネとする)9から突出する部位の下面7aは、略長方形形状とし、車両前後方向で、後上がりの曲面状に形成されている。
【0020】
膝保護用エアバッグ装置S1は、折り畳まれたエアバッグ40、エアバッグ40に膨張用ガスを供給するインフレーター34、折り畳まれたエアバッグ40を覆うエアバッグカバー26、及び、収納ケース13、を備えて構成されて、車体(ボディ)側のコラムカバー7の下方に配設されている。そして、実施形態のエアバッグ装置S1では、エアバッグ40、インフレーター34、及び、エアバッグカバー26が、収納ケース13に組み付けられてエアバッグ組付体SAを形成し、各部材を組み付けて一体化したエアバッグ組付体SAを車両に取り付けて、エアバッグ装置S1を車両に搭載している。
【0021】
収納ケース13は、板金製として、図1〜4に示すように、平板状の板状部14と、折り畳んだエアバッグ40とインフレーター34とを収納する収納部17と、を備えて構成されている。
【0022】
収納部17は、車両後方側に向いた開口17aを備える有底の箱形状としている。実施形態の場合、収納部17は、略長方形形状の底壁部22と略四角筒形状の周壁部18とを備えた略直方体の箱形状として、開口17aを囲む周壁部18には、車両の左右方向で対向する壁部18a・18bに、それぞれ、インフレーター34を取り付けるための大小の円形に開口した取付孔20・21を配設させて構成されている。取付孔20は、インフレーター34の後述する円柱状の本体部34aを嵌挿させて、内周面で、本体部34aの外周面を支持可能に形成され、取付孔21は、インフレーター34の本体部34aを挿通不能として、インフレーター34の後述する雄ねじ部34cを突出可能な内径寸法としている。収納部17へのインフレーター34の取り付けは、収納部17の外方から取付孔20に、インフレーター34の雄ねじ部34c側を挿入させて、雄ねじ部34cを取付孔21から突出させ、雄ねじ部34cにナット35を螺合させることにより、行っている。
【0023】
そして、周壁部18の外周面には、先端を開口17aから離れるように底壁部22側に反転させた複数の断面略J字形状のフック19が固着されている。フック19は、エアバッグカバー26における後述するヒンジ部30側となる部位(収納部周壁部18の下面側の部位)に4個配設され、エアバッグカバー26の後述する扉部31の先端31a側の部位(収納部周壁部18の上面側の部位)に3個配設され、車両の左右方向両側の部位に、それぞれ、1個ずつ配設されている。
【0024】
板状部14は、収納部17の開口17aの周縁から延びて、着座した運転者MDの左右両膝K(KL・KR)の前方側を広く覆えるように、略長方形形状に形成されて、周縁の四隅に、それぞれ、車両のボディ側に連結させるための取付片部15を配設させている。なお、板状部14における開口17aの上縁側付近は、コラムカバー7の下面7a側を車両後方側に突出させるように、下方側へ凹んでおり、さらに、その下面7aの湾曲状態に対応させて、車両後方側に突出するように湾曲している。そして、開口17aの周縁から板状部14の外周縁までの間には、板状部14の剛性を高めるためのリブ14aが形成され、これらのリブ14aは、その車両後方側の面で、エアバッグカバー26の後述する一般部27を支持するように、構成されている。
【0025】
そして、板状部14の収納部開口17aの周縁には、表裏を貫通するように、略長方形形状に開口する複数の貫通孔14bが形成されている。これらの貫通孔14bは、エアバッグカバー26における各フック19に係止させる取付片28を挿通可能に、配置されている。
【0026】
また、板状部14における収納部17から離れた左右両側には、表裏を貫通するように、複数の取付孔14cが形成されている。これらの取付孔14cは、熱カシメを利用してエアバッグカバー26を収納ケース13に取り付ける部位となる。すなわち、エアバッグカバー26は、エアバッグカバー26の後述する取付脚部27aを各取付孔14cに挿通させて、各取付脚部27aの先端を溶融させつつ拡径させ、固化させた先端を取付孔14cから抜けないようにして、フック19と併用して、収納ケース13に取り付けられることとなる。
【0027】
さらに、収納ケース13の各取付片部15には、車両のボディ側にボルト24(図4参照)止めするための連結孔(図示せず)が形成されている。なお、各取付片部15は、ボディ側のインパネリインフォースメント・センターブレス・フロントボディピラー等に固着されている所定のブラケットに、ボルト24止めされ、これらのブラケットは、塑性変形して衝撃力を吸収可能に構成されている。
【0028】
なお、実施形態では、板状部14と収納部17と備えた収納ケース13を、プレス加工して、一体的に形成した場合を示したが、適宜、板金を溶接して、収納ケース13を形成してもよい。
【0029】
エアバッグカバー26は、ポリオレフィン系等の熱可塑性エラストマーから形成されて、図1〜4に示すように、収納ケース13の外形形状より大きな外形形状として、収納ケース13の車両後方側を覆えるように、構成されている。
【0030】
なお、エアバッグカバー26は、アッパパネル9aとロアパネル9bとからなるインパネ9におけるコラムカバー7の周縁のロアパネル9b側に配置されて、インパネ9から突出するコラムカバー7の下側周縁を覆うこととなる。そのため、エアバッグカバー26は、車両後方側から見て、上縁中央付近を、コラムカバー7を後方へ突出させるように、下方へ凹み、かつ、その凹部の下方の上縁側を、コラムカバー下面7a側の曲面に対応させて車両後方側へ湾曲させるように***させて、構成されている。
【0031】
そして、エアバッグカバー26は、収納部17の開口17aを覆う扉部31と、板状部14の車両後方側を覆う一般部27と、を備えて構成されている。
【0032】
扉部31は、開口17aより僅かに大きい略長方形の板状に形成され、その外周縁の逆U字形状の部位には、扉部31が下開きで開くように、一般部27と連結された薄肉の破断予定部29が、形成されている。破断予定部29は、扉部31が膨張するエアバッグ40に押された際に容易に破断するように、車両前方側の面に連続的若しくは断続的な凹溝を設けて、形成されている。
【0033】
また、扉部31の下縁側には、破断予定部29が破断して扉部31が開く際、扉部31の回転中心となるヒンジ部30が、形成されている。このヒンジ部30は、インテグラルヒンジとしており、破断しない範囲内の肉厚で、一般部27や扉部31より薄肉に形成されている。
【0034】
そして、一般部27における収納部開口17aの周縁全周の近傍には、収納ケース13の板状部14における各貫通孔14bを貫通する複数の取付片28が、車両前方側に突設されている。各取付片28は、略長方形形状の板状としている。各取付片28には、周縁をフック19に係止させるための長方形形状に開口する係止孔28aが、形成されている。
【0035】
また、一般部27の所定位置には、収納ケース13の板状部14における各取付孔14cの周縁に、熱カシメして係止させる複数の取付脚部27aが形成されている。各取付脚部27aは、熱カシメ前の状態では取付孔14cを貫通可能な丸棒状として、図3に示すように、熱カシメ後には先端側が押し潰されることとなる。
【0036】
インフレーター34は、図1〜3に示すように、電気信号を入力させて膨張用ガスGを吐出可能に構成されたシリンダタイプとして構成され、ガス吐出口34bを備えた円柱状の本体部34aを備え、本体部34aの一端から雄ねじ部34cを突出させて構成されている。このインフレーター34は、既述したように、取付孔20から収納部17内に挿入されて、取付孔21から突出した雄ねじ部34cにナット35を螺合させることにより、本体部34aにおける雄ねじ部34c側の端面が収納部17の取付孔21周縁側に圧接され、本体部34aにおける雄ねじ部34cから離れた外周面が、取付孔20の内周面に支持されて、収納ケース13の収納部17内に収納されて保持されている。なお、収納部17内への収納時には、インフレーター34は、エアバッグ40の後述する取付孔42a・42bを貫通することとなる。
【0037】
また、このインフレーター34は、ステアリングホイール1に搭載された図示しないエアバッグ装置を作動させる制御装置からの電気信号を、ステアリングホイール用エアバッグ装置と同時に入力させて、作動されることとなる。本体部34aの収納部17から突出している側の端面には、エアバッグ作動回路に接続されるリード線37を接続させたコネクタ36が、配設されている。
【0038】
エアバッグ40は、可撓性を有したポリエステルやポリアミド等の織布から形成されて、図4〜6に示すように、展開膨張完了時の形状を略長方形板状として、下端側の後述する取付孔42a・42bを配設させた取付部40bの左右方向の幅寸法を小さくして、取付部40aの上部側に配設される本体部40aの左右方向の幅寸法を大きくして、構成されている。また、エアバッグ40は、それぞれ略長方形形状の運転者MD側の乗員側壁部41とコラムカバー7側の車体側壁部42との二枚の織布から構成されて、壁部41・42の周縁相互を縫合して形成されている。
【0039】
車体側壁部42の下部側には、二つの取付孔42a・42bが形成されている。取付孔42aは、インフレーター34の本体部34aを挿通可能に、本体部34aの外径寸法と略等しい内径寸法として構成され、取付孔42bは、本体部34aの外径寸法より内径寸法を小さくして、雄ねじ部34cを挿通可能に構成されている。そして、エアバッグ40は、取付孔42aにインフレーター本体部34aが挿入され、取付孔42bに雄ねじ部34cが挿入されて、取付孔42a・42bの内周面をインフレーター34の本体部34aや雄ねじ部34cに支持させて、収納部17に収納されたインフレーター34を利用して、収納ケース13に取り付けられている。
【0040】
このエアバッグ40内には、上下二段に、左右方向に沿う帯状のテザー43・44が配設されている。これらのテザー43・44は、膨張時のエアバッグ40の厚さを全域にわたって略均等にして、運転者MDの膝Kとコラムカバー下面7aとの間にエアバッグ40を円滑に侵入させるための厚さ規制手段であり、乗員側壁部41と車体側壁部42とを連結して配設されている。これらのテザー43・44は、左右の両端43a・43b・44a・44bが、エアバッグ40の左右の端部47・48から離れて配設されている。
【0041】
そして、実施形態のエアバッグ40では、展開膨張時、本体部40aが、収納部17の開口17aから車両後方側へ突出して、開口17a周縁のエアバッグカバー26における一般部27の車両後方側の面から、少なくともコラムカバー下面7a側の上端7b付近までを覆い、かつ、運転者MDの膝K(KL・KR)の前方側を覆い可能としている。
【0042】
このエアバッグ40の折り畳み工程は、図7のA・Bに示すように、まず、乗員側壁部41と車体側壁部42とを重ねて平らに展開した状態から、左右方向の幅寸法を狭めるように、左右の両端部47・48側を、エアバッグ40内に入れ込む。この時、各テザー43・44の両端部43a・43b・44a・44bが、端部47・48の一部と干渉するものの、テザー43・44の端部43a・43b・44a・44bと干渉しない部位47a・48aを、エアバッグ40の左右方向の中央付近まで、極力、エアバッグ40内に入れ込んで、入れ込んだ後のエアバッグ40における左右方向の幅寸法を、収納する収納部17の左右方向の幅寸法に対応するように、コンパクトにする。
【0043】
ついで、図7のB・Cに示すように、エアバッグ40の上端49側を、下端側50側に接近するように折り畳む。実施形態の場合には、上端49側を車体側壁部42の側でロール折りすれば、エアバッグ40を折り畳み作業を終了させることができる。なお、図7では、インフレーター34を二点鎖線で図示しているが、インフレーター34は、エアバッグ40を収納ケース13の収納部17に収納した後、エアバッグ40内に挿入することとなる。
【0044】
そして、エアバッグ40の折り畳み後には、折り崩れ防止用の破断可能な図示しないラッピングフィルムにより、エアバッグ40をくるんで、取付孔20・42a相互と取付孔21・42b相互とをそれぞれ一致させるように、エアバッグ40を収納部17内に収納させる。なお、取付孔42a・42bの部位のラッピングフィルムは、破断させておく。
【0045】
その後、雄ねじ部34cを、取付孔20・42a側から、収納部17内に収納させたエアバッグ40内に挿入させ、さらに、取付孔42b・21から突出させて、突出した雄ねじ部34cにナット35を締め付け、本体部34aにおける雄ねじ部34c側の端面を、エアバッグ40の取付孔42a周縁を介在させて、収納部17の内周面に圧接させれば、インフレーター34とエアバッグ40とを収納部17に取り付けることができる。なお、実施形態のエアバッグ40では、ロール折りされた折り畳み部位56は、インフレーター34の上方側に位置して、収納部17に収納されることとなる。
【0046】
そして、収納ケース13にエアバッグカバー26を取り付ける。この取り付けは、まず、収納ケース13の車両後方側から、各貫通孔14bに対して、対応する取付片28を挿入させるとともに、各取付孔14cに対して、対応する丸棒状の取付脚部27aを挿入させる。この時、各取付片28は、フック19に干渉して、収納部17から離れるように弾性変形した後、復元して、係止孔28a内にフック19が挿入されて、係止孔28aの周縁がフック19に係止されることとなる。
【0047】
ついで、各取付孔14cから突出した取付脚部27aの先端を熱カシメして、各取付脚部27aを板状部14の車両前方側の面における取付孔14cの周縁に係止させれば、エアバッグカバー26を収納ケース13に取り付けることができて、エアバッグ組付体SAを形成することができる。
【0048】
このようなエアバッグ組付体SAは、板状部14の各取付片部15を、ボディ側の所定のブラケットにボルト24止めして連結させれば、車両に膝保護用エアバッグ装置S1を搭載することができる。
【0049】
なお、エアバッグ装置S1の車両搭載後には、リード線37をエアバッグ作動回路に結線するとともに、インパネ9のアッパパネル9aやロアパネル9b、さらには、アンダーカバー11(図1・2参照)を車両に搭載することとなる。
【0050】
車両へのエアバッグ装置S1の搭載後、インフレーター34に所定の電気信号が入力されれば、ガス吐出口34bから膨張用ガスGが吐出されて、エアバッグ40は、膨張して、図示しないラッピングフィルムを破断するとともにエアバッグカバー26の扉部31を押し、破断予定部29を破断させて、ヒンジ部30を回転中心として扉部31を下開きで開かせ、その結果、エアバッグ40は、収納部17の開口17aから、扉部31が開いて形成されたエアバッグカバー26の開口32を経て、車両後方側へ突出し、さらに、コラムカバー下面7aに沿うように、上方に向かって大きく展開膨張することとなる(図8・図9のA・B参照)。
【0051】
そして、エアバッグ40は、エアバッグ40内に膨張用ガスGが流入されると、折り畳み工程と略逆に展開膨張することとなり、まず、図8の二点鎖線や図9のAに示すように、収納部位としての収納部17から車両後方側に突出して、上方へ展開し、さらに、図9のBや図10に示すように、左右方向の幅寸法を広げるように、エアバッグ40内に入れ込んだ部位47a・48aを突出させて、膨張を完了させることとなる。
【0052】
すなわち、エアバッグ40は、展開膨張過程において、左右方向の幅寸法を広げる際、エアバッグ40内に入れ込んだ部位47a・48aを左右方向の外方に突出させる態様となって、その態様は、運転者MD側に突出するのではなく、左右方向に沿った外方に突出する態様となることから、運転者MDに不要な押圧力を与えるように干渉せず、そして、展開膨張を完了させれば、左右方向の幅寸法を広く確保することができて、運転者MDの膝K(KL・KR)を、左右方向に幅広く保護可能となる。
【0053】
したがって、実施形態の膝保護用エアバッグ装置Mでは、展開膨張完了前における運転者MDとの干渉を抑えて、エアバッグ40により、運転者MDの膝KL・KRを左右方向に幅広く保護することができる。
【0054】
また、実施形態のエアバッグ40では、折り畳みの最終工程において、上端49側を車体側壁部42の側にロール折りしており、展開膨張時におけるロール折りの折り畳み部位56の折りの解消時、巻きを解くように折りを解消することから、仮に、その部位56が運転者MD等の乗員Mと干渉しても、折り畳み部位56は、その干渉部位に沿って上昇して巻きを解くこととなるため、乗員Mに不要な押圧力を与えることなく、ロール折りの折りを解消することができる。
【0055】
さらに、実施形態のエアバッグ40では、膨張用ガスGの上流側となる取付部40b側から本体部40a側に向かう膨張用ガスGが、下方側の左右方向に配置されるテザー44によって、左右方向の両側に流れ、左右両端部47・48のエアバッグ40の内周面側の部位とテザー44の左右の端部44a・44bとの間をガス流通孔45として、テザー44より上方側の部位に流入する構成としている。そのため、テザー44の上方の本体部40aの部位では、膨張用ガスGの向きが、左右方向の外方に向かう方向としており、入れ込み部位47a・48aを突出させ易いことから、左右方向への展開を円滑に行うことができる。
【0056】
なお、エアバッグ40の折り畳み時、エアバッグ40を収納する収納部17の左右方向の幅寸法が広い場合には、左右両端部47・48の一方だけを、エアバッグ40内に入れ込んで、ロール折りしてもよい。
【0057】
また、実施形態では、運転者MDの膝Kを保護するために、運転者MDの車両前方側の車体側に配置されるエアバッグ装置S1を例に採り説明したが、図11・13に示すように、助手席に着座した助手席搭乗者MPの両膝K(KL・KR)を保護するように、助手席に着座した乗員MPの車両前方側となる車体側(インパネ9側)に、エアバッグ装置S2を配置させてもよい。なお、このエアバッグ装置S2は、使用するエアバッグ40Aがエアバッグ装置S1のエアバッグ40に比べて左右方向の幅寸法を広くするとともに、収納ケース13の板状部14やエアバッグカバー26が、インパネ9の助手席前方の部位に対応して、平面的に形成されている点を除いて、他の部品は、エアバッグ装置S1と同様に形成されている。
【0058】
そして、この場合のエアバッグ40Aが、保護するエリアを広くするように、エアバッグ40に比べて、左右方向の幅寸法を広くしている場合には、図12に示すように折り畳めばよい。すなわち、図12のA・Bに示すように、まず、乗員側壁部41と車体側壁部42とを重ねて平らに展開した状態から、左右方向の幅寸法を狭めるように、左右の両端部47・48側を、エアバッグ40内に入れ込む。この時、各テザー43・44の両端部43a・43b・44a・44bを越えるように、極力、端部47・48(47a・48a)側をエアバッグ40A内の中央側に入れ込んで、左右方向の幅寸法をコンパクトにする。
【0059】
その後、図12のB・Cに示すように、左右の縁51・53を車両前方側に折り返す。
【0060】
ついで、図12のC・Dに示すように、エアバッグ40Aの上端49側を、下端側50側に接近するように、車体側壁部42の側でロール折りすれば、エアバッグ40Aの折り畳み作業を終了させることができる。その後は、エアバッグ40と同様に収納ケース13に収納して、エアバッグ組付体SAを形成して車両に搭載することとなる。
【0061】
そして、このようなエアバッグ40Aでは、折り返した左右の両縁51・53側が、車両前方側に折り返されていることから、その折り返し部位52・54が折りを解消する際、車両前方側から車両後方側に向かって左右方向に沿うように、展開するだけで、乗員MP側に向かうように突出する展開ではないことから、乗員MPに不要な押圧力を与えることが、防止される。そしてさらに、エアバッグ40Aは、入れ込み部位47a・48aを左右方向の外方へ突出させるため、乗員MPの膝KL・KRを幅広く保護することができる。
【0062】
勿論、このエアバッグ40Aでは、上端49側を下端50側に接近させるように折り畳む前に、左右の両縁51・53を車両前方側に折り返すものであり、展開膨張完了時のエアバッグ40Aの左右方向の幅寸法が大きくとも、左右方向の幅寸法をコンパクトにして、収納ケース13の収納部17に収納することができる。
【0063】
なお、この車両前方側へ折り返す場合も、エアバッグ40Aを収納する収納部17の左右方向の幅寸法が広い場合には、左右両端部47・48の少なくとも一方だけを、エアバッグ40内に入れ込んで、さらに、左右の少なくとも一方の縁を車両前方側へ折り返し、その後、ロール折りしてもよい。
【0064】
また、車両前方側へ折り返す場合には、車体側壁部42の側にロール折りしたり、複数の折目をつけて、蛇腹折りしてもよい。
【0065】
さらに、左右両端部をエアバッグ内に入れ込む場合には、図14・15に示すエアバッグ装置S3のエアバッグ40Bのようにしてもよい。このエアバッグ40Bでは、エアバッグ40B内に入れ込んだ左端部47側の部位47aと右端部48側の部位48aとの展開完了に時間差を設けるように、左右両端部47・48のエアバッグ40内への入れ込みを、相互に、左右非対称としている。図例の場合には、図14のA・Bに示すように、左方側の入れ込み部位47aが、カクタス折りのように、折目を多くして、エアバッグ40B内に入れ込む距離を短くし、入れ込み部位48aより素早く突出するように、形成されている。
【0066】
そして、このエアバッグ40Bでも、両端部47・48をエアバッグ40B内に入れ込んだ後は、図14のB・Cに示すように、エアバッグ40Bの上端49側を、下端側50側に接近するように、車体側壁部42の側でロール折りすれば、エアバッグ40Bの折り畳み作業を終了させることができ、その後は、エアバッグ40・40Aと同様に収納ケース13に収納して、エアバッグ組付体SAを形成して車両に搭載することとなる。
【0067】
そして、このようなエアバッグ40Bでは、展開膨張時、図15に示すように、入れ込んだ部位47a・48aの展開を、エアバッグ40Bの左右両側で、相違させることができて、乗員Mの周囲に干渉物Xが配設されている等の際に、その干渉物Xの配設側である入れ込み部位47aを素早く展開させて、乗員Mの膝KLを効果的に保護することができる。
【0068】
そして、このようなエアバッグ装置S3では、エアバッグ40Bの入れ込み部位47a・48aにおける展開の時間差が、左右の入れ込む形状を左右非対称にするだけで、発生させることができることから、エアバッグ40Bにおける左右の一方の保護エリアを素早く確保可能なエアバッグ装置S3を、極めて簡便に、製造することができる。
【0069】
なお、左右の入れ込む形状を左右非対称にする場合には、図14に示すほか、図16・17のエアバッグ40C・40Dのように折り畳んでもよい。
【0070】
図16に示すエアバッグ40Cは、左端部47側を右端部48側より遅く展開させるもので、入れ込み部位47aを巻いてエアバッグ40C内に入れ込んでいる。
【0071】
図17に示すエアバッグ40Dは、右端部48側を左端部47側より遅く展開させるもので、入れ込み部位48aを下端50側に大きく曲げてエアバッグ40D内に入れ込んでいる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である膝保護用エアバッグ装置の使用状態を示す車両前後方向の概略縦断面図である。
【図2】本発明の一実施形態である膝保護用エアバッグ装置の車両前後方向の概略拡大縦断面図である。
【図3】図2のIII−III部位の概略断面図である。
【図4】同実施形態の膝保護用エアバッグ装置の使用状態を示す車両後方側から見た概略正面図である。
【図5】同実施形態で使用するエアバッグの正面図である。
【図6】図5のVI−VI部位の概略断面図である。
【図7】同実施形態のエアバッグの折り畳み工程を説明する概略図である。
【図8】同実施形態のエアバッグが展開膨張完了した状態を示すもので、車両前後方向に沿った状態の概略縦断面図である。
【図9】同実施形態のエアバッグの展開膨張を説明する車両後方側から見た概略正面図である。
【図10】同実施形態のエアバッグの展開膨張を説明する横断面図である。
【図11】他の実施形態である膝保護用エアバッグ装置を助手席の車両前方側に配置させた状態を示す車両後方側から見た概略正面図である。
【図12】図11に示すエアバッグ装置に使用するエアバッグの折り畳み工程を説明する概略図である。
【図13】図11に示すエアバッグ装置に使用するエアバッグの展開膨張を説明する横断面図である。
【図14】他の実施形態に使用するエアバッグの折り畳み工程を説明する概略図である。
【図15】図14に示すエアバッグの展開膨張を説明する横断面図である。
【図16】左右の端部を左右非対称形としてエアバッグ内に入れ込む態様の他の例を示す図である。
【図17】左右の端部を左右非対称形としてエアバッグ内に入れ込む態様のさらに他の例を示す図である。
【符号の説明】
7…(車体側)コラムカバー、
9…(車体側・インストルメントパネル)インパネ、
17…(収納部位)収納部、
40・40A・40B・40C・40D…エアバッグ、
40b…(膨張用ガスの上流側部位)取付部、
41…乗員側壁部、
42…車体側壁部、
47…左端部、
47a・48a…入れ込み部位、
48…右端部、
49…上端、
50…下端、
51…左縁、
52・54…折り返し部位、
53…右縁、
M…乗員、
MD…運転者、
MP…助手席搭乗者、
K(KL・KR)…膝、
S1・S2・S3…膝保護用エアバッグ装置。

Claims (1)

  1. 着座した乗員の膝の前方における車体側に、エアバッグが折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時、前記エアバッグが、収納部位から車両後方側へ突出するとともに上方へ展開膨張し、車体側と乗員との間における乗員の膝の前方側に配設されて、前記乗員の膝を保護可能な膝保護用エアバッグ装置であって、
    前記エアバッグが、
    膨張完了時の乗員側に配置される乗員側壁部と、膨張完了時の車体側に配置される車体側壁部と、を備えるとともに、前記乗員側壁部と前記車体側壁部とを重ねて平らに展開した状態の下端側を、前記膨張用ガスの上流側部位として、構成され、
    折り畳み時、前記乗員側壁部と前記車体側壁部とを重ねて平らに展開した状態から、左右方向の幅寸法を狭めるように、左右の端部側の少なくとも一方を、エアバッグ内に入れ込んだ後、左右の少なくとも一方の縁を車両前方側に折り返し、ついで、上端側を下端側に接近させるように、折り畳んで、収納されていることを特徴とする膝保護用エアバッグ装置。
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