JP2003118528A - 膝保護用エアバッグ装置 - Google Patents

膝保護用エアバッグ装置

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JP2003118528A
JP2003118528A JP2001318531A JP2001318531A JP2003118528A JP 2003118528 A JP2003118528 A JP 2003118528A JP 2001318531 A JP2001318531 A JP 2001318531A JP 2001318531 A JP2001318531 A JP 2001318531A JP 2003118528 A JP2003118528 A JP 2003118528A
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享 小山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】軽量化することができると同時に、周辺機器の
配置位置の自由度を増大させることが可能な膝保護用エ
アバッグ装置の提供。 【解決手段】乗員MDの車両前方側に配置されて、膨張
用ガスを流入させたエアバッグ26が、エアバッグカバ
ー12に配設された扉部14を押し開きつつ、ケース開
口18eから車両後方側へ突出して展開膨張し、乗員M
Dの膝Kを保護可能な膝保護用エアバッグ装置。エアバ
ッグカバー12は、膨張を完了させたエアバッグ26の
車両前方側を、略全面にわたって支持可能である。ケー
ス18は、保持部材38により、車両のボディ側に取付
固定される。保持部材38は、ケース18を保持する保
持部40と、エアバッグカバー12の車両前方側の面を
支持可能な支持部43と、車両のボディ側に取付固定す
るための固定部44aと、を備えて、棒状材から形成し
た骨組構造体によって構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、膨張用ガスを流入
させて展開膨張するエアバッグが、運転者若しくは助手
席搭乗者等の乗員の膝を保護可能な膝保護用エアバッグ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、上記構成の膝保護用エ
アバッグ装置としては、特開平9−123863号公報
に開示されるものがあった。
【0003】この膝保護用エアバッグ装置では、折り畳
まれたエアバッグやエアバッグに膨張用ガスを供給する
インフレーターを収納するためのケースは、エアバッグ
カバーの車両前方側に配置される板状の保持部材を使用
して、車両におけるボディ側に取付固定される構成であ
り、インフレーターからの膨張用ガスを流入させてエア
バッグが展開膨張する際にケースを車両前方側へ押圧す
るように発生する反力や、膨張したエアバッグが膝と干
渉した際にエアバッグに発生する応力を、保持部材で受
ける構成であった。
【0004】さらに、通常、上記構成のエアバッグ装置
が配置される部位付近は、ステアリングコラムや、チル
ト機構、テレスコピック機構、及び、パーキングブレー
キ装置等が接近して配置される構成である。また、昨今
では、コラムカバー下部側に物入れ等を配置させる場合
もある。
【0005】しかし、従来の膝保護用エアバッグ装置で
は、ケースを保持する保持部材が、エアバッグカバーの
車両前方側の全面に当接するように、板状に形成されて
いることから、上述したチルト機構等の周辺機器や物入
れの配置位置に制約が生じていた。また、保持部材自体
の重量が重くなって、装置全体の重量増加を招いてい
た。
【0006】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、軽量化することができると同時に、周辺機器の配置
位置の自由度を増大させることが可能な膝保護用エアバ
ッグ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る膝保護用エ
アバッグ装置は、折り畳まれたエアバッグと、エアバッ
グに膨張用ガスを供給するインフレーターと、エアバッ
グとインフレーターとを収納して、車両後方側を開口と
されて、乗員の車両前方側に配置されるケースと、ケー
スの車両後方側を覆うように配置されるエアバッグカバ
ーと、を備えて構成されて、膨張用ガスを流入させたエ
アバッグが、エアバッグカバーに配設された扉部を押し
開きつつ、ケースの開口から、車両後方側へ突出して、
展開膨張し、乗員の膝を保護可能な膝保護用エアバッグ
装置であって、エアバッグカバーは、エアバッグの展開
膨張時に、膨張を完了させたエアバッグの車両前方側
を、略全面にわたって支持可能とされ、ケースは、保持
部材により、車両におけるボディ側に取付固定される構
成とし、保持部材は、ケースを保持する保持部と、エア
バッグの膨張完了時におけるエアバッグカバーの車両前
方側の面を支持可能な支持部と、車両のボディ側に取付
固定するための固定部と、を備えるとともに、棒状材か
ら形成した骨組構造体によって構成されていることを特
徴とする。
【0008】また、保持部材が,エアバッグカバーを取
り付けるための取付部を備え、取付部がエアバッグカバ
ーに設けられたクリップを挿入させて取付可能な取付孔
を備える構成とすることが好ましい。
【0009】
【発明の効果】本発明の膝保護用エアバッグ装置では、
ケースを保持する保持部材を棒状材から形成した骨組構
造体によって構成していることから、保持部材を板状と
する場合に比して、軽量化することが可能となる。
【0010】また、本発明の膝保護用エアバッグ装置で
は、エアバッグカバーを支持する保持部材を、棒状材か
ら形成した骨組構造体としているが、エアバッグカバー
に乗員の押圧力が作用するのは、エアバッグが展開を完
了させた際であり、保持部材は、エアバッグカバーの車
両前方側を略全面にわたって当接支持していなくとも、
エアバッグカバーに作用する押圧力を安定して支持する
ことができる。なぜなら、膨張完了時のエアバッグが、
乗員の膝と部分的に干渉してエアバッグカバーを押圧し
ても、エアバッグカバーの受ける押圧力は、エアバッグ
自体で分散されて、分散された押圧力がエアバッグカバ
ーに作用するため、保持部材は、棒状材から形成した骨
組構造体としていても、エアバッグカバーを破損させる
ことなく、エアバッグとともに、安定してエアバッグカ
バーを支持できるためである。その結果、展開膨張を完
了させたエアバッグは、安定して、乗員の膝を保護する
ことができる。
【0011】また、保持部材を、棒状材で形成した骨組
構造体によって構成していることから、棒状材間のスペ
ースを利用して、チルト機構等の周辺機器や物入れの配
置が可能となるため、周辺機器の配置位置の自由度を増
大させることができる。
【0012】従って、本発明の膝保護用エアバッグ装置
では、乗員拘束性能を阻害することなく、軽量化するこ
とができると同時に、周辺機器の配置位置の自由度を増
大させることが可能である。
【0013】さらに、請求項2に記載したような構成と
すれば、保持部材に配設された取付部に設けられる取付
孔に、エアバッグカバーから突出するクリップを挿入さ
せれば、保持部材にエアバッグカバーを取付固定するこ
とができることから、エアバッグカバーの保持部材への
取付作業が容易となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】本発明の一実施形態である膝保護用エアバ
ッグ装置(以下「エアバッグ装置」と省略する)Sを、
図1・2に示す。なお、本明細書における上下、左右、
及び、前後は、膝保護用エアバッグ装置Sを車両に搭載
させた際の車両の上下・左右・前後に対応するものであ
る。
【0016】エアバッグ装置Sは、乗員Mとしての運転
者MDの膝Kを保護するために、運転者MDの車両前方
側であるステアリングコラム3の下方に配設されてい
る。エアバッグ装置Sは、折り畳まれたエアバッグ26
と、エアバッグ26に膨張用ガスを供給するインフレー
ター21と、エアバッグ26とインフレーター21とを
収納するケース18と、ケース18の車両後方側を覆う
ように配置されるエアバッグカバー12と、ケース18
を車両のボディ側に取付固定する保持部材38と、を備
えて構成されている。
【0017】また、ステアリングコラム3は、図1に示
すように、ステアリングホイール1に連結されるメイン
シャフト4と、メインシャフト4の周囲を覆うコラムチ
ューブ5と、を備えて構成され、メインシャフト4とコ
ラムチューブ5との間には、ステアリングホイール1の
リング面の角度を調整可能な図示しないチルト機構や、
ステアリングホイール1をシャフトの軸方向に移動させ
て停止可能な図示しないテレスコピック機構等が、配設
されている。
【0018】コラムカバー8は、略四角筒形状の合成樹
脂製として、ステアリングホイール1の下方のステアリ
ングコラム3を覆うように、ステアリングコラム3の軸
方向に沿って配設されている。すなわち、コラムカバー
8は、車両前方側を下方に配置させて、車両後方側を上
方に配置させるように、後上がりに傾斜して配設されて
いる。そして、コラムカバー8の下面8aは、略長方形
形状とし、車両前後方向で、後上がりの曲面状に形成さ
れている。
【0019】エアバッグカバー12は、ポリオレフィン
系等の熱可塑性エラストマーから形成されて、アッパパ
ネル10aとロアパネル10bとからなるインパネ10
におけるコラムカバー8周縁のロアパネル10b側に配
置されて、インパネ10から突出するコラムカバー8の
下側周縁を覆うように、車両後方側から見て略長方形板
状に形成されている(図3参照)。そして、エアバッグ
カバー12は、保持部材38の車両後方側に配置され
て、折り畳んだエアバッグ26の車両後方側を覆うとと
もに、保持部材38の車内側を覆う内装材としての役目
も果たしている。そして、実施形態では、エアバッグカ
バー12は、クリップ12aを利用して、保持部材38
に固定されている(図2参照)。また、エアバッグカバ
ー12には、ケース18の後述する開口18eの配置位
置に、展開膨張するエアバッグ26に押されて車内側へ
開くように、略長方形板状の扉部14が形成されてい
る。この扉部14は、周囲に、車内側から見て逆U字形
状となる薄肉の破断予定部13を配設させ、下縁に、イ
ンテグラルヒンジからなるヒンジ部15を配設させてい
る。扉部14は、エアバッグ26の展開膨張時、エアバ
ッグ26に押されて破断予定部13を破断させ、ヒンジ
部15を開き時の回転中心として、車内側の下方側へ開
くこととなる。また、扉部14の周囲となるヒンジ部1
5と破断予定部13との外周側は、膨張を完了させたエ
アバッグ26の車両前方側を、略全面にわたって支持可
能とする略平板状の支持部16とされている。
【0020】ケース18は、図1・2に示すように、板
金製の略四角箱形状として、折り畳んだエアバッグ26
を収納する収納部位として配設され、実施形態の場合、
インフレーター21ごとエアバッグ26を収納してい
る。ケース18は、車両後方側を開口18eとして開口
させ、略四角筒形状の周壁部18aと、周壁部18aの
車両前方側を塞ぐ略長方形状の底壁部18dと、を備え
て構成されている。そして、周壁部18aにおける開口
18e周縁には、ケース18を保持部材38に連結固定
させるためのフランジ部18bが、形成されている。ま
た、周壁部18aの車両前方側の上面には、インフレー
ター21とエアバッグ26とを取付固定するための複数
(実施形態では二個)の取付孔18cが形成されてい
る。ケース18は、周壁部18aの軸方向Oを、図1に
示すごとく、コラムカバー下面8aに沿うように(ステ
アリングコラム3の軸方向に沿うように)、配設されて
いる。
【0021】インフレーター21は、図1・2・5・6
に示すように、電気信号を入力させて膨張用ガスGを吐
出可能に構成されたシリンダタイプの本体22と、2つ
のブラケット23・23と、を備えて構成されている。
本体22は、膨張用ガスGを吐出させるガス吐出口22
aを備える構成であり、実施形態の場合、ステアリング
ホイール1に搭載された図示しないエアバッグ装置を作
動させる制御装置からの電気信号を、図示しないステア
リングホイール用エアバッグ装置と同時に入力させて、
作動されることとなる。各ブラケット23は、本体22
に外装させて縮径されるように塑性変形させることによ
って、本体22に取り付けられる板金製の保持環23a
と、保持環23aから突出するボルト23bと、から構
成されている。インフレーター21は、エアバッグ26
内に配設させて、エアバッグ26の後述する取付孔29
から各ボルト23bを突出させ、さらに、これらのボル
ト23bをケース18の各取付孔18cから突出させて
ナット24止めすることにより、エアバッグ26ととも
に、ケース18に取付固定されている。また、本体22
には、図示しないリード線が結線されている。
【0022】エアバッグ26は、可撓性を有したポリエ
ステルやポリアミド等の織布から形成されて、図5・6
に示すように、展開膨張完了時の形状を略長方形板状と
して、構成されている。実施形態の場合、エアバッグ2
6は、略長方形板状に形成されて、膨張時にコラムカバ
ー8側となる車体側壁部27と、運転者MD側となる乗
員側壁部28との2枚の織布から構成されて、壁部27
・28の周縁相互を縫合して形成されている。車体側壁
部27の下部側には、インフレーター21の各ボルト2
3bを挿通させる取付孔29が形成されている。
【0023】そして、実施形態のエアバッグ26では、
後述するテザー34の配置位置で上下に分割されるよう
に、インフレーター21を収納した側の下膨張部31
と、下膨張部31の上方側に延びた上膨張部32と、を
備えて構成されている。下膨張部31は、膨張用ガスG
の上流側の部位として、ケース18の開口18eから車
両後方側へ突出して、開口18eの車両後方側と、エア
バッグカバー12における支持部16の車両後方側にお
ける下部側と、を覆い、かつ、運転者MDの膝K(KL
・KR)の前方側を覆い可能としている。また、上膨張
部32は、膨張用ガスGの下流側の部位として、下膨張
部31に連通するとともに、下膨張部31から、コラム
カバー8の下面8aに沿うように、上方へ突出し、開口
18e周縁に配置されることとなるエアバッグカバー1
2の支持部16の車両後方側における上部側から少なく
ともコラムカバー下面8a側の上端8b付近までを、覆
い可能としている。なお、実施形態の場合、展開膨張時
の下膨張部31は、余裕を持って運転者MDの膝KL・
KRを保護できるように、開口18eより左右方向の幅
寸法が大きくなるように、設定されている。
【0024】また、エアバッグ26内には、図5・6に
示すように、車体側・乗員側壁部27・28相互を連結
するテザー34・35が配設されている。このテザー3
4・35は、展開膨張時における下膨張部31と上膨張
部32との厚さ寸法を一定として、運転者MDの膝Kと
コラムカバー下面8aとの間にエアバッグ26を円滑に
侵入させるために配設されるものである。テザー34・
35は、エアバッグ26の壁部27・28と同様に、可
撓性を有した材料で形成されて、壁部27・28に縫着
されており、実施形態の場合、インフレーター21の配
置位置における上方側において、車両左右方向と略平行
とし、それぞれの左右の両端を、エアバッグ26の左右
の両縁26a・26bから離して、配設されている。ま
た、テザー34は、厚さ規制手段として配設されると同
時に、インフレーター21から吐出された膨張用ガスG
を、エアバッグ26における左右両縁26a・26b側
に向かわせつつ、ガス流通孔36・36を経て、上膨張
部32へ案内するガス流れ案内材としての役割も果たし
ている。ガス流通孔36・36は、テザー34の左端3
4aとエアバッグ左縁26aとの間と、テザー34の右
端34bとエアバッグ右縁26bとの間と、に設けられ
ている。
【0025】保持部材38は、図1〜4に示すように、
実施形態では、棒状材から形成した骨組構造体によって
構成されて、ケース18を保持する保持部40と、エア
バッグカバー12を取り付けるための取付部48と、エ
アバッグカバー12における支持部16の車両前方側の
面を支持可能な支持部43と、を備えている。そして、
保持部材38は、実施形態では、金属製の円筒状のパイ
プ材に、曲げ加工や溶接加工等を施すことにより、形成
されている。
【0026】保持部40は、ケース18におけるフラン
ジ部18bの車両後方側に配置されて、開口18e周縁
の全周にわたって配置される構成である。保持部40
は、ケース開口18eの周縁において、前後方向に沿う
ように開口18eの縁部と略平行に配置される2つの縦
棒部40aと、ケース開口18eの周縁において、左右
方向に沿うように開口18eの縁部と略平行に配置され
る2つの横棒部40bとを備えて、略長方形枠状に形成
されている。そして、保持部40は、ボルト・ナット・
リベット・溶接等を利用して、ケース18を取付固定し
ている。実施形態では、保持部40の所定位置から車両
前方側に突出したボルト41をナット42止めして、ケ
ース18を固定している(図2参照)。なお、実施形態
の場合、保持部40も、エアバッグカバー12の支持部
16を支持している。
【0027】支持部43は、2つの上側支持部44と、
2つの下側支持部45と、上側支持部44・下側支持部
45間を連結するように配置される4つの補助部46
と、を備えて構成されている。各上側支持部44は、そ
れぞれ、保持部40における上部側に配置される横棒部
40bと縦棒部40a・40aとの連結部位付近から、
斜め上方で、かつ、エアバッグカバー12に沿うように
車両後方側に向かって配置される構成である。各下側支
持部45は、それぞれ、保持部40の下部側に配置され
る横棒部40bと縦棒部40a・40aとの連結部位付
近から、斜め下方で、かつ、エアバッグカバー12に沿
うように車両前方側に向かって配置される構成である。
そして、各補助部46は、各上側支持部44・下側支持
部45間をそれぞれ連結して、保持部40の縦棒部40
a若しくは横棒部40bと略平行に配置される構成であ
る。また、保持部40の縦棒部40aと、縦棒部40a
と略平行に配置される補助部46との間には、縦棒部4
0a及び補助部46と略直交して、縦棒部40aと補助
部46とを連結するように配置される補助部48が、形
成されている。そして、上側・下側支持部44・45及
び補助部46・48は、エアバッグカバー12における
支持部16の車両前方側の面に当接して配置されて、支
持部16の車両前方側の面を支持可能な構成とされてい
る。
【0028】そして、各上側支持部44の先端44a
と、各下側支持部45の先端45aとが、それぞれ、保
持部材38を車両のボディ側に取付固定するための固定
部とされている。実施形態では、各上側支持部44の先
端44a付近は車両前方側に屈曲されて形成され、先端
44aにボルト53が突設される構成である(図1参
照)。そして、ステアリングコラム3の下方に、ステア
リングコラム3と略直交するように配設される構造部材
としてのインパネリインフォースメントIRに形成され
る取付板部55に、先端44aに形成されるボルト53
を貫通させてナット54止めし、各上側支持部44の先
端44aを、インパネリインフォースメントIRに取付
固定する構成である。また、各下側支持部45の先端4
5aは、図3に示すように、車両のフレーム部FC・F
Rにボルト56止めして、取付固定される構成である。
実施形態の場合、フレーム部FRは車両のボディにおけ
るフロントボディピラーであり、フレーム部FCは車両
のボディにおけるセンターブレースである。
【0029】保持部材43にエアバッグカバー12を取
り付けるための取付部50は、板状の金属製とされて、
実施形態では、補助部48から突出するように配置され
ている。そして、取付部50には、エアバッグカバー1
2に形成されるクリップ12aを挿入可能として、クリ
ップ12aの頭部を抜け不能に支持する取付孔51が形
成されている。
【0030】次に、エアバッグ装置Sの車両への搭載に
ついて説明すると、まず、インフレーター21を内蔵し
た状態で、エアバッグ26を折り畳む。なお、インフレ
ーター21の各ボルト23bは、それぞれ、取付孔29
から突出させておく。また、インフレーター本体22か
ら延びる図示しないリード線は、エアバッグ26におけ
る所定の図示しない挿通孔から出しておく。
【0031】エアバッグ26の折り畳みは、実施形態の
場合、縦折り工程と横折り工程との二工程で行なわれ
る。具体的には、エアバッグ26は、図7Aに示すよう
に、乗員側壁部28を車体側壁部27に当てて平らに展
開した状態から、図7Bに示すように、エアバッグ26
の左右両縁26a・26bを乗員側壁部28の中央付近
に接近させるように、左右両縁26a・26bを、それ
ぞれ、車体側壁部27側に向かって折り畳む。さらに、
図7Cに示すように、エアバッグ26における折畳んだ
後の左右両縁61・62を乗員側壁部28の中央付近に
接近させるように、両縁61・62を、それぞれ、車体
側壁部27側に向かって折り畳んで、折り畳み部位63
・63を形成する。次いで、図7Dに示すように、折り
畳み部位63・63を、乗員側壁部28側に載せるよう
に折り返して、縦折り工程を完了する。
【0032】次いで、図7D・図7Eに示すように、縦
折り後のエアバッグ26を上縁26aから車体側壁部2
7側に向かってロール巻きするように折り畳んで、横折
り工程を完了し、エアバッグ26の折り畳み作業を完了
する。
【0033】そして、エアバッグ26の折り畳み後、折
り崩れ防止用の破断可能な図示しないラッピングフィル
ムでくるんで、各ボルト23bをラッピングフィルムか
ら突出させ、突出した各ボルト23bに、図1に示すよ
うに、薄肉板状のスプリングナット58を組み付けてお
く。その後、各ボルト23bをケース18の取付孔18
cから突出させ、突出した各ボルト23bにナット24
を螺合させれば、インフレーター21とエアバッグ26
とをケース18内に収納して固定することができる。な
お、インフレーター本体22から延びる図示しないリー
ド線は、ラッピングフィルムから出すとともに、ケース
18の図示しない挿通孔から出しておく。
【0034】そして、ケース18のフランジ部18b
を、保持部材38における保持部40に形成されるボル
ト41と、ナット42と、により、保持部材38に取付
固定する。そして、保持部材38における上側支持部4
4の先端に形成される各固定部44aを、インパネリイ
ンフォースメントIRにボルト53・ナット54止めす
るとともに、各下側支持部45の先端に形成される固定
部45aを、車両のフレーム部FC・FRに、それぞ
れ、ボルト56止めして固定し、図示しないリード線を
制御回路に結線し、取付孔51にクリップ12aを挿入
させて、エアバッグカバー12を保持部材38に取付固
定する。さらに、インパネ10等を車両に装着すれば、
図1〜3に示すように、エアバッグ装置Sを車両に搭載
することができる。
【0035】そして、車両へのエアバッグ装置Sの搭載
後、インフレーター本体22に所定の電気信号が入力さ
れれば、ガス吐出口22aから膨張用ガスGが吐出され
て、エアバッグ26が膨張し、図示しないラッピングフ
ィルムを破断するとともにエアバッグカバー12の扉部
14を押し開いて、車両後方側へ突出し、さらに、横折
りと縦折りとを解消しつつ、コラムカバー下面8aに沿
うように、上方に向かって大きく展開膨張することとな
る(図1の二点鎖線参照)。このとき、実施形態では、
エアバッグ26が、横折り工程において、上縁26aか
ら車体側壁部27側に向かってロール巻きするように折
り畳まれていることから、コラムカバー8の下面8aに
沿って、折りを解消しつつ展開膨張することとなる。
【0036】そして、実施形態のエアバッグ装置Sで
は、ケース18を保持する保持部材38を、棒状材とし
てのパイプ材から形成した骨組構造体によって構成して
いることから、保持部材38を板状とする場合に比し
て、軽量化することが可能となる。
【0037】また、実施形態のエアバッグ装置Sではエ
アバッグカバー12を支持する保持部材38の支持部4
3を、パイプ材から形成した骨組構造体としているが、
エアバッグカバー12に運転者MDの押圧力が作用する
のは、エアバッグ26が展開を完了させた際であり、保
持部材38の支持部43は、エアバッグカバー12の車
両前方側を略全面にわたって当接支持していなくとも、
エアバッグカバー12に作用する押圧力を安定して支持
することができる。なぜなら、膨張完了時のエアバッグ
26が、運転者MDの膝Kと部分的に干渉してエアバッ
グカバー12を押圧しても、エアバッグカバー12の支
持部16が受ける押圧力は、エアバッグ26自体で分散
されて、分散された押圧力がエアバッグカバー12の支
持部16に作用するため、保持部材38は、パイプ材か
ら形成した骨組構造体としていても、エアバッグカバー
12を破損させることなく、エアバッグ26とともに、
安定してエアバッグカバー12を支持できるためであ
る。その結果、展開膨張を完了させたエアバッグ26
は、安定して、運転者MDの膝Kを保護することができ
る。
【0038】また、実施形態のエアバッグ装置Sでは、
保持部材38を、パイプ材で形成した骨組構造体によっ
て構成していることから、パイプ材間のスペースを利用
して、チルト機構等の周辺機器や物入れP(図3参照)
の配置が可能となるため、周辺機器の配置位置の自由度
を増大させることができる。
【0039】従って、実施形態のエアバッグ装置Sで
は、乗員拘束性能を阻害することなく、軽量化すること
ができると同時に、周辺機器の配置位置の自由度を増大
させることが可能である。
【0040】さらに、実施形態のエアバッグ装置Sで
は、保持部材38の取付部50に形成される取付孔51
に、エアバッグカバー12から突出するクリップ12a
を挿入させれば、保持部材38にエアバッグカバー12
を取付固定することができることから、エアバッグカバ
ー12の保持部材38取付作業が容易となる。勿論、こ
の点を考慮しなければ、エアバッグカバー12を、例え
ば、ボルト・ナット等を利用して、保持部材38に取付
固定する構成としてもよい。さらには、エアバッグカバ
ー12を、所定の箇所で、直接、車両のボディ側に取付
固定する構成とすれば、保持部材38にエアバッグカバ
ー12を取付固定するための取付部を形成しなくともよ
い。
【0041】また、パイプ材から形成した骨組構造体に
よって構成される保持部材として、例えば、図8〜11
に、それぞれ、示す構成のものを使用してもよい。図8
に示す保持部材66は、相互に左右略対称形とした2本
の棒状材を屈曲して構成されるもので、ケース18の左
右両縁側に配置されて前後方向(上下方向)に沿うよう
に配置される2つの保持部67と、各保持部67の両端
を延設して形成される支持部68としての上側支持部6
9と下側支持部70と、を備えて構成されている。保持
部67は、前述の保持部材38における保持部40と同
様に、ボルト・ナットを利用して、ケース18を保持す
る構成である。そして、各上側支持部69の先端69a
と、各下側支持部45の先端45aとが、それぞれ、ボ
ルトやナット等を利用して、保持部材38を車両のボデ
ィ側に取付固定するための固定部とされている。各上側
支持部69の先端69a付近は、前述の保持部材38に
おける各上側支持部44の先端44a付近と同様に、車
両前方側に屈曲されて形成されている。また、各保持部
67には、左方若しくは右方へ突出する板状の取付部7
2が形成されている。そして、取付部72には、エアバ
ッグカバー12に形成されるクリップ12aを挿入可能
とする取付孔72が形成されている。なお、実施形態で
は、保持部材66は、2本の棒状材を屈曲して構成され
ているが、図8の二点鎖線で示すように、2本の棒状材
を、車両の前後方向に沿って略平行に配置させ、端部を
車両のボディ側における所定箇所に取付固定する構成と
してもよい。
【0042】さらに、図9に示すように、保持部材76
として、2本の棒状材を、車両の左右方向に沿って略平
行に配置させる構成のものを使用してもよい。この場
合、中央付近が、ケース18のフランジ部18bにおけ
る前後両縁側に配置されるとともにボルトやナット等を
利用してケース18を保持する保持部77とされ、保持
部77の左右両側に、支持部78が配置されることとな
る。そして、支持部78の先端78aが、それぞれ、ボ
ルトやナット等を利用して、保持部材76を車両のボデ
ィ側に取付固定するための固定部とされることとなる。
そして、保持部77の中央付近には、エアバッグカバー
12に沿って上方若しくは下方に突出するように形成さ
れる板状の取付部79が配設されており、取付部79に
は、エアバッグカバー12に形成されるクリップ12a
を挿入可能とする取付孔80が形成されている。
【0043】さらにまた、保持部材83として、図10
に示す構成のものを使用してもよい。保持部材83は、
ケース18のフランジ部18aにおける左右両縁側及び
前縁側に配置されるとともにボルトやナット等を利用し
てケース18を保持する保持部84と、保持部84の両
端部を斜め上方に向かって延設して形成される支持部8
5としての上側支持部86と、保持部84の前縁側を、
左右方向に延設して形成される支持部85としての下側
支持部87と、を備えて構成されている。そして、各上
側支持部86の先端86aと、各下側支持部87の先端
87aとが、それぞれ、ボルトやナット等を利用して、
保持部材83を車両のボディ側に取付固定するための固
定部とされている。上側支持部69の先端69a付近
は、車両前方側に屈曲されて形成されている。また、上
側支持部69・69の間には、左右方向に沿って、エア
バッグカバー12を支持可能な補助部88が形成されて
いる。そして、下側支持部87におけるケース18近傍
には、エアバッグカバー12に沿って上方に突出するよ
うに形成される板状の取付部90が配設されており、取
付部90には、エアバッグカバー12に形成されるクリ
ップ12aを挿入可能とする取付孔91が形成されてい
る。なお、上側支持部69は、図10の二点鎖線で示す
ごとく、屈曲させずに、前後方向に沿うように、配置さ
せてもよい。
【0044】さらにまた、保持部材94を、図11に示
すごとく構成してもよい。図11では、保持部材94
は、中央付近がケース本体102のフランジ部102a
における後縁側に、車両の左右方向に沿って配置される
1本の棒状材で構成されている。この場合、中央付近
が、ボルトやナット等を利用してケース101を保持す
るための保持部95とされ、保持部95の左右両側に、
支持部96が配置されることとなる。そして、支持部9
6の先端96aが、それぞれ、ボルトやナット等を利用
して保持部材94を車両のボディ側に取付固定するため
の固定部とされることとなる。そして、支持部96のケ
ース101近傍には、エアバッグカバー12に沿って上
方に突出するように形成される板状の取付部98が配設
されており、取付部98には、エアバッグカバー12に
形成されるクリップ12aを挿入可能とする取付孔99
が形成されている。そして、ケース101は、ケース本
体102と、ケース本体102のフランジ部102aに
おける前縁左右両端から、エアバッグカバー12に沿う
ように斜め方向に延設される延設部103と、を備える
構成である。この延設部103は、端部103aを、ボ
ルトやナット等を利用して車両のボディ側に取付固定さ
れる構成で、補助的に、エアバッグカバー12を支持す
る構成である。勿論、前述のケース18に、保持部材9
4を使用する構成としてもよい。
【0045】なお、上記各実施形態では、保持部材38
・66・76・83・94を、円筒状のパイプ材から構
成しているが、保持部材38・66・76・83・94
を構成する材料は、棒状材であれば、これに限られるも
のではなく、例えば、断面アングル状に形成された棒状
材や、略円筒状の棒状材等を使用してもよい。
【0046】また、上記実施形態では、運転者MDの膝
を保護するために、運転者MDの車両前方側に配置され
るエアバッグ装置Sを例に採り説明したが、図12に示
すように、乗員Mとしての助手席に着座した助手席搭載
者MPの膝を保護するように、助手席に着座した助手席
搭載者MPの車両前方側となる位置に、エアバッグ装置
Sを配置させてもよい。この場合にも、保持部材38の
固定部である先端44a・45aは、前述と同様に、イ
ンパネリインフォースメントIR、及び、車両のフレー
ム部FL・FCに、それぞれ取付固定されることとな
る。実施形態の場合、フレーム部FLは、車両のボディ
におけるフロントボディピラーであり、フレーム部FC
は、車両のボディにおけるセンターブレースである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である膝保護用エアバッグ
装置の使用状態を示す車両前後方向の概略断面図であ
る。
【図2】図1のII−II部位の断面図である。
【図3】同実施形態の膝保護用エアバッグ装置の使用状
態を示す車両後方側から見た概略正面図である。
【図4】同実施形態で使用する保持部材を車両後方側か
らみた正面図である。
【図5】同実施形態で使用するエアバッグを単体で展開
膨張させた際の底面図である。
【図6】図5のVI−VI部位の概略断面図である。
【図7】同実施形態のエアバッグの折り畳みを示す概略
図である。
【図8】本発明の他の実施形態である保持部材を車両後
方側からみた正面図である。
【図9】本発明のさらに他の実施形態である保持部材を
車両後方側からみた正面図である。
【図10】本発明のさらに他の実施形態である保持部材
を車両後方側からみた正面図である。
【図11】本発明のさらに他の実施形態である保持部材
を車両後方側からみた正面図である。
【図12】本発明の一実施形態である膝保護用エアバッ
グ装置を助手席の車両前方側に配置させた状態を示す車
両後方側から見た概略正面図である。
【符号の説明】
12…エアバッグカバー、 12a…クリップ、 14…扉部、 16…支持部、 18…ケース、 18b…フランジ部、 18e…開口、 21…インフレーター、 26…エアバッグ、 38・66・76・83・94…保持部材、 40・67・77・84・95…保持部、 43・68・78・85・96…支持部、 44a・45a・69a・70a・78a・86a・8
7a・96a…固定部、 50・72・79・90・98…取付部、 51・73・80・91・99…取付孔、 101…ケース、 102…ケース本体、 102a…フランジ部、 103…延設部、 IR…インパネリインフォースメント、 FC・FL・FR…フレーム部、 K(KR・KL)…膝、 MD…運転者、 MP…助手席搭載者、 S…膝保護用エアバッグ装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山 享 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 戸谷 千春 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 3D044 BA03 BB01 BC15 3D054 AA02 AA08 AA14 BB09 BB11 CC11 CC29 DD15

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り畳まれたエアバッグと、 該エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーター
    と、 前記エアバッグと前記インフレーターとを収納して、車
    両後方側を開口とされて、乗員の車両前方側に配置され
    るケースと、 該ケースの車両後方側を覆うように配置されるエアバッ
    グカバーと、を備えて構成されて、 膨張用ガスを流入させた前記エアバッグが、前記エアバ
    ッグカバーに配設された扉部を押し開きつつ、前記ケー
    スの開口から、車両後方側へ突出して、展開膨張し、乗
    員の膝を保護可能な膝保護用エアバッグ装置であって、 前記エアバッグカバーは、前記エアバッグの展開膨張時
    に、膨張を完了させた前記エアバッグの車両前方側を、
    略全面にわたって支持可能とされ、 前記ケースは、保持部材により、車両におけるボディ側
    に取付固定される構成とし、 前記保持部材は、 前記ケースを保持する保持部と、前記エアバッグ膨張完
    了時における前記エアバッグカバーの車両前方側の面を
    支持可能な支持部と、車両のボディ側に取付固定するた
    めの固定部と、を備えるとともに、 棒状材から形成した骨組構造体によって構成されている
    ことを特徴とする膝保護用エアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 前記保持部材が、前記エアバッグカバー
    を取り付けるための取付部を備え、 該取付部が、前記エアバッグカバーに設けられたクリッ
    プを挿入させて取付可能な取付孔を備えて、構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の膝保護用エアバッ
    グ装置。
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