JP6862391B2 - センサユニット及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複数の機能を有する複合機などの画像形成装置において用いられるセンサユニット、及び、このようなセンサユニットを備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置に用いられるセンサユニットとして、ベルトなどの像担持体上の検知対象を検知する複数のセンサと、複数のセンサを収容し、センサの検知面を像担持体に対して露出させる検知開口部を備えた筐体とを有する構成が提案されている(特許文献1)。この構成では、筐体が、画像形成装置の装置本体の内部を流れる空気を筐体の内部に導入する導入口と、検知面と検知開口部との間を通して導入口から導入された空気を外部へ流出させる流路とを備えている。これにより、検知面にトナーなどの汚れが付着することを抑制している。
特開2015−197559号公報
ここで、複数のセンサに空気を送る構成として、空気を取り入れる吸気口(取込口)よりもセンサに向けて空気を排出する排気口を多くするために、吸気口から複数の排気口に分岐するダクトを複数設けることが考えられる。このような構成の場合、吸気口から離れた排気口に送られる空気は、これよりも吸気口に近い排気口に送られる空気よりも流れる向きが曲がって進む。このため、排気口近傍にあるセンサに対して所望の流量と向きの空気を得られにくい場合がある。そして、センサに対して所望の流量と向きの空気を得られない場合、センサに汚れを付着することを十分に抑制できない。
本発明は、取込口よりも数が多い排気口を備える構成で、センサに汚れが付着することを抑制できる構成を提供することを目的とする。
本発明のセンサユニットは、像担持体に担持されたトナー像を検知する複数のセンサと、前記複数のセンサの検知面に空気を送るためのダクトと、を備えたセンサユニットであって、前記ダクトは、空気を取り入れる取込口が形成された取込部と、前記取込口から取り込まれた空気を前記複数のセンサに分岐して送る複数の分岐ダクト部であって、第1分岐ダクト部と、第2分岐ダクト部と、を含む、複数の分岐ダクト部と、前記第1分岐ダクト部に設けられ、前記第1分岐ダクト部を流れる空気を排気する第1排気口と、前記第2分岐ダクト部に設けられ、前記第2分岐ダクト部を流れる空気を排気する第2排気口と、を有し、前記第2排気口は、前記第1排気口よりも前記取込口から離れた位置に設けられ、前記第1分岐ダクト部及び前記第2分岐ダクト部は、それぞれ、前記分岐ダクト部の排気方向に関して上流側に配置された第一経路部と、前記第一経路部と前記排気方向に関して下流で接続され、前記第一経路部の排気方向と異なる方向に排気する第二経路部と、を備え、前記第1分岐ダクト部の前記第一経路部の一方の内壁の延長線上に対して交差するように前記第1分岐ダクトの前記第二経路部内に設けられ、前記第一経路部内に流れる空気を分岐させて前記第二経路部にガイドする第1ガイド部と、前記第2分岐ダクトの前記第一経路部の一方の内壁の延長線上に対して交差するように前記第2分岐ダクトの前記第二経路部内に設けられ、前記第2分岐ダクトの前記第一経路内に流れる空気を分岐させて前記第二経路部に向けてガイドする第2ガイド部と、を備えたセンサユニットにおいて、前記ダクトが対向する前記像担持体の移動方向と直交する前記複数の分岐ダクト部の断面において、前記第1分岐ダクト部の前記一方の内壁に連続する前記第二経路部の内壁と前記第1ガイド部との距離は第1距離であり、前記第2分岐ダクト部の前記一方の内壁に連続する前記第二経路部の内壁と前記第2ガイド部との距離は前記第1距離よりも長い第2距離であることを特徴とする。
また、本発明は、像担持体に担持されたトナー像を検知する複数のセンサと、前記複数のセンサの検知面に空気を送るためのダクトと、を備えたセンサユニットであって、前記ダクトは、空気を取り入れる取込口が形成された取込部と、前記取込口から取り込まれた空気を前記複数のセンサに分岐して送る複数の分岐ダクト部と、前記分岐ダクト部の内部を流れる空気をガイドするガイド部と、を有し、前記分岐ダクト部は、前記分岐ダクト部の排気方向に関して上流側に配置された第一経路部と、前記第一経路部と前記排気方向に関して下流で接続され、前記第一経路部の排気方向と異なる方向に排気する第二経路部と、を備え、前記ガイド部は、前記第一経路部の一方の内壁の延長線上に対して交差するように前記第二経路部内に設けられ、前記第一経路部内に流れる空気を分岐させて前記排気口に向けてガイドし、かつ、前記排気口が開口した面との間に隙間を有するように配置されていることを特徴とする。
また、本発明は、像担持体に担持されたトナー像を検知する複数のセンサと、前記複数のセンサの検知面に空気を送るためのダクトと、を備えたセンサユニットであって、前記ダクトは、空気を取り入れる取込口が形成された取込部と、前記取込口から取り込まれた空気を前記複数のセンサに分岐して送る複数の分岐ダクト部と、前記分岐ダクト部の内部を流れる空気をガイドするガイド部と、を有し、前記分岐ダクト部は、前記分岐ダクト部の排気方向に関して上流側に配置された第一経路部と、前記第一経路部と前記排気方向に関して下流で接続され、前記第一経路部の排気方向と異なる方向に排気する第二経路部と、を備え、前記ガイド部は、前記第一経路部の一方の内壁の延長線上に対して交差するように前記第二経路部内に設けられ、前記第一経路部内に流れる空気を分岐させて前記排気口に向けてガイドし、かつ、前記ガイド部による分流後の空気が合流可能となるように、前記分岐ダクト部の内壁の一方から突出され、前記分岐ダクト部の内壁の他方に対して隙間を有するように配置されていることを特徴とする。
また、本発明は、像担持体に担持されたトナー像を検知する複数のセンサと、前記複数のセンサの検知面に空気を送るためのダクトと、を備えたセンサユニットであって、前記ダクトは、空気を取り入れる取込口が形成された取込部と、前記取込口から取り込まれた空気を前記複数のセンサに分岐して送る複数の分岐ダクト部と、前記分岐ダクト部の内部を流れる空気をガイドするガイド部と、を有し、前記分岐ダクト部は、前記分岐ダクト部の排気方向に関して上流側に配置された第一経路部と、前記第一経路部と前記排気方向に関して下流で接続され、前記第一経路部の排気方向と異なる方向に排気する第二経路部と、を備え、前記ガイド部は、前記第一経路部の一方の内壁の延長線上に対して交差するように前記第二経路部内に設けられ、前記第一経路部内に流れる空気を分岐させて前記排気口に向けてガイドするセンサユニットにおいて、前記ダクトに送風するためのファンと、前記複数のセンサを保持する保持部と、前記保持部を相対移動可能に支持する支持部と、を備え、前記ファンは、前記支持部に設けられ、前記ダクトは、前記支持部に支持され、前記ファンの排気口に接続された第1ダクト部と、前記保持部に支持され、前記第1ダクト部に対して相対移動可能に接続された前記取込部と、前記複数の分岐ダクト部と、前記ガイド部とを有し、前記第1ダクト部から送られた空気を前記複数のセンサに送る第2ダクト部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、取込口よりも数が多い排気口を備える構成で、センサに汚れが付着することを抑制できる。
第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成断面図。 第1の実施形態に係る画像形成装置の制御構成の一部を示すブロック図。 第1の実施形態に係るセンサユニットを内側から見た斜視図。 第1の実施形態に係るセンサユニットを外側から見た斜視図。 第1の実施形態に係るセンサユニットとベルトユニットの斜視図。 第1の実施形態に係るセンサホルダの斜視図。 第1の実施形態に係るシャッター部材の斜視図。 第1の実施形態に係るシャッター部材の閉位置を示す、(a)側面図、(b)斜視図。 第1の実施形態に係るシャッター部材の開位置を示す、(a)側面図、(b)斜視図。 レジセンサが汚れていない場合の、(a)レジパッチ、(b)アナログ波形出力、(c)デジタル波形出力の関係を示す図、レジセンサが汚れている場合の、(d)レジパッチ、(e)アナログ波形出力、(f)デジタル波形出力の関係を示す図。 濃度センサが汚れていない場合の、(a)濃度パッチ、(b)アナログ波形出力、(c)LED光量の関係を示す図、レジセンサが汚れている場合の、(d)濃度パッチ、(e)アナログ波形出力、(f)LED光量の関係を示す図。 第1の実施形態における装置本体内のセンサユニット近傍のエアフローを示す断面図。 第1の実施形態におけるセンサユニット内のエアフローを示す断面図。 図13のセンサ近傍の拡大図。 比較例に係るセンサダクトを中間転写ベルトの回転方向下流側から見た斜視図。 第1の実施形態に係るセンサダクトを中間転写ベルトの回転方向下流側から見た斜視図。 比較例に係るセンサダクトのエアフローを示す、(a)断面図、(b)(a)のA部を図13の上方から見た拡大詳細図。 第1の実施形態に係るセンサダクトのエアフローを示す、(a)断面図、(b)(a)のB部を図13の上方から見た拡大詳細図。 第1の実施形態に係る整流板の位置を示すセンサダクトの一部断面図。 第2の実施形態に係る整流板を示すセンサダクトの一部斜視図。 第3の実施形態に係る整流板を示すセンサダクトの一部斜視図。
<第1の実施形態>
第1の実施形態について、図1ないし図19を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1を用いて説明する。
[画像形成装置]
本実施形態の画像形成装置10は、電子写真方式を利用してフルカラー画像の形成が可能な、中間転写方式を採用したタンデム型のカラー複写機である。画像形成装置10は、複数の画像形成部として、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像を形成する第1、第2、第3、第4の画像形成部(ステーション)PY、PM、PC、PKを有する。本実施形態では、各画像形成部PY、PM、PC、PKの構成及び動作は、使用するトナーの色が異なることを除いて実質的に同一である。したがって、以下、主として第1の画像形成部PYについて説明し、他の画像形成部についての説明は省略する。
また、以下の説明において、図1の紙面手前側を画像形成装置10の前(正面)側とし、図1の紙面奥側を画像形成装置10の奥(背面)側とする。ここで、画像形成装置10の前側とは、操作者が画像形成装置10を操作する側で、画像形成装置10を操作する操作部が配置された側である。また、画像形成装置10を前側から見たときの左側、右側を、それぞれ画像形成装置10の左側、右側とする。画像形成装置10の前側と奥側とを結ぶ奥行き方向は、後述する感光ドラム1Yの回転軸線方向と略平行であるものとする。
画像形成部PYには、像担持体としてのドラム型(円筒形)の電子写真感光体(感光体)である感光ドラム1Yが配置されている。感光ドラム1Yは、駆動手段としての駆動モータ(図示せず)により図中矢印R1方向に回転駆動される。感光ドラム1Yの周りには、その回転方向に沿って、次の各装置が配置されている。まず、帯電手段としての帯電器2Yが配置されている。次に、露光手段としての露光装置(レーザースキャナー装置)3Yが配置されている。次に、現像手段としての現像装置4Yが配置されている。次に、一次転写手段としてのローラ状の一次転写部材である一次転写ローラ5Yが配置されている。次に、感光体クリーニング手段としてのドラムクリーナ6Yが配置されている。
回転する感光ドラム1Yは帯電器2Yにより一様に帯電させられる。帯電した感光ドラム1Yの表面が露光装置3Yによって走査露光されることにより、感光ドラム1Y上に静電潜像(静電像)が形成される。感光ドラム1Y上に形成された静電潜像は、現像装置4Yによって現像剤としてのトナーを用いて現像される。
なお、露光装置3Yには、画像信号に合わせて発光制御されるレーザーと、レーザー光を感光ドラム1上に導光する複数のミラー部と、が設けられている。このレーザーの発光タイミングやミラーを調整することにより、画像の書き込みタイミングを調整することができ、各色の書き出し位置の調整を行うことができる。また、感光ドラム1Yの電位とレーザー光量を調整することにより、画像濃度の調整を行うことができる。
一方、各画像形成部PY、PM、PC、PKを水平に貫通する態様で、各感光ドラム1Y、1M、1C、1Kの下方には、無端ベルト状の中間転写体である中間転写ベルト7が配置されている。中間転写ベルト7は、移動可能な移動体の一例である。中間転写ベルト7は、複数の支持ローラ(張架ローラ)としての、駆動ローラ71、二次転写対向ローラ72、テンションローラ73及びバックアップローラ74に巻回されている。
中間転写ベルト7は、駆動手段として駆動モータ(図示せず)から駆動ローラ71に駆動力が入力されることで、図中矢印R2方向(所定方向)に回転(周回移動)する。また、中間転写ベルト7は、テンションローラ73が内周面側から外周面側に付勢されることで所定の張力が付与された状態で、上記複数の支持ローラに張架されている。中間転写ベルト7の内周面側において、各感光ドラム1Y、1M、1C、1Kに対向する位置に、各一次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kが配置されている。
一次転写ローラ5Yは、中間転写ベルト7を介して感光ドラム1Yに向けて付勢(押圧)されており、中間転写ベルト7と感光ドラム1Yとが接触する一次転写部(一次転写ニップ部)N1Yが形成されている。一次転写ローラ5M、5C、5Kについても同様である。
また、中間転写ベルト7の外周面側において、二次転写対向ローラ72に対向する位置には、二次転写手段としてのローラ状の二次転写部材である二次転写ローラ8が配置されている。二次転写ローラ8は、中間転写ベルト7を介して二次転写対向ローラ72に向けて付勢(押圧)されており、中間転写ベルト7と二次転写ローラ8とが接触する二次転写部(二次転写ニップ部)N2が形成されている。
また、中間転写ベルト7の外周面側において、駆動ローラ71に対向する位置には、中間転写体クリーニング手段としてのベルトクリーナ75が配置されている。中間転写ベルト7、中間転写ベルト7の支持ローラ71、72、73、74、ベルトクリーナ75などによって、ベルトユニット70が構成される。
感光ドラム1Y上に形成されたトナー像は、一次転写部N1Yにおいて、一次転写電圧(一次転写バイアス)が印加される一次転写ローラ5Yの作用により、中間転写ベルト7に転写(一次転写)される。例えばフルカラー画像の形成時には、第1、第2、第3、第4の画像形成部PY、PM、PC、PKにおいて各色のトナー像が中間転写ベルト7上に順次に重ね合わせるようにして転写される。中間転写ベルト7に転写されたトナー像は、二次転写部N2において、二次転写電圧(二次転写バイアス)が印加される二次転写ローラ8の作用により、用紙などの記録材(シート材など)Sに転写(二次転写)される。例えばフルカラー画像の形成時には、中間転写ベルト7上に重ね合わされた4色のトナー像が一括して記録材Sに転写される。記録材Sは、転写材供給部の収納庫11から給送され、レジスト調整部12で姿勢を整えられた後に、二次転写部N2に搬送される。
トナー像が転写された記録材Sは、無端ベルト状の搬送部材である搬送ベルト13上に担持されて搬送される。搬送ベルト13は、駆動手段としての駆動モータ(図示せず)により駆動される。搬送ベルト13の内周面側には記録材Sを吸着するために吸引ファン(図示せず)が配置されており、これにより記録材Sは搬送ベルト13上に吸着される。その後、記録材Sは、その搬送方向において搬送ベルト13の下流に配置された定着手段としての定着装置14に搬送される。記録材Sは、定着装置14によって加熱及び加圧されて、その上にトナー像が定着される。これにより、記録材S上に画像が得られる。その後、記録材Sは、転写材排気部に搬送され、画像形成装置10の装置本体9の外部(機外)の排出トレー15上に排出される。
また、一次転写後に感光ドラム1Yに残留したトナー(一次転写残トナー)などの付着物は、ドラムクリーナ6Yによって感光ドラム1Yから除去されて回収される。また、二次転写後に中間転写ベルト7に残留したトナー(二次転写残トナー)などの付着物は、ベルトクリーナ75によって中間転写ベルト7から除去されて回収される。
画像形成装置10は、記録材Sの搬送方向において最下流の一次転写部N1Kよりも下流、かつ、二次転写部N2の上流において中間転写ベルト7の外周面に対向するように配置された、センサユニット100を有する。センサユニット100は、光学センサであるレジセンサ102及び濃度センサ103(例えば図2参照)を有する。中間転写ベルト7の内周面側のセンサユニット100と対向する位置には、バックアップローラ74が配置されている。センサユニット100については、後述して更に詳しく説明する。
また、画像形成装置10は、装置本体9の外部から内部に空気(エアー)を吸引して装置本体9の内部に空気の流れを生成するファンとして、第1、第2の吸気ファン16、17を有する。第1の吸気ファン16は、装置本体9の筐体(本体筐体)19の左側面に設けられている。第1の吸気ファン16によって、各画像形成部PY、PM、PC、PKの各露光装置3Y、3M、3C、3Kの周辺に、主に各露光装置を冷却するための空気が、装置本体9の左側面から右側面に向かって流れる。また、第2の吸気ファン17は、本体筐体19の右側面に設けられている。第2の吸気ファン17によって、画像形成装置10の装置本体9の内部(機内)を冷却するための空気の流れが生成される。この空気の流れによって、主に各画像形成部PY、PM、PC、PKにおける各露光装置以外の要素の温度上昇が抑制される。
また、画像形成装置10は、装置本体9の内部から外部に空気を排気して装置本体9の内部に空気の流れを生成するファンとして、排気ファン18を有する。装置本体9の内部で温度が高くなるのは定着装置14であるため、定着装置14の熱が装置本体9の内部の温度を上げないように、排気ファン18は定着装置14の上方に設けられる。この排気ファン18は、本体筐体19の左側面側に設けられ、装置本体9の後方に向けて排気を行っている。第2の吸気ファン17によって装置本体9の外部から内部に吸気された空気は、排気ファン18に向かって流れていく。
[制御部]
図2は、本実施形態の画像形成装置10の要部の概略制御の構成を示す。画像形成装置10に設けられた制御手段としての制御部200は、演算処理を行う中心的素子であるCPU201、記憶素子であるROM、RAMなどのメモリ202などを有して構成される。RAMには、センサの検知結果、演算結果などが格納され、ROMには制御プログラム、予め求められたデータテーブルなどが格納されている。本実施形態では、制御部200は、画像形成装置10の各部を統括的に制御する。本実施形態との関係では、制御部200は、レジセンサ102、濃度センサ103の検知結果に基づいて、画像形成部PY、PM、PC、PKの動作を補正して、各色の書き出し位置の調整、画像濃度の調整を行う制御を実行する。また、制御部200は、詳しくは後述するようにしてセンサユニット100のシャッター開閉用のソレノイド171、ファン208の駆動の制御を実行する。
[センサユニット]
次に、センサユニット100について説明する。まず、センサユニット100の全体的な構成及び動作について、図3を用いて説明する。センサユニット100は、大きく分けて、筐体110と、レジセンサ102及び濃度センサ103と、センサホルダ211と、防汚用のファン208と、ダクト220とを備える。支持部としての筐体110は、ユニットの外枠を構成する。複数のセンサとしてのレジセンサ102と濃度センサ103は、像担持体としての中間転写ベルト7の表面の検知対象である後述するレジパッチ或いは濃度パッチを検知する。保持部としてのセンサホルダ211は、筐体110に支持され、レジセンサ102及び濃度センサ103を保持する。送風手段としてのファン208は、筐体110に固定されている(設けられている)。ダクト220は、センサホルダ211内の中間転写ベルト7の回転方向上流側に保持され、ファン208から排出された空気をレジセンサ102及び濃度センサ103に送る。以下、各構成について、詳しく説明する。
[筐体]
筐体110は、図3及び図4に示すように、中間転写ベルト7の幅方向(回転方向と略直交する方向)に長い箱形状となっており、画像形成装置10にセンサユニット100を本体に固定するフレーム101がベースとなっている。フレーム101の内側(筐体110の左側面)には、図3に示すように、センサホルダ支持板104、電気基板108、ファン208などが固定されている。センサホルダ支持板104は、センサホルダ211を支持する。電気基板108は、レジセンサ102と濃度センサ103及びシャッター開閉用のソレノイド171への電気信号を処理する。ファン208は、後述するセンサ防汚機構に使用する防汚用のファンである。
また、筐体110の外側(右側面)には、図4に示すように、画像形成装置10の装置本体9の内部を流れる空気を筐体110の外部から内部に導入する導入口120が形成されている。また、筐体110の下面には、図3に示すように、レジセンサ102及び濃度センサ103の検知面112を中間転写ベルト7に対して露出させる検知開口部113を有する。
また、センサユニット100は、図5に示すように、画像形成装置10の装置本体9に対して着脱可能な構成になっている。センサユニット100を装置本体9に装着する際は、センサユニット100における筐体110のフレーム101に設けられた位置決め部140が、画像形成装置10の装置本体9のフレームに設けられた不図示の被位置決め部に嵌合し、装置本体9に固定される。この際、センサユニット100が中間転写ベルト7の表面と対向する位置に位置決めされる。
[センサ]
複数のセンサとしてのレジセンサ102及び濃度センサ103は、中間転写ベルト7の表面の検知対象としてのトナー像を検知するセンサである。このようなレジセンサ102及び濃度センサ103は、それぞれ、少なくともトナー像を検知する際に中間転写ベルト7の表面に対向する検知面112を有する(例えば、後述する図14参照)。レジセンサ102は、中間転写ベルト7上に形成されるトナー像である色ズレ補正用の基準画像(以下、レジパッチ)を読み取る光学センサである。濃度センサ103は、中間転写ベルト7上に形成されるトナー像である濃度補正用の基準画像(以下、濃度パッチ)を読み取る光学センサである。
レジセンサ102は、図6に示すように、中間転写ベルト7の幅方向に3個配置されている。そして、このレジセンサ102によるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のレジパッチの検知結果に基づいて各色のズレ量が算出される。ここで算出されるズレ量は、中間転写ベルト7の搬送方向の各色の書き出し位置ズレ、中間転写ベルト7の幅方向の各色の書き出し位置ズレ、基準方向に対する各色の傾きズレ、及び各色の倍率ズレが含まれる。算出されたズレ量は、制御部200(図2)で処理されて出力画像にフィードバックされる。
また、濃度センサ103は、図6に示すように、中間転写ベルト7の幅方向に3個配置されている。そして、この濃度センサ103によってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の濃度パッチが検知され、その検知結果に基づいて各色の濃度変化量が算出される。算出された濃度変化量は、制御部200で処理されて画像形成部の制御にフィードバックされる。なお、このようにレジセンサ102及び濃度センサ103は、複数配置されているが、レジセンサ102、濃度センサ103の数は、本実施形態のものに限定されるものではない。
[センサホルダ]
センサホルダ211は、図6に示すように、レジセンサ102と濃度センサ103を保持する。このようなセンサホルダ211は、筐体110に対して相対移動可能に支持されている。具体的には、図3に示すように、センサホルダ211は、筐体110に固定されたセンサホルダ支持板104に、弾性部材である支持バネ105を介して支持されている。これにより、センサホルダ211は、中間転写ベルト7の表面に対して垂直方向(画像形成装置10の高さ方向)に移動可能に支持される。
また、センサホルダ211の前奥方向端部には、センサ位置決め部211cが設けられている。そして、センサユニット100の装置本体9への装着時には、センサ位置決め部211cがベルトユニット70に設けられた不図示の突き当て部に対し、支持バネ105の押圧力により突き当てられる。これにより、センサホルダ211に保持されたレジセンサ102及び濃度センサ103と、中間転写ベルト7の表面との距離を一定に保つようにしている。
突き当て部は、中間転写ベルト7の内周面側に配置されたバックアップローラ74の回転軸上に設けられている。突き当て部は、例えば、バックアップローラ74を回転自在に支持するベアリングである。このバックアップローラ74は、中間転写ベルト7のばたつきを抑えるため、バックアップローラ74の回転軸上に突き当て部を設けることで、センサの検知性能が安定する。ここでは、ばたつきを抑える目的で、突き当て部をバックアップローラ74に設けているが、突き当て部を設ける部分は、中間転写ベルト7のばたつきを抑える支持板金のような支持部材でも良く、バックアップローラ74に限定するものではない。
また、センサホルダ211には、図3及び図6に示すように、シャッター部材106と、シャッター開閉用のソレノイド171とが設けられている。
[シャッター部材]
シャッター部材106について、図7ないし図9(b)を用いて説明する。シャッター部材106は、センサホルダ211に支持され、レジセンサ102及び濃度センサ103の検知面112と中間転写ベルト7の表面との間に配置されている。なお、シャッター部材106は、筐体110に支持されても良い。そして、シャッター部材106は、検知面112を中間転写ベルト7の表面に対して露出させる開位置と、検知面112を中間転写ベルト7の表面に対して覆う閉位置とに移動可能である。このようなシャッター部材106は、シャッター駆動部としてのソレノイド171により駆動される。
図7に示すように、シャッター部材106は、リンク部材170と、回動シャッター172を有する。リンク部材170は、中間転写ベルト7の幅方向に長い略矩形の板形状を有する部材である。回動シャッター172は、レジセンサ102及び濃度センサ103にそれぞれに対向して配置され、リンク部材170の一部を回動中心として回転する。
移動部材としてのリンク部材170は、中間転写ベルト7の幅方向にスライド移動可能なようにセンサホルダ211に取り付けられており、レジセンサ102及び濃度センサ103の検知面112を中間転写ベルト7に対して露出させる開口部161を有する。即ち、リンク部材170の開口部161は、リンク部材170が開位置に移動した場合に検知面112と対向し、リンク部材170が閉位置に移動した場合に検知面112と対向する位置から外れる。
覆い部材としての回動シャッター172は、リンク部材170の移動に連動して、開位置で開口部161から外れた位置に、閉位置で開口部161を覆う位置に移動する。本実施形態では、回動シャッター172は、リンク部材170に回動自在に支持され、リンク部材170がスライドすることに連動して回動する。
ここで、より具体的にシャッター部材106の開閉状態について説明する。まず、シャッター部材106が閉位置に移動した状態(閉状態)について説明する。図8(a)、(b)に示すように、ソレノイド171をオフにすると(シャッター駆動部の駆動を切ると)、付勢手段としての引っ張りバネ213の付勢力によって、リンク部材170が装置本体9の奥側にスライドする。また、リンク部材170のスライドに連動して、回動シャッター172がリンク部材170の一部を回動中心として回動する。そして、リンク部材170の開口部161がレジセンサ102及び濃度センサ103の検知面112と対向しなくなると共に、回動シャッター172がレジセンサ102及び濃度センサ103の検知面112を覆う状態になる(閉状態)。これにより、レジセンサ102及び濃度センサ103の検知面112に、トナーが付着することを抑制できる。
次に、シャッター部材106が開位置に移動した状態(開状態)について説明する。図9(a)、(b)に示すように、ソレノイド171をオンにすると(シャッター駆動部を駆動すると)、リンク部材170が引っ張りバネ213の付勢力に抗して装置本体9の手前側にスライドする。また、リンク部材170のスライドに連動して、回動シャッター172がリンク部材170の一部を回動中心として回動する。そして、リンク部材170の開口部161がレジセンサ102及び濃度センサ103の検知面112と対向すると共に、回動シャッター172がレジセンサ102及び濃度センサ103の検知面112を覆わなくなる。これにより、レジセンサ102及び濃度センサ103の検知面112が、中間転写ベルト7の表面に対向する状態となる(開状態)。そして、レジセンサ102及び濃度センサ103により中間転写ベルト7上のトナー像を検知可能とある。
[センサの検知面の汚れ]
次に、レジセンサ102及び濃度センサ103の検知面112の汚れの影響について、図10(a)〜(f)及び図11(a)〜(f)を用いて説明する。レジセンサ102及び濃度センサ103の検知面112は、例えば、中間転写ベルト7のトナー像から飛散したトナーに曝されたりすることで汚れる。このように検知面112が汚れると、検知精度が低下してしまう。
まず、レジセンサ102の検知面112の汚れの影響について、図10(a)〜(f)を用いて説明する。図10(a)〜(c)は、レジセンサ102の検知面112が汚れていない場合のレジパッチ及びそれを検知した場合のセンサの出力を示している。図10(d)〜(f)は、レジセンサ102の検知面112が汚れている場合のレジパッチ及びそれを検知した場合のセンサの出力を示している。図10(a)、(d)のレジパッチは同じである。
レジセンサ102の検知面112が汚れていない場合、レジセンサ102で読み取ったアナログ波形は図10(b)のようになる。同図は、レジセンサ102として乱反射光を検知する光学センサを用いた読み取り結果である。乱反射光を検知する光学センサはブラック色(K)に対する出力が小さいため、他の色のパッチをブラック色のパッチで挟み、出力を揃えている。図10(b)のアナログ波形の出力をデジタル処理すると、図10(c)のようになる。
各色のパッチのズレ量は、レジセンサ102によって中間転写ベルト7から反射される光量とパッチから反射される光量の差分に基づいて測定され、この測定値に基づいて制御部200により各色の書き出し位置の補正量が算出される。このとき、レジセンサ102の検知面112が汚れていると、レジセンサ102で読み取ったアナログ波形は図10(e)のようになる。
レジセンサ102の検知面112が汚れると、中間転写ベルト7の表面からの反射光量とパッチからの反射光量との差分が小さくなると同時に、パッチのエッジが鮮鋭ではなくなる。このため、図10(e)のアナログ波形の出力をデジタル処理すると、図10(f)に示すようになる。図10(f)と図10(c)の比較から明らかなように、レジセンサ102の検知面112が汚れると、パッチの重心位置がばらついたり、読み取り不良が発生したりしてしまう。この重心ばらつきや読み取り不良により、実際の各パッチの位置ズレ量と各パッチの測定値との間に差が生じて、制御部200による各色の書き出し位置の補正を適切に行えず、色ズレが発生する。
次に、濃度センサ103の検知面112の汚れの影響について、図11(a)〜(f)を用いて説明する。図11(a)〜(c)は、濃度センサ103の検知面112が汚れていない場合の濃度パッチ及びそれを検知した場合のセンサの出力を示している。図11(d)〜(f)は、濃度センサ103の検知面112が汚れている場合の濃度パッチ、それを検知した場合のセンサの出力及びLED光量を示している。図11(a)、(d)の濃度パッチは同じである。
濃度センサ103の検知面112が汚れていない場合、濃度センサ103で読み取ったアナログ波形は図11(b)のようになる。ここで、画像濃度を制御するに当たり、濃度基準を設定する。この濃度基準の設定は、例えば、濃度センサ103に対応する位置のシャッター部材106に設けられた濃度基準部材の濃度を濃度センサ103で読み取り、濃度センサ103の所定の光量出力が得られるようにすることで行う。
濃度センサ103の光量出力は、図11(c)、(f)に示すように、光源としてのLED電流値を調整するなどして調整することができる。そして、上述の濃度基準と読み取ったパッチの濃度とから画像濃度を調整する。即ち、濃度センサ103によって、濃度基準部材から反射される光量とパッチから反射される光量との差分が測定される。そして、この差分に基づいて各色のパッチの画像濃度が測定され、この測定値に基づいて制御部200により各色の画像濃度の補正量が算出される。
このとき、例えば濃度基準の設定後に濃度センサ103の検知面112が汚れると、濃度センサ103で読み取ったアナログ波形は図11(e)のようになり、濃度基準に対するパッチの濃度の読み取りレベルが変動してしまう。即ち、図11(e)と図11(b)の比較から明らかなように、同じ濃度のパッチを読み取ったにも関わらず、濃度センサ103の読み取りレベルが変化する。このため、制御部200が誤った濃度制御を行ってしまい、結果として画像濃度レベル変動が発生する。同様のことは、濃度基準の設定前に濃度基準部材が汚れていたり、濃度センサ103の検知面112の汚れと濃度基準部材の汚れの両方が生じたりした場合にも生じる。
[エアフローによる防汚]
このために本実施形態では、以下に説明するようにエアフローによりレジセンサ102及び濃度センサ103の検知面112にトナーなどの汚れが付着することを抑制している。即ち、センサユニット100内に配置された防汚用のファン208から送り出される空気を、図12などに示すダクト220によって導き、検知面112を通過させ、開口部161から吹き出すようにしている。そして、検知面112へのトナーなどの汚れの付着を抑制している。本実施形態では、ダクト220は、検知面112と中間転写ベルト7の表面との間に送る空気が中間転写ベルト7の回転方向(所定方向)に沿って流れるように配置されている。ここで空気の流れを装置本体9の正面方向から見た流れと、中間転写ベルト7の回転方向の側面方向から見た流れとに分けて述べる。
[装置本体の正面方向から見た空気の流れ]
まず、画像形成装置10の装置本体9及びセンサユニット100の内部には、図12に示すような空気の流れが生成される。センサユニット100内のフレーム101の右側の側面には、筐体110の内部に空気を取り込むための開口である導入口120が設けられている。導入口120は、第2の吸気ファン17により発生する空気の流れに対し下流に設けられ、整流部材121によって筐体110内部に空気を流し込んでいる。
次に、図13に示すように、筐体110に設けられたファン208は、導入口120から空気を取り入れる。そして、ファン208から排出された空気は、ダクト220によりレジセンサ102及び濃度センサ103に送られる。本構成では、ファン208は、センサユニット100の中心よりやや前側に配置されている。また、ダクト220は、レジセンサ102及び濃度センサ103よりも中間転写ベルト7の回転方向上流側に配置され、排気口205aが検知面112と中間転写ベルト7の表面との間に向いて開口している。これにより、ダクト220により送られた空気が、中間転写ベルト7の回転方向(所定方向)に沿って流れるようにしている。このようにダクト220から排出される空気の向きを、中間転写ベルト7の回転方向に沿わせることで、排出される空気により中間転写ベルト7上のトナー像を乱すことを抑制できる。
ダクト220は、第1ダクト部としての中継ダクト209と、第2ダクト部としてのセンサダクト212とを有する。中継ダクト209は、筐体110に直接支持され、取込口としての吸気口209aがファン208の排気口208aに接続されている。センサダクト212は、センサホルダ211に支持され、後述する図16などに示すように、中継ダクト209に対して相対移動可能に接続された取込部としての吸気部204と、複数の分岐ダクト部203と、複数の排気部205と、整流板206とを有する。
ファン208から吐出された空気は、中継ダクト209を通じ、センサダクト212の吸気部204へと導かれる。吸気部204は、中継ダクト209の排気口209bと接続される吸気口204aが形成されている。したがって、吸気口204aは、ファン208から排出された空気を取り入れ、吸気口204aに流入した(取り込まれた)空気は、吸気口204aよりも数が多い複数の分岐ダクト部203にそれぞれ送られる。複数の分岐ダクト部203は、1個の吸気口204aから流入した空気を、レジセンサ102及び濃度センサ103と同数(本実施形態では6個)に分岐して送る。
そして、センサダクト212の分岐ダクト部203に送られた空気は、図14に示すように、レジセンサ102及び濃度センサ103の検知面112と中間転写ベルト7の表面との間に送られる。即ち、センサダクト212へ導入された空気は、複数の分岐ダクト部203によりレジセンサ102、濃度センサ103に対応する全部で6個所へ分配されて、それぞれの排気口205aへと進む。
各排気口205aから出た空気は、各センサの検知面112を通り、開位置にあるシャッター部材106の開口部161へと流れ、開口部161から中間転写ベルト7側(像担持体側)に流出する。これにより、中間転写ベルト7上から飛散したトナーがセンサユニット100内へ侵入することを抑制し、検知面112の汚れを抑制できる。なお、センサダクト212の詳しい説明は後述する。
本実施形態では、筐体110に固定されたファン208及び中継ダクト209に対して、センサホルダ211に保持されるセンサダクト212の姿勢は可変する。即ち、上述したように、センサホルダ211は、筐体110に対して支持バネ105を介して支持されており、相対移動可能である。このため、筐体110に固定された中継ダクト209と、センサホルダ211に支持されたセンサダクト212とは、相対移動する。このため、中継ダクト209とセンサダクト212とを接続する部分は、封止シート部材210によって封止されている。
[中間転写ベルトの回転方向から見た空気の流れ]
次に中間転写ベルト7の回転方向の側面方向から見た空気の流れを説明する。上述のように、センサユニット100のフレーム101の右側面の導入口120から取り込まれた空気は、フレーム101に保持された防汚用のファン208によって吸気され、中継ダクト209側に排気される。そして、ファン208から排気された空気は、中継ダクト209を介して吸気口204aへと進み、センサダクト212内に入って、図16に示す6個所の分岐ダクト部203へ分配される。分岐ダクト部203の排気口205aから出た空気は、検知面112の対向にある開口部161から中間転写ベルト7の面へと吹き出す(図14参照)。
このような複数の分岐ダクト部203を有するセンサダクト212について、図15ないし図19を用いて説明する。なお、図15及び図17(a)、(b)は、比較例のセンサダクト212Aを中間転写ベルト7の回転方向から見た図である。図16及び図18(a)、(b)は、本実施形態のセンサダクト212を中間転写ベルト7の回転方向から見た図である。図19は、図18(a)の左側部分(センサダクト212の一部)を拡大して示す断面図である。
また、図15及び図16は、センサダクト212A、212を中間転写ベルト7の回転方向下流側から見た図で、図17(a)、(b)及び図18(a)、(b)は、センサダクト212A、212を中間転写ベルト7の回転方向上流側から見た図である。図17(a)、(b)及び図18(a)、(b)は、説明のために空気の流れ(エアフロー)を矢印で示している。
また、これら各図に示すセンサダクト212、212Aは、センサホルダ211に固定される際に、図15、16の紙面右手前側の側面をセンサホルダ211の一部である壁部211a(図13)により塞がれる。即ち、吸気部204及び複数の分岐ダクト部203の側面の開口は、壁部211aにより塞がれる。図示の例では、壁部211aとセンサダクト212との間にシート211bを設け、このシート211bを中継ダクト209の排気口209bの外側まで延長している。この部分の構成は、これに限らず、例えば、センサダクト212、212Aをセンサホルダ211に固定する前に、吸気部204及び複数の分岐ダクト部203の側面の開口が塞がれていても良い。
[比較例のセンサダクト]
ここで、このように複数の分岐ダクト部203を有する構成の場合、次のような問題がある。この点について、図15及び図17(a)、(b)に示す比較例を用いて説明する。この比較例のセンサダクト212Aは、図15に示すように、本実施形態のセンサダクト212(図16)に対して、後述する整流板206を設けていないものである。
比較例のセンサダクト212Aは、図17(a)に示すように、吸気口204aを流れる空気の流れ方向に関して、吸気口204aの正面にある分岐ダクト部203では、吸気した空気は広がりながらそのまま直進する。これに対して、吸気口204aから離れた分岐ダクト部203、例えば、図17(a)のA部にある分岐ダクト部203では、分岐ダクト部203の排気口205aから排出される空気は、この分岐ダクト部203内の空気の流れ方向の角度のまま進行する。この結果、図17(b)に示すように、排気口205aから排出される空気は、センサの検知面112の全域に対して行き渡らず、特に、吸気口204aに近い側(図17(b)のC部で示す領域)は十分な空気の流量を得られない。即ち、排気口205a近傍にあるセンサの検知面112に対して所望の流量と向きの空気を得られにくい。このため、開口部161から侵入するトナーを十分に吹き戻すことができず、検知面112が汚れてしまう可能性がある。
例えば、分岐ダクト部203の屈曲位置から排気口205aまでの距離を大きくすれば、空気は屈曲後の壁面の角度に倣い、徐々に広がりながら進行することになる。但し、このように構成すると、装置が大型化するうえ、損失が大きくなり十分な空気の流量が得られにくい。また、排気口205aを狭めることで空気を強引に開口部161へ直進させることも考えられるが、この場合、各センサの検知面112の幅に対応した幅を確保することが困難である。
[本実施形態のセンサダクト]
そこで、本実施形態においては、排気口205a近傍に整流板206を配置し、空気の流れを所望の方向にし、広い範囲で空気を排出するようにすることで、各センサの検知面112の汚染を抑制する。本実施形態のセンサダクト212は、図16、図18(a)、(b)及び図19に示すように、吸気部204と、複数の分岐ダクト部203と、排気部205と、整流板206とを有する。
吸気部204は、上述したように、ファン208から排出された空気を中継ダクト209を介して取り入れる吸気口204aが形成されている。複数の分岐ダクト部203は、吸気口204aよりも数が多く、吸気口204aから流入した空気を複数のセンサとしてのレジセンサ102及び濃度センサ103と同数に分岐して送る。
また、排気部205は、複数の分岐ダクト部203のそれぞれに設けられ、該分岐ダクト部203を通った空気を排出する排気口205aが形成されている。このような排気部205は、排気口205aを各センサの検知面112に向けるため、分岐ダクト部203の空気の流れ方向下流端部で大きく流路が曲がるように形成されている。即ち、分岐ダクト部203は、分岐ダクト部203の排気方向上流側に配置された第一経路部203Aと、第一経路部203Aに対して分岐ダクト部203の排気方向下流で接続する第二経路部203Bと、を有する。第二経路部203Bは、第一経路部203Aの排気方向と異なる方向に排気する。したがって、次述する整流板206がないと、比較例の図17(a)に示すように、分岐ダクト部203を流れてきた空気の殆どは、排気部205の内壁のうち、吸気部204から離れた側の内壁に当たって向きが変わる。そして、吸気部204から離れた側の空気の流量が多くなるように空気が排気口205aから排出される。
また、排気部205の内壁のうち、各センサの検知面112から離れた側の内壁205bは、排気部205に流れてきた空気を検知面112側に導くように傾斜した傾斜面としている。即ち、図14に示すように、内壁205bは、空気の流れ方向下流に向かう程、レジセンサ102(或いは濃度センサ103)に近づくように傾斜している。
整流部若しくはガイド部としての整流板206は、複数の排気部205のうちの少なくとも何れかの排気部205の内側に設けられている。本実施形態では、吸気口204aに最も近い1個の分岐ダクト部203(吸気口204aの正面にある分岐ダクト部203)の排気部205以外の分岐ダクト部203の排気部205に、それぞれ整流板206を設けている。即ち、本実施形態では、整流板206は、複数設けられており、その数は、複数の排気部205よりも少ない。なお、整流板206は、全ての排気部205に対して設けても良いし、例えば、吸気口204aから最も離れた1箇所或いは2箇所の排気部205(例えば、図16の左右両側の排気部205)など、任意の排気部205に設けても良い。
また、本実施形態では、それぞれの整流板206は、該排気部205が設けられた分岐ダクト部203の内壁のうち、吸気部204が設けられた側と反対側の内壁207の延長線上に、該延長線に対して交差するように設けられている。また、整流板206は、排気口205aが開口した面に略垂直方向に配置されている。本実施形態では、排気部205の内壁205bから対向する壁に向かって略垂直に突出するように形成されている。そして、整流板206は、分岐ダクト部203を流れる空気の一部の流れる向きを変える。
即ち、吸気口204aから吸気された空気は、図18(a)に示すように、吸気した空気が直進した際にぶつかる分岐ダクト部203の内壁207に沿って進む。整流板206は、その空気の風向を変える(ガイドする)ため、図19に示すように、内壁207の延長線(破線)上に配置されている。言い換えれば、整流板206は、第二経路部203B内(第二経路部内)に設けられるとともに、第一経路部203Aの一方の内壁207の延長線と交差する位置に設けられ、第二経路部203B内に流れる空気を分岐させて排気口205aに向けて整流する。このため、整流板206に当たることで、分岐ダクト部203を流れる空気の一部、即ち、整流板206の内壁207側(吸気部204に近い側)を流れる空気の向きが変わり、この部分でも排気口205aから排出される空気の流量を確保できる。この結果、吸気口204aに近い側においても排気口205aから開口部161に向かう十分な空気が得られるため、検知面112の汚れを抑制できる。
また、本実施形態の場合、整流板206は、分岐ダクト部203の内壁のうち、吸気部204が設けられた側の内壁203b(第一経路部203Aの他方の内壁)との間に隙間203cを有する。これにより、分岐ダクト部203を流れてきた空気は、一部が整流板206に当たって流れの向きが変わり、その他が隙間203cを通って排気部205の内壁に当たって流れの向きが変わる。そして、それぞれ排気口205aから排出される。これにより、図18(b)に示すように、排気口205aから排出される空気の流量分布をより均一化できる。
ここで、分岐ダクト部203を流れる空気は、第一経路部203Aの一方の内壁207に沿って進み、第二経路部203Bでは、第一経路部203Aの内壁207から離れた側に進もうとする。本実施形態では、排気口205aから出る空気は、吸気口204aから遠いほど外側へ進んでしまう。このため、各排気口205aに対して整流板206を一様に置くと、例えば、何れの排気口205aに対しても、整流板206を排気口205aの略中央に置いた場合、以下のような問題が生じる虞がある。即ち、吸気口204aから遠い排気口205aから排出される空気の流量が、吸気口204aに近い側で不足してしまう場合がある。このため、図19に示すように、整流板206は、吸気口204aから遠い排気口205a程、外側に、つまりa<b<cの関係になるよう配置している。なお、a、b、cは、それぞれ整流板206と排気部205の吸気部204に近い側の内壁205cとの距離である。
即ち、複数の排気部205は、第1排気部と、第1排気部よりも吸気部204から離れた位置に設けられた第2排気部を含み、第一経路部203A及び第二経路部203Bは、第1排気部及び第2排気部のそれぞれに対応して設けられている。また、複数のガイド部は、第1排気部に設けられた第1ガイド部と、第2排気部に設けられた第2ガイド部とを含む。ここで、例えば、図19に示す右側の排気部205を第1排気部とし、この排気部205に設けられた整流板206を第1ガイド部とする。また、図19に示す左側の排気部205を第2排気部とし、この排気部205に設けられた整流板206を第2ガイド部とする。この場合、第1排気部の吸気部204に近い側の内壁205cと第1ガイド部との距離aよりも、第2排気部の吸気部204に近い側の内壁205cと第2ガイド部との距離cの方を長く(a<c)している。即ち、第1排気部の第一経路部203Aの一方の内壁207に連続する第二経路部203Bの内壁205cと第1ガイド部との距離をaとする。また、第2排気部の第一経路部203Aの一方の内壁207に連続する第二経路部203Bの内壁205cと第2ガイド部との距離をcとする。この場合に、aよりもcの方を長くしている。
図19の右側の排気部205及び整流板206を第1排気部及び第1ガイド部、中央の排気部205及び整流板206を第2排気部及び第2ガイド部とした場合も同様に、a<bを満たす。また、図19の中央の排気部205及び整流板206を第1排気部及び第1ガイド部、左側の排気部205及び整流板206を第2排気部及び第2ガイド部とした場合も同様に、b<cを満たす。これにより、例えば、吸気部204から遠い排気部205の排気口205aから排出される空気の流量が、吸気部204に近い側で不足することを抑制でき、各排気口205aで排出される空気の流量分布をより均一化できる。
このような本実施形態の場合、吸気口204aよりも数が多い排気口205aを備える構成で、レジセンサ102及び濃度センサ103に汚れが付着することを抑制できる。即ち、上述のように、排気口205aに整流板206を設けることで、排気口205aから排出される空気の向き及び流量を適切にできる。また、排気口205aに設ける整流板206の位置を、吸気口204aからの距離によって上述のように変更することで、各排気口205aで排出される空気の流量分布をより均一化できる。この結果、レジセンサ102及び濃度センサ103の検知面112の全域に適切な流量の空気を流すことができ、検知面112にトナーなどの汚れが付着することを抑制できる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態について、図20を用いて説明する。本実施形態は、整流板206Aの一部に切り欠き230を設けている。その他の構成及び作用は、上述の第1の実施形態と同様である。このため、同様の構成については、同じ符号を付し、図示及び説明を省略又は簡略にし、以下、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
第1の実施形態の構成の場合、整流板206を配置することにより、排気口205aから排出される空気の流量のうち、吸気口204aから遠い側の流量が下がることがある。このため、本実施形態では、図20に示すように、整流板206Aの排気口205aの開口側の先端部を一部切欠くことで、切り欠き部230を形成している。そして、整流板206Aは、排気口205aの開口した面との間に隙間を有するようにしている。
このように、整流板206Aの排気口205aの開口側の先端部に切り欠き部230を設けることで、分岐ダクト部203の内壁207を伝ってきた空気をそのままの角度で一部流すことができる。そして、排気口205aから排出される空気の流量のうち、吸気口204aから遠い側の流量を確保することができる。
<第3の実施形態>
第3の実施形態について、図21を用いて説明する。本実施形態は、整流板206Bの高さH2を排気部205の経路高さH1よりも小さくしている。その他の構成及び作用は、上述の第1の実施形態と同様である。このため、同様の構成については、同じ符号を付し、図示及び説明を省略又は簡略にし、以下、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
第1の実施形態の構成の場合、整流板206を配置することにより、排気口205aから排出される空気の流量のうち、吸気口204aから遠い側の流量が下がることがある。このため、本実施形態では、図21に示すように、整流板206Bの高さH2を経路高さH1より低くしている(H2<H1)。
ここで、整流板206Bの高さH2とは、整流板206Bが突設された内壁205bの空気の流れ方向上流側で、壁部211a(図13)と略平行な内壁205d(内壁の一方)から壁部211a(内壁の他方)に向かって整流板206Bが突出した高さである。また、経路高さH1は、内壁205dと壁部211aとの間の間隔である。即ち、排気部205内に形成される空気の経路の厚さ方向(図13の左右方向)を高さ方向とした場合に、整流板206Bの高さ方向の最大長さを高さH2とし、排気部205内の経路のうち高さ方向の最大間隔を経路高さH1としている。
言い換えれば、整流板206Bは、排気部205の内壁のうち、排気口205aから空気が排出される側に設けられた壁である壁部211aとの間に隙間を有するように配置されている。これにより、分岐ダクト部203の内壁207を伝ってきた空気をそのままの角度で一部流すことができ、排気口205aから排出される空気の流量のうち、吸気口204aから遠い側の流量を確保することができる。
なお、本実施形態の構成と第2の実施形態の構成を組み合わせても良い。即ち、整流板206Bの排気口205aの開口側の先端部に切り欠き部230を設けても良い。
<他の実施形態>
上述の各実施形態では、センサユニット100にはシャッター部材106が設けられているものとして説明したが、シャッター部材106は設けられていなくても良い。
また、上述の各実施形態では、像担持体が中間転写体である場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、像担持体は、中間転写体の代わりに記録材担持体であっても良い。即ち、記録材担持体に担持された記録材上にトナー像を転写して画像を形成する直接転写方式の画像形成装置がある。記録材担持体としては、例えば上述の実施形態における中間転写ベルトと同様の無端状のベルトが用いられる。このような画像形成装置においても、記録材担持体上又は記録材担持体に担持された記録材上に基準画像(レジパッチや濃度パッチ)を形成し、これをセンサ(レジセンサや濃度センサ)で検知して色ズレや画像濃度を補正する制御が行われる。したがって、このような画像形成装置のセンサユニットに関して本発明を適用することで、上述の各実施形態と同様の効果を得ることができる。
その他、像担持体は、ドラム型や無端ベルト状の感光体であってもよく、その上に形成された基準画像を検知するセンサユニットに関して本発明を適用することで、上述の各実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上述の各実施形態では、センサ(レジセンサや濃度センサ)は光学センサであったが、これに限定されるものではない。即ち、移動可能な像担持体に対向して配置される検知面を備え、該検知面を介して像担持体上の検知対象の状態を検知するセンサであれば、任意のセンサであって良い。例えば、像担持体上の状態として像担持体の表面電位を検知する電位センサであっても良い。電位センサは、像担持体が感光体である場合などに好ましく適用できる。
7・・・中間転写ベルト(像担持体)/10・・・画像形成装置/74・・・バックアッップローラ(張架ローラ)/100・・・センサユニット/102・・・レジセンサ(センサ)/103・・・濃度センサ(センサ)/106・・・シャッター部材/110・・・筐体(支持部)/112・・・検知面/120・・・導入口/161・・・開口部/203・・・分岐ダクト部/203A・・・第一経路部/203B・・・第二経路部/204・・・吸気部/204a・・・吸気口/205・・・排気部/205a・・・排気口/206、206A、206B・・・整流板(ガイド部)/207・・・内壁/208・・・ファン(送風手段)/209・・・中継ダクト(第1ダクト部)/211・・・センサホルダ(保持部)/212・・・センサダクト(第2ダクト部)/220・・・ダクト/230・・・切り欠き部

Claims (6)

  1. 像担持体に担持されたトナー像を検知する複数のセンサと、
    前記複数のセンサの検知面に空気を送るためのダクトと、を備えたセンサユニットであって
    前記ダクトは、
    空気を取り入れる取込口が形成された取込部と、
    前記取込口から取り込まれた空気を前記複数のセンサに分岐して送る複数の分岐ダクト部であって、第1分岐ダクト部と、第2分岐ダクト部と、を含む、複数の分岐ダクト部と、
    前記第1分岐ダクト部に設けられ、前記第1分岐ダクト部を流れる空気を排気する第1排気口と、
    前記第2分岐ダクト部に設けられ、前記第2分岐ダクト部を流れる空気を排気する第2排気口と、を有し、
    前記第2排気口は、前記第1排気口よりも前記取込口から離れた位置に設けられ、
    前記第1分岐ダクト部及び前記第2分岐ダクト部は、それぞれ、前記分岐ダクト部の排気方向に関して上流側に配置された第一経路部と、前記第一経路部と前記排気方向に関して下流で接続され、前記第一経路部の排気方向と異なる方向に排気する第二経路部と、を備え、
    前記第1分岐ダクト部の前記第一経路部の一方の内壁の延長線上に対して交差するように前記第1分岐ダクトの前記第二経路部内に設けられ、前記第経路部内に流れる空気を分岐させて前記第二経路部にガイドする第1ガイド部と、
    前記第2分岐ダクトの前記第一経路部の一方の内壁の延長線上に対して交差するように前記第2分岐ダクトの前記第二経路部内に設けられ、前記第2分岐ダクトの前記第一経路内に流れる空気を分岐させて前記第二経路部に向けてガイドする第2ガイド部と、を備えたセンサユニットにおいて、
    前記ダクトが対向する前記像担持体の移動方向と直交する前記複数の分岐ダクト部の断面において、前記第1分岐ダクト部の前記一方の内壁に連続する前記第二経路部の内壁と前記第1ガイド部との距離は第1距離であり、前記第2分岐ダクト部の前記一方の内壁に連続する前記第二経路部の内壁と前記第2ガイド部との距離は前記第1距離よりも長い第2距離である、
    ことを特徴とするセンサユニット。
  2. 像担持体に担持されたトナー像を検知する複数のセンサと、
    前記複数のセンサの検知面に空気を送るためのダクトと、を備えたセンサユニットであって、
    前記ダクトは、
    空気を取り入れる取込口が形成された取込部と、
    前記取込口から取り込まれた空気を前記複数のセンサに分岐して送る複数の分岐ダクト部と、
    前記分岐ダクト部の内部を流れる空気をガイドするガイド部と、を有し、
    前記分岐ダクト部は、前記分岐ダクト部の排気方向に関して上流側に配置された第一経路部と、前記第一経路部と前記排気方向に関して下流で接続され、前記第一経路部の排気方向と異なる方向に排気する第二経路部と、を備え、
    前記ガイド部は、前記第一経路部の一方の内壁の延長線上に対して交差するように前記第二経路部内に設けられ、前記第一経路部内に流れる空気を分岐させて前記排気口に向けてガイドし、かつ、前記排気口が開口した面との間に隙間を有するように配置されている、
    ことを特徴とするセンサユニット。
  3. 像担持体に担持されたトナー像を検知する複数のセンサと、
    前記複数のセンサの検知面に空気を送るためのダクトと、を備えたセンサユニットであって、
    前記ダクトは、
    空気を取り入れる取込口が形成された取込部と、
    前記取込口から取り込まれた空気を前記複数のセンサに分岐して送る複数の分岐ダクト部と、
    前記分岐ダクト部の内部を流れる空気をガイドするガイド部と、を有し、
    前記分岐ダクト部は、前記分岐ダクト部の排気方向に関して上流側に配置された第一経路部と、前記第一経路部と前記排気方向に関して下流で接続され、前記第一経路部の排気方向と異なる方向に排気する第二経路部と、を備え、
    前記ガイド部は、前記第一経路部の一方の内壁の延長線上に対して交差するように前記第二経路部内に設けられ、前記第一経路部内に流れる空気を分岐させて前記排気口に向けてガイドし、かつ、前記ガイド部による分流後の空気が合流可能となるように、前記分岐ダクト部の内壁の一方から突出され、前記分岐ダクト部の内壁の他方に対して隙間を有するように配置されている、
    ことを特徴とするセンサユニット。
  4. 像担持体に担持されたトナー像を検知する複数のセンサと、
    前記複数のセンサの検知面に空気を送るためのダクトと、を備えたセンサユニットであって、
    前記ダクトは、
    空気を取り入れる取込口が形成された取込部と、
    前記取込口から取り込まれた空気を前記複数のセンサに分岐して送る複数の分岐ダクト部と、
    前記分岐ダクト部の内部を流れる空気をガイドするガイド部と、を有し、
    前記分岐ダクト部は、前記分岐ダクト部の排気方向に関して上流側に配置された第一経路部と、前記第一経路部と前記排気方向に関して下流で接続され、前記第一経路部の排気方向と異なる方向に排気する第二経路部と、を備え、
    前記ガイド部は、前記第一経路部の一方の内壁の延長線上に対して交差するように前記第二経路部内に設けられ、前記第一経路部内に流れる空気を分岐させて前記排気口に向けてガイドするセンサユニットにおいて、
    前記ダクトに送風するためのファンと、
    前記複数のセンサを保持する保持部と、
    前記保持部を相対移動可能に支持する支持部と、を備え、
    前記ファンは、前記支持部に設けられ、
    前記ダクトは、
    前記支持部に支持され、前記ファンの排気口に接続された第1ダクト部と、
    前記保持部に支持され、前記第1ダクト部に対して相対移動可能に接続された前記取込部と、前記複数の分岐ダクト部と、前記ガイド部とを有し、前記第1ダクト部から送られた空気を前記複数のセンサに送る第2ダクト部と、を有する、
    ことを特徴とするセンサユニット。
  5. 前記像担持体の幅方向に直交する前記分岐ダクト部の断面において、前記分岐ダクト部の内壁は、前記像担持体の移動方向の下流に向かうに従い、前記像担持体に近づくように傾斜する傾斜部を有する、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のセンサユニット。
  6. 所定方向に移動する像担持体と、
    前記像担持体と対向するように配置された、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のセンサユニットと、を備え、
    前記複数の分岐ダクト部に設けられたそれぞれの排気口は、前記像担持体の移動方向において、前記センサよりも上流側に配置されている、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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