JP3772034B2 - バッテリ残量報知装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばバッテリで駆動可能なデジタルスチルカメラ等の小型携帯電子機器に内蔵され、バッテリの残量をユーザに報知するバッテリ残量報知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、バッテリで駆動可能な小型携帯電子機器においては、そのバッテリ残量や消耗度合いを、電池マークやキャラクタ文字などによりユーザに知らせる方法が提唱されている。ここでいう小型携帯電子機器とは、例えばデジタルスチルカメラ、携帯型音楽CD(コンパクトディスク)ドライブ装置、携帯型カセットテープ記録再生装置、MD(ミニディスク)ドライブ、PDA(情報携帯端末)等の乾電池駆動可能なあらゆるものを指す。
【0003】
なお、上記の方法で、例えばビデオカメラのように専用のバッテリを使用するものについては、バッテリ側に残量測定回路や表示機能を設け、そのバッテリ残量を示すものが知られている。
【0004】
ところで、一般的な乾電池を使用する小型携帯電子機器においては、その残量を表示するものとして、例えば特開平3−108960号公報、特開平8−205414号公報、特開平9−7644号公報等に示されるように、小型携帯電子機器に流れる負荷電流もしくは直接バッテリ端子電圧を検出することによりバッテリの残量を求める方法が提唱されている。
【0005】
しかし、上記の方法では、バッテリの相対的な残量を知ることができるが、実際にこの残量から時間としてあとどのくらいバッテリがもつのかを知ることが困難であり、例えばデジタルスチルカメラに適用すると、あと何枚撮像可能なのか、あとどのくらい液晶表示を続けることができるのかなどの情報をユーザが得ることができない。このため、使用途中で機器の電源がオフになったり、肝心な時に被写体を逃すなどの不都合が生じていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、上記したバッテリ残量の検出方法では、バッテリの相対的な残量を知ることができるが、この残量から実際に時間としてどのくらいバッテリがもつのかを知ることが困難であるという不都合を有している。
【0007】
そこで、この発明の目的は、一般的なバッテリを使用しながら、絶対的なバッテリ残量を求め、この残量から残使用可能時間等をユーザに知らせることが可能なバッテリ残量報知装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るバッテリ残量報知装置は、バッテリで駆動し、その駆動状態に応じた負荷電流を発生する負荷回路と、当該バッテリの状態を表示する表示器とを備える電子機器に内蔵される装置であって、バッテリの端子電圧を負荷回路が要求する電圧に変換して負荷回路に供給するとともに、負荷回路から発生される負荷電流に応じたパルス状の波形信号を生成しこの波形信号を用いて電圧変換処理を制御するDC/DCコンバータ回路と、このDC/DCコンバータ回路から出力されるパルス状の波形信号を積分する積分手段と、積分手段の出力と、バッテリの端子電圧とを選択的に切替導出する切替導出手段と、この切替導出手段で導出された出力をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換手段と、予めバッテリの種類に対応付けた放電特性値及びDC/DCコンバータ回路の特性値を記憶した特性記憶手段と、外部からバッテリの種別情報を入力するためのバッテリ種別情報入力手段と、このバッテリ種別情報入力手段により入力された種別情報に基づいて、特性記憶手段から対応する放電特性値及びDC/DCコンバータ回路の特性値を読み出し、この読み出し結果とアナログ/デジタル変換手段の出力とを用いてバッテリの残量を算出するバッテリ残量算出手段と、このバッテリ残量算出手段により算出されたバッテリの残量を示す情報を表示器に表示させる表示制御手段とを具備することを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、特性記憶手段にバッテリの種類に対応した放電特性値及びDC/DCコンバータ回路の特性値を予め記憶しておき、ユーザによりバッテリの種別情報が入力されることにより、対応した放電特性値及びDC/DCコンバータ回路の特性値が読み出され、これらの値とDC/DCコンバータ回路で得られる負荷電流情報及びバッテリ端子電圧情報とを用いてバッテリの残量を演算してこの残量を示す情報を表示器に表示することにより、バッテリの種類に依存した絶対的でリアルタイムなバッテリの残量を得ることが可能となる。
【0010】
このため、ユーザは、上記バッテリの残量に基づいて、現在の電力消費状況及び残使用可能時間を把握することができるため、バッテリ切れによる各種トラブルを回避することが容易となる。
【0011】
また、上記構成において、2種類以上の動作モードで動作する電子機器に内蔵される場合に、複数種の動作モードにそれぞれ対応付けた電力消費予想値を記憶した予想値記憶手段と、複数種の動作モードを監視する監視手段とをさらに備え、バッテリ残量算出手段は、バッテリ種別情報入力手段により入力された種別情報に基づいて、特性記憶手段から対応する放電特性値及びDC/DCコンバータ回路の特性値を読み出し、かつ監視手段により検出された動作モードの種類に基づいて、予想値記憶手段から対応する電力消費予想値を読み出し、これら放電特性値、DC/DCコンバータ回路の特性値、電力消費予想値及びアナログ/デジタル変換手段の出力を用いてバッテリの残量を算出することを特徴とする。
【0012】
この構成によれば、予想値記憶手段に複数種の動作モードにそれぞれ対応付けた電力消費予想値を記憶しておき、動作モードの種類を自動的に検出し、この検出結果に基づいて、対応する電力消費予想値を読み出して、DC/DCコンバータ回路で得られる負荷電流情報、バッテリ端子電圧情報及びバッテリの種類に対応した放電特性値及びDC/DCコンバータ回路の特性値と合わせてバッテリの残量演算処理に供されることにより、動作モードに応じた絶対的でリアルタイムなバッテリの残量を得ることが可能となる。
【0013】
また、上記構成において、表示制御手段は、バッテリ残量算出手段により算出されたバッテリの残量に基づいて、電力消費の状況及び残使用可能時間を表示器にリアルタイムに表示する手段を有してなることを特徴とするので、ユーザは、簡単にバッテリがどれくらいもつのかを認識でき、節電意識を喚起し、結果として動作時間等の増長に寄与できる。
【0014】
また、上記構成において、さらに、バッテリ残量算出手段で算出されたバッテリの残量情報を外部装置との間で転送する情報転送手段を備えることを特徴とするので、表示器をオフにした状態であっても、バッテリの残量情報を別の装置の表示器に表示させることができるようになり、ユーザはバッテリの残量情報を容易に得ることができ便利となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明に係るバッテリ残量報知装置の一実施形態を示す回路ブロック図である。なお、このバッテリ残量報知装置は、バッテリ1で駆動し、その駆動状態に応じた負荷電流を発生する負荷回路2と、バッテリ1の状態を表示する表示器3とを備える例えばデジタルスチルカメラ等の電子機器に内蔵されている。
【0016】
図中符号11はDC/DC(直流/直流)コンバータ回路で、バッテリ1の端子電圧を負荷回路2が要求する電圧に変換して負荷回路2に供給するとともに、負荷回路2から発生される負荷電流の状態に応じてデューティが変化する直流パルス状のPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成し、このPWM信号を用いて電圧変換処理を制御するものである。
【0017】
そして、DC/DCコンバータ回路11で得られるPWM信号は、バッファ12でインピーダンス変換された後、積分回路13でDC電圧に平滑化される。すなわち、積分回路13の出力は、負荷電流の状態を示す負荷電流情報として、スイッチ部14に入力される。このスイッチ部14の他端には、バッテリの端子電圧を示すバッテリ電圧情報が入力される。ここで、スイッチ部14の切り替えは、制御部15からの制御により適宜切り替えられ、負荷電流情報あるいはバッテリ電圧情報を導出して、A/D(アナログ/デジタル)変換器16に出力する。A/D変換器16は、スイッチ部14の出力をデジタルデータに変換して制御部15に出力する。
【0018】
制御部15は、表示器3と、記憶部17と、ユーザによる操作でバッテリ1の種類を示す種別情報を入力するための入力部18とを接続しており、さらに、モード監視手段151と、残量算出手段152と、表示制御手段153とを備えている。記憶部17は、制御部15が使用する制御プログラム及び制御データを記憶し、さらに、予めバッテリ1の種類に対応付けた放電特性値及びDC/DCコンバータ回路11の特性値を記憶した特性テーブル171と、複数種の動作モードにそれぞれ対応付けた電力消費予想値を記憶した電力消費予想テーブル172とを備えている。
【0019】
モード監視手段は、デジタルスチルカメラが2種類以上の動作モードで動作するものである場合に、これら動作モードの監視を行なう。
【0020】
残量算出手段152は、入力部18により入力されたバッテリ1の種別情報に基づいて、記憶部17の特性テーブル171から対応する放電特性値及びDC/DCコンバータ回路11の特性値を読み出し、かつモード監視手段151により検出された動作モードの種類に基づいて、記憶部17の電力消費予想テーブル172から対応する電力消費予想値を読み出し、これら放電特性値、DC/DCコンバータ回路11の特性値、電力消費予想値及びA/D変換器16の出力を用いてバッテリ1の残量を算出する。
【0021】
表示制御手段153は、残量算出手段152により算出されたバッテリ1の残量を表示器3に表示させて、ユーザに報知する。
【0022】
なお、上記制御部15、A/D変換器16及び記憶部17は、汎用マイクロコンピュータ(以下、マイコンと称する)内部で実現できるものであり、元々製品に組み込まれているマイコンの機能を利用してもよい。
【0023】
また、表示器3は、警報LEDや液晶表示などのユーザインタフェースが種々考えられるが、その手段及び実現方法は、本発明の内容において何ら限定されないことはいうまでもない。
【0024】
図2は、上記DC/DCコンバータ回路11の具体的構成を示している。
すなわち、バッテリ1から発生される電力は、インダクタLを経由後、スイッチング素子Trでオン/オフされ、整流ダイオードD、平滑コンデンサCを経由してDC出力となる。このDC出力は、抵抗R1,R2の分割比で決まる電圧として、DC/DCコンバータIC111にフィードバックされ、このDC/DCコンバータIC111内部の演算増幅器111aで基準電圧発生回路111aから発生される基準電圧値と比較された後、この比較結果に対応する誤差電圧値に変換されてPWM波形発生回路111cに供給される。
【0025】
PWM波形発生回路111cは、図3(a)に示すように、演算増幅器111aから出力される誤差電圧値と内部のPWM発生用比較鋸波とがコンバレートされ、PWM出力としてスイッチング素子Trのベース端子に入力されてスイッチング素子Trをオン/オフする。
【0026】
ここで、フィードバック電圧が高いときには、スイッチング素子Trのベース端子に図3(b)に示すH(ハイ)区間(ON区間)の短いパルス信号が入力され、反対にフィードバック電圧が低いときには、図3(c)に示すH区間が長いパルス信号が入力されるようにデューティ比が制御されるから、負荷の変動があっても所望の電圧が得られることになる。
【0027】
逆に考えれば、負荷が重い(負荷側で電流を多くひっぱっている)時は、PWM波形のデューティ比が定常的に小さくなり(H区間→小)、負荷が軽い(負荷側での電流消費量が少ない)時はデューティ比が大きくなることになる。
【0028】
つまり、PWM出力波形のデューティ比は負荷の重さに反比例することになるから、このPWM出力波形を平滑してやれば、その平滑電圧から負荷(電流消費量)の状態を知ることが可能になる。
【0029】
本発明は、上記の原理を応用し、既存の回路システムを活用して比較的簡単な回路構成で負荷電流を検出することを特徴としている。
【0030】
次に、上記制御部15におけるバッテリ1の残量の具体的な演算方法の一例について図4及び図5を参照して説明する。ここでは、バッテリ1の種類に応じたバッテリ1の残量の演算方法について説明する。
図4は、バッテリ1として使用される一般的な乾電池の電圧−放電容量特性を示している。ここでは、負荷電流を表すのにその公称容量を1とし、その比をNとしてNCの単位であらわしている。例えば1000mAhの公称容量をもつ電池では、1C=1000mAとなる(0.2Cの場合は200mA)。
【0031】
また、負荷電流によって電源電圧が変化するのは、主に電池の内部抵抗に依存するからである。しかしながら、ある定負荷電流においては、電池電圧からその放電容量が一義的に求まる。つまり、図4に示すような特性をもつ1000mAhの電池において、0.2Cの負荷電流を流しているときの端子電圧が1.25Vであったとすれば、トータル放電容量は約600mAhと計算できる。仮に、温度特性や測定精度なども考慮して、1.2V(800mAh)を該当製品のDC/DCコンバータ回路11における入力電圧リミット値と設定すれば、残容量は800−600=200mAhと換算できる。この状態で、もし負荷側で100mA消費すれば、あと2時間は製品動作が可能となり、またもし200mA消費すれば、あと1時間しかもたないということを意味する。
【0032】
一方、図5は、電池による電圧−放電容量特性の差の一例を示している。
すなわち、電池の種類(アルカリ・マンガン・2次電池等)により、特性は大幅に違ってくるため、残使用可能時間の計算時には、電池の種類も考慮する必要がある。この電池の種類を示す種別情報については、製品側で自動検出することが一般に困難であるので、最小限の情報を入力部18によりユーザに初期設定させることが望ましい。
【0033】
なお、この実施形態では、放電特性値やDC/DCコンバータ回路11の特性値である電圧リミッタ値を電池の種類に対応させて特性テーブル171に記憶させておくようにしているが、その他に、近似カーブなどによりマイコンで演算して特性値を求めるようにしてもよい。
【0034】
次に、上記制御部15によるバッテリ端子電圧及び負荷電流の検出タイミングの例について説明する。
バッテリ端子電圧の検出時には、例えば製品のパワーオンの度に、一定時間、定電流負荷状態とし、その間のバッテリ端子電圧値をA/D変換器16にてデジタルデータに変換して、制御部15で検出する。この際、制御部15は、スイッチ14をバッテリ1側に切り替える。その後、動作状態においては、ある周期毎にPWM積分値のデジタルデータを制御部15で検出して負荷電流値を求める。なお、PWM積分値と消費電流との関係は、DC/DCコンバータ回路11の特性に依存するので、A/D変換値から電流値への換算は、記憶部17内部でテーブルとして持ってもよいし、変換式により対応させてもよいことはもちろんのことである。
【0035】
次に、上記制御部15における動作モードに応じたバッテリ残量の演算方法の例について説明する。
すなわち、デジタルスチルカメラなどの製品分野においては、ストロボ使用や液晶使用、さらにイメージセンサの使用条件などの組み合わせによって、消費電力が異なる場合がある。つまり、撮影モードを例にとっても、ストロボ発光の有無、液晶の表示/非表示、画像サイズ等により、負荷電流が異なってくる。また、負荷電流もスタンバイ状態に対し、実際の「撮影中」及び「メディアへの記録中」には一時的にではあるが、定常時よりかなり増加するのが一般的である。
【0036】
通常、各種モードの切り替えは、ダイヤル式、液晶でのメニュー選択形式などいくつかあるが、ユーザにとっては、各種モード切り替えを行なった時点でおおよその残撮像枚数などを知りたい場合が多い。ここで、事前に「あとどのくらいの枚数撮影できるのか」を概略知るためには、各モード毎にある一定の使用条件を仮定する「予測モード」を用いる方法がある。
【0037】
予測モードにおいては、例えば1分間隔で連続的に撮影した場合を想定して、ストロボ使用時の消費電流値、イメージセンサの消費電流値、液晶表示器における標準的な平均消費電流値等を予め記憶部17に記憶しておいてそれを演算に使用する。
【0038】
つまり、ストロボ無しモードに対し、ストロボ有りモードでの撮影時には+50mA/枚の増加、液晶表示有りの時には液晶表示無し時に対し+200mA/枚の増加などという情報をモード毎に設定しておき、これらの情報と上記で算出された残容量とを用いて、各モード毎の撮影可能枚数を事前(ダイヤルなどの設定を変えた時点)におおよそ知ることが可能となる。
【0039】
なお、残使用可能時間や残撮影枚数に関しては、表示器3とは別の液晶表示器などに表示するようにすれば、表示器3をオフにした状態でもユーザが情報を得ることができ便利となる。この場合、制御部15は、残使用可能時間を示すリアルタイム情報や残撮影枚数を示す予測情報とを端子19を介して別の液晶表示器等に転送する。
【0040】
また、制御部15は、リアルタイム情報と予測情報とを選択的に切り替えて表示器3に表示するようにしてもよいし、常に同時に表示するようにしてもよい。
【0041】
さらに、制御部15の表示制御手段153においては、算出されたバッテリ1の残量に基づいて、消費電流値そのものを表示器3で液晶バー表示などでリアルタイムに表示する負荷電流モニタ機能などを用意すれば、ユーザに電力消費の注意、節電意識を喚起できる。
【0042】
以上のように上記実施形態によれば、記憶部17の特性テーブル171にバッテリ1の種類に対応した放電特性値及びDC/DCコンバータ回路11の特性値を予め記憶しておき、ユーザによりバッテリ1の種別情報が入力部18に入力されることにより、対応した放電特性値及びDC/DCコンバータ回路11の特性値が読み出され、これらの値とDC/DCコンバータ回路11の出力を積分回路13で積分したPWM積分値から得られる負荷電流情報及びバッテリ端子電圧情報とを用いて制御部15でバッテリ1の残量を演算することにより、バッテリ1の種類に依存した絶対的でリアルタイムなバッテリ1の残量を得ることが可能となり、さらにバッテリ1の残量から残使用可能時間を換算することが可能となり、以後、この残量を示す情報が表示器3に表示される。
【0043】
このため、ユーザは、表示器3に表示されたバッテリ1の残量を示す情報に基づいて、現在の電力消費状況及び残使用可能時間を把握することができるため、バッテリ切れによる各種トラブルを回避することが容易となる。
【0044】
また、記憶部17の電力消費予想テーブル172に複数種の動作モードにそれぞれ対応付けた電力消費予想値を記憶しておくことで、制御部15により動作モードの種類を自動的に検出し、この検出結果に基づいて、対応する電力消費予想値を読み出して、DC/DCコンバータ回路11の出力を積分回路15で積分されたPWM積分値から得られる負荷電流情報、バッテリ端子電圧情報及びバッテリ1の種類に対応した放電特性値及びDC/DCコンバータ回路11の特性値と合わせてバッテリの残量演算処理に供されることにより、動作モードに応じた絶対的でリアルタイムなバッテリの残量を得ることが可能となる。
【0045】
さらに、制御部15の表示制御手段153は、負荷電流モニタ機能により演算されたバッテリ1の残量に基づいて、電力消費状況及び残使用可能時間を表示器3にリアルタイムに表示するようにしているので、ユーザは、簡単にバッテリ1がどれくらいもつのかを認識でき、節電意識を喚起し、結果として動作時間・撮影枚数等の増長に寄与できる。
【0046】
さらに、制御部15は、算出されたバッテリ1の残量情報を端子19を介して別の液晶器等へ転送するようにもできるので、表示器3をオフにした状態であっても、バッテリ1の残量情報を別の液晶表示器に表示させることができるようになり、ユーザはバッテリの残量情報を容易に得ることができ便利となる。
【0047】
その他、各回路構成や、制御部15における演算方法などについても、この発明を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0048】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、一般的なバッテリを使用しながら、絶対的なバッテリ残量を求め、この残量から残使用可能時間等をユーザに知らせることが可能なバッテリ残量報知装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るバッテリ残量報知装置の一実施形態が適用される電子機器の構成を示す回路ブロック図。
【図2】上記図1に示すDC/DCコンバータ回路の具体的構成を示す回路ブロック図。
【図3】上記DC/DCコンバータ回路におけるPWM出力を説明するための波形図。
【図4】上記図1に示す制御部の演算処理に使用される一般的な乾電池の電圧−放電容量特性図。
【図5】上記図1に示す制御部の演算処理に使用される電池による電圧−放電容量特性図。
【符号の説明】
1…バッテリ、
2…負荷回路、
3…表示器、
11…DC/DCコンバータ回路、
12…バッファ、
13…積分回路、
14…スイッチ部、
15…制御部、
16…A/D変換器、
17…記憶部、
18…入力部、
19…端子、
151…モード監視手段、
152…残量算出手段、
153…表示制御手段、
171…特性テーブル、
172…電力消費予想テーブル。

Claims (4)

  1. バッテリで駆動し、その駆動状態に応じた負荷電流を発生する負荷回路と、当該バッテリの状態を表示する表示器とを備える電子機器に内蔵される装置であって、
    前記バッテリの端子電圧を前記負荷回路が要求する電圧に変換して前記負荷回路に供給するとともに、前記負荷回路から発生される負荷電流に応じたパルス状の波形信号を生成しこの波形信号を用いて電圧変換処理を制御するDC/DCコンバータ回路と、
    このDC/DCコンバータ回路で得られる前記パルス状の波形信号を積分する積分手段と、
    前記積分手段の出力と、前記バッテリの端子電圧とを選択的に切替導出する切替導出手段と、
    この切替導出手段で導出された出力をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換手段と、
    予め前記バッテリの種類に対応付けた放電特性値及び前記DC/DCコンバータ回路の特性値を記憶した特性記憶手段と、
    外部から前記バッテリの種別情報を入力するためのバッテリ種別情報入力手段と、
    このバッテリ種別情報入力手段により入力された種別情報に基づいて、前記特性記憶手段から対応する放電特性値及び前記DC/DCコンバータ回路の特性値を読み出し、この読み出し結果と前記アナログ/デジタル変換手段の出力とを用いて前記バッテリの残量を算出するバッテリ残量算出手段と、
    このバッテリ残量算出手段により算出されたバッテリの残量情報を前記表示器に表示させる表示制御手段とを具備してなることを特徴とするバッテリ残量報知装置。
  2. バッテリで駆動し、その駆動状態に応じた負荷電流を発生する負荷回路と、当該バッテリの状態を表示する表示器とを備え、2種類以上の動作モードで動作する電子機器に内蔵される装置であって、
    前記バッテリの端子電圧を前記負荷回路が要求する電圧に変換して前記負荷回路に供給するとともに、前記負荷回路から発生される負荷電流に応じたパルス状の波形信号を生成しこの波形信号を用いて電圧変換処理を制御するDC/DCコンバータ回路と、
    このDC/DCコンバータ回路で得られる前記パルス状の波形信号を積分する積分手段と、
    前記積分手段の出力と、前記バッテリの端子電圧とを選択的に切替導出する切替導出手段と、
    この切替導出手段で導出された出力をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換手段と、
    予め前記バッテリの種類に対応付けた放電特性値及び前記DC/DCコンバータ回路の特性値を記憶した特性記憶手段と、
    複数種の動作モードにそれぞれ対応付けた電力消費予想値を記憶した予想値記憶手段と、
    外部から前記バッテリの種別情報を入力するためのバッテリ種別情報入力手段と、
    前記複数種の動作モードを監視する監視手段と、
    前記バッテリ種別情報入力手段により入力された種別情報に基づいて、前記特性記憶手段から対応する放電特性値及び前記DC/DCコンバータ回路の特性値を読み出し、かつ前記監視手段により検出された動作モードの種類に基づいて、前記予想値記憶手段から対応する電力消費予想値を読み出し、これら放電特性値、前記DC/DCコンバータ回路の特性値、電力消費予想値及び前記アナログ/デジタル変換手段の出力を用いて前記バッテリの残量を算出するバッテリ残量算出手段と、
    このバッテリ残量算出手段により算出されたバッテリの残量を示す情報を前記表示器に表示させる表示制御手段とを具備してなることを特徴とするバッテリ残量報知装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記バッテリ残量算出手段により算出されたバッテリの残量に基づいて、電力消費の状況及び残使用可能時間を前記表示器にリアルタイムに表示する手段を有してなることを特徴とする請求項1または2記載のバッテリ残量報知装置。
  4. さらに、前記バッテリ残量算出手段で算出されたバッテリの残量情報を外部装置との間で転送する情報転送手段を備えることを特徴とする請求項1または2記載のバッテリ残量報知装置。
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