JPH08205414A - 電池放電電流監視回路 - Google Patents

電池放電電流監視回路

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JPH08205414A
JPH08205414A JP7011654A JP1165495A JPH08205414A JP H08205414 A JPH08205414 A JP H08205414A JP 7011654 A JP7011654 A JP 7011654A JP 1165495 A JP1165495 A JP 1165495A JP H08205414 A JPH08205414 A JP H08205414A
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JP
Japan
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circuit
battery
power supply
supply circuit
discharge current
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JP7011654A
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Kazuya Okamoto
和也 岡本
Susumu Takahashi
晋 高橋
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電池の放電電流検出を電源回路2の電力変換
情報から直接得ることで、専用の検出回路を不要として
回路の簡素化を図り、小型化、低コスト化を実現するこ
とを目的とする。 【構成】 電力源となる電池1と、電池1の電圧をスイ
ッチング周波数を可変して安定化するスイッチング手段
21aをもつ電源回路2と、電源回路2から電力供給さ
れる負荷回路3とを有し、電源回路2のスイッチング周
波数を監視して電池1の放電電流を検出する制御回路4
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電池を電力源とするノ
ートブック・パソコン等の可搬型電子機器における電池
残量監視を行うことができる放電電流監視回路に関す
る。近年、可搬型電子機器の普及に伴い、より正確な残
量監視をより低コストに提供することが求められるよう
になってきた。
【0002】電池は充電により容量を増し、放電により
容量を失うが、充電は充電回路により行われ、定電流充
電方式であれば充電時間を監視するだけで比較的簡単に
正確な充電量監視を行うことが可能である。しかし放電
量は、その時々の顧客アプリケーションの状態により複
雑に変化する放電電流を検出・積算する必要がある。こ
のため回路が複雑化し、精度悪化・コストアップを招く
ことになり、このようなことのない、放電電流監視回路
が望まれている。
【0003】
【従来の技術】図9は、従来例の説明図であり、従来の
回路においては、負荷回路3などの機器の電力源となる
電池1と、電池1の電圧を安定化する電源回路2と、電
源回路2から電力供給される負荷回路3及び制御回路4
と、電池1と電源回路2の間に直列に挿入された微小抵
抗Rsと、微小抵抗Rsの両端に発生する電圧を検出す
る検出回路6とが設けてある。
【0004】この微小抵抗Rsの両端に発生する電圧
は、電池1から電源回路2に流れる電流に比例してい
る。そのため、この電圧を検出回路6で検出して制御回
路4に読み取らせている。
【0005】検出回路6は、微小抵抗Rsの両端に発生
している微小な電圧を増幅するための増幅回路とともに
アナログ・デジタル変換(A/D変換)を行うための回
路である。
【0006】また、精度良く放電電流を検出するために
は、微小抵抗Rsの精度が必要となるが、この抵抗Rs
は精度が良いだけではなく、比較的大きな電流が流せる
ために大きな電力耐量が要求される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものにおい
ては、次のような課題があった。 (1)微小抵抗Rsは、専用に開発されたものを用いる
か、一般的な高精度抵抗を複数並列に用いなければなら
ず、いずれもコストアップを招いていた。
【0008】(2)微小抵抗Rsの両端に発生する電圧
は、極めて微小なため、制御回路4が読み取るには増幅
回路による増幅が必要となるが、増幅度を上げようとす
ると回路定数のバラツキ等により精度が悪化することが
あった。
【0009】(3)微小抵抗Rsにより検出される電流
は、瞬時値であり、これを制御回路4の制御部が数値演
算により積算しなければならない。その際、負荷回路3
の動作状態の変化による動的な放電電流変動に対し追随
しようとすると、A/D変換のインターバル時間を短く
する必要があるが、これにより、数値演算回数が増加
し、演算誤差が増大していた。
【0010】また逆に、この演算誤差を少なくしようと
してA/D変換器のインターバル時間を長くすると、放
電電流の動的変動に追随できず、検出誤差が増大するも
のであった。
【0011】本発明は、上記従来の課題を解決し、スイ
ッチング方式の電源回路を用い、放電電流検出を電源回
路の電力変換情報から直接得ることで、専用の検出回路
を不要として回路の簡素化を図り、小型化、低コスト化
を実現するとともに、動的な負荷変動への追随をも可能
とすること、及び、電池と電源回路の間に直列に挿入さ
れた微小抵抗の温度により、放電電流の実効値を直接検
出することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理説
明図であり、図中、1は電池、2は電源回路、3は負荷
回路、4は制御回路、21aはスイッチング手段を示
す。
【0013】本発明は、上記従来の課題を解決するた
め、次のように構成した。電力源となる電池1と、電池
1の電圧をスイッチング周波数を可変して安定化するス
イッチング手段21aをもつ電源回路2と、電源回路2
から電力供給される負荷回路3とを有し、電源回路2の
スイッチング周波数を監視して電池1の放電電流を検出
する制御回路4を備える。
【0014】また、電力源となる電池1と、電池1の電
圧をスイッチング周波数を固定したスイッチング手段2
1aで安定化する電源回路2と、電源回路2から電力供
給される負荷回路3とを有し、電源回路2のスイッチン
グ手段21aに流れる電流をカレントトランスで監視す
る制御回路4を備える。
【0015】さらに、電力源となる電池1と、電池1の
電圧を安定化する電源回路2と、電源回路2から電力供
給される負荷回路3とを有し、電源回路2の出力電圧か
ら検出したリップル電圧により前記電池1の放電電流を
検出する制御回路4を備える。
【0016】また、電力源となる電池1と、電池1の電
圧を安定化する電源回路2と、電源回路2から電力供給
される負荷回路3と、電池1と電源回路2間の直列に挿
入された微小抵抗とを有し、前記微小抵抗の温度を監視
することにより電池の放電電流を検出する制御回路4を
備える。
【0017】
【作用】上記構成に基づく本発明の作用を説明する。電
源回路2は、出力電圧を一定にするため、スイッチング
手段21aのスイッチング周波数を、負荷回路3の負荷
が軽い時少なく、負荷が重い時多くしている。このため
出力電流は、スイッチング周波数の関数となり、これ
は、また電池1の放電電流の関数となる。従って、制御
回路4で電源回路2のスイッチング周波数を監視するこ
とにより電池1の放電電流を検出することができる。
【0018】また、電源回路2は、出力電圧を一定にす
るため、スイッチング手段21aのスイッチング周波数
は固定して、電流量を変えている。このため、制御回路
4は、カレントトランスで電池1からスイッチング手段
に流れる電流を検出することができる。
【0019】さらに、電源回路2の出力電流は、出力電
圧のリップル電圧の大きさに相関があり、リップル電圧
は、負荷が重くなるほど大きくなる。このため、制御回
路4は、リップル電圧の大きさにより、電池1の放電電
流を検出することができる。
【0020】また、電池1と電源回路2の間に直列に挿
入された微小抵抗が、その抵抗に流れる電流に応じた発
熱をする。このため、制御回路4は、微小抵抗の温度を
検出することで電池の放電電流の実効値を検出すること
ができ、短時間的な負荷変動に対しても正確な検出がで
きる。
【0021】このように、電源回路2にスイッチング方
式を用い、電池の放電電流検出を電源回路の電力変換情
報から直接得ることで検出回路の簡素化を図り、小型、
低コスト化を実現するとともに、動的な負荷変動への追
随をも可能となる。
【0022】
【実施例】図2〜図8は本発明の第1〜第4の実施例を
示した図であり、以下、図面に基づいて本発明の実施例
を説明する。
【0023】〔第1実施例の説明〕・・・図2、図3参
照 1)放電電流監視の説明 図2(a)は、第1実施例におけるブロック図であり、
図2(a)においては、負荷回路である機器等の電力源
となる電池1と、電池1の電圧を安定化する電源回路2
と、電源回路2から電力供給される負荷回路3及び制御
回路4と、電源回路2の発振周波数(パルス)を監視す
る制御回路4とが設けてある。
【0024】電池1は、充電、放電が可能な2次電池で
あり、電源回路2は、周波数制御方式のスイッチング電
源回路である。負荷回路3は、例えばノートブック・パ
ソコン等の可搬式電子機器の負荷であり、制御回路4
は、電源回路2のスイッチングパルス数をカウントし、
電池から放電された電流を監視するものである。
【0025】2)電源回路の説明 図2(b)は、電源回路の説明図であり、電源回路2に
は、スイッチング回路21、平滑回路22、周波数制御
回路23が設けてある。
【0026】スイッチング回路21は、周波数制御回路
23の制御電圧により電池1からの入力電流をスイッチ
ングするものである。平滑回路22は、スイッチング回
路21のスイッチング出力を平滑するものである。
【0027】周波数制御回路23は、平滑回路22の出
力電圧に応じた周波数のパルスを発生するものである。
この電源回路2では、出力電圧を一定にするため単位時
間内のパルス数(周波数)を変えるものである。即ち単
位時間内のパルス数が多ければ、多くのエネルギーを電
池1から負荷回路3に供給できる。
【0028】3)スイッチング波形の説明 図2(c)は、波形説明図であり、負荷回路3の軽負荷
時のスイッチング回路21のスイッチング波形と重負
荷時のスイッチング回路21のスイッチング波形を示
している。
【0029】このように、重負荷時は、単位時間内のパ
ルス数、即ち周波数を多くするものであり、出力電流I
oはスイッチング周波数fswの関数Fとして得られ
る。 Io=F(fsw) また、電池1の放電電流IBATTERY は、電源回路2の入
力電流と同じであり、これは電源回路2の出力電流と電
源回路2の電力変換効率ηから、次のようになる。
【0030】IBATTERY =(Io/η) つまり、 IBATTERY =F(fsw)/η となる。
【0031】ここで、関数Fと、効率ηは予め評価によ
り既知であるので、制御回路4の制御部は、電源回路2
からそのスイッチングパルス波形を受け取り、パルス数
をカウントすることで、その電源回路2を経由して負荷
に供給される電力、即ち、電池から放電された電流を監
視することができる。
【0032】4)電池放電電流監視回路の説明 図3は、第1実施例の回路説明図であり、電源回路2と
制御回路4の回路例を示す。
【0033】電源回路2には、電界効果形トランジスタ
(FET)等の半導体スイッチSW、ダイオードDとイ
ンダクタ(平滑リアクトル)LとコンデンサCよりなる
平滑回路、抵抗R1、R2とコンパレータ25と発振回
路24と抵抗Rb、ReとトランジスタQよりなる周波
数制御回路が設けてある。
【0034】制御回路4には、プログラム41とマイク
ロプロセッサ(MPU)42とレジスタ43とカウンタ
44が設けてある。半導体スイッチSWは、トランジス
タQにより駆動され、電池1から供給される電流をスイ
ッチングし平滑回路に出力するものである。ダイオード
DとインダクタLとコンデンサCの平滑回路は、半導体
スイッチSWから出力されるスイッチング波形を平滑す
るものである。
【0035】コンパレータ25は、平滑回路からの出力
を抵抗R1と抵抗R2で分圧された電圧と、基準電圧V
refとを比較するものであり、オープンコレクタ出力
であるため、抵抗R1と抵抗R2で分圧された電圧が高
くなるとコンパレータ25の出力は低電圧側と接続さ
れ、発振回路24の出力でトランジスタQを駆動できな
いようにする。
【0036】発振回路24は、一定周波数の発振回路で
あり、出力は抵抗RbとReに接続され、抵抗Rbを介
してトランジスタQを駆動するものである。トランジス
タQは、発振回路24からの出力パルスにより半導体ス
イッチSWを駆動するものである。
【0037】プログラム41は、電池放電電流監視制御
などのプログラムを格納するものであり、マイクロプロ
セッサ42は制御回路の処理装置である。レジスタ43
は、カウンタ44のカウント値を保持するものであり、
カウンタ44は、トランジスタQを駆動する発振回路2
4の出力をカウントするものである。
【0038】このように、発振回路24からのトランジ
スタQを駆動する出力パルス(周波数)は、コンパレー
タ25により、電源回路2の出力電圧に応じて変化す
る。このため、発振回路24の出力パルスをカウンタ4
4でカウントし、このカウント値をレジスタ43に保持
し、マイクロプロセッサ42で処理することにより、電
池1の放電電流を検出することができる。
【0039】さらに、この電池1の放電電流をマイクロ
プロセッサ42で積算処理をすることにより、電池1の
放電量が検出できるため、電池の寿命と、フル充電容量
等によりマイクロプロセッサ42は、電池1の残り容量
を計算することができ、これを表示装置(図示せず)等
により表示又は警告をすることができる。
【0040】〔第2実施例の説明〕・・・図4、図5参
照 1)放電電流監視の説明 図4(a)は、第2実施例におけるブロック図であり、
図4(a)においては、負荷回路3である機器等の電力
源となる電池1と、電池1の電圧を安定化する電源回路
2と、電源回路2から電力を供給される負荷回路3及び
制御回路4と、電源回路2から電池1の入力電流を検出
する検出回路6と、検出回路6で検出した電池1の放電
電流を監視する制御回路4とが設けてある。
【0041】電池1は、充電、放電が可能な2次電池で
あり、電源回路2は、スイッチング電源回路であり、ス
イッチング電流は変化するがスイッチング周波数は変化
しないものである。
【0042】負荷回路3は、例えばノートブック・パソ
コン等の可搬式電子機器の負荷であり、制御回路4は、
電源回路2より電池1から放電される電流を監視するも
のである。
【0043】検出回路6は、電源回路2より電池1の放
電電流を検出するものである。 2)電源回路の説明 図4(b)は、電源回路の説明図であり、電源回路2に
は、スイッチング回路21、平滑回路22、パルス幅制
御回路26が設けてある。
【0044】スイッチング回路21は、パルス幅制御回
路26からの制御信号により電池1からの入力電流をス
イッチングし平滑回路22に出力するものである。平滑
回路22は、スイッチング回路21のスイッチング出力
を平滑するものである。
【0045】パルス幅制御回路26は、平滑回路22の
出力電圧に応じたパルス幅の制御信号を出力するもので
ある。この電源回路2では、出力電圧を一定にするため
スイッチング周波数は固定とし、オン時間(パルス幅)
を変えるものである。
【0046】3)スイッチング波形の説明 図4(c)は、波形説明図であり、負荷回路3の軽負荷
時のスイッチング電流波形と重負荷時のスイッチング
電流波形を示している。
【0047】このように、重負荷時は、スイッチング電
流の高さ又は幅又はその両方を増加させて、全体として
電池1の電流を増加するものであり、負荷回路3に供給
される出力電流Ioは、スイッチング回路21のスイッ
チング素子に流れる電流Icの関数Fとして得られる。
【0048】Io=F(Ic) また、電池の放電電流IBATTERY は、電源回路2の入力
電流と同じであり、これは電源回路2の出力電流Ioと
電源回路の電力変換効率ηから次のようになる。
【0049】IBATTERY =(Io/η) つまり IBATTERY =F(Ic)/η となる。
【0050】ここで、関数Fと、電力変換効率ηは予め
評価により既知であるから、制御回路4の制御部は、電
源回路2からそのスイッチング電流に比例する情報を受
け取ることで、その電源回路2を経由して負荷に供給さ
れる電力、即ち電池から放電された電流を監視すること
ができる。
【0051】検出回路6で検出されたスイッチング電流
に比例する情報は、制御回路4の制御部が読み取り易い
ように、スイッチング電流を平滑、増幅し、A/D変換
するものである。
【0052】4)電池放電電流監視回路の説明 図5は、第2実施例の回路説明図であり、電源回路2と
制御回路4と検出回路6の回路例を示す。
【0053】電源回路2には、電力変換用のトランスT
と、電流検出用のカレントトランスCTと、スイッチン
グ素子であるトランジスタQswと、整流用のダイオー
ドD1と、フライホイールダイオードD2及びインダク
タL及びコンデンサC1の平滑回路が設けてある。
【0054】制御回路4には、電池1の放電電流監視の
ためのプログラム41とマイクロプロセッサ42とレジ
スタ43とA/D変換器(コンバータ)45が設けてあ
る。検出回路6には、カレントトランスCTからの検出
電流を整流するダイオードD3と平滑用のコンデンサC
2及び抵抗R3と抵抗R4、R5をもつオペアンプ(演
算増幅器)61が設けてある。
【0055】トランジスタQswの制御端子に、パルス
幅制御回路26等のスイッチング信号が入力されると、
電池1からの電流がトランスTの1次巻線とカレントト
ランスCTとを介してトランジスタQswに流れる。
【0056】これにより、トランスTの2次巻線に電圧
が発生し、この電圧が、ダイオードD1で整流され、さ
らにダイオードD2、インダクタL、コンデンサC1の
平滑回路で平滑されて負荷回路3に供給される。
【0057】また、カレントトランスCTで検出された
電流は、ダイオードD3、コンデンサC2、抵抗R3の
整流平滑回路とオペアンプ61を通してA/D変換器4
5に入力される。
【0058】A/D変換器45は、オペアンプ61から
のアナログ信号をデジタル信号に変換し、この変換した
デジタル信号をレジスタ43に保持させる。マイクロプ
ロセッサ42は、レジスタ43に保持されたデジタル信
号から電池の放電電流を検出することができる。さら
に、この電池1の放電電流をマイクロプロセッサ42で
積算処理を行うことにより、電池1の放電量を検出す
る。
【0059】このため、マイクロプロセッサ42は、こ
の放電量と電池1の寿命とフル充電容量等により、電池
1の残り容量を計算することができ、表示装置等で電池
1の残り容量を表示又は警告を行うことができる。
【0060】このように、電源回路2内のカレントトラ
ンスCTを用いてスイッチング電流を検出するため、損
失が少なく、低コスト化を実現することができる。ま
た、このカレントトランスCTは、過電流検出用のカレ
ントトランスと兼用することができる。
【0061】〔第3実施例の説明〕・・・図6、図7参
照 1)放電電流監視の説明 図6(a)は、第3実施例におけるブロック図であり、
図6(a)においては、負荷回路3である機器等の電力
源となる電池1と、電池1の電圧を安定化する電源回路
2と、電源回路2から電力を供給される負荷回路3及び
制御回路4と、電源回路2の出力電圧のリップル電圧を
検出する検出回路6と、検出回路6で検出したリップル
電圧から電池1の放電電流を監視する制御回路4とが設
けてある。
【0062】電池1は、充電、放電が可能な2次電池を
使用し、電源回路2は、スイッチング電源回路であり、
スイッチング周波数は一定のものである。負荷回路3
は、例えばノートブック・パソコン等の可搬式電子機器
の負荷であり、制御回路4は、検出回路6で検出したリ
ップル電圧から電池1の放電電流及び残り容量等の計算
処理を行うものである。
【0063】検出回路6は、電源回路2の出力電圧から
そのリップル電圧を検出して制御回路4に出力するもの
である。 2)出力電圧波形の説明 図6(b)は、出力電圧の波形説明図であり、図6
(b)において、上段に示すように、電源回路2のスイ
ッチング素子のスイッチング波形が同じであっても、負
荷回路3の軽負荷時の出力電圧波形のリップル電圧Δ
Vより重負荷時の出力電圧波形のリップル電圧ΔVが
増加する。
【0064】このように、スイッチングを行う電源回路
2の出力平滑部に発生するリップル電圧ΔVの大きさが
出力電流と相関することを利用して電池の放電電流を検
出することができる。
【0065】電源回路2の出力電流Ioは、リップル電
圧ΔVの関数Fとして得られる。 Io=F(ΔV) また、電池の放電電流IBATTERY は、電源回路の入力電
流と同じであり、この電源回路2の出力電流Ioと電源
回路2の電力変換効率ηから、次のようになる。
【0066】IBATTERY =(Io/η) つまり、 IBATTERY =F(ΔV)/η となる。
【0067】ここで、関数Fと、電力変換効率ηは、予
め評価により既知であるから、制御回路4の制御部は、
電源回路2の出力からリップル電圧情報を受け取ること
で、電源回路2が供給している電力、即ち電池から放電
された電流を監視することができる。
【0068】検出回路6で検出されたリップル電圧ΔV
の情報は、制御回路4の制御部が読み取り易いように、
リップル電圧情報をA/D変換するものである。なおリ
ップル電圧の大きさは、リップル電圧ΔVのピーク値に
より検出できるが、リップル電圧ΔVを整流平滑したも
ので検出してもよい。
【0069】3)電池放電電流監視回路の説明 図7は、第3実施例の回路説明図であり、制御回路4と
検出回路6の回路例を示す。
【0070】制御回路4には、電池1の放電電流監視の
ためのプログラム41とマイクロプロセッサ42とレジ
スタ43とA/D変換器45が設けてある。検出回路6
には、出力電圧のリップル電圧ΔVを検出するコンデン
サC3と、リップル電圧ΔVを増幅する増幅回路62
と、増幅回路62からの出力のピーク値を検出して保持
するピークホールド回路63が設けてある。
【0071】電源回路2は、電池1から供給される電流
を一定周波数でスイッチングし、平滑回路を介した出力
電圧を負荷回路3に供給するものである。この出力電圧
のリップル電圧は、コンデンサC3を介して増幅回路6
2で増幅し、ピークホールド回路63でそのピーク値を
検出してA/D変換器45に出力される。
【0072】A/D変換器45は、ピークホールド回路
63からのアナログ信号をデジタル信号に変換し、レジ
スタ43に出力するものである。レジスタ43は、A/
D変換器45からのデジタル信号を保持するものであ
る。
【0073】マイクロプロセッサ42は、レジスタ43
に保持されたデジタル信号から電池1の放電電流を計算
するものである。さらに、この計算した電池1の放電電
流をマイクロプロセッサ42で積算処理を行うことによ
り、電池1の放電量を検出する。
【0074】これにより、マイクロプロセッサ42は、
この放電量と、電池1の寿命と電池1のフル充電容量等
により、電池1の残り容量を計算することができ、表示
装置等で電池1の残り容量を表示又は警告等を行うこと
ができる。
【0075】このように、電源回路2の出力電圧のリッ
プル電圧を検出して電池の放電電流を検出するため、損
失が少なく、しかも電源回路2に後から容易に取付ける
ことができる。
【0076】〔第4実施例の説明〕・・・図8参照 1)放電電流監視の説明 図8(a)は、第4実施例におけるブロック図であり、
図8(a)においては、負荷回路3である機器等の電力
源となる電池1と、電池1の電圧を安定化する電源回路
2と、電源回路2から電力供給される負荷回路3および
制御回路4と、電池1と電源回路2の間に直列に挿入さ
れた微小抵抗Rsが設けてある。
【0077】検出回路6は、微小抵抗Rsの温度を検出
するものであり、制御回路4は、検出回路6の出力によ
り電池の放電電流を監視するものである。このように、
この実施例では、電池1と電源回路2の間に直列に挿入
された微小抵抗Rsがその抵抗に流れる電流により発熱
することを利用する。
【0078】この微小抵抗Rsの発熱は、微小抵抗Rs
に流れる電流の実効値Iとその抵抗値Rから次のように
表される。 W=IR2 〔J/s〕 従って、抵抗の温度を検出することで、電池から放電さ
れた電流の実効値が得られる。これにより、短時間的な
動的負荷変動をキャンセルして正確に放電電流を検出す
ることができる。
【0079】2)電池放電電流監視回路の説明 図8(b)は、第4実施例の回路説明図であり、制御回
路4と検出回路6の回路例を示す。
【0080】制御回路4には、電池1の放電電流監視の
ためのプログラム41とマイクロプロセッサ42とレジ
スタ43とA/Dコンバータ45が設けてある。検出回
路6には、基準電圧Vrefと抵抗R6及び信号切換器
(マルチプレクサ)7に接続された微小抵抗Rsの温度
検出用サーミスタTH1と、基準電圧Vrefと抵抗R
7及び信号切換器7に接続された環境温度検出用サーミ
スタTH2と、信号切換器7が設けてある。
【0081】電池1からの電流で電源回路2から負荷回
路3に電力が供給されると、微小抵抗Rsが発熱する。
この発熱は、サーミスタTH1で検出され、信号切換器
7を通して、さらにA/D変換器45でデジタル信号に
変換して、レジスタ43に保持される。
【0082】また、周囲の環境温度は、サーミスタTH
2で検出され、信号切換器7を通して、さらにA/D変
換器45でデジタル信号に変換して、レジスタ43に保
持される。
【0083】次にマイクロプロセッサ42は、レジスタ
43の微小抵抗Rsの温度検出用サーミスタTH1から
の信号と環境温度検出用サーミスタTH2からの信号を
比較し、微小抵抗Rsの発熱量を検出する。
【0084】マイクロプロセッサ42は、さらにこの微
小抵抗の発熱量から電池1の放電電流を検出し、この放
電電流の積算処理を行うことにより、電池1の放電量を
検出する。
【0085】これにより、マイクロプロセッサ42は、
この放電量と電池1の寿命とフル充電容量等から、電池
1の残り容量を計算することができ、表示装置等で電池
1の残り容量を表示又は警告等を行うことができる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば次の
ような効果がある。 (1)電源回路のスイッチング周波数を制御回路が監視
して電池の放電電流を検出するようにしたので、専用の
検出回路が不要となり、回路の簡素化を図ることがで
き、小型化、低コスト化を実現することができる。
【0087】(2)電源回路のスイッチング素子に流れ
る電流をカレントトランスで監視する制御回路を備える
ことにより、電流検出を損失が少なく行うことができ
る。 (3)電源回路の出力電圧のリップル電圧を検出して、
電池の放電電流を検出する制御回路を備えることによ
り、電流検出を損失なく行うことができる。
【0088】(4)電池と電源回路の間に直列に挿入さ
れた微小抵抗の温度を監視することにより電池の放電電
流を検出する制御回路を備えることにより、放電電流の
実効値が得られ、動的な負荷変動に対して追随した検出
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】第1実施例の説明図である。
【図3】第1実施例の回路説明図である。
【図4】第2実施例の説明図である。
【図5】第2実施例の回路説明図である。
【図6】第3実施例の説明図である。
【図7】第3実施例の回路説明図である。
【図8】第4実施例の説明図である。
【図9】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 電池 2 電源回路 3 負荷回路 4 制御回路 21a スイッチング手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力源となる電池と、 該電池の電圧をスイッチング周波数を可変して安定化す
    るスイッチング手段をもつ電源回路と、 該電源回路から電力供給される負荷回路とを有し、 前記電源回路のスイッチング周波数を監視して前記電池
    の放電電流を検出する制御回路を備えることを特徴とし
    た電池放電電流監視回路。
  2. 【請求項2】 電力源となる電池と、 該電池の電圧をスイッチング周波数を固定したスイッチ
    ング手段で安定化する電源回路と、 該電源回路から電力供給される負荷回路とを有し、 前記電源回路のスイッチング手段に流れる電流をカレン
    トトランスで監視する制御回路を備えることを特徴とし
    た電池放電電流監視回路。
  3. 【請求項3】 電力源となる電池と、 該電池の電圧を安定化する電源回路と、 該電源回路から電力供給される負荷回路とを有し、 前記電源回路の出力電圧から検出したリップル電圧によ
    り前記電池の放電電流を検出する制御回路を備えること
    を特徴とした電池放電電流監視回路。
  4. 【請求項4】 電力源となる電池と、 該電池の電圧を安定化する電源回路と、 該電源回路から電力供給される負荷回路と、 前記電池と前記電源回路間に直列に挿入された微小抵抗
    とを有し、 前記微小抵抗の温度を監視することにより電池の放電電
    流を検出する制御回路を備えることを特徴とした電池放
    電電流監視回路。
JP7011654A 1995-01-27 1995-01-27 電池放電電流監視回路 Withdrawn JPH08205414A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004251826A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Kyocera Corp 電池残量検出装置及び電池交換時期判別方法
WO2005111644A1 (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Ntt Data Ex Techno Corporation 二次電池良否判別装置および該装置のリップル発生回路
JP2008058322A (ja) * 2007-09-27 2008-03-13 Kyocera Corp 無線通信装置

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