JP3767078B2 - 操舵輪用サスペンション装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のフロントサスペンション装置など、操舵輪用のサスペンション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の操舵輪用サスペンション装置としては例えば特開平5−278420号公報に記載されているもの(以下、第1従来例とも記す)がある。この第1従来例の操舵輪用サスペンション装置では、車輪を回転自在に支持する車輪支持部材の下端を、所謂ダブルピボット形式を構成する二本のロワリンク(下部連結部材)を介して車体部材に上下揺動可能且つ転舵可能に連結すると共に、略車両幅方向に配設されたアッパリンク(上部連結部材)を当該車輪支持部材の上端に上下揺動可能且つ転舵可能に連結し、夫々のリンクは車体部材に対して上下方向に揺動可能に連結する。また、ショックアブソーバ部材は、上端が車体部材に、下端入力点がロワリンクに連結されており、その所謂シリンダケースと前記アッパリンクとが個別の中間部材によって連結されていて、これによりアッパリンクの前後方向の位置決めが行われる。勿論、車輪支持部材はタイロッド部材を介して操向装置に接続されている。そして、このような構成により、仮想キングピン軸の設定を行い易くしている。
【0003】
また、同様の操舵輪用サスペンション装置としては、例えば特開平5−169938号公報に記載されるもの(以下、第2従来例とも記す)もある。この第2従来例の操舵輪用サスペンション装置では、前記構成に加えて、前記中間部材の軸線とショックアブソーバ部材の軸線とを、平行ではないが、交点も持たない、所謂捩じれの位置とし、これによりストローク時のキャスタ角変化を改善できるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の操舵輪用サスペンション装置にあっては、夫々、以下のような問題点がある。即ち、車輪或いは車輪支持部材のストロークに伴って前記中間部材に傾きが生じる。これは、中間部材のうち、ショックアブソーバ部材側連結点のストローク量はロワリンクのストローク量と略同等であるのに対して、そのアッパリンク側連結点は、例えば適切なキャンバ変化特性のためにロワリンクのストローク量と一般的に異なるためである。このとき、中間部材に発生する傾き角が大きくなり過ぎると、不要なこじり入力やジオメトリ変化が発生するため、これが大きくなり過ぎないように中間部材の長さを長くしなければならない。
【0005】
ところが、前記第1従来例に記載の操舵輪用サスペンション装置では、前記中間部材がショックアブソーバ部材よりアッパリンク側に配設されている,つまりアッパリンクがショックアブソーバ部材より車両後方にあれば、中間部材もショックアブソーバ部材より車両後方に配設され、アッパリンクがショックアブソーバ部材より車両前方にあれば、中間部材もショックアブソーバ部材より車両前方に配設されている。この状態で、中間部材の長さを確保しようとすると、アッパリンクの軸線とショックアブソーバ部材の軸線とを車両前後方向に離してレイアウトしなければならない。
【0006】
実際には、キングピン軸の設定やキャンバ剛性確保といったジオメトリ上の条件からアッパリンクのレイアウトはほぼ決まってしまうから、必然的にショックアブソーバ部材を車両前方又は後方に離すことになる。しかしながら、アッパリンクと車輪支持部材との連結点が一般にキングピン軸の上部点を構成することから、当該アッパリンクの前後では、車輪の転舵に伴ってタイヤが車両内側に入り込むため、当該アッパリンクから前後方向に離さなければならないショックアブソーバ部材は、タイヤとの干渉を避けて更に車両内側に配置しなければならなくなる。すると、ショックアブソーバ部材の上端車体部材連結点が車両内側に張出し、例えばエンジンルームを阻害するなどして、レイアウト上好ましくない。
【0007】
また、例えばショックアブソーバ部材の上端部にコイルスプリングを同軸又は略同軸にレイアウトする場合には、コイルスプリングの方がショックアブソーバ部材より外形の大きいことから、転舵に伴うタイヤとの干渉を回避するため、当該コイルスプリングを車輪より更に上方に配置する必要が発生したりするため、前輪側のフードが低い,所謂ローフードの車両には適用できないという問題もある。
【0008】
一方、前記第2従来例に記載の操舵輪用サスペンション装置にあっては、前記アッパリンクの車輪支持部材側の連結点への前後方向の入力に対して、前記中間部材がショックアブソーバ部材に力を伝えて前後方向を支持する構成となっているが、この中間部材の軸線とショックアブソーバ部材の軸線とが捩じれの位置関係にあるため、この前後入力がショックアブソーバ部材の軸線回りのモーメント入力となり、例えばショックアブソーバ部材のシリンダケースの軸線回りの回転自由度の支持剛性が不十分になり易く、その結果、アッパリンクの車輪支持部材側連結点への前後方向の入力に対して、中間部材の支持剛性が不十分となり、特にサスペンション装置としてワインドアップ方向の支持剛性を十分に確保できないという問題がある。
【0009】
本発明は、前記諸問題を解決すべく開発されたものであり、中間部材の軸線とショックアブソーバ部材の軸線とを交差させることで、アッパリンク(上部連結部材)の車輪支持部材側連結点への前後方向の入力に対して、ショックアブソーバ部材に軸線回りのモーメントが入力されるのを防止し、もってショックアブソーバ部材のシリンダケースの軸線回りの回転自由度の支持剛性を高めて中間部材の支持剛性を確保し、一方で中間部材のショックアブソーバ部材側連結点とアッパリンク(上部連結部材)側連結点とをショックアブソーバ部材の軸線を挟んで車両前後方向に離してレイアウトする,即ち中間部材をショックアブソーバ部材の軸線を挟んでアッパリンク(上部連結部材)と反対側まで延長し、その延長点でショックアブソーバ部材と連結することで、中間部材の長さを確保しながらショックアブソーバ部材やコイルスプリングのオフセットをなくし、コンパクトで集約性のよい操舵輪用サスペンション装置とすると共に、中間部材とアッパリンク(上部連結部材)との連結点を車両外側にすることで、当該アッパリンク(上部連結部材)に要求されるレバー比を確保しながら十分なアッパリンク(上部連結部材)長を確保することができる操舵輪用サスペンション装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に係る操舵輪用サスペンション装置は、車輪を回転可能に支持する車輪支持部材と、前記車輪支持部材を操向装置に接続するためのタイロッド部材と、一端が前記車輪支持部材の下部に上下方向に揺動可能で且つ転舵可能に連結され且つ他端が車体部材に対して上下方向に揺動可能に連結された下部連結部材と、一本のI型リンク部材から構成され、略車両幅方向に配設されて、一端が前記車輪支持部材の上部に上下方向に揺動可能で且つ転舵可能に連結され且つ他端が車体部材に対して上下方向に揺動可能に連結された上部連結部材と、上端が車体部材に連結され且つ下端が前記下部連結部材に連結されたショックアブソーバ部材と、略車両前後方向に配設されて、前記上部連結部材及びショックアブソーバ部材に上下方向に揺動可能に連結された中間部材とを備え、前記中間部材の軸線とショックアブソーバ部材の軸線とが互いに交差し且つ中間部材の上部連結部材側連結点とショックアブソーバ部材側連結点とが当該ショックアブソーバ部材の軸線を挟んで互いに車両前後方向に隔てて配置されることを特徴とするものである。
【0011】
この発明では、まず前記中間部材の軸線とショックアブソーバ部材の軸線とを互いに交差させることで、上部連結部材の車輪支持部材側連結点に前後方向の入力があっても、ショックアブソーバ部材の軸線回りにモーメントが入力されることがなく、従ってショックアブソーバ部材の例えばシリンダケースに対して軸線回りの回転自由度の支持剛性が高まり、もって中間部材の支持剛性が高まるため、全体的なワインドアップ入力への剛性も高まる。また、中間部材の上部連結部材側連結点とショックアブソーバ部材側連結点とを、当該ショックアブソーバ部材の軸線を挟んで互いに車両前後方向に隔てて配置する,つまり中間部材をショックアブソーバ部材の軸線を挟んで上部連結部材の反対側まで延長し、その延長点でショックアブソーバ部材と連結することで、中間部材の長さを確保することができるから、ショックアブソーバ部材を上部連結部材から前後に離したり、更に転舵に伴うタイヤとの干渉を回避するためにそれを車両内側に配置したり、或いはショックアブソーバ部材と同軸又は略同軸に配置されるコイルスプリングを上方に回避したりする必要がなく、サスペンション装置をコンパクトで集約性のよいものとすることができる。
【0012】
また、本発明のうち請求項2に係る操舵輪用サスペンション装置は、前記ショックアブソーバ部材が、車両平面視において、前記上部連結部材の車体部材側連結点と車輪支部材側連結点とを結ぶ軸線上又はその近傍に配置されることを特徴とするものである。
【0013】
また、本発明のうち請求項3に係る操舵輪用サスペンション装置は、前記ショックアブソーバ部材が、車両平面視において、操舵輪のキングピン軸より車両幅方向内側であって且つ転舵される操舵輪近傍の車両幅方向内側に配置されることを特徴とするものである。
【0014】
これらの発明は、何れも前記請求項1に係る操舵輪用サスペンション装置の実施態様であり、このうち請求項2に係る発明は請求項1に係る発明の構成を満足した結果得られる構成の限定であり、請求項3に係る発明は請求項2に係る発明の構成を満足した結果得られる構成の限定を示している。そして、請求項2及び請求項3の発明の構成を満足することにより、前述のようにショックアブソーバ部材を上部連結部材から前後に離したり、転舵に伴うタイヤとの干渉を回避するためにそれを車両内側に配置したりすることなく、サスペンション装置の集約性を高め、レイアウトを有利にすることができる。
【0015】
また、本発明のうち請求項4に係る操舵輪用サスペンション装置は、車体を弾性支持するコイルスプリングが前記ショックアブソーバ部材と同軸又は略同軸に配設され且つ少なくともその下端部が操舵輪の上端部より下方に配置されることを特徴とするものである。
【0016】
この発明も、前記請求項1に係る操舵輪用サスペンション装置の実施態様であり、この発明の構成を満足することにより、前述のようにショックアブソーバ部材と同軸又は略同軸に配置されるコイルスプリングを下方に下げることができ、もってサスペンション装置の集約性を高め、レイアウトを有利にすることができる。
【0017】
また、本発明のうち請求項5に係る操舵輪用サスペンション装置は、前記下部連結部材は一つのA型アーム部材又は二本のI型リンク部材の組合せから構成されることを特徴とするものである。
【0018】
また、本発明のうち請求項6に係る操舵輪用サスペンション装置は、前記上部連結部材が、ショックアブソーバ部材の車両後方に配設され且つ前記車輪支持部材に連結されるその車両幅方向外側端部が前方に湾曲されていることを特徴とするものである。
【0019】
また、本発明のうち請求項7に係る操舵輪用サスペンション装置は、前記上部連結部材が、ショックアブソーバ部材の車両前方に配設され且つ前記車輪支持部材に連結されるその車両幅方向外側端部が後方に湾曲されていることを特徴とするものである。
【0020】
これらの発明は、何れも前記請求項1乃至4に係る各操舵輪用サスペンション装置の実施態様であり、特に請求項5に係る発明は請求項1に係る操舵輪用サスペンション装置のサスペンション構造の前提を限定し、請求項6又は7に係る発明は請求項2乃至4に係る操舵輪用サスペンション装置のサスペンション構造の前提を限定している。即ち、これらの発明に示すサスペンション構造の前提があって、前記請求項1乃至4に係る各操舵輪用サスペンション装置が達成可能となる。
【0021】
また、本発明のうち請求項8に係る操舵輪用サスペンション装置は、前記中間部材の上部連結部材側連結点が、ショックアブソーバ部材の軸線よりも車両幅方向外側に配置され、当該中間部材のショックアブソーバ部材側連結点が、当該ショックアブソーバ部材の軸線よりも車両幅方向内側に配置されたことを特徴とするものである。
【0022】
この発明では、前記請求項1に係る操舵輪用サスペンション装置の要件を満足しながら、前記中間部材の上部連結部材側連結点を、より車両外側になるようにレイアウトすることで、例えば上部連結部材の車体部材側連結点が車両外側に出てくるような場合でも、当該上部連結部材の車輪支持部材側連結点を車両内側に入れることなく、当該上部連結部材と中間部材との連結点に要求される車輪支持部材側連結点とのレバー比を確保することができることから、当該上部連結部材の長さを十分に確保することが可能となり、その結果、所望するキャンバ角変化特性を得たり、所望するキングピン傾角を達成したりすることが可能となる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のうち請求項1に係る操舵輪用サスペンション装置によれば、中間部材の軸線とショックアブソーバ部材の軸線とを互いに交差させることで、ショックアブソーバ部材の例えばシリンダケースに対して軸線回りの回転自由度の支持剛性及びそれに連結される当該中間部材の支持剛性が高まるため、上部連結部材の車輪支持部材側連結点に前後方向の入力があっても、ショックアブソーバ部材の軸線回りにモーメントが入力されることがなく、全体的なワインドアップ入力への剛性も高まる。また、中間部材の上部連結部材側連結点とショックアブソーバ部材側連結点とを、当該ショックアブソーバ部材の軸線を挟んで互いに車両前後方向に隔てて配置する,つまり中間部材をショックアブソーバ部材の軸線を挟んで上部連結部材の反対側まで延長し、その延長点でショックアブソーバ部材と連結することで、中間部材の長さを確保することができるから、サスペンション装置をコンパクトで集約性のよいものとすることができ、結果的にその他のレイアウトが有利になる。
【0024】
また、本発明のうち請求項2又は3に係る操舵輪用サスペンション装置によれば、車両平面視における上部連結部材の車体部材側連結点と車輪支部材側連結点とを結ぶ軸線上又はその近傍にショックアブソーバ部材を配置したり、車両平面視において、操舵輪のキングピン軸より車両幅方向内側であって且つ転舵される操舵輪近傍の車両幅方向外側にショックアブソーバ部材を配置したりすることで、ショックアブソーバ部材を上部連結部材から前後に離したり、転舵に伴うタイヤとの干渉を回避するためにそれを車両内側に配置したりすることなく、サスペンション装置の集約性を高め、レイアウトを有利にすることができる。
【0025】
また、本発明のうち請求項4に係る操舵輪用サスペンション装置によれば、ショックアブソーバ部材と同軸又は略同軸に配設されるコイルスプリングの下端部を操舵輪の上端部より下方に配置することで、当該コイルスプリングを下方に下げてサスペンション装置の集約性を高め、レイアウトを有利にすることができる。
【0026】
また、本発明のうち請求項5乃至7に係る操舵輪用サスペンション装置によれば、これらの発明に示すサスペンション構造の前提があって、前記請求項1乃至4に係る各操舵輪用サスペンション装置が達成可能となる。
【0027】
また、本発明のうち請求項8に係る操舵輪用サスペンション装置によれば、中間部材の上部連結部材側連結点を、より車両外側になるようにレイアウトすることで、上部連結部材と中間部材との連結点に要求される車輪支持部材側連結点とのレバー比を確保することができることから、当該上部連結部材の長さを十分に確保することが可能となり、その結果、所望するキャンバ角変化特性を得たり、所望するキングピン傾角を達成したりすることが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ここでは、前左右輪に反転して実施化された本発明の操舵輪用サスペンション装置のうち、特に前左輪のフロントサスペンション装置に代表して説明を行う。勿論、前右輪のそれについては図面を反転し、説明中の「右」を「左」に、「左」を「右」に置換して考えればよい。
【0029】
図1は、本発明の第1実施形態の概略構成を示す斜視図であり、図中、1は、前輪2を回転自在に支持する車輪支持部材としてのナックルであって、中央部に前輪の車軸を挿通支持する円筒部1aが形成されていると共に、下端部1bには図示されないボールジョイント等を介して、下部連結部材としてのロワAアーム4が上下揺動可能に且つ転舵可能に連結され、上端部1cには、同じく図示されないボールジョイント等を介して、上部連結部材としてのアッパリンク6が上下揺動可能に且つ転舵可能に連結され、また中央部後方側に突出延長する支持部1dにタイロッド8が連結されている。
【0030】
ロアAアーム4は、ホイールハウス内の下部において車両幅方向(以下、単に車幅方向とも記す)に向けて配設され、その車幅方向外側端が、前記図示されないボールジョイント等を介してナックル1の下端部1bに回転自在,つまり上下揺動可能に且つ転舵可能に連結され、内側端が二股に分岐されて夫々の端部が弾性体ブッシュ4a,4bを介して図示されないサスペンションメンバー等の車体部材に連結され、平面からみて凡そA字状に形成されている。従って、このロアリンク4では、ナックル1の上下方向の移動即ちバウンド及びリバウンドは許容するが、ナックル1の前後方向の移動に対してはこれを阻止することになる。そして、前記図示されないボールジョイント等によるナックル1とロワAアーム4との実質的な連結点が、想定される仮想キングピン軸の下部点になる。
【0031】
前記アッパリンク6は平面視において車幅方向外側端が前方に湾曲されたほぼI字状に形成され、ホイールハウル内の上部において車幅方向に向けて配設されている。そして、その車幅方向外側端が、前記図示されないボールジョイント等を介してナックル1の上端部1cに回転自在,つまり上下揺動可能に且つ転舵可能に連結され、内側端が弾性体ブッシュ6aを介して図示されないサスペンションメンバー等の車体部材に連結されている。なお、このアッパリンク6単独でナックル1の前後方向への移動を阻止することはできない。しかしながら、後述する中間部材によってアッパリンク6の前後方向への移動が規制されるから、前記図示されないボールジョイント等によるナックル1とアッパリンク6との実質的な連結点が、想定される仮想キングピン軸の上部点になる。
【0032】
また、本実施形態では、ショックアブソーバ7のロワケース(シリンダケース)7aの下端部が、前記ロワAアーム4の中央部に上下揺動可能に連結されている。より具体的にはロワAアーム4の中央部上面に、略車両前後方向に軸線を有する円孔が形成された二つの軸受部4cを同軸に突設し、その間に、ショックアブソーバ7のロワケース7aの下端部に形成された円筒部7cを差し込み、更に何れか一方の軸受部4cの外側から、図示されないボルト等の回転軸を差し込み、それを前記ショックアブソーバ7のロワケース7aの円筒部7cから他方の軸受部4cに挿通して、この回転軸回り,即ち上下方向に揺動可能にショックアブソーバ7とロワAアーム4とを連結する。また、このショックアブソーバ7のピストンロッド7bの上端部は図示されないストラットハウジング等の車体部材に揺動可能に連結されている。これにより、ショックアブソーバ7は、前記アッパリンク6より車両前方側に立設されることになる。
【0033】
なお、本実施形態では、前記ショックアブソーバ7の上端部に、当該ショックアブソーバ7と同軸又は略同軸にコイルスプリング9が配設されている。このコイルスプリング9は、その下端部が前記ショックアブソーバ7のロワケース7aに、その上端部が前記ストラットハウジング等の車体部材に連結されている。そして、本実施形態では、このコイルスプリング9は後述するように車輪より上方には配設されていない。
【0034】
そして、本実施形態では、前記アッパリンク6とショックアブソーバ7とが中間部材10によって連結されている。より具体的には、この中間部材10は、その後端部10aが車両内側に湾曲されたほぼI字状をなし、当該後端部10aが、図示されないボールジョイント等を介して前記アッパリンク6の略中央部上面に揺動自在に連結されている。また、この中間部材10の前端部10bは、やや下方に向けて湾曲されていて、前記ショックアブソーバ7のロワケース7aに上下揺動可能に連結されている。より具体的には、当該ショックアブソーバ7のロワケース7aには、連結用の円筒部材11が固定され、この円筒部材11から前方に向けて、車幅方向に円孔を有する円筒部11aが突設されている。そして、この円筒部材11の円筒部11aに中間部材10の前端部10bをあてがい、両者の円孔内に、図示されないブッシュ等を介してボルト等の回転軸を差し込み、当該回転軸回り,即ち上下揺動可能にショックアブソーバ7と中間部材10とを連結する。このように中間部材10によってショックアブソーバ7とアッパリンク6とを連結することにより、アッパリンク6を前後方向に位置決めすることができる。
【0035】
また、前記タイロッド8は図示されない操向装置にナックル1を接続しており、この操向装置でタイロッド8を移動させることにより、ナックル1及び前輪2は、前記ナックル1とアッパリンク6との連結点を上部点とし且つ前記ナックル1とロワAアーム4との連結点を下部点とする仮想キングピン軸回りに転舵される。
【0036】
以上が本実施形態の操舵輪用サスペンション装置の概略構成であり、次いで上記実施形態の作用について説明するが、特に前記中間部材10とショックアブソーバ7との相関を明らかにするために、図1を骨格化した図2のスケルトン図を用いながら説明する。ここで、前記図1と図2との関連を明らかにするために、実質的な連結点や中心点等の符号について説明する。前記ロワAアーム4とナックル1との実質的な連結点をA点、アッパリンク6とナックル1との実質的な連結点をB点とし、両者を結ぶ直線を仮想キングピン軸LK とする。また、前記アッパリンク6と中間部材10との実質的な連結点をC点、当該中間部材10とショックアブソーバ7との実質的な連結点をD点とする。更に、アッパリンク6と車体部材との実質的な連結点をE点、ロワAアーム4と車体部材との実質的な二つの連結点をF点及びF’点とする。また、ショックアブソーバ7の車体部材との実質的な連結点をU点、ロワAアーム4との実質的な連結点をL点とし、二点を結ぶショックアブソーバ7の軸線をLS とする。また、車輪の中心点をO点とする。
【0037】
まず、本実施形態では、前記中間部材10のアッパリンク6側連結点C点と、そのショックアブソーバ7側連結点D点とを結ぶ直線,即ち中間部材10の実質的な軸線LC が、前記ショックアブソーバ7の軸線LS と交点を有するようにレイアウトされている。ここで、前述のようにナックル1とアッパリンク6との連結点B点の前後方向の入力は、アッパリンク6から中間部材10を経てショックアブソーバ7にも入力され、これらで、当該前後方向への入力を受け、同時にアッパリンク6を前後方向に位置決めする。このとき、中間部材10の実質的な軸線LC がショックアブソーバ7の軸線LS と交点を有するために、前記ナックル1とアッパリンク6との連結点B点に作用する前後方向の入力が、中間部材10を介してショックアブソーバ7に曲げ力として作用することはあっても、モーメントとして作用することはない。
【0038】
また、ナックル1とアッパリンク6との連結点B点への前後方向入力が、ショックアブソーバ7の軸線LS 回りのモーメントとして作用しない本実施形態では、第2従来例に比して前記ショックアブソーバ7のロワケース(シリンダケース)7aの回転自由度の支持剛性が高くなり、従って中間部材10の支持剛性が高まることから、サスペンション装置全体としてのワインドアップ方向への支持剛性が高まるという利点がある。
【0039】
また、本実施形態では、中間部材10をショックアブソーバ7の後方から前方まで延長し、その延長された前端部10bを、ショックアブソーバ7のロワケース7aに固定された円筒部材11の前方円筒部11aに連結し、その内側に湾曲された後端部10aをアッパリンク6の中央部上面に連結している。このため、アッパリンク6とショックアブソーバ7とを離間せずとも、中間部材10の十分な長さを確保し易い。
【0040】
本実施形態の操舵輪用サスペンション装置では、ショックアブソーバ7とアッパリンク6とを離間しなくても、中間部材10の長さを十分に確保可能であるから、ショックアブソーバ7を車両前後に離間しながら更に車両内側にレイアウトしてエンジンルームを阻害することもない。また、ショックアブソーバ7の上端部に同軸又は略同軸にコイルスプリング9をレイアウトする場合にも、コイルスプリング9がタイヤと干渉しないように、それをタイヤより上方にレイアウトする必要がないから、前記ローフードの車両にも適用することが可能である。これらのことから、ショックアブソーバ7,コイルスプリング9及びアッパリンク6間の構成は、例えばショックアブソーバ7は、車両平面視において、アッパリンク6の実質的な軸線上又はその近傍に配置されていると共に、操舵輪である前輪2のキングピン軸LK より車幅方向内側で且つ前輪2に干渉しない車幅方向の最も外側に配置されていればよいとか、ショックアブソーバ7と同軸又は略同軸に配設されるコイルスプリング9は、少なくともその下端部が前輪2の上端部より下方にあるといった形態に纏められる。
【0041】
次に、本発明の操舵輪用サスペンション装置の第2実施形態について説明する。
ここでは、前左右輪に反転して実施化された本発明の操舵輪用サスペンション装置のうち、特に前右輪のフロントサスペンション装置に代表して説明を行う。図5は、本実施形態の操舵輪用サスペンション装置のうち、特にアッパリンク6、ショックアブソーバ7、中間部材10の関係を示すものである。この実施形態では、前記第1実施形態の構成に加え、前記中間部材10とアッパリンク6との連結点C点が、ショックアブソーバ7の軸線LS より車両外方に配設され、当該中間部材10とショックアブソーバ7との連結点D点が、同じくショックアブソーバ7の軸線LS より車両内方に配設されている。つまり、前記第1実施形態では、二つの中間部材10のアッパリンク6側連結点C点と、ショックアブソーバ7側連結点Dとは、ショックアブソーバ7の軸線LS を挟んで車両の前後方向に離間していることが前提であったが、本実施形態では、それに加えて中間部材10とアッパリンク6との連結点Cをより車両外方に配置しようとする。
【0042】
この構成による利点を説明する前に、この種のサスペンション装置に求められるレバー比について説明する。この種のサスペンション装置では、例えば予め設定された前後方向入力への剛性やワインドアップ入力に対する減衰力等の所定のサスペンション特性を得るために、例えばロワAアーム側のショックアブソーバ連結点のレバー比αや、アッパリンク側の中間部材連結点のレバー比βに所定の関係を与える必要がある。ここでロワAアーム側のショックアブソーバ連結点のレバー比αとは、ロワAアーム4の車体部材側連結点F(ここではF点及びF’点の二つの連結点を代表してF点のみで表す)点とナックル1側連結点A点との距離を“1”としたとき、当該ロワAアーム4の車体部材側連結点F点から前記ショックアブソーバ7側連結点L点までの距離の比を表す。また、アッパリンク側の中間部材連結点のレバー比βとは、アッパリンク6の車体部材側連結点E点とナックル1側連結点B点との距離を“1”としたとき、当該アッパリンク6の車体部材側連結点E点から前記中間部材側連結点C点までの距離の比を表す。そして、このレバー比α,βは、相互にのみならず、単独でも保持されるべきものである。
【0043】
そこで、例えば車体側の要件から、前記アッパリンク6の車体部材側連結点E点が車両外側に出てくると、前記アッパリンク側の中間部材連結点のレバー比βを確保するために、当該アッパリンクのナックル1側連結点B点を車両内側に入れなければならなくなる。すると、アッパリンク6そのものが短くなってしまうために、例えばストローク時にキャンバ角が極度にネガティブ方向に変化してしまうなど、所望するキャンバ角変化特性を得られなくなったり、或いはこのアッパリンクのナックル1側連結点B点及び前記ロワAアームのナックル1側連結点A点で構成される仮想キングピン軸のキングピン傾角が大きくなり過ぎたりするという問題が発生する。
【0044】
一方、本実施形態では、アッパリンク6の中間部材10側連結点D点を車両外方に出すことで、例えば当該アッパリンク6の車体部材側連結点E点が車両外側に出た場合でも、当該アッパリンク6のナックル1側連結点B点をさほど車両内側に入れずとも、前記アッパリンクの中間部材側連結点のレバー比βを確保し易くなり、その結果、アッパリンク6そのものの全長をさほど短くしなくてもよいことから、例えばストローク時にキャンバ角が極度にネガティブ方向に変化するといったこともなく、所望するキャンバ角変化特性を得易いとか、前記ロワAアームのナックル1側連結点A点とで構成される仮想キングピン軸のキングピン傾角を適切な値に設定することができる。
【0045】
なお、前記実施形態におけるロワアーム4を一体のAアームから二本のリンク部材に分割して構成してもよい。その場合には例えば当該ロアリンクを構成する二本のリンク部材のうち、車両前方に配設されたほぼI型の前方ロアリンク部材を、ほぼ車幅方向に延長して配設し、その車幅方向外側端がボールジョイント等を介してナックル1の下端部1bのうちの前方部位に回転自在に連結し、その内側端を前記と同様に弾性体ブッシュ4aを介してサスペンションメンバー等の車体部材に連結する。これと共に、車両後方に配設され、中央部が車両前方に向けて湾曲されたほぼI型の後方ロアリンク部材を、全体として車幅方向内側端部が後方に,外側端部が前方になるように斜めに配設する。そして、その車幅方向外側端をボールジョイント等を介してナックル1の下端部1bのうちの後方部位に回転自在に連結し、その内側端を前記と同様に弾性体ブッシュ4bを介して、同じくサスペンションメンバー等の車体部材に連結する。
【0046】
この二本のリンク部材からなるロアリンクによるナックル1の拘束作用そのものについては、これが前記A型ロアリンクを分割したものであると考えて問題はない。但し、ロアリンクを二本のリンク部材に分割したことにより、前述したナックル1とこのロアリンクとの実質的な連結点A点は、周知のように前方ロアリンク部材の車体側連結点及びナックルとの連結点を結ぶ軸線と、後方ロアリンク部材の車体側連結点及びナックルとの連結点を結ぶ軸線との交点になる。従って、車両正面視でのキングピン軸(仮想キングピン軸)は、このロアリンクとナックル1との実質的な連結点A点が車両外方に移動された分だけ、前記実施形態よりもキングピン傾角の設定自由度が大きくなる。このことは、例えば前輪駆動車に本実施形態の操舵輪用サスペンション装置を採用し、前記キングピン傾角を大きくして、その路面との交点とタイヤ接地面の中心点との距離,即ち所謂スクラブをネガティブに設定することにより、駆動時のトルクステアによるトーイン変化を抑制したり、何れか一方の前輪にのみ大きな制動力が作用するような制動時の旋回モーメントを打ち消したりして走行安定性を向上することが可能となる。また、本実施例においては仮想キングピン軸が前記した実質的な連結点Aと、前記アッパリンクのナックル1側連結点Bよりも車両外側に存在する仮想点B’とによって構成される。従って、所謂キングピンオフセット(ホイールセンターとキングピン軸との車両正面視での距離)が小さくなるように設計することが可能となる。そのため、路面からの入力でステアリング装置が共振し、それがステアリングホイールまで伝達されるシミー現象も抑制防止可能であり、それにより乗心地を向上することもできる。
【0047】
また、上記実施形態では、アッパリンク6をショックアブソーバ7の後方に配置し、その車幅方向外側端部を前方に湾曲させることで、アッパリンク6の軸線をショックアブソーバ7の軸線に接近させる,或いはアッパリンク6の軸線上にショックアブソーバ7を配置することを可能としたが、その逆にアッパリンクをショックアブソーバの前方に配置しなければならない場合には、その車幅方向外側端部を後方に湾曲させることで、前記と同様の作用・効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の操舵輪用サスペンション装置の第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1の操舵輪用サスペンション装置のスケルトン図である。
【図3】図1の操舵輪用サスペンション装置の作用を説明する底面図である。
【図4】図1の操舵輪用サスペンション装置の作用の説明図であり、(a)は正面図、(b)は底面図である。
【図5】本発明の操舵輪用サスペンション装置の第2実施形態を示す部分説明図である。
【図6】図5の操舵輪用サスペンション装置の作用を説明する正面図である。
【符号の説明】
1はナックル
2は前輪
4はロワAアーム(下部連結部材)
6はアッパリンク(上部連結部材)
7はショックアブソーバ
8はタイロッド
9はコイルスプリング
10は中間部材
K は仮想キングピン軸
S はショックアブソーバの軸線
C は中間部材の軸線

Claims (8)

  1. 車輪を回転可能に支持する車輪支持部材と、前記車輪支持部材を操向装置に接続するためのタイロッド部材と、一端が前記車輪支持部材の下部に上下方向に揺動可能で且つ転舵可能に連結され且つ他端が車体部材に対して上下方向に揺動可能に連結された下部連結部材と、一本のI型リンク部材から構成され、略車両幅方向に配設されて、一端が前記車輪支持部材の上部に上下方向に揺動可能で且つ転舵可能に連結され且つ他端が車体部材に対して上下方向に揺動可能に連結された上部連結部材と、上端が車体部材に連結され且つ下端が前記下部連結部材に連結されたショックアブソーバ部材と、略車両前後方向に配設されて、前記上部連結部材及びショックアブソーバ部材に上下方向に揺動可能に連結された中間部材とを備え、前記中間部材の軸線とショックアブソーバ部材の軸線とが互いに交差し且つ中間部材の上部連結部材側連結点とショックアブソーバ部材側連結点とが当該ショックアブソーバ部材の軸線を挟んで互いに車両前後方向に隔てて配置されることを特徴とする操舵輪用サスペンション装置。
  2. 前記ショックアブソーバ部材は、車両平面視において、前記上部連結部材の車体部材側連結点と車輪支部材側連結点とを結ぶ軸線上又はその近傍に配置されることを特徴とする請求項1に記載の操舵輪用サスペンション装置。
  3. 前記ショックアブソーバ部材は、車両平面視において、操舵輪のキングピン軸より車両幅方向内側であって且つ転舵される操舵輪近傍の車両幅方向内側に配置されることを特徴とする請求項2に記載の操舵輪用サスペンション装置。
  4. 車体を弾性支持するコイルスプリングが前記ショックアブソーバ部材と同軸又は略同軸に配設され且つ少なくともその下端部が操舵輪の上端部より下方に配置されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の操舵輪用サスペンション装置。
  5. 前記下部連結部材は一つのA型アーム部材又は二本のI型リンク部材の組合せから構成されることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の操舵輪用サスペンション装置。
  6. 前記上部連結部材は、ショックアブソーバ部材の車両後方に配設され且つ前記車輪支持部材に連結されるその車両幅方向外側端部が前方に湾曲されていることを特徴とする請求項5に記載の操舵輪用サスペンション装置。
  7. 前記上部連結部材は、ショックアブソーバ部材の車両前方に配設され且つ前記車輪支持部材に連結されるその車両幅方向外側端部が後方に湾曲されていることを特徴とする請求項5に記載の操舵輪用サスペンション装置。
  8. 前記中間部材の上部連結部材側連結点が、ショックアブソーバ部材の軸線よりも車両幅方向外側に配置され、当該中間部材のショックアブソーバ部材側連結点が、当該ショックアブソーバ部材の軸線よりも車両幅方向内側に配置されたことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の操舵輪用サスペンション装置。
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