JP3764185B2 - ラジオ受信機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、相互変調妨害(IM)波に対しては通常のAGC(自動利得制御)を行わせ、その他の妨害波に対してはゲインを下げたAGCを行わせるラジオ受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
FMラジオ放送は、その音質の良さから広く楽しまれているが、放送局の多局化に伴って、希望放送以外の電波により希望放送の音質が損なわれてしまうとい混信が切実な問題となっている。
【0003】
なかでも相互変調妨害(IM)は、2つ以上の妨害電波によりそれらの周波数とは異なった周波数のところにあたかも放送電波があるようなスペクトルを発生する。これはラジオ受信機における増幅素子や混合素子の非線形性により生じるものであって、希望放送周波数とのビートを発生して不快な音を発生させたり、更にひどいときには希望放送周波数の受信が不可能となる場合もある。
【0004】
そこで、希望放送周波数に対してIM妨害電波が存在している場合には、アンテナ入力段又はRF増幅段に対してAGCを掛けることにより、相互変調妨害(IM)による弊害を回避させるものが知られている。
【0005】
また、特公昭63−12407号公報に示されているように、希望受信周波数に相互変調妨害(IM)を引き起こす関係となる2つの放送電波(妨害電波)との周波数差に対応する相互変調妨害検出信号を生じたとき相互変調妨害放送電波有りと判断し、利得制御装置の利得を制御することで混信除去を行うようにしたものも知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した前者の単に妨害電波が存在している場合にアンテナ入力段又はRF増幅段に対してAGCを掛ける方法では、混信妨害が問題となるレベルに達していないにもかかわらず、AGCが掛けられてしまうため、希望受信周波数に対しての感度抑圧を招いてしまうという不都合がある。
【0007】
一方、上述した後者の相互変調妨害検出信号を生じたときにAGCを掛ける方法では、放送電波の入力レベルを検出し、この入力レベルに対応した複数の相互変調妨害電波検出信号を出力するレベル検出器と、相互変調妨害電波検出信号を受けて希望放送電波に相互変調妨害を与える周波数をもった放送電波の有無を判断し、有りのとき利得制御装置を制御する制御装置とを備える構成が必要となることから、相互変調妨害(IM)を検出するための構成が複雑なものとなっている。
【0008】
本発明は、このような事情に対処してなされたもので、簡単な構成で感度抑圧の防止及びIM対策を図ることができるラジオ受信機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、アンテナ回路を介して取り込まれた希望放送局の放送電波を、第1高周波増幅手段によって増幅出力すると共に同調手段により同調出力し、前記同調出力と局部発振周波数とを混合する混合手段によって変換された中間周波信号を検波してなるラジオ受信機であって、前記同調出力又は前記混合手段の出力を第2高周波増幅手段に入力して前記アンテナ回路の利得を制御する自動利得制御手段を具備すると共に、前記第1高周波増幅手段又は前記混合手段に比べて耐入力レベルが小さく、且つ増幅作用若しくは混合作用を有し、前記第1高周波増幅手段又は前記混合手段より早く歪を発生させることで妨害波を検出すると共に、前記妨害波のレベルを判定する妨害波検出手段を具備し、前記妨害波検出手段の出力を前記第2高周波増幅手段に入力し、前記妨害波検出手段の出力に応じて前記自動利得制御手段を制御することを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のラジオ受信機において、前記自動利得制御手段は、前記妨害波のレベルが基準値を下回る場合には、前記妨害波のレベルが基準値以上の受信状態よりも前記第2高周波増幅手段の利得を下げて前記自動利得制御手段の動作開始入力を高くすることを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明は、前記妨害検出手段には、周波数選択手段と、前記妨害波が所定レベル以下であるか否かを識別する妨害波レベル識別手段とが具備されていることを特徴とする。また、請求項4記載の発明は、前記妨害波検出手段には、前記増幅作用若しくは混合作用を有した妨害波検出素子が設けられており、この妨害波検出素子の出力に応じて前記自動利得制御手段の前記第2高周波増幅手段の利得制御が行われることを特徴とする。
【0012】
【作用】
本発明のラジオ受信機では、妨害波検出手段は、増幅作用若しくは混合作用を有し、耐入力レベルを放送電波受信のメイン経路に設けられている第1高周波増幅手段又は混合手段に比べて小さくし、これら第1高周波増幅手段又は混合手段より早く歪みを発生させることでIM妨害波を検出すると共に、妨害波のレベルを判定している。これによって、希望するたとえばFM放送受信時に、妨害波検出手段の周波数選択手段によってアンテナ入力の妨害波である2波(f1,f2)による3次の妨害波のIM(=2f1−f2又は2f2−f1)が選択されると共に、IM妨害波のレベルが基準レベルと比較されることになる。そして、この妨害波検出手段の出力を自動利得制御手段(AGC)の第2高周波増幅手段に入力して、妨害波検出手段の出力に応じて自動利得制御手段を制御する。
【0013】
更に具体的に説明すると、自動利得制御手段は、妨害波のレベルが基準値を下回った場合には、妨害波のレベルが基準値以上の受信状態よりも第2高周波増幅手段の利得を下げて自動利得制御手段の動作開始入力を高くするように制御がなされる。
【0014】
これにより、IM妨害波が問題とならない低レベルである所定レベル以下である場合には、AGCアンプのゲインが下げられ、RFAGCのスタートが遅くなり、アンテナ入力に対しての感度抑圧が抑えられる。また、IM妨害波のレベルが問題となる高いレベルである所定レベルを上回っている場合には、通常のAGCが掛けられるので、IM妨害波による障害を回避することができる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づいて説明する。図1は、本発明のラジオ受信機の一実施例を示すものである。同図に示すように、たとえばFM放送を受信する場合、FM放送電波がアンテナ回路10を介して取り込まれると、高周波増幅回路11(第1高周波増幅手段)によって増幅された後、同調回路12によって希望放送周波数に同調されるようになっている。同調回路12によって同調された希望放送周波数は、混合器13によって図示省略の局部発振回路からの局発周波数と混合され、セラミックフィルタ14によって10.7MHZ の中間周波数f0 に変換されて出力されるようになっている。
【0016】
また、同調回路12の出力の希望波、及び妨害波である2波(f1 ,f2 )は、AGC(自動利得制御)回路15の高周波増幅回路16(第2高周波増幅手段)によって増幅され、検波回路17によって検波されると、この検波出力がAGCドライブ回路18に取込まれ、基準電圧V3 を上回った場合にドライブ信号が出力されることで、アンテナ回路10のゲインコントロールが通常の利得で行われるようになっている。
【0017】
また、アンテナ回路10の出力の希望波、及び妨害波である2波(f1 ,f2 )は、妨害波検出手段としての擬似IM発生回路20に取り込まれるようになっている。高周波増幅回路21によって増幅されたアンテナ回路10の出力は、妨害波検出素子としての混合器22によって図示省略の局部発振回路からの局発周波数と混合され、セラミックフィルタ23により10.7MHZ の中間周波数f0 として出力される。但し、この中間周波数f0 の出力は、受信周波数が(2f1 −f2 )又は(2f2 −f1 )の時に限られるものである。
【0018】
ここで、高周波増幅回路21又は混合器22の耐入力レベル(Dレンジ)は高周波増幅回路11又は混合器13の耐入力レベルより小さい値(Dレンジ小)に設定されている。すなわち、図4及び図5に示すように、妨害波入力がそれぞれ100dBμ及び110dBμの場合、両者の出力レベルの差は30dBμとなるため、高周波増幅回路21又は混合器22のDレンジを小さくすることにより、実際にIM妨害波(110dBμ)が発生するよりも早い(妨害入力の小さい)時点でIM妨害波を検出することが可能となる。
【0019】
セラミックフィルタ23の出力である中間周波数f0 は、アンプ24によって所定のレベルに増幅された後、レベル検波器25によって検波され、妨害波レベル識別手段としての比較器26により基準電圧V1 と比較され、妨害波のレベルが基準電圧V1 を下回っている場合、比較器26の出力によって上記のAGC15の高周波増幅回路16のゲインが下げられるようになっている。
【0020】
図2は、上記の擬似IM発生回路20の高周波増幅回路21及び混合器22の詳細を示すものである。同図に示すように、トランジスタTr1 ,Tr2 のベースにはアンテナ回路10からのFM放送電波の信号電圧と基準電圧V2 とが印加され、トランジスタTr3 ,Tr4 及びTr5 ,Tr6 のベースには図示省略の局部発振回路からの局発周波数が印加されるようになっており、トランジスタTr1 ,Tr2 のベースに印加されるFM放送電波の信号電圧に応じて、各トランジスタTr3 ,Tr4 及びTr5 ,Tr6 のコレクタ出力には増幅された出力が得られ、同図ではトランジスタTr6 のコレクタ出力が混合器出力とされ、セラミックフィルタ23側に出力されるようになっている。
【0021】
図3は、上記のAGC15の詳細を示すものであり、上記の増幅器16によって所定レベルまで増幅された同調回路12の出力が検波回路17によって検波され、AGCドライブ回路18の非反転入力端に取込まれると、反転入力端に取込まれる基準電圧V3 を上回った場合にAGCドライブ回路18からドライブ信号が出力されることで、アンテナ回路10の利得が制御される。これにより、希望放送周波数の入力レベルに応じて利得が制御されるので、希望放送周波数のS/Nの劣化が防止されるばかりか、混変調の発生等も抑制される。
【0022】
このような構成のラジオ受信機は、次のような動作を行う。
なお、以下の説明においては、希望放送周波数としてたとえば80MHZ を受信するものとし、このとき希望放送周波数に対して妨害を与える2波f1 ,f2 はそれぞれ90MHZ 及び100MHZ であり、この2波による3次のIMは(2f1 −f2 )又は(2f2 −f1 )となる。
【0023】
そしてまず、希望放送周波数である80MHZ の選局操作が行われると、アンテナ回路10を介してFM放送電波が取込まれ、高周波増幅回路11によって増幅された後、同調回路12によって同調され、混合器13によって図示省略の局部発振回路からの局発周波数69.3MHZ と混合された後、セラミックフィルタ14によって10.7MHZ の中間周波数f0 が出力される。
【0024】
このとき、同調回路12の出力がAGC15に取り込まれ、高周波増幅回路16によってその出力が所定レベルまで増幅されると、検波回路17によって検波され、この検波レベルが基準電圧V3 を上回った場合にAGCドライブ回路18からドライブ信号が出力されることにより、AGC15によるアンテナ回路10に対しての利得制御が通常の状態で掛けられる。
【0025】
またこのとき、受信周波数が(2f1 −f2 )又は(2f2 −f1 )である時、アンテナ回路10の出力が擬似IM発生回路20に取込まれ、高周波増幅回路21によって増幅されると、混合器22によって図示省略の局部発振回路からの局発周波数69.3MHZ と混合され、セラミックフィルタ23によって10.7MHZ の中間周波数f0 が出力される。
【0026】
この中間周波数f0 は、アンプ24によって所定レベルに増幅されると、検波器25によってIM妨害波のレベルが検波され、比較器26によって基準電圧V1 と比較される。比較器26による比較の結果、IM妨害波のレベルが基準電圧V1 を下回っている場合には、IM妨害波が希望放送周波数に対して障害をもたらすレベルではないため、比較器26からの出力によってAGC15の高周波増幅回路16の利得が下げられることにより、AGC15によるRFAGCが通常より高い入力で掛けられることになる。
【0027】
一方、IM妨害波のレベルが基準電圧V1 を上回っている場合には、IM妨害波が希望放送周波数に対して障害をもたらすレベルであるため、比較器26からの高周波増幅回路16への出力が行われず、AGC15による制御が通常の利得で行われる。
【0028】
よって、IM妨害波のレベルが比較器26の基準レベルV1 を下回っている場合には、AGC15の高周波増幅回路16の利得が下げられるように制御されるので、感度抑圧が抑えられる。また、IM妨害波のレベルが基準電圧V1 を上回っている場合には、AGC15の高周波増幅回路16への出力が無いため、AGC15は通常の利得制御を行うことから、IM妨害波による障害が回避された状態での希望放送周波数の受信が行われる。
【0029】
このように、この実施例では、擬似IM発生回路20の高周波増幅回路21又は混合器22の耐入力レベル(Dレンジ)を放送電波受信のメイン経路に設けられている高周波増幅回路11又は同調回路12に比べて小さくし、IM妨害波に対してこれら高周波増幅回路11又は同調回路12よりも早く歪を発生させることにより、IM妨害波を検出するようにした。
【0030】
すなわち、希望するたとえばFM放送受信時に、擬似IM発生回路20の混合器22にてアンテナ入力の2波(f1 ,f2 )による3次の妨害波のIM(=2f1 −f2 又は2f2 −f1 )を選択し、検波器25によってIM妨害波のレベルを検波した後、比較器26によって基準電圧V1 と比較し、比較器26による比較の結果、IM妨害波のレベルが基準電圧V1 を下回っている場合には、AGC15の高周波増幅回路16のゲインを低利得とし、IM妨害波のレベルが基準電圧V1 を上回っている場合には、AGC15の高周波増幅回路16のゲインを通常の利得としたAGC15による利得制御を行わせるようにした。
【0031】
したがって、IM妨害波が問題とならない低レベルの場合には、AGC15による利得制御が通常の利得制御より低くされて掛けられるので、感度抑圧が抑制される。また、IM妨害波が問題となる高レベルの場合にはAGC15の高周波増幅回路16のゲインが通常の状態で行われるため、IM妨害波による障害を回避することができる。
【0032】
なお、この実施例では、高周波増幅器11の前段から擬似IM発生回路20にIM妨害波を取り込む場合について説明したが、この例に限らず、混合器13の前段又は図6に示すように後段からIM妨害波を取り込む構成としてもよい。
【0033】
また、この実施例では、AGC15によるアンテナ回路10に対しての利得制御を、同調回路12の出力に基づいて行わせるようにした場合について説明したが、この例に限らず、混合器13からの混合出力に基づいてアンテナ回路10に対しての利得制御を行わせるようにしてもよい。
【0034】
更に、この実施例では、FM放送を受信する際に問題となる3次の妨害波のIM(=2f1 −f2 又は2f2 −f1 )のレベルを検出する場合について説明したが、これに限らず、AM放送を受信する場合に適用してもよく、この場合にはAM放送で問題となる2次の妨害波のIM(=f2 −f1 又はf1 +f2 )のレベルを検出することで、感度抑圧の防止及びIM対策が図れる。
【0035】
図7は、図1のラジオ受信機の構成を変えた場合の他の実施例を示すものである。なお、以下に説明する図において、図1と共通する部分には同一符号を付し重複する説明を省略する。
【0036】
すなわち、同図においては、ACアンプであるアンプA1 〜A3 に対して、アンテナ回路10の出力▲1▼、同調回路12の出力▲2▼、混合器13の出力▲3▼が取り込まれるようになっており、通常の利得制御が行われる場合には出力▲1▼,▲3▼又は出力▲2▼,▲3▼でRFレベルがピックアップされ、それぞれのアンプA1 〜A3 にてそれぞれの出力▲1▼〜▲3▼が増幅された後、検波回路17によるORの論理積によって加算され、更に検波され、この検波レベルが基準電圧V3 を上回った場合にAGCドライブ回路18からドライブ信号が出力されることにより、AGC15によるアンテナ回路10に対しての利得制御が通常の状態で掛けられる。
【0037】
一方、アンテナ回路10の出力(1)を増幅するアンプA1 の増幅出力は、混合器22によってVCO(電圧制御発振器)30からの発振周波数と混合され、セラミックフィルタ14aによって10.7MHZ の中間周波数f0 とされる。この中間周波数f0 は、アンプ24によって所定レベルに増幅されると、検波器25によってIM妨害波のレベルが検波され、比較器26によって基準電圧V1 と比較される。比較器26による比較の結果、IM妨害波のレベルが基準電圧V1 を下回っている場合には、IM妨害波が希望放送周波数に対して障害をもたらすレベルではないため、比較器26からの出力によってアンプA1 の利得が下げられることにより、上記同様に、AGC15によるRFAGCが通常より高い入力で掛けられる。
【0038】
すなわち、図8に示すように、アンプA1 のACゲインは、通常のACゲインで示すように、RFAGCが早く掛けられるようになっているが、IM妨害波が希望放送周波数に対して障害をもたらすレベルでないときには、ΔRFAGC分だけゲインを下げた状態であるゲインを下げた場合のACゲインで示すように、RFAGCが高い入力で掛けられるようになっている。
【0039】
なお、この例では、IM妨害波が希望放送周波数に対して障害をもたらすレベルではないとき、アンプA1 の利得が下げる場合について説明したが、これに限らず、アンプA1 の代わりにアンプA2 側の利得が下げるようにしてもよい。
【0040】
また、これらアンプA1 〜A3 はACアンプであるが、DCアンプの利得を下げることも可能であり、この場合、検波回路17に含まれているDCアンプの利得をAGCドライブ回路18からドライブ信号によって下げるようにしてもよい。
【0041】
すなわち、図9に示すように、比較器26の出力をAGCドライブ回路18の非反転入力端に取込むようにし、比較器26の出力が基準電圧V3 を上回った場合にドライブ信号が出力されることで、検波回路17に含まれているDCアンプの利得が通常の値とされる。
【0042】
この場合、図10に示すように、たとえば検波回路17のDCアンプのDCゲイン固定に対して、DCゲイン可変の場合にはΔRFAGC分だけゲインを下げた状態とされることにより、RFAGCが遅く掛けられる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のラジオ受信機によれば、希望するたとえばFM放送受信時に、妨害波検出手段の周波数選択手段によってアンテナ入力の2波(f1 ,f2 )によるたとえば3次の妨害波のIM(=2f1 −f2 又は2f2 −f1 )を選択するとともに、妨害波レベル識別手段によってIM妨害波のレベルを検出するようにし、IM妨害波が問題とならない低レベルである所定レベル以下である場合には、AGCアンプのゲインを下げ、RFAGCのスタート入力を高くすることで、アンテナ入力に対しての感度抑圧が抑えられ、またIM妨害波のレベルが問題となる高いレベルである所定レベルを上回っている場合には、通常のAGCが掛けられるので、IM妨害波による障害を回避することができる。したがって、簡単な構成で感度抑圧の防止及びIM対策を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラジオ受信機の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の擬似IM発生回路の高周波増幅回路及び混合器の詳細を示す回路図である。
【図3】図1のAGCの詳細を示す回路図である。
【図4】図1のラジオ受信機の動作を説明するための図である。
【図5】図1のラジオ受信機の動作を説明するための図である。
【図6】図1のラジオ受信機の構成を変えた場合の他の実施例を示す図である。
【図7】図1のラジオ受信機の構成を変えた場合の他の実施例を示す図である。
【図8】図7のラジオ受信機の動作を説明するための図である。
【図9】図7の検波回路に含まれているDCアンプの利得を変えた場合を示す他の実施例を示すものである。
【図10】図9の検波回路に含まれているDCアンプの利得を変えた場合のラジオ受信機の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
10 アンテナ回路
11 高周波増幅回路(第1高周波増幅手段)
12 同調回路
13,22 混合器
14 セラミックフィルタ
15 AGC(自動利得制御)回路
16 高周波増幅回路(第2高周波増幅手段)
17 検波回路
20 擬似IM発生回路
21 高周波増幅回路
23 セラミックフィルタ
24 アンプ
25 レベル検波器
26 比較器

Claims (4)

  1. アンテナ回路を介して取り込まれた希望放送局の放送電波を、第1高周波増幅手段によって増幅出力すると共に同調手段により同調出力し、前記同調出力と局部発振周波数とを混合する混合手段によって変換された中間周波信号を検波してなるラジオ受信機であって、
    前記同調出力又は前記混合手段の出力を第2高周波増幅手段に入力して前記アンテナ回路の利得を制御する自動利得制御手段を具備すると共に、
    前記第1高周波増幅手段又は前記混合手段に比べて耐入力レベルが小さく、且つ増幅作用若しくは混合作用を有し、前記第1高周波増幅手段又は前記混合手段より早く歪を発生させることで妨害波を検出すると共に、前記妨害波のレベルを判定する妨害波検出手段を具備し、
    前記妨害波検出手段の出力を前記第2高周波増幅手段に入力し、前記妨害波検出手段の出力に応じて前記自動利得制御手段を制御することを特徴とするラジオ受信機。
  2. 前記自動利得制御手段は、前記妨害波のレベルが基準値を下回る場合には、前記妨害波のレベルが基準値以上の受信状態よりも前記第2高周波増幅手段の利得を下げて前記自動利得制御手段の動作開始入力を高くすることを特徴とする請求項1記載のラジオ受信機。
  3. 前記妨害検出手段には、周波数選択手段と、前記妨害波が所定レベル以下であるか否かを識別する妨害波レベル識別手段とが具備されていることを特徴とする請求項1又は2記載のラジオ受信機。
  4. 前記妨害波検出手段には、前記増幅作用若しくは混合作用を有した妨害波検出素子が設けられており、この妨害波検出素子の出力に応じて前記自動利得制御手段の前記第2高周波増幅手段の利得制御が行われることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のラジオ受信機。
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