JP3762796B2 - 車両用安全装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、車両の衝突時に作動して乗員への衝撃を緩和して乗員を保護する車両用安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両100等の乗員の保護のための安全装置としてエアバッグ装置が知られている。このエアバッグ装置は、通常は、図4に示されるように、袋状のエアバッグ本体210がパッド220の内部に折り畳んで収納されている。このエアバッグ装置用パッド220がハンドル500の中心部に格納されて、衝突事故の際にガス発生器(インフレータ)230内に配置された点火装置240の点火により、ガス発生剤が発火し、この発火により瞬間的にガスが発生する。この発生したガスにより、エアバッグ本体210が膨張展開され、その膨張圧力により、パッド220のカバー部が破れて、袋状のエアバッグ本体210が突出し、乗員が前方に倒れてハンドル500等で強打されないようにそのエネルギーを吸収して緩衝しようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、車両の保守、点検のために衝撃検知手段を車両から取り外す際に、衝撃検知手段とエアバッグ装置の起動手段とを電気的に接続する電気的接続手段が接続されたままで、衝撃検知手段を車両から取り外すと、衝撃検知手段に電源が供給されているため、衝撃検知手段に誤って落下等による衝撃を与えた場合に、エアバッグ本体が膨張展開してしまうという問題が生じた。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、衝撃検知手段に誤って衝撃を与えてもエアバッグ等の安全装置が起動しない車両用安全装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、衝撃検知手段が落下等により誤って衝撃を受けても電源供給がなされていなければ、エアバッグ本体が膨張展開しないという知見に基づいてなされたものであり、具体的には、車体に固定した衝撃検知手段から付与される衝撃検出信号に応答してエアバック装置等の乗員保護装置を起動させる起動手段を備えた車両用安全装置において、前記起動手段を前記衝撃検知手段に電気的に接続する接続部を前記衝撃検知手段の車体への固定部の少なくとも一部を覆うように配設して、前記接続部を前記衝撃検知手段から切り離した状態においてのみ同衝撃検知手段を車体から取り外し得るようにしたことを特徴とする車両用安全装置を提供しようとするものである。
【0005】
また、本発明は、その一実施形態として、車体に固定した減速度検知センサから付与される衝撃検出信号に応答してエアバッグ装置に組込んだインフレータに電源を接続する電気的接続手段を備えた車両用安全装置において、前記減速度検知センサに接続される前記電気的接続手段のコネクタを、前記減速度検知センサを車体に固定するボルト等の固定手段の直上に配置して、前記電気的接続手段のコネクタを前記減速度検知センサから切り離した状態においてのみ前記固定手段を取り外し得るようにしたことを特徴とする車両用安全装置を提供しようとするものである。
【0006】
【発明の作用・効果】
上記のように構成した本発明においては、起動手段を衝撃検知手段に電気的に接続する接続部を前記衝撃検知手段の車体への固定部の少なくとも一部を覆うように配設して、前記接続部を前記衝撃検知手段から切り離した状態においてのみ同衝撃検知手段を車体から取り外し得るようにしたので、衝撃検知手段を車体から取り外す際に誤って落下させて衝撃を与えたとしても、衝撃検知手段とエアバッグ装置の起動手段との電気的な接続切断されているので、エアバッグ装置の誤作動を確実に防止することができる
【0007】
また、本発明によれば、従来のこの種の車両用安全装置における誤作動防止用のスイッチ又は誤爆防止用のスイッチ等の誤動作防止装置を何ら設けることなく、前記起動手段の前記衝撃検知手段に対する電気的接続部又は前記電気的接続手段のコネクタの配設位置を配慮するのみで、何ら部品点数を増やすことなく誤動作を未然に防止することができ、この種の車両用安全装置を安価に製造できる利点がある。
【0008】
【実施例】
以下、本発明をエアバッグ装置に適用した一実施例を図に基づいて説明する。図1は、本発明を適用して、衝撃検知手段である減速度検知センサ300を、車両100のセンターコンソールボックス600(図6参照)下側のフロワ610上、即ち、車両の重心位置近傍に取り付けた例を示す図である。図1において、減速度検知センサ300の底板302の上部には、後述する減速度検知スイッチ330(図2参照)、コネクタの結合状態、ワイヤハーネスの断線、ショート等を判定するダイアグノーシス回路340(図2参照)が配置されたダイアグノーシス回路基板等が取り付けられており、それらを覆ってケース301が配置されている。この減速度検知センサ300の底板302の左右端部には、この減速度検知センサ300を車両100のセンターコンソールボックス600(図6参照)下側のフロワ610に取り付けるための取付穴303、304が設けられている。
【0009】
ケース301の一側には、各種端子311、312、313、314および315を収容するセンサ側コネクタ310が設けられており、このセンサ側コネクタ310の下方に、これらの取付穴303、304の少なくとも一方(図1においては取付穴304)が配置されるように、取付穴303、304が設けられている。これらの取付穴303、304に固定用ボルト305および306が挿入、螺着されて、減速度検知センサ300は、車両100のセンターコンソールボックス600(図5参照)下側のフロワ610に取り付けられている。即ち、固定用ボルト306の軸線上にコネクタ310が位置することになる。
【0010】
このセンサ側コネクタ310には、接続線側コネクタ320が差し込まれる。この接続線側コネクタ320をセンサ側コネクタ310に差し込むことにより、図2に示されるように、電源回路400から減速度検知センサ300に端子311及び312を介して電源が供給されるようになる。また、減速度検知スイッチ330の第1の減速度検知スイッチ331および第2の減速度検知スイッチ332からの出力信号を端子314および315を介してインフレータ230の点火装置240に供給する。さらに、ダイアグノーシス回路340からの判定出力を端子313を介して車両のインストルメントパネルに配置されたランプ(図示せず)に供給して、乗員に異常を知らせるようになっている。
【0011】
ここにおいて、センサ側コネクタ310に接続線側コネクタ320が差し込まれた状態においては、センサ側コネクタ310の下方に、取付穴304が配置されて、この取付穴304にボルト306が挿入、螺着されているので、接続線側コネクタ320をセンサ側コネクタ310から抜かない限り、ボルト306を取り外すことができない構造となる。
【0012】
図2は、減速度検知センサ300の回路ブロック図および車両が衝突してこの減速度検知センサ300に衝撃が加わるとエアバッグ210が展開する様子を示す図である。図2において、減速度検知センサ300は電源端子311及び312を介して電源回路400から電源が供給される。また、電源端子311及び312間には、第1の減速度検知スイッチ331および第2の減速度検知スイッチ332が接続配置されており、第1の減速度検知スイッチ331および第2の減速度検知スイッチ332からの出力は、出力端子314および315を介してインフレータ230の点火装置240に接続されている。
【0013】
さらに、第1の減速度検知スイッチ331および第2の減速度検知スイッチ332のそれぞれには、これらに並列にダイアグノーシス用抵抗341および342が接続されている。出力端子315の他方はダイアグノーシス回路340に接続されており、ダイアグノーシス回路340からの判定出力はランプ端子313を介して車両のインストルメントパネルに配置されたランプ(図示せず)に供給されて、乗員に異常を知らせるようになっている。ここで、ダイアグノーシス回路340は、減速度検知スイッチ330の非動作時は、常に、電源400からダイアグノーシス用抵抗341、342および点火装置240に電源が供給されてA点の電圧を監視、判定する回路である。
【0014】
なお、第1の減速度検知スイッチ331および第2の減速度検知スイッチ332は各々可動接点331a、332aおよび固定接点331b、332bが設けられている。この減速度検知スイッチ330の非作動時には、例えば、図3(a)に示されるように、コイルスプリング333により、偏心ローター336上に取り付けられている偏心マス334がストッパー335に押さえつけられいるので、可動接点331aと固定接点331bおよび可動接点332aと固定接点332bは、各々非接触の状態にある。この状態で、車両の衝突に基づく衝撃による減速度が加わると、図3(b)に示されるように、偏心マス334の慣性モーメントにより偏心ローター336が回転し、偏心ローター336上に配設されている可動接点331aおよび332aの各々が固定接点331bおよび332bに接触する。可動接点331aおよび332aの各々が固定接点331bおよび332bに接触すると、電源回路400から点火装置240に電源が供給されるようになる。
【0015】
ここで、本実施例のエアバッグが展開する動作を図2に基づいて説明する。車両が衝突してこの減速度検知センサ300に衝撃が加わると、即ち、衝撃による減速度が減速度検知センサ300に加わると、図3(b)に示されるように、偏心マス334の慣性モーメントにより偏心ローター336が回転し、偏心ローター336上に配設されている可動接点331aおよび332aの各々が固定接点331bおよび332bに接触し、これらの接触により、電源回路400から点火装置240に電源が供給されるようになる。点火装置240に電源が供給されると、即ち、点火装置240が点火するとガス発生剤250が発火し、このガス発生剤250の発火により瞬間的にガス(窒素ガス)が発生する。この発生したガスにより、エアバッグ本体210が膨張展開され、その膨張圧力により、パッド220のカバーが破れて、袋状のエアバッグ本体210が突出し、乗員が前方に倒れてハンドル等で強打されないようにそのエネルギーを吸収して緩衝する。
【0016】
以上に詳述したように、本実施例においては、センサ側コネクタ310に接続線側コネクタ320が差し込まれた状態においては、センサ側コネクタ310の軸線下部に、取付穴304が配置されて、この取付穴304にボルト306が挿入、螺着されているので、接続線側コネクタ320をセンサ側コネクタ310から抜かない限り、ボルト306を取り外すことができない構造となっているので、衝撃検知手段である減速度検知センサ300を車両100から取り外す際に、減速度検知センサ300を誤って落下させて減速度検知センサ300に衝撃を与えたとしても、減速度検知センサ300と点火装置240との電気的な接続は切断されているので、誤ってエアバッグ本体210が膨張展開してしまうということがなくなる。
【0017】
また、誤動作防止装置を何等設けることなく、単に、センサ側コネクタ310を、減速度検知センサ300の車体への取付穴303もしくは304の少なくとも一方を覆う位置に配置しただけの非常に簡単な構成であり、また、従来の部品点数と同数の部品点数で、即ち、何等部品点数が増えることなく、エアバッグ装置の誤動作を防止できるので、この種、誤動作防止装置を備えたエアバッグ装置と比較して非常に安価に製造できるという格別の効果を奏する。
【0018】
なお、上述の実施例においては、減速度検知スイッチとして、第1の減速度検知スイッチ331および第2の減速度検知スイッチ332を有する減速度検知スイッチ330を使用する例について説明したが、これらの2つの減速度検知スイッチのうちどちらか一方のみを使用した減速度検知スイッチを用いてもよいことは無論である。また、上述の実施例においては、本発明の安全装置としてエアバッグ装置に適用した例について説明したが、この安全装置をシートベルトタイトナーに採用してもよいことも無論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】減速度検知センサ(衝撃検知手段)を車両に取り付けた本発明の一実施例を示す図であり、(a)は上面図であり、(b)は正面図である。
【図2】減速度検知センサ(衝撃検知手段)の回路ブロック図および車両が衝突して減速度検知センサに衝撃が加わるとエアバッグが展開する様子を示す図である。
【図3】減速度検知センサ(衝撃検知手段)の構造の一例を示す図である。
【図4】エアバッグ装置を示す図である。
【図5】エアバッグ装置と減速度検知センサ(衝撃検知手段)の配置関係の一例を示す図である。
【符号の説明】
200…エアバッグ装置、210…エアバッグ(本体)、230…インフレータ、240…点火装置(起動手段)、300…減速度検知センサ(衝撃検知手段)、303、304…取付穴、305、306…ボルト(固定部)、310…センサ側コネクタ(接続端子)、320…接続線側コネクタ(電気的接続手段の減速度検知センサへの接続部)、400…電源回路(電源供給手段)。

Claims (2)

  1. 車体に固定した衝撃検知手段から付与される衝撃検出信号に応答してエアバック装置等の乗員保護装置を起動させる起動手段を備えた車両用安全装置において、前記起動手段を前記衝撃検知手段に電気的に接続する接続部を前記衝撃検知手段の車体への固定部の少なくとも一部を覆うように配設して、前記接続部を前記衝撃検知手段から切り離した状態においてのみ同衝撃検知手段を車体から取り外し得るようにしたことを特徴とする車両用安全装置。
  2. 車体に固定した減速度検知センサから付与される衝撃検出信号に応答してエアバッグ装置に組込んだインフレータに電源を接続する電気的接続手段を備えた車両用安全装置において、前記減速度検知センサに接続される前記電気的接続手段のコネクタを、前記減速度検知センサを車体に固定するボルト等の固定手段の直上に配置して、前記電気的接続手段のコネクタを前記減速度検知センサから切り離した状態においてのみ前記固定手段を取り外し得るようにしたことを特徴とする車両用安全装置。
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