JP2542726Y2 - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

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JP2542726Y2
JP2542726Y2 JP1992049886U JP4988692U JP2542726Y2 JP 2542726 Y2 JP2542726 Y2 JP 2542726Y2 JP 1992049886 U JP1992049886 U JP 1992049886U JP 4988692 U JP4988692 U JP 4988692U JP 2542726 Y2 JP2542726 Y2 JP 2542726Y2
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JP
Japan
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collision sensor
power supply
airbag device
supply unit
opening
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JP1992049886U
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JPH063758U (ja
Inventor
武則 前田
隆義 道斉
Original Assignee
センサー・テクノロジー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車の乗員を保護す
るエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車の衝突に対する安全装
置としてエアバッグ装置が用いられている。このエアバ
ッグ装置は、ハンドルに取り付けられ、エアバッグが車
両衝突時にガス発生器から供給されるガスにより風船の
ように膨らみながら飛びだし、ハンドルと人間との間の
緩衝材となり乗員を保護するものである。このような従
来のエアバッグ装置を図3及び図4に基づき説明する。
図3はエアバッグ装置の作動回路の接続図、図4はエア
バッグシステム構成部品の車両上の配置を示す図であ
る。図3において、エアバッグ装置の作動回路は車載バ
ッテリ1に対して順に、衝突センサ4、ガス発生器のス
クイブ2、及び誤爆防止用の衝突センサであるセーフテ
ィセンサ5が直列に接続され、両センサ4、5の各端子
がそれぞれ診断回路6と接続されて成る。車両が衝突す
ると衝突センサ4及びセーフティセンサ5がこれを検知
して各開閉部4a、5aを閉じ、スクイブ2が通電加熱
されて図示されないガス発生器のガス発生剤が点火さ
れ、エアバッグが展開される。診断回路6は作動回路の
断線や短絡等の故障を検出して警告するためのものであ
り、衝突センサ4及びセーフティセンサ5の各開閉部4
a、5aは常時は開であるためこれらの両側端子と接続
して適宜その短絡の有無や作動回路の他部分の導通等を
チェックするものである。図4において、これらエアバ
ッグシステムの構成部品は車両上に分散して配置され
る。すなわち、衝突センサ4は車両8の前部に、セーフ
ティセンサ5は中央部に配置され、ガス発生器(スクイ
ブ2)やエアバッグはハンドル9の中央部に取り付けら
れる。この結果、エアバッグのハーネスと他装置のハー
ネスとが同居し、衝突センサ4が1個だけであるとハー
ネス間の短絡により誤爆するおそれがあることからこれ
を防止するため上述のセーフティセンサ5が設けられて
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述の衝突
センサ4やセーフティセンサ5は開閉部の接点をセンシ
ングマス等の機械的接触により、あるいは水銀等液体の
接触により閉じるものであるため、接点の経時劣化によ
り不爆となる可能性がある。これを2個使用するとその
分だけ不爆の可能性が高くなり、従って、衝突センサは
できる限り1個とするのが望ましい。
【0004】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、構成部品を一括搭載し、かつハーネス間を構造
物で隔離して誤爆を防止することにより衝突センサを1
個にすることができるエアバッグ装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案は、エアバッグを展開させるガス発生剤に点火
するスクイブを有するガス発生器と、開閉部を有し車両
の衝突を検知する衝突センサと、前記スクイブにエネル
ギーを供給するとともに前記衝突センサに対する診断回
路を有する電源ユニットとを一体的に備え、電源ユニッ
トと衝突センサが配線接続されたエアバッグ装置であっ
て、衝突センサの開閉部の一方と電源ユニットとの間の
配線と、衝突センサの開閉部の他方と電源ユニットとの
間の配線を区画する隔壁が設けられたものである。
【0006】
【作用】電源、衝突センサ及び診断回路等のエアバッグ
装置の構成部品を一括して一体的に配置することによ
り、他装置のハーネスとは分離される。この結果、誤爆
に関しては該エアバッグ装置内のハーネスにおける短絡
のみを考慮すればよいこととなる。このエアバッグ装置
内のハーネスに対して、衝突センサの開閉部の端子両側
の配線間を隔壁で仕切るので該配線間の短絡が物理的に
防止され、衝突センサが1個であっても誤爆を防止する
ことができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
つつ説明する。図1は本考案のエアバッグ装置の作動回
路の接続図、図2は本考案のエアバッグ装置の底面図で
ある。なお、図1及び図2において、図3と同様な作用
を有する部分には同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0008】図1において、図3と異なる点は以下の通
りである。すなわち、車載バッテリ1と衝突センサ4と
の間に昇圧回路30や抵抗36、コンデンサ3等から成
る電源が設けられ、診断回路6も含めて電源ユニット7
としてまとめられており、衝突センサ4は1個のみとな
っている。また、電源ユニット7と衝突センサ4及びス
クイブ2との間の配線はコネクタ15、16、17によ
って接続され、これら接近した配線に対して、衝突セン
サ4の開閉部4aの一方(+側)と電源ユニット7とを
接続する配線18、28と、衝突センサ4の開閉部4a
の他方(−側)と電源ユニット7とを接続する配線2
0、19、25との間に隔壁35が設けられている。配
線18及び28と配線20及び19とが短絡すると衝突
センサ4の開閉部4aが短絡されスクイブ2が通電され
て誤爆するのでこれを防止するためである。なお、電源
は、衝突時車載バッテリ1との間の配線が断たれてもス
クイブ2にエネルギーを供給できるようにするためのも
のである。
【0009】次に、エアバッグ装置におけるこの隔壁3
5の設置状態を図2に基づき説明する。まず、エアバッ
グ装置について説明する。図2において、エアバッグ装
置31は、円筒状のガス発生器11が4本のネジ24に
よってベース12に取り付けられ、該ベース12の上面
(紙面裏側)には図示されないエアバッグが収納され表
面にはバッグカバー13が取り付けられている。そし
て、ベース12の底面(紙面表側)の限られたスペース
に、電源ユニット7やコネクタ、リード線等のハーネス
が密接して取り付けられ、これらには保護カバー21、
32が設けられてコンパクトに一体化されている。
【0010】次に、スクイブ及び衝突センサは共にガス
発生器11の中央部11aに内設されており、衝突セン
サの+側端子と電源ユニット7とを接続する配線18及
び28と、衝突センサの−側端子と電源ユニット7又は
スクイブとを接続する配線20及び19とは近接して配
置されている。そして、両者を区画する隔壁35が保護
カバー32の中央部に内壁として設けられている。これ
によって、配線18及び28と、配線20及び19とが
短絡することが物理的に防止されるので、誤爆を完全に
防止することができる。
【0011】
【考案の効果】本考案のエアバッグ装置は、上述のよう
に、電源や衝突センサ、診断回路等のエアバッグ装置の
構成部品を一括して一体的に配置することにより、他装
置のハーネスとは分離され、かつ、衝突センサの開閉部
の端子両側の配線間を隔壁で仕切ることにより該配線間
の短絡が物理的に防止されるので、衝突センサが1個で
あっても誤爆を防止することができる。また、この結
果、不爆に対する信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のエアバッグ装置の作動回路の接続図で
ある。
【図2】本考案のエアバッグ装置の底面図である。
【図3】従来のエアバッグ装置の作動回路の接続図であ
る。
【図4】従来のエアバッグシステム構成部品の車両上の
配置を示す図である。
【符号の説明】
2 スクイブ 4 衝突センサ 4a 開閉部 6 診断回路 7 電源ユニット 11 ガス発生器 18 配線 19 配線 20 配線 28 配線 31 エアバッグ装置 35 隔壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−247147(JP,A) 実開 平3−104463(JP,U) 実開 平3−68156(JP,U) 実開 平3−68155(JP,U) 実開 平2−71054(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアバッグを展開させるガス発生剤に点
    火するスクイブを有するガス発生器と、開閉部を有し車
    両の衝突を検知する衝突センサと、前記スクイブにエネ
    ルギーを供給するとともに前記衝突センサに対する診断
    回路を有する電源ユニットとを一体的に備え、電源ユニ
    ットと衝突センサが配線接続されたエアバッグ装置であ
    って、衝突センサの開閉部の一方と電源ユニットとの間
    の配線と、衝突センサの開閉部の他方と電源ユニットと
    の間の配線を区画する隔壁が設けられたことを特徴とす
    るエアバッグ装置。
JP1992049886U 1992-06-22 1992-06-22 エアバッグ装置 Expired - Lifetime JP2542726Y2 (ja)

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JP1992049886U JP2542726Y2 (ja) 1992-06-22 1992-06-22 エアバッグ装置

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JP1992049886U JP2542726Y2 (ja) 1992-06-22 1992-06-22 エアバッグ装置

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Publication Number Publication Date
JPH063758U JPH063758U (ja) 1994-01-18
JP2542726Y2 true JP2542726Y2 (ja) 1997-07-30

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ID=12843521

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