JP3757017B2 - 車両用自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

車両用自動変速機の変速制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用自動変速機の変速制御装置に係り、詳しくは、車両の減速再加速制御時における加速性能の向上を図った変速制御装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】
従来より、車両用の変速機として、変速操作を自動化した自動変速機が多用されている。この自動変速機は、小型車の場合にあっては、クラッチに代えてトルクコンバータを採用したものが主流になっている。しかしながら、バスやトラック等の大型車にあっては、駆動トルクの伝達量が大きいため、トルクコンバータではその駆動トルクを充分に伝達するのが困難となっている。
【0003】
そこで、手動変速機と同様の機械式の変速機を用い、この変速機に自動的に断接可能なクラッチ装置を有した自動変速機が大型車用に開発されている。これにより、伝達駆動トルクが大きい場合であっても、変速タイミングに合わせてクラッチを自動制御することで、変速を自動で行うことが可能とされている。また、このようなクラッチ付きの自動変速機にあっては、車両が減速したときには、エンジンストールを回避すべく、クラッチを自動的に切断するようにしている。
【0004】
さらには、このようにクラッチが自動的に切断された場合、クラッチが再び接続されたときに自動変速機の変速段がその時点の車速に応じたものとなるよう、クラッチが切断された状態であっても車速に応じて変速段が切換制御されるように構成した装置が特公平5−80374号公報等に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、バスやトラックでは、車両への積載重量(乗員数等)の変化、即ち車両重量の変化や道路状況の変化により車両負荷が大きく増減するものである。従って、例えばバスの場合において乗員数が多くなると、車両は乗員が少ない場合よりも大きな出力トルクを必要とする。また、車両が降坂路を走行している場合よりも平坦路を走行している場合の方が、平坦路を走行している場合よりも登坂路を走行している場合の方が大きな出力トルクを必要とする。この傾向は、特に発進時や減速走行後に低速から再加速するような場合、つまり、上記のようにクラッチが自動的に切断された状態のときにおいて顕著である。
【0006】
しかしながら、上記公報に開示された装置では、単に車速に応じて変速段を切換制御しているにすぎず、上記のような車両負荷情報をも考慮して変速段を切換えるものとはなっていない。従って、上記公報に開示された装置では、積載重量(乗員数)が大きい場合において、クラッチを接とし再加速を行う際には運転者の意思に反して出力トルク不足となる虞がある。このように出力トルク不足となるとスムースな加速ができないことになり好ましいことではない。
【0007】
本発明は、上述した事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、車両負荷に拘わらず減速再加速時において運転者の意思に応じたスムースな再加速を実現可能な車両用自動変速機の変速制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、請求項1の発明では、車速を検出する車速検出手段と、アクセルペダルの操作状態を検出するアクセル操作状態検出手段と、前記車速と前記アクセルペダルの操作状態とに基づき目標変速段を設定する目標変速段設定手段と、運転者の加速意思を検出する加速意思検出手段と、車両の負荷状態を検出する負荷状態検出手段と、前記アクセル操作状態検出手段により前記アクセルペダルのオフ状態からオン状態への移行が検出されると、少なくとも運転者の前記加速意思の大きさ及び前記車両負荷状態に基づき最適変速段を設定する最適変速段設定手段と、前記目標変速段設定手段からの前記目標変速段に応じて変速制御するとともに、前記アクセル操作状態検出手段により前記アクセルペダルのオフ状態からオン状態への移行が検出されると、前記目標変速段に優先して前記最適変速段設定手段からの前記最適変速段に応じて変速制御する変速段制御手段とを備え、前記目標変速段設定手段は、前記車速と前記アクセルペダルの操作状態とに応じて予め設定されたシフトマップに基づき前記目標変速段を設定し、前記最適変速段設定手段は、少なくとも前記加速意思の大きさ及び前記車両負荷状態を入力パラメータとするファジイ推論に基づき前記最適変速段を設定することを特徴としている。
【0009】
従って、目標変速段設定手段により、車速とアクセルペダルの操作状態とに応じて予め設定されたシフトマップに基づいて目標変速段が設定される一方、最適変速段設定手段により、少なくとも運転者の加速意思の大きさ及び車両負荷状態を入力パラメータとするファジイ推論に基づき最適変速段が設定され、車両の走行中にアクセルペダルのオフ状態からオン状態への移行が検出されると、目標変速段に優先して最適変速段による変速が実施される。
【0010】
これにより、通常、アクセルペダルが操作されなくなり車両が一旦減速すると、車両負荷が大きい場合、つまり車両重量(乗員数等)が大きい場合や道路状況が変化している場合(降坂路から平坦路、平坦路から登坂路等)にあっては、次回再加速を行う場合において比較的大きな出力トルクを必要とし、運転者はアクセルペダルを大きく踏み込むことになるが、このような加速意思の大きな場合において変速段が通常の目標変速段よりも例えば低速段に切換えられることでより大きな駆動トルクを発生可能となり、車両のトルク不足が防止されてトルクフルな再加速走行が実現される。
また、このように加速意思の大きさ(アクセル開度、アクセル開度変化)や車両負荷状態等を入力パラメータとするファジイ推論を用いて最適変速段を設定することにより、きめ細かく最適変速段が設定され、より正確に運転者の意思に応じた変速制御が実施されて好適な再加速走行が実現される。
【0011】
特に、本発明では、現在の変速段と最適変速段との差が2段以上であっても、一気に飛び越し変速が実現されるので、1段ずつ段階的に変速が実施されるときのようなシフトショックもなくレスポンスよくスムースに変速が達成される。
また、請求項2の発明では、前記アクセル操作状態検出手段はアクセル開度及びアクセル開度変化を検出するものであって、前記加速意思検出手段は、前記加速意思の大きさ前記アクセル開度及びアクセル開度変化に応じて検出することを特徴としている。
【0012】
従って、加速意思の大きさは、アクセル開度及びアクセル開度変化から容易に求められ、最適変速段が容易に設定される
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態としての実施例を詳細に説明する。
図1には、本発明に係る変速制御装置の適用される車両(バス等)の駆動系の全体構成が示されている。以下、同図に基づき、変速制御装置を含む車両の駆動系の構成を説明する。
【0015】
同図を参照すると、ディーゼルエンジン(以下、エンジンという)1からは、エンジン出力軸2が延びており、このエンジン出力軸2は、クラッチ装置3を介して歯車式変速機(以下、単に変速機という)4に接続されている。これにより、エンジン1の出力がクラッチ装置3を介して変速機4に伝達され、この変速機4において変速が実施される。変速機4は、後退段の他に前進5段の変速段(1速段〜5速段)を有した自動変速式の変速機であり、自動変速のみならず手動変速も可能とされている。クラッチ装置3は、変速機4が自動変速される際には、これに伴い自動的に断接制御されるように構成されており、詳細については後述する。
【0016】
エンジン1には、エンジン1に燃料を供給するための燃料噴射ポンプ(以下、噴射ポンプという)6が設けられている。この噴射ポンプ6は、ポンプ入力軸(図示せず)を介して伝達されるエンジン1の出力によりポンプを作動させ、燃料を噴射する装置である。この噴射ポンプ6には、燃料噴射量を調節するためのコントロールラック(図示せず)が備えられており、さらに、コントロールラックのラック位置(コントロールラック位置)SRCを検出するラック位置センサ9が設けられている。また、ポンプ入力軸近傍には、ポンプ入力軸の回転数を検出し、この回転数に基づきエンジン1の出力軸2の回転数、即ちエンジン回転速度Neを検出するエンジン回転センサ8が付設されている。
【0017】
クラッチ装置3は、フライホイール10にクラッチ板12をプレッシャスプリング11により圧接させて接続状態とする一方、フライホイール10からクラッチ板12を離間させることで切断状態とするような通常の機械摩擦式クラッチの操作を自動で実施可能としたものである。つまり、クラッチ板12には、アウタレバー12aを介し、クラッチ断接用のクラッチアクチュエータとして機能するエアシリンダユニット16が接続されている。
【0018】
そして、このエアシリンダユニット16には、エア供給通路であるエア通路30を介してエアタンク34が接続されている。従って、エア通路30を介してエアタンク34からエアが供給されることにより、エアシリンダユニット16が自動的に作動する。これにより、クラッチ板12が移動し、クラッチの断接が自動的に実施される。
【0019】
クラッチ装置3には、クラッチ板12の移動量、即ちクラッチストローク量SCLを検出するクラッチストロークセンサ17が取付けられている。また、変速機4の入力軸20には、入力軸20の回転数、即ちクラッチ回転数NCLを検出するクラッチ回転センサ22が付設されている。
チェンジレバー60は、変速機4のセレクトレバーであり、N(ニュートラル)レンジ、R(リバース)レンジ及び自動変速モードに相当するD(ドライブ)レンジが設けられている。
【0020】
チェンジレバー60には、各レンジ位置を検出するセレクト位置センサ62が設けられており、このセレクト位置センサ62はECU80に接続されている。また一方で、ECU80は、変速機4のギヤの噛み合い、即ちギヤ位置を切換えるためのギヤシフトユニット64に接続されている。これにより、セレクト位置センサ62からの位置信号に応じてECU80から駆動信号がギヤシフトユニット64に供給されて作動し、変速機4のギヤ位置が、選択されたセレクトレンジに応じて切換えられる。セレクト位置がDレンジである場合にあっては、後述の自動変速制御に応じてギヤ位置が切換えられる。
【0021】
ギヤシフトユニット64は、ECU80からの作動信号により作動する複数個の電磁弁(図1では1つのみ示した)66と、変速機4内のシフトフォーク(図示せず)を作動させる複数のパワーシリンダ(図示せず)とを有している。ギヤシフトユニット64のこれらのパワーシリンダは、上記電磁弁66、エア通路67を介して前述のエア通路30に接続されており、従って、エアタンク34から高圧作動エアが供給されることにより作動する。つまり、上記電磁弁66にECU80から作動信号が与えられると、各パワーシリンダが作動信号に応じて作動し、これにより歯車式変速機4の噛み合い状態が適宜変更される。
【0022】
変速機4のギヤシフトユニット64近傍には、各変速段を検出するギヤ位置センサ68が付設されており、このギヤ位置センサ68からは現在のギヤ位置信号、即ち変速段信号がECU80に向けて出力される。
アクセルペダル70にはアクセル開度センサ(アクセル操作状態検出手段)72が備えられている。このアクセル開度センサ72は、アクセルペダル70の踏込量、即ちアクセル開度VAを出力するものである。また、変速機4の出力軸76には、車速Vを検出する車速センサ(車速検出手段)78が付設されている。さらに、ブレーキペダル50にはブレーキセンサ52が備えられている。
【0023】
図1中符号82は、ECU80とは別に設けられたエンジンコントロールユニットを示している。エンジンコントロールユニット82は、噴射ポンプ6内の電子ガバナ(図示せず)に対し、各センサからの情報やアクセル開度情報VA等に応じたECU80からの信号を供給する装置であり、エンジン1の駆動制御を行うものである。即ち、エンジンコントロールユニット82から電子ガバナに指令信号が供給されると、コントロールラックが作動して燃料の増減操作が実施され、エンジン回転速度Neの増減が制御される。
【0024】
ECU80は、マイクロコンピュータ(CPU)、メモリ及び入力出力信号処理を行うインタフェイス等で構成されている。
ECU80の入力側には、上述のエンジン回転センサ8、ラック位置センサ9、クラッチストロークセンサ17、クラッチ回転センサ22、ブレーキセンサ52、セレクト位置センサ62、ギヤ位置センサ68、アクセル開度センサ72及び車速センサ78等がそれぞれ接続されており、これら各センサ等からの情報が入力される。
【0025】
一方、ECU80の出力側には、上述の電磁弁66、エンジンコントロールユニット82及びエアシリンダユニット16が接続されている。
ところで、ECU80のメモリには、セレクト位置がDレンジとされているとき、車速V、アクセル開度VAやエンジン回転速度Neの各値に基づいて目標変速段を決定するためのシフトマップ(図5参照)が記憶されている。従って、Dレンジである場合には、ECU80は、通常この目標変速段に応じたシフト信号をギヤシフトユニット64の各電磁弁66に与えることになり、これにより、ギヤ位置が目標変速段に切換えられ、自動変速制御が実施される。
【0026】
このように、変速機4のギヤが上記目標変速段に切換えられて変速が完了すると、ギヤ位置センサ68からギヤ位置信号が出力され、これにより、現在の変速段が認識可能とされ、シフト信号に対してギヤ位置の切換えが確実に行われたか否か、即ち噛み合いが正常な状態であるか否かが確認可能とされる。
ところで、上記のようにして目標変速段が決定されると、ECU80は、目標変速段に応じたシフト信号をギヤシフトユニット64の各電磁弁66に与えるとともに、エアシリンダユニット16に駆動信号を供給する。これにより、変速の開始と同時にエアシリンダユニット16が自動的に作動してクラッチ板12がフライホイール10から離れ、クラッチ装置3が切断状態とされる。その後、変速が達成されると、エアシリンダユニット16が戻り作動し、クラッチ板12がフライホイール10に圧接され、クラッチ装置3は再び接続状態とされる。
【0027】
以下、このように構成された変速制御装置の本発明に係る作用について説明する。
図2、図3を参照すると、ECU80が実行する、Dレンジにおける自動変速制御のうち減速後に加速を行う場合の減速再加速制御ルーチンのフローチャートが示されており、また、図4を参照すると、ファジイ制御を用いた変速制御のブロック図、即ち本発明の概念を示すブロック図が示されており、図5を参照すると、目標変速段設定のためのシフトマップが示されている。なお、当該シフトマップには、説明の便宜上2速段から4速段までの間の変速パターンのみを示してある。
【0028】
先ず、図4に基づき変速制御の概略手順について簡単に説明すると、各種センサからの入力により目標変速段設定部(目標変速段設定手段)110が目標変速段を設定する。一方、判断部90が車両負荷度算出部(負荷状態検出手段)100と最適変速段決定部(最適変速段設定手段)120とから構成されており、当該最適変速段決定部120は、車両負荷度算出部100で算出された車両負荷度αVL(車両負荷状態)と上記目標変速段設定部110により設定された目標変速段とに基づき最適変速段を設定する。そして、変速段制御部(変速段制御手段)130が上記最適変速段決定部120からの出力情報に基づき変速機4の変速段を最適変速段に制御する。
【0029】
以下、図2、図3のフローチャートを参照して本発明に係る減速再加速制御について詳細に説明する。
図2のステップS10では、上記各種センサからの検出情報を読込む。
そして、次のステップS12では、図4中の車両負荷度算出部100において車両負荷度αVL(車両負荷状態)を算出する。車両負荷度αVLは、車両の重量及び車両の勾配抵抗に相当するパラメータであって、主としてラック位置センサ9からのラック位置信号SRC、エンジン回転センサ8からのエンジン回転速度情報Ne、車速センサ78からの車速情報Vとに基づき算出される。
【0030】
詳しくは、車両負荷度αVLは、以下の手順で算出される。
先ず、ラック位置信号SRCとエンジン回転速度情報NeとからエンジントルクTeが予め設定されたマップ等から算出され、このエンジントルクTeから車両の駆動力Fが例えば次式(1)より算出される。
F=(Te・it・if・η)/rw …(1)
ここに、itは変速段のギヤ比、ifは終減速ギヤ比(デファレンシャルギヤ比)、ηは動力伝達効率、rwはタイヤ動半径である。
【0031】
また一方で、車両の空気抵抗Rlが算出される。ここでは、車速情報Vから車両の走行抵抗としての空気抵抗Rlを次式(2)から算出する。
Rl=λ・As・V2 …(2)
ここに、λは空気抵抗係数、Asは車両の前面投影面積である。
次に、上記駆動力情報Fと空気抵抗情報Rlとから、直線平坦路空車相当加速度α0を次式(3)から算出する。
【0032】
α0=g・{F−(μW0+Rl)}/(W0+Wr) …(3)
ここに、gは重力加速度、μは路面摩擦係数、W0は空車重量、Wrは回転部重量である。
そして、この直線平坦路空車相当加速度α0と車速情報Vがら求められた実加速度情報αとから車両負荷度αVLが次式(4)から算出される。
【0033】
αVL=α0−α …(4)
上述したように、この車両負荷度情報αVLは、車両の重量及び車両の勾配抵抗に相当するものである。つまり、αVL>0であれば車両負荷が重く、αVL<0であれば車両負荷が軽いということができる。従って、このαVLの値の大きさから、どの程度車両負荷が重い(或いは軽い)のかを判定することができることになる。例えば、バスにおいて、乗員の人数(重量)が多く或いは車両が登坂路を走行しているような場合には車両負荷度αVLは非常に大きく、車両負荷はかなり重いといえる。
【0034】
このように車両負荷度αVLが算出されたら、ステップS14に進み、アクセルペダル70がオフ状態であるか否かを判別する。具体的には、アクセル開度センサ72からのアクセル開度信号VAが非常に小さく、例えば全開時の10%以下であるか否かを判別する。
ステップS14の判別結果が真(Yes)で、アクセルペダル70がオフ状態(例えば、開度10%以下)と判定された場合には、運転者には加速走行の意思がなく、車両は減速状態にあると判定できる。従って、この場合には次にステップS16に進む。
【0035】
ステップS16では、図4中の目標変速段設定部(目標変速段設定手段)110において、上記ECU80のメモリに記憶されたシフトマップのうちの減速マップ(図5中に破線で示す)に基づき目標変速段を設定する。つまり、減速マップから現在の車速Vとアクセル開度VAとに応じた目標変速段を読み出す。なお、通常車両がバスの場合には、当該減速マップ(図5中の破線)に示すように、目標変速段は、アクセルペダル70がオフ状態(例えば、開度10%以下)で車速Vが低下したときにおいて同一変速段が比較的低速域まで長く保持されるよう設定されている。これにより、減速と加速とを頻繁に行うような路線バスであっても、加減速によるシフトショックの発生回数が極力低減され、乗り心地がよいものとされている。
【0036】
次のステップS18では、エンジン回転速度Neが所定値Ne1以下であるか否かを判別する。この判別は、エンジン回転速度Neが低下したときにエンジンストールを発生させないよう上記クラッチ装置3を自動的に切断状態とすることを目的として行うものである。ここでは、所定値Ne1は、例えば、通常設定されたアイドリング回転数よりもやや高めの値(例えば、1500rpm)とされる。
【0037】
ステップS18の判別結果が真(Yes)でエンジン回転速度Neが所定値Ne1以下である場合には、ステップS20に進んでクラッチ断、即ちクラッチ装置3を自動的に切断状態とする。つまり、ECU80からエアシリンダユニット16に駆動信号を供給し、エアタンク34からのエア圧によりクラッチ板12をフライホイール10から離す。
【0038】
そして、ステップS22では、図4中の変速段制御部130において、上記のようにして減速マップに基づき設定された目標変速段に向けて変速段制御を行う。つまり、ステップS22では、目標変速段に応じた信号がECU80から電磁弁66、エンジンコントロールユニット82及びエアシリンダユニット16にそれぞれ供給される。これにより、クラッチ装置3が断状態に保持されるとともに、ギヤ位置が減速マップに基づき所望の変速段に切換制御される。なお、この変速段制御では、実際には別途設けられたサブルーチン(図示せず)が実行される。
【0039】
一方、ステップS18の判別結果が偽(No)でエンジン回転速度Neが所定値Ne1よりも大きい場合には、エンジンストールの心配はないと判定できる。従って、この場合には、ステップS20を実行することなく、つまりクラッチ装置3を断状態にすることなくステップS22に進み、やはり減速マップに基づき変速段制御を実施する。但し、変速段制御においては、当然ながら上述したようにしてクラッチ装置3は断接操作される。
【0040】
ところで、一旦アクセルペダル70がオフ状態(例えば、開度10%以下)とされ(ステップS14)、減速マップに基づく変速段制御(ステップS22)が実施された後、アクセルペダル70が再びオン状態(例えば、開度10%より大)とされて所謂再加速が実施されたような場合には、ステップS14の判別結果は偽(No)とされる。故に、この場合には次に図3のステップS24に進む。
【0041】
このようにアクセルペダル70がオン状態である場合には運転者に加速走行の意思があると判定できる。従って、ステップS24では、図4中の目標変速段設定部110において、上記ECU80のメモリに記憶されたシフトマップのうちの加速マップ(図5中に実線で示す)に基づいて目標変速段を設定する。つまり、加速マップから現在の車速Vとアクセル開度VAとに応じた目標変速段を読み出す。加速マップより目標変速段が求められたら、次にステップS26以降に進む。
【0042】
ステップS26乃至ステップS32は、図4の最適変速段決定部120において実行されるファジイ制御のルーチンである。このファジイ制御におけるファジイ推論には、例えばメンバシップ関数を用いたファジイ推論法が用いられる。
ここで、表1を参照すると、当該ファジイ制御のファジイルールが示されており、以下この表1をも参照して説明する。なお、実際にはファジイルールはここに示すもの以外にも複数設定されており、種々のファジイ制御が実施されているが、それらについてはここでは関係がないため説明を省略する。
【0043】
【表1】
Figure 0003757017
【0044】
ステップS26では、上記のようにして算出された車両負荷度αVL(車両負荷情報)が大(正に大)であり且つアクセル開度VA(加速意思の大きさ)が大であって当該アクセル開度情報VAに基づくアクセル開度変化ΔVA(加速意思の大きさ)が大(正に大)であり且つ車速Vが小であるか否かを判別する(加速意思検出手段)。当該判別結果が真(Yes)で、車両負荷度αVLが大であり且つアクセル開度VA及びアクセル開度変化ΔVAが大であり且つ車速Vが小である場合には、次にステップS28に進む。
【0045】
ステップS28では、変速段を2速段(目標変速段よりも低速段側の最適変速段)にすべく変速制御を実施する。つまり、ここでは、低車速で車両負荷度αVLが大であり且つアクセル開度VA及びアクセル開度変化ΔVAが大であるような場合は、車両重量(乗員数等)が大きく或いは道路状況が変化しており(降坂路から平坦路、平坦路から登坂路等)、運転者の加速意思が大で大きな加速トルクを必要としている状況とファジイ推論でき、このような場合には、上記表1の第1のファジイルールR1に基づき、上記ステップS24で設定した目標変速段に拘わらず、変速段を通常の走行状態で使用する変速段のうち最も大きなトルクを発生可能な2速段(最適変速段)に変速することを決定する。
【0046】
そして、次のステップS29で、変速段制御部130において、2速段(最適変速段)への変速段制御を実施する。
これにより、通常再加速時において運転者はレスポンスのよい加速を望む傾向にあり、その際車両は大きな加速トルクを必要とするのであるが、このような場合であっても、変速段が速やかに2速段(最適変速段)に変速制御されることになり、減速から再加速に移行する際のドライバビリティが向上する。つまり、Dレンジで自動変速制御が実施されていても、運転者の意思に応じてマニュアル操作を行った場合と略等しく変速段を2速段として大きな出力トルクを得ることができるのである。
【0047】
また、この場合、ステップS24で目標変速段が設定された後、直ちにファジイ制御(ステップS26、ステップS28)に基づき変速段制御部130において変速段が最適変速段である2速段まで速やかに切換えられるので、例えば変速が1段ずつ段階的に順次実施されるようなことがなく、故に運転者が不愉快なシフトショックやタイムラグを感じるようなことが極力防止される。
【0048】
つまり、車両がバスの場合にあっては、図5に示すように、アクセルペダル70がオフ状態でA1位置まで比較的大きく減速したとしても、上述したように4速段が低速領域まで保持され、再加速が行われるとアクセル開度VAの増加に伴いポイントがA2位置に移行し目標変速段が加速マップ上で3速段とされるのであるが、この時点で車両負荷度αVLが大で且つアクセル開度VA及びアクセル開度変化ΔVAが大と判定されると、目標変速段の3速段に拘わらず変速段が一気にワンモーションでもって4速段から最適変速段である2速段まで切換えられることになり、スムースにして速やかに大きな出力トルクが発生可能とされるのである。
【0049】
そして、次のステップS36では、上記ステップS20においてクラッチ断とされていたクラッチ装置3を接続状態に戻すべくクラッチ接とする。このように、一旦クラッチ装置3が断状態とされた後、最適変速段である2速段への変速が完了するまでまでクラッチ断状態を保持し、変速完了時点で初めてクラッチ接とすることにより、例えば上記のように4速段から2速段に変速する場合のように現在の変速段と最適変速段との差が2段以上であっても1段毎にクラッチの断接が行われることがなく、故にクラッチの接続時に発生するショックが極力防止される。なお、クラッチ断とされていない場合にはクラッチ装置3はそのまま接続状態に保持される。
【0050】
ところで、上記第1のファジイルールR1の前件部の条件が満たされなくなると当該第1のファジイルールR1はもはや成立しなくなる。しかしながら、再加速中、例えば登坂路走行中であって乗員の人数が多く車両負荷度αVLが大きいような場合には、実際には依然として大きな出力トルクを必要としている場合が多い。
【0051】
従って、ステップS26の判別結果が偽(No)と判別された場合には、次のステップS30において、今度は上記表1に示す第2のファジイルールR2に基づいてファジイ推論を行い、現在の変速段が目標変速段よりも小(現段<目標段)で且つ相変わらず上記車両負荷度αVLが大(正に大)であるか否かを判別する。
【0052】
目標変速段が3速段である一方で第1のファジイルールR1に基づき最適変速段が2速段とされている場合には現在の変速段は目標変速段よりも小(現段<目標段)である。従って、アクセル開度VA或いはアクセル開度変化ΔVAが小とされて上記第1のファジイルールR1の条件を外れた時点で相変わらず車両負荷度αVLが大きければ、ステップS30の判別結果は真(Yes)であり、このような場合には、次のステップS32において現段保持制御を行う。つまり、ステップS32では、第2のファジイルールR2に基づき、目標変速段に拘わらず変速段を現在の変速段(ここでは2速段)に保持(現段保持)することを決定する。
【0053】
そして、次のステップS33で、変速段制御部130において、変速段を現段に保持する。
これにより、車両負荷度αVLが大きいような場合であっても、再加速中にトルク不足となってしまうことが好適に防止され、加速走行を良好に継続することができる。
【0054】
一方、ステップS30の判別結果が偽(No)で、第2のファジイルールR2が成立せず現在の変速段が目標変速段よりも小(現段<目標段)である一方で例えば車両が平坦路走行或いは降坂路走行となり車両負荷度αVLが減少したような場合には、もはや大きな出力トルクは必要ないと判定できる。従って、このような場合には、次にステップS34に進み、変速段制御部130において、上記図5の加速マップに基づく通常の変速段制御を行う。
【0055】
以上、説明したように、本発明の車両用自動変速機の変速制御装置では、車両が減速した後に再加速するような場合において、低車速で車両負荷度αVLが大きく且つアクセル開度VA及びアクセル開度変化ΔVAが大であって、つまりファジイ推論により第1のファジイルールR1が成立するような場合には、変速段を目標変速段に拘わらず目標変速段よりも低速段側の2速段(最適変速段)とするようにしている。
【0056】
従って、乗員の人数或いは荷物の積載量が多いような場合、或いは車両が登坂路を走行している場合であっても、運転者が減速後にトルクフルな加速を望むようなときにおいて高い出力トルクで速やかに車両を加速させることが可能となる。特に、本発明を減速と加速を頻繁に行う一方で乗員の増減の激しい路線バス等に適用するようにすれば、減速時には比較的低車速まで変速(シフトダウン)を実施しないようにしてシフトショックを低減可能であるとともに(図5の減速マップ参照)、再加速時にあっては乗員の人数(重量)に拘わらずトルク不足なく極めて良好な加速を行うことが可能とされる。
【0057】
この際、再加速時の変速段が例えば4速段であるような場合にあっては、4速段から2速段まで一気に2段階飛び越し変速することが可能であるので、1段ずつ段階的に変速を行う場合と異なりシフトショックなくレスポンスのよいスムースな加速が実現可能とされる。
また、変速段を2速段とした後、さらに継続して大きな出力トルクが必要な場合には、第2のファジイルールに基づき2速段(最適変速段)とされた変速段が良好に継続維持されるので、トルクフルな加速が充分に実施されることになる。
【0058】
なお、上記実施例では、車両負荷度αVLが大きく且つアクセル開度VA及びアクセル開度変化ΔVAが大である場合には、第1のファジイルールR1の後件部に示すように最適変速段を2速段としたが、この最適変速段、即ち第1のファジイルールR1の後件部を例えば「目標変速段より1段以上低速段」としてもよい。この場合、1段だけ低速段にすればよいのか或いは2段階以上低速段にする必要があるのかが問題となるが、これについては、第1のファジイルールR1の後件部の適合度の出力値に応じて決定すればよい。このようにすれば、上記実施例で示したように、例えば4速段(図5中のA1位置)で再加速を開始した場合に限られず、それ以外の変速段(例えば、5速段等)で再加速を行った場合でもトルク不足のないスムースな加速を実現することができる。
【0059】
また、上記実施形態においては、ファジイ推論法を用いるようにしているが、このようなファジイ推論を行うことなく単に閾値判別によって2速段(最適変速段)にすべきか否の判別を行うようにしても同様の効果が得られる。
また、上記実施形態においては、自動変速機として機械式の歯車式変速機4を用いるようにしたが、これに限られず、当該変速制御装置を、通常乗用車に搭載されるようなトルクコンバータと遊星歯車からなる自動変速機に適用することも可能である。
【0060】
また、上記チェンジレバー60には、N(ニュートラル)レンジ、R(リバース)レンジ及びD(ドライブ)レンジの他、1速段〜5速段の各M(マニュアル)レンジも設けられており、上記自動変速のみならず手動での変速も可能とされている。なお、チェンジレバー60は、これら1速段〜5速段の各Mレンジに代えてMレンジが現変速段ホールド位置から変速段をアップ(+)及びダウン(−)指示して変速段を切換え操作するようなタイプのものであってもよい。
【0061】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明の請求項1の車両用自動変速機の変速制御装置によれば、車速とアクセルペダルの操作状態とに応じて予め設定されたシフトマップに基づいて目標変速段を設定する一方、アクセルペダルのオフ状態からオン状態への移行時には、目標変速段に優先して運転者の加速意思の大きさ及び車両負荷状態を入力パラメータとするファジイ推論に応じたきめ細かな最適変速段で変速制御を行うことができ、これにより、車両負荷が大きい場合、例えば車両重量(乗員数等)や勾配抵抗が大きい場合、再加速を行う際の運転者の加速意思が大である場合には、通常の目標変速段よりもより大きな駆動トルクを発生可能となり、車両のトルク不足を防止してトルクフルな再加速走行を実現することができ、ドライバビリティを向上させることができる。
【0062】
また、本発明では、現在の変速段と最適変速段との差が2段以上であっても、一気に飛び越し変速が実現されるので、1段ずつ段階的に変速が実施されるときのようなシフトショックもなく、レスポンスよくスムースに変速を達成できる。また、請求項2の車両用自動変速機の変速制御装置によれば、加速意思の大きさをアクセル開度及びアクセル開度変化から容易に求めることができ、最適変速段を容易に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る変速制御装置が適用される車両の駆動系の全体構成を示す図である。
【図2】本発明に係る減速再加速制御の制御ルーチンを示すフローチャートの一部である。
【図3】図2に続く、減速再加速制御の制御ルーチンを示すフローチャートの残部である。
【図4】変速制御手順を示す制御ブロック図である。
【図5】目標変速段設定用のシフトマップ(減速マップ及び加速マップ)を示す図である。
【符号の説明】
1 ディーゼルエンジン
3 クラッチ装置
4 変速機
8 エンジン回転センサ
68 ギヤ位置センサ
70 アクセルペダル
72 アクセル開度センサ(アクセル操作状態検出手段)
78 車速センサ(車速検出手段)
80 電子制御ユニット(ECU)
90 判断
100 車両負荷度算出部(負荷状態検出手段)
110 目標変速段設定部(目標変速段設定手段)
120 最適変速段決定部(最適変速段設定手段)
130 変速段制御部(変速段制御手段)

Claims (2)

  1. 車速を検出する車速検出手段と、
    アクセルペダルの操作状態を検出するアクセル操作状態検出手段と、
    前記車速と前記アクセルペダルの操作状態とに基づき目標変速段を設定する目標変速段設定手段と、
    運転者の加速意思を検出する加速意思検出手段と、
    車両の負荷状態を検出する負荷状態検出手段と、
    前記アクセル操作状態検出手段により前記アクセルペダルのオフ状態からオン状態への移行が検出されると、少なくとも運転者の前記加速意思の大きさ及び前記車両負荷状態に基づき最適変速段を設定する最適変速段設定手段と、
    前記目標変速段設定手段からの前記目標変速段に応じて変速制御するとともに、前記アクセル操作状態検出手段により前記アクセルペダルのオフ状態からオン状態への移行が検出されると、前記目標変速段に優先して前記最適変速段設定手段からの前記最適変速段に応じて変速制御する変速段制御手段とを備え
    前記目標変速段設定手段は、前記車速と前記アクセルペダルの操作状態とに応じて予め設定されたシフトマップに基づき前記目標変速段を設定し、
    前記最適変速段設定手段は、少なくとも前記加速意思の大きさ及び前記車両負荷状態を入力パラメータとするファジイ推論に基づき前記最適変速段を設定することを特徴とする車両用自動変速機の変速制御装置。
  2. 前記アクセル操作状態検出手段はアクセル開度及びアクセル開度変化を検出するものであって、
    前記加速意思検出手段は、前記加速意思の大きさを前記アクセル開度及びアクセル開度変化に応じて検出することを特徴とする、請求項1記載の車両用自動変速機の変速制御装置。
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