JP4830795B2 - 車両用自動変速機の制御装置ならびに変速制御システム - Google Patents

車両用自動変速機の制御装置ならびに変速制御システム Download PDF

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Description

本発明は、シフトレバーがドライブレンジに配置されたときに車両運転状況に応じて自動で変速する自動変速モードと、この自動変速モードにおいて一時変速操作スイッチが手動操作されたときに要求の変速段を成立させる一時手動変速モードとを実行する車両用自動変速機において、それの制御装置と、変速制御システムとに関する。
自動変速機を搭載した自動車等の車両では、一般的に、例えばパーキングレンジP、リバースレンジR、ニュートラルレンジN、ドライブレンジD等を選択することができるようになっている。
このレンジ選択は、車両運転席の近傍に設置されるシフトレバーを運転者が手動操作することによって行われるようになっている。
なお、ドライブレンジDを選択すると、自動変速機における変速機構を例えば5段変速とする場合、適宜の変速線図、つまりアクセル開度(スロットルバルブ開度)と車速とを関係付けた変速マップに基づいて、第1速段(1st)、第2速段(2nd)、第3速段(3rd)、第4速段(4th)、第5速段(5th)のうちで、車両運転状態に応じて自動的にアップシフトまたはダウンシフトされるようになっている。このドライブレンジでの自動変速制御を、自動変速モードと呼んでいる。
従来から、自動変速機を搭載した自動車等の車両において、高燃費走行やスポーツ走行等といった、人それぞれの感性に適応した走行を可能とするために、自動変速機でありながら、車両の走行状況に応じて、自動変速機の変速段を運転者が手動で選択変更できるようにして操作の無い限り選択した変速段をホールドするようにしたものがある(例えば特許文献1〜4参照。)。この手動による変速制御を、手動変速モードと呼んでいる。
この手動変速モードは、例えばシフトレバーを例えばドライブレンジDに配置している状態から、手動変速レンジSと呼ばれる位置にずらすことによって、実行可能なスタンバイ状態にすることができる。
そして、手動変速レンジSに配置しているシフトレバーを前方または後方に手動操作すれば、アップシフトまたはダウンシフトが行えるようになっている。
このような手動変速モードを中止して自動変速モードへ復帰させるには、シフトレバーを手動変速レンジSからドライブレンジDに戻せばよいが、このようなシフトレバーの操作は面倒であるとも言える。
そこで、前記復帰操作を省くために、従来例では、所定の条件が成立したときに自動的に復帰させるようにしている。
前記復帰の条件としては、例えば手動変速モードにおいて、例えばブレーキが長く持続して作動される場合、ブレーキが頻繁に作動される場合、アクセルオンの継続時間が所定の閾値に到達する場合等、いずれか一つでも検出されると、自動変速モードに自動的に復帰させるようにしている。
なお、上述したような手動変速モードにおける変速操作を簡易にするために、ステアリングホイールの適宜位置に、アップシフト用およびダウンシフト用のパドルシフトスイッチを設けるようにしたものもある。このパドルシフトスイッチは、シフトレバーを手動変速レンジSに移動させているときのみ有効となる。
特開平11−141663号公報 特開2005−172164号公報 特開平6−307534号公報 特開平11−257485号公報
上記従来例では、手動変速モードから自動変速モードに自動的に復帰させるようにしているが、車両走行を継続している状況で自動復帰させるには、アクセルオンの継続時間が所定の閾値に到達したときをトリガーとするようにしている。この閾値は、従来例では固定値としているために、車両運転状況によって、運転者の意思に反する場合、つまり最適でない場合が頻繁に発生することが懸念される。
ところで、例えば走行中に車速を減速したい場合にダウンシフトしてエンジンブレーキを効かせたい、といった要求がある他、走行中に車速を急激に加速したい場合にダウンシフトしてスムーズな速度立ち上げを行ってから、目標の車速に到達するとアップシフトして元の変速段に戻すようにしたい、といった要求がある。
このような要求に対応するには、従来例の場合、運転者が手動にてシフトレバーをわざわざドライブレンジDから手動変速レンジSに移動させた後、さらに前後に操作する必要があるので、面倒と言える。
そこで、上記のような状況においてシフトレバーをドライブレンジDから手動変速レンジSに移動させることなく、単に一時変速操作スイッチ(例えばパドルシフトスイッチ)を操作することによって、一時的にアップシフトやダウンシフトを行えるようにする一時手動変速モードを実行可能とすることが考えられている。
この場合、一時手動変速モードから自動変速モードへ自動的に復帰させるようにするのが好ましい。そのようにするためには、一時手動変速モードから自動変速モードへの自動復帰の条件について、例えば上記従来例における手動変速モードから自動変速モードへの復帰条件を適用することができる。つまり、一時手動変速モードにおいて、アクセル開度の大小に関係なく、アクセルオンの経過時間が一定時間に到達したときに、一時手動変速モードから自動変速モードへ自動的に復帰させればよいのである。
このような自動復帰の形態では、上記従来例と同様、車両運転状況によって、運転者の意思に反する場合、つまり最適でない場合が頻繁に発生することが懸念される。
本発明は、自動変速モードと一時手動変速モードとを可能にした車両用自動変速機の制御装置ならびに、変速制御システムにおいて、一時手動変速モードから自動変速モードへの復帰を車両運転者の意思に適応して行えるようにし、車両走行の円滑性、安全性の向上ならびに自動変速機の使い勝手の向上を図ることを目的としている。
本発明は、シフトレバーがドライブレンジに配置されたときに車両運転状況に応じて自動で変速する自動変速モードと、この自動変速モードにおいて一時変速操作スイッチが手動操作されたときに要求の変速段を成立させる一時手動変速モードとを実行する車両用自動変速機の制御装置であって、前記一時手動変速モードにおいて要求された変速段を成立させた後、その変速段でのアクセルオンの継続時間が所定の閾値に到達したときに前記一時手動変速モードから前記自動変速モードに復帰さ自動復帰手段を含み、前記自動復帰手段は、前記閾値前記アクセル開度の大小に比例して変更するとともに、前記一時手動変速モードで成立させた変速段毎にさらに変更する、ことを特徴としている。
この構成のように、一時手動変速モードから自動変速モードへの復帰を自動的に行えるようにしていれば、運転者が前記復帰のための特別な操作を行う必要がなくなり、便利となる。
このような自動復帰を前提として、本発明では、前記一時手動変速モードから自動変速モードへの自動復帰の条件を、アクセル開度の大小に応じて変更するようにしているから、従来例のように自動復帰の条件を固定値にしている場合に比べて、一時手動変速モードから自動変速モードへの復帰を車両運転者の意思に適応して行うことが可能になる。これにより、車両運転のフィーリングを向上させるうえで有利となる。さらに、前記閾値を、前記一時手動変速モードで成立させた変速段毎にさらに変更されるように構成しているから、一時手動変速モードから自動変速モードへの自動復帰をより好適に行ううえで有利となる。
また、本発明は、シフトレバーがドライブレンジに配置されたときに車両運転状況に応じて自動で変速する自動変速モードと、この自動変速モードにおいて一時変速操作スイッチが手動操作されたときに要求の変速段を成立させる一時手動変速モードとを実行する車両用自動変速機の制御装置であって、前記シフトレバーの位置を検出するシフトポジション検出手段からの検出出力や一時変速操作スイッチからの指令に応答して前記自動変速モードや一時手動変速モードを実行する実行手段と、前記一時手動変速モードにおいて要求の変速段を成立させた後、その変速段でのアクセルオンの継続時間が所定の閾値に到達したときに前記一時手動変速モードから前記自動変速モードに復帰させる自動復帰手段と、前記閾値をアクセル開度の大小に比例して変更するための閾値マップがすべての変速段毎に作成されていて、当該各閾値マップが格納されている記憶手段とを含み、前記自動復帰手段は、一時手動変速モードの実行中に、アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段からの検出出力を、前記一時手動変速モードで成立させた変速段に対応する前記記憶手段の閾値マップに照合して前記閾値を決定する、ことを特徴としている。
このように、本発明に係る制御装置の構成を詳しく特定することができる。
好ましくは、前記シフトレバーがシーケンシャルシフトレンジに配置されたときに手動による変速操作を可能とする手動変速モードをさらに実行する。
この構成では、変速モードの種類を多くしているから、運転者それぞれの好みに応じた運転に対応することが可能になる等、使い勝手を向上するうえで有利となる。
さらに、本発明は、車両運転席近傍に設置されかつドライブポジションやシーケンシャルシフトポジションを選択するためのシフトレバーと、車両運転席近傍に設置されかつ自動変速モードの実行時に一時的にダウンシフトまたはアップシフトさせるための一時変速操作スイッチと、シフトレバーがドライブレンジに配置されたときに車両運転状況に応じて自動で変速する自動変速モードを実行するとともに、前記自動変速モードにおいて前記一時変速操作スイッチが手動操作されたときに要求の変速段を成立させる一時手動変速モードを実行する制御装置とを含み、前記制御装置は、上述したいずれかに記載の構成とされる、ことを特徴としている。
このように、本発明は、上述した車両用自動変速機の制御装置のみに限定されるものではなく、車両用自動変速機の変速制御に関わるシステム全体を発明の対象とすることができる。
好ましくは、前記一時変速操作スイッチは、車両のステアリングホイールに設置されるパドルシフトスイッチとされる。
この構成によれば、一時変速操作スイッチを車両運転者の操作しやすい場所に設置しているから、一時手動変速モードを実行させるための操作が簡単に行えるようになる。
本発明は、自動変速モードと一時手動変速モードとを可能にした車両用自動変速機の制御装置ならびに、変速制御システムにおいて、一時手動変速モードから自動変速モードへの復帰を車両運転者の意思に適応して行うことが可能になる。したがって、車両走行の円滑性、安全性の向上、ならびに自動変速機の使い勝手を向上することに貢献できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1から図7に本発明の一実施形態を示している。
本発明の特徴構成の説明に先立ち、本発明の適用対象となる車両用自動変速機が搭載される車両の概要について、図3を参照して説明する。
図3において、1はフロントエンジン・リアドライブ(FR)形式の車両を示している。この車両1は、エンジン2で発生する回転動力が自動変速機3で適宜に変速されてプロペラシャフト4およびデファレンシャル5を介して左右の後輪6に伝達されるようになっている。
エンジン2の動作はエンジン制御装置7で、また、自動変速機3の動作はトランスミッション制御装置8で制御される。エンジン制御装置7とトランスミッション制御装置8とは、必要に応じて互いに情報を送受可能に接続されている。
なお、トランスミッション制御装置8は、本発明に係る車両用自動変速機の制御装置に相当し、請求項2に記載の実行手段や自動復帰手段等として機能する。但し、本発明に係る制御装置は、トランスミッション制御装置8と別の独立した制御装置とすることも可能である。
自動変速機3は、図1に示すように、主として、インプットシャフト11、トルクコンバータ12、オイルポンプ13、変速機構部14、油圧制御装置15、アウトプットシャフト16等を含んで構成されている。
この自動変速機3の動作としては、要するに、エンジン2のクランクシャフト(図示省略)の回転がトルクコンバータ12を介してインプットシャフト11に入力されると、このインプットシャフト11に入力された回転を、変速機構部14で適宜の変速比に変速してアウトプットシャフト16から出力する。
変速機構部14は、詳細に図示していないが、例えば前進5段、後進1段の変速を可能とした一般的に公知の遊星歯車機構を用いる構成とされる。
油圧制御装置15は、変速機構部14の適宜の変速段を成立させるもので、詳細に図示していないが、変速機構部14に備える各種のブレーキやクラッチを係合・解放させる複数のリニアソレノイドバルブや、これら各リニアソレノイドバルブに必要に応じて作動油を供給するマニュアルバルブ等を少なくとも備えている。
次に、本発明の適用対象となる車両用自動変速機3の変速制御システムの基本構成について、図1を参照して説明する。
図1において、21はシフトレバー、22はステアリングホイール、23Aはアップシフト用のパドルシフトスイッチ、23Bはダウンシフト用のパドルシフトスイッチ、24はアクセルペダルである。
なお、自動変速機3、シフトレバー21、パドルシフトスイッチ23A,23Bならびにトランスミッション制御装置8でもって、本発明に係る変速制御システムを構成している。
シフトレバー21は、図4に示すようなシフトゲート25内で適宜に移動させて自動変速機3のレンジポジション(パーキングレンジP、リバースレンジR、ニュートラルレンジN、ドライブレンジD、シーケンシャルシフトレンジS)を手動にて選択操作するものであり、例えば車両1の運転席近傍に配置されている。
ステアリングホイール22は、車両1の運転席の前方に設置されている。パドルシフトスイッチ23A,23Bは、請求項に記載の一時変速操作スイッチであり、例えば図1に示すようにレバー形状とされていて、ステアリングホイール22の所定位置に、手前に引っ張ることで押動操作されるように設置されている。
なお、一方のパドルシフトスイッチ23Aは、変速段(変速ギヤ比)のアップシフトを要求する指令信号を出力するものとし、また、他方のパドルシフトスイッチ23Bは、変速段(変速ギヤ比)のダウンシフトを要求する指令信号を出力するものと割り当てられる。そのために、例えば図1に示すように、一方のパドルシフトスイッチ23Aの表面に「+」という記号が、また、他方のパドルシフトスイッチ23Bの表面に「−」という記号がそれぞれ付されている。
エンジン制御装置7およびトランスミッション制御装置8は、共に、一般的に公知のECU(Electronic Control Unit)とされていて、共に同様のハードウエア構成になっている。この実施形態では、本発明に関連するトランスミッション制御装置8のみを、図2に例示して説明する。
トランスミッション制御装置8は、自動変速機3の油圧制御装置15を制御することにより変速機構部14における適宜の変速段つまり動力伝達経路を成立させるもので、図2に示すように、中央処理装置(CPU)81と、読出し専用メモリ(ROM)82と、ランダムアクセスメモリ(RAM)83と、バックアップRAM84と、入力インタフェース85と、出力インタフェース86とを双方向性バス87によって相互に接続した構成になっている。
CPU81は、ROM82に記憶された適宜の制御プログラムや制御マップに基づいて演算処理を実行する。ROM82には、基本的な変速制御(例えば下記する自動変速モード、手動変速モードならびに一時手動変速モード)に関する制御プログラムが、少なくとも記憶されている。RAM83は、CPU81での演算結果や各センサから入力されたデータ等を一時的に記憶するメモリである。バックアップRAM84は、各種の保存すべきデータを記憶する不揮発性のメモリである。
入力インタフェース85には、少なくとも、アクセル開度センサ91、エンジン回転数センサ92、入力軸回転数センサ93、出力軸回転数センサ94、レンジポジションセンサ95、車速センサ96、ブレーキスイッチ97、パドルシフトスイッチ23A,23B等が接続されている。また、出力インタフェース86には、少なくとも、自動変速機3の油圧制御装置15が接続されている。
なお、アクセル開度センサ91は、アクセル(図示省略)の踏み込み量を検出するものである。エンジン回転数センサ92は、自動変速機3のトルクコンバータ12に伝達されるエンジン2の回転数NEを検出するものである。入力軸回転数センサ93は、インプットシャフト11の回転数NTを検出するものである。出力軸回転数センサ94は、アウトプットシャフト16の回転数NOを検出するものである。
レンジポジションセンサ95は、シフトレバー21がシフトゲート25におけるパーキングレンジ(P),リバースレンジ(R),ニュートラルレンジ(N),ドライブレンジ(D)、シーケンシャルシフトレンジ(S)等のどこに位置しているのかを検出するものである。
車速センサ96は、車両1の走行速度を検出するものであり、ブレーキスイッチ97は車両1の室内に設置されるブレーキペダル(図示省略)が踏み込まれたときにブレーキオン信号を出力するものである。
ここで、上述した自動変速モード、手動変速モード、一時手動変速モードについて、説明する。
(1)自動変速モードは、要するに、シフトレバー21がドライブレンジDに配置されたときに車両運転状況に応じて自動で変速する形態になっている。
つまり、シフトレバー21をドライブレンジDに配置すると、適宜の変速線図つまりアクセル開度(スロットルバルブ開度)と車速とを関係付けた変速マップに基づいて、自動変速機3における変速機構14を、第1速段(1st)、第2速段(2nd)、第3速段(3rd)、第4速段(4th)、第5速段(5th)のうちで、車両運転状態に応じて自動的にアップシフトまたはダウンシフトされるようになっている。
(2)手動変速モードは、要するに、シフトレバー21がシーケンシャルシフトレンジSに配置されたときに、手動でシフトレバー21やパドルシフトスイッチ23A,23Bを操作することにより変速可能とする形態になっている。
つまり、シフトレバー21をドライブレンジDに配置している状態から、シーケンシャルシフトレンジSに移動させると、シフトレバー21を前方(+)側または後方(−)側に手動操作可能なスタンバイ状態にすることができる。
このシーケンシャルシフトレンジSでシフトレバー21を前方または後方に手動操作すれば、アップシフトまたはダウンシフトが行えるようになっている。この手動変速モードで選択した変速段は、運転者の操作が無い限りホールドされる。
しかも、シフトレバー21をシーケンシャルシフトレンジSに配置していれば、パドルシフトスイッチ23A,23Bを押動操作することにより、シフトレバー21の前後操作と同様にアップシフトまたはダウンシフトが行えるようになっている。
(3)一時手動変速モードは、要するに、前記自動変速モードにおいてパドルシフトスイッチ23A,23Bが手動操作されたときに、前記自動変速モードで現在選択されている変速段からアップシフトまたはダウンシフトを可能とする形態になっている。
つまり、シフトレバー21をドライブレンジDに配置している状態のまま、パドルシフトスイッチ23A,23Bを押動操作することにより、アップシフトまたはダウンシフトが行えるようになっている。
次に、本発明の特徴を適用した部分について、図5から図7を参照して詳細に説明する。
この実施形態では、一時手動変速モードの実行中に自動変速モードに自動的に復帰させるようにするとともに、その復帰のための条件を工夫している。
このモード復帰に関する制御プログラムは、トランスミッション制御装置8のROM82に格納されている。
具体的に、モード復帰制御について、図5のフローチャートを参照して詳細に説明する。
要するに、自動変速モードの実行中において、シフトレバー21をドライブレンジDに配置した状態のまま、パドルシフトスイッチ23A,23Bのいずれか一方が手動操作されると、詳細に説明しないが、一時手動変速モードの制御に関するメインルーチンにエントリーし、パドルシフトスイッチ23A,23Bからの指令信号に基づき、変速段(変速ギヤ比)のアップシフトあるいはダウンシフトを行う。
そもそも、自動変速モードでは、アクセル開度センサ91で検出されるアクセルペダル24の開度(またはスロットル開度)と、車速センサ96で検出される車速とに基づいて、予め定められた制御マップ(図示省略)を参照して、必要な変速段(変速比)を決定するようになっている。
そして、この自動変速モードで選択されている現在の変速段を基準として、パドルシフトスイッチ23A,23Bからの指令信号に基づいて、一時手動変速モードでのアップシフトあるいはダウンシフトを行うのである。
このような一時手動変速モードのメインルーチンの一部に、図5のフローチャートで示すサブルーチンが含まれる。
ここで、上述した一時手動変速モードにおいて目標となる変速段を成立させてから、図5に示すフローチャートのステップS11にエントリーする。
このステップS11では、車両1が停止したか否かを判定する。この判定は、車速センサ96の検出出力に基づいて行うことができる。
ここで、車両1が停止した場合には、前記ステップS11で肯定判定して、続くステップS12において、一時手動変速モードから自動変速モードへ復帰させてから、このフローチャートを抜ける。しかし、車両1が走行を継続している場合には、前記ステップS11で否定判定して、ステップS13に移行する。
このステップS13では、一時手動変速モードから自動変速モードへの自動的な復帰条件が成立したか否かを判定する。この復帰条件の内容については、一時手動変速モードの実行中に、アクセルオン(アクセルペダル24が踏み込まれている状態)の継続時間が、所定の閾値に到達したか否かを調べることによって行う。
この閾値については、アクセル開度センサ91で検出されるアクセル開度を、バックアップRAM84(請求項に記載の記憶手段に相当)に予め記憶してある閾値マップ(例えば図6参照)に照合することにより、決定するようにしている。
この閾値マップは、一時手動変速モードで成立させた変速段におけるアクセル開度と復帰判定の閾値とを経験的に関係付けて作成されるものであって、この実施形態では、図6(a)〜(c)に示すように、例えば第1速段1st、第2速段2nd、第3速段3rd・・・等、すべての変速段毎に作成されている。
そして、前記復帰条件が成立すれば、前記ステップS13で肯定判定して、前記ステップS12に移行して、一時手動変速モードから自動変速モードへ復帰させてから、このフローチャートを抜ける。しかしながら、前記復帰条件が成立していない場合には、前記ステップS13で否定判定して、ステップS12を飛び越して、このフローチャートを抜ける。
以上、要するに、一時手動変速モードでのアクセル開度の大小に比例して、自動変速モードへの自動復帰のタイミングが変更されることになる。
具体的に、図7のタイムチャートを参照して説明する。まず、例えば一時手動変速モードを実行した後でのアクセル開度を、図7(a)の実線で示すレベルAで一定とすると、閾値が図7(b)の破線で示すレベルX1とされ、自動変速モードへの復帰タイミングが図7(c)に示すようになる。
また、例えば一時手動変速モードを実行した後でのアクセル開度を、図7(a)の一点鎖線で示すレベルBのように前記レベルAより大きくすると、閾値が図7(b)の一点鎖線で示すレベルX2にと前記レベルX1より大きくされ、自動変速モードへの復帰タイミングが図7(d)に示すように図7(c)の場合に比べて遅くなる。
さらに、例えば一時手動変速モードを実行した後でのアクセル開度を、図7(a)の二点鎖線で示すレベルCのように前記レベルAより小さくすると、閾値が図7(b)の二点鎖線で示すレベルX3にと前記レベルX1より小さくされ、自動変速モードへの復帰タイミングが図7(e)に示すように図7(c)に比べて速くなる。
ここで、参考までに、上述した一時手動変速モードを利用するのに好適な状況について例を挙げる。
(1)車両1を減速して停止させるために、ダウンシフトしてエンジンブレーキを効かせるような状況において、前記ダウンシフトを一時手動変速モードで行うと、車両1が停止したときには、アクセル開度がゼロになるものの、図5のステップS11で肯定判定されるので、車両停止後、即座に一時手動変速モードから自動変速モードへ自動復帰されることになる。
(2)車両1を比較的素早く加速させて目標の車速に到達させるために、ダウンシフトしてエンジン回転数をスムーズに上昇させるような状況において、前記ダウンシフトを一時手動変速モードで行うと、目標車速に到達するまでの間、アクセル開度を比較的大きくするので、一時手動変速モードから自動変速モードへ復帰するのに比較的長い時間がかかることになり、目標車速に到達するまでの間で自動変速モードに復帰されてしまうという不具合が発生せずに済む。
(3)道路のカーブ等の手前でダウンシフトしてエンジンブレーキを効かせることでエンジンに負荷をかけた状態で減速し、前記カーブを抜けてから現状の変速段のまま目標車速まで加速した後でアップシフトしてエンジン回転数を低下させるような状況において、前記ダウンシフトとアップシフトを一時手動変速モードで行うと、まず、カーブを抜けるまでの間、アクセル開度をゼロまたは小さくするものの、閾値の初期設定を経験的に設定しているから、カーブの途中で一時手動変速モードから自動変速モードに復帰せずに済み、また、カーブを抜けてから目標車速に到達するまでの間、アクセル開度を漸増することに伴い、一時手動変速モードから自動変速モードへ復帰するまでの時間が漸増調節されるので、不用意に自動変速モードに復帰せずに済むようになる。
以上説明したように、本発明の特徴を適用した本実施形態によれば、アップシフトやダウンシフトを一時手動変速モードで行った場合に、その後のアクセル開度が小さければ比較的短い時間で一時手動変速モードから自動変速モードへ自動的に復帰させることができる一方、アクセル開度が大きければ一時手動変速モードから自動変速モードへ早期に復帰させないようにできる。
ちなみに、上記(1)〜(3)等で説明したような状況においても、ダウンシフトやアップシフトを手動変速モードで行うこともできるが、その場合、当然ながらシフトレバー21をドライブレンジDからシーケンシャルシフトレンジSに移動させたうえで、前後に操作する必要があり、しかも、ドライブレンジDに復帰させるために、シフトレバー21をシーケンシャルシフトレンジSからドライブレンジDに移動させなければならない。
このような操作が面倒であると考えた場合に、上述したように一時手動変速モードを使用すれば、操作の煩わしさを排除したうえで、運転者の意思に適応した変速制御が可能になって、運転者の意思に適応した走行が可能になる、と言える。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内および当該範囲と均等の範囲で包含されるすべての変形や応用が可能である。以下、本発明の他の実施形態を例に挙げる。
(1)上記実施形態では、自動変速機3をFR形式とした例を挙げているが、フロントエンジンフロントドライブ(FF)形式等とすることも可能である。また、自動変速機3を搭載する車両1について、エンジンのみを駆動源とするタイプを例に挙げているが、エンジンとモータジェネレータとを併用するハイブリッドタイプとすることも可能である。
(2)上記実施形態では、一時変速操作スイッチとしてレバー形状のパドルシフトスイッチ23A,23Bを例に挙げているが、その代わりに、ステアリングホイール22の運転者側面においてステアリングホイール22を時計に見立てたときに例えば3時付近に相当する位置と9時付近に相当する位置とに設けられるボタン形状とすることも可能である。
(3)上記実施形態では、自動変速機3の変速機構部14を有段変速タイプの遊星歯車機構とした例を挙げているが、有段変速タイプの歯車機構や、ベルト式やトロイダル式の無段変速機構とすることが可能である。
例えばベルト式の無段変速機構の場合、図示していないが、一対のプーリにベルトを巻き掛けた構成になっていて、前記プーリの有効径を油圧によって変化させることで連続的に無段の変速を実現するものである。
このようなベルト式の無段変速機構では、例えば有段変速タイプでのキックダウンというダウンシフトを行えないようになっているので、前記キックダウンのようなダウンシフトを行いたい場合には、一時手動変速モードでのダウンシフトを行うようにすることができる。この場合、一時手動変速モードから自動変速モードへ自動的に復帰させる条件について、上記実施形態で説明した内容に加え、次のような要件も含ませることができる。
例えば自動変速モードで走行中に一時手動変速モードのダウンシフトを行った場合におけるインプットシャフト11の回転数上昇割合と、ダウンシフト前の自動変速モードでの変速段を保持した場合におけるインプットシャフト11の回転数上昇割合とが、当然ながら相違するので、一時手動変速モードでのダウンシフトを行った場合におけるアクセルペダルの踏み増しに伴い上昇するインプットシャフト11の回転数を、仮に自動変速モードを保持した場合におけるアクセルペダル24の踏み増しに伴うインプットシャフト11の回転数が越えたときに、一時手動変速モードから自動変速モードへ自動的に復帰させるようにすることができる。
本発明の適用対象となる車両用自動変速機の変速制御システムの一実施形態を示す概略構成図である。 図1に示すトランスミッション制御装置の一実施形態を示す構成ブロック図である。 本発明の適用対象となる自動変速機が搭載される車両のパワートレーンを模式的に示す図である。 図1のシフトレバーの移動ガイドとしてのシフトゲートを示す平面図である。 図2のトランスミッション制御装置による動作説明に用いるフローチャートである。 図5のステップS13における復帰判定の閾値をアクセル開度の大小に比例して変更するための閾値マップを示す図で、(a)は第1速段(1st)に関する閾値マップ、(b)は第2速段(2nd)に関する閾値マップ、(c)は第3速段(3rd)に関する閾値マップを示している。 図5の動作説明に用いるタイムチャートである。
符号の説明
1 車両
2 エンジン
3 自動変速機
8 トランスミッション制御装置
14 自動変速機の変速機構部
15 自動変速機の油圧制御装置
21 シフトレバー
22 ステアリングホイール
23A アップシフト用のパドルシフトスイッチ(一時変速操作スイッチ)
23B ダウンシフト用のパドルシフトスイッチ(一時変速操作スイッチ)
24 アクセルペダル
91 アクセル開度センサ
96 車速センサ
97 ブレーキスイッチ

Claims (5)

  1. シフトレバーがドライブレンジに配置されたときに車両運転状況に応じて自動で変速する自動変速モードと、この自動変速モードにおいて一時変速操作スイッチが手動操作されたときに要求の変速段を成立させる一時手動変速モードとを実行する車両用自動変速機の制御装置であって、
    前記一時手動変速モードにおいて要求された変速段を成立させた後、その変速段でのアクセルオンの継続時間が所定の閾値に到達したときに前記一時手動変速モードから前記自動変速モードに復帰さ自動復帰手段を含み、
    前記自動復帰手段は、前記閾値前記アクセル開度の大小に比例して変更するとともに、前記一時手動変速モードで成立させた変速段毎にさらに変更する、ことを特徴とする車両用自動変速機の制御装置。
  2. シフトレバーがドライブレンジに配置されたときに車両運転状況に応じて自動で変速する自動変速モードと、この自動変速モードにおいて一時変速操作スイッチが手動操作されたときに要求の変速段を成立させる一時手動変速モードとを実行する車両用自動変速機の制御装置であって、
    前記シフトレバーの位置を検出するシフトポジション検出手段からの検出出力や一時変速操作スイッチからの指令に応答して前記自動変速モードや一時手動変速モードを実行する実行手段と、
    前記一時手動変速モードにおいて要求の変速段を成立させた後、その変速段でのアクセルオンの継続時間が所定の閾値に到達したときに前記一時手動変速モードから前記自動変速モードに復帰させる自動復帰手段と、
    前記閾値をアクセル開度の大小に比例して変更するための閾値マップがすべての変速段毎に作成されていて、当該各閾値マップが格納されている記憶手段とを含み、
    前記自動復帰手段は、一時手動変速モードの実行中に、アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段からの検出出力を、前記一時手動変速モードで成立させた変速段に対応する前記記憶手段の閾値マップに照合して前記閾値を決定する、ことを特徴とする車両用自動変速機の制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両用自動変速機の制御装置において、
    前記シフトレバーがシーケンシャルシフトレンジに配置されたときに手動による変速操作を可能とする手動変速モードをさらに実行する、ことを特徴とする車両用自動変速機の制御装置。
  4. 車両運転席近傍に設置されかつドライブポジションやシーケンシャルシフトポジションを選択するためのシフトレバーと、
    車両運転席近傍に設置されかつ自動変速モードの実行時に一時的にダウンシフトまたはアップシフトさせるための一時変速操作スイッチと、
    シフトレバーがドライブレンジに配置されたときに車両運転状況に応じて自動で変速する自動変速モードを実行するとともに、この自動変速モードにおいて前記一時変速操作スイッチが手動操作されたときに要求の変速段を成立させる一時手動変速モードを実行する制御装置とを含み、
    前記制御装置が、請求項1から3のいずれか1項に記載の構成とされる、ことを特徴とする車両用自動変速機の変速制御システム
  5. 請求項4に記載の車両用自動変速機の制御装置において、
    前記一時変速操作スイッチは、車両のステアリングホイールに設置されるパドルシフトスイッチとされる、ことを特徴とする車両用自動変速機の変速制御システム。
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