JP3755141B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置に関し、特に、音声、映像、または線画などの情報が入力され、入力されたこれらの情報を入力日時とともに記録する情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子カメラ等において、撮影された画像は、メモリなどの記憶装置に時系列的に記憶され、再生する際は、メモリに記憶された順番で(時系列で)再生されていた。
【0003】
例えば、図18に示すように、5月1日に画像A乃至Cの3つが記録され、5月21日に画像D,Eの2つが記録され、更に、5月22日に画像F乃至Jの5つが記録された場合、これらの画像は、図19に示すような順序でメモリに記憶されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の電子カメラでは、複数の画像がメモリに記憶されている場合に、これらの画像を再生すると、撮影された時間が古い順に再生されるようになされていた。
【0005】
即ち、図19の例では、先ず、画像Aが再生され、続いて、画像B乃至Jが順に再生されていた。
【0006】
このような場合、例えば、いま、画像G乃至Jを撮影したとし、撮影された画像を確認するために再生を行うと、先ず、以前に撮影された画像(画像A乃至F)が再生され、続いて、所望の画像G乃至Jが再生されることになる。従って、所望の画像が再生されるまでに、多くの時間を要するという課題があった。
【0007】
本発明は以上のような状況に鑑みてなされたものであり、電子カメラ等に記録された所望の情報が再生されるまでの時間を短縮することを可能とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の情報処理装置は、情報を入力する入力手段と、情報が入力された時点の入力時間を計時する計時手段と、情報と、計時手段の計時結果とを関連づけて記録する記録手段と、記録手段に記録された計時結果に基づいて情報を再生する際の再生単位を構成する再生単位構成手段と、再生単位構成手段によって構成された少なくとも1つ以上の再生単位の中から、計時結果を用いて、情報の入力時間が最も新しい再生単位を選択する選択手段と、情報の再生開始の指示に基づいて、選択手段によって選択された再生単位に基づく画像、または音声の少なくとも一方を最初に再生する再生手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
本発明の第1の情報処理装置においては、情報が入力され、情報が入力された時点の入力時間が計時され、情報と計時結果とが関連づけて記録され、記録された計時結果に基づいて情報を再生する際の再生単位が構成され、少なくとも1つ以上の再生単位の中から、計時結果を用いて、情報の入力時間が最も新しい再生単位が選択され、情報の再生開始の指示に基づいて、選択された再生単位に基づく画像、または音声の少なくとも一方が最初に再生される。
本発明の第2の情報処理装置は、情報を入力する入力手段と、情報を記録する記録手段と、記録手段に記録された情報の中から、再生する再生情報を選択する選択手段と、選択手段によって選択された再生情報に基づく画像、または音声の少なくとも一方を再生する再生手段とを備え、情報の再生開始の指示に基づいて、選択手段が、記録手段に最後に記録された第1の再生情報を選択し、再生手段が、第1の再生情報に基づく画像、または音声の少なくとも一方を最初に再生する第1の再生モードと、情報の再生開始の指示に基づいて、選択手段が、第1の再生情報と異なる第2の再生情報を選択し、再生手段が、第2の再生情報に基づく画像、または音声の少なくとも一方を最初に再生する第2の再生モードとを有することを特徴とする。
第2の再生情報は、記録手段に最初に記録された情報とすることができる。
情報が入力された時点の入力時間を計時する計時手段と、複数の日付を表示する表示手段と、表示手段によって表示された複数の日付の中から、所定の日付を指定する指定手段とをさらに設け、記録手段には、情報と、計時手段の計時結果とを関連付けて記録させ、選択手段には、指定手段によって指定された所定の日付に対応する計時結果と関連付けられて記録手段に記録された情報の再生情報を、第2の再生モードにおける第2の再生情報として選択させることができる。
本発明の第2の情報処理装置においては、情報が入力され、情報が記録され、記録された情報の中から、再生する再生情報が選択され、選択された再生情報に基づく画像、または音声の少なくとも一方が再生され、情報の再生開始の指示に基づいて、最後に記録された第1の再生情報が選択され、第1の再生情報に基づく画像、または音声の少なくとも一方が最初に再生され、または情報の再生開始の指示に基づいて、第1の再生情報と異なる第2の再生情報が選択され、第2の再生情報に基づく画像、または音声の少なくとも一方が最初に再生される。
本発明の第3の情報処理装置は、情報を入力する入力手段と、情報を記録する記録手段と、情報を再生する際の再生単位を構成する再生単位構成手段と、記録手段に記録された情報を再生する際に再生単位を選択する選択手段と、選択手段によって選択された再生単位に基づく画像、または音声の少なくとも一方を再生する再生手段とを備え、情報の再生開始の指示に基づいて、選択手段が、記録手段に最後に記録された第1の再生単位を選択し、再生手段が、第1の再生単位の情報に基づく画像、または音声の少なくとも一方を最初に再生する第1の再生モードと、情報の再生の指示に基づいて、選択手段が、第1の再生単位とは異なる第2の再生単位を選択し、再生手段が、第2の再生単位の情報に基づく画像、または音声の少なくとも一方を最初に再生する第2の再生モードとを有することを特徴とする。
情報が入力された時点の入力時間を計時する計時手段をさらに設け、記録手段には、情報と、計時手段の計時結果とを関連付けて記録させ、再生単位構成手段には、情報に関連付けられて記録手段に記録された計時結果をもとに、情報を再生する際の再生単位を構成し、第2の再生モードにおいて、第1の情報に関連付けられて記録された計時結果と、第1の情報の直前または直後に記録された第2の情報に関連付けられて記録された計時結果との時間差が所定の時間内である場合には、第1の情報と第2の情報とを、1つの再生単位として構成させることができる。
本発明の第3の情報処理装置においては、情報が入力され、情報が記録され、情報を再生する際の再生単位が構成され、記録された情報を再生する際に再生単位が選択され、選択された再生単位に基づく画像、または音声の少なくとも一方が再生され、情報の再生開始の指示に基づいて、最後に記録された第1の再生単位が選択され、第1の再生単位の情報に基づく画像、または音声の少なくとも一方が最初に再生され、または情報の再生の指示に基づいて、第1の再生単位とは異なる第2の再生単位が選択され、第2の再生単位の情報に基づく画像、または音声の少なくとも一方が最初に再生される。
本発明の第の情報処理装置は、情報を入力する入力手段と、情報が入力された時点の入力時間を計時する計時手段と、情報と、計時手段の計時結果とを関連づけて記録する記録手段と、記録手段に記録された情報の中から、再生する再生情報を選択する選択手段と、選択手段によって選択された再生情報に基づく画像、または音声の少なくとも一方を再生する再生手段と、選択手段によって再生手段で再生される再生情報を選択する際に、入力時間の少なくとも一部を指定する指定手段とを備え、選択手段は、指定手段によって指定された入力時間の少なくとも一部に対応する情報が記録手段に記録されていない場合には、指定手段によって指定された入力時間の少なくとも一部に最も近い計時結果に関連付けて記録手段に記憶された情報を選択することを特徴とする。
本発明の第の情報処理装置においては、情報が入力され、情報が入力された時点の入力時間が計時され、情報と計時結果とが関連づけて記録され、記録された情報の中から、再生する再生情報が選択され、選択された再生情報に基づく画像、または音声の少なくとも一方が再生され、再生される再生情報を選択する際に、入力時間の少なくとも一部が指定され、指定された入力時間の少なくとも一部に対応する情報が記録手段に記録されていない場合には、指定手段によって指定された入力時間の少なくとも一部に最も近い計時結果に関連付けて記憶された情報が選択される。
本発明の第の情報処理装置は、画像情報を入力する入力手段と、画像情報を記録する記録手段と、記録手段によって記録された画像情報を一時的に記憶するバッファメモリと、バッファメモリに記憶された画像情報に基づく画像を表示する再生手段と、再生手段による、記録手段に記録された画像情報に基づく画像の再生表示を指示する操作手段とを備え、操作手段による再生指示に基づいて、再生手段が、記録手段に最後に記録された第1の画像情報をバッファメモリに読み出して、第1の画像情報に基づく静止画像を最初に再生表示する再生モードを有することを特徴とする。
本発明の第の情報処理装置においては、画像情報が入力され、画像情報が記録され、記録された画像情報が一時的にバッファメモリに記憶され、バッファメモリに記憶された画像情報に基づく画像が表示され、記録手段に記録された画像情報に基づく画像の再生表示が指示され、再生指示に基づいて、記録手段に最後に記録された第1の画像情報をバッファメモリに読み出して、第1の画像情報に基づく静止画像が最初に再生表示される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0011】
図1及び図2は、本発明を適用した電子カメラの一実施例の構成を示す斜視図である。本実施例の電子カメラにおいては、被写体を撮影する場合において、被写体に向けられる面が面X1とされ、ユーザ側に向けられる面が面X2とされている。面X1の上端部には、被写体の撮影範囲の確認に用いられるファインダ2、被写体の光画像を取り込む撮影レンズ3、及び、被写体を照明する場合に発光される発光部(フラッシュランプ)4が設けられている。
【0012】
一方、面X1に対向する面X2の上端部(面X1の、ファインダ2、撮影レンズ3、発光部4が形成されている部分に対向する部分)には、上記ファインダ2、及びこの電子カメラ1に記録されている音声を出力するスピーカ5(再生手段)が設けられている。また、面X2に形成されているLCD6(再生手段、カレンダ表示手段)および操作キー7(メニューキー7A、実行キー7B、クリアキー7C、キャンセルキー7D、およびスクロールキー7E)は、ファインダ2、撮影レンズ3、発光部4、及びスピーカ5よりも、鉛直下側に形成されている。LCD6の表面上には、後述するペン型指示装置の接触操作により、指示された位置に対応する位置データを出力する、いわゆるタッチタブレット6A(入力手段、指定手段)が形成されている。
【0013】
このタッチタブレット6Aは、ガラス、樹脂等の透明な材料によって構成されており、ユーザは、タッチタブレット6Aの内側に形成されているLCD6に表示される画像を、タッチタブレット6Aを介して観察することができる。
【0014】
操作キー7は、LCD6に記録データを再生表示する場合などに操作されるキーであり、以下に示すキーによって構成されている。すなわち、メニューキー7Aは、LCD6上にメニュー画面を表示する場合に操作されるキーである。実行キー7Bは、ユーザによって選択された記録情報を再生する場合に操作されるキーである。
【0015】
クリアキー7Cは、記録した情報を削除する場合に操作されるキーである。キャンセルキー7Dは、記録情報の再生処理を中断する場合に操作されるキーである。スクロールキー7Eは、LCD6に記録情報の一覧が表示されている場合において、画面を上下方向にスクロールさせるときに操作されるキーである。
【0016】
電子カメラ1の上面である面Zには、音声を集音するマイクロホン8(入力手段)、及び図示せぬイヤホンが接続されるイヤホンジャック9が設けられている。
【0017】
左側面(面Y1)には、被写体を撮像するときに操作されるレリーズスイッチ10、電源スイッチ11、および、ACアダプタを接続するためのACアダプタジャック15が設けられている。
【0018】
一方、面Y1に対向する面Y2(右側面)には、音声を録音するときに操作される録音スイッチ12と、撮影時の連写モードを切り換えるときに操作される連写モード切り換えスイッチ13が設けられている。なお、録音スイッチ12は、面Y1のレリーズスイッチ10とほぼ同じ高さに形成されており、左右どちらの手で持っても、違和感のないように構成されている。
【0019】
なお、録音スイッチ12とレリーズスイッチ10の高さを、あえて異ならせることにより、一方のスイッチを押す場合に、この押圧力によるモーメントを打ち消すために反対側の側面を指で保持したとき、誤ってこの反対側の側面に設けられたスイッチが押されてしまわないようにしてもよい。
【0020】
上記連写モード切り換えスイッチ13は、ユーザがレリーズスイッチ10を押して被写体を撮影するとき、被写体を1コマだけ撮影するのか、または、所定の複数コマ撮影するのかを設定する場合に用いられる。例えば、連写モード切り換えスイッチ13の指針が「S」と印刷された位置に切り換えられている(すなわち、Sモードに切り換えられている)場合において、レリーズスイッチ10が押されると、1コマだけ撮影が行われるようになされている。
【0021】
また、連写モード切り換えスイッチ13の指針が「L」と印刷された位置に切り換えられている(すなわち、Lモードに切り換えられている)場合において、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズスイッチ10の押されている期間中、1秒間に8コマの撮影が行われるようになされている(すなわち、低速連写モードになる)。
【0022】
さらに、連写モード切り換えスイッチ13の指針が「H」と印刷された位置に切り換えられている(すなわち、Hモードに切り換えられている)場合において、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズスイッチ10の押されている期間中、1秒間に30コマの撮影が行われるようになされている(すなわち、高速連写モードになる)。
【0023】
次に、電子カメラ1の内部の構成について説明する。図3は、図1及び図2に示す電子カメラの内部の構成例を示す斜視図である。CCD20(入力手段)は、撮影レンズ3の後段(面X2側)に設けられており、撮影レンズ3を介して結像する被写体の光画像を電気信号に光電変換するようになされている。
【0024】
LCD6の鉛直下側には、円柱形状の4本のバッテリ(単3型乾電池)21が縦に並べられており、このバッテリ21が発生する電力が装置の各部に供給される。また、発光部4を発光させるための電荷を蓄積しているコンデンサ22は、バッテリ21と並べて配置されている。
【0025】
回路基板23には、この電子カメラ1の各部を制御する種々の制御回路が形成されている。また、回路基板23と、LCD6及びバッテリ21の間には、挿抜可能なメモリカード24(記録手段)が設けられており、この電子カメラ1に入力される各種の情報が、メモリカード24の予め設定されている領域に記録される。
【0026】
なお、本実施例においては、メモリカード24は挿抜可能とされているが、回路基板23上にメモリを設け、そのメモリに各種情報を記録するようにしてもよい。また、メモリ(メモリカード24)に記録されている各種情報を、図示せぬインタフェースを介して外部のパーソナルコンピュータに出力することができるようにしてもよい。
【0027】
次に、本実施例の電子カメラ1の内部の電気的構成を、図4のブロック図を参照して説明する。レンズ駆動回路30は、CPU36(再生単位構成手段、選択手段、カレンダ表示手段、検索手段)に制御され、撮影レンズ3を光軸方向に移動させ、オートフォーカスを実行する。複数の画素を備えているCCD20は、各画素に結像した光画像を画像信号(電気信号)に光電変換するようになされている。また、CCD駆動回路39は、ディジタルシグナルプロセッサ(以下、DSPという)33に制御され、CCD20を駆動するようになされている。
【0028】
画像処理部31は、CCD20が光電変換した画像信号を所定のタイミングで相関二重サンプリングすると共に、オートゲインコントロールにより、サンプリングされた画像信号の信号値が最適となるよう制御する。アナログ/ディジタル変換回路(以下、A/D変換回路という)32は、画像処理部31でサンプリングした画像信号をディジタル化してDSP33に供給するようになされている。
【0029】
DSP33は、ディジタル化された画像信号に後述する所定の処理を施し、圧縮伸長回路およびメモリコントローラ(以下、圧縮伸長回路と略記する)34に供給する。圧縮伸長回路34は、DSP33から供給された画像信号(以下、単に撮影画像データという)を圧縮し、CPU36の制御に応じて、メモリカード24の所定の領域(撮影画像記録領域)に格納するようになされている。
【0030】
タイマ45(計時手段)は、撮影した日時(年、月、日、時間)の情報を画像データのヘッダ情報として、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録するようになされている(すなわち、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録される撮影画像データには、撮影日時のデータが付随している)。
【0031】
マイクロホン8は、音声を入力し(音声を集音し)、対応する電気信号に変換して音声IC(Integrated Ciruit)38に供給する。音声IC38は、入力された音声信号をA/D変換するとともに、ADPCM(Adaptive Differential Pulse Code Modulation)による圧縮処理を施し、CPU制御バスを介してCPU36に供給する。
【0032】
CPU36は、ディジタル化されて圧縮された音声データをCPU制御バスを介してメモリカード24の所定の領域(音声記録領域)に記録するようになされている。また、このとき、メモリカード24の音声記録領域には、録音日時のデータが音声データのヘッダ情報として記録されるようになされている。
【0033】
ユーザの操作するペン型指示装置(以下、ペンと略記する)46(入力手段、指定手段)によってタッチタブレット6Aの所定の位置が押圧されると、CPU36は、タッチタブレット6Aの押圧された位置のX−Y座標を読み取り、その座標データ(後述する線画情報)をバッファメモリ35に格納するようになされている。また、CPU36は、バッファメモリ35に格納された線画情報を、線画情報入力日時のヘッダ情報とともに、メモリカード24の線画情報記録領域に記録するようになされている。
【0034】
フレームメモリ47は、CPU制御バスを介して送られてきた画像データを記憶し、LCD6に表示するようになされている。但し、圧縮処理が施された撮影画像データは、一旦、圧縮伸長回路34に入力され、そこで、伸長されてからフレームメモリ47に供給されるようになされている。
【0035】
更に、メモリカード24から出力された音声データは、音声IC38によりディジタル/アナログ変換(以下、D/A変換という)が施され、アナログ信号に変換された後、スピーカ5に供給され、音声として出力されるようになされている。
【0036】
フラッシュランプ駆動回路41は、CPU36によって制御され、発光部4に内蔵されているフラッシュランプ42を駆動するようになされている。また、赤目軽減ランプ駆動回路43は、同様に、CPU36によって制御され、発光部4に内蔵されている赤目軽減ランプ44を駆動するようになされている。なお、この赤目軽減ランプ44は、フラッシュランプ42が点灯される直前に発光されるようになされており、これにより被写体となる人物の瞳孔が閉じられるので、撮影された画像中の人物の目が赤くなる、いわゆる赤目を軽減することができる。
【0037】
検出回路40は、バッテリ21の電圧を対応するディジタル信号に変換し、CPU36に供給する。CPU36は、検出回路40から供給されるディジタル信号により、バッテリ21の残量を検知することができる。
【0038】
次に、本実施例の電子カメラ1の各種動作について説明する。
【0039】
まず、本装置の音声情報の入出力処理(但し、音声情報のみの入出力処理)について説明する。
【0040】
電源スイッチ11が操作されることにより電子カメラ1に電源が投入された後、面Y2に設けられている録音スイッチ12が押されると、音声の録音処理(音声情報の入力処理)が開始される。音声情報はマイクロホン8を介して入力され、音声IC38によりA/D変換と圧縮処理が施された後、CPU36に供給される。
【0041】
CPU36に供給された音声データは、メモリカード24に供給され、音声記録領域に記録される。このとき、メモリカード24の音声記録領域には、録音日時のデータが、ヘッダ情報として記録される。このような動作が、録音スイッチ12を押圧している期間中、連続して行われる。
【0042】
なお、この場合における音声は、ADPCM方式で圧縮されるようにしたが、他の圧縮方式を用いるようにしてもよい。
【0043】
次に、本実施例による被写体の撮影時の動作について説明する。
【0044】
第1に、面Y2に設けられている連写モード切り換えスイッチ13が、Sモード(1コマだけ撮影を行うモード)に切り換えられている場合について説明する。最初に、面Y1に設けられている電源スイッチ11をユーザが操作することにより、電子カメラ1に電源を投入する。ファインダ2で被写体を確認し、面Y1に設けられているレリーズスイッチ10を押すと、被写体の撮影処理が開始される。
【0045】
ファインダ2で観察される被写体の光画像が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備えるCCD20上に結像する。CCD20に結像した被写体の光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処理部31によってサンプリングされる。画像処理部31によってサンプリングされた画像信号は、A/D変換回路32に供給され、そこでディジタル化されてDSP33に出力される。
【0046】
DSP33は、RGB(Red Green Blue)信号から色差信号を生成する処理を行うとともに、非線形処理であるγ処理を施す。圧縮伸長回路34は、DSP33から供給された画像データを、離散的コサイン変換、量子化及びハフマン符号化を組み合わせたJPEG(Joint Photografic Experts Group)方式に従って圧縮し、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録させる。このとき、メモリカード24の撮影画像記録領域には、撮影日時のデータが、撮影画像データのヘッダ情報として記録される。
【0047】
なお、連写モード切り換えスイッチ13がSモードに切り換えられている場合においては、1コマの撮影だけが行われ、レリーズスイッチ10が継続して押され続けても、それ以降の撮影は行われず、LCD6上に撮影された画像が表示される。
【0048】
第2に、連写モード切り換えスイッチ13がLモード(1秒間に8コマの連写を行うモード)に切り換えられている場合について説明する。電源スイッチ11を操作することにより、電子カメラ1に電源を投入し、面Y1に設けられているレリーズスイッチ10を押すと、被写体の撮影処理が開始される。
【0049】
ファインダ2で観察される被写体の光画像が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備えるCCD20に結像する。CCD20に結像した被写体の光画像は画像信号に光電変換され、画像処理部31によって1秒間に8回の割合でサンプリングされる。また、このとき、画像処理部31は、CCD20の全画素のうち4分の1の画素をサンプリングする。
【0050】
すなわち、画像処理部31は、マトリクス状に配列されているCCD20の画素を、図5に示すように、2×2画素(4つの画素)の領域に分割し、各領域の所定の位置に配置されている1画素の画像信号をサンプリングし、残りの3画素を間引く。
【0051】
例えば、第1回目のサンプリング時(1コマ目)においては、各基本単位の左上の画素aがサンプリングされ、その他の画素b,c,dが間引かれる。第2回目のサンプリング時(2コマ目)においては、各基本単位の右上の画素bがサンプリングされ、その他の画素a,c,dが間引かれる。以下、第3回目、第4回目のサンプリング時においては、左下の画素c、右下の画素dが、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が間引かれる。つまり、各画素は4回に1回だけサンプリングされる。
【0052】
画像処理部31によってサンプリングされた画像信号(CCD20の全画素中の4分の1の画素の画像信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこでディジタル化されてDSP33に出力される。
【0053】
DSP33は、ディジタル化された画像信号に対して前述した処理を施し、圧縮伸長回路34に出力する。圧縮伸長回路34は、画像信号に対してJPEG方式に基づく圧縮処理を施し、CPU制御バスを介して、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録する。このとき、メモリカード24の撮影画像記録領域には、撮影日時のデータが、撮影画像データのヘッダ情報として記録される。
【0054】
第3に、連写モード切り換えスイッチ13がHモード(1秒間に30コマの連写を行うモード)に切り換えられている場合について説明する。電源スイッチ11を操作することにより、電子カメラ1の電源をONの状態にし、面Y1に設けられているレリーズスイッチ10を押すと、被写体の撮影処理が開始される。
【0055】
ファインダ2で観察される被写体の光画像が撮影レンズ3によって集光され、CCD20に結像する。複数の画素を備えるCCD20に結像した被写体の光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処理部31によって1秒間に30回の割合でサンプリングされる。また、このとき、画像処理部31は、CCD20の全画素のうち9分の1の画素をサンプリングする。
【0056】
すなわち、画像処理部31は、マトリクス状に配列されているCCD20の画素を、図6に示すように、3×3画素を1つとする領域に分割し、その1つの領域から、所定の位置に配置されている1画素の画像電気信号を、1秒間に30回の割合でサンプリングし、残りの8画素を間引く。
【0057】
例えば、第1回目のサンプリング時(1コマ目)においては、各領域の左上の画素aがサンプリングされ、その他の画素b乃至iが間引かれる。第2回目のサンプリング時(2コマ目)においては、画素aの右側に配置されている画素bがサンプリングされ、その他の画素a,c乃至iが間引かれる。以下、第3回目以降のサンプリング時においては、画素c、画素d・・・が、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が間引かれる。つまり、9コマ毎に各画素がサンプリングされる。
【0058】
画像処理部31によってサンプリングされた画像信号(CCD20の全画素中の9分の1の画素の画像信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこでディジタル化されてDSP33に出力される。
【0059】
DSP33は、ディジタル化された画像信号に前述の処理を施し、圧縮伸長回路34に供給する。圧縮伸長回路34は、JPEG方式に従って画像信号に圧縮処理を施した後、タイマ45から供給される撮影日時をヘッダ情報として付加し、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録する。
【0060】
次に、タッチタブレット6Aから2次元の線画情報(ペン入力情報)を入力する場合の動作について説明する。タッチタブレット6Aがペン46のペン先で押圧されると、接触した箇所のX−Y座標がCPU36に供給される。このX−Y座標は、バッファメモリ35に格納されるとともに、フレームメモリ47の内部の上記X−Y座標の各点に対応した箇所にデータが書き込まれ、LCD6上に表示される。
【0061】
上述したように、LCD6の表面上に形成されているタッチタブレット6Aは、透明部材によって構成されているので、ユーザは、LCD6上に表示される点(ペン46のペン先で押圧された位置の点)を観察することができ、あたかもLCD6上に直接ペン入力をしたかのように感じることができる。また、ペン46をタッチタブレット6A上で移動させると、LCD6上には、ペン46の移動に伴う線が描画される。さらに、ペン46をタッチタブレット6A上で断続的に移動させると、LCD6上には、ペン46の移動に伴う破線が表示される。以上のようにして、ユーザは、タッチタブレット6A(LCD6)から所望の文字、図形等の線画情報を入力することができる。
【0062】
また、LCD6上に撮影画像が表示されている場合において、ペン46によって線画情報が入力されると、この線画情報が、撮影画像情報とともに、フレームメモリ47で合成され、LCD6上に表示される。
【0063】
なお、ユーザは、図示せぬ色選択スイッチを操作することによって、LCD6上に表示される線画の色を、黒、白、赤、青等の色から選択することができる。
【0064】
ペン46によるタッチタブレット6Aへの線画情報の入力後、操作キー7の実行キー7Bが押されると、バッファメモリ35に格納されている線画情報が、入力日時のヘッダ情報とともにCPU制御バスを介してメモリカード24に供給され、線画情報記録領域に記録される。
【0065】
なお、メモリカード24に記録される線画情報は、圧縮処理の施された情報である。タッチタブレット6Aに入力された線画情報は空間周波数成分の高い情報を多く含んでいるので、撮影画像の圧縮に用いられる上記JPEG方式によって圧縮処理を行うと、圧縮効率が悪く、情報量を削減できないので、圧縮及び伸長に必要な時間が長くなってしまう。さらに、JPEG方式による圧縮は、非可逆圧縮であるので、情報量の少ない線画情報の圧縮には適していない(伸長してLCD6上に表示した場合、情報の欠落に伴うギャザ、にじみが際だってしまうため)。
【0066】
そこで、本実施例においては、ファックス等において用いられるランレングス法によって、線画情報を圧縮するようにしている。ランレングス法とは、線画画面を水平方向に走査し、黒、白、赤、青等の各色の情報(点)の継続する長さ、及び無情報(ペン入力のない部分)の継続する長さを符号化することにより、線画情報を圧縮する方法である。
【0067】
このランレングス法を用いることにより、線画情報を有効に圧縮することができ、また、圧縮された線画情報を伸長した場合においても、情報の欠落を抑制することが可能になる。なお、線画情報は、その情報量が比較的少ない場合には、圧縮しないようにすることもできる。
【0068】
また、上述したように、LCD6上に撮影画像が表示されている場合において、ペン入力を行うと、撮影画像データとペン入力の線画情報がフレームメモリ47で合成され、撮影画像と線画の合成画像がLCD6上に表示される。その一方で、メモリカード24においては、撮影画像データは、撮影画像記録領域に記録され、線画情報は、線画情報記録領域に記録される。このように、2つの情報が、各々異なる領域に記録されるので、ユーザは、撮影画像と線画の合成画像から、いずれか一方の画像(例えば線画)を削除することができ、さらに、各々の画像情報を個別の圧縮方法で圧縮することもできる。
【0069】
メモリカード24の音声記録領域、撮影画像記録領域、または線画情報記録領域にデータを記録した場合、図7に示すように、LCD6に所定の表示が行われる。図7に示す表示例においては、情報を記録した時点の年月日(記録年月日)(この場合、1995年8月25日)が画面の下端部に表示され、その記録年月日に記録された情報の記録時刻が画面の最も左側に表示されている。
【0070】
記録時刻の右隣には、サムネイル(Thumb Nail)画像が表示されている。このサムネイル画像は、メモリカード24に記録された撮影画像データの各画像データのビットマップデータを間引いて(縮小して)作成されたものである。この表示のある情報は、撮影画像情報を含む情報である。つまり、「10時16分」と「10時21分」に記録(入力)された情報には、撮影画像情報が含まれており、「10時05分」、「10時28分」、「10時54分」、「13時10分」に記録された情報には、画像情報が含まれていない。
【0071】
また、メモ記号「*」は、線画情報として所定のメモが記録されていることを表している。
【0072】
サムネイル画像の表示領域の右側には、音声情報バーが表示され、録音時間の長さに対応する長さのバー(線)が表示される(音声情報が入力されていない場合は、表示されない)。
【0073】
なお、サムネイル画像や音声情報バーなどの表示の順序は、メモリカード24に記録されている順番(時系列順)とされている。即ち、1画面で表示することができない多数の情報が記録されている場合に、この画面の表示処理を行うと、最も古い記録情報が最初の行に表示され、以下、記録日時(撮影日時、入力日時、または録音日時)が古い順に表示されることになる。
【0074】
ユーザは、図7に示すLCD6の所望の情報の表示ラインのいずれかの部分を、ペン46のペン先で押圧して再生する情報を選択指定し、図2に示す実行キー7Bをペン46のペン先で押圧することにより、選択した情報を再生させることができる。
【0075】
例えば、図7に示す「10時05分」の表示されているラインがペン46によって押圧されると、CPU36は、選択された録音日時(10時05分)に対応する音声データをメモリカード24から読み出し、音声IC38に供給する。音声IC38は、音声データ(圧縮されている音声データ)に伸長処理を施し、更にD/A変換を施してアナログ信号に変換してスピーカ5に供給する。スピーカ5は、供給されたアナログ信号を音声に変換し、出力する。なお、イヤホンジャック9に図示せぬイヤホンが接続されている場合においては、スピーカ5からは音声が再生されず、図示せぬイヤホンにより音声が再生される。
【0076】
メモリカード24に記録した撮影画像データを再生する場合、ユーザは、所望のサムネイル画像をペン46のペン先で押圧することにより、その情報を選択し、続いて、実行キー7Bを押すことにより、選択した情報を再生させる。
【0077】
CPU36は、選択された撮影日時に対応する撮影画像データをメモリカード24から読み出し、圧縮伸長回路34に供給する。圧縮伸長回路34に供給された撮影画像データ(圧縮されている撮影画像データ)はそこで伸長され、CPU36に再び出力される。CPU36は、この撮影画像データをビットマップデータとしてフレームメモリ47に一旦格納させた後、LCD6に表示させる。
【0078】
Sモードで撮影された画像は、LCD6上に、静止画像として表示される。この静止画像は、CCD20の全ての画素の画像信号を再生したものであることはいうまでもない。
【0079】
Lモードで撮影された画像は、LCD6上において、1秒間に8コマの割合で連続して表示される。このとき、各コマに表示される画素数は、CCD20の全画素数の4分の1である。
【0080】
人間の視覚は、静止画像の解像度の劣化に対しては敏感であるため、静止画像の画素を間引くと、ユーザはこれを容易に感知してしまう。しかしながら、1秒間に8コマの画像が再生されるLモードでは、各コマの画素数はCCD20の画素数の4分の1になるが、前述のように1秒間に8コマの画像が再生されるので、単位時間当たりの情報量は、静止画像の場合に比べて2倍になる。
【0081】
すなわち、Sモードで撮影された画像の1コマの画素数を1とすると、Lモードで撮影された画像の1コマの画素数は1/4となる。Sモードで撮影された画像(静止画像)がLCD6に表示された場合、1秒間に人間の目に入る情報量は1(=(画素数1)×(コマ数1))となる。一方、Lモードで撮影された画像がLCD6に表示された場合、1秒間に人間の目に入る情報量は2(=(画素数1/4)×(コマ数8))となる(すなわち、人間の目には、静止画像の2倍の情報が入る)。従って、1コマ中の画素の数を4分の1にした場合でも、再生時において、ユーザは、画質の劣化をさほど気にしない。
【0082】
さらに、本実施例においては、各コマ毎に異なる画素をサンプリングし、そのサンプリングした画素をLCD6に表示するようにしているので、人間の目に残像効果が起こり、1コマ当たり4分の3画素を間引いたとしても、ユーザは、画質の劣化をさほど気にすることなく、LCD6に表示されるLモードで撮影された画像を観察することができる。
【0083】
また、Hモードで撮影された画像は、LCD6上において、1秒間に30コマの割合で連続して表示される。このとき、各コマに表示される画素数は、CCD20の全画素数の9分の1であるが、Lモードの場合と同様の理由で、ユーザは、画質の劣化をさほど気にすることなくLCD6に表示されるHモードで撮影された画像を観察することができる。
【0084】
本実施例においては、Lモード及びHモードで被写体を撮像する場合、画像処理部31が、再生時における画質の劣化が気にならない程度にCCD20の画素を間引くようにしているので、DSP33と圧縮伸長回路34の負荷を低減することができ、これらを、低速度、低電力で作動させることができる。また、このことにより、装置の低コスト化及び低消費電力化が可能になる。
【0085】
次に、本発明を適用した再生方法について説明する。
【0086】
図8は、本実施例における再生モードの選択画面の表示例を示している。この図において、「NORMAL」は、通常再生モードを示しており、このモードが選択されると、従来の場合と同様に、時系列順(メモリカード24に記憶されている順序)で記録情報が再生される。
【0087】
「REVERSE」は、逆再生モードを示しており、このモードが選択されると、時系列と逆の順序(メモリカード24に記憶されているのとは逆の順序)で記録情報が再生されることになる。なお、この再生モードは、後述するイベント再生モード、または、デイリー再生モードの特殊な場合に相当するので詳細な説明は後述する。
【0088】
「EVENT」は、イベント再生モードを示しており、このモードが選択されると、所定の時間を基準として再生単位が構成され、この再生単位毎に再生が実行される。
【0089】
図9は、イベント再生モードにおける再生処理の一例を説明するフローチャートである。この処理は、図8に示す「EVENT」が選択された場合に実行されるようになされている。
【0090】
この処理が実行されると、CPU36は、変数i,n,jをそれぞれ“1”,“2”,“1”に初期設定する。そして、ステップS11では、生成された再生単位を格納する2次元配列の第(1,1)番目(UNIT[1][1])の値を“1”に初期設定する。
【0091】
なお、UNIT[j][n]は、第j番目の再生単位を構成する第n番目の記録データを指示する値(記録データの序数)を格納する配列である。
【0092】
次に、ステップS12において、CPU36は、メモリカード24の第i番目に記憶されている記録データの記録日時を取得する。なお、この場合、記録データは、画像データ、音声データ、または、線画データを意味しており、また、記録日時は、撮影日時、入力日時、または、録音日時を示している。
【0093】
そして、ステップS13では、第i+1番目に記憶されている記録データの記録日時を取得する。
【0094】
例えば、図11に示す記録データの例では、第1番目に記録された情報は、記録データAであるので、ステップS11において、UNIT[1][1]に格納される値“1”は、記録データAを指示することになる。
【0095】
いま、i=1であるので、ステップS11とステップS12の処理により、第1番目と第2番目に記憶されている記録データの記録日時が取得されることになる。例えば、図11に示す例では、第1番目の記録データAと第2番目の記録データBの記録日時が取得されることになる。
【0096】
次に、ステップS14では、第i番目と第i+1番目に記憶されている記録データの記録日時の差を計算し、その時間差が30分以内であるか否かが判定される。判定の結果、時間差が30分未満である(YES)場合はステップS15に分岐し、また、30分以上である(NO)場合には、ステップS17に分岐する。
【0097】
ステップS14において、時間差が30分未満である(YES)と判定された場合は、ステップS15に分岐し、UNIT[j][n]に値(i+1)が代入される。そして、ステップS16に進み、nの値が1だけインクリメントされ、ステップS19に進む。
【0098】
いま、j=1,n=2であり、記録データA,Bの時間差が30分未満であるとすると、UNIT[1][2]に、記録データBを示す値“2”(記録データBは第2番目に記録されたデータである)が格納される。その結果、記録データAと記録データBとは、同一の再生単位(図11の再生単位1)とされる。
【0099】
ステップS14で、第i番目の記録データと第i+1番目の記録データの時間差が30分以上である(NO)と判定された場合は、ステップS17に分岐する。ステップS17では、jの値が“1”だけインクリメントされ、また、nの値が“1”に再設定される。そして、ステップS18に進み、UNIT[j][n]に値(i+1)が代入される。なお、この部分の具体的な処理については、後述する。
【0100】
ステップS19では、iの値が1だけインクリメントされ、ステップS20に進む。ステップS20では、メモリカード24に格納されている記録データの全てに対する処理が完了したか否かが判定される。判定の結果、全ての記録データに対する処理が終了していない(NO)と判定されると、ステップS12に戻り、同様の処理が繰り返される。また、全ての記録データに対する処理が完了した(YES)と判定された場合は、処理を終了する(エンド)。
【0101】
いま、記録データA,Bに対する処理のみが完了した状態であるので、ステップS20ではNOと判定され、ステップS12に復帰することになる。
【0102】
2回目の処理では、ステップS14において、記録データBとCの時間差が判定される。いま、これらの時間差が30分未満である(YES)とすると、1回目の処理の場合と同様に、ステップS15に分岐する。そして、いま、j=1,n=3,i=2であるので、ステップS15において、UNIT[1][3]に値3(=i+1)が格納される。換言すると、記録データC(第3番目の記録データ)は、第1番目の再生単位(図11の再生単位1に対応する)の第3番目の構成要素とされる。
【0103】
そして、ステップS20では、未処理の記録データが残っているので、NOと判定され、ステップS12に復帰する。
【0104】
3回目の処理では、ステップS14において、記録データCと記録データDの時間差が比較され、その結果、時間差が30分以上(NO)と判定され、ステップS17に進む。ステップS17では、jの値が“1”だけインクリメントされ、また、nが“1”に再設定される。そして、ステップS18において、UNIT[j][n]に値(i+1)が代入される。
【0105】
いま、ステップS17の処理の結果、j=2,n=1となっており、また、i=3であるので、UNIT[2][1]に値4(=3+1)が格納される。即ち、記録データD(第4番目の記録データ)は、第2番目の再生単位(図11の再生単位2に対応する)の第1番目の構成要素とされる。
【0106】
同様の処理が繰り返され、図11に示す再生単位1乃至4が構成されることになる。即ち、第1番目の再生単位であるUNIT[1][1]乃至UNIT[1][3]に、記録データA乃至Cを示す値1乃至3がそれぞれ格納され、第2番目の再生単位であるUNIT[2][1]に記録データDを示す値4が格納され、第3番目の再生単位であるUNIT[3][1]乃至UNIT[3][2]に記録データE,Fを示す値5と6がそれぞれ格納され、更に、第4番目の再生単位であるUNIT[4][1]乃至UNIT[4][4]に、記録データG乃至Jを示す値7乃至10がそれぞれ格納される。
【0107】
なお、図11の例では、記録データE,Fは、それぞれ、5月21日と5月22日に記録されたものであるが、時間差が30分未満であるので、同じ再生単位とされている。このような処理を行う理由は、所定の時間(本実施例では30分)以内に記録されたデータは、同一のイベント(出来事)に関する情報であることが多いためである。
【0108】
また、以上の実施例では、時間差が30分未満である場合に同一の再生単位とするようにしたが、本発明は、30分に限定されるものではない。更に、この時間差をユーザが設定できるようにしてもよい。
【0109】
図10は、図9の処理により形成された再生単位に基づき記録データを再生する処理の一例を説明するフローチャートである。
【0110】
この処理は、図9に示す処理が実行された後に引き続き実行される。
【0111】
ステップS40が実行されると、CPU36は、変数iを“1”に初期設定し、また、変数Jに図9の処理で得られたjの値(再生単位の数)を代入する。そして、ステップS41に進み、UNIT[J][n]に格納されている値(記録データの序数)に対応する記録データを再生する。
【0112】
いま、J=4(再生単位の数=4)であるので、UNIT[4][1]に格納されている値“7”(第7番目に記録されている記録データGを表す)に対応する記録データGがメモリカード24から読み出され、再生される。即ち、記録データGが画像データである場合、CPU36は、メモリカード24から記録データGを読み出し、圧縮伸長回路34に供給する。その結果、記録データGがLCD6に表示されることになる。
【0113】
そして、ステップS42では、nの値が1だけインクリメントされ、ステップS43に進む。ステップS43では、UNIT[J][n]に値が格納されているか否かが判定される。即ち、UNIT[J][n]=NULL(=0)である場合、第J番目の再生単位の第n番目のデータは存在しない(YES)と判定し、ステップS44に進む。また、UNIT[J][n]≠NULL(=0)である場合、第J番目の再生単位の第n番目のデータが存在する(NO)ので、ステップS41に戻り同様の処理を繰り返す。
【0114】
いま、1回目の処理であり、J=4,n=2であるので、ステップS43では、UNIT[J][n]=8(記録データHを示す序数)であることから、NOと判定され、ステップS41に戻る。
【0115】
ステップS43で、YESと判定された場合は、ステップS44に進み、Jが1だけディクリメントされるとともに、nの値が1に再設定され、ステップS45に進む。ステップS45では、UNIT[J][n]=NULLであるか否かが判定される。判定の結果、UNIT[J][n]≠NULLである(NO)と判定された場合(記録データが存在する場合)は、ステップS41に戻り同様の処理を繰り返す。また、UNIT[J][n]=NULLである(YES)と判定された場合(記録データが存在しない場合)は、処理を終了する(エンド)。
【0116】
いま、図11に示す再生単位4の再生処理が繰り返され、n=4となり、ステップS41の処理において、再生単位4の記録データJが再生された場合、ステップS43において、UNIT[4][5]=NULL(第4番目の再生単位の第5番目の記録データは存在しない(YES))と判定され、ステップS44に進む。ステップS44の処理の結果、J=3,n=1となるので、UNIT[3][1]≠NULL(第3番目の再生単位の第1番目の記録データが存在する(NO))と判定され、ステップS41に戻る。
【0117】
そして、次の処理において、第3番目の再生単位の記録データE,Fが順に再生され、続いて、第2番目の再生単位の記録データDが再生され、第1番目の再生単位の記録データA,B,Cが順に再生されることになる。
【0118】
この様な処理によれば、イベントごとに記録データがまとめられ、現在に近い情報から順に再生されるので、所望の情報を迅速に再生することが可能となる。
【0119】
また、図8において、「DAILY」が選択された場合は、図12に示す処理が実行される。
【0120】
なお、この図において、ステップS62乃至S64以外の処理は、図9の場合と同様であるので、その説明は適宜省略する。
【0121】
この処理では、ステップS62において、第i番目の記録データの記録年月日が取得され、また、ステップS63においては、第i+1番目の記録データの記録年月日が取得される。
【0122】
そして、ステップS64では、第i番目と第i+1番目の記録データが同じ記録年月日であるか否か(同じ日に記録されたか否か)が判定される。
【0123】
その他の処理は、図9における場合と同様である。
【0124】
このような処理によれば、同じ記録年月日に記録された記録データが同一の再生単位とされるので、図13に示すような再生単位が構成されることになる。
【0125】
即ち、第1番目の再生単位であるUNIT[1][1]乃至UNIT[1][3]には、記録データA乃至Cを示す値1乃至3がそれぞれ格納され、第2番目の再生単位であるUNIT[2][1]乃至UNIT[2][2]には、記録データD,Eを示す値4と5がそれぞれ格納され、更に、第3番目の再生単位であるUNIT[3][1]乃至UNIT[3][5]には、記録データF乃至Jを示す値6乃至10がそれぞれ格納される。
【0126】
以上の処理により構成された構成単位は、図10に示す処理により、図11においてF,G,H,I,Jの順で再生が行われ、次に、D,Fが、そして、A,B,Cの順で再生される。
【0127】
このような処理によれば、記録データから記録日に応じて再生単位を構成し、この再生単位ごとに再生を行うことができるので、所望の情報を迅速に再生することが可能となる。
【0128】
図8において、「CALENDER」が選択された場合、図14に示すカレンダが表示されることになる。
【0129】
図14に示すように、このカレンダでは、データの記録がなされた日にちには○が付加されているので、記録データの有無を簡単に知ることができる。
【0130】
なお、このようなカレンダを表示する場合、先ず、記録がなされた月のうち、現在に最も近い月のカレンダを最初に表示するようにすれば、効率的に記録データの再生を行うことができる。
【0131】
なお、表示されているカレンダの月を変更するには、ペン46によりスクロールキー7Eを押圧すればよい。
【0132】
また、この表示例では、1カ月分のカレンダのみが表示されているが、同時に複数の月のカレンダを表示するようにしてもよい。
【0133】
このようなカレンダ上において、○が付加された日にちがペン46により押圧された場合は、図15に示す処理が実行される。
【0134】
この処理が実行されると、ステップS90において、CPU36は、変数iを1に初期設定する。そして、ステップS91に進み、CPU36は、メモリカード24に格納されている第i番目の記録データの記録年月日を取得する。そして、ステップS92において、第i番目の記録データの記録年月日とカレンダ上で指定された記録年月日とが等しいか否を判定する。
【0135】
ステップS92において、第i番目の記録データの記録年月日がカレンダ上で指定された記録年月日と等しい(YES)と判定された場合は、ステップS93に進み、また、第i番目の記録データの記録年月日がカレンダ上で指定された記録年月日と等しくない(NO)と判定された場合は、ステップS93の処理をスキップし、ステップS94に進む。
【0136】
ステップS92において、第i番目の記録データの記録年月日がカレンダ上で指定された記録年月日と等しい(YES)と判定された場合は、ステップS93に進み、第i番目の記録データが再生され、ステップS94に進む。
【0137】
いま、カレンダ上で指定された日にちが“1”である(5月1日である)場合、1回目の処理(i=1)において、図11に示す記録データA(第1番目の記録データ)の記録年月日がメモリカード24から読み出され、ステップS92において、YESと判定されるので、ステップS93において記録データAの再生が開始される。
【0138】
ステップS94では、iの値が1だけインクリメントされ、ステップS95に進む。ステップS95では、第i番目のデータが存在するか否かが判定され、存在する(YES)と判定された場合には、ステップS91に戻り同様の処理が繰り返される。また、第i番目のデータが存在しない(NO)と判定された場合は、処理を終了する(エンド)。
【0139】
いま、i=1であるので、ステップS94の処理の結果、i=2とされる。そして、ステップS95では、第2番目の記録データ(図11の記録データBに対応する)が存在する(YES)と判定され、ステップS91に戻る。そして、第2回目の処理では、図11に示す記録データBが再生される。続いて、第3回目の処理では、記録データCが再生される。それ以降の処理では、ステップS92において、第i番目の記録年月日とカレンダ上で指定された年月日が等しくない(NO)と判定されるので、記録データの再生は実行されず、第10回目の処理のステップS95において、第i(=11)番目のデータは存在しない(NO)と判定され、処理を終了する。
【0140】
以上のような処理によれば、カレンダ上の所定の日にちを指定することにより、記録データを再生することができるので、所望のデータを迅速に再生することが可能となる。
【0141】
図8において「THUMB NAIL」が選択された場合は、サムネイル再生モードになる。このサムネイル再生モードが実行されると、図7に示すような画面表示がなされ、記述のようにこの表示画面中において選択された記録データが再生されることになる。
【0142】
なお、図7に示すような表示を行う場合であって、例えば、図11に示すような記録データが存在するときは、一番最近の日付のデータ(記録データF乃至J)を最初に表示するようにすれば、効率的に記録データの再生を行うことができる。そのとき、サムネイルが全て画面上に表示しきれない場合は、例えば、記録データFのサムネイルを画面の最上部に表示し、以下、画面に表示できる範囲で記録データG乃至Jのサムネイルを表示してもよい。
【0143】
あるいは、画面の最下部に記録データJのサムネイルを表示し、画面に表示できる範囲で、記録データI乃至Fを最下部から上部に向かって順に表示するようにしてもよい。
【0144】
なお、再生モード以外のモード(例えば、線画入力モードなど)において、カレンダが表示された場合にも、記録データを再生することが可能である。
【0145】
図16は、再生モード以外のモードにおいて表示されるカレンダの一例を示している。再生モード以外のモードで表示されるカレンダでは、図14の場合のようにデータが入力された日にちに○が付加されていない。
【0146】
このようなカレンダにおいて、所定の日にちがペン46によりダブルクリック(タッチタブレット6Aの同じ場所をペン46で2度押圧する動作を示す)された場合、図17に示す処理が実行される。
【0147】
図17に示す処理が実行されると、ステップS110において、CPU36は、変数iとminをそれぞれ、1と100に初期設定し、また、変数calにカレンダ上で指定された年月日を代入する。
【0148】
ステップS111では、CPU36は、メモリカード24から第i番目の記録データの記録年月日を読み出し、変数dateに代入する。
【0149】
ステップS112では、calからdateの値を減じた値の絶対値が、minよりも小さいか否かが判定される。判定の結果、calからdateの値を減じた値の絶対値が、minよりも小さい(YES)と判定された場合は、ステップS113に進み、また、calからdateの値を減じた値の絶対値が、minよりも大きいか、または、これらが等しい(NO)と判定された場合は、ステップS113の処理をスキップし、ステップS114に進む。
【0150】
ステップS112において、calからdateの値を減じた値の絶対値が、minよりも小さい(YES)と判定された場合は、ステップS113に進み、calからdateを減じた値の絶対値がminに代入され、また、hにiの値が代入され、ステップS114に進む。そして、ステップS114では、iが1だけインクリメントされ、ステップS115に進む。
【0151】
ステップS115では、第i番目の記録データが存在するか否かが判定され、第i番目の記録データが存在する(YES)と判定された場合は、ステップS111に戻り同様の処理が繰り返される。また、第i番目の記録データが存在しない(NO)と判定された場合は、ステップS116に進む。
【0152】
いま、図16に示すカレンダ上において、“2”(5月2日)が選択されたとし、記録データが図11に示す順序で記録されているとする。この場合、第1回目の処理のステップS111では、メモリカード24から第1番目の記録データAの記録年月日が読み出される。そして、ステップS112において、calからdateが減じられた値の絶対値がminの値と比較される。
【0153】
いま、cal(5月2日)とdate(5月1日)との差は1日であるので、この値1とminの初期値100が比較され、その結果、YESと判定され、ステップS113に進む。ステップS113では、minに値1が代入され、また、hにiの値(=1)が代入される。
【0154】
そして、ステップS114において、iの値が1だけインクリメントされ、ステップS115でNO(第2番目の記録データが存在する)と判定され、ステップS111に戻る。
【0155】
第2回目の処理のステップS112では、第2番目の記録データBの記録年月日とcalの差の絶対値とminの値が比較されるが、第1回目の処理でminの値は“1”とされているため、minの値と|cal−date|の値が等しい(NO)と判定され、ステップS113の処理をスキップしてステップS114に進む。第3回目以降の処理でも同様の結果となるため、minの値(=1)とhの値(=1)は保持されることになる。そして、第10回目の処理のステップS115において、NO(第11番目の記録データは存在しない)と判定され、ステップS116に進むことになる。
【0156】
ステップS116では、CPU36は、hの値をiに代入する。そして、ステップS117に進み、CPU36は、メモリカード24から第i番目の記録データを読み出し、その再生を開始する。データの再生が終了すると、ステップS118に進み、iの値を1だけインクリメントする。
【0157】
ステップS119では、第i番目と第i−1番目の記録データの記録年月日が等しいか否かが判定される。即ち、次に再生しようとする記録データとステップS117で直前に再生した記録データの記録年月日が等しいか否かが判定される。その結果、第i番目と第i−1番目の記録データの記録年月日が等しい(YES)と判定された場合は、ステップS117に戻り同様の処理を繰り返す。また、第i番目と第i−1番目の記録データの記録年月日が等しくない(NO)と判定された場合は処理を終了する(エンド)。
【0158】
いま、h=1であるので、ステップS116において、iに“1”が代入される。続くステップS117では、第1番目の記録データA(図11参照)が再生される。そして、ステップS118においてiが1だけインクリメントされた後、ステップS119に進む。ステップS119では、第i−1(=1)番目の記録データと第i(=2)番目の記録データ(記録データB)の記録年月日が等しい(YES)と判定され、ステップS117に戻る。以下、同様にして、記録データBと記録データCの再生が実行され、第4回目のループにおいて、第i番目と第i−1番目の記録データの記録年月日が等しくない(NO)と判定され、処理を終了する。
【0159】
以上の処理によれば、カレンダ上で指定された日にちに記録されたデータが存在しない場合でも、指定された日にちに最も近い記録年月日を有する記録データが再生されることになる。また、指定された日にちに記録されたデータが存在する場合は、その記録データが再生されることになる。
【0160】
なお、以上の処理では、指定された日にちから同じ日だけ前後して記録データが存在する場合(例えば、5月22日と5月20日に記録されたデータが存在する場合に、5月21日がカレンダ上で指定されたとき)は、古い方の記録データ(前の例では、5月20の記録データ)が再生されることになる。しかしながら、このような場合は、新しい方の記録データを再生するようにするか、または、双方のデータを順に再生する(例えば、新しく記録データを先に再生し、続いて、古い方のデータを再生するか、あるいは、古い方のデータを再生し、続いて、新しい方のデータを再生する)ようにしてもよい。
【0161】
【発明の効果】
第1乃至第の本発明によれば、記録された情報を所望の順序で再生することが可能となり、または例えば記録された情報をカレンダ上で指定することにより、再生することで、必要な情報を迅速に再生することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理装置を適用した電子カメラの構成の一例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す電子カメラの面X1に対向する側から見た場合の斜視図である。
【図3】図1または図2に示す電子カメラの内部の構成を示す斜視図である。
【図4】図1または図2に示す電子カメラの電気的な構成を示すブロック図である。
【図5】Lモードにおける画素の間引き処理を説明する図である。
【図6】Sモードにおける画素の間引き処理を説明する図である。
【図7】記録された情報を再生する場合の表示画面の表示例である。
【図8】再生モードの選択画面の表示例を示す図である。
【図9】イベント再生モードの再生単位を構成する処理の一例を説明するフローチャートである。
【図10】図9の処理により構成された再生単位を再生する処理の一例を説明するフローチャートである。
【図11】図9の処理により構成される再生単位の一例を示す図である。
【図12】デイリー再生モードの再生単位を構成する処理の一例を説明するフローチャートである。
【図13】図12に示す処理により構成される再生単位の一例を示す図である。
【図14】カレンダ再生モードの表示例を示す図である。
【図15】カレンダ再生モードの再生処理の一例を説明するフローチャートである。
【図16】カレンダ再生モード以外で表示されるカレンダの表示例を示す図である。
【図17】図16に示すカレンダから記録データを再生する場合の再生処理の一例を示すフローチャートである。
【図18】従来の電子カメラにおけるデータの記録の履歴を示す図である。
【図19】従来の電子カメラにおいて、図18に示す順序でデータを記録した場合の、メモリに記憶される記録データの順序を示す図である。
【符号の説明】
5 スピーカ(再生手段)
6 LCD(再生手段、カレンダ表示手段)
6A タッチタブレット(入力手段、指定手段)
8 マイクロホン(入力手段)
20 CCD(入力手段)
24 メモリカード(記録手段)
36 CPU(再生単位構成手段、選択手段、カレンダ表示手段、検索手段)
45 タイマ(計時手段)

Claims (8)

  1. 画像情報と音声情報の少なくとも一方からなる情報を記録、または再生する情報処理装置において、
    前記情報を入力する入力手段と、
    前記情報が入力された時点の入力時間を計時する計時手段と、
    前記情報と、前記計時手段の計時結果とを関連づけて記録する記録手段と、
    前記記録手段に記録された前記計時結果に基づいて前記情報を再生する際の再生単位を構成する再生単位構成手段と、
    前記再生単位構成手段によって構成された少なくとも1つ以上の再生単位の中から、前記計時結果を用いて、前記情報の入力時間が最も新しい再生単位を選択する選択手段と、
    前記情報の再生開始の指示に基づいて、前記選択手段によって選択された再生単位に基づく画像、または音声の少なくとも一方を最初に再生する再生手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 画像情報と音声情報の少なくとも一方からなる情報を記録、または再生する情報処理装置において、
    前記情報を入力する入力手段と、
    前記情報を記録する記録手段と、
    前記記録手段に記録された前記情報の中から、再生する再生情報を選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された前記再生情報に基づく画像、または音声の少なくとも一方を再生する再生手段と
    を備え、
    前記情報の再生開始の指示に基づいて、前記選択手段が、前記記録手段に最後に記録された第1の再生情報を選択し、前記再生手段が、前記第1の再生情報に基づく画像、または音声の少なくとも一方を最初に再生する第1の再生モードと、前記情報の再生開始の指示に基づいて、前記選択手段が、前記第1の再生情報と異なる第2の再生情報を選択し、前記再生手段が、前記第2の再生情報に基づく画像、または音声の少なくとも一方を最初に再生する第2の再生モードとを有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記第2の再生情報は、前記記録手段に最初に記録された情報である
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記情報が入力された時点の入力時間を計時する計時手段と、
    複数の日付を表示する表示手段と、
    前記表示手段によって表示された前記複数の日付の中から、所定の日付を指定する指定手段と
    をさらに備え、
    前記記録手段は、前記情報と、前記計時手段の計時結果とを関連付けて記録し、
    前記選択手段は、前記指定手段によって指定された前記所定の日付に対応する前記計時結果と関連付けられて前記記録手段に記録された前記情報の再生情報を、前記第2の再生モードにおける前記第2の再生情報として選択する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 画像情報と音声情報の少なくとも一方からなる情報を記録、または再生する情報処理装置において、
    前記情報を入力する入力手段と、
    前記情報を記録する記録手段と、
    前記情報を再生する際の再生単位を構成する再生単位構成手段と、
    前記記録手段に記録された前記情報を再生する際に前記再生単位を選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された再生単位に基づく画像、または音声の少なくとも一方を再生する再生手段と
    を備え、
    前記情報の再生開始の指示に基づいて、前記選択手段が、前記記録手段に最後に記録された第1の再生単位を選択し、前記再生手段が、前記第1の再生単位の情報に基づく画像、または音声の少なくとも一方を最初に再生する第1の再生モードと、前記情報の再生の指示に基づいて、前記選択手段が、前記第1の再生単位とは異なる第2の再生単位を選択し、前記再生手段が、前記第2の再生単位の情報に基づく画像、または音声の少なくとも一方を最初に再生する第2の再生モードとを有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  6. 前記情報が入力された時点の入力時間を計時する計時手段
    をさらに備え、
    前記記録手段は、前記情報と、前記計時手段の計時結果とを関連付けて記録し、
    前記再生単位構成手段は、前記情報に関連付けられて前記記録手段に記録された前記計時結果をもとに、前記情報を再生する際の再生単位を構成し、前記第2の再生モードにおいて、第1の前記情報に関連付けられて前記記録手段に記録された前記計時結果と、前記第1の情報の直前または直後に記録された第2の前記情報に関連付けられて前記記録手段に記録された前記計時結果との時間差が所定の時間内である場合には、前記第1の情報と前記第2の情報とを、1つの再生単位として構成する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 画像情報と音声情報の少なくとも一方からなる情報を記録、または再生する情報処理装置において、
    前記情報を入力する入力手段と、
    前記情報が入力された時点の入力時間を計時する計時手段と、
    前記情報と、前記計時手段の計時結果とを関連づけて記録する記録手段と、
    前記記録手段に記録された前記情報の中から、再生する再生情報を選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された前記再生情報に基づく画像、または音声の少なくとも一方を再生する再生手段と、
    前記選択手段によって前記再生手段で再生される前記再生情報を選択する際に、前記入力時間の少なくとも一部を指定する指定手段と
    を備え、
    前記選択手段は、前記指定手段によって指定された前記入力時間の少なくとも一部に対応する前記情報が前記記録手段に記録されていない場合には、前記指定手段によって指定された前記入力時間の少なくとも一部に最も近い前記計時結果に関連付けて前記記録手段に記憶された前記情報を選択する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  8. 画像情報を入力する入力手段と、
    前記画像情報を記録する記録手段と、
    前記記録手段によって記録された画像情報を一時的に記憶するバッファメモリと、
    前記バッファメモリに記憶された画像情報に基づく画像を表示する再生手段と、
    前記再生手段による、前記記録手段に記録された前記画像情報に基づく画像の再生表示を指示する操作手段と
    を備え、
    前記操作手段による再生指示に基づいて、前記再生手段が、前記記録手段に最後に記録された第1の前記画像情報を前記バッファメモリに読み出して、前記第1の画像情報に基づく静止画像を最初に再生表示する再生モードを有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
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