JP3584265B2 - 情報入力装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報入力装置に関し、例えば、被写体の画像をディジタルデータに変換して記録する電子カメラ等に用いて好適な情報入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、フィルムを使用したカメラに代わって、CCD等を用いて被写体の画像を撮影し、それをディジタルのデータに変換して内蔵するIC等のメモリや、着脱可能なメモリカード等に記録する電子カメラが用いられるようになってきている。この電子カメラを用いて撮影した画像は、従来のカメラのように現像、焼き付けを経ることなく、即座に再生し、LCD等の画面に表示することができる。
【0003】
また、撮影した画像をディジタルのデータにして記録するため、パーソナルコンピュータとの相性もよく、その入力装置としても用いられるようになってきている。例えば、インターネットのホームページを作成する場合において、画像データを入力するためのツールとして用いられる場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような電子カメラに、撮影した被写体の画像とともに、その画像に関連した音声も記録することができる機能を付加し、画像を再生すると、それに関連した音声が出力されるようにすることが考えられる。
【0005】
しかしながら、画像は即座に表示することができるが、音声は所定の時間だけ継続して出力しなければならないため、所定の画像に対応する音声が出力されているときに、他の画像に表示が切り替えられた場合などにおける音声の処理方法を、予め決めておく必要がある課題があった。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、表示画像を切り替えた場合における音声の出力方法をいくつか用意し、ユーザが選択することができるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の情報入力装置は、画像を撮像する撮像手段(例えば、図1の撮影レンズ3、および図3のCCD20)と、音声を入力する音声入力手段(例えば、図1のマイクロホン8)と、撮像手段により撮像された画像と、音声入力手段により入力された画像に対応する音声とを関連づけて記憶する記憶手段(例えば、図3のメモリカード24)と、記憶手段に記憶された画像を再生する画像再生手段(例えば、図4の圧縮伸張メモリコントロール回路(comp/dcomp/MC)38)と、記憶手段に記憶された音声を再生する音声再生手段(例えば、図4の音声IC36)と、画像再生手段により再生される画像を選択する選択手段(例えば、図1のタッチタブレット6A、および図4のペン6B)と、選択手段により所定の画像が選択されると、音声再生手段が所定の画像に関連づけられた所定の音声を再生し、音声再生手段が所定の音声を再生中に、選択手段により所定の画像とは異なる他の画像が選択された場合においても、音声再生手段が所定の音声の再生を継続するように制御する制御手段(例えば、図4のCPU34)とを備えることを特徴とする。
【0008】
また、制御手段は、音声再生手段が所定の画像に関連づけられた所定の音声の再生を終了してから、他の画像に関連づけられた他の音声の再生を開始するように制御するようにすることができる。
【0009】
また、制御手段は、選択手段により所定の画像とは異なる他の画像が選択されたとき、画像再生手段が、所定の画像から他の画像に切り替えて表示するように制御するようにすることができる。
【0010】
請求項4に記載の情報入力装置は、画像を撮像する撮像手段(例えば、図1の撮影レンズ3、および図3のCCD20)と、音声を入力する音声入力手段(例えば、図1のマイクロホン8)と、撮像手段により撮像された画像と、音声入力手段により入力された画像に対応する音声とを関連づけて記憶する記憶手段(例えば、図3のメモリカード24)と、記憶手段に記憶された画像を再生する画像再生手段(例えば、図4の圧縮伸張メモリコントロール回路(comp/dcomp/MC)38)と、記憶手段に記憶された音声を再生する音声再生手段(例えば、図4の音声IC36)と、画像再生手段により再生される画像を選択する選択手段(例えば、図1のタッチタブレット6A、および図4のペン6B)と、音声再生手段が記憶手段に記憶された音声を再生する方法を規定する第1のモードと、第2のモードのいずれか一方を選択するモード選択手段(例えば、図1のタッチタブレット6A、および図4のペン6B)と、モード選択手段により第1のモードが選択された場合、選択手段により所定の画像が選択されると、音声再生手段が所定の画像に関連づけられた所定の音声を再生し、音声再生手段が所定の音声を再生中に、選択手段により所定の画像とは異なる他の画像が選択されたときにおいても、音声再生手段が所定の音声の再生を継続し、モード選択手段により第2のモードが選択された場合、選択手段により所定の画像が選択されると、音声再生手段が所定の画像に関連づけられた所定の音声を再生し、音声再生手段が所定の音声を再生中に、選択手段により所定の画像とは異なる他の画像が選択されたとき、音声再生手段が所定の音声の再生を中断するように制御する制御手段(例えば、図4のCPU34)とを備えることを特徴とする。
【0011】
また、制御手段は、モード選択手段により第1のモードが選択された場合において、選択手段により所定の画像とは異なる他の画像が選択されたとき、音声再生手段が所定の画像に関連づけられた所定の音声の再生を終了してから、他の画像に関連づけられた他の音声の再生を開始するように制御するようにすることができる。
【0012】
また、制御手段は、モード選択手段により第2のモードが選択された場合において、選択手段により所定の画像とは異なる他の画像が選択されたとき、音声再生手段が所定の画像に関連づけられた所定の音声の再生を中断し、他の画像に関連づけられた他の音声の再生を開始するように制御するようにすることができる。
【0013】
また、制御手段は、選択手段により所定の画像とは異なる他の画像が選択されたとき、画像再生手段が、所定の画像から他の画像に切り替えて表示するように制御するようにすることができる。
【0014】
また、撮像手段により撮像された画像、および画像再生手段により再生された画像を表示する表示手段(例えば、図2のLCD6)と、音声入力手段により入力された音声、および音声再生手段により再生された音声を出力する音声出力手段(例えば、図2のスピーカ5、およびイヤホンジャック9)とをさらに設けるようにすることができる。
【0015】
さらに、被写体に照明光を照射する照明手段(例えば、図1の発光部(ストロボ)4)をさらに設けるようにすることができる。
【0016】
請求項1に記載の情報入力装置においては、制御手段の制御によって、選択手段により所定の画像が選択されると、音声再生手段が所定の画像に関連づけられた所定の音声を再生し、音声再生手段が所定の音声を再生中に、選択手段により所定の画像とは異なる他の画像が選択された場合においても、音声再生手段が所定の音声の再生を継続する。従って、所定の画像に関連した音声を途切れることなく再生させることができる。
【0017】
請求項4に記載の情報入力装置においては、制御手段の制御によって、モード選択手段により第1のモードが選択された場合、選択手段により所定の画像が選択されると、音声再生手段が所定の画像に関連づけられた所定の音声を再生し、音声再生手段が所定の音声を再生中に、選択手段により所定の画像とは異なる他の画像が選択されたときにおいても、音声再生手段が所定の音声の再生を継続し、モード選択手段により第2のモードが選択された場合、選択手段により所定の画像が選択されると、音声再生手段が所定の画像に関連づけられた所定の音声を再生し、音声再生手段が所定の音声を再生中に、選択手段により所定の画像とは異なる他の画像が選択されたとき、音声再生手段が所定の音声の再生を中断する。従って、音声の再生方法を選択することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1および図2は、本発明を適用した電子カメラの一実施例の構成を示す斜視図である。説明の便宜上、被写体を撮影する場合において、電子カメラ1を構成する6つの面のうち、被写体に向けられる面を面X1とし、ユーザ側に向けられる面を面X2とする。面X1の上端部には、被写体の撮影範囲の確認に用いられるファインダ2、被写体の光画像を取り込む撮影レンズ3、および被写体を照明する光を発光する発光部(ストロボ)4が設けられている。
【0019】
一方、面X1に対向する面X2の上端部(面X1のファインダ2、撮影レンズ3、および発光部4が形成されている上端部に対応する位置)には、上記ファインダ2、およびスピーカ5が設けられ、スピーカ5は、電子カメラ1が内蔵するメモリカード等に記録されている音声データに対応する音声を出力するようになされている。また、面X2上に形成されているLCD6および操作キー7は、ファインダ2、撮影レンズ3、発光部4、およびスピーカ5よりも、鉛直下側に形成されている。また、LCD6の表面上には、所定のペン型指示装置(以下、適宜ペンと略記する)6Bの接触操作によって指示された位置に対応する位置データを出力する、いわゆるタッチタブレット6Aが形成されている。
【0020】
このタッチタブレット6Aは、ガラス、樹脂等の透明な材料によって構成されており、ユーザは、タッチタブレット6Aの内側に形成されているLCD6に表示される画像を、タッチタブレット6Aを介して観察することができるようになっている。
【0021】
操作キー7は、後述するように各種の機能に対応した複数のキーによって構成されており、ペン型指示装置6Bにより操作され、後述するメモリカード等に記録した画像データ、音声データ、あるいはテキストデータ等の記録データを再生し、LCD6に表示する場合などに用いられる。例えば、メニューキー7Aは、LCD6上にメニュー画面を表示させるとき、操作される。実行キー7Bは、ユーザによって選択された記録データを再生するとき、操作される。
【0022】
また、クリアキー7Cは、記録データを削除するとき、操作される。キャンセルキー7Dは、記録データの再生処理を中断するとき、操作される。スクロールキー7Eは、LCD6に記録データの一覧が表示されている場合において、画面を上下方向にスクロールさせるとき、操作される。
【0023】
この電子カメラ1の上面である面Zには、音声を集音するマイクロホン(マイク)8、および図示せぬイヤホンを接続するためのイヤホンジャック9が設けられている。
【0024】
左側面(面Y1)には、被写体を撮影するときに操作されるレリーズスイッチ10、および電源のオン/オフを切り替える電源スイッチ11が設けられている。このレリーズスイッチ10、および電源スイッチ11は、面X1の上端部に設けられているファインダ2、撮影レンズ3、および発光部4よりも鉛直下側に配置されている。
【0025】
一方、面Y1に対向する面Y2(右側面)には、音声を録音するときに操作される録音スイッチ12と、撮影時の連写モードを切り換えるときに操作される連写モード切り換えスイッチ13が設けられている。この録音スイッチ12および連写モード切り換えスイッチ13は、上記レリーズスイッチ10および電源スイッチ11の場合と同様に、面X1の上端部に設けられているファインダ2、撮影レンズ3、および発光部4よりも鉛直下側に配置されている。また、録音スイッチ12は、面Y1のレリーズスイッチ10とほぼ同じ高さに配置されており、左右どちらの手で持っても、違和感がないようになっている。
【0026】
なお、レリーズスイッチ10の高さと、録音スイッチ12の高さを、あえて異ならせるようにし、例えば、一方のスイッチだけを指で押した場合に、この押圧力によって発生するモーメントを打ち消すために、同時に反対側の側面を指で保持したとき、反対側の側面に設けられたスイッチを誤って押してしまわないようにすることができる。
【0027】
上記連写モード切り換えスイッチ13は、ユーザがレリーズスイッチ10を押して被写体を撮影するとき、被写体を1コマだけ撮影するのか、または、所定の複数コマを連続して撮影するのかを設定する場合に用いられる。例えば、連写モード切り換えスイッチ13の指針が「S」と印刷された位置に切り換えられている(すなわち、Sモードに切り換えられている)場合において、レリーズスイッチ10が押されると、1コマだけ撮影が行われる。
【0028】
また、連写モード切り換えスイッチ13の指針が「L」と印刷された位置に切り換えられている(すなわち、Lモードに切り換えられている)場合において、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズスイッチ10が押されている間、1秒間に8コマの割合で撮影が行われる。すなわち、低速連写モードによる撮影が行われる。
【0029】
さらに、連写モード切り換えスイッチ13の指針が「H」と印刷された位置に切り換えられている(すなわち、Hモードに切り換えられている)場合において、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズスイッチ10が押されている間、1秒間に30コマの割合で撮影が行われる。すなわち、高速連写モードでの撮影が行われる。
【0030】
次に、電子カメラ1の内部の構成について説明する。図3は、図1および図2に示す電子カメラの内部の構成例を示す斜視図である。CCD20は、撮影レンズ3の後段(面X2側)に設けられており、撮影レンズ3を介して結像する被写体の光画像を対応する電気信号(画像信号)に光電変換して出力するようになされている。
【0031】
LCD6の鉛直下側には、例えば、円柱形状の4本のバッテリ(例えば単3の乾電池)21が並べて配置されており、このバッテリ21に蓄積されている電力が各部に供給される。また、発光部4が発光するとき必要とされる電荷を蓄積するコンデンサ22が、バッテリ21と並べて配置されている。
【0032】
回路基板23には、この電子カメラ1の各部を制御する、種々の制御回路が形成されている。また、回路基板23と、LCD6およびバッテリ21の間には、挿抜可能なメモリカード(記録媒体)24が設けられており、電子カメラ1に入力される各種の情報がメモリカード24の予め設定された各領域に記録される。
【0033】
なお、本実施例においては、メモリカード24は挿抜可能とされているが、回路基板23上にメモリを設け、そのメモリに各種情報を記録可能とするようにしてもよい。さらに、メモリカード(またはメモリ)24に記録されている各種情報を、図示せぬインタフェースを介して外部のパーソナルコンピュータ等に出力させるようにすることも可能である。
【0034】
次に、本実施例の電子カメラ1の内部の電気的構成例を、図4に示したブロック図を参照して説明する。複数の画素を備えているCCD20は、各画素に結像した光画像を画像信号(電気信号)に光電変換するようになされている。CCD駆動回路(VDRV)39は、後述するディジタルシグナルプロセッサ(以下、DSPという)33に制御され、CCD20を駆動するようになされている。
【0035】
相関二重サンプリング回路(以下、CDSという)31は、CCD20が光電変換した画像信号を所定のタイミングでサンプリングするようになされている。AGC(自動利得制御回路)40は、CDS31によりサンプリングされた信号の利得(ゲイン)を制御するようになされている。アナログ/ディジタル変換回路(以下、A/D変換回路という)32は、CDS31でサンプリングした画像信号をディジタル化してDSP33に供給するようになされている。
【0036】
DSP33は、ディジタル化された画像データをバッファメモリ37に一旦供給し、記憶させる。圧縮伸張メモリコントロール回路(comp/dcomp/MC)38は、バッファメモリ37に記憶された画像データを読み出し、例えば、後述するJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式で圧縮した後、データバス42を介してメモリカード24に供給し、所定の領域(画像記録領域)に記録させるようになされている。
【0037】
また、CPU34は、図示せぬ時計回路を内蔵しており、撮影した日時の情報を画像データのヘッダ情報として、メモリカード24の画像記録領域に記録するようになされている。すなわち、メモリカード24の画像記録領域に記録される画像データには、撮影日時のデータが付加される。
【0038】
マイクロホン(マイク)8は音声を入力し、その音声に対応する音声信号を音声IC36に供給するようになされている。音声IC36は、供給された音声信号をディジタルの音声データに変換し、圧縮した後、メモリカード24に供給し、所定の領域(音声記録領域)に記録させるようになされている。また、このとき、メモリカード24の音声記録領域には、録音日時のデータが音声データのヘッダ情報として記録されるようになされている。
【0039】
また、ストロボ(発光部)4は、CPU34により制御され、所定のタイミングで発光し、被写体に対して光を照射するようになされている。
【0040】
ユーザが操作するペン型指示装置6Bによって、タッチタブレット6Aの所定の位置が押圧されると、CPU34は、タッチタブレット6Aの押圧された位置に対応するXY座標を読み取り、その座標データ(後述する線画情報を構成する)を図示せぬ所定のメモリに蓄積するようになされている。また、CPU34は、メモリに蓄積した線画情報を、線画情報を入力した日時等のヘッダ情報とともに、メモリカード24に供給し、線画情報記録領域に記録させるようになされている。
【0041】
CPU34には、CPU制御バス41を介してバッファメモリ37とLCD6が接続されており、バッファメモリ37に記憶されている画像データに対応する画像をLCD6に表示することができるようになされている。但し、圧縮処理を受けた画像データは、一旦、圧縮伸張メモリコントロール回路38に入力され、そこで伸長されてからデータバス42を介してバッファメモリ37に供給されるようになされている。
【0042】
また、音声IC36には、スピーカ5が接続されており、メモリカード24より読み出された音声データは、音声IC36によって伸張され、アナログの音声信号に変換された後、スピーカ5より出力されるようになされている。
【0043】
また、操作スイッチ(SW)35は、図1乃至図3におけるレリーズスイッチ10、電源スイッチ11、録音スイッチ12、および連写モード切替スイッチ13に対応しており、各スイッチが操作されると、対応する信号がCPU34に供給されるようになされている。そして、CPU34は、各スイッチが操作されたとき、対応する所定の処理を実行するようになされている。
【0044】
次に、その動作について説明する。最初に、上記実施例における音声の入出力処理について説明する。図1に示す電源スイッチ11が「ON」と印刷されている側に切り換えられ、電子カメラ1に電源が投入され、面Y2に設けられている録音スイッチ12が押されると、録音処理(音声の入力とその記録を行う処理)が開始される。即ち、マイクロホン8を介して入力された音声は、音声IC36によって、ディジタルの音声データに変換され、圧縮処理が施された後、メモリカード24に供給され、メモリカード24の音声記録領域に記録される。このとき、メモリカード24の音声記録領域には、録音日時等のデータが、圧縮された音声データのヘッダ情報として記録される。このような動作が、録音スイッチ12を押圧している間、繰り返し実行される。
【0045】
なお、音声の圧縮方法としては、PCM(Pulse Code Modulation)方式、その他の方法を用いることができる。
【0046】
次に、被写体を撮影する場合の動作について説明する。最初に、面Y2に設けられている連写モード切り換えスイッチ13が、Sモード(1コマだけ撮影を行うモード)に切り換えられている場合について説明する。まず、図1に示したように、面Y1側に設けられた電源スイッチ11を「ON」と印刷されている側に切り換えて、電子カメラ1に電源を投入する。ファインダ2で被写体を確認し、面Y1に設けられているレリーズスイッチ10を押すと、被写体の撮影処理が開始される。
【0047】
ファインダ2で観察される被写体の光画像が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備えるCCD20に結像する。CCD20に結像した被写体の光画像は、各画素において画像信号に光電変換され、CDS31によってサンプリングされる。CDS31によってサンプリングされた画像信号は、AGC40を介してゲインが制御された後、A/D変換回路32に供給され、そこでディジタル化されてDSP33に供給される。
【0048】
DSP33は、ディジタル化された画像データをバッファメモリ37に一旦供給し、記憶させる。圧縮伸張メモリコントロール回路38は、バッファメモリ37から読み出した画像データを、離散的コサイン変換、量子化、およびハフマン符号化を組み合わせたJPEG方式に従って圧縮する。圧縮伸張メモリコントロール回路38は、圧縮した画像データをデータバス42を介してメモリカード24に供給する。メモリカード24は、圧縮伸張メモリコントロール回路38より供給された画像データを画像記録領域に記録する。このとき、メモリカード24の画像記録領域には、撮影日時のデータが上記画像データのヘッダ情報として記録される。
【0049】
なお、連写モード切り換えスイッチ13がSモードに切り換えられている場合においては、レリーズスイッチ10が押される毎に、1コマの撮影だけが行われる。従って、レリーズスイッチ10を押し、そのまま継続して押し続けても、1コマの撮影だけが行われる。また、レリーズスイッチ10が所定の時間だけ継続して押され続けると、LCD6上にいま撮影した画像が表示されるようになっている。
【0050】
次に、連写モード切り換えスイッチ13がLモード(1秒間に8コマの連写を行うモード)に切り換えられている場合について説明する。電源スイッチ11を「ON」と印刷されている側に切り換えて電子カメラ1に電源を投入し、面Y1に設けられているレリーズスイッチ10を押すと、次のようにして、被写体の撮影処理が開始される。
【0051】
ファインダ2で観察される被写体からの光が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備えるCCD20上に結像する。CCD20に結像した被写体の光画像は、各画素において画像信号に光電変換され、CDS31によって1秒間に8回の割合でサンプリングされる。また、このとき、CDS31は、CCD20からの全画素に対応する画像電気信号のうち、その4分の3の画素に相当するものを間引く。
【0052】
CDS31によってサンプリングされた画像信号(CCD20の全画素中の4分の1の画素の画像信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこでディジタル化されてDSP33に出力される。
【0053】
ディジタル化された画像データは、DSP33によりバッファメモリ37に一旦供給され、記憶される。バッファメモリ37に記憶された画像データは、圧縮伸張メモリコントロール回路38により読み出され、JPEG方式に従って圧縮される。圧縮伸張メモリコントロール回路38において圧縮処理された画像データは、データバス42を介してメモリカード24に供給され、画像記録領域に記録される。このとき、メモリカード24の画像記録領域には、撮影日時のデータが、上記画像データのヘッダ情報として記録される。
【0054】
次に、連写モード切り換えスイッチ13がHモード(1秒間に30コマの連写を行うモード)に切り換えられている場合について説明する。電源スイッチ11を「ON」と印刷されている側に切り換えて電子カメラ1に電源を投入し、面Y1に設けられているレリーズスイッチ10を押すと、次のようにして、被写体の撮影処理が開始される。
【0055】
ファインダ2で観察される被写体からの光が撮影レンズ3によって集光され、CCD20上に結像する。複数の画素を備えるCCD20に結像した被写体の光画像は、各画素において画像信号に光電変換され、CDS31によって1秒間に30回の割合でサンプリングされる。また、このとき、CDS31は、CCD20からの全画素に対応する画像電気信号のうち、その9分の8の画素に相当するものを間引く。
【0056】
CDS31によってサンプリングされた画像信号(CCD20の全画素中の9分の1の画素の画像信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこでディジタル化されてDSP33に出力される。
【0057】
DSP33は、ディジタル化された画像データをバッファメモリ37に一旦供給し、記憶させる。圧縮伸張メモリコントロール回路38は、バッファメモリ37より画像データを読み出し、JPEG方式に従って圧縮する。このようにして、ディジタル化および圧縮処理された画像データは、データバス42を介してメモリカード24に供給され、撮影日時のヘッダ情報とともに、メモリカード24の画像記録領域に記録される。
【0058】
なお、被写体の撮影時に、必要に応じてストロボ(発光部)4を動作させ、被写体に光を照射することもできる。
【0059】
次に、タッチタブレット6Aを用いて、2次元の情報(ペン入力情報)を入力する場合の動作について説明する。タッチタブレット6Aにペン型指示装置6Bのペン先を接触させると、接触した箇所のXY座標に対応するデータがCPU34に入力される。このXY座標に対応するデータは、CPU34に供給され、CPU34により、バッファメモリ37の上記XY座標に対応する位置に、例えば、所定の大きさの点に対応する画像データが書き込まれ、CPU34の制御により、LCD6上の対応する位置に所定の大きさの点が表示される。
【0060】
上述したように、LCD6の表面上に形成されているタッチタブレット6Aは、透明部材によって構成されているので、ユーザは、LCD6上の、ペン型指示装置6Bのペン先でタッチタブレット6Aを押圧した位置に表示される点を観察することができ、あたかもLCD6上に直接ペン入力をしたかのように感じることができる。また、ペン型指示装置6Bをタッチタブレット6Aに接触させながら移動させると、LCD6上には、ペン型指示装置6Bが移動した軌跡に沿って線が表示される。さらに、ペン型指示装置6Bをタッチタブレット6A上で断続的に移動させると、LCD6上には、ペン型指示装置6Bの移動に伴って破線が表示される。以上のようにして、ユーザは、タッチタブレット6A(LCD6)を用いて、所望の文字、図形等の線画情報を入力することができる。
【0061】
また、LCD6上に画像が表示されている場合において、ペン型指示装置6Bによって例えば文字等の線画情報が入力されると、この線画情報が、画像情報とともにバッファメモリ37で合成され、LCD6上に同時に表示される。
【0062】
なお、ユーザは、図示せぬ色選択スイッチを操作することにより、LCD6上に表示される線画の色を、黒、白、赤、青等の複数の色から選択するようにすることができる。
【0063】
ペン型指示装置6Bとタッチタブレット6Aによる線画情報の入力後、操作キー7の実行キー7Bが押されると、所定のメモリに蓄積されている線画情報が、入力日時のヘッダ情報とともにCPU制御バス41を介してメモリカード24に供給され、メモリカード24の線画情報記録領域に記録される。
【0064】
なお、メモリカード24に記録される線画情報は、圧縮処理が施された情報である。タッチタブレット6Aに入力された線画情報は空間周波数成分の高い情報を多く含んでいるので、上記画像の圧縮に用いられるJPEG方式によって圧縮処理を行うと、圧縮効率が悪く、情報量があまり少なくならない。また、JPEG方式による圧縮は、非可逆圧縮であるので、情報量の少ない線画情報の圧縮には適していない。これは、伸長してLCD6上に表示した場合、情報の欠落に伴うギャザ、にじみ等が際だってしまうためである。
【0065】
そこで、本実施例においては、ファックス等において用いられるランレングス法によって、線画情報を圧縮するようにしている。ランレングス法とは、線画画面を水平方向に走査し、黒、白、赤、青等の各色の情報(点)の継続する長さ、および無情報(ペン入力のない部分)の継続する長さを符号化することにより、線画情報を圧縮する方法である。
【0066】
このランレングス法を用いることにより、線画情報を効率的に圧縮することができ、また、圧縮された線画情報を伸長した場合においても、情報の欠落を抑制することが可能になる。なお、線画情報の情報量が比較的少ない場合には、それを圧縮しないようにすることもできる。
【0067】
また、上述したように、LCD6上に画像が表示されている場合において、ペン入力を行うと、画像データとペン入力された線画情報がバッファメモリ37で合成され、画像と線画の合成画像がLCD6上に表示される。しかしながら、メモリカード24上においては、画像データは画像記録領域に記録され、線画情報は線画情報記録領域に別々に記録される。このように、2つの情報が、それぞれ異なる領域に記録されるので、ユーザは、画像と線画の合成画像から、いずれか一方だけを削除することができる。また、各画像情報を個別の圧縮方法で圧縮して記録することもできる。
【0068】
メモリカード24の音声記録領域、画像記録領域、および線画情報記録領域の少なくともいずれか1つにデータを記録した場合、図5に示すように、記録された情報の一覧を示す所定の一覧表示画面をLCD6に表示することができる。図5に示すLCD6の一覧表示画面上においては、情報を記録した時点の年月日(記録年月日)(この場合、1995年8月25日)が画面の下端部に表示され、その記録年月日に記録された情報の記録時刻が画面の最も左側に表示される。
【0069】
記録時刻の右隣には、画像データが記録されている場合、サムネイル画像が表示される。このサムネイル画像は、メモリカード24に記録された画像データの各画像データのビットマップデータを間引くことによって作成された縮小画像である。従って、サムネイル画像が表示されている情報は、画像情報を含む情報である。即ち、「10時16分」と「10時21分」に記録(入力)された情報には、画像情報が含まれており、「10時05分」、「10時28分」、「10時54分」、「13時10分」に記録された情報には、画像情報が含まれていない。
【0070】
また、メモ記号「*」は、所定のメモが線画情報として記録されていることを表している。
【0071】
さらに、サムネイル画像の表示領域の右側には、音声情報バーが表示され、音声が録音された時間に対応する所定の長さを有するバー(線)が表示される。音声情報が記録されていない場合、この音声情報バーは表示されない。
【0072】
ユーザは、図5に示した一覧表示画面上において、所望の情報が表示された矩形領域内を、ペン型指示装置6Bのペン先で押圧することにより、再生すべき情報を選択指定し、図2に示した実行キー7Bをペン型指示装置6Bのペン先で押圧することによって、選択した情報の再生を指示する。これにより、選択された情報が出力される。
【0073】
例えば、図5に示した画面上において、「10:05」が表示されている帯状の領域内がペン型指示装置6Bによって押圧されると、CPU34は、選択された録音日時(10時05分)に対応する音声を再生するように音声IC36に指令する。
【0074】
音声ICは、CPU34の指令に従って、メモリカード24から音声データを読み出し、伸張処理を施し、アナログ信号に変換した後、スピーカ5より出力させる。なお、イヤホンジャック9に図示せぬイヤホンが接続されている場合においては、スピーカ5からは音声が出力されず、図示せぬイヤホンより音声が出力される。
【0075】
メモリカード24に記録した画像データを再生する場合、ユーザは、所望のサムネイル画像をペン型指示装置6Bのペン先で押圧することにより、その情報を選択し、次に、実行キー7Bを押すことにより、選択した情報の再生を指示する。
【0076】
選択されたサムネイル画像に対応する画像データは、メモリカード24から読み出され、圧縮伸張メモリコントロール回路38において伸長される。伸張された画像データは、データバス42を介してバッファメモリ37に供給され、ビットマップデータとして記憶される。次に、CPU34により、バッファメモリ37に記憶された画像データに対応する制御信号がLCD6に供給され、対応する画像が表示される。
【0077】
このとき、音声データも記録されている場合(例えば、記録時刻が「10:16」、「10:21」の場合)、上述したようにして、スピーカ5より音声を出力させるようにすることもできる。
【0078】
次に、メモリカード24に記録された画像データを再生する方法について説明する。
【0079】
最初に、図6に示したフローチャートを参照して、音声出力モード(再生モード)を設定する手順について説明する。まず、ステップS1において、例えば、ペン型指示装置6Bを用いて、メニューキー7Aに対応するタッチタブレット6Aの所定の位置を押圧すると、押圧した位置に対応する位置データがタッチタブレット6Aより、CPU34に供給される。CPU34は、この位置データから、メニューキー7Aが選択されたことを認識し、LCD6を制御し、図7に示すようなメインメニュー画面を表示させる。
【0080】
メインメニュー画面には、例えば、「日付設定」、「パネル表示」、「音声出力」、「インターフェイス」等の各種設定項目が表示され、そのいずれかを選択することができるようになされている。また、選択された項目は反転表示されて、選択されたことが明示されるようになされている。
【0081】
次に、ステップS2に進み、設定項目「音声出力」をペン型指示装置6Bを用いて選択すると、項目「音声出力」が反転表示され、それが選択されたことが明示される。次に、「EXEC]と書かれた実行キー7Bをペン型指示装置6Bを用いて押圧すると、CPU34の制御により、図8に示すような音声出力設定画面が表示される。
【0082】
音声出力設定画面においては、設定項目「操作音」、「再生モード」、「音量」を設定することができるようになされている。設定項目「操作音」は、操作スイッチ35を操作したり、操作キー7をペン型指示装置6Bを用いて操作したり、あるいは、タッチタブレット6Aをペン型指示装置6Bを用いて押圧することにより、メニュー画面に表示された項目を選択した場合に、操作音を出力させるか否かを選択し、設定するためのものである。文字列「on」と表示された位置をペン型指示装置6Bで押圧することにより選択すると、文字列「on」が反転表示され、操作音が出力されるように設定される。また、文字列「off」を選択すると、文字列「off」が反転表示され、操作音が出力されないように設定される。
【0083】
設定項目「再生モード」は、図9乃至図11を参照して後述するように、メモリカード24に記録されている画像データを再生したときに、その画像データに関連して記録されている音声データの再生方法を設定するためのものである。この場合、再生モードAに対応する文字「A」と、再生モードBに対応する文字「B」が表示され、ペン型指示装置6Bなどを用いて選択すると、選択された方の文字が反転表示され、選択されたモードに設定される。
【0084】
設定項目「音量」は、メモリカード24に記録された音声データを再生し、対応する音声を出力するときの音量を設定するためのものである。左向きの三角形が表示された位置をペン型指示装置6Bなどで押圧すると、その右隣りに表示された数字が1ずつ減少し、右向きの三角形が表示された位置をペン型指示装置6Bで押圧することにより選択すると、数字が1ずつ増加する。表示されたこの数字が、設定された音量を示している。
【0085】
次に、ステップS3において、再生モードとして、モードAまたはモードBのいずれか一方を選択し、設定する。
【0086】
ステップS4においては、CPU34により、設定された再生モードが再生モードAまたはBのいずれであるかが認識され、再生モードAが設定された場合、所定のモードフラグに値0を設定し、再生モードBが設定された場合、モードフラグに値1を設定する。その後、処理を終了する。
【0087】
次に、上記再生モードとして再生モードAが設定された場合と、再生モードBが設定された場合における、それぞれの画像および音声の再生方法について、図9乃至図11のフローチャートを参照して説明する。
【0088】
まず、図9のステップS11において、図5に示したような一覧表示画面に表示されたサムネイル画像のうち、再生すべき画像に対応するサムネイル画像をペン型指示装置6Bで選択する。次に、ステップS12に進み、CPU34の制御下、圧縮伸張メモリコントロール回路38は、選択された画像に対応する圧縮された画像データをメモリカード24より読み出し、バッファメモリ37に一旦供給し、記憶させる。次に、圧縮伸張メモリコントロール回路38により、バッファメモリ37に記憶された画像データに対して伸張処理が施され、CPU34により、バッファメモリ37に記憶された伸張処理が施された画像データに基づいて、LCD6が制御され、選択されたサムネイル画像に対応する画像が表示される。
【0089】
次に、ステップS13において、CPU34により、いま再生された画像データに対応する音声データが記録されているメモリカード24上の記録領域の最初のアドレスが、「読み出しアドレス」とされる。
【0090】
次に、ステップS14に進み、図6のステップS5またはS6において設定されたモードフラグの値が0(再生モードA)であるか否かが判定される。モードフラグの値が0であると判定された場合、ステップS15に進み、再生モードAに対応した画像の再生が行われる。一方、モードフラグの値が0ではない(1である(再生モードB))と判定された場合、ステップS16に進み、再生モードBに対応した画像の再生が行われる。ステップS15またはステップS16における再生処理が終了すると、処理を終了する。
【0091】
次に、図10に示したフローチャートを参照して、再生モードAに対応する画像再生処理の手順について説明する。
【0092】
最初、ステップS21において、CPU34は、所定の画像表示カウンタに値1をセットする。この画像表示カウンタは、所定の画像が表示され、その画像に対応する音声が出力されている間に、他の画像の表示が選択された回数に対応する。
【0093】
次に、ステップS22に進み、音声IC36は、図9のステップS13において設定された、メモリカード24上の「読み出しアドレス」から音声データを読み出す。次に、ステップS23において、読み出した音声データに対して伸張処理を施した後、アナログの音声信号に変換し、対応する音声をスピーカ5より出力させる。また、イヤホンジャック9に図示せぬイヤホンが接続されている場合には、イヤホンより音声を出力させる。
【0094】
ステップS24においては、CPU34により、他の画像への表示切替が指示されたか否かが判定される。他の画像への表示切替が指示されていないと判定された場合、ステップS28に進む。一方、ペン型指示装置6Bにより、スクロールキー7Eが操作されるなどして、次の画像の表示が指示されたと判定された場合、ステップS25に進み、CPU34は、圧縮伸張メモリコントロール回路38に対して、次の画像を表示するよう指令する。
【0095】
圧縮伸張メモリコントロール回路38は、CPU34からの指令に従って、メモリカード24より、次の画像に対応する画像データを読み出し、バッファメモリ37に供給し、記憶させる。次に、圧縮伸張メモリコントロール回路38は、バッファメモリ37に記憶された画像データに対して伸張処理を施す。CPU34は、伸張処理が施された画像データに基づいて、LCD6を制御し、対応する画像を表示させる。
【0096】
次に、ステップS26に進み、LCD6に表示された画像に対応づけられている、画像を識別するための所定の画像IDを例えばバッファメモリ37に記憶させる。次に、ステップS27において、画像表示カウンタの値を1だけインクリメントする。
【0097】
ステップS28においては、いま出力されている、所定の画像に関連した音声の出力が終了したか否かが判定される。いま出力されている、所定の画像に関連した音声の出力がまだ終了していないと判定された場合、ステップS24に戻り、ステップS24乃至S28の処理が繰り返し実行される。一方、いま出力されている、所定の画像に関連した音声の出力が終了したと判定された場合、ステップS29に進む。
【0098】
ステップS29においては、画像表示カウンタの値を1だけデクリメントする。次に、ステップS30において、画像表示カウンタの値が0より大きいか否かが判定される。画像表示カウンタの値が0より大きい、即ち、まだ再生し、出力すべき音声データがあると判定された場合、ステップS31に進む。
【0099】
ステップS31においては、CPU34は、先にバッファメモリ37に記憶させた画像IDを、記憶させた順に1つだけ読み出し、その画像IDに対応する音声データが記録されているメモリカード24上の記録領域の最初のアドレスを「読み出しアドレス」とする。次に、ステップS32に進み、読み出した画像IDをバッファメモリ37より消去する。
【0100】
その後、ステップS31において設定されたメモリカード24の「読み出しアドレス」から音声データが読み出され、対応する音声がスピーカ5またはイヤホンジャック9に接続されたイヤホンより出力される。そして、ステップS28に戻り、上述した場合と同様の処理が実行される。
【0101】
一方、ステップS30において、画像表示カウンタの値が0と等しいと判定された場合、処理を終了し、リターンする。
【0102】
次に、図11のフローチャートを参照して、図9のステップS16における、再生モードBに対応する画像の再生方法について説明する。
【0103】
最初、ステップS41において、音声IC36は、図9のステップS13において設定されたメモリカード24上の記録領域の「読み出しアドレス」から、音声データを読み出す。そして、ステップS42に進み、読み出した音声データを伸張し、アナログの音声信号に変換した後、対応する音声をスピーカ5またはイヤホンジャック9に接続されたイヤホンより出力させる。
【0104】
次に、ステップS43において、CPU34により、いま、LCD6に表示中の画像に対応する音声の出力を終了したか否かが判定される。LCD6に表示中の画像に対応する音声の出力を終了していないと判定された場合、ステップS44に進み、CPU34により、他の画像への表示切替が指示されたか否かが判定される。他の画像への表示切替が指示されていないと判定された場合、ステップ42に戻り、ステップS42乃至S44の処理が、ステップS43において、音声の出力を終了したと判定されるまで繰り返し実行される。
【0105】
一方、ステップS44において、CPU34により、例えば、ペン型指示装置6Bにより、スクロールキー7Eが操作され、他の画像への表示切替が指示されたと判定された場合、ステップS45に進む。
【0106】
ステップS45においては、CPU34は、圧縮伸張メモリコントロール回路38に対して、指示された画像を表示するように指令する。圧縮伸張メモリコントロール回路38は、CPU34の指令に基づいて、メモリカード24より他の画像に対応する画像データを読み出し、バッファメモリ37に転送する。次に、バッファメモリ37に転送した画像データに対して伸張処理を施す。CPU34は、バッファメモリ37に記憶された伸張された画像データに基づいて、LCD6を制御し、対応する他の画像を表示させる。
【0107】
次に、ステップS46に進み、いまLCD6に表示されている画像に対応する音声データが記録されている、メモリカード24上における記録領域の「最初のアドレスを「読み出しアドレス」とする。次に、ステップS41に戻り、ステップS41乃至S46の処理を繰り返し実行する。
【0108】
一方、ステップS43において、LCD6に表示中の画像に対応する音声の出力を終了したと判定された場合、処理を終了し、リターンする。
【0109】
以上のようにして、再生モードAが設定された場合においては、図10のフローチャートを参照して上述したように、LCD6に表示中の画像に対応する音声の再生中に、他の画像の再生が指示され、LCD6に他の画像が表示された場合においても、いま再生中の音声がそのまま再生され、その音声の再生が終了したとき、他の画像に対応する音声の再生が開始されるようにすることができる。
【0110】
この再生モードAにおいては、表示画像の切替えによって、音声の再生が中断されることがないので、音声を聞き漏らすことがない。
【0111】
また、再生モードBが設定された場合においては、図11のフローチャートを参照して上述したように、LCD6に表示中の画像に対応する音声の再生中に、他の画像の再生が指示され、LCD6に他の画像が表示されたとき、いままで表示されていた画像に対応する音声の再生が中断され、新たにLCD6に表示された他の画像に対応する音声の再生が開始されるようにすることができる。
【0112】
この再生モードBにおいては、表示画像の切替えにより、切り替えられた画像に対応する音声が即座に再生されるので、例えば、所望の画像を検索するのに適している。
【0113】
以上のようにして、ユーザの好みや用途に応じて、再生モードを選択し、設定することができる。
【0114】
また、上記実施例において、所定の画像に関連する音声を再生中に、他の画像が選択された場合、選択された他の画像をすぐに表示させることなく、再生中の音声の出力が終了してから、他の画像を表示させるようにすることもできる。これにより、画像と音声とを常に関連づけることができる。また、音声の出力が終了すると同時に、次の画像を表示させるとともに、それに関連する音声を出力させるようにすることができる。
【0115】
なお、上記実施例においては、マイクロホンを1つだけ設けるようにしたが、マイクロホンを左右に2つ設けるようにし、音声をステレオで記録するようにすることも可能である。
【0116】
また、上記実施例においては、ペン型指示装置を用いて各種情報を入力するようにしたが、指を用いて入力するようにすることも可能である。
【0117】
さらに、LCD6に表示された各画面は一例であって、これに限定されるものではなく、様々なレイアウトの画面を用いるようにすることが可能である。同様に、操作キーの種類やレイアウトも一例であって、これに限定されるものではない。
【0118】
【発明の効果】
請求項1に記載の情報入力装置によれば、所定の画像に対応する音声を再生中に、他の画像が選択されたとき、所定の画像に対応する音声の再生が継続されるようにしたので、表示された画像に対応する音声を全て再生することができ、音声を聞き漏らすことを抑制することができる。
【0119】
請求項4に記載の情報入力装置によれば、第1のモードが選択された場合、所定の画像に対応する所定の音声を再生中に他の画像が選択されたときでも、所定の画像に対応する音声の再生を継続し、第2のモードが選択された場合、所定の画像に対応する所定の音声を再生中に他の画像が選択されたとき、所定の画像に対応する音声の再生を中断するようにしたので、ユーザの好みや用途に応じて、音声の再生方法を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子カメラの一実施例を正面の側から見た斜視図である。
【図2】電子カメラ1を背面の側から見た斜視図である。
【図3】電子カメラ1の内部の構成例を示す図である。
【図4】電子カメラ1の内部の電気的構成例を示すブロック図である。
【図5】電子カメラ1のLCD6に表示される表示画面例を示す図である。
【図6】音声の再生モードを設定する手順を示すフローチャートである。
【図7】メインメニュー画面の例を示す図である。
【図8】音声出力設定画面の例を示す図である。
【図9】画像が再生されるときの手順を示すフローチャートである。
【図10】再生モードAが設定されているときの画像再生処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】再生モードBが設定されているときの画像再生処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電子カメラ
2 ファインダ
3 撮影レンズ(撮像手段)
4 発光部(照明手段)
5 スピーカ(音声出力手段)
6 LCD(表示手段)
6A タッチタブレット(選択手段、モード選択手段)
6B ペン型指示装置(ペン)(選択手段、モード選択手段)
7 操作キー
7A メニューキー
7B 実行キー
7C クリアキー
7D キャンセルキー
7E スクロールキー
8 マイクロホン(音声入力手段)
9 イヤホンジャック(音声出力手段)
10 レリーズスイッチ
11 電源スイッチ
12 録音スイッチ
13 連写モード切り換えスイッチ
20 CCD(撮像手段)
21 バッテリ
22 コンデンサ
23 回路基板
24 メモリカード(記録手段)
31 相関二重サンプリング回路(CDS)
32 アナログ/ディジタル変換回路(A/D)
33 ディジタルシグナルプロセッサ(DSP)
34 CPU(制御手段)
35 操作スイッチ(SW)
36 音声IC(音声再生手段)
37 バッファメモリ
38 圧縮伸張メモリコントロール回路(画像再生手段)
39 VDRV(CCD駆動回路)
40 AGC(自動利得制御回路)
41 CPU制御バス
42 データバス

Claims (9)

  1. 画像を撮像する撮像手段と、
    音声を入力する音声入力手段と、
    前記撮像手段により撮像された前記画像と、前記音声入力手段により入力された前記画像に対応する前記音声とを関連づけて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記画像を再生する画像再生手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記音声を再生する音声再生手段と、
    前記画像再生手段により再生される前記画像を選択する選択手段と、
    前記選択手段により所定の前記画像が選択されると、前記音声再生手段が所定の前記画像に関連づけられた所定の前記音声を再生し、前記音声再生手段が所定の前記音声を再生中に、前記選択手段により所定の前記画像とは異なる他の前記画像が選択された場合においても、前記音声再生手段が所定の前記音声の再生を継続するように制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする情報入力装置。
  2. 前記制御手段は、前記音声再生手段が所定の前記画像に関連づけられた所定の前記音声の再生を終了してから、他の前記画像に関連づけられた他の前記音声の再生を開始するように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報入力装置。
  3. 前記制御手段は、前記選択手段により所定の前記画像とは異なる他の前記画像が選択されたとき、前記画像再生手段が、所定の前記画像から他の前記画像に切り替えて表示するように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報入力装置。
  4. 画像を撮像する撮像手段と、
    音声を入力する音声入力手段と、
    前記撮像手段により撮像された前記画像と、前記音声入力手段により入力された前記画像に対応する前記音声とを関連づけて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記画像を再生する画像再生手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記音声を再生する音声再生手段と、
    前記画像再生手段により再生される前記画像を選択する選択手段と、
    前記音声再生手段が前記記憶手段に記憶された前記音声を再生する方法を規定する第1のモードと、第2のモードのいずれか一方を選択するモード選択手段と、
    前記モード選択手段により前記第1のモードが選択された場合、前記選択手段により所定の前記画像が選択されると、前記音声再生手段が所定の前記画像に関連づけられた所定の前記音声を再生し、前記音声再生手段が所定の前記音声を再生中に、前記選択手段により所定の前記画像とは異なる他の前記画像が選択されたときにおいても、前記音声再生手段が所定の前記音声の再生を継続し、前記モード選択手段により前記第2のモードが選択された場合、前記選択手段により所定の前記画像が選択されると、前記音声再生手段が所定の前記画像に関連づけられた所定の前記音声を再生し、前記音声再生手段が所定の前記音声を再生中に、前記選択手段により所定の前記画像とは異なる他の前記画像が選択されたとき、前記音声再生手段が所定の前記音声の再生を中断するように制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする情報入力装置。
  5. 前記制御手段は、前記モード選択手段により前記第1のモードが選択された場合において、前記選択手段により所定の前記画像とは異なる他の前記画像が選択されたとき、前記音声再生手段が所定の前記画像に関連づけられた所定の前記音声の再生を終了してから、他の前記画像に関連づけられた他の前記音声の再生を開始するように制御する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報入力装置。
  6. 前記制御手段は、前記モード選択手段により前記第2のモードが選択された場合において、前記選択手段により所定の前記画像とは異なる他の前記画像が選択されたとき、前記音声再生手段が所定の前記画像に関連づけられた所定の前記音声の再生を中断し、他の前記画像に関連づけられた他の前記音声の再生を開始するように制御する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報入力装置。
  7. 前記制御手段は、前記選択手段により所定の前記画像とは異なる他の前記画像が選択されたとき、前記画像再生手段が、所定の前記画像から他の前記画像に切り替えて表示するように制御する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報入力装置。
  8. 前記撮像手段により撮像された前記画像、および前記画像再生手段により再生された前記画像を表示する表示手段と、
    前記音声入力手段により入力された前記音声、および前記音声再生手段により再生された前記音声を出力する音声出力手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至7のうちのいずれかに記載の情報入力装置。
  9. 前記被写体に照明光を照射する照明手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至8のうちのいずれかに記載の情報入力装置。
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