JP3750046B2 - 防災システム表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は例えば複数の建物にそれぞれ設置された監視装置を通信回線を介して監視する防災システム表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より火災受信機と監視装置として機能するパソコンとで火災や煙、ガス洩れ等の発生区域を監視するものがあった。例えば、火災受信機が火災感知器を通して火災を検知したときは火災発生エリアを特定して表示部に表示し、パソコンは火災受信機によって特定された火災情報に基づいて出火階の部屋をパソコンのCRT画面に表示すると共に、CRT画面の片隅に設定されたキープランエリアに出火階の全体平面図を表示し、管理者に知らせていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように火災受信機とパソコンとで火災や煙、ガス洩れ等の発生区域を監視する場合、従来より建物のある棟の管理人室や防災センターには2台のパソコンを設置することがあった。
このように管理人室に2台のパソコンを設置したときには、1台のパソコンに「火災平面図」を表示し、もう1台のパソコンには「火災断面図」を表示するのが通例であり、かかる表示により出火区域が建物のどの階のどこかを判定し、迅速な避難誘導を必要とされる管理人が火災の状況把握を行っていた。
しかし、「火災平面図」を表示する1台のパソコンが通信異常等によりダウンすると、残り1台のパソコンはそれ以後何の操作もしないときは火災が発生してもそのまま「火災断面図」を表示し続け、画面切換の操作を行うことによって「火災平面図」を表示することができるが、その分操作が面倒であるという問題があった。
【0004】
また、2台のパソコンを設置し、1台のパソコンに「平面図」を表示し、もう1台のパソコンには「断面図」を表示するようにしている場合に、例えば火災のシミュレーションを実行するときには、シミュレーションを実行しているパソコンのみがシミュレーションの火災表示を行い、もう1台のパソコンでは「断面図」を表示するだけで何の火災表示等の警報表示を行わなかったので、シミュレーションを実行している1台のパソコンが通信異常等によりダウンすると、それ以後はシミュレーションを実行できなくなり、さらに火災が発生しても残り1台のパソコンは「断面図」しか表示せず、画面切換の操作を行うことによって「平面図」を表示することができるが、その分操作が面倒であるという問題があった。
【0005】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、建物の1箇所、例えば防災センターや管理人室に2台のパソコンを設置した場合に、2台のパソコンに主/副関係を持たせ、万一、主側のパソコンがダウンすれば、副側のパソコンが主パソコンの機能を代行し、実際の火災があったときには「火災平面図」を映出して火災表示ができるようにし、またシミュレーションの実行を主側のパソコンと副側のパソコンとで連携して行うようにした防災システム表示装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る請求項1の防災システム表示装置は、建物に複数の防災機器が接続された火災受信機或いは複数の監視装置が設置され、これらが各インターフェイスを介して通信線に接続されてなるシステムの防災システム表示装置であって、建物の1箇所に火災受信機と複数の監視装置とが組み合わされて設置されたものにあって、複数の監視装置に対応する各インターフェイスが初期状態においてそれぞれ自分の立場を認識し、1つを主とし、それ以外を副とし、当該これら複数の監視装置とそれに対応する各インターフェイスとで通信状態が正常なときは、主のインターフェイスに対応して接続された監視装置は火災受信機からの防災情報に基づいて主として機能し、副のインターフェイスに対応して接続された監視装置は火災受信機からの防災情報に基づいて副として機能し、前記監視装置とそれに対応する主のインターフェイスとで通信状態が異常なときは副のインターフェイスに対応して接続された各監視装置のいずれか1つは火災受信機からの防災情報に基づいて主として機能するよう切り替わるものであって、前記複数の監視装置のうち少なくとも2台が1箇所に設置された当該各監視装置は、建物の平面図或いは断面図並びに各種の防災表示を映出する画像表示装置と、画像表示装置に建物の平面図或いは断面図並びに各種の防災表示を映出するよう制御する表示画面制御部と、前記防災機器からの防災情報信号が火災受信機を介して入ってきたときに、他方の監視装置との関係で自分が主として機能するときは、該防災情報に係わる階の平面図と該防災情報に関する各種防災シンボルを画像表示装置に表示させる表示指令と共に操作が入力可能な各種操作釦を表示させる表示指令を表示画面制御部に出力し、他方の監視装置との関係で自分が副として機能するときは、予め定義された図と前記防災情報に関する各種防災シンボルを画像表示装置に表示させる表示指令のみを表示画面制御部に出力し、さらに主として機能する監視装置が異常と判断したときは自身が主として機能して、前記防災情報に係わる階の平面図と該防災情報に関する各種防災シンボルを画像表示装置に表示させる表示指令と共に操作が入力可能な各種操作釦を表示させる表示指令を表示画面制御部に出力するよう制御する連携表示制御部とを備えたものである。
【0007】
本発明に係る請求項2の防災表示装置は、前記各監視装置は、模擬警報動作のシミュレーションであって、建物の平面図を表示し、その平面図中にシミュレーション開始から終了までの一連の流れに基づく表示を行わせる主シミュレーションと、前記平面図とは異なる図を表示し、その図にシミュレーション開始から終了までの一連の流れに基づく表示を行わせる従シミュレーションとを記憶するデータベースと、を備え、前記連携表示制御部は、画像表示装置の画面に表示されたシミュレーションの操作釦が選択されたとき、他方の監視装置との関係で自分が主として機能するときは、データベースを読み込んで画像表示装置に主シミュレーションを表示させる表示指令を表示画面制御部に出力し、他方の監視装置との関係で自分が副として機能するときは、データベースを読み込んで画像表示装置に副シミュレーションを表示させる表示指令を表示画面制御部に出力するよう制御する。
【0008】
本発明に係る請求項3の防災表示装置は、前記各監視装置は音響発生装置を有し、当該各監視装置の連携表示制御部は他方の監視装置との関係で自分が主として機能するときと、或いは他方の監視装置との関係で自分が副として機能していて、主として機能する監視装置が異常と判断して自身が主として機能することとなったときは、防災情報発生時と火災受信機の異常時に音響発生装置に対して防災情報発生と異常を知らせる警報音指令を出力する。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施形態に係る防災システム表示装置の監視装置の構成を示すブロック図、図2は同防災システム表示装置のネットワークの構成を示す模式図、図3は同防災システム表示装置の自動映出機能の連携を説明する説明図、図4は同防災システム表示装置の自動映出機能の連携を説明するフローチャート、図5は同防災システム表示装置のシミュレーション機能の連携を説明する説明図、図6は同防災システム表示装置のシミュレーション機能の連携を説明する説明図、図7は同防災システム表示装置のシミュレーション機能の連携を説明するフローチャート、図8は同防災システム表示装置の受信機操作を選択する画像を示す説明図、図9は同防災システム表示装置の連動遮断、火災断定、音響停止等の機能の連携を説明する説明図である。
【0014】
図1において、1は例えば同一敷地内に建設された建物の1号棟Aから4号棟Dのうち、1号棟、2号棟及び4号棟の1箇所、例えば防災センターや管理人室にそれぞれ配置された監視装置である。この監視装置1は図2に示すように監視装置本体2と画像表示装置3と監視装置本体2に各種のデータ並びに指令を与えるための入力装置であるキーボード4及び画像表示装置3のCRT画面3a上に表示される各種の防災シンボルの選択、操作釦の選択等に使用されるもう1つの入力装置であるマウス5と、音響発生装置であるスピーカ6とプリンタ7とで構成されている。
なお、1号棟及び2号棟の管理人室にはそれぞれ2台の監視装置1が設けられ、一方の監視装置1を主とし、他方の監視装置1を副とするように位置付けられている。ここで、主とは表示、印字、音響等のすべてについて主たる動作を行い、もっぱら操作者との対応を行うように定義づけられていることをいう。また、副とは主のサブとして機能し、表示については主の補助表示を行うように動作し、印字、音響等の操作については制限されるように定義づけられることをいう。
【0015】
これらの監視装置1は敷地内に敷設されたループ状の通信線(以下、「LAN」という)8にインターフェイス(以下、「I/F」と略す)9を介して接続されている。
11は建物の1号棟から3号棟の管理人室にそれぞれ設けられ、前記と同様にLAN9にI/F13を介して接続された火災受信機である。この火災受信機11は正面に表示部及び操作部(図示せず)を有し、建物の各監視区域にそれぞれ設置された防災機器の一例である火災感知器12を通じて火災の有無を監視し、何れかの火災感知器12の火災信号が入力されたときは、その信号から火災発生区域を特定し、図示せぬスプリンクラー、消火設備、防火戸、排煙機等を駆動させる信号と各種の火災表示指令を出力し、かつ特定した火災発生区域及び火災発報の火災感知器12を示す火災情報信号をI/F13を介してLAN8に伝送する。
これらのI/F9、I/F13はそれぞれノードNo.を有しており、例えば1号棟Aの1つの監視装置1に対応するI/F9がマスターとなり、それ以外のI/F9、I/F13は全てスレーブとなる。ここで、I/F9、I/F13の異常とは電源オフ以外の監視装置1又は火災受信機11との通信異常、内部のIC異常等をいう。
【0016】
図2において、2aは監視装置1の監視装置本体2に設けられた連携表示制御部で、火災感知器12の火災信号を受信した火災受信機11が出力する例えば火災情報並びに各種の表示指令を取り込み、火災情報並びに各種の表示指令を発した火災受信機11を特定し、これらの火災発生区域情報並びに表示指令情報を後述する表示画面制御部に通知すると共に、スピーカ6を鳴動させる信号を出力し、さらに他方の監視装置との関係で自分が主又は副で、他が副又は主として機能するように連携をとって建物の平面図或いは断面図並びに各種の防災表示を映出させるように制御する。
2bは監視装置本体1に設けられ、画像表示装置3に建物の各階の平面図或いは断面図並びに各種の防災表示を映出するよう制御する表示画面制御部である。
2cは監視装置本体1に設けられ、建物の平面図及び断面図、建物内の火災感知器、消火栓、防火戸、排煙機の配置及び各種の表示データ並びに自身が主或いは副として機能するプログラム、防災のシミュレーションのプログラム等の各種データを記憶しているデータベース(以下、「DB」と称する)である。
【0017】
3aは画像表示装置3のCRT画面、3bはCRT画面3aの画面中央部において、例えば建物の所望の階の平面図の一部又は全体を表示するグラフィックエリア、3cはCRT画面3aの画面上部左側において、例えば「本館2階の平面図」等のタイトル及び火災感知器が火災を感知したことを代表的に表示するタイトル表示部、3dは画面上部真中側において、例えば「ガイダンス」、「シンボル凡例」、「取り扱い」等を表示するメニューバー、3eは画面上部右側において、例えば「時刻」を表示する時計表示部、3fは画面中央右側において、例えば「メニュー」、「音響停止」等の操作釦を表示する操作表示部、3gは画面下部左側において、例えば「12時45分 火災感知器 発報 本館2階レストラン」等のイベントを表示するイベントリスト表示部、3hは画面下部右側寄りにおいて、例えば「システム状態 火災表示中」等を表示するシステムメッセージ表示部、3iは画面下部右側において、例えば本館2階の全体の平面図を表示するキープラン表示部である。
【0018】
次に、本発明の実施の形態の防災システム表示装置の自動映出機能の連携動作を図2、図3及び図4のフローチャートに基づいて説明する。
ここで、自動映出機能とは例えば、防災情報発生時の一例である火災発生時に自動的に画面に火災感知器のシンボルを映出させ、その後に火災に関連する防火ダンパのシンボルやスプリンクラのシンボルや排煙口のシンボル等の防災シンボルを映出させる機能をいう。
ここで、自動映出機能の連係動作を説明する前に、まず防災システム表示装置において、主と副の監視装置1が正常に動作し、主/副の関係が成立するまでの手順について説明する。
1)1〜3号棟の監視装置1並びに火災受信機11について電源が投入されると、1号棟のマスターのI/F9(ノードN1)がLAN8のネットワーク上に存在している各スレーブのI/F9、I/F13が正常か異常かを判断して各スレーブのI/F9、I/F13に対して正常か異常かどうかの状態通知を個別に通知する。
2)各スレーブのI/F9、I/F13はマスターのI/F9からの状態通知に対し、応答として自分のI/FステータスをマスターのI/F9(ノードN1)に送信する。
【0019】
3)ここで、1号棟について見ると、マスターのI/F9(ノードN1)とスレーブのI/F9(ノードN2)で、上記1)、2)のやり取りが行われ、お互いのノードに異常がなければ、その時点でマスターのI/F9(ノードN1)はスレーブのI/F9(ノードN2)に対して主CRT運転開始を通知する。このとき、その主運転開始の通知はマスターのI/F9(ノードN1)に対する主の監視装置1の連携表示制御部2aにも入力され、主としての機能を果たすように設定される。
また、主CRT運転開始の通知を受けたスレーブのI/F9(ノードN2)はマスターのI/F9(ノードN1)に対して副CRT運転開始を通知する。このとき、その副運転開始の通知はスレーブのI/F9(ノードN2)に対応する副の監視装置1の連携表示制御部2aにも入力され、副としての機能を果たすように設定される。
【0020】
4)また、2号棟について見ると、スレーブのI/F9(ノードN3)とスレーブのI/F9(ノードN4)とでは、その各スレーブのI/F9がマスターのI/F9(ノード1)と上記1)、2)のやり取りを行い、お互いのノードに異常がなければ、その時点でスレーブのI/F9(ノード3)がスレーブのI/F9(ノード4)に対して主CRT運転開始を通知する。このとき、その主運転開始の通知はスレーブのI/F9(ノード3)に対応する主の監視装置1の連携表示制御部2aに入力され、主としての機能を果たすように設定される。
また、主CRT運転開始の通知を受けたスレーブのI/F9(ノード4)はスレーブのI/F9(ノード3)に対して副CRT運転開始を通知する。このとき、その副CRT運転開始の通知はスレーブのI/F9(ノードN4)に対応する副の監視装置1の連携表示制御部2aにも入力され、副としての機能を果たすように設定される。
【0021】
5)以後、マスターのI/F9(ノードN1)からの全てのI/F9、I/F13に対する定期通知及び各スレーブのI/F9、I/F13からマスターのI/F9への状態通知により、各スレーブのI/F9、、I/F13の監視を行う。
6)なお、マスターのI/F9(ノードN1)からの定期通知に対し、例えばスレーブのI/F9(ノードN3)がIC異常をマスターのI/F9(ノードN1)に送信した場合、スレーブのI/F9(ノードN4)がスレーブのI/F9(ノードN3)の異常を検知し、その異常の通知はスレーブのI/F9(ノードN4)に対応する監視装置1の連携表示制御部2aに入力され、その監視装置1は今まで副としての機能を果たしていた代わりに、主としての機能を果たすように設定が切り替わる。
このようにして2台の監視装置1を有する1号棟と2号棟について、主と副の監視装置1が正常に動作し、主/副の関係が成立するよう設定される。
【0022】
例えば、建物の1号棟Aの主と副の監視装置1について、まず、電源を投入する(ステップS1)。
次に、主と副の監視装置1が正常に動作するかどうか判断する(ステップS2)。
そして、主と副の監視装置1が正常に動作している場合、例えば建物の1号棟Aの主と副の監視装置1について見ると、主と副の監視装置1の画像表示装置3のそれぞれに、連携表示制御部2aの指令に基づき表示画面制御部2bが動作し、電源投入のイニシャル時は画像表示装置3のCRT画面3aのグラフィックエリア3bの画面上に「イニシャル中」の表示がされ、背景は黒で「イニシャル中」の無地でスクリーンセイバーが行われる。
【0023】
次に、イニシャル終了後に平常監視中かどうかを見る(ステップS3)。そして、平常監視中であれば、CRT画面3aのグラフィックエリア3bの画面上に「平常監視中」の表示がされ、背景は黒で「平常監視中」の無地でスクリーンセイバーが行われる。
そして、スクリーンセイバーが行われている平常監視中に、主の監視装置1について、マウス5でCRT画面3aのグラフィックエリア3bの画面上のどこかをクリックすると、メニュー1画面(図示せず)が表示される。このメニュー1画面には建物の各階の警戒区域を表す各階警戒区域選択メニューが表示される。
【0024】
そこで、2号棟Bで表示したい階が2階であれば、メニュー1画面上の該当する2階をクリックすると、2号棟Bの2階の平面図が標準画面として表示される。
また、副の監視装置1のCRT画面3aのグラフィックエリア3bには、DB2cにより前記主の2号棟Bの平面図とは異なる予め定義された図、例えば2号棟Bの断面図が標準画面として表示される。なお、主と副の監視装置1のCRT画面3aのグラフィックエリア3bに映出されている表示は所定時間後に、「平常監視中」の表示に切り替わる。
このように、主の監視装置1のCRT画面3aのグラフィックエリア3bに2号棟Bの2階の平面図が表示され、副の監視装置1のCRT画面3aのグラフィックエリア3bに2号棟Bの断面図が表示されている平常監視中の状態で、例えば1号棟Aの2階の2−2の警戒区域で火災が発生するという平常監視中の状態でなくなると、その警戒区域で火災を感知した火災感知器12の火災信号が火災受信機11に入力され、火災受信機11ではその火災感知器12の火災信号から何階のどの警戒区域に火災が発生したのかが分かる。
【0025】
そして、火災受信機11は何階のどの警戒区域の火災感知器12が火災が発報したかを示す火災表示指令をI/F13、I/F9を介して2台の監視装置1の連携表示制御部2aにそれぞれ出力する。
そして、主の監視装置1の連携表示制御部2aでは、火災受信機11からのI/F9を介した火災表示指令に基づき、表示画面制御部2bを動作させて画像表示装置3のグラフィックエリア3bに表示されている2号棟Bの2階の平面図を映出する表示画面または「平常監視中」を映出する表示画面から、図3(a)の左側に示すように火災発生区域である1号棟Aの平面図の2階の2−2の警戒区域の火災シンボルSを白抜き表示から赤色点滅表示に切り替えると共に、タイトル表示部3c内の火災代表表示を行う箇所で火災シンボルS(図示せず)が赤色点滅表示するようにする。このとき、CRT画面3aの操作表示部3fに「メニュ」、「音響停止」等の操作釦が表示される。
【0026】
また、副の監視装置1の連携表示制御部2aでは、火災受信機11からのI/F9を介した火災表示指令に基づき、表示画面制御部2bを動作させて画像表示装置3のグラフィックエリア3bに表示されている2号棟Bの断面図を映出する表示画面又は「平常監視中」を映出する表示画面から、図3(a)の右側に示すように火災の発生した建物の1号当Aの断面図の出火階である2階の警戒区域の火災シンボルSを白抜き表示から赤色点滅表示に切り替えるが、CRT画面3aの操作表示部3fには何の操作釦も表示されない(ステップS4)。
このように、副の監視装置1の画像表示装置3のグラフィックエリア3bに表示される画面は主に対して補助の表示を行うようになっている。
次に、主の監視装置1の連携表示制御部2aがスピーカ6に火災の発生を知らせるスピーカ鳴動指令を出し(ステップS5)、スピーカ6は火災発生の警報音を鳴動させる(ステップS6)。
【0027】
そのスピーカ6の警報音の鳴動はCRT画面3aの操作表示部3fの「音響停止」の操作釦をマウス5でクリックすることにより停止される(ステップS7、S8)。
なお、スピーカ6で火災発生の警報音を鳴動させた場合、主の監視装置1の連携表示制御部2aがプリンタ7に駆動指令を出して火災発生の内容を自動的に印字することとしている。また、画像表示装置3のグラフィックエリア3bには火災発生時には火災シンボルが表示され、その後は消火栓、防火戸、排煙機等の火災に関連する端末機器が動作した時毎に各端末機器のシンボルも表示される。これらの場合も動作が起こる毎にプリンタ7で各端末機器の動作内容が自動的に印字される。また、画像表示装置3のグラフィックエリア3bに映出された復旧のための復旧釦、連動遮断解除のための連動遮断解除釦等の各種の操作釦の操作時も操作毎にプリンタ7で各操作釦の操作内容が自動的に印字される。
【0028】
次に、操作表示部3fの「音響停止」の操作釦をマウス5でクリックしてスピーカ6の警報音の鳴動を停止させた場合、或いは操作表示部3fの「音響停止」の操作釦をマウス5でクリックしない場合に、操作表示部3fの「復旧スイッチ」の操作釦を操作すると、ステップS2に戻る。
また、主と副の監視装置1のいずれか一方が正常に動作しない、即ち異常と判断した場合(ステップS10)で、主の監視装置1が正常で、副が異常と判断したときには平常監視中かどうかを見る(ステップS11)。そして、平常監視中であれば、次に副の監視装置1が異常から回復したかどうかを見る(ステップS12)。副の監視装置1が異常から回復していればステップS2に戻り、回復していなければステップS10に戻る。
【0029】
そして、主の監視装置1が正常で、副が異常と判断したときで平常監視中でなければ、主の監視装置1の連携表示制御部2aでは、前述と同様に火災受信機11からのI/F9を介した火災表示指令に基づき、表示画面制御部2bを動作させ、画像表示装置3のグラフィックエリア3bに、図3(b)の左側に示すように2階の2−2の警戒区域に赤色点滅の火災シンボルSを表示した画面を映出し、副の監視装置1の連携表示制御部2aでは、I/F9から火災受信機11の火災表示指令が入力されないため、図3(b)の右側に示すように画像表示装置3のグラフィックエリア3bに何も映出させない(ステップS13)。それ以降はステップS4と同様にステップS5〜ステップS9を実行する。
また、副の監視装置1が正常で、主が異常と判断した場合(ステップS14)には、平常監視中かどうかを見る(ステップS15)。そして、平常監視中であれば、次に主の監視装置1が異常から回復したかどうかを見る(ステップS16)。なお、主の監視装置1が異常から正常に回復していればステップS2に戻り、回復していなければステップS14に戻る。
【0030】
そして、主の監視装置1が異常で、副が正常と判断したときで平常監視中でなければ、副の監視装置1の連携表示制御部2aでは、主の監視装置1として機能するように制御し、図3の(c)の右側に示すように今まで主の監視装置1の画像表示装置3のグラフィックエリア3bに映出されていた建物Aの2階の平面図を副の監視装置1の画像表示装置3のグラフィックエリア3bに映出するように切り替え、前述と同様に火災受信機11からのI/F9を介した火災表示指令に基づき、表示画面制御部2bを動作させ、グラフィックエリア3bに、図3(c)の右側に示すように2階の2−2の警戒区域に赤色点滅の火災シンボルSを表示した画面を映出し、主の監視装置1の連携表示制御部2aでは、I/F9から火災受信機11の火災表示指令が入力されないため、図3の(c)の左側に示すように画像表示装置3のグラフィックエリア3bに何も映出させない(ステップS17)。このとき、副の監視装置1の画像表示装置3のCRT画面3aの操作表示部3fに「メニュ」、「音響停止」の操作釦が表示される。
【0031】
次に、副の監視装置1の連携表示制御部2aがスピーカ6に火災の発生を知らせるスピーカ鳴動指令を出し(ステップS18)、スピーカ6は火災発生の警報音を鳴動させる(ステップS6)。それ以降はステップS7〜ステップS9を実行する。
そして、副の監視装置1が主として機能し、スピーカ6の警報音の鳴動停止後にステップS9の復旧スイッチが操作されていれば、ステップS2に戻るため、主の監視装置1が異常から正常に回復していれば、主の監視装置1は主として機能し、副の監視装置1は今まで主として機能していたものが元の副として機能するように切り替わる。
また、副の監視装置1が異常で、主も異常と判断し、いずれもダウンした場合には主と副の監視装置1の連携表示制御部2aでは、いずれのI/F9からも火災受信機11の火災表示指令が入力されないため、画像表示装置3のグラフィックエリア3bに何も映出させない(ステップS19)。
【0032】
このように、火災発生時に自動的に監視装置1の画像表示装置3のグラフィックエリア3bに火災シンボルSを映出させる自動映出機能を動作させている場合において、主の監視装置1の連携表示制御部2aでは、画像表示装置3のグラフィックエリア3bに表示された出火階の平面図の警戒区域に赤色点滅の火災シンボルを映出させると共に、スピーカ6による警報音を鳴動させ、タイトル表示部3cに操作可能なように「メニュ」、「音響停止」等の操作釦が表示され、副の監視装置1の連携表示制御部2aでは、画像表示装置3のグラフィックエリア3bに表示された建物の断面図の出火階の警戒区域に赤色点滅の火災シンボルを映出させるが、操作表示部3fには何の操作釦も表示されず、スピーカ6による警報音の鳴動もなく、主の監視装置1に異常があったときには副の監視装置1が主として機能するよう表示を連携させるようにしたことにより、管理人に再重要な情報を提供することができる。
なお、防災情報として火災で示したが、これに限定されることなく、発信機の作動、防排煙機器やスプリンクラー、消火設備等の動作においても上述の表示を連携させるようにしてもよい。
【0033】
次は、本発明の実施の形態の防災システム表示装置のシミュレーション機能の連携動作を図2、図5、図6及び図7のフローチャートに基づいて説明する。
ここで、シミュレーションとは防災センター要員が火災等の警報発生時の監視・操作に習熟するために、画面に模擬的に各ステップ毎の警報動作を表示して監視と操作の訓練を行うことをいう。このシミュレーションを行うために、例えば8つの基本パターンのシナリオがあり、例えばNo1のシナリオに複数のステップの模擬警報動作がある。そして、各模擬警報動作に対してシミュレーションガイドのメッセージが表示される。
また、防災システム表示装置において、主と副の監視装置1が正常に動作し、主/副の関係が成立するまでの手順は、自動映出機能の連係動作で説明したのと同様であるので、その説明は省略する。
【0034】
例えば、建物の1号棟Aの主と副の監視装置1について、まず、電源を投入する(ステップS21)。
次に、主と副の監視装置1が正常に動作するかどうか判断する(ステップS22)。
そして、主と副の監視装置1が正常に動作している場合、主と副の監視装置1のそれぞれに、自動映出機能の説明の場合と同様に、スクリーンセイバーが行われている平常監視中に、主の監視装置1について、マウス5でCRT画面3aのメニューバー3dの「取り扱い」の操作釦をクリックすると、図5(a)の左側に示すようにグラフィックエリア3bの画面上に「取り扱い」と「シミュレーション」の操作釦が表示がされる。このとき、副の監視装置1のCRT画面3aのグラフィックエリア3bの画面上にも連携して「取り扱い」と「シミュレーション」の操作釦が表示がされるが、図5(a)の右側に示すように「シミュレーション」の操作釦は薄い表示で操作できない状態に表示される。
【0035】
そこで、主の監視装置1のグラフィックエリア3bの画面上に表示されている「シミュレーション」の操作釦をマウス5でクリックすると、シミュレーションの起動が開始され、図5(b)の左側に示すようにグラフィックエリア3bの画面上に複数のシナリオを選択させるための「シミュレーション選択」のウインドウが表示される。このとき、副の監視装置1のグラフィックエリア3bの画面上には図5(b)の右側に示すように何も映出されない。
次に、主の監視装置1のグラフィックエリア3bの画面上の「シミュレーション選択」のウインドウから例えば「シナリオ1」の操作釦をマウス5でクリックすると、シミュレーションのシナリオ1の実行となり(ステップS23)、平常監視中であれば(ステップS24)、主と副の監視装置1の連携表示制御部2aでそれぞれ連携してシミュレーションのシナリオ1の実行が開始される(ステップS25)。また、平常監視中でない、即ち火災発生中であればシミュレーションは実行出来ない(ステップS26)。
主と副の監視装置1がシミュレーション機能を発揮する連携動作については後で詳細に説明する。
【0036】
また、主と副の監視装置1のいずれか一方が正常に動作しないと判断した場合で、主の監視装置1が正常に動作していると判断したときには(ステップS27)、主と副の監視装置1が正常に動作している場合と同様に主の監視装置1のグラフィックエリア3bの画面上の「シミュレーション選択」のウインドウから例えば「シナリオ1」の操作釦をマウス5でクリックすると、シミュレーションのシナリオ1の実行となり(ステップS28)、平常監視中であれば(ステップS29)、主の監視装置1の連携表示制御部2aでのみシミュレーションのシナリオ1の実行が開始され(ステップS30)、副の監視装置1の連携表示制御部2aでは、画像表示装置3のグラフィックエリア3bの画面上に何も映出させない。
【0037】
また、副の監視装置1が正常で、主が異常と判断した場合(ステップS31)には、副の監視装置1のグラフィックエリア3bの画面上の「シミュレーション選択」のウインドウから例えば「シナリオ1」の操作釦をマウス5でクリックすると、ステップS28に戻ってシミュレーションのシナリオ1の実行となり、平常監視中であれば(ステップS29)、副の監視装置1の連携表示制御部2aでのみシミュレーションのシナリオ1の実行が開始され(ステップS30)、主の監視装置1の連携表示制御部2aでは、画像表示装置3のグラフィックエリア3bの画面上に何も映出させない。
また、副の監視装置1が異常で、主も異常と判断した場合、即ち主と副の監視装置1が共にダウンした場合には主と副の監視装置1の連携表示制御部2aでは、画像表示装置3のグラフィックエリア3bにシュミレーションを実行できないため、何も映出させない(ステップS32)。
【0038】
ここで、主と副の監視装置1がシミュレーションを連携するステップS25の動作について説明する。
主の監視装置1が主導を握り、シミュレーションのシナリオを進行させ、副は主の進行状況に併せて連携して進行する。
シミュレーションのシナリオ1の実行が開始され、火災が発生したと想定した場合、主の監視装置1の連携表示制御部2aでは表示画面制御部2bを動作させ、グラフィックエリア3bの画面上に、図6の(c)▲1▼の左側に示すように1号棟Aの平面図を映出すると共に、2階の2−2の警戒区域に赤色点滅の火災シンボルS1を表示し、さらにグラフィックエリア3bの画面上に火災の発生に対応した所定のシミュレーションガイドを表示する。そして、シミュレーションガイドの内容を防災センター要員が読み、シミュレーションガイド内に表示された「確認」の操作釦をマウス5でクリックすれば、このシミュレーションガイドの表示は消去され、次のシミュレーションのステップに移行する。
【0039】
また、副の監視装置1の連携表示制御部2aでは表示画面制御部2bを動作させ、グラフィックエリア3bの画面上に、図6の(c)▲1▼の右側に示すように1号棟Aの断面図を映出すると共に、2階の2−2の警戒区域に赤色点滅の火災シンボルS1を表示し、シミュレーションガイドは表示しない。
次に、防排煙作動を想定し、主の監視装置1の連携表示制御部2aではグラフィックエリア3bの画面上に、図6の(c)▲2▼の左側に示すように1号棟Aの平面図を映出すると共に、2階の2−2の警戒区域に火災シンボルSと共に火災感知器との自動連動による赤色点滅の防火ダンパS2を表示し、さらにグラフィックエリア3bの画面上に防排煙作動に対応した所定のシミュレーションガイドを表示する。このときも、シミュレーションガイド内に表示された「確認」の操作釦をマウス5でクリックすれば、シミュレーションガイドの表示は消去され、次のシミュレーションのステップに移行する。
また、副の監視装置1の連携表示制御部2aではグラフィックエリア3bの画面上に、図6の(c)▲2▼の右側に示すようにステップ1と同様に1号棟Aの断面図を映出すると共に、2階の2−2の警戒区域に赤色点滅の火災シンボルS1のみを表示し、シミュレーションガイドは表示しない。
【0040】
さらに、防排煙作動を想定し、主の監視装置1の連携表示制御部2aではグラフィックエリア3bの画面上に、図6の(c)▲3▼の左側に示すように1号棟Aの平面図を映出すると共に、2階の2−2の警戒区域に火災シンボルS1及び赤色点滅の防火ダンパS2と共にスプリンクラのシンボルS3を表示し、さらにグラフィックエリア3bの画面上に防排煙作動に対応した所定のシミュレーションガイドを表示する。このときも、シミュレーションガイド内に表示された「確認」の操作釦をマウス5でクリックすれば、シミュレーションガイドの表示は消去され、次のシミュレーションのステップに移行する。
また、副の監視装置1の連携表示制御部2aではグラフィックエリア3bの画面上に、図6の(c)▲3▼の右側に示すように建物Aの断面図を映出すると共に、消火ポンプのシンボルS5と消防隊により操作されたとする各階に設けられた消火栓のシンボルS6を表示し、シミュレーションガイドは表示しない。
【0041】
さらにまた、防排煙の遠隔起動操作を想定し、主の監視装置1の連携表示制御部2aではグラフィックエリア3bの画面上に、図6の(c)▲4▼の左側に示すように1号棟Aの平面図を映出すると共に、2階の2−2の警戒区域に火災シンボルS1、赤色点滅の防火ダンパS2及びスプリンクラのシンボルS3と共に排煙口のシンボルS4を表示し、さらにグラフィックエリア3bの画面上に防排煙の遠隔起動操作に対応した所定のシミュレーションガイドを表示する。このときも、シミュレーションガイド内に表示された「確認」の操作釦をマウス5でクリックすれば、シミュレーションガイドの表示は消去され、次のシミュレーションのステップに移行する。
また、副の監視装置1の連携表示制御部2aではグラフィックエリア3bの画面上に、図6の(c)▲4▼の右側に示すように1号棟Aの断面図を映出すると共に、消火ポンプのシンボルS5と消防隊により操作されたとする各階に設けられた消火栓のシンボルS6を表示し、シミュレーションガイドは表示しない。
【0042】
さらに、排煙機の起動を想定し、主の監視装置1の連携表示制御部2aではグラフィックエリア3bの画面上に、図6の(c)▲5▼の左側に示すようにステップ4と同様に1号棟Aの平面図を映出すると共に、2階の2−2の警戒区域に火災シンボルS1、赤色点滅の防火ダンパS2及びスプリンクラのシンボルS3と共に排煙口のシンボルS4を表示し、さらにグラフィックエリア3bの画面上に防排煙の遠隔起動操作に対応した所定のシミュレーションガイドを表示する。このときも、シミュレーションガイド内に表示された「確認」の操作釦をマウス5でクリックすれば、シミュレーションガイドの表示は消去される。
また、副の監視装置1の連携表示制御部2aではグラフィックエリア3bの画面上に、図6の(c)▲5▼の右側に示すように1号棟Aの断面図を映出すると共に、排煙機のシンボルS7を表示し、シミュレーションガイドは表示しない。
以上のステップ1から5までのシミュレーションの実行が終われば、シミュレーションは終了する。
【0043】
以上の説明は、建物の1号棟Aの主と副の監視装置1について、電源投入後に主と副の監視装置1が正常に動作している場合、主の監視装置1が正常で副の監視装置1が異常の場合、副の監視装置1が正常で主の監視装置1が異常の場合を説明したものであるが、主と副の監視装置1が正常に動作し、シミュレーションの実行を連携している途中で、副の監視装置1が異常のときは主の監視装置1ではそのまま引き続きシミュレーションを続行する。
また、主と副の監視装置1が正常に動作し、シミュレーションの実行を連携している途中で、主の監視装置1が異常のときは副の監視装置1ではシミュレーションの実行を停止する。そして、副の監視装置1が主として機能することとなったときに、シミュレーションを実行すれば、始めから実行することになる。
【0044】
なお、シミュレーションの実行中にも、自動映出機能の動作の説明の場合と同様に、主として機能する監視装置1のスピーカ6で火災発生時や火災受信機の異常のときに火災発生と異常を知らせる警報音を鳴動させたり、プリンタ7で火災感知器12や消火栓、防火戸、排煙機等の火災に関連する端末機器の動作時と画像表示装置3に映出された復旧のための復旧釦、連動遮断解除のための連動遮断解除釦等の各種の操作釦の操作時にプリンタ7で各動作内容と各操作内容を自動的に印字することしている。
このように、実警報発生時と同じ状況を再現するように、2台の監視装置1の画像表示装置3のCRT画面3aのグラフィックエリア3bに映出される画面が1方を主とし、他方を副として連携してシミュレーションを進行させていくので、管理人にとって取り扱い方法を習熟させる効果がある。
【0045】
次は、本発明の実施の形態の防災システム表示装置の連動遮断、非常放送、移報遮断、火災断定、地区音響一斉、地区音響、復旧機能の連携動作を図2、図8及び図9に基づいて説明する。
例えば、建物の1号棟Aの主と副の監視装置1について見ると、自動映出機能の連携動作で説明したように、いずれの画像表示装置3のCRT画面3aのグラフィックエリア3bの画面上にもスクリーンセイバーが行われている平常監視中に、主の監視装置1について、マウス5でCRT画面3aのメニューバー3dの「画面選択」の操作釦をクリックすると、図8に示すようにグラフィックエリア3bの画面上に6個の「メニュー1〜6」と「システム」と「履歴リスト」と16個の「受信機操作1〜16」の操作釦が表示がされる。このとき、副の監視装置1のCRT3aのグラフィックエリア3bの画面上にも連携して「メニュー1〜6」と「システム」と「履歴リスト」と16の「受信機操作1〜16」の操作釦が表示がされるが、これらの操作釦は薄い表示で操作できない状態に表示される。
【0046】
そして、主の監視装置1のグラフィックエリア3bの画面上に表示されている「受信機操作1」の操作釦をマウス5でクリックすると、図9に示すようにグラフィックエリア3bの画面上に「一括連動遮断」と20個の「連動遮断1〜20」の操作釦を有する連動遮断領域aと、「非常放送遮断」の操作釦を有する非常放送領域bと、「一括移報遮断」と「代表移報遮断」と「表示移報遮断」と「外部移報遮断」の操作釦を有する移報遮断領域cと。「火災断定」の操作釦を有する火災断定領域dと、「一斉鳴動」の操作釦を有する地区音響一斉領域eと、「一時停止」の操作釦を有する地区音響領域fと、「復旧」の操作釦を有する復旧領域gとが表示される。
このとき、副の監視装置1のCRT画面3aのグラフィックエリア3bの画面上にも連携して「連動遮断領域a」と「非常放送領域b」と「火災断定領域d」と「地区音響一斉領域e」と「地区音響領域f」と「復旧領域g」の操作釦が表示がされるが、これらの操作釦は薄い表示で操作できない状態に表示される。
【0047】
また、通常動作中において、副の監視装置1が主の監視装置1の異常をマスターのI/F9からの情報信号で検知した場合は、副の監視装置1は自動的に動作モードを主へ切り替え、以前に主の監視装置1のCRT画面3aのグラフィックエリア3bの画面上には何も表示されない。なお、通常動作中において、主の監視装置1が副の監視装置1の異常をマスターのI/F9からの情報信号で検知した場合は、主の監視装置1の動作モードはそのままで、副の監視装置1のCRT画面3aのグラフィックエリア3bの画面上には何も表示されない。
このように、主の監視装置1のCRT画面3aのグラフィックエリア3bの画面上に連動遮断領域a、非常放送領域b、移報遮断領域c、火災断定領域d、地区音響一斉領域e、地区音響領域f及び復旧領域gに各操作釦が表示され、各操作釦を操作することができるが、副の監視装置1のCRT画面3aのグラフィックエリア3bの画面上には連動遮断領域a、非常放送領域b、移報遮断領域c、火災断定領域d、地区音響一斉領域e、地区音響領域f及び復旧領域gに各操作釦が表示されても操作できず、また主の監視装置1に異常があったときには副の監視装置1が主として機能するよう連携させたことにより、管理人に常に重要な情報を提供し続けることができ、各種の操作を常にすることが可能となる。
【0048】
なお、本発明の実施の形態では、主及び副の監視装置が共に正常な場合に、副の監視装置では地区音響領域f及び復旧領域gに各操作が表示されても操作できないようにしたが、主、副いずれの監視装置でも操作可能にするようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態では、防災センターや管理人室で説明したが、これらに限定されるものではなく、主及び副の監視装置が1箇所に設置されていればよい。
さらに、本発明の実施の形態では、主及び副の監視装置と火災受信機とを1箇所に組み合わせて設置して説明したが、主及び副の監視装置が1箇所に設置されていればよく、火災受信機を一緒の場所に設置しなくてもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る請求項1によれば、建物に複数の防災機器が接続された火災受信機或いは複数の監視装置が設置され、これらが各インターフェイスを介して通信線に接続されてなるシステムの防災システム表示装置であって、建物の1箇所に火災受信機と複数の監視装置とが組み合わされて設置されたものにあって、複数の監視装置に対応する各インターフェイスが初期状態においてそれぞれ自分の立場を認識し、1つを主とし、それ以外を副とし、当該これら複数の監視装置とそれに対応する各インターフェイスとで通信状態が正常なときは、主のインターフェイスに対応して接続された監視装置は火災受信機からの防災情報に基づいて主として機能し、副のインターフェイスに対応して接続された監視装置は火災受信機からの防災情報に基づいて副として機能するようにしたので、防災管理者が手動で操作しなくとも監視装置は自動的に異なる機能を果たすという効果がある。
また、前記監視装置とそれに対応する主のインターフェイスとで通信状態が異常なときは副のインターフェイスに対応して接続された各監視装置のいずれか1つは火災受信機からの防災情報に基づいて主として機能するよう切り替えるようにしたので、必ず主として機能する監視装置があるため、防災管理者が防災管理上支障をきたすことがないという効果がある。
さらに、複数の監視装置のうち少なくとも2台が1箇所に設置された当該監視装置の連携表示制御部は、防災機器からの防災情報信号が火災受信機を介して入ってきたときに、他方の監視装置との関係で自分が主として機能するときは、該防災情報に係わる階の平面図と該防災情報に関する各種防災シンボルを画像表示装置に表示させる表示指令と共に操作が入力可能な各種操作釦を表示させる表示指令を表示画面制御部に出力し、他方の監視装置との関係で自分が副として機能するときは、予め定義された図と前記防災情報に関する各種防災シンボルを画像表示装置に表示させる表示指令のみを表示画面制御部に出力し、さらに主として機能する監視装置が異常と判断したときは自身が主として機能して、前記防災情報に係わる階の平面図と該防災情報に関する各種防災シンボルを画像表示装置に表示させる表示指令と共に操作が入力可能な各種操作釦を表示させる表示指令を表示画面制御部に出力するよう制御するので、当該監視装置が他方の監視装置との関係で自分が主として機能するときは、防災情報に係わる階の平面図と防災情報に関する各種防災シンボルを画像表示装置に表示させ、操作が入力可能な各種操作釦の表示を行って各種の操作を入力でき、他方の監視装置との関係で自分が副として機能するときは、画像表示装置に予め定義された図と防災情報に関する防災シンボルを表示させて連携させるようにしたことにより、防災センター要員や管理人に最重要な情報を提供することができるという効果がある。
【0050】
本発明に係る請求項2によれば、複数の監視装置のうち少なくとも2台が1箇所に設置された当該各監視装置の連携表示制御部は、連携表示制御部が画像表示装置の画面に表示されたシミュレーションの操作釦が選択されたとき、他方の監視装置との関係で自分が主として機能するときは、データベースを読み込んで画像表示装置に主シミュレーションを表示させる表示指令を表示画面制御部に出力し、他方の監視装置との関係で自分が副として機能するときは、データベースを読み込んで画像表示装置に副シミュレーションを表示させる表示指令を表示画面制御部に出力するよう制御するので、他方の監視装置との関係で自分が主として機能するときは、画像表示装置に主シミュレーションを表示させる表示をし、他方の監視装置との関係で自分が副として機能するときは、画像表示装置に副シミュレーションを表示させることとなり、実警報発生時と同じ状況に主と副の監視装置が連携してシミュレーションを進行させていくので、防災センター要員や管理人にとって取り扱い方法を習熟させる効果がある。
【0051】
本発明に係る請求項3によれば、各監視装置は音響発生装置を有し、当該各監視装置の連携表示制御部は他方の監視装置との関係で自分が主として機能するときと、或いは他方の監視装置との関係で自分が副として機能していて、主として機能する監視装置が異常と判断して自身が主として機能することとなったときは、防災情報発生時と火災受信機の異常時に音響発生装置に対して防災情報発生と異常を知らせる警報音指令を出力するので、主と副の監視装置が正常に動作するときと主の監視装置のみが正常に動作するときと主の監視装置に異常があって副の監視装置が主の機能を代行するときは音響発生装置は防災情報発生時と火災受信機の異常時に音響発生装置が防災情報発生と異常を知らせる警報音を発することにより、主の監視装置に異常があれば、副の監視装置が主の機能を代行するので、警報音の発生に支障をきたすことがなくなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る防災システム表示装置の監視装置の構成を示すブロック図である。
【図2】同防災システム表示装置のネットワークの構成を示す模式図である。
【図3】同防災システム表示装置の自動映出機能の連携を説明する説明図である。
【図4】同防災システム表示装置の自動映出機能の連携を説明するフローチャートである。
【図5】同防災システム表示装置のシミュレーション機能の連携を説明する説明図である。
【図6】同防災システム表示装置のシミュレーション機能の連携を説明する説明図である。
【図7】同防災システム表示装置のシミュレーション機能の連携を説明するフローチャートである。
【図8】同防災システム表示装置の受信機操作を選択する画像を示す説明図である。
【図9】同防災システム表示装置の連動遮断、火災断定、音響停止等の機能の連携を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 監視装置
2 監視装置本体
2a 連携表示制御部で
2b 表示画面制御部
2c データベース
3 画像表示装置
3a CRT画面、
3b グラフィックエリア
8 LAN
9 I/F
11 火災受信機
12 火災感知器
13 I/F

Claims (3)

  1. 建物に複数の防災機器が接続された火災受信機或いは複数の監視装置が設置され、これらが各インターフェイスを介して通信線に接続されてなるシステムの防災システム表示装置であって、
    建物の1箇所に火災受信機と複数の監視装置とが組み合わされて設置されたものにあって、複数の監視装置に対応する各インターフェイスが初期状態においてそれぞれ自分の立場を認識し、1つを主とし、それ以外を副とし、当該これら複数の監視装置とそれに対応する各インターフェイスとで通信状態が正常なときは、主のインターフェイスに対応して接続された監視装置は火災受信機からの防災情報に基づいて主として機能し、副のインターフェイスに対応して接続された監視装置は火災受信機からの防災情報に基づいて副として機能し、
    前記監視装置とそれに対応する主のインターフェイスとで通信状態が異常なときは副のインターフェイスに対応して接続された各監視装置のいずれか1つは火災受信機からの防災情報に基づいて主として機能するよう切り替わるものであって、
    前記複数の監視装置のうち少なくとも2台が1箇所に設置された当該各監視装置は、
    建物の平面図或いは断面図並びに各種の防災表示を映出する画像表示装置と、
    画像表示装置に建物の平面図或いは断面図並びに各種の防災表示を映出するよう制御する表示画面制御部と、
    前記防災機器からの防災情報信号が火災受信機を介して入ってきたときに、他方の監視装置との関係で自分が主として機能するときは、該防災情報に係わる階の平面図と該防災情報に関する各種防災シンボルを画像表示装置に表示させる表示指令と共に操作が入力可能な各種操作釦を表示させる表示指令を表示画面制御部に出力し、
    他方の監視装置との関係で自分が副として機能するときは、予め定義された図と前記防災情報に関する各種防災シンボルを画像表示装置に表示させる表示指令のみを表示画面制御部に出力し、さらに主として機能する監視装置が異常と判断したときは自身が主として機能して、前記防災情報に係わる階の平面図と該防災情報に関する各種防災シンボルを画像表示装置に表示させる表示指令と共に操作が入力可能な各種操作釦を表示させる表示指令を表示画面制御部に出力するよう制御する連携表示制御部とを備えたことを特徴とする防災システム表示装置。
  2. 前記各監視装置は、
    模擬警報動作のシミュレーションであって、建物の平面図を表示し、その平面図中にシミュレーション開始から終了までの一連の流れに基づく表示を行わせる主シミュレーションと、前記平面図とは異なる図を表示し、その図にシミュレーション開始から終了までの一連の流れに基づく表示を行わせる従シミュレーションとを記憶するデータベースと、を備え、
    前記連携表示制御部は、
    画像表示装置の画面に表示されたシミュレーションの操作釦が選択されたとき、他方の監視装置との関係で自分が主として機能するときは、データベースを読み込んで画像表示装置に主シミュレーションを表示させる表示指令を表示画面制御部に出力し、他方の監視装置との関係で自分が副として機能するときは、データベースを読み込んで画像表示装置に副シミュレーションを表示させる表示指令を表示画面制御部に出力するよう制御することを特徴とする請求項1記載の防災システム表示装置。
  3. 前記各監視装置は音響発生装置を有し、当該各監視装置の連携表示制御部は他方の監視装置との関係で自分が主として機能するときと、或いは他方の監視装置との関係で自分が副として機能していて、主として機能する監視装置が異常と判断して自身が主として機能することとなったときは、防災情報発生時と火災受信機の異常時に音響発生装置に対して防災情報発生と異常を知らせる警報音指令を出力することを特徴とする請求項1又は2記載の防災システム表示装置。
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