JP2016148977A - 火災受信機の遮断解除装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遮断解除操作に対して、誤操作防止のための処置を施し、一回のスイッチ操作で遮断状態が解除されないようにする。【解決手段】火災受信機における端末機器に対する連動機能、又は他の機器に対する移報機能に関する遮断状態の設定及び解除を可能に構成されている火災受信機の遮断解除装置において、遮断状態を解除する操作入力があったときに、解除操作を確認する確認メッセージ画面80を表示する。また、連動機能に関する遮断は、一括連動遮断71である。移報機能に関する遮断は、一括移報遮断72又は非常放送遮断73のいずれかである。【選択図】図4

Description

この発明は、火災受信機の遮断解除装置に関する。
従来から、端末機器を監視制御する火災受信機と、当該火災受信機と接続された防災表示装置とを備えた火災報知設備が知られている。
火災受信機には、端末機器間の連動データベースが設定されており、火災などが発生すると、火災感知器からの火災信号に応じて、連動関係にある防火戸等の被制御機器を制御する。また、火災受信機は、端末機器で火災などのイベントが発生したときに、イベント情報を防災表示装置に送信する。防災表示装置は、火災受信機から送信されるイベント情報を受信して、表示手段に建物内の状況を表示する(例えば特許文献1)。
ところで、このような防災表示装置は、遮断設定データベースを備えており、上述した火災受信機における端末機器に対する連動機能に関する遮断状態の設定及び解除を可能に構成されている。
例えば、通常時は、連動遮断操作により、火災受信機の連動機能を遮断状態に設定しておく。そして、火災感知器の発報時に、まず、ユーザが現場を確認し、誤報でないことを確認した上で、連動遮断解除操作により、火災受信機の連動機能の遮断状態を解除して、被制御機器を連動動作させる。このように、通常時に連動機能を遮断状態に設定しておけば、誤報時に被制御機器を連動動作させないようにすることができる。
特開平5−28380号公報
しかしながら、従来の防災表示装置において、連動遮断解除操作は、誤操作防止のための処置が施されておらず、一回のスイッチ操作で連動遮断が解除される構成であった。そのため、誤操作により連動遮断が解除されてしまう虞があった。
なお、防災表示装置には、上述した連動機能の他にも、火災受信機における他の機器に対する移報機能に関する遮断状態の設定及び解除を可能に構成されており、これらの遮断解除時においても、一回のスイッチ操作で遮断状態が解除されない構成としたい。
この発明は、遮断解除操作に対して、誤操作防止のための処置を施し、一回のスイッチ操作で遮断状態が解除されないようにすることを目的とする。
この発明は、火災受信機における端末機器に対する連動機能、又は他の機器に対する移報機能に関する遮断状態の設定及び解除を可能に構成されている火災受信機の遮断解除装置において、前記遮断状態を解除する操作入力があったときに、当該解除操作を確認する確認メッセージ画面を表示することを特徴とする。
また、前記連動機能に関する遮断は、一括連動遮断であることを特徴とする。また、前記移報機能に関する遮断は、一括移報遮断、又は非常放送遮断のいずれかであることを特徴とする。
この発明によれば、前記遮断状態を解除する操作入力があったときに、当該解除操作を確認する確認メッセージ画面を表示するように構成したので、一回のスイッチ操作で遮断状態が解除されなくなったので、誤操作により遮断状態が解除されてしまうことがなくなる。
この発明の実施の形態に係る防災表示装置を組み込んだ防災システム全体の構成を示すブロック図。 図1の火災受信機の構成を示すブロック図。 図1のCRT表示部の画面の基本構成を示す図。 遮断設定に関する各種画面の表示例と遮断状態の解除に関する動作フローとを示す図。
以下、この発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態に係る防災表示装置を組み込んだ防災システム全体の構成を示すブロック図、図2は図1の火災受信機の構成を示すブロック図、図3は図1のCRT表示部の画面の基本構成を示す図、図4は遮断設定に関する各種画面の表示例と遮断状態の解除に関する動作フローとを示す図である。
図1はこの発明の実施の形態に係る防災表示装置1を組み込んだ防災システム全体の構成を示すブロック図である。図1において、1は防災表示装置、2は防災表示装置1が接続された火災受信機である。この防災表示装置1と火災受信機2は、一体化した構成としてもよい。
まず、火災受信機2について説明する。火災受信機2は、防災システム全体を統括するもので、建物内に設置された各種の端末機器、例えば煙感知器20や熱感知器21等の火災感知器、発信機22、地区ベル装置23、ガス漏れ検知器24、防火戸25や加圧排煙機(加圧給気機)26や排煙機27等の防排煙機器、消火ポンプ28等が信号線を介して接続されている。これら端末機器には、それぞれ固有のアドレスが付与されている。
また、火災受信機2には、図2に示すように、端末機器以外の他の機器として、非常放送装置40、表示機41、及びその他の外部装置42が信号線を介して接続されている。その他の外部装置42は、例えば中央監視装置、リモート監視装置である。
火災受信機2は、通常時、アドレスをもって個々の端末機器を識別し、端末機器からのイベントに関する情報を収集し、その動作を制御する。そして、火災などが発生すると、火災感知器20、21などからの信号に応じて、連動データベース35A(後述する)などを参照して、連動関係にある防火戸25などを制御したり、地区ベル装置23を鳴動させる。また、移報データベース35B(後述する)などを参照して、移報関係にある表示機41、又はその他の外部装置42に移報信号を出力したり、非常放送データベース35C(後述する)などを参照して、移報関係にある非常放送装置40に移報信号を出力する。
さらに、そういった端末機器の動作などに関するイベント情報を全て防災表示装置1に送信するようになっている。「イベント」とは、個々の端末機器自身に発生する諸々の事態であり、火災感知器20、21であれば火災発生の有無やその故障、防排煙機器25、26、27であれば火災発生時の自己の動作や故障などが挙げられる。
図2は、図1の火災受信機2の構成を示すブロック図である。火災受信機2は、制御部30と、インターフェース部31と、インターフェース部32と、表示部33と、操作部34と、記憶部35と、信号出力部36と、移報出力部37と、移報出力部38とを備えている。
制御部30は、火災受信機2を構成する各部の制御を行う。インターフェース部31は、端末機器と接続され、端末機器と各種信号の送受信を行う。インターフェース部32は、防災表示装置1と接続され、防災表示装置1と各種信号の送受信を行う。表示部33は、必要な各種表示を行い、操作部34は、ユーザの各種操作入力を受け付ける。信号出力部36は、非常放送装置40と接続され、各種移報信号を出力する。移報出力部37は、表示機41と接続され、各種移報信号を出力する。移報出力部38は、外部装置42と接続され、各種移報信号を出力する。
記憶部35は、制御部30を動作させる制御プログラムや処理プログラム、連動データベース35A、移報データベース35B、非常放送データベース35C、遮断設定データベース35D等を記憶する。
連動データベース35Aは、端末機器に対する連動機能を設定するデータベースである。連動データベース35Aは、連動元の端末機器からのイベントに関する情報(信号)を受信したときに、連動先の端末機器に制御信号を送信して連動動作させるためのデータベースであり、連動元の端末機器のアドレスと当該アドレスに対応して連動先の端末機器のアドレスとが記憶された連動データが複数記憶されている。例えば、連動元の端末機器は、煙感知器20や熱感知器21等の火災感知器、発信機22であり、連動先の端末機器は、地区ベル装置23、防火戸25や加圧排煙機26や排煙機27等の防排煙機器、消火ポンプ28等の被制御機器である。
移報データベース35Bは、他の機器に対する移報機能を設定するデータベースである。移報データベース35Bは、移報元の端末機器からのイベントに関する情報(信号)を受信したときに、移報先の他の機器に移報信号を出力して移報動作させるためのデータベースであり、移報元の端末機器のアドレスと当該アドレスに対応して移報先の他の機器の種別IDとが記憶された移報データが複数記憶されている。例えば、移報元の端末機器は、煙感知器20や熱感知器21等の火災感知器、発信機22であり、移報先の他の機器は、表示機41、その他の外部装置42である。
非常放送データベース35Cは、非常放送装置40に対する移報機能を設定するデータベースである。非常放送データベース35Cは、移報元の端末機器からのイベントに関する情報(信号)を受信したときに、移報先の非常放送装置40に移報信号を出力して移報動作させるためのデータベースであり、移報元の端末機器のアドレスと当該アドレスに対応して移報先の非常放送装置40の種別IDとが記憶された移報データが記憶されている。例えば、移報元の端末機器は、煙感知器20や熱感知器21等の火災感知器、発信機22である。
遮断設定データベース35Dは、前記した端末機器に対する連動機能に関する連動遮断、及び他の機器に対する移報機能に関する移報遮断を設定するデータベースであり、操作部34による操作入力、及び後述する防災表示装置1による操作入力により、遮断状態の設定及び解除を可能に構成されている。具体的には、連動データベース35A、移報データベース35B、及び非常放送データベース35Cのそれぞれに対して、連動遮断、及び移報遮断の設定状態として、遮断状態であるか、又は遮断解除状態であるかが記憶されている。なお、初期設定時は、それぞれのデータベース35A、35B、35Cに対して、遮断解除状態が記憶されている。
つぎに、防災表示装置1について説明する。防災表示装置1は、火災受信機2からのデータ信号を受けて、平常時及びイベント発生時に、所定の画面(画像)を表示し、現在の状況や警報を表示する。また、火災受信機2からの信号(情報)に応じて画像を表示するだけでなく、防災表示装置1における操作により、火災受信機2や、火災受信機2を介して端末機器の動作を制御することができる。
防災表示装置1は、図1に示すように、インターフェース部11と、外部記録媒体駆動部12と、記憶部13と、画像出力部14と、CRT表示部15と、操作入力部16と、マウス17と、制御部19とを備えている。また、防災表示装置1には、電源供給源として、ブレーカ4を介して接続された商用電源3と、予備電源装置5とが接続されている。
インターフェース部11は、火災受信機2と接続され、火災受信機2から送信される端末機器に関するイベント情報などを受信し、また、各種制御情報を送信する。外部記録媒体駆動部12は、外部記録媒体6に対して、各種情報の格納や読み出しを行う。
CRT表示部15は、画像出力部14を介して出力される画像をCRTに表示する。なお、表示部は必ずしもCRTでなくともよく、LCDやプラズマ表示部等であってもよい。
操作入力部16は、マウス17が接続され、CRT表示部15の画面上にポインタを表示し、マウス17の移動操作に基づいてそのポインタを移動し、クリック操作による入力を判別して制御部19に通知する。
制御部19は、防災表示装置1を構成する各部を制御する。例えば、制御部19は、受信したイベント情報に基づいて、CRT表示部15に各種画面(画像)を切替、及び更新表示させる処理を行う。
記憶部13は、制御部19を動作させる制御プログラムや処理プログラム、CRT表示部15に表示する各種画像データ、等が記憶される。また、記憶部13は、図示しないが、連動データベース13A、移報データベース13B、非常放送データベース13C、遮断設定データベース13D等を記憶する。
連動データベース13Aは、端末機器に対する連動機能を設定するデータベースである。連動データベース13Aは、火災受信機2において、連動元の端末機器からのイベントに関する情報(信号)を受信したときに、連動先の端末機器に制御信号を送信して連動動作させるためのデータベースであり、火災受信機2の連動データベース35Aと同様であるため、詳細な説明を省略する。
移報データベース13Bは、他の機器に対する移報機能を設定するデータベースである。移報データベース13Bは、火災受信機2において、移報元の端末機器からのイベントに関する情報(信号)を受信したときに、移報先の他の機器に移報信号を出力して移報動作させるためのデータベースであり、火災受信機2の移報データベース35Bと同様であるため、詳細な説明を省略する。移報先の他の機器は、表示機41、その他の外部装置42である。
非常放送データベース13Cは、非常放送装置40に対する移報機能を設定するデータベースである。非常放送データベース13Cは、火災受信機2において、移報元の端末機器からのイベントに関する情報(信号)を受信したときに、移報先の非常放送装置40に移報信号を出力して移報動作させるためのデータベースであり、火災受信機2の非常放送データベース35Cと同様であるため、詳細な説明を省略する。
遮断設定データベース13Dは、火災受信機2における、前記した端末機器に対する連動機能に関する連動遮断、及び他の機器に対する移報機能に関する移報遮断を設定するデータベースであり、マウス17による操作入力、及び前記した火災受信機2による操作入力により、遮断状態の設定及び解除を可能に構成されている。具体的には、火災受信機2の遮断設定データベース35Dと同様で、連動データベース13A、移報データベース13B、及び非常放送データベース13Cのそれぞれに対して、連動遮断、及び移報遮断の設定状態として、遮断状態であるか、又は遮断解除状態であるかが記憶されている。なお、初期設定時は、それぞれのデータベース13A、13B、13Cに対して、遮断解除状態が記憶されている。
また、遮断設定データベース13D、又は火災受信機2の遮断設定データベース35Dにおける設定状態の変更があったときには、変更のあった側の装置(防災表示装置1又は火災受信機2)は、他方の装置に変更内容を通知し、他方の装置は、自身の遮断設定データベース13D,35Dにおける設定状態を変更して記憶する。このように、防災表示装置1の遮断設定データベース13Dと火災受信機2の遮断設定データベース35Dとは、記憶内容が同期保存されるようになっている。
図3は、図1のCRT表示部15の画面の基本構成を示す図である。CRT表示部15の画面は、メニューバー表示エリア、時刻表示エリア、グラフィックエリア、平面キープランエリア、断面キープランエリア、防災用動力表示エリア、アラームリストエリア、消防活動支援エリア、及び基本表示操作エリアから構成されている。
メニューバー表示エリアは、各種のスイッチを表示するエリアであり、時刻表示エリアは現在の日時を表示するエリアである。
グラフィックエリアは、制御部19の制御により、各種画面を切替表示可能なエリアであり、主に建物の各フロアのイメージ画像(例えば、平面図)を表示するエリアである。各フロアを表示する場合、フロアの概要とともに前述の端末機器がそれぞれ固有のシンボルで、設置されている実際の場所に対応するように表示される。
また、グラフィックエリアは、端末機器に関するイベント情報を受信すると、そのイベント発生元の端末機器のシンボルを、その他の端末機器のシンボルとは異なる様態で示した、設置エリアのイメージ画像(例えば、フロアの平面図)であるイベント報知画面60を、自動的に切替表示するエリアである。
図3は、地下1F・地上30Fの3棟(タワーA、B、C)の高層マンションにおいて、建物(タワーA)の2階に設置された2個の煙感知器20に関するイベント情報(火災信号)を受信したときのイベント報知画面60をグラフィックエリアに切替表示した例を示している。
このイベント報知画面60(火災を発報したフロアの平面図)は、制御部19の制御により、2個の煙感知器20のシンボルが設置された2階平面図の画像データが記憶部13から読み出されてグラフィックエリアに切替表示される。発報した2個の煙感知器20のシンボル51a、51bは同一平面図上に配置されている他の端末機器のシンボルと識別できるように色を赤等に変化して点滅表示され、点滅表示のシンボルと同じ警戒区域(例えば同じ部屋)に配置されている炎シンボル52a、52bは赤等に変化して表示される。
また、グラフィックエリアは、メニューバー表示エリアに表示された各スイッチの選択操作による画面を表示するエリアであり、例えば、「受信機操作」スイッチの操作により後述する受信機操作画面70(図4)を表示可能なエリアである。受信機操作画面70は、遮断設定データベース13Dにおける各種遮断設定を変更するための画面である。
平面キープランエリアは、制御部19の制御により、グラフィックエリアに表示された平面図と同じフロアの縮小全体平面図(図示せず)をウィンドウ表示するエリアである。断面キープランエリアは、制御部19の制御により、建物の全体の概略縦断面図をウィンドウ表示するエリアで、建物全体の階数が一目でわかるようになっている。具体的には、建物の各フロアに対応してフロア選択スイッチ50が配列されたフロア選択ウィンドウ画面を表示するエリアであり、この各フロア選択スイッチ50は、ユーザによる選択操作により、例えば、黒色反転表示に変化するとともに、対応するフロアの平面図がグラフィックエリアに表示される。
防災用動力表示エリアは、各種の端末機器のうち、排煙機27、消火ポンプ28で発生したイベント情報を個別表示するエリアであり、受信したイベント情報に基づいて、制御部19の制御により、イベント情報が更新表示される。
アラームリストエリアは、各種の端末機器で発生したイベント情報を時系列に表示するエリアであり、受信したイベント情報に基づいて、制御部19の制御により、イベント情報が更新表示される。なお、アラームリストエリアは、最新5個のイベント情報を表示可能な表示エリアであり、それ以前のイベント情報は、スクロール操作により、表示可能となっている。各イベント情報に関連して、イベント発生日時、端末機器名称、イベント内容、端末機器の設置場所、棟階番号が一覧表示可能である。
消防活動支援エリアは、消防活動の支援に要する各種スイッチを備える画像を表示するためのエリアであり、基本表示操作エリアは、火災断定、画面消去、復旧、音響停止等の各種スイッチを備える画像を表示するエリアである。
つぎに、遮断設定データベース13Dにおける各種遮断設定を変更する動作について説明する。図4は、遮断設定に関する各種画面70,80の表示例と遮断状態の解除に関する動作フローとを示す図である。
遮断設定データベース13Dにおける各種遮断設定を変更したい場合、ユーザは、前述したように、メニューバー表示エリアに表示された「受信機操作」スイッチを操作する(ステップS1)。すると、制御部19により、受信機操作画面70が記憶部13から読み出されて、グラフィックエリアに表示される。
受信機操作画面70は、一括連動遮断スイッチ71と一括移報遮断スイッチ72と非常放送遮断スイッチ73を備えている。
一括連動遮断スイッチ71は、火災受信機2における端末機器に対する連動機能について、全ての連動機能(連動データ)を遮断状態とするか、又は遮断解除状態とするかを選択するスイッチである。この一括連動遮断スイッチ71は、遮断設定データベース13Dにおける連動データベース13Aに対する連動遮断の設定状態を表示するようになっており、連動遮断解除状態では通常表示(例えば、背景白表示)され、連動遮断状態では注意表示(例えば、背景赤表示)される。
一括移報遮断スイッチ72は、火災受信機2における他の機器(表示機41,外部装置42)に対する移報機能について、全ての移報機能(移報データ)を遮断状態とするか、又は遮断解除状態とするかを選択するスイッチである。この一括移報遮断スイッチ72は、遮断設定データベース13Dにおける移報データベース13Bに対する移報遮断の設定状態を表示するようになっており、移報遮断解除状態では通常表示(例えば、背景白表示)され、移報遮断状態では注意表示(例えば、背景赤表示)される。
非常放送遮断スイッチ73は、火災受信機2における非常放送装置40に対する移報機能について、当該移報機能(移報データ)を遮断状態とするか、又は遮断解除状態とするかを選択するスイッチである。この非常放送遮断スイッチ73は、遮断設定データベース13Dにおける非常放送データベース13Cに対する移報遮断の設定状態を表示するようになっており、移報遮断解除状態では通常表示(例えば、背景白表示)され、移報遮断状態では注意表示(例えば、背景赤表示)される。
図4に示す例では、一括連動遮断スイッチ71、一括移報遮断スイッチ72、及び非常放送遮断スイッチ73は、いずれも移報,連動の遮断状態が設定されていることを示す注意表示がなされている。
つぎに、ユーザは、変更したい遮断設定に対応するスイッチ71、72,73を操作する。図4に示す例では、一括連動遮断スイッチ71を操作する(ステップS2)。すると、制御部19により、確認メッセージ画面80が記憶部13から読み出されて、グラフィックエリアに表示される。
確認メッセージ画面80は、解除スイッチ81とキャンセルスイッチ82を備えている。また、確認メッセージ画面80は、「一括連動遮断を解除します。処理を実行しますか?」などの遮断解除操作の確認を促す確認メッセージを表示する。
ユーザは、確認メッセージを確認し、遮断解除操作を引き続き行う場合は、解除スイッチ81を操作する(ステップS3)。すると、制御部19により、一括連動遮断が解除されて、遮断設定データベース13Dにおける連動データベース13Aに対する連動遮断の設定状態を、解除状態に変更して記憶する。同時に、確認メッセージ画面80を消去し、一括連動遮断スイッチ71を、遮断解除状態を示す通常表示(例えば、背景白表示)に変更した受信機操作画面70を再表示する。
一方、ユーザは、確認メッセージを確認し、遮断解除操作をキャンセルする場合は、キャンセルスイッチ82を操作する(ステップS4)。すると、制御部19により、確認メッセージ画面80を消去し、一括連動遮断を解除することなく、一括連動遮断スイッチ71を注意表示(例えば、背景赤表示)した、ステップS2操作前の元の遮断設定状態を示す受信機操作画面70を再表示する。
なお、上記の説明では、ステップS2において、一括連動遮断スイッチ71を操作する場合について説明したが、一括移報遮断スイッチ72、及び非常放送遮断スイッチ73を操作した場合も同様の動作であり、ステップS2の操作後は、対応する確認メッセージを表示する確認メッセージ画面80を表示し、ステップS3の操作後は、遮断設定データベース13Dにおける対応するデータベース13B,13Cに対する移報遮断の設定状態を、解除状態に変更して記憶する、などが行われる。
また、受信機操作画面70において、各種スイッチ71〜73が、移報,連動の遮断解除状態が設定されていることを示す通常表示の場合は、当該スイッチ71〜73に対して操作入力がなされても、確認メッセージ画面80を表示することなく、制御部19により、対応する連動,移報遮断の設定状態が、遮断状態に変更されて、遮断設定データベース13Dに記憶される。同時に、対応するスイッチ71〜73を、遮断状態を示す注意表示(例えば、背景赤表示)に変更した受信機操作画面70を再表示する。
また、上述した各種遮断設定を変更する動作は、火災受信機2においても同様に処理を行うことができる。つまり、詳細には説明しないが、火災受信機2は、制御部30の制御のもと、操作部34の操作入力により、遮断設定に関する各種画面70,80などを表示部33に表示して、遮断設定データベース35Dにおける各種遮断設定を変更して記憶することができる。
次に、上記のように構成された防災システムにおける動作について説明する。上述した通り、通常時、火災受信機2は、操作部34の操作入力により、遮断設定データベース35Dにおける設定状態の変更が可能であり、また、防災表示装置1も同様に、マウス17の操作入力により、遮断設定データベース13Dにおける設定状態の変更が可能であり、設定状態の変更があった場合は同期することにより、同一内容に更新保存されるようになっている。
ここで、防災システム内で火災が発生すると、火災を検出した火災感知器は火災信号を火災受信機2に送信する。これを受けて火災受信機2は、遮断設定データベース35Dを参照し、連動データベース35A,移報データベース35B,非常放送データベース35Cに対する連動,移報遮断の設定を確認し、遮断解除状態が設定されているデータベース35A、35B,35Cに対しては、連動,移報動作を行う。例えば、連動データベース35Aに関連しては、火災を検出した火災感知器を連動元とする連動先の端末機器に対して制御信号を送信し、当該連動先の端末機器を連動動作させる。また、火災受信機2は、関連するイベント情報を防災表示装置1に出力する。
防災表示装置1は、受信したイベント情報を記憶部13に記憶するとともに、このイベント情報に対応して、CRT表示部15の表示を更新する。例えば、グラフィックエリアには、前述したイベント報知画面60(火災報知画面)としての火災を発報したフロアの平面図が、強制的に切替表示される。また、平面キープランエリアには、火災を発報したフロアの縮小全体平面図が表示され、断面キープランエリアには、火災を発報したフロアに対応するフロア選択スイッチ50が他の階とは異なる背景色(例えば、赤色)で表示される。アラームリストエリアには、受信したイベント情報が一覧表示される。
以上、説明したとおり、この発明は、火災受信機2における端末機器20〜28に対する連動機能、又は他の機器40〜42に対する移報機能に関する遮断状態の設定及び解除を可能に構成されている火災受信機2の遮断解除装置(防災表示装置1又は火災受信機2)において、前記遮断状態を解除する操作入力があったときに、当該解除操作を確認する確認メッセージ画面80を表示するように構成したので、一回のスイッチ操作で遮断状態が解除されなくなったので、誤操作により遮断状態が解除されてしまうことがなくなる。
また、前記連動機能に関する遮断は、一括連動遮断であり、また、前記移報機能に関する遮断は、一括移報遮断、又は非常放送遮断のいずれかであるので、一括して連動,移報などの遮断設定を変更することなどもでき、設定変更が簡便である。
前記実施の形態では、火災受信機2は、他の機器に対する移報機能を設定するデータベースとして、非常放送装置40専用に非常放送データベース35Cを備えるようにしたが、移報データベース35Bに組み込まれてもよい。
また、前記実施の形態では、防災表示装置1は、他の機器に対する移報機能を設定するデータベースとして、非常放送装置40専用に非常放送データベース13Cを備えるようにしたが、移報データベース13Bに組み込まれてもよい。
また、前記実施の形態では、前記連動遮断の設定変更は、全ての連動データに対して遮断設定を一括して変更する一括連動遮断であるとして説明したが、例えば、端末機器の種別毎、端末機器の設置場所毎(棟別毎)など、個別の連動データに対して、それぞれ連動遮断の設定を変更できるようにしてもよい。
また、前記実施の形態では、前記移報遮断の設定変更は、全ての移報データに対して遮断設定を一括して変更する一括移報遮断であるとして説明したが、例えば、表示機41毎、又は外部装置42毎など、個別の移報データに対して、それぞれ移報遮断の設定を変更できるようにしてもよい。
1 防災表示装置、2 火災受信機、3 商用電源、4 ブレーカ、5 予備電源装置、6 外部記録媒体、11 インターフェース部、12 外部記録媒体駆動部、13 記憶部、13A 連動データベース、13B 移報データベース、13C 非常放送データベース、13D 遮断設定データベース、14 画像出力部、15 CRT表示部、16 操作入力部、17 マウス、19 制御部、20 煙感知器、21 熱感知器、22 発信機、23 地区ベル装置、24 ガス漏れ検知器、25 防火戸、26 加圧排煙機、27 排煙機、28 消火ポンプ、30 制御部、31 インターフェース部、32 インターフェース部、33 表示部、34 操作部、35 記憶部、35A 連動データベース、35B 移報データベース、35C 非常放送データベース、35D 遮断設定データベース、36 信号出力部、37 移報出力部、38 移報出力部、40 非常放送装置、41 表示機、42 外部装置、50 フロア選択スイッチ、60 イベント報知画面、70 受信機操作画面、71 一括連動遮断スイッチ、72 一括移報遮断スイッチ、73 非常放送遮断スイッチ、80 確認メッセージ画面、81 解除スイッチ、82 キャンセルスイッチ。

Claims (3)

  1. 火災受信機における端末機器に対する連動機能、又は他の機器に対する移報機能に関する遮断状態の設定及び解除を可能に構成されている火災受信機の遮断解除装置において、
    前記遮断状態を解除する操作入力があったときに、当該解除操作を確認する確認メッセージ画面を表示することを特徴とする火災受信機の遮断解除装置。
  2. 前記連動機能に関する遮断は、一括連動遮断であることを特徴とする請求項1記載の火災受信機の遮断解除装置。
  3. 前記移報機能に関する遮断は、一括移報遮断、又は非常放送遮断のいずれかであることを特徴とする請求項1又は2記載の火災受信機の遮断解除装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109191806A (zh) * 2018-10-24 2019-01-11 石晓磊 一种基于无线传输***的新型隔离***

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