JPH10188177A - 防災受信機の通信遠隔制御システム - Google Patents

防災受信機の通信遠隔制御システム

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JPH10188177A
JPH10188177A JP34401096A JP34401096A JPH10188177A JP H10188177 A JPH10188177 A JP H10188177A JP 34401096 A JP34401096 A JP 34401096A JP 34401096 A JP34401096 A JP 34401096A JP H10188177 A JPH10188177 A JP H10188177A
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JP
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disaster prevention
prevention receiver
display
remote
communication
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Application number
JP34401096A
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English (en)
Inventor
Hideaki Amano
秀昭 天野
Yuichi Kanazawa
祐一 金澤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】防災受信機に接続された表示操作装置におい
て、簡単に防災受信機のスイッチ操作や受信機状態の確
認ができるようにする。 【解決手段】防災受信機Bに通信回線L1で接続された
表示操作装置Aは、防災受信機Bを操作するためのリモ
ート操作手段1と、防災受信機Bの操作表示パネルの画
情報を記憶した画情報記憶手段2と、防災受信機Bを呼
出して、防災受信機Bより状態信号を受信するととも
に、リモート操作手段1によって操作された制御指令信
号を防災受信機Bに送出するための通信制御手段3と、
表示画面41を有し、この表示画面41に通信制御手段
3によって受信された防災受信機Bの状態信号と、リモ
ート操作手段1の操作によって送出される制御指令信号
とに応じて、操作表示パネルの画情報を変化させて表示
するリモート表示制御手段4とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビルやマンション
などに設置された防災受信機の通信遠隔制御システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、管理人室や防災センタなどに
設置された防災受信機には、CRTとキーボードなどで
構成された表示操作装置が接続され、火災の早期発見や
避難誘導などの防災管理に役立てられている。この表示
操作装置は、ディスプレイに建物の平面図や竪穴の表示
を行い、防災受信機から信号を受信すれば、その平面図
などの上に、火災、ガス漏れなどの異常発生場所や設備
端末機器の動作状況を、文字やグラフィックで表示し
て、管理人や警備員などが容易に認識できるようにして
いる。
【0003】例えば、平面図上に火災感知器などのシン
ボルを常に表示しておき、火災感知器が発報すれば、こ
のシンボルの表示を、色を変化させたり点滅(フリッ
ク)させたりして、火災の発生及びその発生場所が直感
的に分かるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な表示操作装置は、火災感知器などの動作状態をモニタ
することが主目的であるため、ディスプレイによって火
災の発生や誤報を確認した場合でも、これに対処するた
めには、防災受信機の操作表示パネルを操作しなければ
ならず、面倒であった。
【0005】例えば、防災受信機に接続された火災感知
器が発報し、受信機の主音響装置が鳴動した場合、これ
を停止するためには、わざわざ受信機まで移動し、停止
スイッチを操作する必要があった。また、防排煙機器の
連動停止状態などの確認も、受信機のスイッチ状態や表
示灯を確認しなければ判らなかった。本発明は、このよ
うな事情に鑑みてなされたものであり、防災受信機に接
続された表示操作装置において、簡単に防災受信機のス
イッチ操作や受信機状態の確認ができる通信遠隔制御シ
ステムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の防災受信機の通信遠隔制御システムは、以
下の手段をとる。請求項1では、防災受信機に通信回線
で接続された表示操作装置は、防災受信機を操作するた
めのリモート操作手段と、防災受信機の操作表示パネル
の画情報を記憶した画情報記憶手段と、防災受信機を呼
出して、防災受信機より状態信号を受信するとともに、
リモート操作手段によって操作された制御指令信号を防
災受信機に送出するための通信制御手段と、表示画面を
有し、この表示画面に通信制御手段によって受信された
防災受信機の状態信号と、リモート操作手段の操作によ
って送出される制御指令信号とに応じて、操作表示パネ
ルの画情報を変化させて表示するリモート表示制御手段
とを備える。
【0007】表示操作装置では、防災受信機の操作表示
パネルのイメージ画像を表示しており、リモート操作部
を操作して状態信号の送出を指令し、これに対して防災
受信機から状態信号を受信したときには、操作表示パネ
ルのイメージ画像を、受信した状態信号に合わせて変化
させる。このとき、防災受信機の操作表示パネルと同じ
イメージ画像が表示画面に映し出されているので、リモ
ート操作モードであれば、その画像を見ながら、リモー
ト操作部を操作して、通信制御手段から防災受信機に制
御指令信号を送出し、遠隔操作を行うことが出来る。
【0008】請求項2では、防災受信機は、火災感知器
が発報するなどして状態変化を生じたときには、表示操
作装置を自動的に呼出して、状態信号を自動的に送信す
る通信制御手段を備える。一方の表示操作装置は、リモ
ート操作手段と、画情報記憶手段と、防災受信機の呼出
に応答して、防災受信機より状態信号を受信するととも
に、リモート操作手段によって操作された制御指令信号
を防災受信機に送出するための通信制御手段と、通信制
御手段によって受信された防災受信機の状態信号と、リ
モート操作手段の操作によって送出される制御指令信号
とに応じて、操作表示パネルの画情報を変化させて表示
するリモート表示制御手段とを備える。
【0009】請求項3〜5は、リモート操作手段の構成
について提案しており、請求項3は表示画面に表示され
る操作表示パネルのイメージ画像の対応箇所をマウスで
クリック操作する構成、請求項4は表示画面をタッチパ
ネルとして構成、請求項5は表示画面をライトペンで入
力操作できる構成としている。請求項6〜9は、リモー
ト表示制御手段の表示画面の構成について提案してお
り、請求項6は、表示画面に防災受信機の操作表示パネ
ルのイメージ画像の一部を選択的に階層表示できる構
成、請求項7は、表示画面に表示された防災受信機の操
作表示パネルのイメージ画像の一部あるいはその全体
を、拡大表示できる構成、請求項8は、表示画面に使用
頻度に応じて、予めグループ区分されたスイッチ類を表
示できる構成、請求項9は、表示画面に防災受信機の操
作表示パネルのイメージ画像のみで構成されたモニタ画
像を選択的に表示できる構成とする。
【0010】請求項10では、防災受信機は、火災感知
器の発報を監視し、その発報時には警報を出力させる自
火報受信機であり、請求項11では、防災受信機の操作
表示パネルには、火災モニタ画面が含まれており、表示
操作装置のリモート表示制御手段の表示画面には、火災
モニタ画面がそのまま表示される構成になっている。請
求項12では、防災受信機と表示操作装置を接続した通
信回線は、交換機を介在させた公衆電話回線で構成され
ており、請求項13では、表示操作装置は、防災受信機
の副受信機として構成されている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面とともに説明する。図1は、防災受信機の通
信遠隔制御システムの構成を示したブロック図である。
このシステムでは、防災受信機Bは、通信回線L1に接
続された表示操作装置Aによって遠隔制御されるように
なっている。
【0012】ここに、防災受信機Bは、伝送幹線Lを介
して中継器盤Cを接続し、更に、各中継器盤Cに火災感
知器などの防災端末機器を接続した構成になっている。
なお、防災受信機Bの種類には、火災感知器の発報を監
視し、その発報時には、警報を出力させる自火報受信機
の他、防排煙設備の連動を可能とした防排煙受信機、ガ
ス漏れ警報器を監視するガス漏れ火災警報受信機、火災
監視・ガス漏れ監視・防犯監視・照明管理・動力管理・
連絡などの複数の機能を併せ持った複合受信機があり、
いずれも本発明を適用することが出来る。
【0013】この防災受信機Bが自火報受信機であれ
ば、火災感知器のいずれかが発報したときには、警報音
を出力したり、表示灯を点灯、点滅させて、管理人など
に火災感知器の作動を知らせるとともに、表示操作装置
Aに発報した火災感知器のアドレスを付加した発報信号
を送信し、同時に、発報した火災感知器に対応した音響
装置を鳴動させたり、連動して防排煙機器を動作させ
る。
【0014】防災受信機Bに通信回線L1で接続された
表示操作装置Aは、CPUなどで構成された主制御手段
10によって以下の各部が制御されており、マウスMな
どで構成され、防災受信機Bを遠隔操作するためのリモ
ート操作手段1と、防災受信機Bの操作表示パネルの画
情報を記憶した画情報記憶手段2と、防災受信機Bから
状態信号を受信するとともに、防災受信機Bに制御指令
信号を送出するための通信制御手段3と、CRTやLC
D等で構成された表示画面41を有し、この表示画面4
1に、防災受信機Bの状態信号と、送出される制御指令
信号とに応じて、操作表示パネルの画情報を変化させて
表示するリモート表示制御手段4とを備えている。
【0015】表示操作装置Aでは、リモート操作手段4
を操作すれば、通信制御手段3によって防災受信機Bを
呼び出し、状態信号の送出を指令する。これを受けた防
災受信機Bでは状態信号を返信するので、表示操作装置
Aは、画情報記憶手段2から防災受信機Bの操作表示パ
ネルの画情報を読み出して、この操作表示パネルのイメ
ージ画像を防災受信機Bの状態に合うように表示する。
【0016】このような態様では、防災受信機Bの状態
信号が変化する毎、あるいは定期的に、状態変化情報が
送られて来るので、表示画面41には、防災受信機Bの
スイッチの状態、各種表示灯の点灯状態などが、操作表
示パネルの画像に組み込まれてモニタ表示される。この
とき、表示操作装置Aがリモート操作モードにあれば、
防災受信機Bの操作表示パネルと同じイメージ画像が表
示画面41に映し出されているので、その画像を見なが
ら、リモート操作手段1を操作すれば、通信制御手段3
から制御指令信号を送出することによって、防災受信機
Bを遠隔操作することが出来る。
【0017】つまり、表示操作装置A側にリモートアク
セス機能を備えることによって、防災受信機Bと表示操
作装置Aとがを離れた場所に設置されていたとしても、
表示操作装置Aにおいて防災受信機Bを管理できるの
で、管理者にとって扱いやすく利便になる。また、この
システムでは、防災受信機B側に自動通報機能を備える
こともできる。そのシステム構成の一例を図2に示す。
【0018】防災受信機Bに通信制御手段20を備えて
おり、この通信制御手段20は、火災感知器が発報する
などして状態変化が生じたときに、表示操作装置Aを自
動的に呼び出して、表示操作装置Aが応答すれば、防災
受信機Bの状態信号を自動的に送信する。これを受けた
表示操作装置Aでは、画情報記憶手段2から操作表示パ
ネルの画情報を読み出し、操作表示パネルの画像に防災
受信機Bの状態を表示する。この状態では、防災受信機
Bの状態信号が変化する毎、あるいは定期的に、その状
態変化情報が送られて来るので、防災受信機Bのスイッ
チの状態、各種表示灯の点灯状態などが、操作表示パネ
ルの画像に組み込まれてモニタ表示される。
【0019】したがって、リモート操作モードに設定
し、この画像を見ながら、リモート操作手段1を操作す
れば、防災受信機Bに対し制御指令信号を送出して、遠
隔操作することができる。特に、大規模な防災センタで
は、防災受信機Bが表示操作装置Aを備えた管理卓と離
れた位置に設置されていることが多いため、いちいち防
災受信機Bまでの長い距離を移動する必要がなくなる。
【0020】また、図示した構成では、防災受信機Bと
表示操作装置A間の通信回線は、交換機を介在させた公
衆電話回線L2で構成されている。この通信回線は、火
災監視システム等の重要性を考慮すれば、専用の通信回
線で接続されデータ転送されることが望ましいが、ここ
では、通信回線に公衆電話回線L2を使用できるように
して、設置場所の制限を緩和させている。なお、この公
衆電話回線L2には、アナログ電話回線の他、ISDN
などの高機能デジタル電話回線が含まれる。
【0021】このような公衆電話回線L2を使用する場
合、防災受信機Bと表示操作装置Aはいずれも公衆電話
回線L2の通信端末として扱われ、双方の通信制御手段
20,3に、通信端末を発呼する機能、交換機からの呼
出信号に自動着信できる機能が必要となる。次に、表示
画面41の一例を図3に示し、リモート操作手段1の構
成、表示画面41の構成について説明する。
【0022】ここには、防災受信機Bの操作表示パネル
のイメージ画像41aが、建物の平面図41bの上に重
なるように、ウインドウ表示されている例を示してい
る。操作表示パネルのイメージ画像41aの対応箇所
を、リモート操作手段1であるマウスMでクリック操作
すれば、通信回線L1,L2を介して、防災受信機Bに
制御指令信号が送出される。
【0023】表示画面41をこのような構成とすれば、
平面図41bによって火災感知器などの防災端末機器の
動作状況が確認できると同時に、防災受信機Bの動作状
況の確認及び遠隔操作ができる。また、本発明では、操
作表示パネルのイメージ画像41aの一部あるいはその
全体を、拡大表示することができる。図4は、操作表示
パネルのイメージ画像41aの全体を、表示画面41と
同じ大きさにまで拡大した場合である。
【0024】図中のMCはマウスカーソル(マウスポイ
ンタ)であり、マウスMの移動に従って、このマウスカ
ーソルMCが表示画面41上を移動する。そして、マウ
スMをクリックすれば、マウスカーソルMCの位置にあ
った防災受信機Bの操作表示パネルのスイッチが操作さ
れたことになる。また、通常のパソコンと同様に、操作
表示パネルの画像に組み込まれたアイコンなどのクリッ
クポイントをマウスMでクリックすれば、プルダウンメ
ニュー等が表示され、このメニューの中から、更にマウ
スMで項目を選択することができる。
【0025】このため、防災受信機Bの操作表示パネル
のイメージ画像41aは、予め階層構造にして、画情報
記憶手段2に記憶しておくこともでき、そうすれば、常
に必要な部分のみをウインドウ表示によって選択的に表
示することができる。ここに、階層表示とは、マウスM
でクリックしたときに、選択できる項目がメニュー形式
で一覧表示されるものや、時間などの項目内容が設定で
きるもの、図5に示したように、選択したスイッチ類や
表示灯がウインドウ画面41cによって拡大表示され確
実に確認してから操作できるようにしたもの等のことを
いう。
【0026】なお、リモート操作手段1は、マウスMで
構成されるものには限定されず、表示画面41をタッチ
パネルとして構成したり、表示画面41をライトペン
(電子ペン)で入力操作できるように構成してもよい。
タッチスイッチは、表示画面41へのタッチ検出ができ
るような構造になっており、そのタッチ位置と、操作表
示パネルのイメージ画像41aとを比較し、操作の有効
性を判断した後、操作が有効であれば、通信制御手段3
は、この操作位置に対応した制御指令信号を防災受信機
Bに送出する。
【0027】ライトペンを使用するときは、表示画面4
1には、操作表示パネルのイメージ画像41aに応じた
センサー部を組み込んであり、ライトペンによって操作
されれば、この操作位置に対応した制御指令信号が防災
受信機Bに送出される。更に、表示画面41には、使用
頻度に応じて、予めグループ区分されたスイッチ類のみ
を表示することができる。図6(a),(b)は、それ
ぞれ、図4の符号アのグループ、符号イのグループの操
作スイッチのみを表示した場合である。イメージ編集ソ
フトを使用すれば、その一部をトリミング、カッティン
グ、コピー、拡大、移動などの編集ができるので、この
ような機能を持つことができる。
【0028】防災受信機Bの操作スイッチには、日常の
管理においてよく使用するもの、たまにしか使用しない
もの、殆ど使用しないものに区分されるので、このよう
な使用頻度毎に操作スイッチをグループ区分すれば、各
グループの中から使用目的に応じて特定のグループを選
択し表示することができる。したがって、使用頻度の高
いスイッチ類、表示灯などは、常に表示しておき、使用
頻度の低いスイッチ類などは、特定の操作などを行わな
ければ、表示されないようにすればよい。
【0029】例えば、各種異常を通報するための表示灯
などは使用頻度が高いグループに区分される。感知器回
線の断線、非常放送設備への地区音響停止用配線の断
線、ヒューズの断線、予備電源の未接続などを報知する
異常表示灯はこれにあたる。また、地区音響スイッチの
停止側からの復帰忘れを警告する地区音響停止灯は、火
災感知器の発報があったときに表示すればよいので、中
程度の使用頻度にグループ分けされる。
【0030】また、点検時にのみ使用するスイッチ類、
表示灯は使用頻度が低いグループに区分される。これに
は、点検時間を短縮するために操作する蓄積解除スイッ
チ、その点灯時間によって蓄積時間を測定する蓄積確認
灯、蓄積機能が作動可能か否かを表示する蓄積灯などが
含まれる。以上、表示画面41の構成について説明した
が、表示画面41には、防災受信機の操作表示パネルの
イメージ画像41aのみで構成されたモニタ画像を選択
的に表示できるようにしてもよい。これによれば、防災
受信機Bを遠隔制御せずに、モニタ監視のみを行うこと
ができる。この場合、表示画面41からの遠隔操作が禁
止されるので、このモニタ画面を誤って操作した場合で
も制御指令信号が送出されない。
【0031】また、表示画面41には、防災受信機Bの
操作表示パネルに含まれた火災モニタ画面をそのまま表
示することが出来る。近時では、防災受信機Bの操作表
示パネルに、CRTなどで構成された火災モニタ画面を
備え、火災時に動作した監視カメラで撮影した火災現場
の映像を表示できるようにしたものが存在するので、こ
のような防災受信機Bの操作表示パネルのイメージ画像
41aを表示画面41に表示する場合は、その火災モニ
タ画面も一緒に組み込んで表示画面41aに表示する。
【0032】次に、本発明の実施の別形態について説明
すると、表示操作装置Aを、防災受信機Bの副受信機と
して構成することができる。従来から、副受信機は防災
受信機Bに接続され、音響装置や各種表示灯を備えて、
防災受信機Bと同様の火災報知などを行っているが、近
時では更にモニタ画面を備えて、従来の表示操作装置A
と同様に、火災の発生状況が確認できるようになってい
る。
【0033】本発明においては、防災受信機Bが警報を
出力したときには、副受信機に防災受信機Bの火災モニ
タ画面が表示されるので、この火災モニタ画面の表示を
確認し、リモート操作モードに切り替えれば、防災受信
機Bを遠隔操作することができる。したがって、誤発報
の場合の復旧操作や蓄積解除などの操作が容易にでき
る。
【0034】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明に係る防災受信機の通信遠隔制御システムによれ
ば、以下の効果を奏する。請求項1によれば、表示操作
装置は、予め準備した防災受信機の操作表示パネルのイ
メージ画像を表示し、防災受信機を呼び出して、防災受
信機から状態信号を受信したときには、操作表示パネル
のイメージ画像を、防災受信機の状態信号に合わせて変
化させて表示することができる。
【0035】このように、表示操作装置には、防災受信
機の操作表示パネルと同じイメージ画像が表示画面に映
し出されているので、防災受信機の状態を確認できると
ともに、その画像を見ながら、防災受信機の操作と同様
にして、リモート操作手段を操作すれば、制御指令信号
を送出し、防災受信機を容易に遠隔操作することが出来
る。
【0036】したがって、従来のように、表示操作装置
における監視中に、防災受信機を操作する必要が生じて
も、わざわざ防災受信機を足を運ぶ必要がなくなる。特
に火災発生時には、迅速かつ正確に対処できるので、避
難誘導の遅れや、誤報によるパニック状態を招くことが
ない。請求項2では、防災受信機において、火災感知器
が発報するなどして状態変化を生じたときに、表示操作
装置を自動的に呼出して、防災受信機の状態信号を自動
的に送信するので、表示操作装置では、これに合わせ
て、操作表示パネルのイメージ画像を変化させて表示す
ることができ、更に、この画像を見ながら防災受信機を
遠隔操作することができる。
【0037】請求項3〜5によれば、それぞれ、マウス
の操作、タッチ操作、ライトペンの入力操作といった、
画面を見ながらの簡単な操作で、防災受信機の遠隔操作
ができる。特に請求項4によれば、表示画面をタッチパ
ネルで構成しているので、直接、防災受信機を操作して
いる感覚で操作することが出来る。請求項6によれば、
表示画面には操作表示パネルのイメージ画像の一部を階
層表示でき、請求項7によれば、操作表示パネルのイメ
ージ画像の拡大表示ができ、請求項8によれば、使用頻
度に応じてスイッチ類を区分して表示できる。したがっ
て、防災受信機の遠隔操作が行い易く、誤操作が生じな
い。また、請求項9によれば、防災受信機の操作表示パ
ネルのモニタのみを行うことが出来る。
【0038】請求項10によれば、表示操作装置によっ
て自火報受信機の遠隔操作が可能になり、請求項11に
よれば、表示操作装置の表示画面に、防災受信機の火災
モニタ画面をそのまま表示できるので、現場の状況もあ
わせて確認できる。請求項12によれば、表示操作装置
によって、公衆電話回線を介した防災受信機を遠隔制御
できるので、システムの拡張が図れる。
【0039】請求項13によれば、表示操作装置は、防
災受信機の副受信機として構成されているので、副受信
機においても、誤発報の復旧操作、蓄積解除などの防災
受信機の復旧操作が容易にできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防災受信機の通信遠隔制御システ
ムの構成の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る防災受信機の通信遠隔制御システ
ムの別の構成の一例を示すブロック図である。
【図3】表示画面への表示例を示す図である。
【図4】図3の画面の一部を拡大表示した場合を示す図
である。
【図5】図4の画面の一部を階層表示した場合を示す図
である。
【図6】図3あるいは図4に表示されている操作表示パ
ネルのイメージ画像のうち、特定グループのスイッチ類
のみを表示した場合を示す図である。
【符号の説明】
A・・・表示操作装置 1・・・リモート操作手段 2・・・画情報記憶手段 3・・・通信制御手段 4・・・リモート表示制御手段 41・・・表示画面 41a・・・防災受信機の操作表示パネルのイメージ画
像 M・・・マウス B・・・防災受信機 20・・・通信制御手段 L1・・・通信回線(専用線) L2・・・通信回線(公衆電話線)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 9/00 311 H04Q 9/00 311J

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防災受信機と表示操作装置とを通信回線で
    接続して構成された防災受信機の通信遠隔制御システム
    であって、 上記表示操作装置は、 防災受信機を操作するためのリモート操作手段と、 上記防災受信機の操作表示パネルの画情報を記憶した画
    情報記憶手段と、 上記防災受信機を呼出して、上記防災受信機より状態信
    号を受信するとともに、上記リモート操作手段によって
    操作された制御指令信号を上記防災受信機に送出するた
    めの通信制御手段と、 表示画面を有し、この表示画面に上記通信制御手段によ
    って受信された防災受信機の状態信号と、上記リモート
    操作手段の操作によって送出される制御指令信号とに応
    じて、上記操作表示パネルの画情報を変化させて表示す
    るリモート表示制御手段とを備えたことを特徴とする防
    災受信機の通信遠隔制御システム。
  2. 【請求項2】防災受信機と表示操作装置とを通信回線で
    接続して構成された防災受信機の通信遠隔制御システム
    であって、 上記防災受信機は、 防災受信機が監視する火災感知器が発報するなどして状
    態変化を生じたときには、上記表示操作装置を自動的に
    呼出して、その防災受信機の状態信号を自動的に送信す
    る通信制御手段を備えており、 上記表示操作装置は、 防災受信機を操作するためのリモート操作手段と、 上記防災受信機の操作表示パネルの画情報を記憶した画
    情報記憶手段と、 上記防災受信機の呼出に応答して、防災受信機より状態
    信号を受信するとともに、上記リモート操作手段によっ
    て操作された制御指令信号を上記防災受信機に送出する
    ための通信制御手段と、 表示画面を有し、この表示画面に上記通信制御手段によ
    って受信された防災受信機の状態信号と、上記リモート
    操作手段の操作によって送出される制御指令信号とに応
    じて、上記操作表示パネルの画情報を変化させて表示す
    るリモート表示制御手段とを備えたことを特徴とする防
    災受信機の通信遠隔制御システム。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、 上記リモート操作手段は、上記表示画面に表示される防
    災受信機の操作表示パネルのイメージ画像の対応箇所を
    マウスでクリック操作する構成としている防災受信機の
    通信遠隔制御システム。
  4. 【請求項4】請求項1または2において、 上記リモート操作手段は、上記表示画面をタッチパネル
    として構成されている防災受信機の通信遠隔制御システ
    ム。
  5. 【請求項5】請求項1または2において、 上記リモート操作手段は、上記表示画面をライトペンで
    入力操作できる構成としている防災受信機の通信遠隔制
    御システム。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかにおいて、 上記リモート表示制御手段の表示画面は、防災受信機の
    操作表示パネルのイメージ画像の一部を、選択的に階層
    表示できる構成としている防災受信機の通信遠隔制御シ
    ステム。
  7. 【請求項7】請求項6において、 上記リモート表示制御手段の表示画面に表示された防災
    受信機の操作表示パネルのイメージ画像の一部あるいは
    その全体を、更に拡大表示できる構成としている防災受
    信機の通信遠隔制御システム。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかにおいて、 上記リモート表示制御手段の表示画面には、使用頻度に
    応じて、予めグループ区分されたスイッチ類を表示でき
    る構成としている防災受信機の通信遠隔制御システム。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれかにおいて、 上記リモート表示制御手段の表示画面には、防災受信機
    の操作表示パネルのイメージ画像のみで構成されたモニ
    タ画像を選択的に表示できる構成としている防災受信機
    の通信遠隔制御システム。
  10. 【請求項10】請求項1〜9のいずれかにおいて、 上記防災受信機は、火災感知器の発報を監視し、その発
    報時には、警報を出力させる自火報受信機である防災受
    信機の通信遠隔制御システム。
  11. 【請求項11】請求項1〜10のいずれかにおいて、 上記防災受信機の操作表示パネルには、火災モニタ画面
    が含まれており、 上記表示操作装置のリモート表示制御手段の表示画面に
    は、上記火災モニタ画面がそのまま表示される構成とし
    ている防災受信機の通信遠隔制御システム。
  12. 【請求項12】請求項1〜11のいずれかにおいて、 上記通信回線は、交換機を介在させた公衆電話回線で構
    成されている防災受信機の通信遠隔制御システム。
  13. 【請求項13】請求項1〜12のいずれかにおいて、 上記表示操作装置は、防災受信機の副受信機として構成
    されている防災受信機の通信遠隔制御システム。
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