JP3749840B2 - コネクタ - Google Patents

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、横長矩形状の挿入口にその挿入口を開閉するシャッターが装備されているシャッター付きコネクタを相手方コネクタとして用いるコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
実開平6−50270号公報(第1先行例)に防塵対策を施した小形コネクタを相手方コネクタとして用いるプラグについての記載がある。このものは、相手方コネクタに差し込まれる突出部分にコンタクトを装備させ、突出部分で相手方コネクタに備わっているスライドを押し込んで上記コンタクトを相手方コネクタのコンタクトに接触させるようにしてある。
【0003】
また、実登2601800号公報(第2先行例)や実開平6−54260号公報(第3先行例)には挿入口にシャッターを備えたコネクタを相手方コネクタとして用いるコネクタについての記載がある。このものは、相手方コネクタの挿入口に装備されているシャッターを、コネクタの突出部分により押し開きながらその突出部分を相手方コネクタに差し込むと、突出部分に設けられているコンタクトが相手方コネクタのコンタクトに接触するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
第1ないし第3の各先行例に記載されているコネクタは、いずれも、相手方コネクタに差し込まれている突出部分と、その突出部分を挟む両側に位置している相手方コネクタの内面との間に微小な隙間が確保されているに過ぎない。そのため、突出部分が相手方コネクタに差し込まれている状態でコネクタが無理にこじられたりすると、突出部分が相手方コネクタの内面に当たって突出部分が破損したり相手方コネクタのハウジングなどが破損したりするおそれがある。
本発明は以上の状況を改善するためになされたものであり、相手方コネクタに嵌合状に連結されたコネクタが無理にこじられても、相手方コネクタに差し込まれている部分や相手方コネクタが破損するおそれのないコネクタを提供することを目的とする。
【0005】
また、本発明は、相手方コネクタに嵌合状に連結されたコネクタが無理にこじられたときには、当該コネクタが相手方コネクタから離脱して破損を未然に防ぐことのできるコネクタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
図面を参照して本発明のコネクタを説明する。なお、この欄で図中の符号を使用したのは、発明の内容の理解を助けるためであって、内容を図例に限定する意図ではない。
【0007】
本発明に係るコネクタAは、横長形状のコネクタが相手方コネクタBとして用いられ、その相手方コネクタBには横長矩形状の挿入口53が備わっている。しかも、本発明に係るコネクタAは横長形状に形成されていて、相手方コネクタBの挿入口53からその内部空間Sに差し込まれることによりその相手方コネクタBの内蔵電極6に接触される電極23と、相手方コネクタBに具備されている受け部54aに当接して上記内部空間Sに対する上記電極23の差込代を規制する当り部13aと、上記電極23の前側へ突き出された突出部3とを有していて、上記電極23を上記挿入口53から相手方コネクタBの上記内部空間Sに差し込むときに相手方コネクタBの上記挿入口53を閉じているシャッター7を上記突出部3が押し開くようになっている。
【0008】
本発明では、相手方コネクタBの上記挿入口53がこの相手方コネクタBに具備されている相手方コネクタハウジング5の前端で開口されていて、上記受け部54aが上記挿入 口53の口縁部である相手方コネクタハウジング5の前端面54によって形成されているのに対し、上記当り部13aが当該コネクタ(本発明に係るコネクタ)Aのハウジング1の横長矩形状の前端面13によって形成されていると共に、当該コネクタAの厚さは相手コネクタBのそれよりも厚くなっていて、上記受け部54aに上記当り部13aが当接している状態で当該コネクタAが厚さ方向Tに沿う方向にこじられたときに、当該コネクタAが、相手方コネクタハウジング5の前端面54の厚さ方向片側の外側端縁55a、あるいは、相手方コネクタハウジング5の前端面54の厚さ方向他側の外側端縁55b、のいずれかを支点に傾動されるようになっており、
当該コネクタAが厚さ方向Tに沿う方向にこじられることにより当該コネクタが傾動されるのに伴って、上記内部空間Sの周囲壁面の初期形状及び上記突出部3により押し開かれている上記シャッター7の初期形状を変形させることなく、上記突出部3が上記挿入口53を経て上記内部空間Sの外側に抜け出るように、相手方コネクタハウジングの前端面の厚さ方向片側の外側端縁を中心としてその外側端縁から遠い側の上記挿入口の口縁に至る半径長さを持つ仮想円の内側に位置し、かつ、相手方コネクタハウジングの前端面の厚さ方向他側の外側端縁を中心としてその外側端縁から遠い側の上記挿入口の口縁に至る半径長さを持つ仮想円の内側に位置する先窄まり形状に形成されていると共に、その突出部3が上記挿入口53を経て上記内部空間Sの外側に抜け出るときの移動軌跡の外側に相手方コネクタBの上記内蔵電極6が配備されている。
【0009】
この構成によると、当該コネクタAが厚さ方向Tに沿う方向にこじられて傾動したとしても、相手方コネクタBに挿入されている突出部3が相手方コネクタBやそのシャッター7を破損させることなく抜け出るだけでなく、相手方コネクタBの内蔵電極6を破損させるおそれがない。また、突出部3が破損するおそれもない。
【0010】
そして、上記突出部3の外輪郭線Lの形状が、2つの上記仮想円R1,R2に沿う楕円類似形状になっていることが望ましい。
【0011】
さらに、本発明では、当該コネクタAの上記ハウジング1に接片部材2が内蔵され、その接片部材2の前端に凸円弧状に形成された上記電極23が具備されていると共に、その電極23が、当該コネクタAの上記ハウジング1の前端面13と上記突出部3の前端31との相互間位置で上記突出部3の外輪郭線Lの外側に突き出ていると共に、上記相手方コネクタBの上記内蔵電極6が、上記相手方コネクタハウジング5の内面に相手方コネクタの厚さ方向で重なり状に配備されていることが望ましい。
【0012】
上記接片部材2が当該コネクタAの厚さ方向Tに弾性変形可能であることが望ましい。
【0013】
また、本発明では、上記受け部54aに上記当り部13aが当接したときに互いに係合し、かつ、上記受け部54aから上記当り部13aが離反されるのに伴って係合が解除される係合爪42と係合面51とが、上記相手方コネクタハウジング5と当該コネクタAのハウジング1とに各別に備わっていると共に、当該コネクタAが厚さ方向Tに沿う方向にこじられて傾動するときに、上記係合面51との係合が解除された上記係合爪42の移動軌跡が、上記係合面51を挟む上記相手方コネクタハウジング5の厚さ方向で対向する両側壁に形成された盗み凹所56の内側に位置するようになっていることが望ましい。
【0014】
この場合、上記係合爪42が、当該コネクタAのハウジング1に具備された弾性撓み変形可能な杆部41の先端に具備されていると共に、その係合爪42に、上記盗み凹所56の縁部56aと摺動してその縁部56aを乗り越える傾斜ガイド面44が備わっていることが望ましい。
【0015】
本発明に係るコネクタの作用は、以下に説明する実施形態を参照して明らかにする。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るコネクタAとその相手方コネクタBとを個別に示した概略平面図、図2は図1のII−II線に沿う部分を拡大して示した断面図、図3は相手方コネクタBに連結したコネクタAの概略平面図、図4〜図6は要部を拡大した縦断面図で示した作用説明図、図7は原理図、図8は係合爪・を拡大して示した概略平面図、図9は係合爪と係合面との係合状態を示した一部破断平面図、図10は図9のX−X線に沿う部分を示した一部破断側面図である。
【0017】
図1のように、コネクタAは平面視横長矩形に形成されている。また、図1と図2を併せ見ることによって判るように、このコネクタAでは、偏平な箱形に形成された中空のハウジング1によってその全体形状が定まっている。このハウジング1には、多数の溝12が横方向等間隔おきに形成されていて、それらの各溝12に接片部材2が配備されている。図2のように、この接片部材2は、その基部に幅広の取付部21が一体に連設されていると共に、その取付部21に支え杆部22が一体に突出されていて、その支え杆部22がハウジング1の内面に接触してバックアップされている。また、接片部材2はその前端24がハウジング1の前端面13の前側へ突き出ていると共に、この接片部材2は、コネクタAの厚さ方向矢印Tに弾性変形可能であって、その前端24には凸円弧状に形成された電極23が備わっている。さらに、ハウジング1の前端面13からその前方に向けて突出部3が一体に突設されている。この突出部3は、ハウジング1の前端面13に横方向等間隔おきに設けられていて、相隣接する2つの突出部3,3の相互間に上記接片部材24の先端24や電極23が位置している。そして、これらの突出部3の前端31とハウジング1の前端面13との相互間位置で上記電極23がそれぞれの突出部3の外輪郭線の外側に突き出ている。したがって、電極23は、突出部3の外輪郭線よりもハウジング1の厚さ方向Tの片側へ突き出ている。
【0018】
図1のように、ハウジング1の横方向(幅方向)Wの両端部に係合片4が取り付けられている。この係合片4は、ハウジング1の前端面13の前方へ突き出た弾性変形可能な杆部41とその杆部41に一体形成された係合爪42とを備えている。
【0019】
上記した突出部3や係合爪42の具体的形状についてはさらに後述するものとする。
【0020】
なお、上記したハウジング1は、溝12を備えたハウジング本体14と溝12を塞ぐようにハウジング本体14に結合されたカバー部15とによって偏平な矩形箱形に形成されている。
【0021】
次に、図1及び図2などを参照して相手方コネクタBを説明する。相手方コネクタBは、携帯端末機器としての携帯電話機に組み込まれてIOポートを形成させることなどに利用される。この相手方コネクタBにおいて、偏平な横長中空のハウジング5(相手方コネクタハウジング)は、その左右の両端部に、上記したコネクタAの係合爪42に係合してそのコネクタAの脱落を防ぐための係合面51を備えている。また、図2のように、横方向等間隔おきに並んだ凹所52を備え、これらの凹所5のそれぞれに嵌め込まれた細長板状の内蔵電極6が、このハウジング5の内面に相手方コネクタBの厚さ方向(上記ハウジング1の厚さ方向Tに一致する)で重なり状に配備されている。
【0022】
ハウジング5の前端で挿入口53が開口しており、この挿入口53にシャッター7が装備されている。このシャッター7は、ハウジング5に内蔵されているばね体71によって挿入口53を閉じる方向に常時弾発付勢されていると共に、相手方コネクタBの未使用時にはシャッター7が図示していない機構によって挿入口53を閉じる位置に位置決めされている。また、このシャッター7は、上記したコネクタA側の電極23を上記挿入口53から内部空間Sに差し込むときに、突出部3によって押し開かれる。
【0023】
ここまでで説明したコネクタAを相手方コネクタBに接続するときには、図4の矢印Yのように、コネクタAの電極23と突出部3とを相手方コネクタBの挿入口53からその内部空間Sに差し込む。これにより、上記挿入口53を閉じていたシャッター7が突出部3により押し開かれてばね体71の付勢に抗して後退し、電極23が相手方コネクタBの内蔵電極6に接触する。そして、電極23の相手方コネクタBの内部空間Sへの差込代は、ハウジング1の前端面13がハウジング5の前端面54に当接することによって規制される。したがって、互いに当接して電極23の差込代を規制する当り部13aと受け部54aとが、それぞれ、ハウジング1の前端面13と相手方コネクタBの挿入口53の口縁部であるハウジング5の前端面54とによって形成されている。
【0024】
図2で判るように、コネクタAの厚さは相手方コネクタBのそれよりも厚くなっている。そのため、図4のようにコネクタAを相手方コネクタBに接続したときには、コネクタAのハウジング1の前端面13である当り部13aに、相手方コネクタBのハウジング5の前端面54である受け部54aの全体が重なり状に当接する。そのため、コネクタAの厚さ方向Tに沿う方向にこじり力が加わったときには、図5に示したように、コネクタAが、相手方コネクタBのハウジング5の前端面54の厚さ方向片側の外側端縁55aの位置を支点として傾動するか、あるいは、図6に示したように、コネクタAが、相手方コネクタBのハウジング5の前端面54の厚さ方向他側の外側端縁55bの位置を支点として傾動するかのいずれかになる。そのため、コネクタAがこじられて傾動するときの支点位置として、当該コネクタAのハウジング1の前端面13に当接している相手方コネクタBのハウジング5の前端面54の一方側の外側端縁55aの位置と他方側の外側端縁55bの位置の2つの位置を想定することが可能である。そこで、このことを前提として、次に、上記した突出部3の形状について図7を参照しながら詳しく説明する。
【0025】
すなわち、突出部3は、相手方コネクタBのハウジング5の一方側の外側端縁55aの位置によって想定された一方側支点P1を中心としてその一方側支点位置から遠い側の挿入口53の口縁53aに至る半径長さを持つ仮想円R1の内側に位置し、かつ、他方側端縁55bの位置によって想定された他方側支点P2を中心としてその他方側支点位置から遠い側の上記挿入口の口縁53bに至る半径長さを持つ仮想円R2の内側に位置するようにその形状が定められている。
【0026】
突出部3の形状が図7で説明した形状に定められていると、図5に示したように、コネクタAがこじられて、相手方コネクタBのハウジング5の前端面54の厚さ方向片側の外側端縁55aの位置を支点として傾動した場合、及び、図6に示したように、コネクタAがこじられて、相手方コネクタBのハウジング5の前端面54の厚さ方向他側の外側端縁55bの位置を支点として傾動した場合のいずれの場合でも、突出部3が、相手方コネクタBの内部空間Sの周囲壁面すなわちハウジング5の内壁面やシャッター7を無理に押圧してそれらの初期形状を変形させてしまうという事態が起こらない。言い換えると、突出部3が、相手方コネクタBの内部空間Sの周囲壁面の初期形状及びシャッター7の初期形状を変形させることなく、挿入口53を経て内部空間Sの外側に抜け出るようになる。したがって、コネクタAがこじられてたとしても、突出部3が破損したり、相手方コネクタBのハウジング5が破損したりするおそれがない。
【0027】
また、相手方コネクタBの電極6は、上記したように、ハウジング5の内面に相手方コネクタBの厚さ方向で重なり状に配備されているので、電極6の配備箇所は、突出部3が挿入口53を経て内部空間Sの外側に抜け出るときの移動軌跡の外側に位置している。そのため、この電極6に突出部3が干渉して電極6又は突出部3が破損するという事態も起こりえない。
【0028】
また、この実施形態では、図7に原理的に示してあるように、突出部3の外輪郭線Lの形状を、上記した2つの仮想円R1,R2の直近でそれらの仮想円R1,R2に沿う楕円類似形状にしてある。ここで、「突出部3の外輪郭線Lの形状が仮想円R1,R2に沿う楕円類似形状になっている」とは、突出部3の外輪郭線Lの形状が、突出部3の先端に近い位置ほど仮想円R1,R2に沿うように先窄まり形状になっているということである。このように突出部3の形状を定めておくと、ハウジング1の前端面13からの突出部3の出幅Cが可及的長くなる。そのため、図4などに示した電極23のハウジング1の前端面13からの突出し長さを上記出幅Cに見合って長くすることが可能になるので、相手方コネクタBの内蔵電極6における電極23との接触範囲も長く形成することが可能になる。そして、内蔵電極6における電極23との接触範囲を長くすると、それだけ内蔵電極6と電極23との接触安定性ないし接触信頼性が向上するだけでなく、その電極23を相手方コネクタBの内部空間Sに対して挿抜するときの電極23と内蔵電極6との擦れ幅が長くなってそれだけセルフクリーニング作用が向上するという利点がある。
【0029】
図8〜図10に示したように、上記した係合爪42は、杆部41の側方に突き出ていて、その周囲に傾斜ガイド面44が具備されることによって先窄まり形状になっている。これに対し、相手方コネクタB側には、係合面51を挟む上記相手方コネクタハウジング5の厚さ方向で対向する両側壁に盗み凹所(図1参照)が形成されている。そして、コネクタAが厚さ方向Tに沿う方向にこじられて傾動するときに、係合面51との係合が解除された係合爪42の移動軌跡が、上記盗み凹所56の内側に位置するようになっていると共に、上記傾斜ガイド面44は、盗み凹所56の縁部56aと摺動してその縁部56aを乗り越え得る勾配を有している。このため、コネクタAが厚さ方向Tに沿う方向にこじられて傾動したときには、係合爪42と係合面51との係合が無理なく解除された後、係合爪42が盗み凹所56からその外側に抜け出る。したがって、コネクタAと相手方コネクタBとの連結が解除されてそれらの破損が未然に防止されるようになる。
【0030】
図10には、上記した一方側支点P1を中心としてその一方側支点位置から遠い側の盗み凹所56の口縁56aに至る半径長さを持つ仮想円R3と、一方側支点P2を中心としてその他方側支点位置から遠い側の盗み凹所56の口縁56bに至る半径長さを持つ仮想円R4とをそれぞれ一点鎖線で示してあり、これらの仮想円R3,R4の内側に上記係合爪42が位置するようにその係合爪42の形状が定められている場合に、係合面51との係合が解除された係合爪42の移動軌跡が盗み凹所56の内側に位置するようになる。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、相手方コネクタに連結されたコネクタが無理にこじられても、相手方コネクタに差し込まれている突出部や電極、相手方コネクタなどが破損するおそれがない。また、相手方コネクタに連結されたコネクタが無理にこじられたときには、当該コネクタが相手方コネクタから離脱して破損を未然に防ぐことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るコネクタと相手方コネクタとを個別に示した概略平面図である。
【図2】 図1のII−II線に沿う部分を拡大して示した断面図である。
【図3】 相手方コネクタに連結したコネクタの概略平面図である。
【図4】 要部を拡大した縦断面図で示した作用説明図である。
【図5】 コネクタがこじられた状態での要部を拡大した縦断面図で示した作用説明図である。
【図6】 コネクタがこじられた状態での要部を拡大した縦断面図で示した作用説明図である。
【図7】 本発明による作用を発揮させるのに必要となる条件を説明するための原理図である。
【図8】 係合爪を拡大して示した概略平面図である。
【図9】 係合爪と係合面との係合状態を示した一部破断平面図である。
【図10】 図9のX−X線に沿う部分を示した一部破断側面図である。
【符号の説明】
A コネクタ
B 相手方コネクタ
L 突出部の外輪郭線
P1,P2 支点
R1,R2 仮想円
S 内部空間
T 厚さ方向
2 接片部材
3 突出部
5 ハウジング(相手方コネクタハウジング)
6 内蔵電極
7 シャッター
13 当該コネクタの前端面
13a 当り部
23 電極
41 杆部
42 係合爪
44 傾斜ガイド面
51 係合面
53 挿入口
54a 受け部
54 相手方コネクタハウジングの前端面
55a,55b 相手方コネクタハウジングの前端面の厚さ方向両側の外側端縁
56 盗み凹所

Claims (6)

  1. 横長の相手方コネクタに具備されている横長矩形状の挿入口からその内部空間に差し込まれることによりその相手方コネクタの内蔵電極に接触される電極と、相手方コネクタに具備されている受け部に当接して上記内部空間に対する上記電極の差込代を規制する当り部と、上記電極の前側へ突き出された突出部とを有し、上記電極を上記挿入口から相手方コネクタの上記内部空間に差し込むときに相手方コネクタの上記挿入口を閉じているシャッターを上記突出部が押し開くようになっていて横長形状に形成されたコネクタにおいて、
    相手方コネクタの上記挿入口がこの相手方コネクタに具備されている相手方コネクタハウジングの前端で開口されていて、上記受け部が上記挿入口の口縁部である相手方コネクタハウジングの前端面によって形成されているのに対し、上記当り部が当該コネクタのハウジングの横長矩形状の前端面によって形成されていると共に、当該コネクタの厚さは相手コネクタのそれよりも厚くなっていて、上記受け部に上記当り部が当接している状態で当該コネクタが厚さ方向に沿う方向にこじられたときに、当該コネクタが、相手方コネクタハウジングの前端面の厚さ方向片側の外側端縁、あるいは、相手方コネクタハウジングの前端面の厚さ方向他側の外側端縁、のいずれかを支点に傾動されるようになっており、
    上記相手方コネクタの内部空間に挿入されて上記シャッターを押し開いている上記突出部は、当該コネクタが厚さ方向に沿う方向にこじられることにより当該コネクタが傾動されるのに伴って、上記内部空間の周囲壁面の初期形状及び上記突出部により押し開かれている上記シャッターの初期形状を変形させることなく、上記突出部が上記挿入口を経て上記内部空間の外側に抜け出るように、相手方コネクタハウジングの前端面の厚さ方向片側の外側端縁を中心としてその外側端縁から遠い側の上記挿入口の口縁に至る半径長さを持つ仮想円の内側に位置し、かつ、相手方コネクタハウジングの前端面の厚さ方向他側の外側端縁を中心としてその外側端縁から遠い側の上記挿入口の口縁に至る半径長さを持つ仮想円の内側に位置する先窄まり形状に形成されていると共に、その突出部が上記挿入口を経て上記内部空間の外側に抜け出るときの移動軌跡の外側に相手方コネクタの上記内蔵電極が配備されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 上記突出部の外輪郭線の形状が、2つの上記仮想円に沿う楕円類似形状になっている請求項に記載したコネクタ。
  3. 当該コネクタの上記ハウジングに接片部材が内蔵され、その接片部材の前端に凸円弧状に形成された上記電極が具備されていると共に、その電極が、当該コネクタの上記ハウジングの前端面と上記突出部の前端との相互間位置で上記突出部の外輪郭線の外側に突き出ていると共に、上記相手方コネクタの上記内蔵電極が、上記相手方コネクタハウジングの内面に相手方コネクタの厚さ方向で重なり状に配備されている請求項に記載したコネクタ。
  4. 上記接片部材が当該コネクタの厚さ方向に弾性変形可能である請求項に記載したコネクタ。
  5. 上記受け部に上記当り部が当接したときに互いに係合し、かつ、上記受け部から上記当り部が離反されるのに伴って係合が解除される係合爪と係合面とが、上記相手方コネクタハウジングと当該コネクタのハウジングとに各別に備わっていると共に、当該コネクタが厚さ方向に沿う方向にこじられて傾動するときに、上記係合面との係合が解除された上記係合爪の移動軌跡が、上記係合面を挟む上記相手方コネクタハウジングの厚さ方向で対向する両側壁に形成された盗み凹所の内側に位置するようになっている請求項1ないし請求項のいずれかに記載したコネクタ。
  6. 上記係合爪が、当該コネクタのハウジングに具備された弾性撓み変形可能な杆部の先端に具備されていると共に、その係合爪に、上記盗み凹所の縁部と摺動してその縁部を乗り越える傾斜ガイド面が備わっている請求項に記載したコネクタ。
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