JP3745217B2 - バックル装置 - Google Patents

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JP3745217B2
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    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/18Anchoring devices
    • B60R22/22Anchoring devices secured to the vehicle floor
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Buckles (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗員拘束用のウエビングに取り付けられたタングプレートが挿入されるバックルを備えたバックル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両後部座席用のバックル装置は、例えばバックルを備えており、バックルは、座席設置用ウエビングを介して後部座席上に配置されている。このバックルには、乗員拘束用のウエビングに取り付けられたタングプレートが挿入される構成である(以下、このタイプのバックル装置を「ウエビングタイプバックル装置」という)。
【0003】
しかしながら、このウエビングタイプバックル装置では、バックルが座席設置用ウエビングを介して後部座席上に配置されるのみであるため、バックルの後部座席上での位置が不安定である。このため、タングプレートをバックルに挿入する際にはバックルを手で持つ必要があり、使用性が悪いという問題がある。
【0004】
さらに、バックルが後部座席上に凸部を形成しているため、乗員の尻部にバックルが当接して、乗員の着座感覚が悪いという問題もある。
【0005】
また、バックル及び座席設置用ウエビングの後部座席上での収まりが悪く、見栄えが悪いという問題もある。
【0006】
一方、タングプレートのバックルへの挿入を容易にして使用性を向上させるために、後部座席でバックルを起立した状態に設置した構成のバックル装置がある(以下、このタイプのバックル装置を「自立タイプバックル装置」という)。
【0007】
しかしながら、この自立タイプバックル装置では、バックルが後部座席で上下方向(後部座席上面に対し略垂直な方向)へスライド不能とされている。このため、乗員が着座した際には、後部座席上面から突出するバックルに乗員の尻部が当接して、乗員の着座感覚が悪いという問題がある。
【0008】
また、この自立タイプバックル装置においては、後部座席のスライド操作やリクライニング操作等のシートアクションがなされた際に、このシートアクションに対応してバックルが回動できる構成とすることが望ましい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、使用性及び座席への乗員の着座感覚を向上できると共にシートアクションに対応できるバックル装置を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のバックル装置は、車両内の座席に配置され乗員拘束用のウエビングに取り付けられたタングプレートが挿入されるバックルを上部に有し、かつ、柱状の回転軸が配設された連設部を下部に有するバックル部材と、前記バックル部材に対応して車両内に固定されると共に上下方向へ沿って長孔が形成され、前記長孔に前記回転軸が挿通されることで前記回転軸を中心に前記連設部が回動可能とされて前記バックル部材を回動可能に支持すると共に前記回転軸が前記長孔の上端と下端との間で移動可能とされて前記バックル部材をスライド可能に支持する支持部材と、前記支持部材に設けられ、前記バックル部材が起立する回動位置で前記バックル部材が当接して前記バックル部材の回動を阻止する当接部と、前記回転軸が内部に挿通された螺旋状のバネ部を有し、一端部が前記バックル部材に係止された捩りコイルスプリングと、前記支持部材に設けられ、前記捩りコイルスプリングの他端部が摺動可能に係合することで前記捩りコイルスプリングが前記バックル部材に付勢力を付与して前記長孔の上端に前記回転軸を当接させかつ前記バックル部材を前記当接部に当接させる係合部と、を備えている。
【0011】
請求項1に記載のバックル装置では、バックル部材が上部のバックルと下部の連設部とを有しており、支持部材の長孔に連設部の回転軸が挿通されることで、支持部材がバックル部材をスライド可能かつ回動可能に支持している。
【0012】
ここで、捩りコイルスプリングがバックル部材に付勢力を付与することで、長孔上端に回転軸が当接してバックル部材がスライド上限位置に配置されると共に、バックル部材が当接部に当接されてバックル部材が起立する回動位置に配置された状態とされている。これにより、乗員拘束用のウエビングに取り付けられたタングプレートをバックルに挿入する際に、バックルを手で持つ必要がなく、使用性を向上させることができる。
【0013】
さらに、バックル部材に下方への押圧力が作用すると、捩りコイルスプリングの付勢力に抗して回転軸が長孔下端方向へ移動すると共に捩りコイルスプリングの他端部が支持部材の係合部を摺動して、バックル部材が下方へスライドされる。一方、バックル部材に対する下方への押圧力が解除されると、捩りコイルスプリングの付勢力によってバックル部材がスライド上限位置(初期位置)に復帰する。これにより、乗員が座席に着座した際には、乗員の尻部によってバックルが下方へ押圧されてバックルが座席上面から突出することがなく、このため、乗員の着座感覚を向上させることができる。
【0014】
また、バックル部材に回動力が作用すると、捩りコイルスプリングの付勢力に抗してバックル部材が回転軸を中心に回動される。一方、バックル部材に対する回動力が解除されると、捩りコイルスプリングの付勢力によってバックル部材が起立する回動位置(初期位置)に復帰する。これにより、座席のスライド操作やリクライニング操作等のシートアクションがなされた際には、バックル部材が回動してこのシートアクションに対応することができる。
【0015】
さらにまた、捩りコイルスプリングのみでバックル部材を初期位置に復帰させることができるため、バックル装置を簡単な構成とすることができる。
【0016】
さらにここで、バックル部材の抗スライド力や抗回動力(トルク)を調整する際には、支持部材への係合部の設置位置または捩りコイルスプリングの付勢力を調整すればよいため、上記抗スライド力や抗回動力を容易に調整することができる。
【0017】
また、バックル部材のスライド長さ(ストローク)を調整するためには、支持部材への長孔の形成長さの他に支持部材への係合部の設置位置を調整すればよい。このため、上記スライド長さを容易に調整することができると共に、バックル部材からの捩りコイルスプリング他端部の突出を抑制しつつ上記スライド長さを長くすることができて、バックル装置が大型化することを防止できる。
【0018】
請求項2に記載のバックル装置は、請求項1に記載のバックル装置において、前記支持部材の長孔周縁に形成され、前記支持部材の長孔周縁以外の部位における肉厚に比し大きい肉厚とされた肉厚部を備えたことを特徴としている。
【0019】
請求項2に記載のバックル装置では、支持部材の長孔周縁に、支持部材の長孔周縁以外の部位における肉厚に比し大きい肉厚とされた肉厚部を形成したため、支持部材の長孔における剛性を高めることができる。このため、バックル部材のスライド長さを長くするために長孔を長くした場合等でも、支持部材の変形(例えば長孔の幅が広がるような変形)を防止することができる。
【0020】
請求項3に記載のバックル装置は、車両内の座席に配置され乗員拘束用のウエビングに取り付けられたタングプレートが挿入されるバックルを上部に有し、かつ、上下方向へ沿って長孔が形成されると共に前記長孔の上側または下側に係止部が形成された連設部を下部に有するバックル部材と、前記バックル部材に対応して車両内に固定されると共に前記長孔に挿通された回転軸が設けられ、前記回転軸を中心に前記連設部が回動可能とされて前記バックル部材を回動可能に支持すると共に前記回転軸が前記長孔の上端と下端との間を移動可能とされて前記バックル部材をスライド可能に支持する支持部材と、前記支持部材に設けられ、前記バックル部材が起立する回動位置で前記バックル部材が当接して前記バックル部材の回動を阻止する当接部と、前記回転軸が内部に挿通された螺旋状のバネ部を有する捩りコイルスプリングと螺旋状とされて一端が前記係止部に係止されると共に他端が前記捩りコイルスプリングの一端部に連設された圧縮コイルスプリングとを具備し、前記圧縮コイルスプリングが前記バックル部材に付勢力を付与して前記長孔の下端に前記回転軸を当接させるスプリング部材と、前記支持部材に設けられ、前記捩りコイルスプリングの他端部が係合することで前記捩りコイルスプリングが前記バックル部材に付勢力を付与して前記バックル部材を前記当接部に当接させる係合部と、前記圧縮コイルスプリングを収納して設けられ、前記圧縮コイルスプリングの収縮に伴う座屈を阻止するケース部材と、を備えている。
【0021】
請求項3に記載のバックル装置では、バックル部材が上部のバックルと下部の連設部とを有しており、連設部の長孔に支持部材の回転軸が挿通されることで、支持部材がバックル部材をスライド可能かつ回動可能に支持している。
【0022】
ここで、スプリング部材の圧縮コイルスプリングがバックル部材に付勢力を付与することで、長孔下端に回転軸が当接してバックル部材がスライド上限位置に配置されると共に、スプリング部材の捩りコイルスプリングがバックル部材に付勢力を付与することで、バックル部材が当接部に当接されてバックル部材が起立する回動位置に配置された状態とされている。これにより、乗員拘束用のウエビングに取り付けられたタングプレートをバックルに挿入する際に、バックルを手で持つ必要がなく、使用性を向上させることができる。
【0023】
さらに、バックル部材に下方への押圧力が作用すると、圧縮コイルスプリングの付勢力に抗して回転軸が長孔上端方向へ移動して、バックル部材が下方へスライドされる。一方、バックル部材に対する下方への押圧力が解除されると、圧縮コイルスプリングの付勢力によってバックル部材がスライド上限位置に復帰する。これにより、乗員が座席に着座した際には、乗員の尻部によってバックルが下方へ押圧されてバックルが座席上面から突出することがなく、このため、乗員の着座感覚を向上させることができる。
【0024】
また、バックル部材に回動力が作用すると、捩りコイルスプリングの付勢力に抗してバックル部材が回転軸を中心に回動される。一方、バックル部材に対する回動力が解除されると、捩りコイルスプリングの付勢力によってバックル部材が起立する回動位置に復帰する。これにより、座席のスライド操作やリクライニング操作等のシートアクションがなされた際には、バックル部材が回動してこのシートアクションに対応することができる。
【0025】
さらにまた、圧縮コイルスプリングがケース部材に収納されることで、ケース部材によって圧縮コイルスプリングの収縮に伴う座屈が阻止される。このため、連設部の係止部が小さくて係止部が圧縮コイルスプリングの一端側を均等に押圧できない場合等でも、圧縮コイルスプリングの正規の付勢力をバックル部材に付与することができる。また、圧縮コイルスプリングがケース部材に収容されているため、圧縮コイルスプリングに埃等の異物が付着することを防止できる。
【0026】
さらにここで、バックル部材の抗スライド力を調整する際には、連設部への係止部の形成位置または圧縮コイルスプリングの付勢力を調整すればよく、また、バックル部材の抗回動力(トルク)を調整する際には、支持部材への係合部の設置位置または捩りコイルスプリングの付勢力を調整すればよい。このため、上記抗スライド力や抗回動力を容易に調整することができると共に、抗スライド力と抗回動力とを独立に調整できて抗スライド力と抗回動力とを高精度に調整することができる。
【0027】
また、バックル部材のスライド長さ(ストローク)を調整するためには、連設部への長孔の形成長さの他に支持部材への係合部の設置位置を調整すればよい。このため、上記スライド長さを容易に調整することができると共に、バックル部材からの捩りコイルスプリング他端部の突出を抑制しつつ上記スライド長さを長くすることができて、バックル装置が大型化することを防止できる。
【0028】
請求項4に記載のバックル装置は、車両内の座席に配置され乗員拘束用のウエビングに取り付けられたタングプレートが挿入されるバックルを上部に有し、かつ、上下方向へ沿って長孔が形成されると共に前記長孔の上側または下側に係止部が形成された連設部を下部に有するバックル部材と、前記バックル部材に対応して車両内に固定されると共に前記長孔に挿通された回転軸が設けられ、前記回転軸を中心に前記連設部が回動可能とされて前記バックル部材を回動可能に支持すると共に前記回転軸が前記長孔の上端と下端との間を移動可能とされて前記バックル部材をスライド可能に支持する支持部材と、前記支持部材に設けられ、前記バックル部材が起立する回動位置で前記バックル部材が当接して前記バックル部材の回動を阻止する当接部と、前記回転軸が内部に挿通された螺旋状のバネ部を有する捩りコイルスプリングと螺旋状とされて一端が前記係止部に係止されると共に他端が前記捩りコイルスプリングの一端部に連設された圧縮コイルスプリングとを具備し、前記圧縮コイルスプリングが前記バックル部材に付勢力を付与して前記長孔の下端に前記回転軸を当接させるスプリング部材と、前記支持部材に設けられ、前記捩りコイルスプリングの他端部が係合することで前記捩りコイルスプリングが前記バックル部材に付勢力を付与して前記バックル部材を前記当接部に当接させる係合部と、前記連設部の長孔周縁に形成され、前記連設部の前記長孔周縁以外の部位における肉厚に比し大きい肉厚とされた肉厚部と、を備えている。
【0029】
請求項4に記載のバックル装置では、バックル部材が上部のバックルと下部の連設部とを有しており、連設部の長孔に支持部材の回転軸が挿通されることで、支持部材がバックル部材をスライド可能かつ回動可能に支持している。
【0030】
ここで、スプリング部材の圧縮コイルスプリングがバックル部材に付勢力を付与することで、長孔下端に回転軸が当接してバックル部材がスライド上限位置に配置されると共に、スプリング部材の捩りコイルスプリングがバックル部材に付勢力を付与することで、バックル部材が当接部に当接されてバックル部材が起立する回動位置に配置された状態とされている。これにより、乗員拘束用のウエビングに取り付けられたタングプレートをバックルに挿入する際に、バックルを手で持つ必要がなく、使用性を向上させることができる。
【0031】
さらに、バックル部材に下方への押圧力が作用すると、圧縮コイルスプリングの付勢力に抗して回転軸が長孔上端方向へ移動して、バックル部材が下方へスライドされる。一方、バックル部材に対する下方への押圧力が解除されると、圧縮コイルスプリングの付勢力によってバックル部材がスライド上限位置に復帰する。これにより、乗員が座席に着座した際には、乗員の尻部によってバックルが下方へ押圧されてバックルが座席上面から突出することがなく、このため、乗員の着座感覚を向上させることができる。
【0032】
また、バックル部材に回動力が作用すると、捩りコイルスプリングの付勢力に抗してバックル部材が回転軸を中心に回動される。一方、バックル部材に対する回動力が解除されると、捩りコイルスプリングの付勢力によってバックル部材が起立する回動位置に復帰する。これにより、座席のスライド操作やリクライニング操作等のシートアクションがなされた際には、バックル部材が回動してこのシートアクションに対応することができる。
【0033】
さらにここで、バックル部材の抗スライド力を調整する際には、連設部への係止部の形成位置または圧縮コイルスプリングの付勢力を調整すればよく、また、バックル部材の抗回動力(トルク)を調整する際には、支持部材への係合部の設置位置または捩りコイルスプリングの付勢力を調整すればよい。このため、上記抗スライド力や抗回動力を容易に調整することができると共に、抗スライド力と抗回動力とを独立に調整できて抗スライド力と抗回動力とを高精度に調整することができる。
【0034】
また、バックル部材のスライド長さ(ストローク)を調整するためには、連設部への長孔の形成長さの他に支持部材への係合部の設置位置を調整すればよい。このため、上記スライド長さを容易に調整することができると共に、バックル部材からの捩りコイルスプリング他端部の突出を抑制しつつ上記スライド長さを長くすることができて、バックル装置が大型化することを防止できる。
【0035】
さらにまた、連設部の長孔周縁に、連設部の長孔周縁以外の部位における肉厚に比し大きい肉厚とされた肉厚部を形成したため、連設部の長孔における剛性を高めることができる。このため、バックル部材のスライド長さを長くするために長孔を長くした場合等でも、連設部の変形(例えば長孔の幅が広がるような変形)を防止することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
図1には、本発明の第1の実施の形態に係るバックル装置10が車両側方から見た側面図にて示されており、図2には、バックル装置10が車両前方から見た側面図にて示されている。さらに、図3には、バックル装置10が分解斜視図にて示されており、図4には、バックル装置10の車両への設置状態が斜視図にて示されている。
【0037】
本実施の形態に係るバックル装置10は、車両内の後部座席12長手方向中央に形成された中空部14内に一対設置されている。また、後部座席12には、一対の乗員拘束用のウエビング(図示省略)が設けられており、各ウエビングにはタングプレート(図示省略)が取り付けられている。
【0038】
バックル装置10は、バックル部材16を備えており、バックル部材16は、上部にバックル18を有している。バックル18の上部には、挿入孔20が設けられており、挿入孔20には上記タングプレートが挿入される。
【0039】
バックル部材16は、連設部としてのプレートアンカインナ22を下部に有しており、プレートアンカインナ22は長板状とされている。プレートアンカインナ22の下部には、回転軸としての略円柱状のリベット24が貫通されており、プレートアンカインナ22は、リベット24に対し回動可能とされている。さらに、プレートアンカインナ22には、係止孔26が形成されており、係止孔26は、後記捩りコイルスプリング38の一端部38Bに対応している。
【0040】
バックル部材16に対応して車両内の床面(図示省略)には、支持部材としてのブラケット28が固定されている。ブラケット28には、長孔30が形成されており、長孔30は上下方向へ沿って形成されている。さらに、長孔30に所謂バーリング加工が施されることで、ブラケット28の長孔30周縁に肉厚部32が形成されており、肉厚部32の肉厚はブラケット28の長孔30周縁以外の部位における肉厚に比し大きくされている。
【0041】
ブラケット28の長孔30には、上記リベット24が挿通されており、これにより、上記プレートアンカインナ22がリベット24を中心に回動可能とされてバックル部材16がブラケット28に回動可能に支持されると共に、リベット24が長孔30の上端と下端との間で移動可能とされてバックル部材16がブラケット28にスライド可能に支持されている。
【0042】
また、ブラケット28の上部には当接部34が形成されており、当接部34にプレートアンカインナ22が当接する際には、バックル部材16の回動が阻止されてバックル部材16が起立する回動位置に配置される。さらに、ブラケット28の上部には係合部36が形成されており、係合部36は、後記捩りコイルスプリング38の他端部38Cに対応している。
【0043】
ブラケット28とプレートアンカインナ22との間には、捩りコイルスプリング38が配置されている。捩りコイルスプリング38は、螺旋状のバネ部38Aを有しており、バネ部38Aの内部にはリベット24が挿通されている。捩りコイルスプリング38の一端部38Bはバネ部38Aからその接線上に延伸しており、一端部38Bの先端は、上記プレートアンカインナ22の係止孔26に係止されている。さらに、捩りコイルスプリング38の他端部38Cはバネ部38Aからその接線上に延伸しており、他端部38Cは上記ブラケット28の係合部36に摺動可能に係合している。
【0044】
これにより、捩りコイルスプリング38はバックル部材16に付勢力を付与しており、この付勢力によって、長孔30の上端にリベット24が当接されてバックル部材16がスライド上限位置に配置されると共に、プレートアンカインナ22がブラケット28の当接部34に当接されてバックル部材16が起立する回動位置に配置されている。
【0045】
なお、上記リベット24には、プレートアンカインナ22の外側及びブラケット28の外側において円環状のワッシャ40が貫通されており、これにより、バックル部材16がブラケット28に対して一層円滑にスライド及び回動できる構成である。
【0046】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0047】
以上の構成のバックル装置10では、バックル部材16が上部のバックル18と下部のプレートアンカインナ22とを有しており、プレートアンカインナ22に貫通されたリベット24がブラケット28の長孔30に挿通されることで、ブラケット28がバックル部材16をスライド可能かつ回動可能に支持している。
【0048】
ここで、捩りコイルスプリング38がバックル部材16に付勢力を付与することで、長孔30上端にリベット24が当接してバックル部材16がスライド上限位置に配置されると共に、バックル部材16(プレートアンカインナ22)が当接部34に当接されてバックル部材16が起立する回動位置に配置された状態とされている。これにより、乗員拘束用のウエビング(図示省略)に取り付けられたタングプレート(図示省略)をバックル18の挿入孔20に挿入する際に、バックル18を手で持つ必要がなく、使用性を向上させることができる。
【0049】
さらに、バックル部材16に下方への押圧力が作用すると、捩りコイルスプリング38の付勢力に抗してリベット24が長孔30下端方向へ移動すると共に捩りコイルスプリング38の他端部38Cがブラケット28の係合部36を摺動して、バックル部材16が下方へスライドされる(図1及び図2の2点鎖線参照)。一方、バックル部材16に対する下方への押圧力が解除されると、捩りコイルスプリング38の付勢力によってバックル部材16がスライド上限位置(初期位置)に復帰する。これにより、乗員が後部座席12に着座した際には、乗員の尻部によってバックル18が下方へ押圧されてバックル18が後部座席12上面から突出することがなく、このため、乗員の着座感覚を向上させることができる。
【0050】
また、バックル部材16に回動力が作用すると、捩りコイルスプリング38の付勢力に抗してバックル部材16がリベット24を中心に回動される(図1の1点鎖線参照)。一方、バックル部材16に対する回動力が解除されると、捩りコイルスプリング38の付勢力によってバックル部材16が起立する回動位置(初期位置)に復帰する。これにより、後部座席12のスライド操作等のシートアクションがなされた際には、バックル部材16が回動してこのシートアクションに対応することができる。
【0051】
さらにまた、捩りコイルスプリング38のみでバックル部材16を初期位置に復帰させることができるため、バックル装置10を簡単な構成とすることができる。
【0052】
さらにここで、バックル部材16の抗スライド力や抗回動力(トルク)を調整する際には、ブラケット28への係合部36の設置位置または捩りコイルスプリング38の付勢力を調整すればよいため、上記抗スライド力や抗回動力を容易に調整することができる。
【0053】
また、バックル部材16のスライド長さ(ストローク)を調整するためには、ブラケット28への長孔30の形成長さの他にブラケット28への係合部36の設置位置を調整すればよい。このため、上記スライド長さを容易に調整することができると共に、バックル部材16(プレートアンカインナ22の側部)からの捩りコイルスプリング38他端部38Cの突出を抑制しつつ上記スライド長さを長くすることができて、バックル装置10が大型化することを防止できる。
【0054】
さらにまた、ブラケット28の長孔30周縁に、ブラケット28の長孔30周縁以外の部位における肉厚に比し大きい肉厚とされた肉厚部32を形成したため、ブラケット28の長孔30における剛性を高めることができる。このため、バックル部材16のスライド長さを長くするために長孔30を長くした場合等でも、ブラケット28の変形(例えば長孔30の幅が広がるような変形)を防止することができる。さらにこのため、ブラケット28の長孔30における剛性を高めるための補強部材を別途設ける必要がなく、部品点数を低減できる。
【0055】
また、バックル装置10が後部座席12に形成された中空部14内に設置されているため、バックル装置10が後部座席12へ収容されて、見栄えを向上させることができる。
【0056】
[第2の実施の形態]
図5には、本発明の第2の実施の形態に係るバックル装置50が車両側方から見た側面図にて示されており、図6には、バックル装置50が車両前方から見た側面図にて示されている。さらに、図7には、バックル装置50が分解斜視図にて示されている。
【0057】
本実施の形態に係るバックル装置50は、上記第1の実施の形態に係るバックル装置50と同様に車両内の後部座席12長手方向中央に形成された中空部14内に一対設置されている(図4参照)。また、後部座席12には、一対の乗員拘束用のウエビング(図示省略)が設けられており、各ウエビングにはタングプレート(図示省略)が取り付けられている。
【0058】
バックル装置50は、バックル部材52を備えており、バックル部材52は、上部にバックル54を有している。バックル54の上部には、挿入孔56が設けられており、挿入孔56には上記タングプレートが挿入される。
【0059】
バックル部材52は、連設部としてのプレートアンカインナ58を下部に有しており、プレートアンカインナ58は長板状とされている。プレートアンカインナ58の下側部分には、長孔60が形成されており、長孔60は上下方向へ沿って形成されている。さらに、長孔60に所謂バーリング加工が施されることで、プレートアンカインナ58の長孔60周縁に肉厚部62が形成されており、肉厚部62の肉厚はプレートアンカインナ58の長孔60周縁以外の部位における肉厚に比し大きくされている。また、プレートアンカインナ58には、長孔60の上方において所謂切り曲げ加工により半楕円状の係止部64が形成されており、係止部64は、プレートアンカインナ58の剛性を低下させないように小さくされている。
【0060】
バックル部材52に対応して車両内の床面(図示省略)には、支持部材としてのブラケット66が固定されている。ブラケット66には、回転軸としての略円柱状のリベット68が支持されており、リベット68はブラケット66に対し回動可能とされている。リベット68は、上記プレートアンカインナ58の長孔60に挿通されており、これにより、プレートアンカインナ58がリベット68を中心に回動可能とされてバックル部材52がブラケット66に回動可能に支持されると共に、リベット68が長孔60の上端と下端との間で移動可能とされてバックル部材52がブラケット66にスライド可能に支持されている。
【0061】
また、ブラケット66の上部には当接部70が形成されており、当接部70にプレートアンカインナ58が当接する際には、バックル部材52の回動が阻止されてバックル部材52が起立する回動位置に配置される。さらに、ブラケット66の上部には係合部72が形成されており、係合部72は、後記捩りコイルスプリング76の他端部76Cに対応している。
【0062】
ブラケット66とプレートアンカインナ58との間には、スプリング部材74が配置されている。スプリング部材74は、捩りコイルスプリング76を下部に有しており、捩りコイルスプリング76は、螺旋状のバネ部76Aを有してこのバネ部76Aの内部に上記リベット68が挿通されている。スプリング部材74は、捩りコイルスプリング76の上方において螺旋状の圧縮コイルスプリング78を有しており、圧縮コイルスプリング78の下端は捩りコイルスプリング76の一端部76Bに連設されている。
【0063】
圧縮コイルスプリング78の上端は、上記プレートアンカインナ58の係止部64に係止されている。これにより、圧縮コイルスプリング78がバックル部材52に付勢力を付与しており、この付勢力によって、リベット68が上記長孔60の下端に当接されて、バックル部材52がスライド上限位置に配置されている。また、図8に示す如く、係止部64の先端は、圧縮コイルスプリング78の中心軸線上に配置されており、このため、係止部64は、圧縮コイルスプリング78上端を片側のみにおいて係止している。
【0064】
捩りコイルスプリング76の他端部76Cはバネ部76Aからその接線上に延伸しており、他端部76Cは上記ブラケット66の係合部72に係合している。これにより、捩りコイルスプリング76はバックル部材52に付勢力を付与しており、プレートアンカインナ58がブラケット66の当接部70に当接されてバックル部材52が起立する回動位置に配置されている。
【0065】
プレートアンカインナ58のスプリング部材74側の側壁にはケース部材80が設けられており、ケース部材80は略直方体の箱状とされている。ケース部材80のプレートアンカインナ58側の壁面は開口されており、ケース部材80内にはスプリング部材74(圧縮コイルスプリング78及び捩りコイルスプリング76)が収納されている。ケース部材80の下部には上記リベット68が挿通されており、これにより、ケース部材80に対するプレートアンカインナ58のスライドが許可された状態でケース部材80がプレートアンカインナ58に取り付けられている。図8に示す如く、圧縮コイルスプリング78の周部分は、ケース部材80の3つの内壁面とプレートアンカインナ58とに接触しており、これにより、圧縮コイルスプリング78の収縮に伴う座屈が阻止される。
【0066】
ケース部材80の側壁には一対の案内部82がプレートアンカインナ58幅方向に沿って突出された状態で設けられており、各案内部82は断面略U字状とされて内部にプレートアンカインナ58が嵌入されている。これにより、ケース部材80がプレートアンカインナ58から離間することが一層防止されて、圧縮コイルスプリング78の収縮に伴う座屈が一層確実に阻止される。また、ケース部材80の上壁には嵌入孔84が形成されており、嵌入孔84内にはプレートアンカインナ58の係止部64が嵌入された構成である。
【0067】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0068】
以上の構成のバックル装置50では、バックル部材52が上部のバックル54と下部のプレートアンカインナ58とを有しており、ブラケット66に支持されたリベット68がプレートアンカインナ58の長孔60に挿通されることで、ブラケット66がバックル部材52をスライド可能かつ回動可能に支持している。
【0069】
ここで、スプリング部材74の圧縮コイルスプリング78がバックル部材52に付勢力を付与することで、長孔60下端にリベット68が当接してバックル部材52がスライド上限位置に配置されると共に、スプリング部材74の捩りコイルスプリング76がバックル部材52に付勢力を付与することで、バックル部材52(プレートアンカインナ58)が当接部70に当接されてバックル部材52が起立する回動位置に配置された状態とされている。これにより、乗員拘束用のウエビング(図示省略)に取り付けられたタングプレート(図示省略)をバックル54に挿入する際に、バックル54を手で持つ必要がなく、使用性を向上させることができる。
【0070】
さらに、バックル部材52に下方への押圧力が作用すると、圧縮コイルスプリング78の付勢力に抗してリベット68が長孔60上端方向へ移動して、バックル部材52が下方へスライドされる(図5及び図6の2点鎖線参照)。一方、バックル部材52に対する下方への押圧力が解除されると、圧縮コイルスプリング78の付勢力によってバックル部材52がスライド上限位置に復帰する。これにより、乗員が後部座席52に着座した際には、乗員の尻部によってバックル54が下方へ押圧されてバックル54が後部座席52上面から突出することがなく、このため、乗員の着座感覚を向上させることができる。
【0071】
また、バックル部材52に回動力が作用すると、捩りコイルスプリング76の付勢力に抗してバックル部材52がリベット68を中心に回動される(図5の1点鎖線参照)。一方、バックル部材52に対する回動力が解除されると、捩りコイルスプリング76の付勢力によってバックル部材52が起立する回動位置に復帰する。これにより、後部座席52のスライド操作等のシートアクションがなされた際には、バックル部材52が回動してこのシートアクションに対応することができる。
【0072】
さらにまた、圧縮コイルスプリング78がケース部材80に収納されることで、ケース部材80によって圧縮コイルスプリング78の収縮に伴う座屈が阻止される。このため、本実施の形態の如く、プレートアンカインナ58の剛性の低下を抑制するために切り曲げ加工により形成される係止部64が小さくされて、係止部64が圧縮コイルスプリング78の上端側を均等に押圧できない場合等でも、圧縮コイルスプリング78の正規の付勢力をバックル部材52に付与することができる。また、スプリング部材74(圧縮コイルスプリング78及び捩りコイルスプリング76)がケース部材80に収容されているため、スプリング部材74に埃等の異物が付着することを防止できる。
【0073】
さらにここで、バックル部材52の抗スライド力を調整する際には、プレートアンカインナ58への係止部64の形成位置または圧縮コイルスプリング78の付勢力を調整すればよく、また、バックル部材52の抗回動力(トルク)を調整する際には、ブラケット66への係合部72の設置位置または捩りコイルスプリング76の付勢力を調整すればよい。このため、上記抗スライド力や抗回動力を容易に調整することができると共に、抗スライド力と抗回動力とを独立に調整できて抗スライド力と抗回動力とを高精度に調整することができる。
【0074】
また、バックル部材52のスライド長さ(ストローク)を調整するためには、プレートアンカインナ58への長孔60の形成長さの他にブラケット66への係合部72の設置位置を調整すればよい。このため、上記スライド長さを容易に調整することができると共に、バックル部材52(プレートアンカインナ58の側部)からの捩りコイルスプリング76他端部76Cの突出を抑制しつつ上記スライド長さを長くすることができて、バックル装置50が大型化することを防止できる。
【0075】
さらにまた、プレートアンカインナ58の長孔60周縁に、プレートアンカインナ58の長孔60周縁以外の部位における肉厚に比し大きい肉厚とされた肉厚部62を形成したため、プレートアンカインナ58の長孔60における剛性を高めることができる。このため、バックル部材52のスライド長さを長くするために長孔60を長くした場合等でも、プレートアンカインナ58の変形(例えば長孔60の幅が広がるような変形)を防止することができる。さらにこのため、ブラケット66の長孔60における剛性を高めるための補強部材を別途設ける必要がなく、部品点数を低減できる。
【0076】
また、バックル装置50が後部座席52に形成された中空部54内に設置されているため、バックル装置50が後部座席52へ収容されて、見栄えを向上させることができる。
【0077】
なお、本実施の形態では、プレートアンカインナ58において長孔60上方に係止部64を配置しかつこれに対応して捩りコイルスプリング76の上方に圧縮コイルスプリング78を配置した構成としたが、プレートアンカインナ(連設部)において長孔下方に係止部を配置しかつこれに対応して捩りコイルスプリングの下方に圧縮コイルスプリングを配置した構成としてもよい。
【0078】
【発明の効果】
請求項1に記載のバックル装置では、捩りコイルスプリングの付勢力によって、バックル部材がスライド上限位置に配置されると共にバックル部材が起立する回動位置に配置されているため、使用性を向上できる。
【0079】
さらに、バックル部材が下方へスライド可能とされているため、乗員の着座感覚を向上できる。また、バックル部材が回動可能とされているため、バックル部材がシートアクションに対応することができる。
【0080】
さらにまた、捩りコイルスプリングのみでバックル部材を初期位置に復帰させることができるため、バックル装置を簡単な構成とすることができる。
【0081】
さらにここで、支持部材への係合部の設置位置または捩りコイルスプリングの付勢力を調整すればよいため、バックル部材の抗スライド力や抗回動力を容易に調整できる。
【0082】
また、支持部材への長孔の形成長さの他に支持部材への係合部の設置位置を調整すればよいため、バックル部材のスライド長さを容易に調整できると共に、バックル装置の大型化を防止できる。
【0083】
請求項2に記載のバックル装置では、支持部材の長孔周縁に肉厚部を形成したため、支持部材の変形を防止することができる。
【0084】
請求項3に記載のバックル装置では、圧縮コイルスプリングの付勢力によってバックル部材がスライド上限位置に配置されると共に、捩りコイルスプリングの付勢力によってバックル部材が起立する回動位置に配置されているため、使用性を向上できる。
【0085】
さらに、バックル部材が下方へスライド可能とされているため、乗員の着座感覚を向上できる。また、バックル部材が回動可能とされているため、バックル部材がシートアクションに対応することができる。
【0086】
さらにまた、ケース部材が圧縮コイルスプリングの収縮に伴う座屈を阻止するため、圧縮コイルスプリングの正規の付勢力をバックル部材に付与できる。また、圧縮コイルスプリングをケース部材に収容したため、圧縮コイルスプリングに異物が付着することを防止できる。
【0087】
さらにここで、連設部への係止部の形成位置または圧縮コイルスプリングの付勢力を調整すればよいため、バックル部材の抗スライド力を容易に調整できると共に、支持部材への係合部の設置位置または捩りコイルスプリングの付勢力を調整すればよいため、バックル部材の抗回動力を容易に調整できる。さらに、抗スライド力と抗回動力とを独立に調整できて抗スライド力と抗回動力とを高精度に調整できる。
【0088】
また、連設部への長孔の形成長さの他に支持部材への係合部の設置位置を調整すればよいため、バックル部材のスライド長さを容易に調整できると共に、バックル装置の大型化を防止できる。
【0089】
請求項4に記載のバックル装置では、圧縮コイルスプリングの付勢力によってバックル部材がスライド上限位置に配置されると共に、捩りコイルスプリングの付勢力によってバックル部材が起立する回動位置に配置されているため、使用性を向上できる。
【0090】
さらに、バックル部材が下方へスライド可能とされているため、乗員の着座感覚を向上できる。また、バックル部材が回動可能とされているため、バックル部材がシートアクションに対応することができる。
【0091】
さらにここで、連設部への係止部の形成位置または圧縮コイルスプリングの付勢力を調整すればよいため、バックル部材の抗スライド力を容易に調整できると共に、支持部材への係合部の設置位置または捩りコイルスプリングの付勢力を調整すればよいため、バックル部材の抗回動力を容易に調整できる。さらに、抗スライド力と抗回動力とを独立に調整できて抗スライド力と抗回動力とを高精度に調整できる。
【0092】
また、連設部への長孔の形成長さの他に支持部材への係合部の設置位置を調整すればよいため、バックル部材のスライド長さを容易に調整できると共に、バックル装置の大型化を防止できる。
【0093】
さらにまた、連設部の長孔周縁に肉厚部を形成したため、連設部の変形を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るバックル装置を示す車両側方から見た側面図である。
【図2】第1の実施の形態に係るバックル装置を示す車両前方から見た側面図である。
【図3】第1の実施の形態に係るバックル装置を示す分解斜視図である。
【図4】第1の実施の形態に係るバックル装置の車両への設置状態を示す斜視図である。
【図5】第2の実施の形態に係るバックル装置を示す車両側方から見た側面図である。
【図6】第2の実施の形態に係るバックル装置を示す車両前方から見た側面図である。
【図7】第2の実施の形態に係るバックル装置を示す分解斜視図である。
【図8】第2の実施の形態に係るバックル装置におけるプレートアンカインナ、圧縮コイルスプリング及びケース部材等を示す平面図である。
【符号の説明】
10 バックル装置
12 後部座席(座席)
14 中空部(中空部分)
16 バックル部材
18 バックル
22 プレートアンカインナ(連設部)
24 リベット(回転軸)
28 ブラケット(支持部材)
30 長孔
32 肉厚部
34 当接部
36 係合部
38 捩りコイルスプリング
38A バネ部
38B 一端部
38C 他端部
50 バックル装置
52 バックル部材
54 バックル
58 プレートアンカインナ(連設部)
60 長孔
62 肉厚部
64 係止部
66 ブラケット(支持部材)
68 リベット(回転軸)
70 当接部
72 係合部
74 スプリング部材
76 捩りコイルスプリング
76A バネ部
76B 一端部
76C 他端部
78 圧縮コイルスプリング
80 ケース部材

Claims (4)

  1. 車両内の座席に配置され乗員拘束用のウエビングに取り付けられたタングプレートが挿入されるバックルを上部に有し、かつ、柱状の回転軸が配設された連設部を下部に有するバックル部材と、
    前記バックル部材に対応して車両内に固定されると共に上下方向へ沿って長孔が形成され、前記長孔に前記回転軸が挿通されることで前記回転軸を中心に前記連設部が回動可能とされて前記バックル部材を回動可能に支持すると共に前記回転軸が前記長孔の上端と下端との間で移動可能とされて前記バックル部材をスライド可能に支持する支持部材と、
    前記支持部材に設けられ、前記バックル部材が起立する回動位置で前記バックル部材が当接して前記バックル部材の回動を阻止する当接部と、
    前記回転軸が内部に挿通された螺旋状のバネ部を有し、一端部が前記バックル部材に係止された捩りコイルスプリングと、
    前記支持部材に設けられ、前記捩りコイルスプリングの他端部が摺動可能に係合することで前記捩りコイルスプリングが前記バックル部材に付勢力を付与して前記長孔の上端に前記回転軸を当接させかつ前記バックル部材を前記当接部に当接させる係合部と、
    を備えたバックル装置。
  2. 前記支持部材の長孔周縁に形成され、前記支持部材の長孔周縁以外の部位における肉厚に比し大きい肉厚とされた肉厚部を備えたことを特徴とする請求項1記載のバックル装置。
  3. 車両内の座席に配置され乗員拘束用のウエビングに取り付けられたタングプレートが挿入されるバックルを上部に有し、かつ、上下方向へ沿って長孔が形成されると共に前記長孔の上側または下側に係止部が形成された連設部を下部に有するバックル部材と、
    前記バックル部材に対応して車両内に固定されると共に前記長孔に挿通された回転軸が設けられ、前記回転軸を中心に前記連設部が回動可能とされて前記バックル部材を回動可能に支持すると共に前記回転軸が前記長孔の上端と下端との間を移動可能とされて前記バックル部材をスライド可能に支持する支持部材と、
    前記支持部材に設けられ、前記バックル部材が起立する回動位置で前記バックル部材が当接して前記バックル部材の回動を阻止する当接部と、
    前記回転軸が内部に挿通された螺旋状のバネ部を有する捩りコイルスプリングと螺旋状とされて一端が前記係止部に係止されると共に他端が前記捩りコイルスプリングの一端部に連設された圧縮コイルスプリングとを具備し、前記圧縮コイルスプリングが前記バックル部材に付勢力を付与して前記長孔の下端に前記回転軸を当接させるスプリング部材と、
    前記支持部材に設けられ、前記捩りコイルスプリングの他端部が係合することで前記捩りコイルスプリングが前記バックル部材に付勢力を付与して前記バックル部材を前記当接部に当接させる係合部と、
    前記圧縮コイルスプリングを収納して設けられ、前記圧縮コイルスプリングの収縮に伴う座屈を阻止するケース部材と、
    を備えたバックル装置。
  4. 車両内の座席に配置され乗員拘束用のウエビングに取り付けられたタングプレートが挿入されるバックルを上部に有し、かつ、上下方向へ沿って長孔が形成されると共に前記長孔の上側または下側に係止部が形成された連設部を下部に有するバックル部材と、
    前記バックル部材に対応して車両内に固定されると共に前記長孔に挿通された回転軸が設けられ、前記回転軸を中心に前記連設部が回動可能とされて前記バックル部材を回動可能に支持すると共に前記回転軸が前記長孔の上端と下端との間を移動可能とされて前記バックル部材をスライド可能に支持する支持部材と、
    前記支持部材に設けられ、前記バックル部材が起立する回動位置で前記バックル部材が当接して前記バックル部材の回動を阻止する当接部と、
    前記回転軸が内部に挿通された螺旋状のバネ部を有する捩りコイルスプリングと螺旋状とされて一端が前記係止部に係止されると共に他端が前記捩りコイルスプリングの一端部に連設された圧縮コイルスプリングとを具備し、前記圧縮コイルスプリングが前記バックル部材に付勢力を付与して前記長孔の下端に前記回転軸を当接させるスプリング部材と、
    前記支持部材に設けられ、前記捩りコイルスプリングの他端部が係合することで前記捩りコイルスプリングが前記バックル部材に付勢力を付与して前記バックル部材を前記当接部に当接させる係合部と、
    前記連設部の長孔周縁に形成され、前記連設部の前記長孔周縁以外の部位における肉厚に比し大きい肉厚とされた肉厚部と、
    を備えたバックル装置。
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