JP3745053B2 - 荷台移動式車両の荷台のロック機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シャーシフレーム、あるいはシャーシフレームとその後部に傾動可能に連結したサブフレーム(以下フレームという)上で荷台を前後に移動させる荷台移動装置を備えた荷台移動式車両において、荷台をフレームにロックするための荷台のロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
荷台をフレーム上で前後に移動し傾斜させることにより積荷の積み降ろし作業を容易に行えるようにした荷台移動式車両は、走行時には荷台が移動しないよう荷台を格納位置でフレームにロックし、作業時には荷台が移動できるようロックを解除する必要がある。
【0003】
従来の荷台移動式車両の荷台のロック機構は、図5に示すように、荷台側のピン20と係脱可能なフック21をフレーム側に設け、このフック21をスプリング22とロックケーブル23でPTO(power takeoff)24のシフタレバー25に連結したものであり、図6に示すように、PTOハンドル26を操作してプッシュプルケーブル27を引きPTO24をONに切換えると、シフタレバー25の回動に伴ってロックケーブル23、スプリング22が引かれ、フック21が図上反時計方向へ回動してピン20から離脱しロックが解除されるようになっていた。PTOハンドル26を押し込んでPTO24をOFFに切換えると、シフタレバー25は図5の位置に戻りその回動に伴ってロックケーブル23が緩み、フック21が図上時計方向へ回動してピン20に係合し荷台がフレームにロックされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このロック機構は、ロックケーブル23によってフック21を作動させているので作動が不安定であり、確実にロックしたりロックを解除したりできない場合がある。また、PTOハンドル26でPTO24の切換えを行うとき、併せてロックの解除まで行うようになっているので、PTOハンドル26の操作が重くなる。さらに、フック21の自重とスプリング22の力によってシフタレバー25が動きPTO24が切れる場合もある。
【0005】
この発明は、荷台移動式車両の荷台のロック機構における上記問題を解決するものであって、荷台のロックと解除を確実且つ容易に行うこができる荷台移動式車両の荷台のロック機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、フレーム上で荷台を前後に移動させる荷台移動装置を備えた荷台移動式車両において、フレームと荷台との間に設けられる荷台移動装置のシリンダは、取付ピンで荷台と連結し、取付ピンが挿着されるピン孔は少なくとも荷台側もしくはシリンダ側のいずれか一方を前後方向へ長孔とし、フレームにストッパを設け、荷台には格納位置でストッパと係合する上下回動自在なフックを設け、シリンダには伸長時にフックを上方へ回動させるガイドを設けており、長孔は、荷台が格納位置にあるときにシリンダが伸長を開始してもロックが解除されるまでは荷台が移動しない長さとすることにより荷台移動式車両の荷台のロック機構を構成している。
【0007】
荷台が格納位置にある場合には、荷台移動装置のシリンダは短縮された状態となっており、フックがストッパに係合して荷台はフレーム上で移動しないようにロックされている。
【0008】
積荷の積み降ろし作業を行う場合には、シリンダを伸長させる。シリンダが伸長を開始すると、まずシリンダに設けられているガイドがフックを上方へ回動させてストッパから離脱させ荷台のロックを解除する。取付ピンが挿着されるピン孔は、前後方向へ長孔となっており、その長さも適宜選定されているので、ロックが解除されるまでの間荷台は移動しない。さらにシリンダが伸長すると、荷台が後方へ移動する。
【0009】
積荷の積み降ろし作業が終わると、シリンダを短縮させて荷台を前方へ移動させる。シリンダが短縮されるとガイドが前方へ移動してフックが下方へ回動し、荷台が格納位置に戻るとフックがストッパに係合して荷台がロックされるので、荷台移動式車両は安全に走行可能となる。
【0010】
フックには、ガイドによって案内されるローラを設けると、フックの上方への回動が円滑に行われる。
また、フックをストッパ側へ付勢する付勢手段を設けると、格納状態における荷台のロックがより確実になる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の実施の一形態である荷台移動式車両の荷台のロック機構の側面図、図2は荷台移動式車両の荷台のロック機構の平面図、図3、及び図4は荷台のロック機構の作動の説明図である。
【0012】
荷台移動式車両のフレーム1上には、荷台2が前後(図上左右)に移動可能に載置されており、フレーム1と荷台2との間に荷台移動装置のシリンダ3が設けられている。シリンダ3のチューブ4はフレーム1の前部に取付ピン(図示略)で連結されており、シリンダ3のロッド5は荷台2のクレビス10に取付ピン9で連結されている。ここで取付ピン9が挿着されるクレビス10側のピン孔11は前後方向へ長孔となっている。なお、ロッド5側のピン孔を長孔としてもよい。
【0013】
フレーム1の後端部には、ストッパ6を立設した支持台14がシリンダ3に近接して固設されている。また、荷台2のフック用クレビス15には、フック7がフックピン13で上下回動自在に枢着されている。フック7は、先端下側に傾斜部7Aが形成されており、この傾斜部7Aの後側が段付きとなっていて、荷台2が格納位置にあるときストッパ6と係合する。
【0014】
フック7のシリンダ3側には、支軸16によってローラ12が回転可能に支持されている。また、シリンダ3のロッド5には、ローラ12に当接してフック7を上方へ回動させるガイド8が固設されている。
荷台2とフック7との間には、フック7を下方へ付勢するスプリング17が設けられている。
【0015】
荷台2が格納位置にある場合には、シリンダ3は短縮された状態となっており、フック7は自重とスプリング17の付勢によってフックピン13を回動軸として下方へ回動しているので、フック7がストッパ6に係合して荷台2はフレーム1上で移動しないようにロックされている。
【0016】
積荷の積み降ろし作業を行う場合には、シリンダ3を伸長させる。シリンダ3が伸長を開始すると、まずロッド5に設けられているガイド8がローラ12を押し、図3に示すように、フック7を上方へ回動させてストッパ6から離脱させ荷台2のロックを解除する。このとき、ローラ12はガイド8上を転動するのでフック7は円滑に回動する。
【0017】
取付ピン9が挿着されるピン孔11は前後方向へ長孔となっているので、ロックが解除されるまでシリンダ3が伸長する間、取付ピン9はピン孔11の後端に当接せず荷台2は移動しない。さらにシリンダ3が伸長すると、図4に示すように取付ピン9はピン孔11の後端に当接しクレビス10を押すので荷台2が後方へ移動する。
【0018】
積荷の積み降ろし作業が終わると、シリンダ3を短縮させて荷台2を前方へ移動させる。シリンダ3が短縮されるとガイド8が前方へ移動するので、取付ピン9がピン孔11の前端に当接するまでフック7が下方へ回動する。さらにシリンダ3が短縮されると、荷台2は前方へ移動する。荷台2が格納位置へ戻る途中で、下方へ回動しているフック7はストッパ6に当接するが、フック7の自重とスプリング17の付勢により下方へ回動する力に比べるとシリンダ3の伸縮力ははるかに大きいので、傾斜部7Aがストッパ6を乗り越えるようにフック7が上方へ回動して、荷台2は格納位置まで戻る。荷台2が格納位置に戻るとフック7は下方へ回動してストッパ6に係合し荷台2がロックされる。そこで、荷台移動式車両は安全に走行可能となる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の荷台移動式車両の荷台のロック機構では、荷台を後方へ移動させる際には確実にロックを解除した後に荷台が移動するように構成されているので、荷台移動時の作動不良を引き起こすことはない。また、荷台の移動の操作によって始めてロックが解除されるので安全であり、操作も容易である。
【0020】
フックには、ガイドによって案内されるローラを設けると、フックの上方への回動が円滑に行われる。
また、フックをストッパ側へ付勢する付勢手段を設けると、格納状態における荷台のロックがより確実になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の一形態である荷台移動式車両の荷台のロック機構の側面図である。
【図2】荷台移動式車両の荷台のロック機構の平面図である。
【図3】荷台のロック機構の作動の説明図である。
【図4】荷台のロック機構の作動の説明図である。
【図5】従来の荷台のロック機構の作動の説明図である。
【図6】従来の荷台のロック機構の作動の説明図である。
【符号の説明】
1 フレーム
2 荷台
3 シリンダ
4 チューブ
5 ロッド
6 ストッパ
7 フック
8 ガイド
9 取付ピン
10 クレビス
11 ピン孔
12 ローラ
13 フックピン
14 支持台
15 フック用クレビス
16 支軸
17 スプリング

Claims (3)

  1. フレーム上で荷台を前後に移動させる荷台移動装置を備えた荷台移動式車両において、フレームと荷台との間に設けられる荷台移動装置のシリンダは、取付ピンで荷台と連結し、取付ピンが挿着されるピン孔は少なくとも荷台側もしくはシリンダ側のいずれか一方を前後方向へ長孔とし、フレームにストッパを設け、荷台には格納位置でストッパと係合する上下回動自在なフックを設け、シリンダには伸長時にフックを上方へ回動させるガイドを設けており、長孔は、荷台が格納位置にあるときにシリンダが伸長を開始してもロックが解除されるまでは荷台が移動しない長さであることを特徴とする荷台移動式車両の荷台のロック機構。
  2. フックにガイドによって案内されるローラを設けたことを特徴とする請求項1記載の荷台移動式車両の荷台のロック機構。
  3. フックをストッパ側へ付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の荷台移動式車両の荷台のロック機構。
JP29049296A 1996-10-31 1996-10-31 荷台移動式車両の荷台のロック機構 Expired - Lifetime JP3745053B2 (ja)

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