JP3738121B2 - 金属製ガスケット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は,一対の構造体の対向面間、例えば、エンジンのシリンダブロックとシリンダヘッドとの間に挟持されて対向面間をシールする金属製ガスケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来,多気筒エンジンのシリンダブロックとシリンダヘッドとの間のようなエンジンを構成する構造体の対向面間にガスケットを配置し,シリンダヘッドをシリンダブロックに締付ボルト等で締付けて両対向面をシールすることが行われている。このガスケットはシリンダブロックとシリンダヘッドとの当接面から燃焼ガス等が漏洩しないように配設されるものであり、種々のタイプのガスケットが使用されている。
【0003】
最近のエンジンは,軽量化、小型化、或いは高出力指向をめざす自動車用高性能エンジンが開発されており,軽量化のためにアルミニウム合金から成るシリンダヘッドを採用している。しかしながら,アルミニウム合金は,軽量ではある反面,剛性が低いので,エンジンの運転・停止又は運転状態に応じて生じる温度変化によって熱膨張或いは熱収縮が増大し、或いはエンジン使用時における繰り返し応力や冷熱サイクル条件によってガスケットに加わるストレス即ち熱負荷のために、ガスケットの歪みが増大し,ガスケットの破壊やシール面圧の急激な低下によって対向面間からガス漏れ等の不具合が多く生じることがある。そこで、従来のアスベスト等のガスケットの代替となる有効なシール手段として、金属製ガスケットを用いる方法が一般的に知られることとなり、金属製ガスケットについて種々のガスケットが開発されている。金属製ガスケットには,ピストンが往復動するためにシリンダブロック内に形成したシリンダボアに対応したボア孔が形成されており,ボア孔の周囲には環状のビードが形成されている。ボア孔以外にもボルト孔等の貫通孔の周囲近傍にビードが形成されている。金属製ガスケットを間に挟んだ状態でシリンダヘッドとシリンダブロックとをボルト等によって締め付けて固定するときに,ビードが取付面に対して弾性的な接触部,特にシリンダボアの周囲の対向面間においては環状接触部を形成することにより,取付面間が燃焼室や水孔,オイル孔,ボルト孔等の各種の孔の周囲がシールされる。
【0004】
ところで,金属製ガスケットは,通常,複数枚の金属板から構成されている。金属板には,ビードを形成した弾性金属板や中間板,調整板等が含まれる。これらの金属板は,エンジン構成部品の一つである金属製ガスケットとしての運搬,保管及び組立等の取扱いを可能とするために,ボア孔の近傍部において溶接等の手段で互いに固着されている。このような従来の固定構造では,大がかりな溶接設備を導入する等の必要があるために,金属製ガスケットの製造コストの一層の低減の妨げの要因の一つになっている。
【0005】
従来,ストッパ機能を備えた金属製ガスケットとして,特開平4−347065号公報に開示されたものがある。このストッパ機能を備えた金属製ガスケットは,ボア孔の周囲にビードを形成した弾性金属板のビードの凹面側においてボア孔の端縁部から部分的なシム板を併設し,ボア孔寄りの平坦部にて弾性金属板に固定したものである。この金属製ガスケットによれば,シム板に当接する部分のビードは全屈したとしても残りの部分は全屈せずに復元性を有するため,ボア孔間が狭い場合でもストッパ機能を奏することができる。また,ビードが形成された弾性金属板を二枚とする場合は,ビードの凸部が互いに外側を向くように二枚の弾性金属板を重ね,ビードの凹面側となる両弾性金属板間に,ボア孔の端縁部から延びる部分的なシム板が併設されている。
【0006】
また,各基板に生じる応力バランスを均一に保ちながら厚さ調節が可能で,高いシール性能を確保することを図った金属ガスケットとして,特開平4−175579号公報に開示されたものがある。この金属ガスケットは,シリンダブロックの燃焼室ボアに対応してボア孔が形成されると共にボア孔周囲にビードが形成された二枚の弾性金属板を互いにビードが外方へ凸型をなすように積層されており,ビードよりもボア孔側にて両基板の間に増厚部材を接合したものである。
【0007】
また,オープンデッキタイプのエンジンには,各シリンダ体が独立して形成されて各シリンダ体の周囲がウォータジャケットとなっているフルオープンデッキタイプのエンジン,又は一部或いは全部のシリンダ体が互いに一体化され,一体化されたシリンダ体の周囲がウォータジャケットとされているセミオープンデッキタイプのエンジンがある。かかるオープンデッキタイプのエンジンにおいては,シリンダブロックをアルミニウム合金製とし,シリンダライナを耐摩耗性を考慮した特殊鋳鉄製としたものがある。特にシリンダライナがウォータジャケットに直接露出していない乾式ライナを備えるシリンダブロックにおいては,シリンダボアの周囲のデッキ面に,シリンダライナとシリンダライナが嵌め込まれたシリンダケーシングとの境界線が現れている。このようなエンジンのシリンダヘッドとシリンダブロックとの対向面間に,特にビードの凸部が外側に向くように積層した金属製ガスケットを配置した場合,弾性金属板のビードの凸部が,デッキ面上の境界線上に位置することがある。シリンダケーシングとシリンダライナとは別部材であるため境界線で僅かな段差が生じ易いので,シリンダヘッドをシリンダブロックに締め付けたときにシールラインが不確実になるおそれがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
オープンデッキ型のエンジンにおいて,ビードが形成された弾性金属板に板厚調整機能を与えるシム板に,シリンダボアとウォータジャケットとの間に位置する環状デッキ面の全体にわたって不整吸収機能や面圧分散機能等のシール性能を向上させる機能を持たせることできれば,部品の複合機能化の点で好ましい。また,乾式ライナを有するシリンダブロックを有するエンジンにおいては,乾式ライナとシリンダケーシングとの境界線が存在するために不整となり易いシリンダボア周りのデッキ面を確実にシールすることができる構造が求められている。更に,乾式ライナを有するシリンダブロックはアルミニウム合金製とされることがあるが,剛性が鋳鉄と比較して低いアルミニウム合金製のデッキ面を高いシール面圧から保護することも求められている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明の目的は,溶接を用いることなく簡素で機械的な固定構造によって弾性金属板とシム板とを固定することにより,弾性金属板と中板シムとから成る金属製ガスケットの全体を一つの部品として低コストで一体化し,シム板が本来有する板厚調整機能を奏すると共にシリンダボアとウォータジャケットとの間のデッキ面の不整を吸収し且つ面圧の分散を図ってシール性能を向上させる金属製ガスケットを提供することである。
【0010】
この発明は,シリンダボアが形成されたシリンダ体の周囲にウォータジャケットが形成されたシリンダブロックと,前記シリンダブロックに取り付けられるシリンダヘッドとの対向面間に介装されて適用される金属製ガスケットにおいて,
前記シリンダボアに対応した第1ボア孔及び前記第1ボア孔に沿ったビードが形成された一対の弾性金属板と前記第1ボア孔に対応する第2ボア孔が形成され且つ前記弾性金属板間に積層されたシム板とを具備し,
前記弾性金属板に形成された前記ビードは,各前記ビードの凸部が互いに対向する向きで前記シム板に積層されており,
前記シム板は前記ウォータジャケットに対応して位置する部分に張出部分が形成され,前記シム板は前記張出部分と少なくとも一方の前記弾性金属板に対してかしめによって前記弾性金属板に結合されていることから成る金属製ガスケットに関する。
【0011】
の金属製ガスケットは,ビードが形成された二枚の弾性金属板と弾性金属板間に設けられるシム板とのかしめによる固着が,シム板の本体からウォータジャケットに対応して位置する部分で行われるので,シリンダヘッドをシリンダブロックに取り付けた状態では,シム板と弾性金属板との結合部はウォータジャケットに対応しているのみであってシリンダボア周りのデッキ面と干渉することがない。したがって,デッキ面から作用する力によって固定部に亀裂等を生じて弾性金属板とシム板とを固定する機能が失われることがなく,或いは逆に固定部分がデッキ面に損傷を与えることもない。また,シリンダボアとウォータジャケットとの間に位置する環状デッキ面全体においては,弾性金属板間にシム板が存在しているので,シム板による板厚調整と不整吸収が行われ,シール性能が確保される。
【0012
この金属製ガスケットにおいて,一方の前記弾性金属板には前記かしめを形成する工具が挿通可能な通し孔が形成され,前記シム板と他方の前記弾性金属板とは,前記通し孔を挿通して適用された前記工具によって形成された前記かしめによって結合されている。
【0013
この金属製ガスケットにおいて,前記シム板の前記ウォータジャケットに対応して位置する前記張出部分にはハーフビードが形成されており,前記シム板は,前記ハーフビードの凸側に積層する前記弾性金属板と前記かしめによって結合されている。或いは,少なくとも一方の前記弾性金属板には,前記シム板の前記ウォータジャケットに対応して位置する前記張出部分に対応して前記シム板側に凸となるハーフビードが形成されており,前記シム板は,前記弾性金属板の前記ハーフビードが形成された部分に対して前記かしめによって結合されている。
【0014
【発明の実施の形態】
以下,図面を参照して,この発明による金属製ガスケットの実施例を説明する。図1はこの発明による金属製ガスケットの一方の弾性金属板の一例を示す平面図,図2は図1に示した弾性金属板に積層される他方の弾性金属板の一例を示す平面図,図3は図1及び図2に示された弾性金属板間に介装されるシム板の一例を示す平面図である。
【0015
この発明による金属製ガスケット1は,一対の構造体としてのシリンダブロックとシリンダヘッドとが対向する取付面間のシールを行うため,かかる取付面間に挟持されるヘッドガスケットである。金属製ガスケット1の説明に先立って,この金属製ガスケット1が適用されるエンジンのシリンダブロックに50について説明する。図11は,この発明による金属製ガスケット1が適用される多気筒エンジンのシリンダブロック50を示す平面図である。シリンダブロック50は,並列して設けられたシリンダ体51A,51B,51C・・(総称する場合は,符号51を用いる)が互いに隣接する各シリンダ体51の会合部分Mで一体化されているセミオープンデッキタイプのエンジン用のものであり,各シリンダ体51には,ピストンが往復動するシリンダボア52A,52B,52C・・(総称する場合は,符号52を用いる)が形成されている。各シリンダ体51は,シリンダライナ53A,53B,53C・・(総称する場合は,符号53を用いる)とシリンダライナ53が嵌合されるシリンダケーシング55A,55B,55C・・(総称する場合は,符号55を用いる)とから構成される。シリンダ体51の周囲には,ウォータジャケット部58A,58B,58C・・が連続しているウォータジャケット58が形成されている。ウォータジャケット58の外側において,シリンダヘッド(図示せず)を取り付けるためのボルトが螺入されるボルト穴59が形成されている。なお,例えば,図4に示すように,シリンダライナ53の端面54とシリンダケーシング55の端面56とは,シリンダブロック50の対向面の一部を構成するシリンダ体51の端面57を構成している。
【0016
図1に示す弾性金属板2は金属製ガスケット1を構成する一対の弾性金属板の一方の弾性金属板であり,図2に示す弾性金属板3は金属製ガスケット1を構成する他方の弾性金属板である。図3に示すシム板4は,弾性金属板2,3間に挟んだ状態で積層される。弾性金属板2,3は,例えばステンレスばね鋼板(SUS301CSP−3/4H)の金属材料を打ち抜いてビード加工等の成形加工をし,所定の張り強さ,伸び,及び硬さを備えるために熱処理と表面処理が施したものである。シム板4は,ステンレスばね鋼板(SUS304)の金属材料を打ち抜いて形成されるが,弾性金属板2,3よりも薄い金属板から製作される。
【0017
弾性金属板2には,シリンダブロック50に形成されたシリンダボア52の数と位置に対応して,ボア孔縁8A〜8D(総称するときは,ボア孔縁8とする)によって縁取られたボア孔5A〜5D(総称する場合には,ボア孔5とする)が並列して形成されている。弾性金属板3には,弾性金属板2の場合と同様に,ボア孔縁18A〜18D(総称するときは,ボア孔縁18とする)によって縁取られたボア孔15A〜15D(総称する場合には,ボア孔15とする)が並列して形成されている。弾性金属板2,3のボア穴5とボア穴15とは,互いに対応しており,同じ位置に且つ同じ大きさで形成されており,弾性金属板2,3における第1ボア孔を構成している。
【0018
シム板4にも,シリンダブロック50に形成されたシリンダボア52及び弾性金属板2,3のボア穴5とボア穴15との数,位置及び大きさに対応して,ボア孔縁28A〜28D(総称するときは,ボア孔縁28とする)によって縁取られたボア孔25A〜25D(総称する場合には,ボア孔25とする)が並列して形成されている。ボア孔25は,弾性金属板2,3に形成された第1ボア孔に対応する第2ボア孔を構成している。シム板4は,シリンダ体51の端面57に対応している本体部分21(各シリンダ体51に対応した本体部分21A〜21Dから成る。総称するときは,符号21を用いる)と,本体部分21から延びる張出部分23,24とから構成されている。本体部分21の輪郭は,シリンダボア52の開口を定める端縁62に対応したボア孔縁28A〜28Dと,ウォータジャケット58の開口を定める端縁68に対応した一連の外側端縁22A〜22Dとから成る。張出部分23,24は,金属製ガスケット1をシリンダブロック50の対向面に載置した状態で,ウォータジャケット58に対応した位置に延びている部分である。張出部分23は,本体部分21が隣接するボア孔25間で会合する領域26の近傍に位置し,張出部分24は領域26とは異なる領域から延びている。なお,想像線で示す張出部分24aのように,張出部分を適宜の位置に必要な数だけ設けることができる。ウォータジャケット58に対応する位置への無駄な張出し等を無くすため,張出部分23,24,24aの数は必要最小限とし,設けた張出部分にはすべてに,かしめによる結合部を形成するのが好ましい。
【0019
また,弾性金属板2には,ボア孔5A〜5Dに沿ってそれぞれビード6A〜6D(総称するときは,ビード6とする)が,また弾性金属板3にも,同様に,ボア孔15A〜15Dに沿ってそれぞれビード16A〜16D(総称するときは,ビード16とする)が,それぞれ環状に形成されている。弾性金属板2と弾性金属板3は,ビード6,16が,それぞれボア孔5の孔縁8,18に沿って且つビード6,16の凸部がシム板4を介して互いに対向する向きに積層されている。
【0020
金属製ガスケット1がボルト等によってシリンダヘッドとシリンダブロック50との対向面間に締め付けられた状態では,ビード6,16は,共にシム板4と両対向面とに対して押し潰されて変形する。この変形により,ビード6,16は,高いシール性能が要求されるボア孔5,15の周りにおいて,その内外の裾位置の部分が両対向面に強く接触して面圧が十分に高くなる弾性的な4条の環状接触部(シールライン)を形成し,ボア孔5,15を通る高温の燃焼ガス等の流体が対向面から漏出するのを阻止している。隣接するボア孔5間又はボア孔15間以外のボア孔の周りにおいては,隣接するボア間に比較して燃焼ガスの漏洩程度は低いので,ビード6,16から成る1条のビードが形成されている。また,金属製ガスケット1が両対向面間に締め付けられたときに,シム板4が存在しているために,ボア孔5,15の孔縁8A,18A,及び28Aにおいてシム板4が存在していない場合の面圧よりも面圧が高くなるので,腐食性の燃焼ガス等が弾性金属板2,3のビード6,16の領域まで侵入するのが防止される。
【0021
弾性金属板2,3には,ウォータジャケット58に対応する領域よりも外側の周辺領域においては,更に,シリンダブロック50のボルト穴59に対応した位置において,締付け用のボルトが挿通するボルト孔9,19が形成されている。また,図示しないが,ノック孔,ブローバイ孔,又はオイル孔が穿設されているが,これらの各孔は,ガスケットの技術分野においてそれぞれ周知のものであるので,ここでは詳細な説明を省略する。これらの金属製ガスケット1の周辺部及び周辺部に形成される各種の孔の回りには,通過する流体が漏洩するのをシールするため,ビードが形成される。かかる孔の周囲におけるシールは,シリンダボア周りのビードによるシールよりもシール程度は低くて十分であるので,通常,ビード6,16の高さよりも低い高さを有するハーフビードである。ボルト孔9,19の周囲には,ボルト孔用ハーフビード10,20が形成されており,弾性金属板2,3の周囲に沿って周辺ハーフビード11,12が形成されている。
【0022
また,図示していないが,金属製ガスケット1の表裏両面,即ち,弾性金属板2,3の両外側面及び互いに対向する内側面の少なくとも一方面には,耐熱性及び耐油性を有するゴム(例えば,フッ素ゴム),樹脂等の非金属材料で,厚さが,例えば,10μ〜20μ程度のコーティングが施されている。したがって,シリンダヘッド及びシリンダブロックに対して金属対金属の接触状態を回避し,金属製ガスケットとしての耐腐食性や耐久性及び強度を確保することができる。また,弾性金属板2,3,シム板4及びシリンダヘッド及びシリンダブロック50の対向面の機械加工面に凹凸が存在していても,上記非金属材料が凹凸をカバーして充分なシール機能を果たすことができる。
【0023
次に,図4を参照して,シム板4と一方の弾性金属板3とのかしめによる結合について説明する。図4は,シリンダブロック50の上に載置された状態の金属製ガスケットの第1実施例を一つの結合部30を通る平面で切断した部分断面図である。図4は,例えば,図2に示す結合位置Qを通るP−P位置での断面図であるが,結合部30を通れば,切断位置を特に限定する必要はないので,ボア孔5,15毎に付した記号Aを付すことを省略する。シリンダライナ53は,シリンダケーシング55に嵌め込まれた乾式ライナである。金属製ガスケット1Aは,弾性金属板2,3の間にシム板4を挟んで積層されている。弾性金属板2,3は,それぞれに形成されたビード6,16の凸部7,17を対向した向きに積層されている。シリンダブロック50のシリンダ体51の端面57は,シリンダライナ53の端面54とシリンダケーシング55の端面56から成り,シリンダブロック50の対向面の一部を構成している。金属製ガスケット1Aがシリンダブロック50とシリンダヘッドとの間で締め付けられた状態では,ビード6,16は,シリンダ体51の端面57の範囲内に位置するような形状を備えている。
【0024
シム板4の本体部分21は,シリンダボア52の開口を定める端縁62とウォータジャケット58の開口を定める端縁68との間に延びている。本体部分21のボア孔縁28は,弾性金属板2,3のボア孔縁8,18に対応している。本体部分21の所定の箇所には,本体部分21から一体的に延びる張出部分23は,金属製ガスケット1Aをシリンダブロック50上の所定位置に配置した状態では,ウォータジャケット58に対応する位置に存在する。弾性金属板3とシム板4とは,複数の張出部分23においてかしめによって結合されている。弾性金属板3とシム板4とのかしめによる結合部30は,シム板4のプレスによって形成された底部の周辺部分が弾性金属板3内に食い込んだ食込み部分31によって形成される。結合部30の平面形状は,円形でもよいが,コンパクト性の観点から矩形とするのが好ましい。弾性金属板3とシム板4との結合部30を形成し易くするため,弾性金属板3には,シム板4の張出部分23に対応する部分に,張出部分23側に凸となるハーフビード27が形成されている。弾性金属板3のハーフビード27が形成された部分は,シム板4に接近してシム板4に沿って互いに平坦な配置となる。ハーフビード27の輪郭は,円形或いは円形の一部,或いは矩形に形成するのが好ましい。ハーフビード27によって,弾性金属板3とシム板4との位置関係が安定し,この部分におけるシム板4の張出部分23とのかしめによる結合を容易にしている。また,ハーフビード27は,ボア孔5,15周りでの面圧をフルビード6,16に集中させずに均一化させる作用もする。
【0025
金属薄板の結合構造を得るための工程を,図12及び図13を参照して説明する。図12及び図13は,金属製ガスケット1Aのシム板4を弾性金属板3に対してかしめによる結合を行うための絞り加工を行う工程を説明する説明図である。弾性金属板3とシム板4とは,図12に示されているように,かしめ工具40に積層してセットされ,かしめ工具40の上型44と下型41,42a,42bとで押さえ付けられた状態で,パンチ43の下降により一部が厚さ方向にプレスによって絞り成形される。図13に示すように,パンチ43が更に下型41を押し付けることにより弾性金属板3とシム板4とが据込みされて底部の周囲において外側に拡がろうとする。この際,弾性金属板3とシム板4を押さえ付けていた下型のうち両側の型42a,42bが矢印で示すように外側に退避する構造となっている。厚み方向のプレスによって変形した一枚の金属板の変形底部の周囲部分が食込み部分31となって,隣接する金属板の同様に同じプレスによって形成された変形底部内に食い込み,二枚(三枚でも同じ)金属板には,図4〜図10に示すような弾性金属板3とシム板4との結合部30(45)が形成される。このかしめについての詳細は,実公平7−41967号公報に開示されている。
【0026
図4に示した結合部30は,弾性金属板2と弾性金属板3とを結合するものではないので,両弾性金属板2,3は,図示しない適宜の位置でスポット溶接,ハトメ組付け,鋲組付け,割りカシメ等の適宜の結合手段によって結合させることになる。なお,シム板4を片方の弾性金属板3にのみ取り付けることは,三枚の金属板を対向面に取り付けるバランス上,好ましいものとなる。即ち,実際の使用時におけるシム板4の固定強度をシリンダブロック50側か,それともシリンダヘッド側かに決めて安定させることに対応することができる。また,溶接による固着に比して,固定位置を任意の且つ少ない位置に設定することができる。
【0027
したがって,図4に示すように,シリンダブロック50上に載置した状態の金属製ガスケット1Aをシリンダヘッドとの間に締め付けた状態では,結合部30は対向面間に締め付けられることがなく,対向面間に隙間をつくったり又は対向面を損傷させることがなく,或いは逆に,結合部30が対向面から損傷を受けることもない。また,弾性金属板3のビード16の凸部17は,実質的に,デッキ面に現れているシリンダライナ53の端面54とシリンダケーシング55の端面56との境界線60の上方に位置することとなっても,締付け状態では境界線60と直接接触してシールラインが境界線60と干渉することはなく,ビード16によるシールラインを不安定にすることはない。シム板4は,シリンダブロック50とシリンダヘッドとの対向面間における板厚調整機能を果たし,且つ対向面の不整を吸収する本来の機能を果たす。
【0028
以下,図5〜図10を参照して,この発明による金属製ガスケットの別の実施例について説明するが,図5〜図10に示された各実施例においては,図4に示した金属製ガスケット1Aと同じ機能を奏する構成要素又は部位については,図4において付した符号と同じ符号を付しているので,これらの構成要素又は部位についての再度の説明を省略する。次に,図5を参照して,この発明による金属製ガスケットの第2実施例について説明する。図5は,金属製ガスケット1Bの結合部45を通る平面で切断した断面図である。この実施例に示した金属製ガスケット1Bは,互いに積層された二枚の弾性金属板2,3と両弾性金属板2,3の間に挟まれた中間板としてのストッパ板4から構成されており,結合部45を,弾性金属板2,3及びシム板4との三枚の金属板を一緒にかしめによって結合したものである。弾性金属板2のプレスによって形成された底部の周囲部分31aがシム板4の底部に食い込み,且つシム板4の底部の周囲部分31bが弾性金属板3の底部に食い込むことによって,三枚の金属板を相互に結合した結合部45が得られる。この結合構造によれば,1回の絞り加工により,金属製ガスケット1Bを一括して結合することができる。
【0029
図6には,この発明による金属製ガスケットの第3実施例が示されている。図6は,金属製ガスケット1Cの結合部30を通る平面で切断した断面図である。この実施例では,弾性金属板2のボア孔縁8Aに沿って2条のビード32,33が形成され,弾性金属板3のボア孔縁18に沿っても,ビード32,33に対応して2条のビード34,35が形成されている。ビードを複数条にしているので,締め付け状態では形成されるシールライン数が増加し,面圧の分散が図られ且つシリンダ体51の端面57におけるシール性能が強化される。
【0030
また,図7には,この発明による金属製ガスケットの第4実施例が示されている。図7は,金属製ガスケット1Dの結合部30を通る平面で切断した断面図である。この実施例では,金属製ガスケット1Dの総板厚を調整するための厚さ調節板36が,弾性金属板2側においてシム板4に積層されている。厚さ調節板36は,シム板4の本体部分21と同様の広がりを有する金属板であるが,シム板4のように張出部23,24を有してはいない。厚さ調節板36により,金属製ガスケット1Dの総板厚が定められる。また,シリンダヘッドとシリンダブロック50との間に締め付けるときに,厚さ調節板36の板厚により,ボア孔5,15(図1及び図2を参照)周りでの面圧を調整することができる。
【0031
また,図8には,この発明による金属製ガスケットの第5実施例が示されている。図8は,金属製ガスケット1Eの結合部30を通る平面で切断した断面図である。この実施例では,シム板4の一方の側に積層された弾性金属板37には,例えば円形の通し孔38が形成され,通し孔38に対応する位置においてシム板4とシム板4の他方の側に積層された弾性金属板3とが,かしめによって形成された結合部30によって結合されている。金属製ガスケット1Eを構成する三枚の金属板の積層が完成した時点で,図12及び図13に示したかしめ工具のパンチ43及び上型44は,弾性金属板2と干渉することなく,通し孔38を通してシム板4に直接に絞り加工を施すことが可能となる。
【0032
更に,図9には,この発明による金属製ガスケットの第6実施例が示されている。図9は,金属製ガスケット1Fの結合部30を通る平面で切断した断面図である。この実施例では,シム板4の張出部分23(或いは張出部24)にハーフビード39が形成されている。シム板4は,ハーフビード39の凸側に積層される弾性金属板3と結合される。即ち,シム板4は,ハーフビード39が形成された部分において,シム板4と弾性金属板3と機械的に結合する結合部30が形成されている。ハーフビード39の輪郭は円形とするのが好ましい。ハーフビード39の機能については,図4に示した例の場合と同様である。【0033
更に,図10には,この発明による金属製ガスケットの第7実施例が示されている。図10は,金属製ガスケット1Gの結合部30を通る平面で切断した断面図である。この実施例では,シム板46は弾性金属板3に沿った形状を有している。即ち,シム板46は,本体部分47と本体部分47から一体的に張り出した張出部分48とから成り,本体部分47にビード16に対応した凸部49が形成されている。シム板47と弾性金属板3とを結合する際,弾性金属板3のビード16とシム板46の凸部49とが嵌合して積層と位置決めが確実になる。
【0034
以上,この発明の金属製ガスケットの各実施例について説明したが,この発明はこれらの実施例に限定されるものではない。例えば,弾性金属板2,3の各板厚については,エンジン部品の対向取付面の材質や硬さ等の物理的な性質,或いはエンジンの仕様等にあわせて,金属製ガスケットの仕様決定に際して適宜変更して対向取付面に発生する不整の補正に対応させることができる。例えば,シリンダヘッド側の弾性金属板2の板厚(例えば,0.18mm〜2.2mm)を,シリンダブロック50側の弾性金属板3の板厚(例えば,0.13〜0.17mm)よりも厚くして,弾性金属板に作用する応力や熱負荷の変動に対する耐久性を向上させることが好ましい。また,隣接するボア孔5,15間でのビード6,16はそれぞれ独立したものとして説明したが,必要なシール性能を確保することができれば,隣接するボア孔5,15間で,ビード6,16は会合していてもよい。ビード6,16の高さや幅は,同じボア孔5,15の周りであっても,周方向位置に応じて変化させることができる。例えば,小型のエンジンでは,隣接するボア孔5,15間の領域が非常に狭くなっているので,2本のビード6,6及びビード16,16の幅を,他の領域におけるビードの幅よりも狭く設定される。また,ビードの高さについても,隣接するボア孔5,15間の領域では高いシール力を得るために他の領域よりも高くする等の変化を持たせることができる。また,シリンダ体51を構成するシリンダライナ53は,乾式ライナとして説明したが,シリンダケーシング55に嵌め込まない湿式ライナとして構成してもよい。金属製ガスケットを適用するエンジン部品としては,シリンダヘッドとシリンダブロックとの間の対向取付面間に限られず,排気マニホルドをシリンダヘッドに取り付けるのに用いられる金属製ガスケットとしても適用可能である。
【0035
【発明の効果】
この発明による金属製ガスケットは,以上のように構成されているので,ビードが形成された少なくとも一方の弾性金属板と弾性金属板間に設けられるシム板との固着が,シム板の本体からウォータジャケットに対応して位置する部分においてかしめによって行われるので,シリンダヘッドをシリンダブロックに取り付けた状態では,シム板と弾性金属板との固定部はウォータジャケットに対応しているのみであってシリンダボア周りのデッキ面と干渉しない。また,固着に溶接を用いないので,コストのかかる設備を必要としない。環状デッキ面から作用する力によって固定部に亀裂等を生じて弾性金属板とシム板とを固定する機能が失われることがなく,或いは逆に固定部分がデッキ面に損傷を与えることもない。また,シリンダボアとウォータジャケットとの間に位置する環状デッキ面全体においては,弾性金属板間にシム板が存在しているので,シム板による板厚調整と不整吸収が行われ,シール性能が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による金属製ガスケットの実施例に用いる一方の弾性金属板の平面図である。
【図2】 この発明による金属製ガスケットの実施例に用いる他方の弾性金属板の平面図である。
【図3】 この発明による金属製ガスケットの実施例に用いるシム板の平面図である。
【図4】 この発明による金属製ガスケットの第1実施例の部分断面図である。
【図5】 この発明による金属製ガスケットの第2実施例の部分断面図である。
【図6】 この発明による金属製ガスケットの第3実施例の部分断面図である。
【図7】 この発明による金属製ガスケットの第4実施例の部分断面図である。
【図8】 この発明による金属製ガスケットの第5実施例の部分断面図である。
【図9】 この発明による金属製ガスケットの第6実施例の部分断面図である。
【図10】 この発明による金属製ガスケットの第7実施例の部分断面図である。
【図11】 この発明による金属製ガスケットが適用されるシリンダブロックの部分平面図である。
【図12】 この発明による金属製ガスケットの結合部を形成するための絞り加工を説明する図である。
【図13】 図12に示す絞り加工の絞り行程を示す途中説明図である。
【符号の説明】
1A〜1G 金属製ガスケット
2,3,37 弾性金属板
4,46 シム板
5,15 ボア孔(第1ボア孔)
6,16,32,33,34,35 ビード
7,17 凸部
10,11,12,20 バーフビード
21,47 本体部分
23,48 張出部分
25 ボア孔(第2ボア孔)
27,39 ハーフビード
30,45 結合部
31 食込み部分
36 厚さ調節板
38 通し孔
40 かしめ工具
50 シリンダブロック
51 シリンダ体
52 シリンダボア
58 ウォータジャケット

Claims (4)

  1. シリンダボアが形成されたシリンダ体の周囲にウォータジャケットが形成されたシリンダブロックと,前記シリンダブロックに取り付けられるシリンダヘッドとの対向面間に介装されて適用される金属製ガスケットにおいて,
    前記シリンダボアに対応した第1ボア孔及び前記第1ボア孔に沿ったビードが形成された一対の弾性金属板と前記第1ボア孔に対応する第2ボア孔が形成され且つ前記弾性金属板間に積層されたシム板とを具備し,
    前記弾性金属板に形成された前記ビードは,各前記ビードの凸部が互いに対向する向きで前記シム板に積層されており,
    前記シム板は前記ウォータジャケットに対応して位置する部分に張出部分が形成され,前記シム板は前記張出部分と少なくとも一方の前記弾性金属板に対してかしめによって前記弾性金属板に結合されていることから成る金属製ガスケット。
  2. 一方の前記弾性金属板には前記かしめを形成する工具が挿通可能な通し孔が形成され,前記シム板と他方の前記弾性金属板とは,前記通し孔を挿通して適用された前記工具によって形成された前記かしめによって結合されていることから成る請求項1に記載の金属製ガスケット。
  3. 前記シム板の前記ウォータジャケットに対応して位置する前記張出部分にはハーフビードが形成されており,前記シム板は,前記ハーフビードの凸側に積層する前記弾性金属板と前記かしめによって結合されていることから成る請求項1又は2に記載の金属製ガスケット。
  4. 少なくとも一方の前記弾性金属板には,前記シム板の前記ウォータジャケットに対応して位置する前記張出部分に対応して前記シム板側に凸となるハーフビードが形成されており,前記シム板は,前記弾性金属板の前記ハーフビードが形成された部分に対して前記かしめによって結合されていることから成る請求項1〜のいずれか1項に記載の金属製ガスケット。
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