JP3736759B2 - 3人掛けリヤシートのセンタ乗員着座部の構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用リヤシートの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来における自動車用リヤシートの二人掛け用シートクッションフレームの構造としては、例えば図7〜図9に示すようなものがある。このようなリヤシートクッションフレーム51では、パイプ材を平面矩形状に折曲げることにより形成されたメインフレーム52を備えている。メインフレーム52のサイドフレーム部52aには、複数本のシートスプリング53の端部をそれぞれ取付けるスプリングリテーナ54が設けられているとともに、そのインナ側下面にはクッションゴム55を取付けるブラケット56が固着されている。また、リヤシートクッションフレーム51の後端部には、リヤシートクッションステーアウタ57およびリヤシートクッションステーインナ58を介してリヤシートバックフレーム59が取付けられ、リクライニング機構63およびインナヒンジ64により、前後方向へ倒れるように回動可能に連結されている。
【0003】
さらに、リヤシートクッションフレーム51にあっては、リヤシートクッション60に着座する乗員数が3名の場合に、シート構造がセパレートタイプであると、乗員61がセンタに着座する時に異物感を感じないようにすべくメインフレーム52のインナ側を形成しなければならない。このため、メインフレーム52のインナ側には、パイプ材を加工することにより形成した潰し部62が設けられており、この潰し部62においてセンタ乗員61の尻部分が逃げるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の自動車用リヤシートの構造では、リヤシートクッションフレーム51のメインフレーム52がパイプ材を使用して一体的に形成され、さらにセンタ乗員61の尻部分を逃がすようにパイプ材が潰されているが、当該潰し部62はフレームコーナのR部にかかって設けられているので、その成形加工が難しい上に、当該潰し部62の強度も低下するという不具合を有していた。
【0005】
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、センタに着座した乗員がリヤシートクッションフレームにおけるメインフレームのインナフレーム部を異物と感じず、また特別なパイプ潰し加工が不要であって、リヤシートクッションフレームの強度低下を招来することが無い自動車用リヤシートの構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明においては、メインフレームがパイプ材を平面矩形状に折曲げることにより形成されているシートクッションフレームを備えたセパレートタイプの3人掛けリヤシートのセンタ乗員着座部の構造において、リヤシートフレームは、リヤシートクッションフレームと、該リヤシートクッションフレームの後端部にリクライニング機構により前後方向へ回動自在に枢支されるリヤシートバックフレームを備え、上記リヤシートクッションフレームの左右方向の中央寄りに位置する上記メインフレームのインナフレーム部をプレス成形品にて形成されたプレス成形フレームとし、該プレス成形フレームは、開口部を内側横向きに配置した断面略コ字状に形成され、上記インナフレーム部から上記シートクッションフレームの内側に突出しており、かつ上記プレス成形フレームの後部側であって、リヤシートクッションのセンタに着座する乗員の尻部と対応する箇所には、これを凹まして形成した逃げ部が設けられている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0008】
図1〜図6は本発明に係る自動車用リヤシートの構造の実施の形態を示している。図において、1は自動車の車室内の後部に配設されるセパレートタイプのリヤシートのリヤシートフレームであり、このリヤシートフレーム1はリヤシートが3人乗りとなるよう左右方向の巾が従来に比べ拡巾されて形成されている。
そして、リヤシートフレーム1は、図示しないリヤフロアパネルの上面に載置されるリヤシートクッションフレーム2と、このリヤシートクッションフレーム2の後端部のリヤシートクッションステーアウタ3およびリヤシートクッションステーインナ4を介して取付けられ、リクライニング機構19およびインナヒンジ20により、前後方向へ回動自在に枢支されるリヤシートバックフレーム5とをそれぞれ備えている。
【0009】
上記リヤシートクッションフレーム2は、図1および図2に示す如く、パイプ材を使用して平面矩形状に折曲げることにより形成されたメインフレーム6を有している。このメインフレーム6は、リヤシートクッションフレーム2の左右方向の中央寄りに位置するインナフレーム部6aがプレス成形品であるプレス成形フレーム7を溶接にて接合することにより形成されている。
プレス成形フレーム7は、図3および図4に示す如く、パネルを折曲げることにより開口部を内側横向きに配置した断面略コ字状に形成されている。そして、プレス成形フレーム7の後部側であって、リヤシートクッション8のセンタに着座する乗員9の尻部と対応する箇所には、これを凹まして形成した逃げ部10が設けられている。
【0010】
また、上記プレス成形フレーム7の上面には、図5および図6に示す如く、左右方向へ沿って配置される複数本のS字状シートスプリング11の端部を挿入して引っ掛けるスプリング取付部12が車体前後に間隔を置いて配設されており、これらスプリング取付部12は、プレス成形フレーム7を部分的に立ち上げて屈曲させることにより形成され、逃げ部10にも設けられている。
しかも、プレス成形フレーム7の下面は、平坦な形状に形成されているため、クッションゴム13のゴム取付部14となっている。クッションゴム13は、リヤシート収納時におけるリヤフロア(図示せず)との干渉防止およびストッパ部材として使用するために取付けられている。なお、プレス成形フレーム7の後端部には、リヤシートクッションステーインナ4の一端が取付けられている。
【0011】
一方、上記リヤシートバックフレーム5は、図1に示す如く、矩形にプレス成形されたバックパネル15と、強度部材としてパイプを使用して正面矩形状に折曲げられたメインフレーム16とをそれぞれ有しており、バックパネル15の周縁部にメインフレーム16を溶接にて接合することにより構成されている。メインフレーム16のアウタ側には、リクライニング取付ブラケット17が設けられており、このリクライニング取付ブラケット17の近傍位置には、左右方向へ延びる補強部材18の端部がメインフレーム16の両サイドフレーム部を結合する形でそれぞれ取付けられている。
【0012】
本発明の実施の形態に係るリヤシートの構造においては、メインフレーム6のインナフレーム部6aが開口部を内側横向きに配置した断面略コ字状のプレス成形フレーム7で形成されているため、リヤシートクッション8のセンタに着座する乗員9が異物感を感じないよう尻部の逃げ部10を設けても、プレス成形フレーム7の断面形状を大きくとることによって、リヤシートクッションフレーム2の強度低下を防ぎ、乗員の荷重を受けるのに十分な剛性を確保でき、かつ面で荷重を受けることで、より一層異物感を感じないようになる。また、シートスプリング11の取付位置となるスプリング取付部12は、プレス成形フレーム7の上面に形成されているため、リヤシートクッション8のパッド厚をかせぐことができ、これによってリヤシートクッション8の座り心地を良くすることが可能となる。
さらに、本発明の実施の形態に係るプレス成形フレーム7の下面は、ゴム取付部14となっているため、フレーム下面にクッションゴム13を直接取付けることが可能になり、従来例で使用しているようなクッションゴム取付用ブラケットが不要であり、部品点数の削減によりリヤシートクッションフレーム2を安価に製造することができる。
【0013】
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能であり、プレス成形フレーム7の形状は適用するリヤシートのリヤシートクッションフレーム2等に対応させて種々変えることができる。
【0014】
【発明の効果】
上述の如く、本発明に係る3人掛けリヤシートのセンタ乗員着座部の構造は、メインフレームがパイプ材を平面矩形状に折曲げることにより形成されているシートクッションフレームを備えたセパレートタイプのものであって、リヤシートフレームは、リヤシートクッションフレームと、該リヤシートクッションフレームの後端部にリクライニング機構により前後方向へ回動自在に枢支されるリヤシートバックフレームを備え、上記リヤシートクッションフレームの左右方向の中央寄りに位置する上記メインフレームのインナフレーム部をプレス成形品にて形成されたプレス成形フレームとし、該プレス成形フレームは開口部を内側横向きに配置した断面略コ字状に形成され、上記インナフレーム部から上記シートクッションフレームの内側に突出しており、かつ上記プレス成形フレームの後部側であって、リヤシートクッションのセンタに着座する乗員の尻部と対応する箇所には、これを凹まして形成した逃げ部が設けられているので、乗員の尻部の逃げを簡単に成形加工でき、これにより、セパレートタイプのリヤシートに3人掛けした時に、リヤシートクッションのセンタに着座した乗員がメインフレームのインナフレーム部を異物と感じることは無くなり、乗員に対して快適な乗り心地を確保できる。しかも、本発明の自動車用リヤシートに適用されるメインフレームのインナフレーム部はプレス成形品のプレス成形フレームであるので、その断面形状を大きくとることが可能となり、リヤシートクッションフレームの強度低下を招くことは無い上、乗員の荷重を受けるのに十分な剛性を確保でき、かつ面で荷重を受けることから、より一層異物感を感じないようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る自動車用リヤシートに適用されるリヤシートクッションフレームおよびリヤシートバックフレームを示す斜視図である。
【図2】図1におけるリヤシートクッションフレームを示す平面図である。
【図3】図1におけるリヤシートクッションフレームを示す側面図である。
【図4】図2におけるA−A線断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るリヤシートクッションフレームのメインフレームのインナフレーム部にシートスプリングを取付けた状態を示す平面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るリヤシートクッションフレームのメインフレームのインナフレーム部と、リヤシートクッションに着座した乗員との関係を示す側面図である。
【図7】従来の自動車用リヤシートに適用されるリヤシートクッションフレームおよびリヤシートバックフレームを示す斜視図である。
【図8】従来におけるリヤシートクッションフレームのメインフレームのインナ側にシートスプリングを取付けた状態を示す平面図である。
【図9】従来におけるリヤシートクッションフレームのメインフレームのインナ側と、リヤシートクッションに着座した乗員との関係を示す側面図である。
【符号の説明】
1 リヤシートフレーム
2 リヤシートクッションフレーム
5 リヤシートバックフレーム
6 メインフレーム
6a メインフレームのインナフレーム部
7 プレス成形フレーム
10 逃げ部
11 シートスプリング
12 スプリング取付部
13 クッションゴム
14 ゴム取付部
19 リクライニング機構

Claims (1)

  1. メインフレームがパイプ材を平面矩形状に折曲げることにより形成されているシートクッションフレームを備えたセパレートタイプの3人掛けリヤシートのセンタ乗員着座部の構造において、リヤシートフレームは、リヤシートクッションフレームと、該リヤシートクッションフレームの後端部にリクライニング機構により前後方向へ回動自在に枢支されるリヤシートバックフレームを備え、上記リヤシートクッションフレームの左右方向の中央寄りに位置する上記メインフレームのインナフレーム部をプレス成形品にて形成されたプレス成形フレームとし、該プレス成形フレームは、開口部を内側横向きに配置した断面略コ字状に形成され、上記インナフレーム部から上記シートクッションフレームの内側に突出しており、かつ上記プレス成形フレームの後部側であって、リヤシートクッションのセンタに着座する乗員の尻部と対応する箇所には、これを凹まして形成した逃げ部が設けられていることを特徴とする3人掛けリヤシートのセンタ乗員着座部の構造。
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