JP3735456B2 - リボン巻取り機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱転写プリンタのキャリッジに装着されるリボンカセットのインクリボンの巻取りを行うリボン巻取り機構に係り、特に、1つのキャリッジにより熱溶融転写記録および熱昇華転写記録を任意に選択して記録するのに好適なリボン巻取り機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、熱転写プリンタには、キャリッジに装着したリボンカセットの巻取りコアを回転させてインクリボンを巻き取るための機構としてリボン巻取り機構が搭載されている。
【0003】
図12は、そのような従来の一般的なリボン巻取り機構50の要部を示したものであり、巻取り軸51の下端部には、外方に突出する支持フランジ52が一体に形成されているとともに、巻取りギア53が前記巻取り軸51と独立して回転自在に嵌合されている。
【0004】
また、前記巻取りギア53と前記巻取り軸51の支持フランジ52との間には、摩擦摺動機構としてのフェルト部材54が介設されており、前記巻取り軸51の先端部には、キャリッジ(図示せず)の上面に露出してリボンカセットの巻取りコア(図示せず)に係合される巻取りボビン55が固着されている。この巻取りボビン55の外周面には、複数個の係合突起部56,56…が周方向に等分位置に突出形成されており、前記巻取りボビン55の下面には、環状のばね保持溝57が形成されている。
【0005】
前記巻取り軸51の外周側には、上端部が前記巻取りボビン55のばね保持溝57に保持されるとともに、下端部が前記巻取りギア53の上面に当接される付勢ばね58が配設されている。この付勢ばね58の付勢力により、前記巻取りギア53を前記フェルト部材54を介して前記巻取り軸51の支持フランジ52に圧接させるようになされている。
【0006】
また、前記巻取りギア53には、図13に示すように、インクリボンを巻き取る巻取りモータ59の回転軸60に固着された駆動ギア61が噛合されている。このため、前記巻取りモータ59の回転駆動により前記駆動ギア61を回転させて、前記巻取りギア53を回転させることにより、前記巻取りギア53の付勢ばね58の付勢力により生じるフェルト部材54の摩擦力により、回転駆動力を前記巻取り軸51に伝達するようになされている。
【0007】
なお、前記巻取り軸51は前記キャリッジにその基部を固着された支持軸51aに回転自在に支持されている。
【0008】
ところで、前述した前記リボン巻取り機構50を搭載した熱転写プリンタの従来のものとしては、プラスチックフィルムのような基体に熱溶融性インクが塗布されたインクリボン(熱溶融性インクリボン)を用いて記録紙に記録を行なうものがよく知られているが、このほか基体に熱昇華性インクが塗布されたインクリボン(熱昇華性インクリボン)を用いて記録紙に記録を行なうものも知られている。
【0009】
このうち、熱溶融性インクリボンを用いて記録紙に記録を行なう熱転写プリンタは、普通紙、厚紙、葉書などの幅広い種類の記録紙に記録することができ、使い勝手に優れたものである。
【0010】
これに対し、熱昇華性インクリボンを用いて記録紙に記録を行なう熱転写プリンタは、記録紙として表面処理が施された専用紙を用いて銀塩写真に匹敵する高画質の記録画像を得ることができるものである。
【0011】
そして、近年では、前記熱昇華転写記録と前記熱溶融転写記録とを任意に選択して記録を行える熱転写プリンタが提案されている。
【0012】
このような熱転写プリンタにおいては、前記熱昇華性インクリボンを用いて記録を行なう場合に、前記サーマルヘッドの発熱素子(いずれも図示せず)へ付与するエネルギを前記熱溶融性インクリボンを使用するときと比較して大きくしなければならなず、それだけ通電時間を長くしなければならない。
【0013】
このため、前記熱昇華転写記録を行う場合の前記キャリッジの走行速度は、前記熱溶融転写記録を行う場合の走行速度に比べて遅くされていた。
【0014】
例えば、前記熱溶融転写記録を行うときの前記キャリッジの走行速度が100cpsであったのに対し、前記熱昇華転写記録を行うときの前記キャリッジの走行速度は20cpsとされていた。
【0015】
そして、前記インクリボンの巻き取りは、前記キャリッジの移動に合せて行わなければならないことから、必然的に、熱昇華転写記録を行う場合のインクリボンの巻取り速度は、熱溶融転写記録に比べて遅くしなければならなかった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のリボン巻取り機構50では、前記キャリッジの低速度に合せて巻取りボビン55の巻き取り速度を遅くするために、前記巻取りモータ59の回転速度を低下させるようにしていた。
【0017】
例えば、前記熱溶融転写記録を行う場合には前記巻取りモータの回転速度を1000cpsとし、前記熱昇華転写記録を行う場合には前記巻取りモータの回転速度を200cpsとしていた。
【0018】
このため、前記巻取りモータ59は、低速域での回転駆動により一般に振動を生じてしまうことから、この振動が動力伝達手段やキャリッジ等を介して記録部に伝わってしまい、安定した記録が行えず記録精度に悪影響を与える場合があった。
【0019】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、低速度で走行するキャリッジに合せてインクリボンを低速度で巻き取る場合の巻取りモータの振動を防止し高精度の安定した記録を行うことができるリボン巻取り機構を提供することを目的とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため請求項1に係る本発明の熱転写プリンタにおけるインクリボンの状態検出装置の特徴は、巻取りボビンを同一方向に回転させる減速比の異なる複数の動力伝達手段、巻取りモータの正逆回転駆動により前記複数の動力伝達手段のうちのいずれか1つの前記動力伝達手段を前記巻取りボビンに選択的に係合させる動力伝達切換手段と、前記巻取りモータの正回転駆動に伴って揺動しうる揺動板とを配設してなるリボン巻取り機構であって、前記揺動板に前記巻取りモータの回転駆動力を阻止する動力伝達阻止部を形成した点にある。そして、このような構成を採用したことにより、1つの巻取りモータを正逆回転させるだけで巻取りボビンを同一方向に異なる巻取り速度で回転させることができ、低速度で走行するキャリッジに合せてインクリボンを低速度で巻き取る場合の巻取りモータの振動を防止し高精度の安定した記録を行うことができるし、また、巻取りモータの正回転駆動に伴って逆回転側の動力伝達手段への動力伝達を確実に阻止することができる。
【0021】
また、請求項2に記載のリボン巻取り機構の特徴は、取りボビンを同一方向に回転させる巻取りトルクの異なる複数の動力伝達手段と、巻取りモータの正逆回転駆動により前記複数の動力伝達手段のうちのいずれか1つの前記動力伝達手段を前記巻取りボビンに選択的に係合させる動力伝達切換手段と、前記巻取りモータの正回転駆動に伴って揺動しうる揺動板とを配設してなるリボン巻取り機構であって、前記揺動板に前記巻取りモータの回転駆動力を阻止する動力伝達阻止部を形成した点にある。そして、このような構成を採用したことにより、1つの巻取りモータを正逆回転させるだけで巻取りボビンを同一方向に異なる巻取りトルクで回転させることができ、低速度で走行するキャリッジに合せてインクリボンを低速度で巻き取る場合の巻取りモータの振動を防止し高精度の安定した記録を行うことができるし、また、巻取りモータの正回転駆動に伴って逆回転側の動力伝達手段への動力伝達を確実に阻止することができる。
【0022】
また、請求項3に記載のリボン巻取り機構の特徴は、請求項1または請求項2において、動力伝達切換手段が、巻取りモータの正逆回転駆動により正逆回転される揺動ギアを配設するとともに、この揺動ギアの近傍に前記巻取りモータの正逆回転駆動に応じた巻取りボビンと動力伝達手段との係合状態の保持および切り換えを行うカムギアを配設し、前記揺動ギアにこの揺動ギアの回転に伴って揺動される揺動板を取付け、この揺動板に、前記揺動ギアに噛合され前記カムギアに選択的に噛合される熱溶融記録用ギアおよび揺動切換用ギアと、前記カムギアに形成されたカム溝に案内および係合保持される係合ピンとを取付けている点にある。そして、このような構成を採用したことにより、巻取りモータの正逆回転を切り換えるだけで前記巻取りボビンの同一方向に異なる巻取り速度および異なる巻取りトルクによる回転動作の切り換えを行うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1乃至図11を参照して説明する。
【0025】
図1は、本実施形態であるリボン巻取り機構2が搭載されている熱転写プリンタ1の要部を示したものである。
【0026】
この熱転写プリンタ1のベースフレーム3の前面側には、平板状のプラテン4がその記録面が上方向を向くように配設されており、前記ベースフレーム3の上面側であって前記プラテン4の後側にはキャリッジシャフト5が前記プラテン4と平行に配設されており、前記キャリッジシャフト5には、キャリッジ6が前記キャリッジシャフト5に沿って往復動自在に取付けられている。
【0027】
前記キャリッジ6の前記プラテン4に対向する端部面には、サーマルヘッド7が配設されており、前記キャリッジ6のリボンカセット配設面6aには、このキャリッジ6に装着されるリボンカセットのインクリボン(いずれも図示せず)を巻取るための巻取りボビン8およびインクリボンを送り出す送出しボビン9がそれぞれ配設されており、リボンカセットがその収納したインクリボンを前記サーマルヘッド7とプラテン4との間に案内するようにして装着されるようになされている。
【0028】
また、前記キャリッジ6の背面側には、給紙ローラ10aが配設されており、記録紙(図示せず)を前記プラテン4の記録面へと給紙するようになっているとともに、前記キャリッジ6の前面側には、紙送りローラ10bが配設されており、給紙された記録紙を搬送するようになっている。
【0029】
本実施形態における熱転写プリンタ1には、図示しない熱溶融性インクリボンを収納したリボンカセットと、図示しない熱昇華性インクリボンを収納したリボンカセットとがそれぞれ搭載されるようになっており、熱溶融転写記録および熱昇華転写記録を任意に選択して記録することができるようになっている。
【0030】
一般に、熱溶融転写記録を行う場合には、記録紙に転写したインクが溶融状態のうちにインクリボンを引き剥がす、いわゆる熱時剥離が行われるようになっており、一方、熱昇華転写記録を行う場合には、記録紙に転写したインクが冷却されて固化された後にインクリボンを引き剥がす、いわゆる冷時剥離が行われるようになっている。
【0031】
このため、熱溶融転写記録と熱昇華転写記録とでは、インクリボンの引き剥がしのタイミングが異なる、つまり、インクリボンの巻取り速度や巻取りトルクを変えなければならない。
【0032】
図2は、このような熱溶融転写記録と熱昇華転写記録とで異なる巻取り速度および巻取りトルクを発生させるためのリボン巻取り機構2の要部の分解斜視図を示しており、図3は、巻取りモータ(図示せず)を正回転させて熱溶融転写記録を行う場合のリボン巻取り機構2の組立斜視図を示しており、図4は、巻取りモータを逆回転させて熱昇華転写記録を行う場合のリボン巻取り機構2の組立斜視図を示している。
【0033】
本実施形態は、キャリッジ6に搭載された1つの巻取りモータにより正逆回転駆動される揺動ギア11を配設し、この揺動ギア11の上面側には、第1揺動板12が前記揺動ギア11の中心軸11aを中心として揺動自在に配設されている。この第1揺動板12の一側には、前記揺動ギア11に噛合される熱溶融記録用ギア13が回転自在に取付けられており、前記第1揺動板12の他側には、前記揺動ギア11に噛合される揺動切換用ギア14が回転自在に取付けられている。
【0034】
また、前記揺動ギア11の熱溶融記録用ギア13および揺動切換用ギア14のそれぞれの取付側近傍には、前記第1揺動板12の揺動により、前記熱溶融記録用ギア13および前記揺動切換用ギア14がそれぞれ選択的に噛合されるカムギア15が回転自在に配設されており、前記揺動ギア11の熱溶融記録用ギア13の取付側近傍には、前記第1揺動板12の揺動により、前記熱溶融記録用ギア13が噛合される巻取りボビン8の熱溶融記録用巻取りギア16が回転自在に配設されている。
【0035】
さらに、前記第1揺動板12の前記カムギア15の上面に対応する位置には、係合ピン17が下向きに突設されており、前記カムギア15の上面に形成されている後述する種々のカム溝32,33,34,35に沿って摺動するようになっている。
【0036】
本実施形態では、前記揺動ギア11、前記熱溶融記録用ギア13および前記熱溶融記録用巻取りギア16によって前記巻取りモータが正回転された場合、すなわち熱溶融転写記録を行う場合の熱溶融記録用動力伝達手段18が構成されている。
【0037】
一方、前記揺動ギア11の下面側には、熱昇華記録用駆動ギア19が前記揺動ギア11の中心軸11aを中心として独立回転可能に配設されており、この熱昇華記録用駆動ギア19には、熱昇華記録用揺動ギア20が噛合されている。この熱昇華記録用揺動ギア20の内側には、係合ボビン21が前記熱昇華記録用揺動ギア20の中心軸20aを中心として独立回転可能に配設されている。
【0038】
また、図5に示すように、前記係合ボビン21の上面側の回転中心近傍には、前記熱昇華記録用揺動ギア20の中心軸20aを中心に回転可能とされた揺動ボビン軸22が配設されており、この揺動ボビン軸22の上端面には、円板状のフランジ部22aが形成されている。そして、この揺動ボビン軸22には、下方から順に第1ボビン23A、第2ボビン23Bおよび第3ボビン23Cがそれぞれ前記揺動ボビン軸22を中心として独立回転可能に配設されているとともに、前記第1ボビン23Aおよび前記第2ボビン23B間と前記第2ボビン23Bおよび前記第3ボビン23C間に摩擦摺動機構としてのフェルト部材24が介設されている。
【0039】
さらに、前記第3ボビン23Cと前記揺動ボビン軸22のフランジ部22a間には、コイルばね等の付勢部材39が配設されており、この付勢部材39の付勢力によって、前記フェルト部材24と前記各ボビン23A,23B,23C間に圧接力が生じ所定の摩擦力を発生させて、前記第1ボビン23A、前記第2ボビン23Bおよび前記第3ボビン23Cが一体的に回転するようになっている。換言すれば、前記第2ボビン23Bは、前記フェルト部材24との摩擦力以上のトルクを回転方向と反対方向に受けた場合には、スリップして動力伝達が不可能とされている。
【0040】
このため、熱昇華転写記録を行う場合の巻取りトルクの大きさが、前記第2ボビン23Bのトルクによって決定されるようになっている。
【0041】
また、前記熱昇華記録用揺動ギア20の内周面には、2つの内突起部20aが直径方向の対向位置に形成されているとともに、前記係合ボビン21の外周面には、外突起部21aが前記各内突起部20aの側面にそれぞれ係合し得るように形成されている。
【0042】
さらに、前記係合ボビン21の上面には、2つの上突起部21bが前記外突起部21aと所定間隔をおいてそれぞれ直径方向の対向位置に形成されているとともに、前記第2ボビン23Bの外周面には、第2外突起部23bが前記各上突起部21bの側面にそれぞれ係合し得るように形成されている。
【0043】
なお、前記係合ボビン21の各上突起部21b、前記第2ボビン23Bの各第2外突起部23b、前記熱昇華記録用揺動ギア20の各内突起部20aおよび前記係合ボビン21の各外突起部21aのそれぞれの間隔は、前記カムギア15による熱溶融転写記録から熱昇華転写記録へ、あるいは、熱昇華転写記録から熱溶融転写記録への切り換えを行う場合の間隔分に対応するようにされている。
【0044】
一方、前記揺動ボビン軸22のフランジ部22aの上面には、略V字形状の第2揺動板25が、その基部25aを前記揺動ボビン軸22と同軸上に位置させるように揺動可能に配設されている。この第2揺動板25の基部25aの上面側には、第1熱昇華記録用ギア26が前記揺動ボビン軸22と同軸上で一体的に回動自在に配設されているとともに、前記第2揺動板25の略V字形状の一側には、第2熱昇華記録用ギア27が前記第1熱昇華記録用ギア26と噛合するようにして配設されている。
【0045】
また、前記第2揺動板25の略V字形状の他側には、動力伝達阻止部28が形成されており、前記熱昇華記録用揺動ギア20からの熱溶融転写記録時における回転力を前記巻取りボビン8に伝達させないようになっている。
【0046】
また、前記第2揺動板25の取付側近傍には、この第2揺動板25の揺動により、前記第2熱昇華記録ギアが選択的に噛合される巻取りボビン8の熱昇華記録用巻取りギア29が回転自在に配設されている。この熱昇華記録用巻取りギア29は、前記熱溶融記録用巻取りギア16の上面側に配設されているとともに、前記巻取りボビン8の回転軸に直結されていて一体的に回転するようになっている。
【0047】
また、前記巻取りボビン8の回転軸の下端面には、円板状のフランジ部(図示せず)が形成されており、このフランジ部の上面に前記熱溶融記録用巻取りギア16が配設されているとともに、この熱溶融記録用巻取りギア16と前記熱昇華記録用巻取りギア29との間にはフェルト部材24が介設されている。さらに、前記熱昇華記録用巻取りギア29と前記巻取りボビン8との間に付勢部材(図示せず)が配設されており、この付勢部材の付勢力により、前記熱昇華記録用巻取りギア29が前記フェルト部材24に押圧されていて、摩擦力が発生されている。
【0048】
したがって、熱昇華転写記録が行われる場合には、前記第2ボビン23Bの回転トルクが、前記熱昇華記録用巻取りギア29から前記巻取りボビン8に直接伝達されて、巻取りトルクを発生させるようになっている。一方、熱溶融転写記録が行われる場合には、前記熱溶融記録用巻取りギア16と前記熱昇華記録用巻取りギア29との間に介設されたフェルト部材24の摩擦力により巻取りトルクが決定されるようになっている。
【0049】
また、前記熱溶融記録用巻取りギア16および前記熱昇華記録用巻取りギア29の間には、動力伝達阻止彎曲部30が前記各巻取りギア16,29の外周に沿って外側へ突設されており、前記第2揺動板25に形成された動力伝達阻止部28の鋭角側内側面28aが当接するようになっている。
【0050】
したがって、前記熱昇華記録用揺動ギア20が熱溶融転写記録の際に図2の時計方向へ回転したとしても、前記動力伝達阻止部28が前記動力伝達阻止彎曲部30に当接して摺動し、回転力を前記巻取りボビン8に伝達しないようになっている。
【0051】
本実施形態では、前記熱昇華記録用駆動ギア19、前記熱昇華記録用揺動ギア20、前記係合ボビン21、前記第2ボビン23B、前記フェルト部材24、前記第3ボビン23C、前記付勢部材39、前記揺動ボビン軸22、前記第1熱昇華記録用ギア26、前記第2熱昇華記録用ギア27、前記熱昇華記録用巻取りギア29によって、前記巻取りモータが逆回転された場合、すなわち熱昇華転写記録を行う場合の熱昇華記録用動力伝達手段31が構成されている。
【0052】
一方、前記カムギア15の上面には、図6に示すように、熱溶融転写記録を行う場合であって前記熱溶融記録用ギア13が前記熱溶融記録用巻取りギア16に噛合する状態の時に、前記係合ピン17が係合保持される熱溶融記録用カム溝32が、凹部状に形成されており、また、図11に示すように、前記熱溶融記録用カム溝32の外側に位置するとともに、熱昇華転写記録を行う場合であって前記第1揺動板12に配設された前記熱溶融記録用ギア13および前記揺動切換用ギア14のいずれもが前記カムギア15に噛合しない状態の時に、前記係合ピン17が係合される熱昇華記録用カム溝33が、彎曲状に形成されている。
【0053】
さらに、前記カムギア15の上面には、図7に示すように、熱溶融転写記録から熱昇華転写記録へ記録モードを切り換える場合であって前記熱溶融記録用ギア13が前記カムギア15に噛合する状態の時に、前記係合ピン17が案内される外カム溝34が、前記熱昇華記録用カム溝33の外側に円環状に形成されており、また、図9に示すように、熱溶融転写記録から熱昇華転写記録へ記録モードを切り換える場合であって前記揺動切換用ギア14が前記カムギア15に噛合する状態の時に、前記係合ピン17が案内される内カム溝35が、前記熱昇華記録用カム溝33の内側に前記熱溶融記録用カム溝32の1端縁へ連結するようにして彎曲状に形成されている。
【0054】
なお、この内カム溝35は、熱昇華転写記録から熱溶融転写記録に記録モードを切り換える場合にも前記係合ピン17が案内されるようになっている。
【0055】
前記熱溶融記録用カム溝32および前記外カム溝34は少なくとも第1揺動部36を介して連通されており、また、前記外カム溝34および前記内カム溝35は少なくとも第2揺動部37を介して連通されており、さらに、前記熱昇華記録用カム溝33および前記内カム溝35は少なくとも第3揺動部38を介して連通されている。
【0056】
さらに、前記カムギア15の外周面には、前記カムギア15の歯が上下2段に形成されており、上段の歯40には前記熱溶融記録用ギア13が噛合され、下段の歯41には前記揺動切換用ギア14が噛合されるようになっている。そして、前記カムギア15の外周面には、図8に示すように、前記上段歯40の内側まで切欠き形成され前記熱溶融記録用ギア13が係合されて回転伝達不可能とする上段間欠部42が形成されており、また、図6に示すように、前記下段歯41の内側まで切欠き形成され前記揺動切換用ギア14が係合されて回転伝達不可能とする下段間欠部43が形成されている。
【0057】
本実施形態では、前記揺動ギア11、前記第1揺動板12、前記熱溶融記録用ギア13、前記揺動切換用ギア14、前記係合ピン17および前記カムギア15により前記動力伝達切換手段44が構成されている。
【0058】
また、本実施形態では、前記熱昇華記録用駆動ギア19は前記揺動ギア11よりも小径に形成されているとともに、熱溶融転写記録の場合には、前記揺動ギア11の回転駆動が前記熱溶融記録用ギア13を介して前記熱溶融記録用巻取りギア16に減速して伝達されるのに対し、熱昇華転写記録の場合には、前記熱昇華記録用駆動ギア19の回転駆動が、前記熱溶融記録用ギア13よりも大径の前記熱昇華記録用揺動ギア20から小径の第1熱昇華記録用ギア26および前記第2熱昇華記録用ギア27を介して前記熱昇華記録用巻取りギア29に減速して伝達されるようになっている。
【0059】
このため、前記熱溶融転写記録を行う場合の動力伝達手段の減速比よりも前記熱昇華転写記録を行う場合の動力伝達手段の減速比の方が、より大きく減速されて動力が伝達されるようになっており、前記巻取りボビン8の巻取り速度も遅くなるようになっている。
【0060】
さらに、熱昇華転写記録を行う場合の巻取りトルクは、前記第1ボビン23Aおよび前記第2ボビン23B間のフェルト部材24と、前記第2ボビン23Bおよび前記第3ボビン23C間のフェルト部材24の各摩擦力(付勢部材39の付勢力)により調整可能とされており、一方、熱溶融転写記録を行う場合の巻取りトルクは、前記熱溶融記録用巻取りギア16および前記熱昇華記録用巻取りギア29間に介設されたフェルト部材24の摩擦力により調整可能とされており、熱昇華転写記録を行うときの巻取りトルクが熱溶融転写記録を行う場合の巻取りトルクよりも小さくなるように設定されている。
【0061】
つぎに、本実施形態の作用について説明する。
【0062】
まず、図2および図6に示す熱溶融転写記録を行うときのリボン巻取り機構2の作用について説明する。
【0063】
この場合は、前記巻取りモータを正回転して前記揺動ギア11を図6中反時計方向に回転駆動させると、前記第1揺動板12が図6の反時計方向に揺動され、前記第1揺動板12の前記係合ピン17が前記熱溶融記録用カム溝32に係合保持されるとともに、前記熱溶融記録用ギア13が前記熱溶融記録用巻取りギア16に噛合され、さらに、前記揺動切換用ギア14が前記下段間欠部43に係合される。
【0064】
これにより、前記揺動ギア11の回転駆動が前記熱溶融記録用ギア13に伝達されて前記熱溶融記録用巻取りギア16を図6中反時計方向に回転駆動し、前記巻取りボビン8を図6中反時計方向に回転してインクリボンを巻取るようになっている。
【0065】
一方、前記巻取りモータの正回転により前記熱昇華記録用駆動ギア19も回転駆動されるが、この回転駆動力が前記熱昇華記録用揺動ギア20を介して前記第2揺動板25に伝達されると、この第2揺動板25が図6中時計方向に揺動されて前記動力伝達阻止部28を前記動力伝達阻止彎曲部30に当接し停止する。
【0066】
これにより、前記熱昇華記録用揺動ギア20、前記第1ボビン23A、第2ボビン23B、第3ボビン23Cが空回りして、回転駆動に寄与しないようになっている。
【0067】
つぎに、図6に示す熱溶融転写記録の状態から、図11に示す熱昇華転写記録の状態に切り換える場合のリボン巻取り機構2の作用について説明する。
【0068】
この場合は、まず、前記巻取りモータを逆回転駆動して前記揺動ギア11を図7中時計方向に回転駆動させると、前記第1揺動板12が時計方向に揺動され、前記熱溶融記録用ギア13が前記カムギア15の上段歯40に噛合されるとともに、前記第1揺動板12の係合ピン17が第1揺動部36を通ってカムギア15の外カム溝34に係合される。これにより、前記カムギア15が図7中時計方向に回転され、これに伴って、前記係合ピン17が前記外カム溝34に沿って案内される。
【0069】
そして、図8に示すように、前記カムギア15が約2/3回転して前記熱溶融記録用ギア13が前記カムギア15の上段間欠部42に係合されると、前記熱溶融記録用ギア13の回転力がカムギア15に伝達されなくなり、前記カムギア15は停止される。このとき、前記サーマルヘッド7は、ヘッドダウン状態になっている。
【0070】
さらに、図9に示すように、前記巻取りモータを正回転駆動して前記揺動ギア11を図9中反時計方向に回転駆動させると、前記第1揺動板12が反時計方向に揺動され、前記揺動切換用ギア14が前記カムギア15の下段歯41に噛合されるとともに、前記第1揺動板12の係合ピン17が第2揺動部37を通ってカムギア15の内カム溝35に係合される。これにより、前記カムギア15が図9中反時計方向に回転され、これに伴い、前記係合ピン17が内カム溝35に沿って案内される。前記係合ピン17が内カム溝35に沿って案内される途中で、前記サーマルヘッド7がヘッドアップされるようになっている。
【0071】
そして、図10に示すように、前記カムギア15が約1/2回転して前記係合ピン17が前記熱溶融記録用カム溝32の近傍まで案内されると、前記巻取りモータが停止されて前記カムギア15も停止される。
【0072】
この状態で、前記巻取りモータを逆回転駆動して前記揺動ギア11を時計方向に回転駆動させると、前記第1揺動板12が時計方向に揺動され、前記第1揺動板12の係合ピン17が第3揺動部38を通ってカムギア15の熱昇華記録用カム溝33に係合される。このとき、前記熱溶融記録用ギア13および前記揺動切換用ギア14は、図11に示すように、いずれも前記カムギア15と噛合されない位置で停止される。
【0073】
これにより、熱昇華転写記録を開始するためのインクリボンの巻取り準備が完了する。
【0074】
続いて、図3および図11に示す熱昇華転写記録を行うときのリボン巻取り機構2の作用について説明する。
【0075】
前述した熱溶融転写記録から熱昇華転写記録への切り換えが完了した状態において、引き続き前記巻取りモータを逆回転して前記熱昇華記録用駆動ギア19が図11の時計方向に回転駆動されると、前記熱昇華記録用揺動ギア20が反時計方向に回転駆動されて前記第2揺動板25が反時計方向に揺動され、前記第2熱昇華記録用ギア27が前記熱昇華記録用巻取りギア29に噛合される。
【0076】
これにより、前記熱昇華記録用駆動ギア19の回転駆動力が、前記熱昇華記録用揺動ギア20、前記揺動軸20a、前記第1熱昇華記録用ギア26および前記第2熱昇華記録用ギア27を介して前記熱昇華記録用巻取りギア29に伝達されて、前記巻取りボビン8を図11中反時計方向に回転してインクリボンを巻取るようになっている。
【0077】
一方、前記揺動ギア11から前記熱溶融記録用ギア13に伝達された回転駆動は、前記熱溶融記録用ギア13と前記熱溶融記録用巻取りギア16とが噛合されていないため、それ以上伝達されないようになっている。
【0078】
つぎに、熱昇華転写記録から熱溶融転写記録へ記録モードを切り換える場合のリボン巻取り機構2の作用について説明する。
【0079】
この場合、図11の状態から前記巻取りモータを正回転駆動して前記揺動ギア11を反時計方向に回転駆動させると、前記第1揺動板12が反時計方向に揺動され、図10に示すように、前記揺動切換用ギア14が前記カムギア15の下段歯41と噛合するとともに、前記第1揺動板12の係合ピン17が第3揺動部38を通って前記カムギア15の内カムに係合される。
【0080】
この状態で前記巻取りモータがさらに正回転駆動されると、前記カムギア15が図10の反時計方向に回転され、数歯分回転されたところで、図6に示すように、前記揺動切換用ギア14が前記下段間欠部43に係合されて、前記第1揺動板12がさらに反時計方向へ揺動されるため、前記係合ピン17が前記熱溶融記録用カム溝32に係合保持されるとともに、前記熱溶融記録用ギア13が前記熱溶融記録用巻取りギア16に噛合する。
【0081】
これにより、前記揺動切換用ギア14の回転力が前記カムギア15に伝達されなくなり、前記カムギア15は停止されるとともに、前記巻取りモータの回転駆動力が前記熱溶融記録用ギア13を介して前記熱溶融記録用巻取りギア16に伝達されるようになり、熱溶融転写記録のためのインクリボンの巻取り準備が完了する。
【0082】
したがって、本発明の実施形態によれば、1つの巻取りモータを正逆回転させるだけで巻取り速度(減速比)および巻取りトルクの異なる経路により回転駆動力を伝達させることができるため、熱昇華転写記録の冷時剥離等のように低速度で走行させるキャリッジ6に合せてインクリボンを低速度で巻き取る場合であっても巻取りモータの回転速度を遅くする必要がなくなり、前記巻取りモータの振動を防止できて高精度の安定した記録を行うことができる。
【0083】
なお、本発明は前記実施の形態のものに限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。
【0084】
例えば、本実施形態における巻取りモータの回転速度は、熱溶融転写記録および熱昇華転写記録の切り換えによって特に差を設けていないが、熱昇華転写記録を行う場合に前記巻取りモータの振動が記録に悪影響を与えない範囲で回転速度を小さくするようにしてもよい。
【0085】
また、本実施形態では、熱昇華転写記録の時に前記巻取りモータを逆回転して熱昇華記録用動力伝達手段31により回転駆動を伝達するようにしているが、熱溶融転写記録の場合であっても前記巻取りボビン8を低速回転する必要がある場合には、前記巻取りモータを逆回転して熱昇華記録用動力伝達手段31により記録するようにしてもよい。
【0086】
さらに、本実施形態では、2つの動力伝達手段18,31を配設しているが、減速比およびトルクの異なる動力伝達手段を2つ以上設けて、その動力伝達手段に切り換えるカム溝を前記カムギア15にさらに形成するようにしてもよい。
【0087】
【発明の効果】
以上述べたように本発明に係るリボン巻取り機構によれば、熱昇華転写記録の冷時剥離等のように低速度で走行させるキャリッジに合せてインクリボンを低速度で巻き取る場合であっても巻取りモータの回転速度を遅くする必要がなくなり、前記巻取りモータの振動を防止できて高精度の安定した記録を行うことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るリボン巻取り機構の実施形態を搭載したプリンタのキャリッジ周辺を示す斜視図
【図2】 本発明に係るリボン巻取り機構の実施形態を示す分解斜視図
【図3】 本発明に係るリボン巻取り機構の実施形態における熱溶融転写記録を行う場合の組立斜視図
【図4】 本発明に係るリボン巻取り機構の実施形態における熱昇華転写記録を行う場合の組立斜視図
【図5】 本発明に係るリボン巻取り機構の実施形態における熱昇華記録用動力伝達手段の要部の断面図
【図6】 本実施形態における熱溶融転写記録を行う場合の各ギアの噛合状態を示す平面図
【図7】 本実施形態における熱溶融転写記録から熱昇華転写記録に動力伝達経路を切り換えるために巻取りモータを正回転させた状態を示す平面図
【図8】 図6の状態からさらに巻取りモータを正回転させた状態を示す平面図
【図9】 図7の状態から巻取りモータを逆回転させた状態を示す平面図
【図10】 図8の状態からさらに巻取りモータを逆回転させた状態を示す平面図
【図11】 本実施形態における熱昇華転写記録を行う場合の各ギアの噛合状態を示す平面図
【図12】 従来のリボン巻取り機構の要部を示す断面図
【図13】 従来のリボン巻取り機構の要部を示す斜視図
【符号の説明】
1 熱転写プリンタ
2 リボン巻取り機構
4 プラテン
6 キャリッジ
7 サーマルヘッド
8 巻取りボビン
11 揺動ギア
12 第1揺動板
13 熱溶融記録用ギア
14 揺動切換用ギア
15 カムギア
16 熱溶融記録用巻取りギア
17 係合ピン
18 熱溶融記録用動力伝達手段
19 熱昇華記録用駆動ギア
20 熱昇華記録用揺動ギア
21 係合ボビン
23B 第2ボビン
24 フェルト部材
25 第2揺動板
26 第1熱昇華記録用ギア
27 第2熱昇華記録用ギア
28 動力伝達阻止部
29 熱昇華記録用巻取りギア
30 動力伝達阻止彎曲部
31 熱昇華記録用動力伝達手段
32 熱溶融記録用カム溝
33 熱昇華記録用カム溝
34 外カム溝
35 内カム溝
44 動力伝達切換手段

Claims (3)

  1. 取りボビンを同一方向に回転させる減速比の異なる複数の動力伝達手段
    巻取りモータの正逆回転駆動により前記複数の動力伝達手段のうちのいずれか1つの前記動力伝達手段を前記巻取りボビンに選択的に係合させる動力伝達切換手段と、
    前記巻取りモータの正回転駆動に伴って揺動しうる揺動板と
    を配設してなるリボン巻取り機構であって、
    前記揺動板に前記巻取りモータの回転駆動力を阻止する動力伝達阻止部を形成したことを特徴とするリボン巻取り機構。
  2. 取りボビンを同一方向に回転させる巻取りトルクの異なる複数の動力伝達手段と、
    巻取りモータの正逆回転駆動により前記複数の動力伝達手段のうちのいずれか1つの前記動力伝達手段を前記巻取りボビンに選択的に係合させる動力伝達切換手段と、
    前記巻取りモータの正回転駆動に伴って揺動しうる揺動板と
    を配設してなるリボン巻取り機構であって、
    前記揺動板に前記巻取りモータの回転駆動力を阻止する動力伝達阻止部を形成したことを特徴とするリボン巻取り機構。
  3. 前記動力伝達切換手段は、前記巻取りモータの正逆回転駆動により正逆回転される揺動ギアを配設するとともに、この揺動ギアの近傍に前記巻取りモータの正逆回転駆動に応じた前記巻取りボビンと動力伝達手段との係合状態の保持および切り換えを行うカムギアを配設し、前記揺動ギアにこの揺動ギアの回転に伴って揺動される揺動板を取付け、この揺動板に、前記揺動ギアに噛合され前記カムギアに選択的に噛合される熱溶融記録用ギアおよび揺動切換用ギアと、前記カムギアに形成されたカム溝に案内および係合保持される係合ピンとを取付けていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のリボン巻取り機構。
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