JP3729399B2 - コルゲートチューブ用クリップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイヤハーネス等の電線群を挿通し保護するコルゲートチューブの端部に装着して、該コルゲートチューブを電線群上の所定位置に位置決め固定する為のコルゲートチューブ用クリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子機器の送配電線や自動車のワイヤハーネス等の電線群の集束や保護の為に使用されるコルゲートチューブは、合成樹脂製のチューブの外周に螺旋状又は環状の突条部を連続形成し、蛇腹状に形成することで可撓性を付与したものである。
そして、例えば図11に示したように、コルゲートチューブ30は、電線群であるワイヤハーネスW/Hを所定領域にわたって保護する為に、長手方向に延在して形成されたスリット31を押し広げて該ワイヤハーネスW/Hに外装されると共に、その端部にワイヤハーネスW/Hと共に粘着テープTが巻き付けられることにより、所定位置に位置決め固定される。
【0003】
また、実開昭62−145426号公報には、「コルゲートチューブの端末係止具」が開示されている。このコルゲートチューブの端末係止具40は、図12に示したように、相互にヒンジ42により連結された2つの半割部材44が、自由端部に装備した係止部46を相互に係合させることによってコルゲートチューブ30の外周に纏着可能に設けられている。
【0004】
そして、前記端末係止具40は、コルゲートチューブ30に纏着されると、半割部材44の内壁から突出してコルゲートチューブ30の谷環部(突条部33と突条部33の間に形成される円環状の溝)32に嵌合する突起条48と、前記突起条48から所定間隔だけ離れた外方位置で内方に突出し、ワイヤハーネスW/Hに係合或いは、干渉し合う複数個の回転防止突起50とを備えている。
このような端末係止具40が纏着されることによって、前記コルゲートチューブ30のスリット31の口開きと、該コルゲートチューブ30のハーネス周りの回転とを防止することができた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図11に示したように、テープ巻きしてコルゲートチューブ30を所定位置に位置決め固定する場合には、テープ巻きを人手で行なっているため、手間と労力を要するといった問題があった。更に、ワイヤハーネスW/Hの外径寸法が、例えばコルゲートチューブ30の内径に対して隙間を有する程に細い場合には、粘着テープTを適当な径になるまで巻き付けた後、コルゲートチューブ30を取り付けなければならないため、更に手間がかかると同時に、使用テープ量が増大して製作コストを高騰させた。
【0006】
また、図12に示したコルゲートチューブの端末係止具40では、既述したように、コルゲートチューブ30のスリット31の口開きと、該コルゲートチューブ30のハーネス周りの回転とを防止することはできるものの、ハーネス上でのコルゲートチューブ30の軸線方向への移動を阻止する位置決め手段としては充分なものではなかった。
そのため、ワイヤハーネスW/Hの配索作業において、例えば他部品との接触を防止するために外装されるべきコルゲートチューブ30が、所定位置から位置ズレを起こして、所期の機能を発揮できない可能性があった。
【0007】
従って、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、簡単な操作でコルゲートチューブを電線群上の所定位置に位置決め固定できると共に、いずれの太さの電線群にも適用できる安価なコルゲートチューブ用クリップを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、電線群を挿通したコルゲートチューブを該電線群の所定位置に位置決め固定する為のコルゲートチューブ用クリップであって、
前記コルゲートチューブの端部外周面を嵌合挟持するチューブ固定部と、チューブ端部より露出する前記電線群の電線を一列に並列させ屈曲させた状態で蛇行状に挟持する電線保持部とが、相互にヒンジを介して開閉自在に連結されたクリップ本体と蓋体とで一体形成されると共に、これらクリップ本体と蓋体の開閉端には相互を閉じたロック状態に係止可能なロック手段を有することを特徴とするコルゲートチューブ用クリップにより達成される。
【0009】
上記構成によれば、電線群の電線を屈曲させた状態で蛇行状に挟持する電線保持部と、コルゲートチューブを嵌合挟持するチューブ固定部とが、相互にヒンジを介して開閉自在に連結されたクリップ本体と蓋体とで一体形成されているので、それぞれ電線及びコルゲートチューブを挟持した状態でこれらクリップ本体と蓋体の開閉端を閉じたロック状態とする簡単な操作だけで、電線群を挿通させたコルゲートチューブを電線群上の所定位置に位置決め固定できる。また、前記電線保持部は、前記電線群の電線を一列に並列させ屈曲させた状態で蛇行状に挟持するので、電線本数に関わらず電線群に対して確実に挟持固定することができる。
【0010】
尚、好ましくは前記チューブ固定部が、前記コルゲートチューブの外周面に連続形成された突条部と突条部の間に嵌合するべく、前記クリップ本体及び前記蓋体の少なくとも一方の内壁面に突設された嵌合突起から成り、
前記電線保持部が、前記電線群を屈曲させた状態で蛇行状に挟持するべく、前記クリップ本体及び前記蓋体の各内壁面に前記電線群の長手方向に沿って互い違いに突設された複数の電線保持用リブから成る。
【0011】
この場合、前記クリップ本体及び前記蓋体の少なくとも一方の内壁面に突設された嵌合突起が、前記コルゲートチューブの外周面に連続形成された突条部と突条部の間に嵌合することよって、軸線方向に沿って位置ズレを生じることなくコルゲートチューブを強固に嵌合挟持できると共に、前記クリップ本体及び前記蓋体の各内壁面に突設された複数の電線保持用リブが、前記電線群を屈曲させた状態で蛇行状に確実に挟持するので、簡単な構造でありながらコルゲートチューブを電線群上の所定位置に確実に位置決め固定できる。
【0012】
又、好ましくは前記チューブ固定部に嵌合挟持された前記コルゲートチューブの端部外周面との干渉を避けるための開口が、前記クリップ本体及び前記蓋体に設けられており、閉じたロック状態のクリップ本体及び蓋体の高さ寸法が、前記コルゲートチューブの外径と略等しく形成される。
【0013】
この場合、コルゲートチューブ用クリップの高さ寸法が、前記クリップ本体及び前記蓋体の各内壁の厚み分だけ低くでき、該クリップの小型化が可能となる。また、前記開口から、前記チューブ固定部に嵌合挟持された前記コルゲートチューブの端部外周面の位置を目視確認できるので、該コルゲートチューブの端部をチューブ固定部の所定位置に確実に固定できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態に係るコルゲートチューブ用クリップを詳細に説明する。
図1乃至図4は本発明の第1実施形態に係るコルゲートチューブ用クリップの使用状態を説明する為の斜視図及び縦断面図である。
【0015】
本第1実施形態のコルゲートチューブ用クリップ1は、図1に示したように、合成樹脂材料により一体形成され、電線群であるワイヤハーネスW/Hを挿通したコルゲートチューブ30の端部外周面に装着することにより、該コルゲートチューブ30を前記ワイヤハーネスW/H上の所定位置に位置決め固定するものである。
【0016】
なお、前記コルゲートチューブ30は、合成樹脂製のチューブの外周に螺旋状又は環状の突条部33を連続形成し、蛇腹状に形成することで可撓性を付与したものであり、長手方向に延在して形成されたスリット31を押し広げてワイヤハーネスW/Hに外装できるようになっている。
【0017】
そして、前記コルゲートチューブ用クリップ1は、前記コルゲートチューブ30の端部外周面を嵌合挟持するチューブ固定部6と、チューブ端部より露出する前記ワイヤハーネスW/Hの電線15を一列に並列させた状態で屈曲挟持する電線保持部9とが、相互にヒンジ12を介して開閉自在に連結されたクリップ本体3と蓋体2とで合成樹脂材料より一体形成されている。
【0018】
前記チューブ固定部6は、前記コルゲートチューブ30の外周面に連続形成された突条部33と突条部33の間の谷環部32に嵌合するべく、箱形状に形成された前記クリップ本体3の一方の側部内壁に突設された嵌合突起である円弧状の嵌合リブ5と、矩形平板状に形成された前記蓋体2の一方の側部内壁に突設された嵌合突起である一対の嵌合リブ4とから成る(図4、参照)。尚、本実施形態においては、クリップ本体3及び蓋体2の両内壁に嵌合突起を突設したが、該嵌合突起は少なくとも一方の内壁面に突設するだけでも十分な機能を果たすことはできる。
【0019】
前記電線保持部9は、図4に示したように、前記ワイヤハーネスW/Hを屈曲させた状態で蛇行状に挟持するべく、前記クリップ本体3及び前記蓋体2の各内壁面に前記ワイヤハーネスW/Hの長手方向に沿って互い違いに突設された複数の電線保持用リブ7,8から成る。
即ち、前記クリップ本体3の他方の側部内壁(底壁)に突設された一対の電線保持用リブ8,8は、挟持固定される前記ワイヤハーネスW/Hの長手方向に沿って形成されており、このためクリップ本体3はワイヤハーネスW/Hの長手方向に沿って凹形の縦断面形状を有するようになっている(図4、参照)。
【0020】
又、前記蓋体2の他方の側部内壁(天壁)には、前記電線保持用リブ8,8と上下方向に互い違いとなる位置に前記電線保持用リブ7が突設されており、このため蓋体2はワイヤハーネスW/Hの長手方向に沿って凸形の縦断面形状を有するようになっている(図4、参照)。
そこで、記クリップ本体3と前記蓋体2の対向面に設けられた前記電線保持部9は、図4に示したように、ワイヤハーネスW/Hの長手方向に沿って上下方向から互い違いに突出した電線保持用リブ7,8,8が、前記ワイヤハーネスW/Hを適当に屈曲させた状態で蛇行状に挟持することで、弱い挟圧状態であっても十分な保持力を得ることができる。
【0021】
更に、これらクリップ本体3と蓋体2の開閉端には、これらクリップ本体3及び蓋体2相互を閉じたロック状態に係止可能なロック手段である係止突起10とロック片11を有する。前記クリップ本体3の開閉端側の前壁に突設された前記係止突起10は、図3に示したように、前記蓋体2の開閉端縁に垂設された前記ロック片11の係合孔11aに係合されることにより、クリップ本体3と蓋体2を閉じたロック状態に係止することができる。
【0022】
次に、図2乃至図4を参照して、本第1実施形態のコルゲートチューブ用クリップ1の取付手順及び作用について説明する。
先ず、コルゲートチューブ用クリップ1は、図2に示したように、蓋体2を開いた状態にして、ワイヤハーネスW/Hを挿通したコルゲートチューブ30の端部をクリップ本体3の一方の側部上に載置する。
【0023】
この際、前記クリップ本体3の嵌合リブ5が、コルゲートチューブ30の図中下面側の谷環部32に嵌合する。また、コルゲートチューブ30のチューブ端部より露出する前記ワイヤハーネスW/Hの電線15が、一列に水平に並列させられた状態で前記電線保持用リブ8,8上に配置される。
【0024】
そして、一対の前記嵌合リブ4がコルゲートチューブ30の図中上面側の谷環部32に嵌合すると共に、前記電線保持用リブ7が一列に並列させられた状態のワイヤハーネスW/Hの電線15を上方から押圧するようにして、前記蓋体2を被せた後、図3に示したように、前記係止突起10に前記ロック片11の係合孔11aを係合させてクリップ本体3と蓋体2を閉じたロック状態に係止する。
【0025】
これにより、前記クリップ本体3及び前記蓋体2の両内壁にそれぞれ突設された嵌合リブ4,5から成るチューブ固定部6が、図4に示したように、前記コルゲートチューブ30の外周面に連続形成された突条部33と突条部33の間の谷環部32に嵌合することよって、軸線方向に沿って位置ズレを生じることなくコルゲートチューブ30を強固に嵌合挟持できる。
また、前記クリップ本体3及び前記蓋体2の各内壁面に突設された複数の電線保持用リブ7,8から成る電線保持部9が、図4に示したように、前記ワイヤハーネスW/Hを上下に屈曲させた状態で蛇行状に確実に挟持できる。
【0026】
即ち、前記コルゲートチューブ用クリップ1が、前記チューブ固定部6によりコルゲートチューブ30に対して位置決め固定されると共に、前記電線保持部9によりワイヤハーネスW/Hに対して位置決め固定されることにより、該コルゲートチューブ30がワイヤハーネスW/H上の所定位置に確実に位置決め固定される。
【0027】
そこで、本第1実施形態のコルゲートチューブ用クリップ1によれば、ワイヤハーネスW/Hの電線15を屈曲挟持する電線保持部9と、コルゲートチューブ30を嵌合挟持するチューブ固定部6とが、相互にヒンジ12を介して開閉自在に連結されたクリップ本体3と蓋体2とで一体形成されており、それぞれ電線15及びコルゲートチューブ30を挟持した状態でこれらクリップ本体3と蓋体2の開閉端を閉じたロック状態とする簡単な操作だけで、ワイヤハーネスW/Hを挿通させたコルゲートチューブ30をワイヤハーネスW/H上の所定位置に位置決め固定できる。
従って、人手でテープ巻きしてコルゲートチューブ30を所定位置に位置決め固定する場合のような手間と労力を要しない。
【0028】
また、前記コルゲートチューブ用クリップ1は、前記電線保持部9が前記ワイヤハーネスW/Hの電線15を一列に並列させた状態で屈曲挟持するので、電線本数に関わらずワイヤハーネスW/Hに対して確実に挟持固定することができる。
【0029】
即ち、前記ワイヤハーネスW/Hの電線本数が少なく、該ワイヤハーネスW/Hの外径寸法が前記コルゲートチューブ30の内径に対して隙間を有する程に細い場合にも、前記電線保持部9はチューブ端部より露出する前記電線15を確実に挟持できる。
従って、前記コルゲートチューブ用クリップ1は、ワイヤハーネスW/Hの外径寸法が異なる場合にも、外装するコルゲートチューブ30の外径が同じであれば共用することができ、高い汎用性を有する。
【0030】
図5は本発明の第2実施形態に係るコルゲートチューブ用クリップの斜視図、図6は図5に示したコルゲートチューブ用クリップの使用状態を説明する為の縦断面図である。
本第2実施形態のコルゲートチューブ用クリップ21は、図5に示したように、コルゲートチューブ30の端部外周面を嵌合挟持するチューブ固定部6と、チューブ端部より露出するワイヤハーネスW/Hの電線15を一列に並列させた状態で屈曲挟持する電線保持部29とが、相互にヒンジ12を介して開閉自在に連結されたクリップ本体23と蓋体22とで合成樹脂材料より一体形成されている。尚、上記第1実施形態のコルゲートチューブ用クリップ1と同様の構成部分については、同符号を付して詳細な説明を省略する。
【0031】
前記電線保持部29は、図6に示したように、前記ワイヤハーネスW/Hを屈曲させた状態で蛇行状に挟持するべく、前記クリップ本体23及び前記蓋体22の各内壁面に前記ワイヤハーネスW/Hの長手方向に沿って互い違いに突設された複数の電線保持用リブ27,28から成る。
即ち、前記クリップ本体23の他方の側部内壁(側壁)に突設された一対の電線保持用リブ28,28は、挟持固定される前記ワイヤハーネスW/Hの長手方向に沿って形成されており、このためクリップ本体23はワイヤハーネスW/Hの長手方向に沿って凹形の水平断面形状を有するようになっている。
【0032】
又、前記蓋体22の他方の側部内壁(天壁)には、前記電線保持用リブ28,28と水平方向に互い違いとなる位置に前記電線保持用リブ27が突設されており、このため蓋体22はワイヤハーネスW/Hの長手方向に沿って凸形の縦断面形状を有するようになっている。
【0033】
次に、本第2実施形態のコルゲートチューブ用クリップ21の取付手順及び作用について説明する。
先ず、コルゲートチューブ用クリップ21は、蓋体22を開いた状態にして、ワイヤハーネスW/Hを挿通したコルゲートチューブ30の端部をクリップ本体23の一方の側部上に載置する。
【0034】
この際、前記クリップ本体23の嵌合リブ5が、コルゲートチューブ30の図中下面側の谷環部32に嵌合する。また、コルゲートチューブ30のチューブ端部より露出する前記ワイヤハーネスW/Hの電線15が、一列に垂直に並列させられた状態で前記電線保持用リブ28,28に沿って上下方向に配置される。
【0035】
そして、一対の前記嵌合リブ4がコルゲートチューブ30の図中上面側の谷環部32に嵌合すると共に、前記電線保持用リブ27が一列に垂直に並列させられた状態のワイヤハーネスW/Hの各電線15を順次、側方から押圧するようにして、前記蓋体22を被せた後、クリップ本体23と蓋体22を閉じたロック状態に係止する。
【0036】
これにより、前記チューブ固定部6が、前記コルゲートチューブ30の谷環部32に嵌合すると共に、前記クリップ本体23及び前記蓋体22の各内壁面に突設された複数の電線保持用リブ27,28から成る電線保持部29が、図6に示したように、前記ワイヤハーネスW/Hを水平に屈曲させた状態で蛇行状に確実に挟持できる。
【0037】
そこで、前記クリップ本体23と前記蓋体22の対向面に設けられた前記電線保持部29は、図6に示したように、ワイヤハーネスW/Hの長手方向に沿って水平方向に互い違いに突出した電線保持用リブ27,28,28が、前記ワイヤハーネスW/Hを適当に屈曲させた状態で蛇行状に挟持することで、弱い挟圧状態であっても十分な保持力を得ることができる。
従って、本第2実施形態のコルゲートチューブ用クリップ21は、上記第1実施形態のコルゲートチューブ用クリップ1と同様の作用効果を有する。
【0038】
更に、本第2実施形態のコルゲートチューブ用クリップ21は、クリップ本体23と蓋体22の開閉端を閉じる際、前記電線保持用リブ27の先端テーパ部27aが、並列させられた状態のワイヤハーネスW/Hの各電線15を順次、側方から押圧するようにして屈曲させるながら該ワイヤハーネスW/Hを蛇行状に挟持することができる。
【0039】
そこで、本第2実施形態のコルゲートチューブ用クリップ21によれば、複数の電線15を同時に上方から押圧するようにして屈曲させる上記第1実施形態のコルゲートチューブ用クリップ1に比べて、蓋体22を閉じる際の力が小さくて済むという利点もある。
【0040】
図7乃至図10は本発明の第3実施形態に係るコルゲートチューブ用クリップの使用状態を説明する為の斜視図及び縦断面図である。
本第3実施形態のコルゲートチューブ用クリップ61は、図7に示したように、コルゲートチューブ30の端部外周面を嵌合挟持するチューブ固定部66と、チューブ端部より露出するワイヤハーネスW/Hの電線15を一列に並列させた状態で屈曲挟持する電線保持部69とが、相互にヒンジ72を介して開閉自在に連結されたクリップ本体63と蓋体62とで合成樹脂材料より一体形成されている。
【0041】
前記チューブ固定部66は、前記コルゲートチューブ30の外周面に連続形成された突条部33と突条部33の間の谷環部32に嵌合するべく、前記クリップ本体63の一方の側部内壁に突設された嵌合突起である円弧状の嵌合リブ65と、前記蓋体2の一方の側部内壁に突設された嵌合突起である円弧状の嵌合リブ64とから成る(図10、参照)。尚、本実施形態においては、クリップ本体63及び蓋体62の両内壁に嵌合突起を突設したが、該嵌合突起は少なくとも一方の内壁面に突設するだけでも十分な機能を果たすことはできる。
【0042】
前記電線保持部69は、図10に示したように、前記ワイヤハーネスW/Hを屈曲させた状態で蛇行状に挟持するべく、前記クリップ本体63及び前記蓋体62の各内壁面に前記ワイヤハーネスW/Hの長手方向に沿って互い違いに突設された複数の電線保持用リブ67,68から成る。
即ち、前記蓋体62の他方の側部内壁(天壁)に突設された一対の電線保持用リブ67,67は、挟持固定される前記ワイヤハーネスW/Hの長手方向に沿って形成されており、このため蓋体62はワイヤハーネスW/Hの長手方向に沿って凹形の縦断面形状を有するようになっている(図10、参照)。
【0043】
又、前記クリップ本体63の他方の側部内壁(底壁)には、前記電線保持用リブ67,67と上下方向に互い違いとなる位置に前記電線保持用リブ68が突設されており、このためクリップ本体63はワイヤハーネスW/Hの長手方向に沿って凸形の縦断面形状を有するようになっている(図10、参照)。
そこで、前記クリップ本体63と前記蓋体62の対向面に設けられた前記電線保持部69は、図10に示したように、ワイヤハーネスW/Hの長手方向に沿って上下方向から互い違いに突出した電線保持用リブ67,68,68が、前記ワイヤハーネスW/Hを適当に屈曲させた状態で蛇行状に挟持することで、弱い挟圧状態であっても十分な保持力を得ることができる。
【0044】
更に、これら蓋体62とクリップ本体63の開閉端には、これら蓋体62及びクリップ本体63相互を閉じたロック状態に係止可能なロック手段である係止突片70とロック孔71を有する。前記蓋体62の開閉端側の前壁に突設された前記係止片70は、図9に示したように、前記クリップ本体63の開閉端縁に穿設された前記ロック孔71に係合されることにより、クリップ本体63と蓋体62を閉じたロック状態に係止することができる。
【0045】
更に、前記嵌合リブ64及び前記嵌合リム65に隣接する前記クリップ本体63及び前記蓋体62には、前記チューブ固定部66に嵌合挟持された前記コルゲートチューブ30の端部外周面(突条部33の外周面)との干渉を避けるための開口73,74がそれぞれ設けられており、図9に示したように、閉じたロック状態のクリップ本体62及び蓋体63の高さ寸法Hが、前記コルゲートチューブ30の外径Dと略等しく形成されている。
【0046】
次に、図8乃至図10を参照して、本第3実施形態のコルゲートチューブ用クリップ61の取付手順及び作用について説明する。
先ず、コルゲートチューブ用クリップ61は、図8に示したように、蓋体62を開いた状態にして、ワイヤハーネスW/Hを挿通したコルゲートチューブ30の端部をクリップ本体63の一方の側部上に載置する。
【0047】
この際、前記クリップ本体63の嵌合リブ65が、コルゲートチューブ30の図中下面側の谷環部32に嵌合する。また、コルゲートチューブ30のチューブ端部より露出する前記ワイヤハーネスW/Hの電線15が、一列に水平に並列させられた状態で前記電線保持用リブ68上に配置される。
【0048】
そして、前記嵌合リブ64がコルゲートチューブ30の図中上面側の谷環部32に嵌合すると共に、一対の前記電線保持用リブ67,67が一列に並列させられた状態のワイヤハーネスW/Hの電線15を上方から押圧するようにして、前記蓋体62を被せた後、図9に示したように、前記ロック孔71に前記ロック片70を係合させてクリップ本体63と蓋体62を閉じたロック状態に係止する。
【0049】
これにより、前記クリップ本体63及び前記蓋体62の両内壁にそれぞれ突設された嵌合リブ64,65から成るチューブ固定部66が、図10に示したように、前記コルゲートチューブ30の外周面に連続形成された突条部33と突条部33の間の谷環部32に嵌合することよって、軸線方向に沿って位置ズレを生じることなくコルゲートチューブ30を強固に嵌合挟持できる。
【0050】
また、前記クリップ本体63及び前記蓋体62の各内壁面に突設された複数の電線保持用リブ67,68から成る電線保持部69が、図10に示したように、前記ワイヤハーネスW/Hを上下に屈曲させた状態で蛇行状に確実に挟持できる。
即ち、前記コルゲートチューブ用クリップ61が、前記チューブ固定部66によりコルゲートチューブ30に対して位置決め固定されると共に、前記電線保持部69によりワイヤハーネスW/Hに対して位置決め固定されることにより、該コルゲートチューブ30がワイヤハーネスW/H上の所定位置に確実に位置決め固定される。
従って、本第3実施形態のコルゲートチューブ用クリップ61は、上記第1実施形態のコルゲートチューブ用クリップ1と同様の作用効果を有する。
【0051】
更に、本第3実施形態のコルゲートチューブ用クリップ61は、前記クリップ本体63及び前記蓋体62に、前記コルゲートチューブ30の端部外周面(突条部33の外周面)との干渉を避けるための開口73,74がそれぞれ設けられており、閉じたロック状態のクリップ本体62及び蓋体63の高さ寸法Hが、前記コルゲートチューブ30の外径Dと略等しく形成されている。
そこで、コルゲートチューブ用クリップ61は、高さ寸法を前記クリップ本体63及び前記蓋体62の各内壁の厚み分だけ低くでき、上記第1実施形態のコルゲートチューブ用クリップ1よりも小型化が可能となる。
【0052】
また、クリップ本体63と蓋体62を閉じたロック状態とした後も、前記開口73,74から、前記チューブ固定部66に嵌合挟持された前記コルゲートチューブ30の端部外周面の位置を目視確認できる。
そこで、前記コルゲートチューブ30の端部に対する前記チューブ固定部66の嵌合挟持状態の確認が容易となり、該コルゲートチューブ30の端部をチューブ固定部66の所定位置に確実に固定できる。従って、コルゲートチューブ30は、ワイヤハーネスW/H上の所定位置に確実、且つ容易に位置決め固定される。
【0053】
なお、上述各実施形態のコルゲートチューブ用クリップでは、コルゲートチューブを電線群上の所定位置に位置決め固定できるだけであったが、例えばクリップ本体の外底面上にアンカ部を突設して、該アンカ部をパネル等の被取付体に穿設した係止穴に挿入係止させることにより、ワイヤハーネス等の電線束を挿通保持した状態のコルゲートチューブを被取付体に固着させることもできる。
【0054】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のコルゲートチューブ用クリップによれば、電線群の電線を屈曲させた状態で蛇行状に挟持する電線保持部と、コルゲートチューブを嵌合挟持するチューブ固定部とが、相互にヒンジを介して開閉自在に連結されたクリップ本体と蓋体とで一体形成されているので、それぞれ電線及びコルゲートチューブを挟持した状態でこれらクリップ本体と蓋体の開閉端を閉じたロック状態とする簡単な操作だけで、電線群を挿通させたコルゲートチューブを電線群上の所定位置に位置決め固定できる。
【0055】
そこで、人手でテープ巻きしてコルゲートチューブを所定位置に位置決め固定する場合のような手間と労力を要しない。
また、前記電線保持部は、前記電線群の電線を一列に並列させ屈曲させた状態で蛇行状に挟持するので、電線本数に関わらず電線群に対して確実に挟持固定することができ、高い汎用性を有することができる。
従って、簡単な操作でコルゲートチューブを電線群上の所定位置に位置決め固定できると共に、いずれの太さの電線群にも適用できる安価なコルゲートチューブ用クリップを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るコルゲートチューブ用クリップの使用状態を説明する為の斜視図である。
【図2】図1に示したコルゲートチューブ用クリップの使用状態を説明する為の斜視図である。
【図3】図1に示したコルゲートチューブ用クリップの使用状態を説明する為の斜視図である。
【図4】図3に示したコルゲートチューブ用クリップの縦断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係るコルゲートチューブ用クリップの斜視図である。
【図6】図5に示したコルゲートチューブ用クリップの使用状態を説明する為の水平断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係るコルゲートチューブ用クリップの使用状態を説明する為の斜視図である。
【図8】図7に示したコルゲートチューブ用クリップの使用状態を説明する為の斜視図である。
【図9】図7に示したコルゲートチューブ用クリップの使用状態を説明する為の斜視図である。
【図10】図9に示したコルゲートチューブ用クリップの縦断面図である。
【図11】従来方法によるコルゲートチューブの端末処理部を示す斜視図である。
【図12】従来のコルゲートチューブの端末係止具を示す説明図である。
【符号の説明】
1 コルゲートチューブ用クリップ
2 蓋体
3 クランプ本体
4 嵌合リブ(嵌合突起)
5 嵌合リブ(嵌合突起)
6 チューブ固定部
7 電線保持用リブ
8 電線保持用リブ
9 電線保持部
10 係止突起
11 ロック片
15 電線
30 コルゲートチューブ
32 谷環部
33 突条部
W/H ワイヤハーネス(電線束)
Claims (3)
- 電線群を挿通したコルゲートチューブを該電線群の所定位置に位置決め固定する為のコルゲートチューブ用クリップであって、
前記コルゲートチューブの端部外周面を嵌合挟持するチューブ固定部と、チューブ端部より露出する前記電線群の電線を一列に並列させ屈曲させた状態で蛇行状に挟持する電線保持部とが、相互にヒンジを介して開閉自在に連結されたクリップ本体と蓋体とで一体形成されると共に、これらクリップ本体と蓋体の開閉端には相互を閉じたロック状態に係止可能なロック手段を有することを特徴とするコルゲートチューブ用クリップ。 - 前記チューブ固定部が、前記コルゲートチューブの外周面に連続形成された突条部と突条部の間に嵌合するべく、前記クリップ本体及び前記蓋体の少なくとも一方の内壁面に突設された嵌合突起から成り、
前記電線保持部が、前記電線群を屈曲させた状態で蛇行状に挟持するべく、前記クリップ本体及び前記蓋体の各内壁面に前記電線群の長手方向に沿って互い違いに突設された複数の電線保持用リブから成ることを特徴とする請求項1に記載のコルゲートチューブ用クリップ。 - 前記チューブ固定部に嵌合挟持された前記コルゲートチューブの端部外周面との干渉を避けるための開口が、前記クリップ本体及び前記蓋体に設けられており、閉じたロック状態のクリップ本体及び蓋体の高さ寸法が、前記コルゲートチューブの外径と略等しく形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のコルゲートチューブ用クリップ。
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