JP3728357B2 - エレベーターの弱者運転装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、車いす使用者、視力障害者等の弱者が使用するエレベーターの運転装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、車いす使用者、視覚障害者等の弱者でも、単独で容易にエレベーターが利用できるように種々の配慮がされている。
すなわち、乗場には一般乗場ボタンの外に専用乗場ボタンが、かご内には一般行先ボタンの外に専用行先ボタンが設置される。そして、専用乗場ボタンが操作されると弱者乗場呼びが登録され、専用行先ボタンが操作されると弱者行先呼びが登録される。これらの弱者呼びが登録されると、かごが着床したとき戸の開閉速度を遅くしたり、戸の開放時間を長くしたりして、弱者の乗降が楽にできるような弱者運転が行われる。
【0003】
一方、エレベーターの運転中、緊急事態又は異常事態が発生すると、かごは最寄り階に停止して再起動を中止するか、又はあらかじめ定められた階に帰着して運転休止する。特開昭58−135071号公報には、弱者運転中、弱者行先呼び登録階(以下弱者行先階という)以外の階に停止後再起動不能となる状態が発生しても、上記のように弱者専用運転して、弱者の乗降を容易にすることが提案されている。
【0004】
この場合、停止後再起動不能となる状態が発生したときの対策は示されているが、かご走行中の異常事態については何も示されていない。この走行中の異常事態の対応については、通常次のように処理される。
【0005】
(1) 故障・・かごは階間に停止するが、停止後走行の続行可能かを確認し、確認されれば低速運転により最寄り階まで走行させる。
(2) 停電・・かごは階間に停止するが、復電後低速運転により最寄り階まで走行させる。
(3) 地震・・地震の規模にかかわらずかごは最寄り階に停止し、再起動不能とする。
(4) 火災・・かごの避難階へ直行させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のエレベーターの弱者運転装置では、弱者運転中に各種異常事態が発生すると、かごを最寄り階又は避難階へ走行させるようにしているため、弱者は希望の行先階へ行くことができない、弱者が降車するのに不適当な階での降車を強いられる等の問題点がある。
【0007】
この発明は上記問題点を解消するためになされたもので、弱者運転中異常事態が発生したとき、弱者をその降車に適した階へ運ぶことができるようにしたエレベーターの弱者運転装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1発明に係るエレベーターの弱者運転装置は、異常発生時に救出階へ救出運転するエレベーターにおいて、弱者運転中に異常停止が発生すると救出階を変更し、この変更される救出階を、弱者が操作した行先ボタンが示す弱者行先階としたものである。
【0009】
また、第2発明に係るエレベーターの弱者運転装置は、異常発生時に救出階へ救出運転するエレベーターにおいて、弱者運転中に故障又は停電が発生してこれが復旧した後、かごの走行距離に制限のない場合には、弱者行先階を救出階として選択するようにしたものである。
【0010】
また、第3発明に係るエレベーターの弱者運転装置は、第2発明のものにおいて、弱者運転中地震が発生してこれが収束した後かごの走行可能な方向で、かつ弱者行先階及び弱者降車階の内走行距離の短い方を救出階として選択するようにしたものである。
【0011】
また、第4発明に係るエレベーターの弱者運転装置は、地震発生時に最寄り階に停止するエレベーターにおいて、弱者運転中に停止した最寄り階が弱者行先階又は弱者降車階であれば戸開し、上記両階のいずれでもなければかごの走行可能な方向で上記両階のいずれか近い階まで走行させて戸開するようにしたものである。
【0012】
また、第5発明に係るエレベーターの弱者運転装置は、第1〜第4発明のものにおいて、弱者救出運転中、弱者対応の案内事項を報知するようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図4はこの発明の第1〜第5発明の一実施の形態を示す図で、図1は全体構成図、図2はブロック線図、図3及び図4は動作フローチャートである。
【0014】
図1において、Aは身体障害者等の弱者が専用の行先ボタンを操作して行先階の呼びが登録されているかを検出する弱者運転検出手段、Bは上記登録された行先階を記憶する行先階記憶手段、Cは弱者運転しているかごが異常停止した原因を検出する異常停止検出手段で、異常停止していなければ平常運転継続手段Dで平常運転を継続し、再度弱者運転検出手段Aへ戻る。
【0015】
Eは異常停止検出手段Cで異常停止が検出されると、異常原因に対応した救出運転をする救出運転手段、Fは上記救出運転による救出階が弱者行先階記憶手段Bで記憶した弱者行先階と一致するかを調べ、一致しなければ救出運転手段Eに対して救出階を弱者行先階に変更する指令を出す弱者救出運転指令手段、Gは弱者が停止後に安全に降車できる階をあらかじめ設定する弱者降車階設定手段で、弱者救出運転指令手段Fは異常停止発生時に救出運転で弱者行先階まで走行不能な場合、又は弱者行先階よりも弱者降車階の方が近い場合、若しくは安全に救出できる場合には救出階を弱者降車階に変更する指令を出すこともできる。
【0016】
Hは弱者行先階及び弱者降車階のいずれの階に救出運転するかを選択する救出階選択手段、Iは救出運転を弱者の利用によって平常時と変更することに伴って、弱者に対応した内容を報知する弱者報知手段である。
【0017】
図2において、+はエレベーター制御用正電源、1a〜1nはそれぞれかご内に設けられた弱者(車いす使用者、視覚障害者等)用の1階〜n階の行先ボタン、2はかごが走行中閉成する走行リレー接点、3はかごが階床のレベル(戸開閉可能区間)に停止すると閉成するレベル停止検出リレー接点、4はエレベーターが故障すると閉成する故障検出リレー接点、5は動力電源が停電し、その後復電すると閉成する停電回復検出リレー接点である。
【0018】
6は地震が検出されると閉成する地震検出リレー接点(検出震度には高震度、低震度及び特低震度があるが、図では1個の接点で示してある)、7は火災が検出されると閉成する火災検出リレー接点、8は制御盤で、CPU9、ROM10、電気的消去可能なEROM11、RAM12、入力インタフェース13及び出力インタフェース14を有している。
【0019】
入力インタフェース13には1階〜n階の行先ボタン1a〜1n、走行リレー接点2、レベル停止検出リレー接点3、故障検出リレー接点4、停電回復検出リレー接点5、地震検出リレー接点6及び火災検出リレー接点7が接続されている。15はかごを運転する電動機(図示しない)を駆動する駆動装置、16は聴覚又は視覚報知(聴覚報知が望ましい)する報知器で、いずれも出力インタフェース14に接続されている。
【0020】
次に、この実施の形態の動作を図3及び図4によって説明する。なお、このフローチャートのプログラムはROM10に記憶されている。
ステップS1で行先ボタン1a〜1nの情報から弱者行先呼び(図では車いす行先呼びとして表記)があるかを判断し、弱者行先呼びがないと判断すると、ステップS2へ進んで健常者用の平常運転を継続する。弱者行先呼びがあればステップS3で車いす行先呼びをROM10に記憶する。これで、かごは弱者運転に移行する。
【0021】
ステップS4で故障検出リレー接点4及び走行リレー接点2の情報からかごが異常停止したかを判断する。異常停止していなければ、ステップS2へ進み弱者用の平常運転を継続する。異常停止していれば、ステップS5で故障検出リレー接点4の情報から、故障による停止かを判断する。故障による停止でなければ、ステップS6で停電回復検出リレー接点5の情報から、停電により停止し、その後復電したかを判断し、停電停止でなければ、図4のステップS21へ進む。
【0022】
ステップS5で故障による停止、又はステップS6で停電による停止後復電が判断されるとステップS7へ進み、レベル停止検出リレー接点3の情報から、かごが階床のレベルに停止しているかを判断する。階床のレベルに停止していない、すなわち階間に停止していれば、ステップS8へ進み、ステップS3で記憶した弱者行先階まで走行可能であるかを判断する。走行可能と判断するとステップS9へ進み、弱者行先階まで低速で走行する。そして、ステップS10で弱者行先階で弱者に対応した戸開閉サービスをする。例えば、着床誤差が小さくなってから戸開したり、戸開閉速度を遅くしたり、戸開放時間を長くしたりする。
【0023】
次に、ステップS8で弱者行先階まで走行不能であると判断するとステップS11へ進み、弱者の降車に対して配慮されている弱者降車階まで走行可能であるかを判断する。走行可能と判断するとステップS12へ進み、弱者降車階まで低速で走行する。そして、ステップS13でステップS10と同様に弱者に対応した戸開閉サービスをする。同時に、報知器16を通じて弱者行先階とは異なる階に停止したことを報知する。
【0024】
ステップS11で弱者降車階まで走行不能であると判断すると、ステップS14へ進み、最寄り階まで低速で走行する。そして、ステップS15でステップS13と同様に弱者に対応した戸開閉サービスをするとともに、弱者行先階とは異なる階に停止したことを報知する。
次に、ステップS7でかごが階床のレベルに停止していると判断すると、ステップS16で戸開をせず、ステップS17でその停止階は弱者行先階かを判断する。弱者行先階であればステップS10へ進む。
【0025】
ステップS17でその停止階が弱者行先階でないと判断するとステップS18へ進み、その停止階は弱者降車階かを判断する。弱者降車階であればステップS13へ進み、弱者降車階でなければステップS8へ進む。
【0026】
次に、ステップS6からステップS21へ進んだときは、ステップS21で地震検出リレー接点6の情報から、高震度地震感知器(以下高地震感知器という)が動作したかを判断する。高地震感知器が動作していればステップS22へ進み、報知器16を通じて異常発生による停止のため救出まで待つように報知する。ステップS21で高地震感知器は動作していないと判断するとステップS23へ進み、低震度地震感知器又は特低震度地震感知器が動作したかを判断し、動作していなければステップS22へ進み、動作していればステップS24へ進む。
【0027】
なお、ステップS4での異常停止は、地震の場合は最寄り階停止となるが、ステップS24では戸開せず、ステップS25で最寄り階は弱者行先階か弱者降車階のいすれかの階であるかを判断する。上記両階のいずれでもないと判断すると、ステップS26へ進み、運転可能な方向で弱者行先階又は弱者降車階の近い階まで低速で走行する。そして、ステップS27で弱者対応の案内事項を報知し、弱者対応の戸開閉サービスをするとともに、弱者降車階の場合には、弱者行先階と異なる階に停止したことを報知する。また、ステップS25で上記両階の一方であると判断するとステップS27へ飛ぶ。
【0028】
ここで、ステップS1は弱者運転検出手段Aを、ステップS3は弱者行先階記憶手段Bを、ステップS4は異常停止検出手段Cを、ステップS8,S11,S26は救出階選択手段Hを、ステップS7,S17,S18,S25は弱者救出運転指令手段Fを、ステップS9,S10,S12,S14は救出運転手段Eを、ステップS13,S15,S27は弱者報知手段Iを構成している。
【0029】
このようにして、弱者運転中異常停止が発生すると救出階を変更又は選択して弱者行先階又は弱者降車階に走行させるようにしている。救出階が一般の階床であると、降車時弱者に対する設備など降車条件が整っていない可能性があるが、弱者行先階にはその条件が整っていると推定できる。また、弱者降車階はあらかじめ弱者降車条件が整っている階を設定することができる。したがって、いずれの場合も弱者を降車に適した階に運ぶことが可能となる。
【0030】
また、弱者がその行先階以外の階に降車させられると、再度希望階に向かうための操作が必要となる。もし、弱者用のエレベーターが1台しかなく、救出後再起動不能であれば、その救出階からの移動が全く不可能になってしまう。そのため、可能な限り弱者行先階まで走行させて救出させるようにしている。また、例えば視覚障害者は、異常停止した場合の状況を理解できず、また行先階とは異なる階に運ばれてそれが理解できないときには非常に不安を覚える。そのため、弱者運転中異常停止し、これを救出運転したとき、弱者に理解できるように報知することで不安感を緩和している。
【0031】
実施の形態2.
図5はこの発明の他の実施の形態を示す図で、図4に相当する動作フローチャートである。なお、図1〜図3は実施の形態2にも共用する。
次に、この実施の形態の動作を説明する。
図3のステップS6で停電による停止ではないと判断すると、ステップS31へ進み、地震検出リレー接点6の情報から地震感知器が動作したかを判断する。
【0032】
地震による停止でなければステップS32へ進み、火災検出リレー接点7の情報から火災が発生し、かごを避難階まで回送して停止したかを判断する。火災発生によるものでないと判断するとステップS33で異常停止のため救出まで待つように報知する。火災発生による避難階での停止であれば、ステップS34へ進み、避難階で弱者に対応した戸開閉サービスをする。そして、ステップS35で火災発生により避難階へ回送したことを報知する。
【0033】
ステップS31で地震感知器が動作したと判断すると、ステップS36でかごが階床のレベルに停止しているかを判断する。階床のレベルに停止していなければステップS33へ進み、階床のレベルに停止していればステップS37へ進む。ステップS37で弱者対応の案内事項を報知し、弱者対応の戸開閉サービスをする。ステップS38で停止階は弱者行先階であるかを判断し、弱者行先階でなければ、ステップS39で地震のため行先階と異なる階に停止したことを報知してステップS40へ進む。また、弱者行先階であれば、ステップS40へ飛ぶ。
【0034】
ステップS40で地震検出リレー接点6の情報から、特低地震感知器が動作したかを判断する。特低地震が感知されていれば、ステップS41で地震感知器がリセットされたら平常運転に戻ることを報知する。また、特低地震が感知されていなければ、ステップS42でこの停止階で運行を中止することを報知する。ここで、ステップS35及びステップS39は弱者報知手段を構成している。
【0035】
このようにして、地震時弱者行先階と異なる階に停止したときは、その旨を報知して弱者に注意を与えるようにしている。また、火災発生時避難階まで回送させたときも、その旨を報知して弱者に注意を与えるようにしている。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したとおりこの発明の第1発明では、弱者運転中に異常停止が発生すると救出階を変更し、この変更される救出階を弱者行先階としたため、異常発生時に弱者に対する設備など降車条件が整っている可能性のある階で弱者を降車させることができる。
【0037】
また、第2発明では、弱者運転中に故障又は停電が発生してこれらが復旧した後、かごの走行距離に制限のない場合には、弱者行先階を救出階として選択するようにしたため、弱者が一般階に降車を強いられて、再度行先階へ向かうための操作が必要になるという不便をなくすことができる。
【0038】
また、第3発明では、弱者運転中に地震が発生してこれが収束した後かごの走行可能な方向で、かつ弱者行先階及び弱者降車階の内走行距離の短い方を救出階として選択するようにしたため、弱者の降車に適する階へ早く弱者を運ぶことができる。
【0039】
また、第4発明では、弱者運転中に地震発生により停止した最寄り階が弱者行先階又は弱者降車階であれば戸開し、上記両階のいずれでもなければいずれか近い階まで走行させて戸開するようにしたため、地震発生時弱者を早く救出することができる。
【0040】
また、第5発明では、弱者救出運転中、弱者対応の案内事項を報知するようにしたため、弱者、特に視覚障害者では異常停止の状況が理解できず、行先階と異なる階に運ばれた場合には非常に不安を覚えるが、報知によりこれらの不安を緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す全体構成図。
【図2】 この発明の実施の形態1を示すブロック線図。
【図3】 この発明の実施の形態1を示す動作フローチャート。
【図4】 図3の続きを示す動作フローチャート。
【図5】 この発明の実施の形態2を示す動作フローチャート。
【符号の説明】
A 弱者運転検出手段、B 弱者行先階記憶手段、C 異常停止検出手段、E 救出運転手段、F 弱者救出運転指令手段、G 弱者降車階設定手段、H 救出階選択手段、I 弱者報知手段、1a〜1n 1階〜n階の弱者用行先ボタン、2 走行リレー接点、3 レベル停止検出リレー接点、4 故障検出リレー接点、5 停電回復検出リレー接点、6 地震検出リレー接点、7 火災検出リレー接点、S1 弱者運転検出手段、S3 弱者行先階記憶手段、S4 異常停止検出手段、S8,S11,S26 救出階選択手段、S7,S17,S18,S25 弱者救出運転指令手段、S9,S10,S12,S14 救出運転手段、S13,S15,S27,S35,S39 弱者報知手段。
Claims (5)
- かごの運転中異常が発生すると上記運転を停止させ、その後上記かごを所定の救出階へ救出運転させる装置において、身体障害者等の弱者が専用の行先ボタンの操作により運転していることを検出する弱者運転検出手段と、この弱者運転検出手段の動作中上記異常停止が発生すると上記救出階を変更する弱者救出運転指令手段とを備え、この弱者救出運転指令手段により変更される救出階を、弱者が操作した行先ボタンが示す弱者行先階としたことを特徴とするエレベーターの弱者運転装置。
- かごの運転中異常が発生すると上記運転を停止させ、その後上記かごを所定の救出階へ救出運転させる装置において、身体障害者等の弱者が専用の行先ボタンの操作により運転していることを検出する弱者運転検出手段と、この弱者運転検出手段の動作中上記異常停止が発生すると上記異常の内容に応じて上記救出階を選択する救出階選択手段とを備え、この救出階選択手段を、上記弱者運転検出手段の動作中故障又は停電が発生してこれらが復旧した後、かごの走行距離に制限のない場合には、弱者が操作した行先ボタンが示す弱者行先階を救出階として選択するように構成したことたことを特徴とするエレベーターの弱者運転装置。
- 救出階選択手段を、弱者運転検出手段の動作中地震が発生してこれが収束した後かごの走行可能な方向で、かつ弱者が操作した行先ボタンが示す弱者行先階及びあらかじめ設定された弱者降車階の内走行距離の短い方を救出階として選択するように構成したことを特徴とする請求項2記載のエレベーターの弱者運転装置。
- かごの運転中地震が発生すると上記かごを最寄り階に停止させ戸開を阻止する装置において、身体障害者等の弱者が専用の行先ボタンの操作により運転していることを検出する弱者運転検出手段と、この弱者運転検出手段の動作中上記地震により停止した最寄り階が上記弱者が操作した行先ボタンの示す弱者行先階又はあらかじめ設定された弱者降車階であれば戸開し、上記両階のいずれでもなければ上記かごの走行可能な方向で上記両階のいずれか近い階まで走行させて戸開する救出運転手段とを備えたことを特徴とするエレベーターの弱者運転装置。
- 弱者救出運転中、弱者対応の案内事項を報知する弱者報知手段を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項4記載のエレベーターの弱者運転装置。
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