JP3723141B2

JP3723141B2 - Small planing boat

Info

Publication number: JP3723141B2
Application number: JP2002065812A
Authority: JP
Inventors: 泰章矢田貝; 高明内野
Original assignee: Suzuki Motor Co Ltd
Current assignee: Suzuki Motor Co Ltd
Priority date: 2002-03-11
Filing date: 2002-03-11
Publication date: 2005-12-07
Anticipated expiration: 2018-12-24
Also published as: JP2002285814A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型滑走艇に関する。
【０００２】
【従来の技術】
４サイクルエンジンは、内部の機関を潤滑するためにエンジン内下部に潤滑オイルが溜まっている。４サイクルエンジンを搭載した小型滑走艇の場合、転覆等によってエンジンが反転することによりこの潤滑オイルがエンジン上部の燃焼室に入り込むいわゆるオイル上がりが発生する虞があり、このオイル上がりを軽減するためにドライサンプ方式の潤滑方法を採用する場合が多い。
【０００３】
ドライサンプ方式の潤滑方法とはエンジン内下部に溜まった潤滑オイルを回収用のオイルポンプで常時吸い上げ、エンジンとは別体に設けられたオイルタンクにこの潤滑オイルを貯留させた後、この潤滑オイルを送出し用のオイルポンプで吸い出してエンジン各部に圧送する方式である。
【０００４】
エンジンが収容される艇内のエンジンルームは狭くスペースが限られているため、オイルタンクの設置場所に考慮が必要である。一般には、例えば特開平７−２３７５８７号公報に示すように、オイルタンクはカップリングの上方やマグネトの上面、シリンダの端面等、エンジンルーム内の船体側にエンジンとは別体に設置されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、エンジンはその形状によりエンジンルーム内に多くのデッドスペースを形成しているが、上述したオイルタンクの設置場所では必ずしもスペースを有効に利用しているとはいえない。
【０００６】
また、上述したオイルタンクの設置場所ではオイルタンクとオイルポンプとの距離が離れているため、これらを長いホースで連結しなければならないが、長いホースは管内抵抗を増やし、オイルポンプの性能低下を招いてしまう。
【０００７】
さらに、オイルタンクをエンジンルーム内にエンジンとは別体に設置すれば、重量の嵩むオイルタンクや長いホース等が邪魔となってエンジンの離脱性や整備性、点検作業性も悪くなる。
【０００８】
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、エンジンルーム内のスペースを有効に利用すると共に、エンジンの整備性等の向上を図った小型滑走艇を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る小型滑走艇は、上述した課題を解決するために、請求項１に記載したように、クランクケース内に配置されたクランクシャフトの出力を、このクランクシャフトと平行に配置されたドライブシャフトを介して取出すと共に、ドライサンプ式の潤滑方式を採用し、シリンダを船体の進行方向軸に沿って並設したシリンダブロックを有するエンジンを搭載した小型滑走艇において、オイルタンクを上記エンジンのクランクケースに固定して一体化すると共に、上記オイルタンクと上記エンジンとを平面視で上記船体の進行方向軸に沿って延びるオイルホースで接続したものである。
【００１０】
また、上述した課題を解決するために、本発明に係る小型滑走艇は、請求項２に記載したように、前記エンジン５は船体の進行方向軸１０に沿って並設されたシリンダブロックを備え、上記エンジン５の平面視における船体幅方向のエンジン幅内に上記オイルホース３７を配置したものである。
【００１１】
さらに、上述した課題を解決するために、請求項３に記載したように、上記船体の進行方向軸に沿って延びる上記エンジンの平面視における上記クランクケースの幅内に上記オイルホースを配置したものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【００１３】
図１は、この発明を適用した小型滑走艇の一例を示す左側面図であり、その一部を破砕して示す。また、図２は図１に示す滑走艇の平面図であり、図１同様その一部を破砕して示す。
【００１４】
図１および図２に示すように、この小型滑走艇１は、船体の中央上部にハンドルバー２を備え、その後方に跨座式のシート３が設けられる。また、船体内にはエンジンルーム４が形成され、エンジン５や熱交換器６、消音器７や燃料タンク８等が収納される。
【００１５】
エンジン５の後部からはインペラシャフト９が後方に向かって船体の進行方向軸１０と平行に延び、船底に設けられたジェットポンプ１１内に挿通してその後端部に図示しないインペラが設けられる。また、ジェットポンプ１１の後部にはジェットノズル１２が設けられ、船体の最後部に突出する。
【００１６】
エンジン５が作動してインペラシャフト９が回転すると、インペラの作用によって船底の水がジェットポンプ１１に船底から吸入されてジェットノズル１２から後方に向かって噴射される。そして、この噴射の反動で小型滑走艇１が前進する。また、ジェットノズル１２はハンドルバー２の操作により左右に回動し、小型滑走艇１の進行方向を任意に変更可能とする。
【００１７】
図３は図２のＩＩＩ矢視図であり、エンジン５を前方から眺めた状態を示す。また、図４はエンジン５単体の左側面図である。図１〜図４に示すように、このエンジン５は直列四気筒エンジンであり、上下に分割可能なクランクケース１３の上面に図示しないシリンダが船体の進行方向軸１０に沿って並設されたシリンダブロック１４が載置される。
【００１８】
シリンダブロック１４の、船体の進行方向に向かって左側には吸気装置１５が配置されると共に、向かって右側には排気装置１６が配置され、この排気装置１６に前記消音器７が接続される。また、クランクケース１３の近傍にはオイルタンク１７が配置される。
【００１９】
図５は、クランクケース１３の左側面図であり、オイルタンク１７が取り外された状態を示す。また、図６は図５のＶＩ−ＶＩ線に沿う断面図である。さらに、図７はオイルタンク１７単体の平面図であり、図８は同オイルタンク１７の左側面図である。
【００２０】
図６に示すように、クランクケース１３内にはクランクシャフト１８が配置される。クランクシャフト１８は、上下に分割されるクランクケース１３の割面１９上に配置され、船体の進行方向軸１０と平行に延びる。また、クランクケース１３内にはクランクシャフト１８よりその長さが短いドライブシャフト２０がクランクケース１３の割面１９より離れた位置、例えば下方にクランクシャフト１８と平行に配置される。そして、このドライブシャフト２０の出力端、本実施形態においては後端に前記インペラシャフト９が接続される。
【００２１】
クランクシャフト１８の後端にはドライブギヤ２１が設けられる。また、ドライブシャフト２０のほぼ中間にはドリブンギヤ２２が設けられる。そして、ドライブギヤ２１とドリブンギヤ２２とが作動連結することによりクランクシャフト１８の回転力がドリブンギヤ２２に伝達される。なお、本実施形態においては、ドリブンギヤ２２はドライブギヤ２１より大径で且つ歯数が多く設定され、クランクシャフト１８の回転数は減速されてドライブシャフト２０に伝達される。
【００２２】
クランクシャフト１８より長さの短いドライブシャフト２０をクランクシャフト１８と平行に配置し、クランクシャフト１８の後端とドライブシャフト２０の中間とを２１，２２で連結することにより、クランクケース１３はそのドライブシャフト２０の収納部２３が側方に張り出してその平面外形が図６に示すようなＬ字状に形成される。そして、クランクケース１３の側面とドライブシャフト２０の収納部２３とで囲まれたスペース、すなわち船体の進行方向に向かって前方左側に形成されるスペースにエンジン５とは別体のオイルタンク１７が配置される。
【００２３】
ところで、このエンジン５はドライサンプ式の潤滑方式を採用するため上述したようにオイルタンク１７をエンジン５とは別体に備え、ドライブシャフト２０の収納部２３内にエンジン５内下部に溜まる潤滑オイルを回収し、オイルタンク１７に送り込む回収用オイルポンプ２４およびオイルタンク１７内の潤滑オイルをエンジン５各部に圧送する送出し用オイルポンプ２５を備える。
【００２４】
これらのオイルポンプは二軸連動式のものであって、両オイルポンプ２４，２５の軸のうち、一方の軸２６は上記ドライブシャフト２０の出力端とは反対側、すなわち前端に連結される。また、他方の軸２７端には冷却水循環用のウォータポンプ２８が連結される。すなわち、ドライブシャフト２０が回転すると両オイルポンプ２４，２５が駆動され、さらにウォータポンプ２８も同時に駆動される。
【００２５】
図７および図８に示すように、オイルタンク１７の上部には潤滑オイルの回収口２９が、またオイルタンク１７の下部には潤滑オイルの送出し口３０がそれぞれ設けられる。さらに、オイルタンク１７には複数個の取付用フランジ３１が形成される。
【００２６】
一方、図５に示すように、クランクケース１３にはオイルタンク１７の取付用ボス３２が設けられ、オイルタンク１７はクランクケース１３に図示しないボルト等で直接固定され一体化される。
【００２７】
また、図４に示すように、クランクケース１３の下方には送出し用オイルポンプ２５に繋がるオイルパン３３が形成され、このオイルパン３３にはオイルタンク１７に隣接して潤滑オイルの取入口３４が形成される。そして、この取入口３４とオイルタンク１７の送出し口３０とがオイルホース３５によって接続される。
【００２８】
さらに、クランクケース１３の上面にはオイルタンク１７に隣接してクランクケース１３内の回収用オイルポンプ２４に繋がる潤滑オイル吐出口３６が形成され、この吐出口３６とオイルタンク１７の回収口２９とがオイルホース３７によって接続される。
【００２９】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【００３０】
エンジン５が始動すると、クランクシャフト１８の回転はドライブシャフト２０に伝達されてインペラシャフト９が回転されると共に、回収用オイルポンプ２４および送出し用オイルポンプ２５、そしてウォータポンプ２８が駆動される。
【００３１】
オイルタンク１７内の潤滑オイルはオイルタンク１７下部の潤滑オイル送出し口３０からオイルパン３３の潤滑オイル取入口３４を経て送出し用オイルポンプ２５によってエンジン５各部に圧送される。エンジン５各部を潤滑した潤滑オイルは回収用オイルポンプ２４によってクランクケース１３上面の潤滑オイル吐出口３６からオイルタンク１７上部の潤滑オイル回収口２９を経てオイルタンク１７内に回収される。
【００３２】
クランクケース１３を平面視Ｌ字状に形成し、それによって生じたスペースにオイルタンク１７を配置したことにより、デッドスペースが有効に利用できてエンジン５がコンパクト化し、エンジンルーム４が広く使える。
【００３３】
また、オイルタンク１７をクランクケース１３に直接固定したことにより、オイルタンク１７がエンジン５に一体化し、エンジン５の離脱性や整備性、点検作業性が向上すると共に、従来オイルタンク１７を船体側に取り付けるために必要だったブラケット類が不要となって部品点数の削減が可能となる。
【００３４】
さらに、オイルタンク１７をエンジン５と一体化し、オイルタンク１７に隣接してエンジン５側に潤滑オイルの取入口３４および吐出口３６を形成したことにより、潤滑オイルの取入口３４および吐出口３６とオイルタンク１７とを接続するオイルホース３５，３７の長さを短くできる。その結果、管内抵抗を低減させることができて潤滑オイルの流量を容易に確保できると共に、重量やコストの低減を図ることができる。
【００３５】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る小型滑走艇によれば、エンジンがコンパクト化できると共に、整備性等が向上し、オイルタンクを船体側に取り付けるためのブラケット類も不要になる。
【００３６】
さらに、オイルタンクとオイルポンプとを連結するホースが短くなって管内抵抗を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る小型滑走艇の一実施形態を示す小型滑走艇の左側面図。
【図２】図１に示す滑走艇の平面図。
【図３】図２のＩＩＩ矢視図。
【図４】エンジン単体の左側面図。
【図５】クランクケースの左側面図。
【図６】図５のＶＩ−ＶＩ線に沿う断面図。
【図７】オイルタンクの平面図。
【図８】同オイルタンクの左側面図。
【符号の説明】
１小型滑走艇
５エンジン
１３クランクケース
１７オイルタンク
１８クランクシャフト
２０ドライブシャフト
２３ドライブシャフトの収納部
２４回収用オイルポンプ
２５送出し用オイルポンプ
２９潤滑オイルの回収口
３０潤滑オイルの送出し口
３１取付用フランジ
３２取付用ボス
３４潤滑オイルの取入口
３５，３７オイルホース
３６潤滑オイルの吐出口[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a personal watercraft.
[0002]
[Prior art]
In the four-cycle engine, lubricating oil is accumulated in the lower part of the engine in order to lubricate the internal engine. In the case of a small planing boat equipped with a 4-cycle engine, there is a risk that the lubricating oil will enter the combustion chamber at the top of the engine by reversing the engine due to overturning, etc. In order to reduce this oil rising In many cases, dry sump lubrication is used.
[0003]
The dry sump type lubrication method is that the lubricating oil collected in the lower part of the engine is always sucked up by a recovery oil pump, and this lubricating oil is stored in an oil tank provided separately from the engine. It is a system that sucks out with an oil pump for delivery and pumps it to each part of the engine.
[0004]
Since the engine room in the boat that houses the engine is narrow and space is limited, it is necessary to consider the installation location of the oil tank. Generally, as shown in, for example, Japanese Patent Laid-Open No. 7-237487, the oil tank is installed separately from the engine on the hull side in the engine room, such as above the coupling, the upper surface of the magnet, and the end surface of the cylinder. .
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the engine forms a lot of dead space in the engine room due to its shape, but it cannot always be said that the space is effectively used at the location where the oil tank is installed.
[0006]
Also, since the distance between the oil tank and the oil pump is far away at the installation location of the oil tank described above, these must be connected with a long hose, but the long hose increases the resistance in the pipe and reduces the performance of the oil pump. I will invite you.
[0007]
Furthermore, if the oil tank is installed in the engine room separately from the engine, the heavy oil tank, long hose, etc. obstruct the engine detachability, maintainability and inspection workability.
[0008]
The present invention has been made in consideration of the above-described circumstances, and an object thereof is to provide a small planing boat that effectively uses the space in the engine room and improves the maintainability of the engine.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, a personal watercraft according to the present invention is configured to output the output of a crankshaft disposed in a crankcase to a drive disposed in parallel with the crankshaft. In a small planing boat equipped with an engine having a cylinder block that is taken out through a shaft and adopts a dry sump type lubrication system and cylinders are arranged in parallel along the direction of travel of the hull, the oil tank is the crankcase of the engine. The oil tank and the engine are connected by an oil hose extending along the axis of the hull in a plan view .
[0010]
In order to solve the above-described problems, the personal watercraft according to the present invention includes , as described in claim 2, the engine 5 includes a cylinder block arranged in parallel along the traveling direction axis 10 of the hull. it is obtained by arranging the oil hose 37 into the hull width direction of the engine width in plan view of the engine 5.
[0011]
Furthermore, in order to solve the above-described problem, as described in claim 3, the oil hose is disposed within the width of the crankcase in a plan view of the engine extending along the traveling direction axis of the hull. It is.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0013]
FIG. 1 is a left side view showing an example of a small planing boat to which the present invention is applied, and a part thereof is shown in a crushed state. FIG. 2 is a plan view of the personal watercraft shown in FIG.
[0014]
As shown in FIGS. 1 and 2, the personal watercraft 1 includes a handlebar 2 at an upper center portion of a hull, and a straddle-type seat 3 is provided behind the handlebar 2. An engine room 4 is formed in the hull, and an engine 5, a heat exchanger 6, a silencer 7, a fuel tank 8, and the like are accommodated.
[0015]
From the rear part of the engine 5, an impeller shaft 9 extends rearward in parallel with the traveling direction axis 10 of the hull, and is inserted into a jet pump 11 provided at the bottom of the ship, and an impeller (not shown) is provided at the rear end. A jet nozzle 12 is provided at the rear of the jet pump 11 and protrudes to the rearmost part of the hull.
[0016]
When the engine 5 is operated and the impeller shaft 9 rotates, the water on the bottom of the ship is sucked into the jet pump 11 from the bottom of the ship by the action of the impeller and jetted rearward from the jet nozzle 12. And the personal watercraft 1 moves forward by the reaction of this injection. Further, the jet nozzle 12 is rotated to the left and right by the operation of the handle bar 2 so that the traveling direction of the personal watercraft 1 can be arbitrarily changed.
[0017]
FIG. 3 is a view taken in the direction of arrow III in FIG. 2 and shows a state in which the engine 5 is viewed from the front. FIG. 4 is a left side view of the engine 5 alone. As shown in FIGS. 1 to 4, the engine 5 is an in-line four-cylinder engine, and a cylinder (not shown) is arranged in parallel along the traveling direction axis 10 of the hull on the upper surface of a crankcase 13 that can be divided vertically. Block 14 is placed.
[0018]
An intake device 15 is disposed on the left side of the cylinder block 14 in the advancing direction of the hull, and an exhaust device 16 is disposed on the right side of the cylinder block 14. The silencer 7 is connected to the exhaust device 16. An oil tank 17 is disposed in the vicinity of the crankcase 13.
[0019]
FIG. 5 is a left side view of the crankcase 13 and shows a state where the oil tank 17 is removed. 6 is a cross-sectional view taken along line VI-VI in FIG. FIG. 7 is a plan view of the oil tank 17 alone, and FIG. 8 is a left side view of the oil tank 17.
[0020]
As shown in FIG. 6, a crankshaft 18 is disposed in the crankcase 13. The crankshaft 18 is disposed on a split surface 19 of the crankcase 13 that is divided into upper and lower parts, and extends parallel to the traveling direction axis 10 of the hull. In the crankcase 13, a drive shaft 20 whose length is shorter than that of the crankshaft 18 is disposed at a position away from the split surface 19 of the crankcase 13, for example, below and parallel to the crankshaft 18. The impeller shaft 9 is connected to the output end of the drive shaft 20, in this embodiment, the rear end.
[0021]
A drive gear 21 is provided at the rear end of the crankshaft 18. In addition, a driven gear 22 is provided substantially in the middle of the drive shaft 20. The drive gear 21 and the driven gear 22 are operatively connected to transmit the rotational force of the crankshaft 18 to the driven gear 22. In the present embodiment, the driven gear 22 has a larger diameter and a larger number of teeth than the drive gear 21, and the rotational speed of the crankshaft 18 is decelerated and transmitted to the drive shaft 20.
[0022]
The drive shaft 20 having a shorter length than the crankshaft 18 is arranged in parallel with the crankshaft 18, and the rear end of the crankshaft 18 and the middle of the driveshaft 20 are connected by 21 and 22, whereby the crankcase 13 is driven. The storage portion 23 of the shaft 20 projects sideways, and the planar outer shape is formed in an L shape as shown in FIG. An oil tank 17 separate from the engine 5 is disposed in a space surrounded by the side surface of the crankcase 13 and the storage portion 23 of the drive shaft 20, that is, a space formed on the front left side in the traveling direction of the hull. Is done.
[0023]
By the way, since the engine 5 employs a dry sump type lubrication system, the oil tank 17 is provided separately from the engine 5 as described above, and the lubricating oil accumulated in the lower portion of the engine 5 is stored in the storage portion 23 of the drive shaft 20. A recovery oil pump 24 that collects and sends the oil to the oil tank 17 and a delivery oil pump 25 that pressure-feeds the lubricating oil in the oil tank 17 to each part of the engine 5 are provided.
[0024]
These oil pumps are of a two-axis interlocking type, and one of the shafts of the oil pumps 24, 25 is connected to the opposite side of the output end of the drive shaft 20, that is, the front end. Further, a water pump 28 for circulating the cooling water is connected to the other shaft 27 end. That is, when the drive shaft 20 rotates, both the oil pumps 24 and 25 are driven, and the water pump 28 is also driven simultaneously.
[0025]
As shown in FIGS. 7 and 8, a lubricating oil recovery port 29 is provided in the upper part of the oil tank 17, and a lubricating oil delivery port 30 is provided in the lower part of the oil tank 17. Further, a plurality of mounting flanges 31 are formed in the oil tank 17.
[0026]
On the other hand, as shown in FIG. 5, the crankcase 13 is provided with a mounting boss 32 for the oil tank 17, and the oil tank 17 is directly fixed and integrated with the crankcase 13 with a bolt or the like (not shown).
[0027]
As shown in FIG. 4, an oil pan 33 connected to the delivery oil pump 25 is formed below the crankcase 13, and the oil pan 33 is adjacent to the oil tank 17 and has a lubricating oil intake 34. Is formed. The intake port 34 and the delivery port 30 of the oil tank 17 are connected by an oil hose 35.
[0028]
Further, a lubricating oil discharge port 36 connected to the recovery oil pump 24 in the crankcase 13 is formed on the upper surface of the crankcase 13 adjacent to the oil tank 17, and the discharge port 36 and the recovery port 29 of the oil tank 17 are provided. Are connected by an oil hose 37.
[0029]
Next, the operation of this embodiment will be described.
[0030]
When the engine 5 is started, the rotation of the crankshaft 18 is transmitted to the drive shaft 20 to rotate the impeller shaft 9, and the recovery oil pump 24, the delivery oil pump 25, and the water pump 28 are driven.
[0031]
The lubricating oil in the oil tank 17 is pumped from the lubricating oil feed port 30 below the oil tank 17 through the lubricating oil intake port 34 of the oil pan 33 to each part of the engine 5 by the sending oil pump 25. Lubricating oil that has lubricated each part of the engine 5 is collected by the collecting oil pump 24 from the lubricating oil discharge port 36 on the upper surface of the crankcase 13 into the oil tank 17 through the lubricating oil collecting port 29 on the oil tank 17.
[0032]
By forming the crankcase 13 in an L shape in plan view and disposing the oil tank 17 in the space generated by the crankcase 13, the dead space can be used effectively, the engine 5 can be made compact, and the engine room 4 can be used widely.
[0033]
Further, by directly fixing the oil tank 17 to the crankcase 13, the oil tank 17 is integrated with the engine 5, and the detachability, maintenance, and inspection workability of the engine 5 are improved, and the conventional oil tank 17 is installed on the hull side. Brackets that are necessary to attach to the unit are not necessary, and the number of parts can be reduced.
[0034]
Further, the oil tank 17 is integrated with the engine 5, and the lubricating oil intake 34 and discharge port 36 are formed on the engine 5 side adjacent to the oil tank 17. The lengths of the oil hoses 35 and 37 that connect the oil tank 17 can be shortened. As a result, the pipe resistance can be reduced, the flow rate of the lubricating oil can be easily secured, and the weight and cost can be reduced.
[0035]
【The invention's effect】
As described above, according to the personal watercraft according to the present invention, the engine can be made compact, the maintainability and the like are improved, and the brackets for attaching the oil tank to the hull side are not required.
[0036]
Further, the hose connecting the oil tank and the oil pump is shortened, and the in-pipe resistance can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a left side view of a personal watercraft showing an embodiment of a personal watercraft according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view of the personal watercraft shown in FIG.
FIG. 3 is a view taken in the direction of arrow III in FIG.
FIG. 4 is a left side view of the engine alone.
FIG. 5 is a left side view of the crankcase.
6 is a sectional view taken along line VI-VI in FIG.
FIG. 7 is a plan view of an oil tank.
FIG. 8 is a left side view of the oil tank.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Small planing boat 5 Engine 13 Crankcase 17 Oil tank 18 Crankshaft 20 Driveshaft 23 Driveshaft storage part 24 Recovery oil pump 25 Delivery oil pump 29 Lubricating oil collection port 30 Lubricating oil delivery port 31 Installation Flange 32 Mounting boss 34 Lubricating oil inlet 35, 37 Oil hose 36 Lubricating oil outlet

Claims

クランクケース内に配置されたクランクシャフトの出力を、このクランクシャフトと平行に配置されたドライブシャフトを介して取出すと共に、ドライサンプ式の潤滑方式を採用し、シリンダを船体の進行方向軸に沿って並設したシリンダブロックを有するエンジンを搭載した小型滑走艇において、オイルタンク１７を上記エンジン５のクランクケース１３に固定して一体化すると共に、上記オイルタンク１７と上記エンジン５とを平面視で上記船体の進行方向軸１０に沿って延びるオイルホース３７で接続したことを特徴とする小型滑走艇。The output of the crankshaft arranged in the crankcase is taken out via a drive shaft arranged in parallel with this crankshaft, and a dry sump type lubrication system is adopted to align the cylinders along the axis of the ship's traveling direction. In a personal watercraft equipped with an engine having a cylinder block provided, the oil tank 17 is fixed and integrated with the crankcase 13 of the engine 5, and the oil tank 17 and the engine 5 are seen in plan view. A small planing boat characterized by being connected by an oil hose 37 extending along the traveling direction axis 10.

前記エンジン５は船体の進行方向軸１０に沿って並設されたシリンダブロックを備え、上記エンジン５の平面視における船体幅方向のエンジン幅内に上記オイルホース３７を配置した請求項１記載の小型滑走艇。The small-sized engine according to claim 1, wherein the engine (5) includes a cylinder block arranged in parallel along a traveling direction axis (10) of the hull , and the oil hose (37) is disposed within an engine width in a hull width direction in a plan view of the engine (5 ). Planing boat.